2020年度講座

2020年度に開催した講座をご紹介します。
新型コロナ感染症の拡大により、前期は対面講座を中止、いくつかの講座を無料でオンライン開催。後期からはオンラインも活用しながら対面講座も再開しました。

2020年度
2020年度

[語学・コミュニケーション]出会う英語 ☆英語で語ろう☆<後期>

日 程 10月12日(月)開講 
    後期18 回(~ 2021 年3月) 毎週月曜19:00 ~ 20:30
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
定 員 10 名(最少催行5名)
受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 25 歳以下24,000 円
     *体験(1回のみ)1,000 円
アンドレス・パトリシアン フィリピン出身

皆様へ ~メッセージ~
Hi! I’m Patrician and I’m from the Philippines. I have been teaching English as a second language here in Japan for the past 10 years and have been involved in a lot of multicultural activities both here in Japan and abroad. Let’s enjoy speaking English as we talk about current issues happening around the world. Levels do not matter! We can all learn from each other! Let’s improve our English skills and get ready to become a part of the global society. See you!

このクラスは、単に英語を話せるようになるための英会話教室ではありません。身近な話題を切り口に、英語で話し合い、自分の意見を英語で表す力を身に付けます。英語は、世界中の異なった文化や歴史を持つ人たちと交流するためのツールのひとつです。拙くても間違っても良いから、話してみるのが第一歩!! 英語で世界と出会いましょう。

[語学・コミュニケーション]ハングル 最初の一歩から<後期>

日 程 10月8日(木)開講  
    後期18 回(~ 2021 年2月) 毎週木曜19:00 ~ 20:20
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A または6F愛生舘サロン)
定 員 10 名(最少催行5名)
受講料  一般30,000 円 会員28,500 円 25 歳以下24,000 円
    *体験(1回のみ) 1,000 円
テキスト 『できる韓国語初級Ⅰ』(DEKIRU 出版 2,200 円 市内書店にて購入可)
講 師 ヨ ジヨン 北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院

~講師からのメッセージ~
授業を通じて、言葉だけではなく、料理や音楽、映画、文学など、文化も理解することができるようにお伝えします。まずは、楽しむことが大事! ハングル、一緒に始めてみましょう。

街中ではハングルが頻繁に聞こえ、その表記もますます多くなり、見たり聴いたり食べたりと、触れる機会がとても多くなっている。そのハングルを始めてみませんか。語順がほとんど変わらず、ハングル由来の日本語やその逆もあってとても近しい。一方、文字と発音は日本語とは大いに違っていてそれが近寄りがたくもしているけれど、その文字と発音とを繰り返しつつ学ぶ。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]ハングル 最初の一歩から★オンライン開催

日 程 5月14日(木)開講 前期10回(~ 9/17)
    月2回木曜19:00 ~ 20:20
    5/14、5/28、6/11、6/25、7/9、7/23、8/6、8/20、9/10、9/24
定 員 10 名(最少催行5名)
受講料  一般15,000円 会員14,000円
テキスト 『できる韓国語初級Ⅰ』(DEKIRU 出版 2,200 円 市内書店にて購入可)
講 師ヨ ジヨン 北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院

~講師からのメッセージ~
授業を通じて、言葉だけではなく、料理や音楽、映画、文学など、文化も理解することができるようにお伝えします。まずは、楽しむことが大事! ハングル、一緒に始めてみましょう。

街中ではハングルが頻繁に聞こえ、その表記もますます多くなり、見たり聴いたり食べたりと、触れる機会がとても多くなっている。そのハングルを始めてみませんか。語順がほとんど変わらず、ハングル由来の日本語やその逆もあってとても近しい。一方、文字と発音は日本語とは大いに違っていてそれが近寄りがたくもしているけれど、その文字と発音とを繰り返しつつ学ぶ。ご一緒しませんか。

[暮らし・環境]老いと向き合う part4

日 程 10月2日(金)開講 全5回 月1回第一金曜14:00 ~ 16:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 通し2,500 円(単発600 円)

「老い」とは、今までの「一人でいろいろなことをやれていた自分」が、「徐々にできなくなっていく不安」と向き合う人生が始まることかも知れません。しかし、見方を変えれば「生きるために新しい知恵と出会いを求める、創造的な時」ではないでしょうか。「老い」の季節を豊かにする知恵と、より良い出会いの形をみなさんと考えていきたいと思います。

2020年10月2日(金)第1回
一人暮らしの知恵
話題提供 土肥信子(どいのぶこ)麦藁細工伝承
話題提供 松倉洋夫(まつくらひろお) 東区で一人暮らしの70 代男性
 60 代後半・70 代・80 代で現在一人暮らしをされている3人の方に、若い時の一人暮らしとは違う生活の工夫や、家族や友人そして地域とどう付き合っているかのお話をし
ていただきます。誰でも一人暮らしになることはあり得ます。日常を支える知恵の交流をしましょう。

2020年11月6日(金)第2回
食を通して人とつながる
話題提供 雨宮 恭子(あまみや きょうこ)さっぽろ自由学校「遊」理事
妻に先立たれ食事がおろそかになりバランスを崩してしまったが、地域食堂に通うことで元気を取り戻した方の事例などをきっかけに食について語り合います。

2020年12月4日(金)第3回
高齢者施設スタッフの話を聞く
話題提供 巻渕 悠(まきぶち ゆう)サービス付き高齢者向け住宅職員
施設職員から見た施設の状況、入居者の様子、そこにかかわっていて感じることなどをざっくばらんに話していただきます。

2021年2月5日(金)第4回
安楽死(介護殺人)を考える
話題提供 細谷 洋子(ほそや ようこ)さっぽろ自由学校「遊」理事
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性の嘱託殺人で、2 人の医師が起訴されたのは、ご記憶の方も多いと思います。安楽死か、嘱託殺人かと議論にもなりましたが、自らの死を選ぶことや、安楽死と尊厳死の違いなど、なかなか日常の中で話題にしにくい死の迎え方について、語り合えたらと思います。

2021年3月5日(金)第5回
終活を考える
話題提供 横田 恒一(よこた こういち)「遊」会員。講座のテープ起こしやFB 広報担当。
話題提供 俵屋 年彦(たわらや としひこ)テクノロジーの民主化を進めるTAWA LAB 創設者
終活とは、死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備です。そこで、「遊」の先輩会員のお話を伺い、今後の充実した人生を送る参考にしたいと思います。また、札幌市の葬送の現状と課題および火葬・墓地に変わる葬送方法についての情報提供をいただき、考え合いたいと思います。

[暮らし・環境]人も動物も満たされて生きる part 3 アニマルウェルフェア(家畜福祉)をめぐって 

日 程 10月20日(火)開講 全5回 月1回火曜18:30 ~ 20:30
会 場 すべてzoom を使用したオンライン開催
参加費 一般5,000 円 会員4,000 円、25 歳以下2,000 円
   (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円)

アニマルウェルフェア(家畜福祉)の語源は、「(人も動物も)満たされて、生きている」状態。家畜福祉については、消費者の認知度が低く、ストレスから自由な飼育環境にない農場も少なくありません。昨年からの講座に引き続き、放牧酪農や平飼い養鶏の取り組みや、動物保護活動から見た家畜福祉のあり方、実験動物のアニマルウェルフェアについて学び、人と動物とのより良い関係を創る道筋を探っていきます。

2020年10月20日(火)第1回
放牧酪農家にとっての アニマルウェルフェア
講師 吉川 友二(よしかわ ゆうじ )「ありがとう牧場」代表(足寄町)
 放牧は、アニマルウェルフェアとSDGs(持続可能な開発目標)に合った家畜の飼い方。足寄町内に新規就農してから約20 年、放牧酪農の世界から見える家畜福祉について語ります。

2020年11月17日(火)第2回
アニマルライツ(動物の権利)から見た家畜福祉
講師 岡田 千尋(おかだ ちひろ)認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事
 「動物の犠牲が少なく、人にもやさしい社会」をめざし、採卵鶏のケージ飼いなどの見直しを求める活動を展開中です。さまざまな実践例をもとに、これからの家畜福祉のあり方を考えます。

2020年12月15日(火)第3回
葬祭会社が取り組む平飼い&放牧養鶏
講師 栗原 直樹(くりはら なおき)The 北海道ファーム㈱代表(栗山町)
 千葉県の葬祭会社が開設した農業法人が、稲作と「日本一幸せな鶏の卵」の生産を続けてきました。100%道産の飼料を食べ、平飼いと放牧によって自由な一日を送る鶏たちの様子などを紹介します。

2021年1月19日(火)第4回
犬・猫は 家族、牛・鶏・豚は食べ物?―畜産業界とペット業界の現実
講師 瀬川 綾子( せがわ あやこ)
 新潟動物ネットワーク( NDN )、NPO法人北海道食の自給ネットワーク「あにふく」プロジェクトメンバー
講師 瀬川 浩(せがわ ひろし)
 NPO法人北海道食の自給ネットワーク「あにふく」プロジェクトメンバー
 人間の伴侶とされる犬や猫などの愛玩動物。食卓に日々並ぶ食肉や乳製品、卵。私たちは、たくさんの動物の恩恵を受けて生活しています。ペット・畜産両業界の共通する問題と一人ひとりができることを一緒に考えます。

2021年2月16日(火)第5回
実験動物のアニマルウェルフェア
アニマルウェルフェア特別版(実験動物のアニマルウェルフェア)
アニマルウェルフェアには、教育や研究における実験動物の福祉も含まれます。
このような場での様々な問題について、皆さんで話し合ってみませんか?

[暮らし・環境]このままでいいの?再生可能エネルギーの進め方 part 7―海外先住民族の生活環境、風力・太陽光・バイオマス発電等による災害・被害

日 程 10月27日(火)開講 全6回 月1回火曜18:45 ~ 20:45
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) 
    *オンライン受講(視聴のみ)も可
参加費 一般6,000 円 会員4,800 円 25 歳以下2,400 円
   (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円) 
    *オンライン受講1,000 円/回

再生可能エネルギーを利用した発電所建設のために全国の森林を伐採し続けている日本は、今度は官民あげて洋上風力発電事業へ突入です。日本各地の沿岸2~4km 沖に高さ200 m以上の洋上風力発電が林立する計画は、沿岸漁業の衰退をもたらしかねません。再エネ事業の行きつく先は陸にも海にも生物の住めない世界かもしれません。出力が変動する太陽光発電・風力発電や電気自動車に使う蓄電池は海外の先住民族の生活を犠牲にして作られています。原発再稼働と再エネをセットにして推進する日本において、再エネ発電所立地地域に住む人々の人権は正しく守られているのでしょうか。

2020年10月27日(火)第1回
フィリピン・ニッケル鉱山と先住民族の暮らし―日本のつながりと現場の環境問題
講師 田中 滋(たなか しげる)アジア太平洋資料センター(PARC)
 電気自動車、自然エネルギーに使われるリチウム電池のために、今後大量のニッケルが必要になるとされています。鉱山開発事業と六価クロム汚染による先住民族の生活の悪化、水源の汚染などについて学びます。

2020年11月24日(火)第2回
人類はどこまでエネルギーが必要なのか
講師 西原 智昭(にしはら ともあき)
 星槎大学共生科学部特任教授、国際野生生物保全NGO(Wildlife Conservation Society)自然環境保全研究員
 われわれの生活でエネルギーは不可欠だがいったいどこまで必要なのか?人類の生まれでたアフリカ熱帯林に住む先住民族ピグミーの生活とともに皆さんと一緒に考えたい。

2020年12月22日(火)第3回
風車騒音による健康影響―石狩湾におけるリスクの推定と稚内市における疫学調査結果
講師 田鎖 順太( たぐさり じゅんた)北海道大学大学院工学研究院助教
 石狩湾岸において複数の風力発電事業が稼働を始め、新港洋上風発は単機出力が2倍の8,000kW へ計画変更された。しかし、音による健康影響については、必ずしも十分
な検討や対策が行われていない。風車騒音による健康リスクについて科学的検討をし、風発導入の是非を検証する。

2021年1月26日(火)第4回
再生可能エネルギーの環境破壊の実態
講師 佐々木 邦夫(ささき くにお)風力発電の真実を知る会・日本自然保護協会自然観察指導員
 最近の河川の氾濫、土砂災害は気候変動が原因と言われています。しかし豊かな森林を伐採して建設されている再エネ事業による被害はほとんど報道されません。被害の現
地調査や各地の情報をもとに皆で考えていきます。

2021年2月23日(火)第5回
風力発電事業の環境アセスは破綻している
講師 安田 秀子(やすだ ひでこ)石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会・日本自然保護協会自然観察指導員
 風車騒音等による健康被害の多発を受け、2012 年、風発は環境アセスの対象となった。しかし、健康や土砂崩れ等の被害が続出し、現在も全国で建設反対の動きが収まら
ない。石狩湾新港での洋上風発計画を例に考える。また、石狩湾での500 基以上の洋上風発建設計画にも触れる。

2021年3月23日(火)第6回
再生可能エネルギー関連事業の実態と人権
講師 市川 守弘(いちかわ もりひろ)弁護士(自然保護、環境問題、人権訴訟等)
 霧島にあるメガソーラーの土砂災害、健康被害が発生した愛媛県での風力発電事業の訴訟問題、四万十川やさつま紫尾山の大規模風力発電計画について、人権の視点から考
えます。

[暮らし・環境]このままでいいの?再生可能エネルギーの進め方 part6 経済、林業、洋上風力発電・人権

日 程 4月28日(火)開講 全6回 月1回火曜18:45 ~ 20:45
会 場 オンライン開催
参加費 無料(寄付歓迎)
申込方法 moshikomi@sapporoyu.org
上記アドレス宛に「講座名」「お名前」「メールアドレス」「ご住所」を記入のうえ、お申込みください。開催前日にミーティングURLをお送りします。

環境経済学の視点から固定価格買取制度、電力システムの分散化と再エネについて学びます。また国会で十分に論議されずに成立・改定された二つの林業関連法について、バイオマス発電との関連から学びます。全国で計画されている洋上風力発電事業の実態にも迫ります。1基8000kW に計画変更した石狩湾新港洋上風力発電事業は、札幌市民にも一大脅威です。DVD を見て低周波及び超低周波音に長期間さらされた場合の健康被害について学びます。小型風車による低周波音被害は、質問紙調査・音測定により科学的に証明されつつあります。四国での風車被害問題のゆくえも追います。

2020年4月28日(火)第1回
DVD「超低周波音による健康被害」
講師 安田 秀子(やすだ ひでこ)石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会・日本自然保護協会自然観察指導員
 低周波および超低周波音を長期間浴び続けると、生体内では様々な変化が生じ、例えば心血管膜の肥厚による梗塞で死に至ります。30 年間の研究成果を紹介するペレイラ
博士の講演から、低周波および超低周波音による健康被害を学びます。

2020年5月26日(火)第2回
15 兆円バブルとまで言われ全国で進められる洋上風力発電の真実とは
講師 佐々木 邦夫(ささき くにお)風力発電の真実を知る会・日本自然保護協会自然観察指導員
 再エネ海域利用法が施行、促進区域指定を目指す秋田県沖等の状況や、同様に「推進連携会議」を立ち上げた北海道の様子も紹介。工事前には埠頭岸壁の強化工事も必要で
税金が使われます。ご本人が被害者となった稚内市内小型風車の調査結果にも触れます。

2020年6月30日(火)第3回
林業成長産業化をめぐる問題
講師 柿澤 宏昭(かきざわ ひろあき)北海道大学農学研究院教授
 林業の成長産業化の一環として制定された森林経営管理法など一連の制度、そして近年急速に進んだ木質バイオマス発電の現状と問題点について議論します。

2020年7月28日(火)第4回
固定価格買取制度と再エネ賦課金について考える
講師 小坂 直人(こさか なおと)北海学園大学経済学部名誉教授
 2012 年に導入された固定価格買取制度によって、再エネの導入が進んでいる。しかし、太陽光に著しく偏っているなど、問題点も多い。今回は、再エネ賦課金と国民負担
について考えてみよう。

2020年8月25日(火)第5回
電力システムの分散化と再エネについて考える
講師 小坂 直人(こさか なおと)北海学園大学経済学部名誉教授
 胆振東部地震によって北海道全域が停電した。最大の電源である厚真発電所がダウンしたことが主因とみられている。それゆえ、システムの分散化が必要という意見が多く
なっている。電力システム分散化と再エネについて考えてみよう。

2020年9月29日(火)第6回
自然再生エネルギーの<嘘>
希少金属編
講師 西原 智昭(にしはら ともあき)
 星槎大学共生科学部特任教授、国際野生生物保全NGO(Wildlife Conservation Society)自然環境保全研究員
 電気自動車を含む自然再生エネルギーの問題点は、(1)必要な資源調達、(2)運用面での政策・健康被害、(3)廃棄処分である。どれも透明性のないまま、気象変動対策、SDGsなどの名のもと生産・普及が広まる。アフリカ熱帯林などの現場で起こっている現実とともに、特に(1)についてみなさんと考えたい。

[暮らし・環境]老いと向き合う part 3

日 程 7月3日(金)開講 全3回 月1回第一金曜13:00~15:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 600 円/回
定 員 15名(要事前申込)

老いを考え、語り合う講座も3期目になりました。回を重ねるごとに、一般的な老後問題から、それぞれの経験や直面している状況へ、より具体的な問題に関心が広がってきました。私はどうしたいのか、どんな選択肢があるのか、そのためには何が必要なのか・・・。自分らしく老いの日々を過ごしながら来るべき死への備えもしたい。そんな中で気になるあれこれを共に語り合いましょう。

※下記の点について従来とは異なる運営になりますのでご注意ください。
<変更点>
① 開催時間が教室の使用量などの関係で13:00~15:00に変更になります。
② コロナウィルスの感染対策のため、定員は15名までとします。そのため、事前申し込み制とします。講座に参加する方は前もって遊事務局に予約をお願いします。
③ 参加の際はマスクを着用ください。なお体調がすぐれないときは参加をお控え下さい。

2020年7月3日(金)第1回
認知症と向き合う(2)
話題提供 雨宮 恭子(あまみや きょうこ)さっぽろ自由学校「遊」
 明日は我が身の認知症。いたずらに恐れずどう共存していくのか。自らの発症を公表した長谷川和夫さん(長谷川スケール・デイサービス等を考案)の映像を見て話し合い
ます。

2020年8月7日(金)第2回
病と向き合う(1) 病院との付き合い方
話題提供 森脇 栄一(もりわき えいいち)「遊」会員。合成添加物を使わない食の実践をしている。
 過剰検査、薬の副作用、薬草/発酵食品による治療など、森脇栄一さんの経験談をもとに参加者で情報交換したいと思います。

2020年9月4日(金)第3回
病と向き合う(2) 治すのは自分
話題提供 若月 美緒子(わかつき みおこ)コミカフェ加伊経営
 「自分の体調は自分しかわからない!」と、医者に頼るだけではなく薬や治療法を自分で考えるようになった人は多いのでは。そんな経験を交流しましょう。

2020年9月4日(金)第5回
終活を考える
話題提供 横田 恒一(よこた こういち)「遊」会員。講座のテープ起こしやFB 広報担当。
話題提供 俵屋 年彦(たわらや としひこ)テクノロジーの民主化を進めるTAWA LAB 創設者
 終活とは、死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備です。そこで、「遊」の先輩会員のお話を伺い、今後の充実した人生を送る参考にしたいと思います。また、札幌市の葬送の現状と課題および火葬・墓地に変わる葬送方法についての情報提供をいただき、考え合いたいと思います。

[暮らし・環境]農的発想から見えてくるもの ★オンライン開催

日 程 5月23日(金)開講 全5回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
      ※初回のみ土曜14:00~16:00
参加費 無料(寄付歓迎)
申込方法 moshikomi@sapporoyu.org
上記アドレス宛に「講座名」「お名前」「メールアドレス」「ご住所」を記入のうえ、お申込みください。開催前日にミーティングURLをお送りします。

農業は、食料生産という面だけではなく、極めて広汎な側面を持っています。農業の問題は、食の問題であると共に、環境の問題であり、地域活性化の問題でもあります。農業は人間が持っている能力の発現の場をも提供してくれます。農的な発想からいろいろなものが見えてきます。本講座では、その面白さについて考えてみます。

2020年5月23日(土)第1回
知ってますか? 北海道の農業
講師 木田 ひとみ(きだ ひとみ)月刊ニューカントリー 編集部長
 北海道は「日本の食糧基地」と言われますが、「日本の食文化を創造する大地」と言うこともできます。意外と知られていない北海道農業のデータについて話してもらいます。

2020年6月5日(金)第2回
半農半X
講師 渡辺 千春(わたなべ ちはる)自然農園ハル・GARC 渡辺技術士事務所
 「半農半X」とは「農」と「生きがいとなる仕事= X」を両立した生活です。ブルーベリーや野菜栽培の「農業」と「技術士事務所経営」の取り組みを語っていただきます。

2020年7月3日(金)第3回
畑から『食』を学ぶ―おとなの選択、子どもの食育
講師 大熊 久美子(おおくま くみこ)NPO 法人北海道食の自給ネットワーク事務局長
 生産地と消費地が離れている今、畑は作物の生産だけではなく「食」を学ぶ場になっています。食育活動を通して、子どもは何を学び、おとなはどんな食を選ぶようになるのか。実践活動から見えてきたことを紹介します。

2020年8月7日(金)第4回
農福連携―共に生きる
講師 義平 大樹(よしひら たいき)酪農学園大学農食環境学群教授
 農業と福祉をつなぐ「農福連携」は、農業の持つ包容力の表れとも言えます。多様な人間の持つ能力が、農業を通していかに発揮されるかを、その社会的意義と共に考えます。

2020年9月18日(金)第5回 於:愛生舘サロン
SDGsと農業
講師 干場 信司(ほしば しんじ)酪農学園大学名誉教授
 SDGs が目標としている持続的社会は、農業が本来的に求めている社会と通じています。農業の役割が、SDGs とどのように関わっているかを改めて考えます。

[暮らし・環境]気候変動、待ったなし!

日 程 5月19日(火)開講 全5回 月1回火曜18:45 ~ 20:45
会 場 オンライン開催
参加費 無料(寄付歓迎)
申込方法 moshikomi@sapporoyu.org
上記アドレス宛に「講座名」「お名前」「メールアドレス」「ご住所」を記入のうえ、お申込みください。開催前日にミーティングURLをお送りします。

気候変動問題はかなり以前から指摘はされていましたが、なかなか切実な問題として意識されにくかったように思います。しかし、グレタさんなど若者の直接行動、大規模な森林火災、台風などの被害もあり、昨年来一気に切実さが実感されるようになってきたのではないでしょうか。このシリーズでは、気候変動問題のベーシックな知識を学ぶとともに、どのような対策や行動が必要なのかを考えたいと思います。

2020年5月19日(火)第1回
気候変動と地域コミュニティ
講師 坂本 純科(さかもと じゅんか)NPO 法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト理事長
 気候変動の現状や緊急性を改めて確認し、自分たちの暮らしや地域をどう変えていけるのか、一人では無理と思われる大きな課題に仲間を創りながら臨む具体策について考えてみましょう。

2020年6月23日(火)第2回
若者たちが訴える気候変動問題
講師 マット 光(まっと ひかり)大学1年生。有志環境保全委員会
 普通の高校生たちがなぜ今環境問題のため立ち上がったか、私たちがなにを訴えているのか、代表して私なりに話します。何かしたいけど何をすればいいかわからないという方へ、ヒントになればいいと思います。

2020年7月21日(火)第3回
気候変動問題の国際動向と日本の課題
講師 遠井 朗子(とおい あきこ)酪農学園大学農食環境学群環境共生学類教授・国際環境法
 パリ協定の下、脱炭素社会の実現に必要な変化をどうすれば、引き起こせるか? 条約の基本的な考え方を組み込んだ立法や、気候変動訴訟の動向を紹介し、日本への示唆を検討します。

2020年8月18日(火)第4回
気候変動を科学する
講師 山中 康裕(やまなか やすひろ)北海道大学大学院地球環境科学研究院 教授 / RCE 北海道道央圏協議会 副代表
 気候変動を専門とする自然科学者として何十回と一般講演してきた経験をもとに、気候変動のいくつかの要点について、ゆっくりと簡単に説明をします。

2020年9月15日(火)第5回
国・自治体の政策と私たちの行動
講師 佐竹 輝洋(さたけ あきひろ)札幌市環境局環境政策課 係長
講師 久保田 学(くぼた まなぶ)<調整中>(公財)北海道環境財団 事務局次長
 国や自治体の気候変動に関する施策やスタンス、取り組みなどを紹介いただきながら、私たち自身がどのような行動をしていけばよいのかを考え、話し合いたいと思います。

[暮らし・環境]人も動物も満たされて生きる アニマルウェルフェア(家畜福祉)をめぐって part 2

日 程 5月30日(土)開講 全5回 月1回土曜13:30 ~ 15:45
会 場 オンライン開催
参加費 無料(寄付歓迎)
申込方法 moshikomi@sapporoyu.org
上記アドレス宛に「講座名」「お名前」「メールアドレス」「ご住所」を記入のうえ、お申込みください。開催前日にミーティングURLをお送りします。

アニマルウェルフェア(家畜福祉)の語源は、「(人も動物も)満たされて、生きている」状態。家畜福祉については、消費者の認知度が低く、ストレスから自由な飼育環境にない農場も少なくありません。2019 年後期の講座に引き続き、酪農・畜産の実態や行政などの取り組み、農場から食卓までの「食の安全・安心」、消費のあり方などをテーマに、人と動物とのより良い関係を創る道筋を探っていきます。

開講に先立って、放牧酪農に取り組んできた十勝管内足寄町の牧場の見学会を開催します
●5月23日(土)午後2時から(集合:午後1時30 分、道の駅「あしょろ銀河ホール21」)
●訪問先:ありがとう牧場(足寄町茂喜登牛98- 4 HP:https://arifarm.net/)
●参加費 1,000 円
●申込先:5月20 日(水)までに講座実行委員・滝川へ(TEL.090-9085-9078)
牧場や搾乳などの見学。放牧やアニマルウェルフェアをめぐる、経営主・吉川友二さんとの懇談・意見交換会ほか。

2020年5月30日(土)第1回
生産現場で見る アニマルウェルフェアの実態
講師 家倉 博(やくら ひろし) 獣医師
講師 菊地 純子(きくち じゅんこ) 酪農ヘルパー
 今、酪農や畜産の現場はどうなっているのでしょうか。その実態に接してきた二人が、現場の問題点やアニマルウェルフェアの課題などについて、分かりやすく解説します。

2020年6月13日(土)第2回 
山地(やまち)酪農とエシカル(倫理的)消費
講師 中洞 正(なかほら ただし)山地酪農家・㈱企業農業研究所なかほら牧場 牧場長(岩手県岩泉町)
 通年昼夜放牧、自然交配・分娩などによって健康的に牛を育ててきた歩みや、畜産食品の消費のあり方についてお話します。
※オンライン化に伴い内容・講師が変更になりました。

2020年7月18日(土)第3回
動物たちのためにあなたができること
―動物保護活動から見たアニマルウェルフェア
講師 瀬川 綾子(せがわ あやこ)
 新潟動物ネットワーク(NDN)、NPO 法人北海道食の自給ネットワーク「あにふく」プロジェクトメンバー
講師 瀬川 浩(せがわ ひろし)
 NPO 法人北海道食の自給ネットワーク「あにふく」プロジェクトメンバー
 ペットも家畜も人間も同じ「動物」です。保護活動の現場で目の当たりにした動物たちを取り巻くさまざまな問題や、改善に向けて私たちができることをお話します。

2020年8月29日(土)第4回
アニマルウェルフェアと食の安全・安心―牛乳・乳製品を中心に
講師 紺野 勝歳(こんの かつとし)
 元・雪印乳業北海道統括支店お客様相談室長
 農場から食卓までの「食の安全・安心」は、アニマルウェルフェア畜産食品の基本です。牛乳・乳製品づくりの現場で働き、消費者からの相談にも応じてきた体験を踏まえ解説します。

2020年9月12日(土)第5回
消費者にとってのアニマルウェルフェア
講師 山﨑 栄子(やまさき えいこ)生活クラブ生協・北海道 理事長
講師 小池 香織(こいけ かおり)同生協理事、北海道食の自給ネットワーク「あにふく」メンバー
 生協や消費者グループは、アニマルウェルフェアにどう取り組むのでしょうか。普及にむけた課題などについて、対談形式で考えていきます。

[社会・人権]北海道に一番近い外国 ロシア・サハリン州を知るために サハリンの歴史と今 合間にプラス15 分“ロシア語”

日 程 10月13日(火)開講 全5回 月1回第二火曜18:30 ~ 20:30
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円
   (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円)
講 師 小山内 道子(おさない みちこ)
    元道教育大ロシア語非常勤講師、翻訳家、サハリン・樺太史研究会会員

近年様々なサハリン旅行が盛んになってきました。新千歳空港から1 時間余で行ける外国で、週5便も飛んでいる近さと便利さが魅力だからです(現時点では運行は停止)。サハリンは第2 次世界大戦前「日本領樺太」でした。北海道は樺太からの引揚者が最も多いゆかりの地です。樺太敗戦にまつわる歴史を資料に拠って学び、「ロシア経験者」を招く機会も設けたい。講座の皆さんとサハリンの人たちと交流する意味、その魅力を語り合い、探っていきます。ロシア語にも少し馴染んでいただきます。
※講座タイトルの順番は変わることがあります。
※ロシア語のテーマは希望によって、臨機応変に対応します。 

2020年10月13日(火)第1回
北海道とサハリン州の交流の始まりと今
 「鉄のカーテン」が開かれたゴルバチョフの政策、ソ連
邦崩壊と支援、ビザなし交流、姉妹都市提携、ユジノサハ
リンスクに日本領事館設置
 [アルファベット]

2020年11月10日(火)第2回
歴史:太平洋戦争末期のサハリン事情・ソ連侵攻
 「日ソ中立条約」、「ヤルタ会談」「ヤルタ秘密協定」
→ソ連の満州、樺太、千島占領
 [あいさつ]

2020年12月8日(火)第3回
歴史:ポツダム宣言とサンフランシスコ条約
 日本人の引揚げまで、ソ連人と共に暮らした2-3 年
 樺太からサハリン州へ―樺太のソ連化、社会主義化
 [ロシアの食べ物、料理のことば]

2021年1月12日(火)第4回
ソ連とはどんな国だったか、ロシアを理解するために
 事情があってサハリンに残留した日本人、思い出の記録
 モスクワやレニングラード(サンクト・ペテルブルク)へ留学した人の体験談  
 [数字と時間]

2021年2月9日(火)第5回 
サハリン州の地図、地名、名所旧跡
 新世代(ソ連崩壊後生まれ)の新しいロシア人たち (ロシア人学生にインタビューする)
 ユジノサハリンスク・文化施設、大学 
 [〇〇が好きです の言い方]

[社会・人権]コロナと労働―コロナ後の労働社会状況を生き延びるために

日 程 10月16日(金)開講 全6回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) 
    *オンライン受講(視聴のみ)も可
参加費 一般6,000 円 会員4,800 円 25 歳以下2,400 円
   (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円) 
    *オンライン受講 1,000 円/回

コロナの感染拡大によって、社会と暮らしに大きな変化が起きています。休業要請、自粛、派遣切り、倒産、解雇…、胸の痛むニュースばかりですが、でもこの状況を生き延び、希望を見出していかなければと思うのです。何が起きているのか、その中でどのように闘い、連帯し、何を紡ぎ出してきたのか、コロナがあぶり出した矛盾や社会的課題を乗り越える学び合いの場としたいと願っています。

2020年10月16日(金)第1回
コロナによる労働社会状況の変化
講師 川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論
 観光やそれに伴う交通宿泊業、飲食店の苦境はマスコミ報道でも取り上げられましたが、そのほかの業種や社会全体、労働者全体の状況はどうなっているのでしょうか。緊急事態宣言解除後、コロナ禍における労働市場の全体像のや生存権保障のための課題をお話いただき、コロナ後の社会を生き延びるために、まず現状を共有し考え合います。

2020年11月20日(金)第2回
国・自治体による支援策とその使い方
講師 大嶋 薫(おおしま かおる)札幌市議会議員
 休業要請に対する補償は、事業者に対するもの、労働者の賃金を補填するもの、また無利子貸付も事業者・世帯を対象とするものなど、複雑でわからないことだらけです。制度の概要と、対象になる業種や労働形態など、個別のケースに応じて何をどのように使えるか、レクチャーしていただきながら一緒に考えましょう。

2020年12月18日(金)第3回
具体的事例を通して考える(1) 派遣切り、解雇、条件悪化
講師 鈴木 一( すずき はじめ) 札幌地域労組副委員長
講師 桃井 希生(ももい きお) 札幌地域労組
 泣き寝入りしないさせない、を合言葉に、とりわけ弱い立場の労働者とともに闘ってきた地域労組のお二人をお迎えして、具体的な事例を手掛かりに考えます。この間、何
が起こったのか、それにどう対処してきたのか、当事者、組合、支援者の役割など、できることを見つけ出したいと思います。

2021年1月22日(金)第4回
具体的事例を通して考える(2) 外国人留学生の状況
講師 西 千津(にし ちず)カトリック札幌司教区難民移住移動者委員会 ・移住連運営委員
 コロナ禍の影響を被っているのは、日本人だけではありません。マスメディアにはほとんど取り上げられていない外国人留学生の状況について、お話をお聞きします。

2021年2月19日(金)第5回
具体的事例を通して考える(3) 困窮者支援の現場から
講師 山内 太郎(やまうち たろう)北海道の労働と福祉を考える会代表
 辛うじてその日その日を生き延びていた人たちの状況は、より一層厳しいものになっています。緊急避難としてのシェルター受け入れなど、他団体と連携して取り組んできた支援活動についてお話しいただき、コロナ後の支援活動の可能性や課題を話し合いたいと思います。市民による小さな相互扶助の可能性も探れたらと思っています。

2021年3月19日(金)第6回
パネルディスカッション 在外日本人が見た各国のコロナ対策
※オンライン
コーディネーター 細谷 悠生(ほそや ゆき)台湾在住、フリーペーパー編集長
 全国民に10 万円給付、生活困窮者に3 万元(台湾)支給など、各国の労働者支援策はさまざま。どの国でも政府の対応はじゅうぶんとはいえない状況ですが、台湾、イタ
リア、オーストラリアなど、日本国外に暮らす人々からそれぞれの生活の状況や政府によるユニークな方策など、情報を共有して考えたいと思います。

[社会・人権]メディアと政治―韓国の現状から日本を見る

日 程 10月26日(月)開講 全5回 月1回月曜18:45 ~ 20:45
会 場 愛生舘サロン(愛生舘ビル6F・南側奥)  
    *オンライン受講(視聴のみ)も可
参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円 
   (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円) 
    *オンライン受講1,000 円/回
共 催 JCJ北海道支部、市民グループ「メディアアンビシャス」
チューター 韓 永學(ハン ヨンハク)
 1971 年 韓国生まれ。2003 年、上智大学大学院新聞学専攻博士課程修了。現在、北海学園大学法学部教授。主著:『報道被害と反論権』(2005 年)、『韓国の言論法』(2012 年)、『メディアの自由は基本権である』(2017 年)

日韓(韓日)の人々の間で、溝が深まっているようにみえる。韓国側の報道事情を無視して面白おかしく伝えるだけの日本のマスコミ、それに悪乗りしている右派の「嫌韓」言説が、人々を引き裂いているのではないか。そこでまず、韓国側の報道事情を正確につかみたい。そのうえで日本に伝えられる韓国の事柄を理解しよう。それは日本のことを知ることでもある。人々が共通認識を作っていくのに、違いを知ることは遠回りに見えても近道になるはずだ。
進め方 最初に韓さんから韓国の事情を話してもらいます。そのうえで質疑、意見交換します。日本のメディア関係者も参加しますので、論点の日本側事情も紹介されます。資料がある場合はコピー配布。

2020年10月26日(月)第1回
文在寅政権のメディアコントロール
 韓国では大手紙・テレビ局の文政権への協賛ぶりが指摘される。一方、日本ではマスコミ側から安倍政権ににじり寄っているように見える。

2020年11月30日(月)第2回
朴槿恵大統領弾劾に雪崩を打ったメディア
 政権中枢がしばしば摘発され、日本でも大きく報道される韓国政局。そのメカニズムを解明しながら、翻って日本で権力に配慮する〝忖度〟判決、検察の現状を考える。

2020年12月21日(月)第3回
日韓で異なる「慰安婦」「徴用工」の論調
 慰安婦問題をはじめとする日本の戦争責任に関わる韓国での報道と人々の受け止め方を検証。日本の報道との違いを考える中で、共通認識を築く報道のあり方を探る。

2021年1月25日(月)第4回
メディアの民主化への闘いとその後
 韓国民主化へ果たしたメディアの役割。独裁下の抑圧と抵抗などを振り返る。占領軍の「検閲」のもとに始まった戦後日本の「民主主義」報道を考える。

2021年2月22日(月)第5回
ところ変われば…報道は?
 メディアの自由と責任に関わる韓国の法・倫理制度は日本より進んでいるといわれる。その実態としての記者クラブ、実名報道vs 匿名報道、報道被害救済のあり方などを比較する。

[社会・人権]コロナ禍で進む監視社会

日 程 11月6日(金)開講 全5回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) 
    *オンライン受講(視聴のみ)も可
参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円
   (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円)
    *オンライン受講 1,000 円/回

新型コロナ感染症が拡大し、その対策の見通しがつかない不安のまま、社会は大きく変容しようとしている。いわゆる特措法( 新型インフルエンザ等対策特措法) では休業時に強制力を持たすことが論議され、自民改憲で俎上に上る非常事態宣言を先取りしかねない。すでに警察は風俗営業法を目的外のコロナ禍対策に使って「夜の店」に強制的に立ち入り始めた。国は補助金交付の名のもとにマイナンバー促進を図り、感染抑止を図る接触アプリは市民の追跡を可能にする。制度、技術の両面から、国民を管理し、監視する社会が、すぐそこに到来しようとしている。新型コロナが日本を襲ってすでに半年余り。事態を検証し、考えたい。

2020年11月6日(金)第1回
「緊急事態宣言」を契機に変わる―特措法の課題から 
講師 武田 浩光(たけだ ひろみつ)道議会議員( 民主・道民連合) 
 道が先行し、国が追随した緊急事態宣言。根拠となった特措法の問題点を、感染症対策の課題を織り交ぜながら検証する。行政にとっての課題は何か、市民はどう対処すべ
きか。行政と市民を結ぶ議員の立場からの問題提起となろう。

2020年12月4日(金)第2回
警察権力が拡大していくか―風営法を巡って
講師 原田 宏二(はらだ こうじ)北海道警 元警視長・釧路方面本部長 
 コロナ禍対策だからと言って、法の目的外の風営法を警察が使っていいのかどうか。警察は強権力を持っているからこそ、法の行使に厳格さが求められる。逸脱し始めれば、戦前の「なんでもできる警察」まであと一歩。道警やじ排除を眼前にしたばかりだ。

2021年1月8日(金)第3回
国があなたを管理する―マイナンバーを中心に 
講師 斎藤 耕(さいとう こう) 弁護士 
 持続化給付金の給付手続きにマイナンバーが利用されるなど、行政による監視が見えない形で進んでいます。監視カメラ制度、盗聴法の範囲拡大など、問題点についてともに考えていきます。

2021年2月5日(金)第4回
あなたはどこまでも追跡されている―IT 社会の功罪 
講師 種村剛(たねむら たけし)北海道大学CoSTEP 特任講師
 新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、ICT 技術を用いて個人の行動を追跡する活動に注目が集まり、日本政府も6 月に接触確認アプリCOCOA を導入した。プライバシーやその他の観点から、この技術利用の是非について考える機会としたい。

2021年3月5日(金)第5回
お互いを監視する―市民の道徳観の変遷
講師 宮野 晃一郎(みやの こういちろう)札幌圏のあちこちの大学・専門学校の非常勤講師
 なぜ人々は「自粛警察」となって相互監視に走るのか?近代市民社会の理論的根拠であるルソー、アダム・スミス、カントらの道徳観や、フーコーの監視社会の分析を糸口にして、その背景を探りたいと思います。

[社会・人権]コロナ共存とxR社会の幕開け

日 程 11月14日(土)開講 全5回 第2土曜14:30 ~ 17:30
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 1回 一般2,000 円 会員1,800 円 25 歳以下1,000 円
    5回 一般8,000 円 会員7,000 円 25 歳以下4,000 円
講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
テクノロジーの民主化を進めるTAWA LAB 創設者。インターネット、ソーシャルメディア、新しいテクノロジーなどの講座を、2013 年から継続しています。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から22 年間、生番組のパーソナリティーを継続中。1996 年からインターネットのホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどで情報発信を続けています。

コロナと共存する時代となり、xR 社会の大きな可能性が理解されつつあります。xR は、AR 拡張現実、VR 仮想現実、MR 混合現実など空間体験を可能にする技術の総称です。現実がミラーワールドと連動して複合化し、身体が多様な可能性に向けて拡張するxR 社会が、いよいよ幕を開けます。生活の中に普及します。xR 社会は、世界と身体をより豊かにしていきます。画一化、単純化、硬直化した社会を、多様で柔軟な社会に変えていきます。技術は便利な道具であるだけではなく、私たち自身の多彩な可能性を開花させます。xR 社会は、そのインフラとなるものです。xR 社会を中央集権的な監視社会にしないためには、私たちが積極的に参加して仕組みを民主化し、xR 社会をより良い方向に進めていかなければなりません。分散型技術を活用し、xR 社会を当事者主権の自律的な社会にしていきましょう。この講座が、そのためのささやかなきっかけになればと思います。

2020年11月14日(土)第1回
xRの誕生―コンピューター誕生とともに
 SNS の功罪(SNS がxR を促進し、xR が従来のSNS のマイナス面を改善する)

2020年12月12日(土)第2回
xRの模索―人間を深く知ることとともに
 共感覚( 五感という狭い縦割りではないマルチモーダルな世界を取り戻す)

2021年1月9日(土)第3回
xRの進展―テクノロジー生態系とともに
 バ美肉( バーチャルな美少女アバターになるバ美肉で、狭い枠を取り除く) 

2021年2月13日(土)第4回
xRの普及―人に優しい快適社会とともに
 複合化( 社会も現実も身体も、すべては多層化しながら、柔軟につながる)

2021年3月13日(土)第5回
xRの未来―可能性を開く価値観とともに
 光の時代( オールフォトニクスの技術が、XR社会を次の段階に引き上げる)

[社会・人権]香港と台湾 自由と自治を求める人々の闘い

日 程 5月29日(金)開講 全3回 金曜夜18:45 ~ 20:45
参加費 無料(寄付歓迎)
申込方法 moshikomi@sapporoyu.org
上記アドレス宛に「講座名」「お名前」「メールアドレス」「ご住所」を記入のうえ、お申込みください。開催前日にミーティングURLをお送りします。

2019 年、香港では逃亡犯条例改正案に反対するデモが発端となり、100 万人を超える人びとが民主化を訴え、街頭を埋め尽くしました。民主化を求める人々の行動は、今も形を変えながら続いています。この講座では、日本からの旅行者も多くなじみ深い香港や台湾で生きる人びとがいま何を求め、どのように闘っているのか、その政治的地位や歴史的背景を踏まえながら学びたいと思います。

2020年5月29日(金)第1回 
日本人から見た香港民衆運動
講師 児玉 浩宜(こだま ひろのり)
 1983年 兵庫県 生まれ。学生時代よりアジアを中心にストリートフォトを撮影。その後、報道カメラマンとして各地で取材。退社後、フィルムカメラ専門店 VOIDLENS 店主。
特殊で複雑な街・香港で、明るい未来を求めようとする「普通の若者たち」の姿を追いかけてきた写真家の児玉浩宜さんに、日本人(外国人)の目から見た香港民衆運動の姿を紹介してただ来ます。
※オンライン化に伴い、テーマと講師が変更になりました。

2020年6月26日(金)第2回
リアル台湾―香港情勢から学ぶ
講師 細谷 悠生(ほそや ゆき)
 2002 年「遊」のスタディツアーで初渡台、留学を経て2012~16 上海の日本人向けフリーペーパー会社に勤務。現在は台北支社編集長。
 日本からの旅行先として人気ナンバーワンの台湾。日本、中国国民党の支配と政治弾圧「白色テロ」を経て現在の民主的な国家になりました。しかし「一国二制度」を受け入れた香港から逃れてくる人は絶えず、「反中」ムードが高まっています。旅行ではなかなか見えない台湾の「いま」、簡単な歴史のおさらいも含めてお話ししたいと思います。

2020年7月31日(金)第3回 
香港の人々の闘い方
講師 楊 維理(よう いり) 留学生
 「水の如く」「中心的リーダーの不在」「幅広い階層、年齢層」「平和派と勇武派との完全共闘」「国際連携」―2019年からの香港民主化運動は、全く新しい社会運動の闘い方を示しました。香港民主化運動における新しい社会運動の形を紹介します。

[文化・芸術]文化・芸術でみる中世史 2

日 程 10月9日(金)開講 全5回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円
   (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円)
講 師 くろだ としひこ
1956 年生まれ。北海道教育大学・非常勤講師。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。『北海道ジャズ物語』(2006 年出版)編著者。SMG 編集長。

「文化・芸術でみる中世史」の西ヨーロッパでの文化や芸術の進展に引き続き、北欧や中欧・東欧・ロシアなどについて紹介・解説いたします。宗教・民族・社会・経済の様々な違いがどう現代社会へ関連しているかを学びます。

2020年10月9日(金)第1回
北欧(アイスランド・ノルウェー・スエーデン・フィンランド・デンマーク)
 ケルト神話、北欧神話。『ベーオウルフ』、『エッダ』、『サガ』、『スカルド』などの北欧伝承文学。バイキングと農民。多神教からキリスト教へ。ノルウェー王国、北海帝国の誕生。北方十字軍とフィンランドなどについて紹介・解説いたします。

2020年11月13日(金)第2回
ドイツ・オランダ・フランドル地方
 フランク王国、東フランク王国そして神聖ローマ帝国への変遷。音楽文化ミンネゼンガー。宗教改革とマイスターゼンガー。自由自治都市の文化とは。フランドルと北方ル
ネサンス。フランドル楽派。デューラーのアートなどについて紹介・解説いたします。

2021年1月15日(金)第3回
東欧・ロシア
 東欧(ポーランド、ボヘミア、モラヴィア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア等)やロシアの民族や宗教の変遷、それぞれの地域についての文化や芸術について解説します。

2021年2月12日(金)第4回
バルカン半島・ギリシャ・トルコ
 東ローマ帝国(ビザンツ帝国)、ブルガリア帝国などの成立。イスラム文化圏との争いや交易。キリスト教・ギリシャ正教会の変遷と文化や芸術について紹介・解説します。

2021年3月12日(金)第5回
アルプス地方(スイス・オーストリア)
 フランク王国・神聖ローマ帝国による支配。オストマルク東方辺境伯からオーストリア辺境伯へ。ハプスブルク家とウィーン、傭兵と永世中立国、プロテスタントと時計職人。世界最古の教会オルガンなどについて紹介・解説いたします。

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

日 程 10月14日(水)開講(~ 2021 年4月)
    月2 回 第2・第4水曜13:00 ~ 15:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
受講料 4,000 円/月(材料費は含みません)
講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974 年8月10 日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97 年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌ民族が先住民族と認められてからまだ日が浅いですが、アイヌ文化・芸術の歴史はとても深いものです。生徒さん自身の手で作る事によって、それらの文化を身近に感じる事ができると思います。是非一度チャレンジしてみませんか。お待ちしてます。
※受講をご希望の方は、 クラスの見学(1回)可能です。 まずはお問い合わせください。

[文化・芸術]黄金色の手しごと 道産小麦のストロー使用

日 程 10月14日(水)開講 全3回 月1回第二水曜10:00 ~ 12:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
受講料 3 回通し4,000 円 単発1,500 円
講 師 土肥 信子(どい のぶこ) 
 札幌村文化センター麦わら細工の会代表

小麦を加工するとパンやうどんになり、ストロー(麦わら)に手を加えると、作品が生まれます。遺跡の発掘により1000 年前の札幌・丘珠では、小麦の大農園が存在していたことが証明されています。郷土の素材、ストローで淡い黄金色に輝く作品づくりはいかがですか。

2020年10月14日(水)第1回
ダックスフンド

2020年11月11日(水)第2回
カメ

2020年12月9日(水)第3回
キリン

[文化・芸術]「遊」版 うたごえ喫茶 2020 ※開講を延期します

通わそうよ ことばと心!思い切りうたって気持ちすっきり!

日 程 4 月10 日(金)より 全6 回 月1回金曜14:00 ~ 16:00
     4/10、5/8、6/12、7/10、8/21、9/11 
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 1回500 円 通し2,500 円 (飲み物はご持参ください)

2016 年度後期から始まった「うたごえ喫茶」を、今年度も引き続き開催します。
なつかしい歌、お気に入りのうた、思い出のうた、元気が出るうた・・・いろんな歌を歌います。一緒に歌うとみんなの声が合わさって、なぜかとても気持ちがいい!参加者どうしの語り合いも大切にしていきたいと思っています。どうぞ気軽にのぞいてみてください!

[文化・芸術]北欧の先住民族アーティストの闘い

日 程 4月22日(水)開講 全6回 水曜18:45 ~ 20:45
参加費 無料(寄付歓迎)
申込方法 moshikomi@sapporoyu.org 
上記アドレス宛に「講座名」「お名前」「メールアドレス」「ご住所」を記入のうえ、お申込みください。開催前日にミーティングURLをお送りします。

講 師 丸山 博(まるやま ひろし)  
スウェーデン・ウプサラ大学名誉博士、室蘭工大名誉教授、国際研究センターCemipos 所長。専門は環境政策及び先住民族政策。過去10 年間、海外の研究者との共同研究を継続に行い、海外の学術誌を中心に論文を発表している。

コメンテーター 松平 亜美(まつだいら つぐみ) 
アイヌ女性会議メノコモシモシ ユース代表

先住民族文化は博物館にはなく、先住民族の人々や生活の中にある。それは絶えず変わるものである。たとえば、北欧のサーミ文化を象徴するトナカイ放牧は今、スノーモービル、モバイルなど現代テクノロジーを駆使した食肉産業へと変化している。同様に、北欧の先住民族のアーティストは精力的に新たな文化を創り出している。それは自らのアイデンティティの確立すなわち脱植民地化をめざした活動とシンクロしている。本講座では、北欧の先住民族アーティストの作品を通して、北欧の先住民族政策を視野に入れつつ、脱植民地化の意味を再構成したい。

2020年4月22日(水)第1回
ヨイク(Joik)
ソフィア・ヤヌーク ダムや鉱山開発への抵抗運動

2020年5月27日(水)第2回
ヨイク(Joik)+刺繍(Embroidery)
ブリッタ・マラカット・ラッバ トナカイ放牧者の窮状 

2020年6月24日(水)第3回
Images, Glasswork, Fine prints
トーマス・コルベンソン ダブルマイノリティ、脱植民地化への闘い

2020年7月22日(水)第4回
映画
アマンダ・シャーネル 差別の根源=民族生物学 (Race biology)

2020年8月26日(水)第5回
舞踏
ルイース・フォンテイン+アマレヤ アイデンティティを求めて

2020年9月23日(水)
テーマ未定

[文化・芸術]アイヌ民族 くらしとことば

日 程 5月20日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
参加費 無料(寄付歓迎)
申込方法 moshikomi@sapporoyu.org
上記アドレス宛に「講座名」「お名前」「メールアドレス」「ご住所」を記入のうえ、お申込みください。開催前日にミーティングURLをお送りします。
※オンライン化に伴い、テーマ順や講師が一部変更になっています。

アイヌ語やアイヌ文化について興味を持ったことはありませんか。一昨年岩崎書店から『アイヌ もっと知りたい!くらしや歴史』という児童向けの図書が出版されました。たくさんの写真・イラストを通して、わかりやすく読者の興味や疑問に答えてくれる本です。この本を道しるべにアイヌ民族の伝統的なくらしとことばについて学ぶ講座を開くことにしました。特別な知識がなくてもゼロから学べる講座です。興味がある方はどうぞ気軽にのぞいてみてください。

2020年5月20日(水)第1回
先住民族アイヌとは? そしてそのくらしの場とは? 
講師 北原(きたはら)モコットゥナシ 北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授
 先住民族とはなんでしょう。アイヌ民族のかつての暮らしとは、コタン(村)やチセ(家)の様子はどのようなものだったのでしょう。

2020年6月17日(水)第2回
アイヌ民族と食
講師 楢木貴美子(ならききみこ)料理講師・優秀工芸師
 アイヌ民族の伝統的なイぺ(食事)はどのようなものでしょうか。また、使われる食材はどのようなものでしょうか。アイヌ民族の食生活について学びます。

2020年7月15日(水)第3回
アイヌ民族と衣服
講師 北嶋(きたじま)イサイカ 国立アイヌ民族博物館設立準備室学芸員
 アイヌ民族の伝統的な衣服とはどのようなものでしょうか、そしてそれらはどのように作られるのでしょうか。衣生活全般について学びます。

2020年8月19日(水)第4回
アイヌ民族と信仰
講師 北原(きたはら)モコットゥナシ 北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授
 アイヌ民族にとってカムイ(神さま)とはどのような存在なのでしょうか。アイヌ民族の信仰について学びます。

2020年9月16日(水)第5回
アイヌ民族とことば・物語
講師 北原(きたはら)モコットゥナシ 北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授
 アイヌ語とはどのようなことばなのでしょうか。またアイヌ民族に伝わる物語にはどんなものがあるのでしょう。言語や伝承されてきた物語について学びます。

[からだ]基礎から学ぶ伝統楊式太極拳

急がず、悩まず、無理をせず
日 程 10月15日(木)開講 全5回 月1回木曜18:00 ~ 20:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
受講料 一般6,000 円 会員or 25 歳以下4,800 円
定 員 10 名(最少催行人数5名)
講 師 原田 稔(はらだ みのる)
 1952 年生まれ。国内外の太極拳名手、高手に太極拳の指導を受け、2005 年に太極拳札幌交流協会(http://www.taichisapporo.com ) を設立し札幌を中心に普及活動を開始。市内の高校、体育館などで幅広い年齢層の方々に太極拳を指導中。日本武術太極拳連盟公認A 級指導員、世界永年太極拳連盟教練資格。

日本に太極拳が普及し始めてほぼ半世紀が経ちました。太極拳がどんなものかは知らなくてもあのユックリとした動きの特徴を知らないと言う方はいないでしょう。では、どうしてユックリ動くの? という疑問の答えはなかなか聞けないものです。太極拳には陰陽学説や五行説と言った東洋哲学を実践する理論があります。この連続講座で伝統楊式太極拳の8つの動作を学ぶことを通して、その拳理に少しでも触れていただきたい。身体に新しい発見があることでしょう。

◎服 装 ジャージ等の動きやすい服装と運動靴でご参加下さい。ジーンズ、スカート、ヒールのある靴での参加は不可。
◎持ち物 汗拭き用のタオルと水分を持参下さい。

2020年10月15日(木)第1回
手は? 足は? 腰はどこ? 今さら聞けない基本のお話
 中国伝来の太極拳はまず言葉の違いに気付くことが大切です。動かすところが違っていれば、動作そのものが異なるはずです。手を振り、足を出し、腰を動かす…では手は
どこ? 足は? 腰は? それを確認することから始めましょう。

2020年11月19日(木)第2回
肩と腰、肘と膝、手と足の動きをつなげましょう
 あのユックリの歩き方と身体を緩めるということに取り組んでみると意外な発見に驚かされます。つなげるって、どういうこと? ゆるめるってどうやって? そんな疑問
にお答えします。歩いて、歩いて何度も歩いて身体のゆるみは作り出されます。

2020年12月17日(木)第3回
8つの動作を連続して行いましょう
 覚えられないとか、上手にできないとか悩まなくてもかまいません。幾つかの動作をゆっくりと繰り返します。そうすると…身体の方が疑問に答えてくれることでしょう。

2021年1月21日(木)第4回
「気の流れ」を学びます
 ここまで参加して頂いた皆さんの身体が、経絡やツボのお話を受け入れてくれると思います。姿勢や方向にもチョッとだけ注意を払いましょう。講師からも心や意識についてのお話が出てきます。楽しんでできることを続けましょう。

2021年2月18日(木)第5回
放鬆と眼法を学びましょう
 太極拳の『放鬆(フアンソン)』とはゆるむこと、でもリラックスとはちょっと違う。のびのび緊張と言われる放鬆と目で繋ぐと言われる眼法を学んで頂きたいと思いま
す。眼法に必要な集中と放鬆のゆるみ、一見矛盾する2 つのことを同時に行う太極拳の大命題に取り組みましょう。

2021年3月18日(木)第6回
総仕上げは ゆっくり完成していきましょう
 「3年門を出ず」という言葉が太極拳にはあります。毎日練習して3年、そうすると出来る様になるというのです。「えーっ!なぁんだ」…とがっかりすることはありません。続けることで身体の方が覚えてしまった。そんなことがたくさんあるはずです。

[ゼミ・学習会]フリードリッヒ・エンゲルス著 『フォイエルバッハ論』を読む

日 程 10月7日(水)開講 全6回 月1 回水曜18:45 ~ 20:45
  10/7、11/4、12/2、1/6、2/3、3/3
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 一般4,800 円 会員3,600 円 25 歳以下1,800 円
   (単発 一般1,000 円 会員800 円 25 歳以下400 円)
チューター 宮田 和保(みやた かずやす)
 熊本県生まれ。北海道大学卒業。現在、北海道教育大学名誉教授。専門は、理論経済学( マルクス経済学) と言語理論です。せっつかれるのが極めて苦手で、マイペースでしか生きていけない性格です。

エンゲルスの『フォイエルバッハ論』を継続して読んでいきます。輪読しながら、討論を交え、進めます。『フォイエルバッハ論』は入門書として軽視されているようですが、とても重要な問題が提起されています。エンゲルスへの批判が一部にはありますが、そんなことは気にせず、自分の頭で、そして一緒にエンゲルスの本を読み通す喜びを味わってみませんか。

テキスト フリードリッヒ・エンゲルス著『フォイエルバッハ論』 
 テキストはいろいろな翻訳がありますが、訳の現代性と注解を考慮すれば、そして文字の大きさからすれば、大月センチュリーズ版を薦めます。

[ゼミ・学習会]花さんと読む、詩の世界(後期)―茨木のり子と石垣りん

日 程 10月8日( 木) 開講 全6回 月1 回木曜14:00 ~ 16:00
     10/8、11/12、12/10、1/14、2/11、3/11
会 場 さっぽろ自由学校「遊」 ( 愛生舘ビル5F 501A)
参加費 一般9,000 円 会員7,200 円 25 歳以下3,600 円
チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
 1931 年東京生まれ。著述業。著書に「田中正造と民衆思想の継承」「天と地と人と- 民衆思想の実践と思索の往還から」( いずれも七ツ森書簡) など、詩集に「チュサンマとピウスツキとトミの物語他」( 未知谷)「長編物語詩 アイヌモシリの風に吹かれて」( 小樽詩話会) など

石垣さん(1920-2004)、茨木さん(1926-2006)。第1詩集は茨木さんの『対話』が1955 年、石垣さんの『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』が1959 年の発刊です。このように2 人は同世代で、終戦直後から期せずしてモノを書くようになり、戦後を代表する詩人になりました。テーマ、表現の仕方はそれぞれであっても、互いによく連絡を取り合い、理解しあった仲でした。いま、再び注目されるのは、なぜか。小熊秀雄賞を受けた詩人である花崎さんとともに、ワイワイガヤガヤと話し合いませんか。
テキスト 『谷川俊太郎選 茨木のり子詩集』『伊藤比呂美編 石垣りん詩集』( いずれも岩波文庫)
※両詩集は各自でご用意ください。参加者が持込む関連資料を歓迎、コピー配布します。
※前期(オンライン開催)からの継続となりますが、後期(教室開催)からの参加も歓迎いたします。

[ゼミ・学習会]小笠原信之著 『アイヌ近現代史読本』を読む

日 程 10月21日(水)開講 全6回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
10/21、11/18、12/16、1/20、2/17、3/17
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 2,500 円 (単発500 円)
進め方 参加者が持ち回りで進行します。

テキスト 『アイヌ近現代史読本 増補改訂版』小笠原信之著 緑風出版(2,640 円)
<目次> 
1.「異域」から「内国」へ 
2.「皇国の臣民」へ 
3.樺太・北千島アイヌの悲劇 
4.開拓の嵐、吹き荒れる 
5.逆境から立ち上がる 
6.民族復権の新しい波 
7.アイヌ民族共有財産とアイヌ遺骨返還の行方

前期の「アイヌ民族くらしとことば」に引き続き、アイヌ民族について一から学ぶ講座を企画しました。特に講師を立てず、参加者が交代でチューターになって読み進めていきます。関心がある方はどうぞご参加ください。

[ゼミ・学習会]花さんと読む、詩の世界 茨木のり子と石垣りん

日 程 5 月14日( 木) 開講 全5 回 月1 回木曜14:00 ~ 16:00
     5/14、6/11、7/9、8/6、9/3
会 場 さっぽろ自由学校「遊」 ( 愛生舘ビル5F 501A)
参加費 一般7,500 円 会員6,000 円 25 歳以下3,000 円
チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
 1931 年東京生まれ。著述業。著書に「田中正造と民衆思想の継承」「天と地と人と- 民衆思想の実践と思索の往還から」( いずれも七ツ森書簡) など、詩集に「チュサンマとピウスツキとトミの物語他」( 未知谷)「長編物語詩 アイヌモシリの風に吹かれて」( 小樽詩話会) など

石垣さん(1920-2004)、茨木さん1926-2006)。第1詩集は茨木さんの『対話』が1955 年、石垣さんの『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』が1959 年の発刊です。このように2 人は同世代で、終戦直後から期せずしてモノを書くようになり、戦後を代表する詩人になりました。テーマ、表現の仕方はそれぞれであっても、互いによく連絡を取り合い、理解しあった仲でした。いま、再び注目されるのは、なぜか。小熊秀雄賞を受けた詩人である花崎さんとともに、ワイワイガヤガヤと話し合いませんか。
テキスト 『谷川俊太郎選 茨木のり子詩集』『伊藤比呂美編 石垣りん詩集』( いずれも岩波文庫)
※両詩集は各自でご用意ください。参加者が持込む関連資料を歓迎、コピー配布します。

[交流]読書室よりみちまわりみち(後期)

日 程 10月17日( 土) より 全6回 月1回第三土曜14:00 ~ 16:00
     10/17、11/21、12/19、1/16、2/20、3/20
会 場  さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A))
参加費  1回500 円  通し2,500 円

“読書が好き” “興味深い本を紹介してほしい” そんな仲間が集まる、気さくで楽しい場です。ジャンルは問いません。これまで、話題の本、旅行記、古典文学から現代小説まで、そして、サードプレイス、ロングライフ、環境問題など、様々な分野の本が紹介されてきました。普段なかなか手にとることのない本を紹介され、自分の興味対象が広まったりすることも多かったです。
自分がおもしろかったと思う本を紹介しあうことが基本ですが、そこからいろいろに話が広がったりすることも多く、それも楽しいです。話を聞くだけでも、おしゃべりするだけでもOK、朗読もOKです。
本を通して、一緒に楽しいひとときを過ごしませんか? 新しい仲間をお待ちしてま~す

[交流]読書室よりみちまわりみち ※7月より再開!

日 程 7月18日( 土) より 全3回 月1回土曜14:00 ~ 16:00
     7/18、8/22、9/19
会 場  さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費  1回500 円

“読書が好き” “興味深い本を紹介してほしい” そんな仲間が集まる、気さくで楽しい場です。ジャンルは問いません。これまで、話題の本、旅行記、古典文学から現代小説まで、そして、サードプレイス、ロングライフ、環境問題など、様々な分野の本が紹介されてきました。普段なかなか手にとることのない本を紹介され、自分の興味対象が広まったりすることも多かったです。
自分がおもしろかったと思う本を紹介しあうことが基本ですが、そこからいろいろに話が広がったりすることも多く、それも楽しいです。話を聞くだけでも、おしゃべりするだけでもOK、朗読もOKです。
本を通して、一緒に楽しいひとときを過ごしませんか? 新しい仲間をお待ちしてま~す

[ツアー]北海道ノーモア・ヒバクシャ会館ツアー

日 時 7月18日(土) 現地集合 10:30 ~ 13:00
場 所 北海道ノーモア・ヒバクシャ会館(広島長崎原爆資料展示館)
         札幌市白石区平和通17 丁目北6-7(TEL.011-866-9545)
※JR平和駅を降りて跨線橋を渡ってすぐです。各自で、現地までお越しください。
※駐車場がありませんので、JRかバス(国道12号線のバス停から1㎞)などでお越しください。
参加費 事前予約のみ 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円
※オプション 軽食600 円 (おにぎり2ヶ・お茶・ミニスイーツ)~「カフェノルテサッポロ」(北海道産食材使用のカフェ)の軽食
※ツアー申込み時にオプションの軽食についてもお申込み下さい。お申込みのない場合は各自で昼食はご用意下さい。

内 容 展示資料のガイドツアー/ヒバクシャの方の体験談、 軽食を取りながら感想、意見、現在の情勢の交流
最少催行人数 2名

2019 年は、アメリカが臨界前核実験を行ったり、INF全廃条約が失効してしまったり、平和を脅かす「揺り戻し」がありました。2020 年は、NPT再検討会議が行われます。世界の市民は 、 軍需ビジネスによる経済活性化よりも「核兵器廃絶」と「真の平和」の方を 選択している、ということを 意思表示しましょう。今年も、日本のヒバクシャや世界の核実験ヒバクシャのために祈 り、新たなヒバクシャを生みださない ために、みなさんで集まりましょう。毎年、解説員によるガイドがご好評の「北海道ノーモア・ヒバクシャ会館」のガイド付きツアーです。

[対話・討論]選んだ人とざっくばらんに!<随時>民主主義って何だ? 政治家と語ろう

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)など
●参加費 500 円/回

※開催日時・ゲストは確定し次第、ウェブサイト、ML等でご案内します。
※ゲストとの調整上、会場が変更になる可能性もあります。事前にご確認いただいたうえ、ご参加願います。

今年度は、総選挙が確実視されています。今年で5 周年を迎えた当対話講座ですが、5 周年記念は後回しにして、札幌圏の小選挙区・比例区の候補者中心に対話をしていきたいと考えています。担当スタッフの都合もあり、月1 回ペースでの開催は難しいかもしれませんが、何卒よろしくお願いします。

[プロジェクト]SDGs(国連・持続可能な開発目標)北海道メジャーグループ・プロジェクト2020

オンライン全体ミーティング 12 月12 日(土) 13:00 ~ <予定>
問合せ先:TEL.011-252-6752 syu@sapporoyu.org

2015 年9 月の国連総会において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030 アジェンダ」が採択され、17 の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)が2030 年までの世界共通目標として掲げられました。「遊」では2015 年度よりSDGs を下敷きにした北海道の地域目標づくりなどに取り組んできました。今年度も引き続き、多様なセクター間の対話や提言活動に取り組んでいく予定です。プロジェクトに関心のある方は、「遊」事務局・小泉までご連絡ください。

[公開研究会]カムイチェプ・プロジェクト(後期)―北海道の新しいサケ管理

日 程 10月23日(金)より 3回 金曜夜18:30 ~ 21:00
   10/23、11/27、12/25 ※前期からの継続企画です。
会 場 zoom を使用したオンライン開催
参 加 研究会というスタイルのため、参加者には積極的な貢献が期待されます。(参加費は無料)

2020 年は白老象徴空間の開設など、アイヌ民族にスポットが当たる年です。けれども、政府の施策には先住民族の権利保障というスタンスがありません。紋別アイヌ協会による問題提起(許可申請なしでのサケ捕獲)をベースに、多様な視点から先住民族の漁業権についての知見を学び、実際の権利回復への道を探ります。

2020年10月23日(金)第1回
先住権とサケの経済学

2020年11月27日(金)第2回
新しいサケ管理の見取り図①

2020年12月25日(金)第3回

[公開研究会]カムイチェプ・プロジェクト 北海道の新しいサケ管理

日 程 4月24日(金)より 全5回 金曜夜18:30 ~ 21:00
     4/24、5/22、7/17、8/28、9/25
参加対象 プロジェクトに継続して関わる意思のある方

2020 年は白老象徴空間の開設など、アイヌ民族にスポットが当たる年です。けれども、政府の施策には先住民族の権利保障というスタンスがありません。紋別アイヌ協会による問題提起(許可申請なしでのサケ捕獲)をベースに、多様な視点から先住民族の漁業権についての知見を学び、実際の権利回復への道を探ります。
※テーマ等は変更することもあります。

2020年4月24日(金)第1回
アイヌ民族とサケをめぐる現状と課題を共有しよう

2020年5月22日(金)第2回
野生サケを尊重しよう

2020年7月17日(金)第3回
先住民族アイヌの権利を保障しよう

2020年8月28日(金)第4回
国際水準の資源管理法制をつくろう

2020年9月25日(金)第5回
カムイチェプ・プロジェクトを実現させよう

[公開イベント]沖縄基地問題を考える

日 程 9月24日(木) 18:30 ~ 20:30
会 場 愛生舘サロン(愛生舘ビル6F・南側奥)
参加費 500 円
コーディネーター 北村 公一(きたむら きみかず) 
 元小学校教員、さっぽろ自由学校「遊」理事

1951 年、日本は48 ヶ国と講和条約を結びますが、沖縄は、その第3 条によりアメリカに占領されたままでした。その後、沖縄は長い間憲法もなく、米軍基地からはベトナムに戦闘機が出て、行政協定、地位協定の支配下で生活を強いられました。1972 年に返還がかなっても核つき、基地つきであり、それは、現在も変わりありません。安保条約、地位協定、密約など様々な問題を抱え、オスプレイは毎日飛行しています。それらをDVDや現地報告をもとに参加者と一緒に考えていきたいと思っています。

<内容>
① ドローンの眼(森の映画社作成)上映 
 第Ⅰ部 28 分 改正ドローン規制法と辺野古
 第2部 40 分 ドローンで見る沖縄の基地
② 沖縄基地問題を考える
2020年5月28日(木)第1回
ドローンの眼(森の映画社作成)上映/沖縄基地問題を考える
① ドローンの眼(森の映画社作成)上映 
 第Ⅰ部 28 分 改正ドローン規制法と辺野古
 第2部 40 分 ドローンで見る沖縄の基地
② 沖縄基地問題を考える

2020年9月24日(木)第2回
沖縄基地問題を考える/沖縄現地報告
① 沖縄基地問題を考える
② 沖縄現地報告

[公開イベント]葬送を問い直す 地球環境とライフスタイル

日 時 10月31日(土) 14:00 ~ 16:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 一般1,000 円 会員800 円 25 歳以下500 円
講師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
 テクノロジーの民主化を進めるTAWA LAB 創設者。インターネット、ソーシャルメディア、新しいテクノロジーなどの講座を2013 年から継続しています。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から22 年間、生番組のパーソナリティーを継続中。1996 年からインターネットのホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどで情報発信を続けています。

近年、日本の葬送は大きく変化していると言われます。しかし、火葬率99.97% と、日本は世界一の火葬大国で、画一化された葬送を続けています。しかも、火葬は大量のエネルギーを消費し、大量の二酸化炭素を放出しています。地球環境に配慮した葬送とは言えません。世界では、火葬に代わる地球環境に配慮した様々な葬送が模索され、実行され始めています。2020 年5 月1 日にアメリカ・ワシントン州で合法化される堆肥葬など、新しい技術による様々な葬送方法を紹介します。死や追悼をまちづくりに位置付ける構想や、どこからでも参加できるソーシャルVR 葬儀なども解説します。日本でも、持続可能でオルタナティブな葬送を実現したいと思います。葬送のあり方は、地球環境の問題であり、ライフスタイル、生き方の問題です。

[公開イベント]アイヌ民族復権に向けた歴史を振り返る 戦後アイヌ民族活動史

日 時 11月7日( 土) 14:00 ~ 16:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 一般1500 円 会員1000 円 25 歳以下500 円
    *オンライン受講(視聴のみ) 1,000 円/回
講 師 竹内 渉(たけうち わたる)
 1954 年、埼玉県生まれ。1979 年北海道大学経済学部卒業。1983 年に札幌アイヌ文化協会に参画。1993 年から北海道アイヌ( ウタリ) 協会に事務局員として勤務、事務局次長、事務局長兼常務理事を歴任し、2015 年定年退職。主な著書は『結城庄司研究報告書』『野村義一と北海道ウタリ協会』『結城庄太郎研究報告書』『北海道アイヌ( ウタリ) 協会史 研究1・2 報告書』『北の風 南の風~ 部落、アイヌ、沖縄。そして反差別~』など。

竹内渉著「戦後アイヌ民族活動史」( 解放出版社) が、今年6 月末に出版されました。主に1945年以降のアイヌ民族の復権にむけた「解放運動」をはじめとする諸活動史について、整理しています。近現代の「アイヌ民族活動史」については、まとまった資料が少ない中で、戦後アイヌ民族活動史への理解を深めるための貴重な内容です。今回の講座は、出版記念講座と位置づけ、竹内氏が講師をつとめます。
本の内容の解説に加え、多くの映像資料(動画と写真)と音声資料を使って行います。

[公開イベント]ポーランド・アマレヤ劇団による現代舞踏劇公演

①舞踏/ 演劇&歌唱ワークショップ 11/5、6
②講演「ポーランド・アマレヤ劇団の軌跡」(仮題)  11/8
 講師:カタルジーナ・パスツザック(アマレヤ劇団芸術監督、グダンスク大学講師)
③ AMAREYA +アイヌ女性「続(残)響:ポーランドと日本の架け橋」道内公演   
11/21 コンカリーニョ(札幌市西区)
※コロナ感染症による渡航制限のため、予定が変更になる場合があります。

アマレヤ劇団は、2003 年にポーランドのグダンスクで結成され、その後15 年間にわたり、物語、ダンス、歌、音楽、ビデオなどを織り交ぜた独自の舞台をつくり、世界の観客を魅了してきました。2017 年に札幌でアイヌ女性と出会って以来、アイヌの女性たちとのコラボレーションによる作品づくりと公演を続けています。今年は、昨年上演したアイヌ女性たちとのコラボ作品をアレンジした「続(残)響:ポーランドと日本の架け橋」の公演を予定。合わせて、「遊」でのワークショップ・講演も予定しています。

[公開イベント]「遊」ってどんなとこ? 何やってるの?2020 年度 オリエンテーション

日 時 4月25日(土) 14:00 ~ 18:00
会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費 無料

さっぽろ自由学校「遊」は今年30 周年の大きな節目を迎えました。初心を忘れず、さらに多くの市民の皆さんと出会い、つながっていきたいと思います。オリエンテーションにはどなたでも参加できます。
途中参加・退室は自由です。前期に行われる各講座の紹介のほか、一部発行図書の紹介、講座での制作作品展示、体験コーナーなども設けます。「遊」で開いている講座について、少しでも分かっていただきたいと思っています。身近に感じてもらえたら嬉しいです。

[公開イベント]ダイヤモンド・プリンセス号の真相 乗船「当事者」の視点から

日 時 4月13日(月) 18:45 ~ 20:45
会 場 愛生舘サロン(愛生舘ビル6F・南側奥)
参加費 予約800 円 当日1,000 円
講師 千田 忠(ちだ ただし)
 ケアコミュ札幌代表、社会的ケア研究者、博士(北海道大学)。家族とたまたまダイヤモンドプリンセス号に乗り合わせ、「船内隔離者緊急ネットワーク」代表をつとめた。

ダイヤモンド・プリンセス号で何が起こったのか―「豪華客船」のイメージは真実を伝えていない。乗客には多数の高齢者、持病を抱えた人、障害者などの「旅行弱者」がいた。突然始まった検疫と2 週間の船内隔離、700 人以上の「陽性」者と船外搬出。しかし乗客に対する健康管理対策は欠落し、情報提供はなされなかった。3,700 人を洋上で隔離するという史上はじめての事態に対して「政府対策本部」の危機管理は機能不全に陥っていた。報じられていなかった船内のアジア人労働者の実態なども交え報告予定。

[公開イベント]「人も動物も満たされて生きる―アニマルウェルフェアをめぐって」公開セミナー 

「脱・ケージ」は世界の潮流
鶏をめぐるアニマルウェルフェア(家畜福祉)最新事情

日 時 8月22日(土) 13:00 開場 13:30 開演(~ 15:45)
会 場 かでる2・7 8階820会議室(札幌市中央区北2西7)
参加費 予約 800 円 当日 1,000 円
※オンライン配信も予定しています。

基調講演 大木 茂(おおき しげる)さん
 麻布大学獣医学部動物応用科学科教授( 農業経済学)
 鶏卵を中心にした、アニマルウェルフェアに配慮した畜産食品の生産・流通・消費の動向に明るい。世界的な規制の状況や英国など先進地域の動き、日本の対応などについて調査・研究に取り組む。生協の産直事業にも詳しい。

北海道内からの報告 「平飼い卵」の店舗販売の取り組みから
 高森雄輔(たかもりゆうすけ)さん コープさっぽろ商品本部食品部長
 ストレスの少ない環境のなかで、行動要求が満たされている健康的な家畜と、人間との関わりはどうあるべきか─。
 狭い空間に採卵鶏を収容する「ケージ飼い」から平飼いなどに転換し、新しい食品マーケットづくりが進むEU(欧州連合)やアメリカなどの最新事情を学びます。北海道内での実態や新たな取り組みも聞きながら、市民の立場で何ができるか一緒に考えましょう。