国会で「LGBT 理解増進法」が成立した。G7の中で唯一基本法がなかった日本。G7開催中になんとか法律を制定させて体面を保ちたいとの意図だったようだ。しかし、その内容は1年前に与野党間で合意した内容からどんどん後退し、最終的には当事者の人に「こんな法律ならない方がマシ」といわしめるようなものであった。その経過を知るとともに、現在LGBTQ 当事者の人たちが直面している問題を学ぶことで、共に生きる社会を作る第一歩としたい。
日程 | 2023年10月20日(金)開講 全5回 月1回第三金曜18:45 ~ 20:45 |
会場 | さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) 第4回(1/12)のみ愛生舘サロン(愛生舘ビル6F・南側奥) *オンライン受講も可 |
受講料 | 通し 一般5,000 円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円 (単発 一般1,500 円/ 回 会員1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回) |
コーディネーター | 雨宮 恭子(あまみや きょうこ)さっぽろ自由学校「遊」理事・趣味は畑仕事 中谷 衣里(なかや えり)NPO 法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port 代表理事 八木 亜紀子(やぎ あきこ)さっぽろ自由学校「遊」事務局 |
プログラム(全5回)
2023年10月20日(金)第1回
理解増進?差別禁止?―LGBT 法から日本の性的マイノリティについて考える
●満島 てるこ(みつしま てるこ)7 丁目のパウダールーム店長、さっぽろレインボープライド実行委員
2023 年6 月、日本で初めて「LGBT」という文言を反映した法律である「LGBT 理解増進法」が成立しました。今回は、草案段階から様々な評価や批判で溢れていたこの法案について、詳しく取り上げ検討します。
2023年11月17日(金)第2回
今、話そうパートナーシップ制度について
●工藤 久美子(くどう くみこ)NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port
LGBTQ といわれる性的マイノリティの当事者はもちろん、LGBTQ に係る人々や、周囲の人たちが社会生活を差別なく、苦しむことがなくなるための社会資源、制度の1つとして確立することを望み、制度の導入を進めました。LGBTQ 当事者だけでなく、本当にたくさんの様々な人たちの協力があって導入できた制度です。今だから、パートナーシップ制度について話してみませんか。
2023年12月15日(金)第3回
訴訟の歩みとそれが生み出す社会的インパクト―結婚の自由を考える
●中谷 衣里( なかや えり) 結婚の自由をすべての人に北海道訴訟原告
●皆川 洋美( みながわ ひろみ) 結婚の自由をすべての人に北海道訴訟弁護人
2019 年から全国5 地域で係属している「結婚の自由をすべての人に訴訟」とは?「結婚の自由がすべての人に」開かれた社会がもたらすものは?全国初の同性同士の婚姻を巡る国賠訴訟の今と未来を考えます。
2024年1月12日(金)第4回
差別と人権の主戦場―アメリカから知るLGBTQ+ 問題の「今」
●北丸 雄二(きたまる ゆうじ)ジャーナリスト、作家
ここ数年で急に広まった「LGBTQ+」という言葉。あまりに急速な社会化で軋みも聞こえます。しかしいま日本で起きている疑問の多くはすでにアメリカが経験してきたもの。差別と人権の大国から答えを探ります。
※カタログに19日(金)と日にちの誤記がありました。正しくは12日(金)です。
※於:愛生舘サロン(愛生舘ビル6F・南側奥)
2024年2月16日(金)第5回
LGBTQ+ への連帯と支援―共に生きる社会をめざして
●三浦 直登(みうら なおと)遊会員、高校教員、事実婚・長期育休等ジェンダーにとらわれずに生きる
20 年前からジェンダーやセクシュアリティの授業を行って来ました。生徒・学生や同僚の反応、カミングアウトの実例などを紹介しながら、この間の人々の意識の変化、今後の社会のあり方を考えてみたい。
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