d. アフリカの森の民と語り合おう

アフリカの熱帯林に依拠してきた狩猟採集民ピグミー注1はどのような人たちなのでしょう?人類の原型の生き証人とも言える彼らの社会では自殺がありません。しかし一方で、彼らの従来のライフスタイルや伝統文化・言語が喪失しかねない状況となっています。このイベントでは、来日する彼らとのトークショーおよび同じく先住民族であるアイヌとの文化交流とを通じて、われわれ文明社会のライフスタイルをあらためて考えていく機会とします。

注1:「ピグミー」というのはかつてヨーロッパ人がアフリカ大陸に入植したとき以来「背が低い人々」のことを意味する蔑称であったが、現在はアフリカ・コンゴ盆地の熱帯林各地域により「…族」という形で集団名が付される。ただ彼ら自身も長年総称として自ら「ピグミー」と呼ぶ習慣があり、ここでも彼らの総称として限定的に使用させていただく。

同日イベント終了後、札幌エルプラザの調理実習室にて人数限定の懇親会(有料)を予定しております。また別途ご案内申し上げます。

日程2024年12月21日(土)14:00-16:30  ※当初の予定(8/31)から変更になりました
会場北海道大学学術交流会館(札幌市北区北8西5) *オンライン(zoom)併用
参加費500円
共催さっぽろ自由学校「遊」
メノコモ(アイヌ女性会議)
アイヌ政策検討市民会議
子どもと作ろう種から育てる未来の森
後援アフリカ日本協議会
森林管理協議会
現代の理論・社会フォーラム

ゲスト

  • エリック・アンボロ氏:先住民族ピグミー。現在コンゴ共和国・WCS注2国立公園管理基地において自動車修理の仕事に従事。森のことを熟知する最後の世代の一人。
  • ガストン・アベア氏:先住民族ピグミー。現在コンゴ共和国・WCS国立公園でのゴリラ調査アシスタントの仕事に従事。森のことを熟知する最後の世代の一人。
  • リシャール・マロンガ氏:コンゴ共和国・野生動物研究者。ミネソタ大学にて2005年に野生動物の生態学的研究で修士号取得。現在WCSコンゴ共和国支部の代表者。

注2:WCS(Wildlife Conservation Society、野生生物保全協会)アメリカ、ニューヨーク・ブロンクス動物園に本部を置く非営利国際NGOで、地球上の生物多様性保全に貢献(1898年設立)。現在のプロジェクト数は、60カ国以上に、合計500以上のプロジェクトを実施している。https://www.wcs.org/

参加申込

・講座のお申込は以下の申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
・参加の流れはこちらのページをご確認ください。
・自動応答メールにて受講料のお支払い方法(郵便振込)をご案内しますので、受講前にご入金ください。
※対面参加の場合は会場で現金にてお支払いいただくこともできます。

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