17. 人と動物の共存・共生をめざして part 3

2019 年度後期から6期にわたり実施した「人も動物も満たされて生きる~アニマルウェルフェア(動物福祉)をめぐって~」の延長で、「人と動物との共存・共生のあり方」をテーマに学習しています。今期は、獣医師や動物保護団体のメンバー、研究者らが講師となり、それぞれの現場の課題などに学びながら、人と動物とのより良い関係を創る道筋を探っていきます。

日程2023年10月24日(火)開講 
全6回 月1回第四火曜18:45 ~ 20:45
会場さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) *オンライン受講も可
受講料通し 一般6,000 円 会員4,800 円 25 歳以下2,400 円 
単発 一般1,500 円/ 回 会員・オンライン1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回)
コーディネーターアニマルウェルフェア講座担当チーム
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プログラム(全6回)

2023年10月24日(火) 第1回
舎飼いから放牧酪農への転換―牛の生理とチーズづくりの視点から

●小栗 隆(おぐり たかし) 酪農家(八雲町在住)
●小栗 美笑子(おぐり みえこ) 「チーズ工房小栗」代表(八雲町在住)
90 年代後半、舎飼いによる〝介護酪農〟から放牧スタイルに転換し始めた小栗牧場。全国草地畜産コンクールでは農林水産大臣賞を受賞(2007 年)し、「土・草・牛」の恵みから生まれたチーズ製造も続けてきました。二人がその歩みなどを語ります。

2023年11月28日(火) 第2回
植物性食品と栄養、動物との関係―プラントベース食品発売の背景には?

●森 映子(もり えいこ) 時事通信社編集委員
近年、植物由来の原材料で作られた「プラントベース」食品、動物性食品を出さないヴィーガン飲食店が増えている。関心が高まっているヴィーガンと栄養の関係、さらにアニマルウェルフェアについてお話します。

2023年12月26日(火) 第3回
タンチョウレスキューの現場から

●飯間 裕子(いいま ひろこ) 釧路市動物園ツル担当(獣医師)
生息数が増え、生息地も広がったタンチョウ。人の近くで暮らし始め、事故にあうケースも増えています。最近急増しているのは交通事故。この先、タンチョウと仲良く暮らすために何ができるか、一緒に考えましょう。

2024年1月23日(火) 第4回
医薬品開発と動物実験

●海野 隆(うんの たかし) 医薬品非臨床安全性コンサルタント
現時点において医薬品開発における動物実験は欠くことのできないものですが、動物福祉への国際潮流(3R s の原則)を受けて様々な配慮がなされつつある。本講座では、その現状と将来展望を紹介します。

2024年2月27日(火) 第5回
工業型畜産と食料自給率―乳牛のアニマルウェルフェアを考える

●岡井 健(おかい けん)獣医師(別海町在住)
半世紀あまりにわたり、酪農の臨床現場で診療を続けてきました。「日本の食料事情に畜産の形態が大きく関わっている」との視点から、穀物の多給が乳牛の健康におよぼす悪影響や、アニマルウェルフェアに対する見方などについてお話します。

2024年3月26日(火) 第6回
「老牛ホーム」を創る取り組み―人の為に休まず働いた牛たちにゆっくり余生を

●朝倉 真輝子(あさくら まきこ) 老牛ホーム「Feel at home」代表(島根県松江市在住)
牧場で働く中で、「経済動物」という名の下での乳牛たちの生命の扱われ方に疑問を持ちました。お乳が出なくなった牛に「お疲れさま」「ゆっくり過ごしてね」と言える仕組みがあっても良いのではないでしょうか。日本初の「老牛ホーム」の試みを紹介します。

参加申込

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  2. 自動応答メールにて受講料のお支払い方法をご案内しますので、受講前にご入金ください。
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