18.日本の半導体は“再起”可能か?―国策半導体産業の将来と市民生活のリスク

 2025年度から北海道ではラピダス、熊本ではTSMC の半導体工場が本格的な操業を開始します。しかし、地政学的にも経営学的にも環境リスク学的にも非常に厳しい現実があるうえに、米国トランプ政権誕生によって、半導体政策をめぐる米中貿易摩擦や日本の半導体製品に対する課税強化策など、新たな火種が噴き出そうとしています。こうした状況の中で、日本の国策半導体産業について、そのリスクや市民生活に与える様々な影響を冷静かつ厳正に検討することが求められています。今期講座では、この点にスポットライトを当てて考えたいと思います。

日程2025年5月20日(火)開講 全5回 月1回火曜18:45~20:45
 5/20、6/17、7/15、8/19、9/16
会場さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5 F 501A) *オンライン(zoom)併用
参加費通し 一般5,000円 会員4,000円 25歳以下2,000円
(単発 一般1,500 円/ 回 会員1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回)
協力半導体研究会
コーディネーター井上真智子(さっぽろ自由学校「遊」会員)/中雅子(さっぽろ自由学校「遊」会員)/田村リエ子(さっぽろ自由学校「遊」会員)/田畑豊(さっぽろ自由学校「遊」会員)

第1回 5月20日(火)
見えてきた半導体産業の最先端事情

◼藤原 寿和
 半導体研究会代表

 石破政権は岸田前政権の前のめりの半導体政策を引き継いで、民間の半導体産業に巨額の財政支援を行なうことを決めて始動し始めています。しかし、国の内外を取り巻く半導体産業の行く手には、様々な問題やリスクがあることが明らかになってきています。その現状を俯瞰します。

第2回 6月17日(火)
半導体産業がもたらす市民生活リスク

◼藤原 寿和
 半導体研究会代表

 半導体産業の操業は、地域経済や市民生活に甚大な影響をもたらします。すでにラピダスが進出している北海道千歳市や、TSMC が進出している熊本県菊陽町では、交通や農業、飲み水などへの影響が現実のものとなっています。この実態と将来的なリスクについて考えます。

第3回 7月15日(火)
半導体産業がもたらす生態学的リスク

◼藤原 寿和
 半導体研究会代表

 半導体産業では様々な有害物質を使用します。中には、現在は法的規制がされていなくても、環境に影響をもたらすことのわかっている化学物質もあります。これらが系外に排出された際の環境大気系・水質生物系・土壌系などへの生物学的リスクについて学びます。

第4回 8月19日(火)
次世代半導体工場ラピダスの進出による負の経済影響とリスクを考える
私たちの暮らしはどうなるのか!?

◼浅川 雅己
 札幌学院大学経済経営学部経済学科教授

 ラピダスの進出がもたらす負の経済影響やリスクについて解説し、地域経済の変容、税負担の増加など、私たちの暮らしに与える影響を多角的に考察します。

第5回 9月16日(火)
半導体と有機フッ素化合物(PFAS)のリスクについて

◼原田 浩二
 京都大学医学部准教授

 半導体産業では必ず有機フッ素化合物(PFAS)が使用されます。その環境への影響について、全国各地におけるPFAS 汚染実態を長年にわたり調査研究している講師が解説します。

参加申込

・講座のお申込は以下の申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
・参加の流れはこちらのページをご確認ください。
・自動応答メールにて受講料のお支払い方法(郵便振込)をご案内しますので、受講前にご入金ください。
※対面参加の場合は会場で現金にてお支払いいただくこともできます。

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