2017年度講座

2017年度

[語学・コミュニケーション]出会う英語  ☆英語で語ろう☆(後期)

●10月16日(月)開講 後期18 回
 毎週月曜19:00 ~ 20:30(~ 2018 年3 月)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円
  *体験(1回のみ)1,000 円
●講 師 アンドレス・パトリシアン フィリピン出身

皆様へ ~メッセージ~
Hi! I’m Patrician and I’m from the Philippines.
I have been teaching English as a second language here in Japan for the past 10 years and have been involved in a lot of multicultural activities both here in Japan and abroad.
Let’s enjoy speaking English as we talk about current issues happening around the world.
Levels do not matter! We can all learn from each other! Let`s improve our English skills and get ready to become a part of the global society. See you!

このクラスは、単に英語を話せるようになるための英会話教室ではありません。身近な話題を切り口に、英語で話し合い、自分の意見を英語で表す力を身に付けます。英語は、世界中の異なった文化や歴史を持つ人たちと交流するためのツールのひとつです。拙くても間違っても良いから、話してみるのが第一歩!! 英語で世界と出会いましょう。

★お試しレッスン(要申込)
10月2日(月)19:00 ~ 20:30
1 回1,000 円

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル(後期)

ヨロブン ハムケ ハングンマルル ペウプシダ( 皆さん 一緒に 韓国語を 習いましょう)

●10月5日(木)より 後期18 回
 毎週木曜18:45 ~ 20:05(~ 2018 年3月)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円 (分割可)  
      *体験(1回のみ) 1,000 円
●講 師 金 侖美(キム ユンミ)北海道大学大学院工学院

「ヨロブン= 皆さん」から始まって「ペウプシダ= 習いましょう」と終わるように、日本語と韓国語とその語順は同じです。文字も、ひらがなと同じく表音文字。「しんぶん」と「シンムン」は「新聞」「やくそく」と「ヤッソッ」は「約束」というように 共にする漢字語がとても多いのも、なじみやすい。もっとも、同じ表音文字とはいえ、母音と子音とで構成されるハングルは、音には敏感で、そこはなかなか難しい。ドラマ・映画・音楽、そして食べることなど、日韓の日常生活のあれこれに触れ、ゲームを交えたり、教材のレシピにならって作った料理の写真を見せあったりしながら、話すことに重きをおいて行きつもどりつしながら学んでいきます。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]英語で読まないとわからない!少数先住民族アイヌの人権 

●6月17日(土)開講 全6回
  6/17、7/15、8/19、9/16、10/21、12/16(11/18から変更)
  毎月第3土曜14:00 ~ 17:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

●講師 丸山 博(まるやま ひろし)
スウェーデン・ウプサラ大学名誉博士、客員教授。室蘭工業大学名誉教授。北欧を拠点に研究活動を展開。国際的な学術誌に論文を発表。2017 年12 月に札幌で開催する先住民族政策国際会議の組織委員長。アイヌ政策検討市民会議の世話人。

【講座で使用予定の論文】
Erica Irene-Daes
An overview of the history of indigenous Peoples: selfdetermination and the United Nations. Cambridge Review of International Affairs, Vol. 21(1), March 2008.7-25.
The contribution of the working group on indigenous populations to the genesis and evolution of the UN Declaration of the Rights of Indigenous Peoples. In: Making The Declaration Work. Edited by Claire Charter and Rodolfo Stavenhagen. 2009, 48-77.
ほか

先住民族の権利は国際人権法によって保障されています。しかし、日本では先住民族としてのアイヌの人権は一切保障されていません。そのギャップを埋めるには市民社会が政府のアイヌ政策への批判的な力を付けていくことがもとめられます。本講座はそれに資するために、最初に先住民族の権利一般、次に先住民族の言語的権利や文化的権利、最後に北米、豪州、北欧、日本の先住民族の状況などに関して、国際的に評価されている研究者の英語論文を読みます。

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル(前期)

ヨロブン ハムケ ハングンマルル ペウプシダ( 皆さん 一緒に 韓国語を 習いましょう)

●5月11日(木)開講  全36 回
 毎週木曜18:45 ~ 20:05 (~ 2018 年3月)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般55,000 円(分割30,000 円× 2)会員52,000 円 ユース48,000 円 
*体験(1回のみ) 1,000 円
 
●講 師 金 正賢(キム ジョンヒョン)北海道大学大学院農学院博士課程

「ヨロブン= 皆さん」から始まって「ペウプシダ= 習いましょう」と終わるように、日本語と韓国語とその語順は同じです。文字も、ひらがなと同じく表音文字。「しんぶん」と「シンムン」は「新聞」、「やくそく」と「ヤッソッ」は「約束」というように 共にする漢字語がとても多いのも、なじみやすい。
もっとも、同じ表音文字とはいえ、母音と子音とで構成されるハングルは、音には敏感で、そこはなかなか難しい。ドラマ・映画・音楽、そして食べることなど、日韓の日常生活のあれこれに触れ、ゲームを交えたり、教材のレシピにならって作った料理の写真を見せあったりしながら、話すことに重きをおいて行きつもどりつしながら学んでいきます。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]出会う英語 ☆英語で語ろう☆(前期)

★お試しレッスン(要申込)
 4月24日(月)19:00 ~ 20:30
 1 回1,000 円

●5月8日(月)開講 前期18 回(~9月)
 毎週月曜19:00 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円
  *体験(1回のみ)1,000 円

●講 師 アンドレス・パトリシアン  フィリピン出身
このクラスは、単に英語を話せるようになるための英会話教室ではありません。身近な話題を切り口に、英語で話し合い、自分の意見を英語で表す力を身に付けます。英語は、世界中の異なった文化や歴史を持つ人たちと交流するためのツールのひとつです。拙くても間違っても良いから、話してみるのが第一歩!! 英語で世界と出会いましょう。

皆様へ ~メッセージ~
Hi! I’m Patrician and I’m from the Philippines.
I have been teaching English as a second language here in Japan for the past 10 years and have been involved in a lot of multicultural activities both here in Japan and abroad.
Let’s enjoy speaking English as we talk about current issues happening around the world.
Levels do not matter! We can all learn from each other! Let`s improve our English skills and get ready to become a part of the global society. See you!

[語学・コミュニケーション]わかる・つかえる中国語(前期)

*お試し無料体験レッスン(要申込)
 4月26日(水)19:00 ~ 20:30

●5月10日(水)開講 前期18 回(~9月)
 毎週水曜19:00 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円

●講 師 小田 玲実(こだ れみ)
酪農学園大学非常勤講師。元石狩翔陽高校非常勤講師。首都師範大学(中国北京市)漢語進修科高級班修了。

2年間の北京経験を活かし、中国文化にも触れながら日本人の苦手なところをわかりやすく教えます!中国の環境問題も専門です。
最近、北海道では至る所で中国語を耳にします。接客業の方など、少しでも中国語が話せたら…と思うことも多いのではないでしょうか。同じ漢字でも、日本語とは意味の違う言葉もあり、筆談だけでは限界があります。この講座ではそうした中国語の知識をはじめ、基礎から丁寧に指導します。特に日本人にとっては難しく感じる発音を重点的に学び、接客や道案内、旅行などで「使える」ことを目指します。初心者大歓迎!検定試験の受験なども相談に乗りますよ。

[暮らし・環境]じわくら(持続可能な私たちの暮らし、じわっとワクワクららら楽しく?)スウェーデンから学ぶ 「サステナビリティ(持続可能な発展)」の意味

●10月3日(火)開講 全6回 月1回火曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
*持ち物 筆記用具、誰かとシェアをする自分のお気に入りのおやつを二人分。
●講 師 牧原 ゆりえ(まきはら ゆりえ)
出産を機にサステナビリティについて興味を持ち、スウェーデンの大学院で2つの修士に学ぶ。北欧で学んだ次世代との対話と協働のために必要なフレームワークを伝える。活動のテーマは、自分らしくみんなと。Art of Hosting 日本支部世話人。

環境問題や社会問題に関する知識は以前と比べて随分普及してきました。でも、その普及活動は、それを変えるための行動に結びついているでしょうか。この要因の1つに、問題解決=面倒or 我慢という思い込みがあるように思います。この講座では、スウェーデンの科学者から生まれた「ナチュラル・ステップ」の「サステナビリティ(持続可能な発展)」の意味を考察します。ご自身の幸せと、日々の暮らしと環境問題と社会問題とのつながりを学び、聴き合い、ポジティブな自分なりの一歩を考えてみませんか。

2017年10月3日(火) 第1回
一歩踏み出そう~サステナビリティの枠組みとは
 サステナビリティには数え切れないテーマがあり、私たちの関わり方もそれぞれです。そんな私たちがお互いに話を聞きあい、学ぶために「それは何のことを言っているのか」について理解するための「枠組み」をまず共有することが大切です。ワークと対話をしながら、サステナビリティの話を枠組みに沿って話し始めます。

2017年11月14日(火) 第2回
「しあわせ」の話をしよう
 サステナビリティの究極の目的は、私たちも次の世代の人たちもみんなハッピーに生きていくこと。チリの経済学者マック・ニーフが提唱した、人の身の丈に合わせた発展をささえる新しい経済学の提案「ていねいな発展」をベースに、人間の基本的ニーズと幸せについての基礎を学びます。

2017年12月5日(火) 第3回
「ちきゅう」の話をしよう
 個々の地球の環境問題に対処している時間と資源は残されているのか。ナチュラル・ステップの枠組みに沿って、地球の仕組みをそのまま捉え、様々な環境問題の根本原因4つを学びます。

2018年1月30日(火) 第4回
「しゃかい」の話をしよう
 そもそも私たちはどうして社会を形成したの? 人間の基本的ニーズを満たすために設計されたはずの社会がいつその機能を失うのか。ナチュラル・ステップの枠組みに沿って社会をシステムとして俯瞰し、様々な社会課題の根本原因5つを学びます。

2018年2月13日(火)
地球と社会が持続可能だと言えるのか、 そもそも話をしよう
 第3回及び第4回で俯瞰してきた地球と社会が持続可能でいるための条件を学びます。演習やディスカッションにより理解を深めていきます。

2018年3月13日(火) 第6回
さてどうしよう
 やみくもに成長を目指して突っ走るのではなく、意図的に幸せを目指して変化していくために、私たちには一体何ができるでしょうか。全5回の学びを振り返り、私たちの幸せと持続可能性原理からのバックキャスティングと、変化を起こす対話に必要な枠組みを学び、話を聴き合います。

[暮らし・環境]このままでいいの? 再生可能エネルギーの進め方 大型風力発電の問題を中心に

●10月11日(水)開講 全6回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

有限で二酸化炭素を排出する化石エネルギーに替わり、地球環境に負荷を与えない太陽光や風力など再生可能エネルギーの導入が行われてきました。風力発電先進地である欧米では発電効率から風車は大型化、一方で自然破壊や健康被害が報告されています。福島原発事故直前に決定されていた固定価格買取制度に守られた事業者は外国製の予想を超えた巨大風車群の建設計画を次々と進めています。国策として進められてきた再生可能エネルギーの問題点、また、原発に代わるエネルギーとして多くの市民が期待を寄せている再生可能エネルギーの実態について探っていきます。

2017年10月11日(水) 第1回
石狩湾新港周辺で計画中の大型風力発電事業の問題点
●安田 秀子(やすだ ひでこ)
 石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会代表、日本自然保護協会自然観察指導員
 石狩湾新港周辺で計画中の大型風力発電46 基、4事業について、石狩・小樽・札幌で起きる低周波音による健康被害予測(北大松井教授による)や、環境アセスの実際を紹介し、現行アセスの限界など学習します。

2017年11月8日(水) 第2回
取材によって見えてきた風力発電と太陽光発電の問題点
●加藤 やすこ(かとう やすこ)
 環境ジャーナリスト、いのち環境ネットワーク代表
 風力発電施設が集中する愛媛県で起きている問題や海外の反対運動、太陽光発電による健康被害、再生可能エネルギーの発電所新設に伴う高圧線問題、省エネに役立つと言われているスマートメーターの負の側面などをお話ししていただきます。

2017年12月13日(水) 第3回
石狩市内既設風力発電から発生する超低周波音・低周波音の実態
●山田 大邦(やまだ ひろくに)
 日本科学者会議大規模風力発電問題研究会
 山田さんが測定した石狩市内既設風力発電から発生する超低周波音・低周波音のデータを紹介していただき、石狩や伊豆熱川の被害について学習します。

2018年1月17日(水) 第4回
石狩海岸の自然と風力発電事業
●佐藤 謙(さとう けん)
 北海学園大学名誉教授、元北海道自然保護協会会長
 石狩海岸に残されている自然生態系の重要性、風力発電によるバードストライク、本州各地の風力発電による自然破壊と被害実態など、お話を伺います。

2018年2月14日(水) 第5回
再生可能エネルギー振興策の問題点
●山形 定(やまがた さだむ)
 北海道大学教員、NPO 法人北海道新エネルギー普及促進協会理事長
 再生可能エネルギー普及のために導入された固定価格買取制度とはどのようなものか、地域住民の豊かな生活を実現するためにはどのようなことに注意していかなければならないかについて考えます。

2018年3月14日(水) 第6回
大滝風力発電事業の経緯と問題点
●服部 耕平(はっとり こうへい)
 大滝・風車問題検討会代表
 伊達市・留寿都村・洞爺湖町にまたがる大滝風力発電事業(当初計画3,200kW × 50 基)について、計画縮小の経緯、市民の取り組み及び現在の問題点をお話ししていただきます。

[暮らし・環境]見えない” 波” が身体を破壊する? ~暮らしの中の電磁波と管理社会 

● 2018 年1月31日(水)開講 全3回 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 加藤やす子(かとう やすこ)
環境ジャーナリスト。電磁波過敏症と化学物質過敏症の患者会「いのち環境ネットワーク」(http://www.ehs-mcs-jp.com/)代表。著書:「電磁波から家族を守る」(建築ジャーナル)ほか多数

様々なIT 技術の普及により、わずかな期間に急激に身の回りで使われることが増えた「電磁波」。便利さの影で、増え続ける「電磁波過敏症」の方の声はかき消され、その健康被害については、ほとんど知られていません。今回の講座では、電磁波について長く多面的に取材を続けてこられた加藤やす子さんに、身近にある電磁波とその身体への影響、また、管理社会化とどう関係するかについてもお話いただきます。ぜひ、ご参加ください。

2018年1月31日(水) 第1回
電磁波過敏症とは
 症状と電磁波発生源、患者が直面する社会的障壁、諸外国の取り組みについて

2018年2月28日(水) 第2回
学校無線LAN
 子どもへの健康影響、電磁波と発達障害、文科省の方針、実測値、海外の規制と有線LAN への切り替え等。

2018年3月28日(水) 第3回
スマートメーター
 スマートメーターから発生する電磁波、健康被害、海外の研究報告、省エネ効果の疑問、セキュリティ上の懸念、サイバーテロ、情報漏えい、管理社会へのうごきなど。

[社会・人権]性の多様性への理解をもっと深めよう!誰もが生きやすい社会へ

●10月2日(月)、11月17日(金) 全2回 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 各回 予約800 円 当日1,000 円

今年7 月には、札幌でもパートナーシップ宣誓制度が導入され、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーのそれぞれの頭文字を取った略。性的少数者の総称として使われている)という言葉を少しずつ耳にするようになってきました。しかし、まだまだ性の多様性について、しっかりと学ぶことができる機会が少ないのも実状です。今回、全国で活躍中のお二方をお招きする機会を得ました。性の多様性の理解を深めながら、一人ひとりが生きやすい社会について一緒に考えましょう。

2017年10月2日(月)
性の多様性理解と 子どもの自己肯定感を育む
5,100 人以上の子どもたちにLGBT 講演会を行った経験をもとに
●竹内 清文(たけうち きよふみ)
 レインボーハートプロジェクトokinawa 代表、沖縄県在住、ゲイ。北海道大学大学院文学研究科修了、元JICA国際協力機構職員。著書『ガラクタを捨てれば人生はすべてうまくいく!』(PHP 文庫、ロングセラー累計19,000部突破)他2冊。
 これまで行ったLGBT 講演会では、LGBT や性の多様性だけでなく、「周りと違っても大丈夫」というメッセージを子どもたちに伝えています。LGBT を含め多様な人々が生きやすくなるために、子どもたちの自己肯定感や多様性の尊重の心をいかに育んでいくか、これまでの学校での取り組みを紹介しながら、みなさんと一緒に考えたいと思います。

2017年11月17日(金)
LGBTだけじゃない! 一人ひとりが生きやすい社会へ
●藤原 加代 (ふじわら かよ)
 多様性を包括する社会づくりコンサルタント。国連平和大学(コスタリカ)「ジェンダーと平和構築学」修士。平成28 年度内閣府次世代グローバル・リーダー育成事業「ダイバーシティの推進とインクルーシブ社会の実現」ファシリテーター。現在は、主にLGBT に留まらない性の多様性に関する理解を広めながら、一人ひとりにとって生きやすい社会を実現すべく活動中。
 本講座では、実は身近なところに性的少数者はいること、性の多様性はL とG とB とT だけではないこと、当事者が抱える生きづらさなどを理解し、一人ひとりにとってより生きやすい社会を築いていくきっかけを提供することを目指しています。当日は、普段は聞きたくてもなかなか聞きにくい質問も受け付けます。この機会に是非いらしてください!

[社会・人権]相模原事件から一年 現代日本の優生思想と全体主義について考える 西洋哲学の視点から

●10月5日(木)開講 全3回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円)
●講 師
・宮野 晃一郎(みやの こういちろう)
札幌市出身。千葉市育ち。千葉市立千葉高等学校卒業。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、札幌学院大学ほか非常勤講師。専門は、哲学・倫理学、ミシェル・フーコー研究。主な論文に「フーコーと障害の社会モデル―身体と権力の関係をめぐって―」(『倫理学年報』日本倫理学会、第62 集、2013 年)など。
・秋元 由裕(あきもと ゆうすけ)
北海道大学専門研究員。1984 年札幌生まれ、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は、社会批判の哲学史。主要論文:「物象化としての合理化と解放としての美的経験」(『社会思想史研究』第38 号、2014 年)、「初期マルクスの本質概念」(『哲学』第69 号、近刊)。

障害を持つ入所者がそこで働いていた元職員から殺害されるという「相模原事件」が起きてから、一年以上たちました。衝撃的なこの事件も、多くのニュースに埋もれ、徐々に忘れられようとしているようにみえます。でもこの事件では、「政府の意向を汲んで」実行したとする加害者の手紙、そして、日本社会の一部で賛同する人が少なからずいたことなど、今なお見過ごすごとができない要素が多くあるのではないでしょうか。
この講座では、研究者のお二人が、この事件を読み解くための材料を提供します。明治維新以降、西洋近代の思想と制度を模倣してきた日本社会は、私たちの暮らしにどのような歪みをもたらしているのか。哲学の視点で、みなさんと共に考えます。

2017年10月5日(木) 第1回
フーコーと相模原事件
●宮野 晃一郎(みやの こういちろう)
 「狂気の歴史」等多くの著作をなし、“権力”について考察し続けたフランスの哲学者ミシェル・フーコーなら、この事件をどう読み解くでしょう。フーコーの主張を手掛かりに、相模原事件について考えます。

2017年11月2日(木) 第2回 
全体主義批判はどのように成立しうるか~思想史的省察 
●秋元 由裕(あきもと ゆうすけ)
 植松容疑者の思想は単なる妄想ではありません。この回ではドイツ批判理論の視点から、全体主義を、私たちが生きる市民社会と地続きのものとして捉え直し、全体主義批判の可能性を探ります。

2017年12月7日(木) 第3回
対談: 日常に潜む優生思想と全体主義を 乗り越えるために
●宮野 晃一郎&秋元 由裕
 第1回、第2回と講師をしてくださったお二人に対談していただき、これまでの議論をベースに、さらに日本社会の深層にせまります。

[社会・人権]” なくそう!子どもの貧困” 学びの共有プロジェクト 子どもの貧困を考える 3

実践編
●10月12日(木)開講 全5回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5.000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般・会員1,000 円 ユース500 円)

「子どもの貧困を考える1・2」でやり足りなかったこと、追求しきれなかったことを取り上げます。
『“なくそう!子どもの貧困” 学びの共有プロジェクト』と称し、これまで講座に協力して下さった方たちに声をかけて、一緒に学びの場を作って行くことによって、子どもの貧困について関心を持っている個人や団体の横のつながりを作ったり、子どもの貧困のをなくすための学びを深めていきたいと考えています。
※ “なくそう!子どもの貧困” 学びの共有プロジェクトに参加する団体・個人については、受講料を無料とします(事前に申し出てください)

2017年10月12日(木) 第1回
社会福祉の網の目から漏れた子どもたち~児童福祉施設を出た子どもたちのその後の支援を考える
●阿部 華菜絵(あべ かなえ)
 「ゆでたまご」代表
 今の日本では、児童福祉施設を出た子どもたちのその後の保障やサポートが十分ではありません。最近「ゆでたまご」という支援団体を立ち上げた阿部華菜絵さんに、支援の課題などについてお話していただきます。

2017年11月30日(木) 第2回
今を生きる若者の思いは…~貧困当事者の若者たちの座談会
●山田 大樹( 訪問と居場所 漂流教室・あすのばアドバイザー)、福地 まや(愛知県在住の女性・アルバイト)、増田 勝也(生保世帯から大学進学した社会人1年生)、深堀 麻菜香(学習支援・こども食堂で活動中の大学生)
 当事者の若者たちに、率直な気持ちを座談会形式で語ってもらいます。

2017年12月14日(木) 第3回
貧困の原因と解決方法~これまでのまとめと展望
●プロジェクト参加団体の方々
 ディスカッションを中心に、これまでの講座を振り返りつつ、今後の講座で学びたいことをまとめます。 貧困の原因等にも触れながら、どのように立ち向かっていったらいいのかを考えます。

2018年2月1日(木) 第4回
貧困に抗う可能性~自己責任論に抗して
●西村 貴之(にしむらたかゆき)
 北翔大学教員 
 いつの頃からか、「貧困になったのは本人に原因がある」という自己責任論がこの国でははびこるようになりました。自己責任論は果たして正しいのか、共に考えてみましょう。

2018年3月1日(木) 第5回
子どもの育ちを保証する地域づくり
●宮崎 隆志(みやざきたかし)
 つきさっぷプロジェクト・北海道大学教員
 つきさっぷプロジェクトの実践を通して、子どもたちが育っていくために、地域をどのように作っていったらいいのかを考えます。

[社会・人権]ロシア革命100 年 反骨の知識人メドヴェージェフ兄弟かく語りき

●10月16日(月)、11月13日(月) 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般2,000 円 会員1,600 円 ユース800 円
(単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 佐々木 洋(ささき よう) 
1942 年生まれ。北海道大学農学部卒。経済学専攻。2011 年札幌学院大学を定年退職。現職時代は「日本経済論」や「景気循環論」を担当。ジョレス・メドヴェージェフ著『ソビエト農業』の邦訳書刊行が縁でメドヴェージェフ双生児と交流。

今年はロシア革命100 年。その激動の歴史の中、反骨を貫き続ける1925 年生まれの双子の兄弟がいます。91 歳の現在も現役の執筆者である彼らは、1941 年に父親を粛清で殺され、母親と宿舎を追われるという苦難を超え、学者となった後も、歯に衣着せぬ言論活動で権力からの弾圧を受けてきました。二人の著作は、原子力発電から社会の在り方まで多岐にわたり、今なお注目に値します。
この講座では、メドヴェージェフ兄弟の著作を翻訳した縁で彼らと長年の交流を続け、目下、メドヴェージェフ兄弟日本語版選集全3 巻4 冊の監修と解題を続ける佐々木洋さんに、日本ではほとんど知られていない兄弟の足跡と彼らが何を語ってきたかについて、お話いただきます。ぜひ、ご参加ください。

2017年10月16日(月) 第1回
兄 ジョレス・メドヴェージェフ (ロンドン在住)
 生物・歴史学者(代表作『個人崇拝と生物学(旧訳名「ルイセンコ学説の興亡」)』と『ウラルの核惨事』)。出版禁止の著作を米英で刊行したため、1969 年に、オブニンスクの放射線医学研究所分子生物学研究室長を解任。1970 年には逮捕されて精神病院に監禁された。内外の著名人の釈放運動により解放されたが、1973 年に国籍をはく奪されソビエト連邦を追放される。以後、ロンドンを拠点に活動。

2017年11月13日(月) 第2回
弟 ロイ・メドヴェージェフ (モスクワ在住)
 歴史学者。代表作『歴史の審判に向けて(旧訳名「共産主義とは何か」)と『社会主義的民主主義』。反スターリニズムの歴史を書いた歴史家として知られる。サミズダート=地下出版として、異論派(反体制民主派知識人)の人びとの手から手へ回覧されていた『歴史の審判に向けて』の千枚のタイプ原稿が、米英で出版されると、世界中の反スターリン研究者が感動し、以後、日本を含めて反スターリン研究の書物が出版され始めた。

[社会・人権]市民自治 ―現在日本は民主主義か

●10月18日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円 
     (単発  1,000 円 ユース500 円)
●講 師 森 啓(もり けい)
中央大学法学部卒、神奈川県自治総合研究センター研究部長、北海道大学法学部教授、現在・北海学園大学法科大学院講師。主な著作「文化の見えるまち」「自治体学とはどのような学か」『自治体学の二十年・自治体学会の設立経緯』(公人の友社、2006 年)。詳細はhttp://jichitaigaku.blog75.fc2.com/ 参照。

現在日本は民主主義と言えるであろうか。いつの時代も、権力の座についた者は「言葉で人々を騙す」。アメリカの( トランプ) と日本の( 二枚舌安倍内閣) は同じである。安倍内閣は多数議席で秘密保護法( 取材禁圧法)、安保法制( 戦争法制)、共謀罪法( 言論弾圧法) を強行議決し、メディアは内閣官房の監視干渉で腰の引けた報道を繰り返し、官僚は「文書は廃棄しました」「記憶にありません」を繰り返す。日本は民主主義と言えないではないか。
本講座は、民主主義に不可欠な市民自治の実践理論の習得を目指す。
●テキスト 森 啓『新自治体学入門』時事通信社 (2008年、2.300 円= アマゾン450 円)

2017年10月18日(水) 第1回
自治体
1) 自治体とは役所( 行政機構) のことか
2) 自治体と地方公共団体は同じか
3) 省庁は自治体の上級団体か
4) 自治体には独自の立法権・行政権・国法解釈権があるか

2017年11月15日(水) 第2回
市民と首長( 知事、市長、町長、村長)
1) 首長は当選すると( 大人数の自治体は車で) 役所に迎え入れられて役所側の人になる。
2) 首長は選挙のときに言っていたこと( 公約) を次第に実行しなくなる。なぜであろうか。
3) 首長は庁内( 行政内) を統括しているか、外ばかり見てはいないか
4) 首長は( 在任中のふるまい) と( 退任後に言うこと)が異なるのは何故であろうか

2017年12月20日(水) 第3回
市民と議員
1) 議会は信用されているか
2) 改めるべき議会改革の問題点は何か
3) 議会の会派とは何か-会派の決定と議員の評決権
4) 議会基本条例は議員だけで決定するものか

2018年1月24日(水) 第4回
市民と行政職員
1) 市民と住民は同じか
2) 自治体職員と地方公務員は同じか
3) 市民と行政職員との連携・協働は可能か
4) 職員が( 無難に大過無く) になり( 上司の意向を忖度する) のはなぜか

2018年2月21日(水) 第5回
市民自治
1) 市民自治と国家統治の違い
2) 国民主権と国家主権の違い
3) 市民と国民の違い
4) 自治基本条例は( 首長と議会) だけで制定するものか

[社会・人権]先住民族の権利、世界の趨勢

●10月20日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員・アイヌ民族4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員・アイヌ民族1,000 円 ユース500 円)

世界には、3億7千万人を超える先住民族が70 以上の国で暮らしています。植民地化や開発、軍事化などにより世界の至るところで先住民族の権利は侵害されてきましたが、その権利の回復を求める運動は2007 年に採択された「先住民族の権利に関する国連宣言」に結実し、世界各地で先住民族の権利回復の具体化が進んでいます。国連の権利宣言から10 年を経た今日、先住民族の権利やそれを保証する政策の世界水準はどうなっているのか? 皆さんと共に学びたいと思います。

【関連公開イベント(予告)】
2017 年11 月30 日から12 月4 日にかけて「先住民族政策に関する国際学術会議」が札幌で開催されます。海外から様々な方が集まるこの機会に、一般市民向けの公開企画を行いたいと考えています。日程、会場などの詳細はまだ未確定ですが、近づき次第お問い合わせください。
●ゲスト予定者
岡田 悠偉人( おかだ ゆいと)さん ハワイ大学で医療統計学を研究
トーマス・コルベンソンさん 北欧の先住民族サーミの芸術家、ほか

2017年10月20日(金) 第1回
ラテンアメリカにおける 先住民族の権利保護~米州人権条約と国連宣言に関する事例紹介
●小坂田 裕子(おさかだ ゆうこ)
 中京大学法学部教授、国際法協会(ILA)先住民族の権利の実施に関する国際委員会代理委員
 米州人権裁判所で先住民族の集団的権利を認める判決が出され、それが履行されたケースや、国連宣言に言及して、先住民族の権利が認められた国内裁判所の判決を紹介します。

2017年11月24日(金)
北米のサーモン・ピープルから~サケ捕獲をめぐる歴史と現在の成果
●差間 正樹(さしま まさき) 浦幌アイヌ協会会長
●市川 守弘(いちかわ もりひろ) 弁護士
 サーモン・ピープルと呼ばれるアメリカ北西海岸の先住民族から学んできた鮭を中心に織り成される先住民族としての生き方、先祖の教え、未来の世代への責任。文化の話にとどまらない課題を考えてみましょう。

2018年1月26日(金) 第3回
世界の「先住民族教育」の動向と アイヌ民族の教育的展望
●ジェフ ゲーマン
 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院、北海道大学大学院教育学院准教授
 先住民族教育の先進国とされる国々で取組が本格化されてから、社会情勢が変化し目まぐるしい技術の進歩もみられた。その変遷を概観し、アイヌ民族にとっての意義を探る。

2018年2月23日(金) 第4回
歴史的な「先住民族政策に関する国際学術会議」を終えて
●多原 良子(たはら りょうこ)札幌アイヌ協会副会長
●丸山 博(まるやま ひろし)スウェーデン・ウプサラ大学名誉博士、客員教授
 2017 年11 月30 日から12 月4 日にかけて先住民族研究者や芸術家が札幌に集まり、脱植民地主義に向けての議論と交流を深めます。海外から70 名以上が参加する国際会議の成果について、主催者の多原と丸山がお話しします。

2018年3月23日(金) 第5回
アオテアロア(ニュージーランド)のマオリから学んできたこと
●アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラム参加者
 アイヌ民族がマオリの力強い復興の歩みと実践に学ぼうと始まった交流プログラム。2013 年の第一回研修団派遣に続き、2018 年2月に第二回目の派遣が予定されています。参加したメンバーに実際に触れたマオリの現在を紹介していただきます。

[社会・人権]日本の教育はどこへゆく?どのような人格を育てようとしているのか?

●10月24 日(火)開講 全5回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

教育基本法では「個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期する」と謳われていますが、今の教育は、権力者にとって都合の良い人間作りになってはいないでしょうか? 義務教育・大学教育等の現状と問題点を認識しながら、日本の教育はどのような人格を育てようとするべきかを共に考えてみたいと思います。

2017年10月24日(火) 第1回
新学習指導要領を考える
●高杉 巴彦(たかすぎ ともひこ)北星学園大学文学部教授
 今年3月末に次期の学習指導要領が告示されました。学習指導要領はほぼ10 年毎に改定されていますが、今回の改訂の狙いは何かについて学びます。

2017年11月28日(火) 第2回
大学入試制度が変わる! 「新テスト」のねらいは何か?
●光本 滋(みつもと しげる)北海道大学大学院教育研究院准教授
●高校教育関係者
 大学入試は、大学入試センター試験から大学入学共通テスト(仮称)に変わろうとしています。その狙いは何かを考えてみたいと思います。

2018年1月16日(火) 第3回
「奨学金」・「ブラックバイト」の実態を探る
●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部教授
 いま大学生の奨学金制度やブラックバイトの問題に注目が集まっています。この実態はどのようになっているのかを学びます。

2018年2月20日(火) 第4回
大学は信頼されているか?
●干場 信司(ほしば しんじ)元酪農学園大学学長
●徃住 嘉文(とこすみ よしふみ)元北海道新聞記者
 はたして大学は社会から信頼されているのでしょうか?政治とメディアに監視される大学を内側と外側から考察します。

2018年3月20日(火) 第5回
改めて教育の本質を問う!
●長谷川綾(はせがわ あや) 北海道新聞記者
●教員、大学生
 お勉強ができる子に育てることが教育の目標でしょうか? 改めて現場の教員、学生、ジャーナリストの立場から教育の本質は何かを考えます。

[社会・人権]「共謀罪」のある暮らし 監視される市民社会

●10月27日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

「テロ対策だ」「オリンピックだ」などと目くらませをくらわせ、むりくり成立させた「改悪組織的犯罪処罰法」。7 月11 日には施行され、わたしたちのくらしは「監視」のもとにおかれはじめた。具体的なことは曖昧なまま、「一般人には及ばない」との喧伝が「性質が変わったら及ぶことも」になり、詰まる所、為政者に不都合なことは何でも犯罪にされかねない「共謀罪のあるくらし」は、さてどうなるのだろう。

2017年10月27日(金) 第1回
いま改めて「共謀罪」とは~いったい何が問題なの?
●桝井 妙子(ますい たえこ)
 弁護士、札幌弁護士会共謀罪対策本部委員 
 6月15日に強行採決され、7月11日に施行された共謀罪。共謀罪のあるくらしの中で、私たちが自由に生きていくためには? もう一度、共謀罪を見つめ直しましょう。

2017年12月1日(金) 第2回
「記者よ、お前は自由か?」~やられたらやり返せ・監視報道
●徃住 嘉文(とこすみ よしふみ)
 日本ジャーナリスト会議北海道支部事務局長。北海道生まれ。元新聞記者。共著に『沖縄密約をあばく』(日本評論社)、『緊急事態条項で暮らし・社会はどうなるか』(現代人文社)など。
 国連の表現の自由特別報告者デビッド・ケイは言う。記者は政府だけでなく会社からも自由でなければならない、と。記者を監視しているのは会社だから。答えは市民の中にある。

2018年1月19日(金) 第3回
「秘密保護法」から「共謀罪」まで~私たちをどうしようというのか?
●齋藤 耕(さいとう こう) 弁護士
 2012 年12 月第2次安倍政権成立後、制定された諸法令から安倍政権の狙いを検討する。

2018年2月16日(金) 第4回
治安維持法と共謀罪~専制と暴力をくりかえすの?
●荻野 富士夫(おぎの ふじお)
 小樽商科大学特任教授
 共謀罪法は「現代の治安維持法」といわれます。どのような意味で治安維持法は悪法であり、社会運動と思想の弾圧にどのような猛威を振るったのでしょうか。監視社会化への流れを大きく加速し、まっとうな社会や政治への批判や疑義を萌芽のうちに摘みとろうとする共謀罪法のめざすものを考えます。

2018年3月16日(金) 第5回
「監視時代」の社会運動と共謀罪~「対テロ」法政策に抗して
●清末 愛砂(きよすえ あいさ)
 室蘭工業大学大学院准教授
 9.11 以降、世界各地で軍事主義の拡大と民衆弾圧を正当化するための「対テロ」政策が唱えられてきた。同政策が生み出した各種の人権侵害や共謀罪に抗する運動のあり方を考える。

[社会・人権]参加と合意形成の政治 市民と政治の可能性をさぐる

●11月6日(月)開講 全4回 月1回月曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円
      (単発 一般1,500 円、会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 
・宮内 泰介(みやうち たいすけ)
1961 年生まれ。北海道大学大学院文学研究科教授。環境社会学。自然と人、 コミュニティのこれからがテーマ。編著書『自分で調べる技術』(岩波新書)、『半栽培の環境社会学』(昭和堂)他。
・本田 宏(ほんだ ひろし)
1968 年小樽市生まれ。北海学園大学法学部政治学科教授。政治過程論、比較政治、社会運動論。とりわけドイツ政治に詳しい。著書『脱原子力の運動と政治』(北大図書刊行会、2005 年)。

今年刊行されたばかりの『歩く、見る、聞く 人々の自然再生』(宮内泰介、岩波新書)、『参加と交渉の政治学』(本田宏、法政大学出版局)を手掛かりに、著者のお二人を囲んで語り合います。交渉や合意形成とそれを導き出す参加のあり方という、手法に力点を置いた刺激的な問題提起に学び、市民運動や政治のこれからを考えたいと思います。

2017年11月6日(月) 第1回
合意は可能なのか? 自然再生の仕組みづくりに学ぶ
●宮内 泰介(みやうち たいすけ)
 不確実性と多元的な価値という現代的な状況の下で、どのように合意を形成していくか。多様な関係者がそれぞれの役割を果たしながら、全体として解決に向けて取り組む環境ガバナンスのあり方を通して、柔らかい仕組みについて考えます。

2017年12月4日(月) 第2回
参加と競争と交渉  ドイツ政治に学ぶ
●本田 宏(ほんだ ひろし)
 ドイツの脱原発を可能にした政治的条件とはなんだったのか。社会民主党や労組、州と連邦の政府、そして電力業界の変化を導き出した、政治参加と選挙競争、交渉の具体的なあり方に触れ、多様な利害関係者が合意に至る条件について考えます。

2018年1月22日(月) 第3回
対談「正しさと合意形成」
●宮内 泰介&本田 宏
 市民運動に関わっていると、「自分たちが主張する正しさvs 行政や一般の人たちの無理解」という思いに捉えられます。しかし、どんな価値を重んじるべきなのか、誰が担うのか、誰がどうそれを承認すべきなのか、正しさというのは文化や所属集団などなんらかの社会的背景を持っており、単一ではないことに気づかされます。ドイツと環境問題の現場での知見を通して、お二人に語りあっていただきます。

2018年2月19日(月) 第4回
対談「参加と共同の政治参加をめざして」
●本田 宏&市民の会
 近づく総選挙を視野に入れて、分断を促すワナを乗り越え、市民と立憲野党の合意形成と共同を実現するために、まず何が必要か、何ができるか、率直に語り合いたいと思います。

[社会・人権]韓国民主化と政治体制(前期)独裁のあとに何が起きたか

●5月11日(木)開講 全3回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
  5/11、6/8、7/13
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 朴 権浩(パク クォンフォ)
1967 年韓国全羅南道新安郡、人口300 人の小さい島で生まれる。中学2年生の時、光州民衆抗争を経験。1992 年“ソウル市立大学民主化闘争委員会” 委員長として活動。その後、民主労働党結党に参加、2001 年から2004 年まで民主労働党中央事務局長。2004 年から民主労働党国会議員であるノフェチャン氏の補佐官として国会で活動。2011 年より北大大学院法学研究科、現在博士課程在学中。

1910 ~ 1945 年の日本による植民地政策、その後の朝鮮戦争をへて成立した独裁時代を、1987年、民衆の手で打倒した韓国。しかしその後、独裁者・朴正煕の娘朴槿恵が大統領になるなど、政治情勢は揺れ動きます。今再び、立ち上がる民衆たち。この講座では、独裁後の韓国の民主化を政治体制の側面から読み解き、ニュースを見ているだけではわからない、韓国民主化の真相にせまります。なぜ、韓国の民衆は闘えるのか。私たち自身を顧みるヒントになるかもしれません。ぜひ、ご参加ください。

2017年5月11日(木) 第1回
87 年体制の特徴
 1987 年6月29 日の民主化宣言の翌年、初の大統領直接選挙が行われます。独裁体制から大きく民主化へ舵を切った87 年体制の特徴について学びます。

2017年6月8日(木) 第2回
民主化後の政治制度
 民主化後、どのような政治制度が採用されたか、そしてその影響について学びます。

2017年7月13日(木) 第3回
政党間競争の構造から現代韓国をよみとく
 韓国の政治体制が民主化⇔独裁と揺れ動くのはなぜか。政党間競争の構造から読み解きます。

[社会・人権]天皇制ってなに?(前期)退位の大意

●5月12日(金)開講 全5回 月1 回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生館ビル5F 501)
●参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円 
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

ありていにいえば「自分なりに考え、務めをしてきたが、年を取り覚束ないこともままあり、近々後継に立場を譲りたい」ということだろうか。それがNHK のスクープとして皆の知るところとなり、TV でメッセージを読み聞かせるという成り行き。その行為の一切は「内閣の助言と承認」に基づき、その責任もまた「内閣」が負うはずが、それらは殆ど話題にならず、専ら「譲り方」に話が向いています。一方、「来てくれて元気づけられた」と感激する人の姿が繰り返し紹介されもする。「天皇・天皇制」について、あらためて様々な視点から考えてみましょう。

2017年5月12日(金) 第1回
天皇制と家族主義~憲法24 条の理念はどこに?
●清末 愛砂(きよすえ あいさ)室蘭工業大学准教授
 象徴天皇制といえど、男性支配と家族主義は続いている。個人の尊厳と両性の本質的平等を謳う憲法24 条に着目しながら、ジェンダー平等と平和主義の観点から天皇制を貫く家族主義の問題を語る。

2017年6月16日(金) 第2回
在日韓国人とアイヌ民族から天皇制を考える
●林 炳澤(いむ ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
●清水 裕二(しみず ゆうじ)北大開示文書研究会共同代表
 国家権力の象徴として利用され機能し続けてきた天皇・天皇制。その一端を朝鮮との関わりで見ると共に、時代を経ても変わらぬ天皇制の根本的問題を皆さんと考えてみたい。(林)
 いつ頃からか我が名前が気になりだした。それは「御料牧場地」内での出生と関係があるのかと。また教員として「日の丸・君が代」は必要ないと主張、管理職になってからもそれを貫いたことなど、皆さんと話し合いたい。(清水)

2017年7月21日(金) 第3回
捉えどころのない天皇制
●北村 巌(きたむら いわお)北海道文教大学講師 
 人が造った単なる制度なら、「止めたり変えたり」できそうだが…。でも、現に在る。その過去が過去だけに、どこか恐ろしくもあるこの「天皇制」について、語りあってみませんか。

2017年8月18日(金) 第4回
退位・憲法・皇室典範
●池田 賢太(いけだ けんた)弁護士。「自らの言葉で憲法を語る」をキーワードに講師活動を行う。
 明らかに国政に影響を与えたメッセージは、「象徴としてのつとめ」なる新たな定義までしようとしています。退位の意思表明を機に憲法第1 章や皇室典範と日本国憲法との整合性などを考えてみましょう。

2017年9月15日(金) 第5回
私たちと天皇、天皇制~みんなで話そう
 今また、前面に出ようとしている「天皇・天皇制」。私たちはそれにどう関わってきたか。このシリーズを振り返りながら、さらに何を学び考え行動すればよいのか、一緒に語り合いましょう。

[社会・人権]子どもの貧困を考える 2(前期)

●5月22日(月)開講 全4回 月1回月曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

服や本、家族旅行、部活動、塾や習い事をあきらめ、進学の費用を心配する。高校生になれば自分の生活費や学費のために過度なアルバイトに身をすり減らす…。今や6 人に一人の子どもたちがこのような相対的貧困状態と言われている。同時代に生きるものとして、私たちはこの様な現状を見過ごしていていいのだろうか。より深く知り、解決策を探っていくことが必要ではないだろうか。

2017年5月22日(月) 第1回
地域で子どもを育てる その1~多世代の交流の実践から
●小林 真弓(こばやし まゆみ)ねっこぼっこのいえ代表 
 赤ちゃんからお年寄りまで多世代が集まるねっこぼっこの家。多世代のかかわりの中で育ち合う空間をどのように作りあげてきたのか。経験の中で見えてきたものをうかがいます。

2017年6月26日(月) 第2回
地域で子どもを育てる その2~北海道の子ども食堂の現状
●二本松 一将(にほんまつ かずまさ)札幌学院大学研究生
 子ども食堂の全道の状況、急速に広がった背景、それぞれが地域でどのような役割を果たしているのか、問題点や今後の課題などについて話していただきます。

2017年7月31日(月) 第3回
貧困の連鎖を断ち切るためには… その1~貧困の支援の現場から
●山中 啓史(やまなか けいじ)札幌市ホームレス相談支援センターJOIN 主任相談員
●平田なぎさ(ひらたなぎさ)北海道反貧困ネットワーク
 貧困で苦しむ当事者の支援にかかわる中で目にしたもの、支援の課題と今後の方向等についてお話しいただきます。

2017年8月28日(月) 第4回
貧困の連鎖を断ち切るためには… その2~具体的な展望をさぐる
●平井 照枝(ひらい てるえ)しんぐるまざーず・ふぉーらむ北海道
●深堀麻菜香(ふかぼりまなか)学習支援・こども食堂等で活動中の大学生
※ゲスト:松本 伊智朗 北海道大学教員
 札幌市の調査結果や、それを受けて考えられている計画をもとに、今後どのような施策が必要なのかを共に考えます。

[社会・人権]「近代家族」から「現代家族」の諸相(前期)

●5月23日(火)開講 全5回 第四火曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 5回通し2,000 円 単発500 円
●講 師 北村 公一(きたむら きみかず)

小学校教員。2013 年からさっぽろ自由学校遊の正会員。札幌音楽教育サークル会員。学生時代、久田栄正法律研究室で卒論「教育基本法第10条論」を書く。
私の父、北村達が「近代家族」(絶版)を上梓したのは、1955 年、戦後10年の時でした。若干36歳の若き社会学者としてのデビユーと言ってもよいでしょう。当時は、戦前の家父長制から脱却し民主主義のもと新しい家族の形態が模索されていた時期でした。その後、高度経済成長、大学闘争、ウーマンリブなどの運動があり、人々の意識も大きく変わりました。
バブル崩壊を経て2000年以降は、「家族」に対してある種の形を理想型として打ち出されました。それは、「現代家族」が様々な諸相を見せ始めたことにもよります。
この講座では、まず憲法24条から始めます。ここで実現した男女同権、女性の参政権。そして戦後すぐの「近代家族」を経て、様々な家族論が出てきます。現代改めて「結婚―性―家族」を捉え返してみたいと思います。5回目は、問題提起の後、参加者で話し合いを考えています。(北村公一)

2017年5月23日(火) 第1回
憲法24条と女性の権利
 今年は、憲法施行70 年です。70 年前、日本国憲法により男女同権と女性の参政権が実現しました。その後、どのような歴史があったのか概観し、問題点を出してみたいと思います。

2017年6月27日(火) 第2回
北村達著「近代家族」を読む
 1955年、戦後10年に出された「近代家族」(絶版)は、家族についての初期の論稿だと思われます。当時の時代状況を含めてこの本を要約・解説します。
(資料代として300 円いただきます。)

2017年7月25日(火) 第3回
家族論再考
 1975年、芹沢俊介氏は、「戦後社会の性と家族」を1995年に吉澤夏子氏は、「家族の近未来―近代社会の変容と家族」を著しました。家族論がどのように変遷していったのか、みていきたいと思います。

2017年8月22日(火) 第4回
「結婚-性-家族」について現状と課題
 現在、結婚の2極化(早期と晩婚)、「結婚格差」、様々な性や家族の形態があります。それらをどのようにとらえ、また課題を明らかにしていきたいと思います。時間があれば聖書やイスラムの考えもひもといてみたいです。

2017年9月26日(火) 第5回
話し合い
 「性教育」、「性的に健康な大人とは」(SIECUSガイドライン)などの問題提起の後、参加者で話し合ってみたいと思います。

[社会・人権]松下圭一 『市民自治の憲法理論』( 岩波新書) を読む(前期)

●5月24日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円(単発 1,000 円 ユース500 円)
●講 師 森 啓(もり けい)
中央大学法学部卒、神奈川県自治総合研究センター研究部長、北海道大学法学部教授、現在・北海学園大学法科大学院講師。主な著作「文化の見えるまち」「新自治体学入門」「自治体学とはどのような学か」 。
詳細はhttp://jichitaigaku.blog75.fc2.com/ 参照。

本書は「憲法は、国家のものか市民のものか」と問い、「国家統治の観念」に「市民自治の理念」を対置して「憲法は市民自治の基本法であるのだ」と明快に論述した。本書が1975年9月に刊行されたとき「松下ショック」と言われた。かくて憲法理論と行政法理論は180度の転換が必要になった。だが学者は「国家観念」に疑念を抱くことも厳しく禁圧されており、さりとて誰も正面きって松下理論に反論もできなかった。だが市民は「ここに書いてあるとおりだ」と快哉して理解した。本書は松下市民政治理論の入門書である。
●テキスト 松下圭一『市民自治の憲法理論』岩波新書 (1975年、720 円)
●参考書  森 啓 『新自治体学入門』時事通信社  (2008年、2.300 円)
      大塚信一『松下圭一日本を変える』トランスビュー(2014年、3.600 円)

2017年5月24日(水) 第1回
憲法と対立する法学的思考
 戦後民主主義は、行政体質の革新をなさずして( 旧来の行政論理のままで)、憲法理論・行政法理論を手直して啓蒙した。そのため( 驚くべき) 時代錯誤の官治型・集権型の理論構成になっている。
・憲法学者、行政法学者はなぜ松下理論( 著作) を読まないことにしているのか
・行政法学の秘密とは ①行政機構の優越性、②行政法の段階構造 ③行政行為の公定性

2017年6月21日(水) 第2回
分節政治システム―地方政府論
 自民党の橋本竜太郎内閣のとき、菅直人議員が「憲法65 条の内閣の行政権限は(どこからどこまでか)」と質問した。「内閣の(つまり国の) 行政権限は憲法第八章の地
方公共団体の権限を除いたものです」と、内閣法制局長官が答弁した。これが公式政府答弁である。すなわち、自治体は独自の行政権限を有しているのである。自治体行政を行うに必要な法規範を制定する権限も憲法によって保持しているのである。
・ところが、大学では「自治体立法権・自治体行政権・自治体解釈権」の講義をしていない。なぜであろうか。

2017年7月19日(水) 第3回
国民主権と国家主権
 日本はポツダム宣言を受諾して1946 年に「新憲法」を制定した。しかしながら、帝国大学の学者が「国家統治」の観念から自由になることはできる筈もなかった。
・憲法は「天皇主権」から「国民主権」に変わった。ところが大学では今も「憲法とは国家統治の基本法である」と教説している。何故であろうか。
・学者は「国家主権」と「国民主権」曖昧に( 意図的に)混同する。なぜであろうか。

2017年8月23日(水) 第4回
国家法人理論と政府信託理論
 大学の憲法講義は「国家」を統治主体と教説するがその「国家の観念」は曖昧である。なぜ日本の憲法理論(学会)は今も国家理論を踏襲するのか。主権者は国民(People・Citizen) である。国民が政府を構成し代表権限を信託し制御するのである。これが民主主義の理論である。
・国民と市民と概念を明晰にしよう。
・市民と住民の違いを認識しよう。

2017年9月20日(水) 第5回
自治体は地方政府―政府三分化
 1970年代に「自治体の発見」ということが言われた。都市問題・公害問題の激化に伴って市民運動が台頭し革新自治体が叢生した。主権の所在は国家に非ず。市民が主権
主体である。自治体は市民生活に身近な地方政府である。「国家理論」の呪縛から自らを解放するのが市民学習である。

[社会・人権]デモクラシーはなぜ崩壊したのか(前期)ドイツ・ワイマール共和国の経験に学ぶ

●5月25日(木)開講 全2回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般2,000 円 会員1,600 円 ユース800 円
     (単発 1,000 円 ユース500 円)
●講 師 遠藤 泰弘(えんどう やすひろ)
1976 年神戸市生まれ。松山大学法学部教授。専門はドイツ政治思想史。著書『オットー・フォン・ギールケの政治思想』(国際書院、2007 年)、共著『ドイツ連邦主義の崩壊と再建』(岩波書店、2015 年)。趣味は旅行、映画鑑賞。

第一次世界大戦での敗戦後、ドイツ帝国が崩壊し、「ワイマール(ヴァイマル)共和国」と呼ばれた民主体制が1919年に成立しました。その憲法は、後の日本国憲法においても「生存権」として取り入れられた「社会権」を始めとする幅広い人権規定や、大統領の直接公選や国民投票の制度化に見られる直接民主制を重要な特色にしており、また男女20歳以上の普通選挙権も導入しました。このように当時最先端と見られる民主的憲法を備えていたにもかかわらず、政治や経済は安定せず、やがてナチスが台頭し、独裁政権下で憲法は停止状態に追い込まれました。この講座では、こうした民主体制崩壊の経験が現代の日本に何を示唆しているのかを考えます。

2017年5月25日(木) 第1回
ワイマール共和国の特徴と経緯
 ワイマール共和国の成立からヒトラー政権成立までの経過や、ワイマール憲法の特徴と弱点、歴史的・社会的背景などを概観します。

2017年6月22日(木) 第2回
ナチスによる権力掌握と支配の経験から何を学ぶか
 ヒトラーが政権を掌握してから全権委任法(授権法)の制定による独裁体制完成までの経緯を学ぶとともに、そこから引き出した教訓を戦後ドイツがどのように生かしているのかを検討します。さらに、「ナチスの手口を学んだらどうか」という、ときの副総理による有名な発言や、特定秘密保護法や安保関連法の強行採決、閣議決定による集団的自衛権行使容認への憲法解釈変更、共謀罪新設論議に至る、一連の日本における憲法と民主主義をめぐる情勢を読み解く上で、ワイマール共和制崩壊からの教訓は、どのような示唆をどの程度、与えてくれるのか、似たところと違うところは何かなど、おおいに議論したいと思います。

[社会・人権]北海道をもっと知ろう! アイヌ入門講座(前期)

●5月26日(金)開講 全5回 第四金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員・アイヌ民族4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員・アイヌ民族1,000 円 ユース500 円)

せっかく北海道にいるのだから、この地の先住民族であるアイヌのことをもっと学んでみませんか? この島の成り立ちを知ってはじめて、理想の北海道のあり方が見えてくるのだと信じています。北海道らしさの根源はアイヌ民族の存在だといっても過言ではありません!コーディネーターは今年で3年目、阿部千里( アイヌ・先住民族電影社代表) が務めます。身近に感じていただけるようなトピックや時事についてを中心に、若手アイヌにもスポットを当てた今回の講座… ぜひいらしてください!

2017年5月26日(金) 第1回
アイヌ女性会議設立とその展望
●多原 良子(たはら りょうこ)札幌アイヌ協会副会長 ほか
 全国のアイヌ女性で構成する組織が今年5月に設立される予定です。アイヌ女性が抱える問題、複合差別とは?女性会議設立後の展望についても語っていただく予定です。

2017年6月23日(金) 第2回
学校生活とアイヌ文化伝承
●葛野 大喜(くずの だいき)札幌大学ウレシパクラブ
●近藤 聖(こんどう さとし)札幌大学ウレシパクラブ
 アイヌ文化やアイヌ語を専門的に学ぶことのできる札幌大学ウレシパクラブから学生をお呼びし、ウレシパクラブでの活動や彼らの関心事についてお話しいただきます。

2017年7月28日(金) 第3回
先住民族とは?~映画から見る先住民族
●阿部 千里(あべ ちさと)アイヌ・先住民族電影社代表
 海外には先住民族に関する映画がたくさんあり、電影社ではそれらを鑑賞するMT を定期的に開催しています。おすすめの作品をいくつか紹介しますので、一緒に先住民族が住む社会のあり方を考えましょう。

2017年8月25日(金) 第4回
海外の先住民族の状況
●ディバン・スクルマン 北海教区宣教師
 台湾原住民族ブヌン族出身のディバンさんに、台湾の歴史や先住民族とキリスト教の関係、台湾の先住民族政策について紹介していただきます。

2017年9月22日(金) 第5回
アイヌ民族博物館と象徴空間
●八幡 巴絵(やはた ともえ)(一財)アイヌ民族博物館職員
 アイヌ民族博物館や白老アイヌについてお話しいただいた後、2020年に開設予定の象徴空間の役割についてもお話しいただく予定です。

[社会・人権]北海道150 年をみつめ直す(前期)「人びと」からみた北海道の近代

●6月2日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

私たちの暮らすこの地が「北海道」と名づけられて150 年が経とうとしています。もちろん、それは単に新たな名前が付けられたということではなく、日本という国の近代化というプロジェクトの中で、この地のもつ性格が大きく変えられていったことを意味します。
このシリーズでは、いまにつながる北海道の近代150 年の歴史を、元々そこに生きてきた人びと、様々な理由から海を渡りこの地で生きてきた人びとなど、「人びと」の足跡からみつめ直したいと思います。

2017年6月2日(金) 第1回
松浦武四郎
●花崎 皋平(はなざき こうへい)1931 年、東京生まれ。著述業。著書に『静かな大地ー松浦武四郎とアイヌ民族』ほか。
 「近世蝦夷人物誌」を中心に、武四郎の蝦夷地観についてお話します。

2017年6月30日(金) 第2回
遺骨発掘から見える北海道
●殿平 善彦(とのひら よしひこ)一乗寺住職、東アジア市民ネットワーク代表
 空知で始めた民衆史掘り起こし運動は40 年を越えました。朱鞠内、猿払村でも強制連行・強制労働犠牲者の遺骨発掘を続け、札幌の寺院からも遺骨を発見しました。遺族を求めて韓国にわたり、歴史を検証し、多くの出会いを得てきました。その歩みから見えてきたことを報告したい。

2017年8月4日(金) 第3回
北海道の近代史を見る視点
●山田 伸一(やまだ しんいち)歴史研究者で学芸員
 北海道の近代史を考えるとき、私はいくつかの視点を意識してきました。思い切って短く、単語で挙げれば、人権、自然環境、北東アジア。そこから見えるのは、どんな歴史?

2017年8月5日(土) 【番外編】 
北海道博物館見学
 近代の展示を中心に、博物館がどのように北海道の歩みを描いているのか観に行きましょう。(要事前申込)
 *参加費実費

2017年9月1日(金) 第4回
囚われのアイヌ人骨
●土橋 芳美(どばし よしみ)平取出身。1970 年代に月刊の新聞「アヌタリアイヌ」を発行する。
 明治期のアイヌ指導者の一人である平村ペンリウク氏の遺骨が北大にあることがわかり、返還を求め、長編叙事詩『痛みのペンリウク』を出版された土橋芳美さんにお話を伺います。

2017年9月29日(金) 第5回
結城庄司が問いかけたもの
●結城 幸司(ゆうき こうじ)版画・木彫作家。アイヌアートプロジェクト代表。
父の闘いから受けとめたもの 
時代背景から知るアイヌの姿 
そして父の闘い 
それからのこの国の姿 
繋いで行くべきvision 
父から子へと渡すもの

[文化・芸術]楽しむアート入門

●10月13日(金)開講 全5回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 くろだ としひこ
1956 年生まれ。北海道教育大学・非常勤講師。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。「北海道ジャズ物語」(2006 年出版)編著者。札幌ローカルアート倶楽部代表。2012 年に自由学校「遊」で「音楽でみるアメリカ史」、2013 年には「北海道美術入門」を開催。その後、文化教室等でアメリカやヨーロッパの音楽史セミナーを開催。 現在、地域での音楽やアートによる町づくり、音楽療法・臨床美術についての研究、各種アートプロジェクトの企画・立案をメインワークとして活動中。

今年、2 回目となる札幌国際芸術祭(SIAF) が行なわれ、普段にましてアートへの関心が高くなりました。そこでアートを幅広く紹介して、身近にアートを感じるための講座を企画し、開催させて頂きます。毎年、札幌では各種の芸術祭、公募展、映画祭など多数行なわれています。こうしたアート・イベントを楽しむためのポイントについて学びます。

2017年10月13日(金) 第1回
西洋美術入門~ルネサンスから印象派まで
 イタリア・フィレンツェで誕生したルネサンスから北方ルネサンス、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、写実主義、自然主義、印象派までをその時代や社会背景とともに紹介します。歴史的名画をご案内いたします。美術を通してヨーロッパ文化についても理解します。

2017年11月10日(金) 第2回
現代アート入門~新印象主義から村上隆まで
 後期印象派からフォビズム、キュビズム、そして第1 次世界大戦中のヨーロッパではダダイズムが流行り、その後、シュルレアリスム、抽象表現主義、カラー・フィールド・ペインティング、第2 次世界大戦後はアートの舞台がヨーロッパからアメリカへ。そしてポップアート、コセンプチュアル・アート、パフォーマンス・アートなど現代アートの時代へ。こうした歴史的背景や代表的な作品などを紹介します。

2017年12月8日(金) 第3回
映画芸術入門~無声映画からシネコン3D映画まで
 リュミエール兄弟により発明された映画技術。それから100 余年、映画は大きな産業としてまた芸術として現在に継承されています。1920 年代にモンタージュ理論が打ち立てられ、その後トーキーが登場します。そしてチャップリン映画の流行、ネオリアリズム、ヌーヴェルヴァーグ、アメリカン・ニューシネマなど。常に進化してきた映画芸術についてその歴史及び社会的背景や代表的な作品を紹介します。

2018年1月12日(金) 第4回
テクノロジーと癒しのアート入門~科学技術や医療とアートの関係とは
 最近一般的に行われるようになったプロジェクション・マッピングや各種コンピューターを利用したアート表現、他方、臨床美術や音楽療法といったアートを癒しとして実践する試みも行われるようになりました。今回は最先端のテクノロジー・アートや医療として注目されるアートについて紹介します。

2018年2月9日(金) 第5回
北海道美術入門~北の大地に輝く先駆のアーティスト達
 北海道で活躍した画家や歴史について紹介します。西洋の有名絵画や日本の代表的作品と比べるとなかなか紹介される機会が少ない地元・北海道のアート。しかしそこには素晴らしい芸術作品が多数あり、北海道の宝となっています。林竹次郎、岩橋永遠、片岡球子、三岸好太郎、木田金次郎、田辺三重松、中村善策、国松登、小川原脩、居串佳一、神田日勝、深井克美など北海道を代表する画家や代表作について紹介します。

[文化・芸術]VRアートで貴方は変わる 空間創造・共有体験の可能性

●10月21日(土)開講 全6回 月1回土曜14:30 ~ 17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 1回 一般2,000 円 会員1,800 円 ユース1,000 円
    6回 一般10,000 円 会員9,000 円 ユース5,000 円
●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO の創設者。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から19 年間、映像関係の番組のパーソナリティーを継続中。1996 年からインターネットのホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどで情報発信を続けています。

バーチャルリアリティ(VR) は、自由に世界を旅し、空間世界を創造し、人と交流し、その中で活動することができます。VR は、幅広い応用範囲がありますが、アートの分野でもこれまでにない表現が可能になっています。初めてのアート体験が待っています。VR 空間の中で、自由に楽しく表現することも可能です。誰もがVR 空間で創作活動ができるようになりました。
3D 空間アート、ミュージックビデオ、ライブコンサート、VR アニメ、VR 美術館など、選りすぐりのVR 作品を、体験していただきます。ダリやゴッホの絵画の中に入ります。名演奏を間近に体感します。めくるめくようなVR アート表現と出会います。VR 関連の幅広い最新情報も解説します。
VR を通じて、新しい現実、たくさんの現実に出会い、日常の現実が揺らぎます。その相対化を経て現実が豊かになります。講座では、貴方が変わるための環境、場を用意します。解説とVR 体験がセットになっています。さまざまなVR 体験が、貴方を変えていきます。
※ 10 月21 日の講座に参加申し込みしていただいた方先着10 人に、スマートフォンで簡単にVR が楽しめる携帯VR 機器をプレゼントします。

2017年10月21日(土) 第1回
メディアアートの歴史(テクノロジーとアート)、 VR 美術館・博物館、世界初VR アート個展

2017年11月11日(土) 第2回
メディアアートの歴史(ナム・ジュン・パイク)、 VR ライブコンサート、3D 音楽ライブ

2017年12月16日(土) 第3回 
メディアアートの歴史(TV とウゴウゴ・ルーガ)、 VR 美術館の世界巡り、VR 名画鑑賞

2018年1月13日(土) 第4回
メディアアートの歴史(ネットとポストペット)、 VR ミュージックビデオ1、VR 音楽アプリ

2018年2月10日(土) 第5回
メディアアートの歴史(落合陽一のアート作品)、 3D 空間アートの可能性、VR 名作アニメ

2018年3月10日(土) 第6回
メディアアートの未来(VR は身体の拡張と超越)、 VR ミュージックビデオ2、VR アート作品

[文化・芸術]黄金色の手しごと ~麦わら細工に親しもう(後期)

●10月11日(水)開講 全3回 月1回第二水曜10:00 ~ 12:00
  10/11、11/8、12/13
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 3 回通し4,000 円 単発1,500 円
●講 師 土肥 信子(どい のぶこ)  札幌村文化センター麦わら細工の会代表 

北海道産の麦わらは、細工にすると淡い黄金色の光を放ちます。鉱物質を連想させる輝きは、宝石のオパールと同じプラントオパールを含んでいるからです。今回の講座では、麦の光を活用して、ダックスフンド、亀、クリスマスの飾りを作ります。経験や年齢を問わず、ご参加いただけます。

2017年10月11日(水) 第1回
ダックスフンド

2017年11月18日(土) 第2回

2017年12月13日(水) 第3回
クリスマスの飾り

[文化・芸術]キャンドル☆ポエム★ささやかナイト(後期)

●12月8日(金)、22日(金) 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 各回500 円 *要事前申込
◇キャンドルの光の中で、詩を読んでみましょう。お好きな詩、紹介したい詩、俳句、短歌などをお持ちいただき、読んで聞かせてください。もちろん聞くだけでもOK.
◇お手元にキャンドルがありましたら、お持ちください。
2017年12月8日(金)
キャンドルナイトの準備をしよう
●持ち物 紙パック(牛乳など)1枚~、 カッターナイフ、あればカッター板 
冬至のキャンドルナイトのために、ランタンを作ろう。朗読の準備もしてみましょう。

2017年12月22日(金)
キャンドル☆ポエム★ささやかナイト 本番
●流 れ
キャンドルナイトの話
19 時~ 20 時(消灯、キャンドルを灯す)
朗読をしましょう。
20 時~ お茶とお菓子で振り返りをしましょう。
冬至の夜、明かりを消して、キャンドルの明かりだけで過ごし、 エネルギーの大切さ、平和の願い、自然との共生、いろいろな人と共に生きるということなどに思いをはせてみませんか。

[文化・芸術]詩の朗読のひととき 土曜の午後のひととき、詩の魅力に触れてみよう

●11月25日(土)、1月27日(土) 全2回 土曜14:00 ~ 16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 各回1,000 円 ユース500 円

小樽・札幌でご活躍されていらっしゃるお二人の詩人をお招きして、詩の朗読を聴かせていただきます。「遊」の企画ではなかなか数少ない生の文学に触れられる貴重なひとときを味わえることでしょう。詩がお好きな方はもちろん、普段 詩と親しむ機会のない方も、ポエトリーリーディングへの扉を開けて、お気軽にぜひご参加くださいますように…お待ちしております。

2017年11月25日(土) 第1回
「盲いたシンキンチョウの恋唄」など
●長屋 のり子 (ながや のりこ)1940 年 東京神田お茶の水に生れる。小樽在住。
 ブロニスワフ・ピウスツキの妻(樺太アイヌ)についての「盲いたシンキンチョウの恋唄」をはじめ、ご自身の作品を朗読していただくとともに、花崎皋平さんとの対話も予定しています。

2018年1月27日(土) 第2回
「痛みのペンリウク」から
●嘉藤 師穂子 (かとう しほこ)「小樽詩話会」「饗宴」同人。元「山猫座朗読らいぶ」座長。
 詩作とともに長く朗読の活動をしてこられた嘉藤さんが、すばらしい作品にめぐりあえたと言われる、土橋芳美さん著の長編叙事詩「痛みのペンリウク 囚われのアイヌ人骨」からの朗読に、耳と心を傾けましょう。

[文化・芸術]「遊」版 うたごえ喫茶 2017(後期)通わそうよことばと心!思い切りうたって気持ちすっきり!

●10月28日(土)より 全6 回 月1回水・土隔月開催 14:00 ~ 16:00 
     10/28(土)、11/22(水)、12/23(土)、1/24(水)、2/24(土)、3/28(水)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 1回600 円  通し3,000 円 (飲み物とお菓子つき)

前期好評だった「うたごえ喫茶」を、後期も引き続き開催します。なつかしい歌、お気に入りのうた、思い出のうた、元気が出るうた…、みなさんのリクエストでいろんな歌を歌います。みんなで歌うと、みんなの声が合わさってなぜか、とても気持ちがいい!!
参加者どうしの語り合いも大切にしています。どうぞ気軽にのぞいてみてください!

[文化・芸術]もう一度描きたい水彩画

●5月9日(火)開講 第二、第四火曜(5 月~ 9 月) 13:00 ~ 17:00
  5/9、5/23、6/13、6/27、7/11、7/25、8/8、8/22、9/12、9/26
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 6,000 円/月 
 *画材代として300 円/ 月が別途かかります。
●講 師 鈴木 利枝子(すずき りえこ)
 東京都上野美術館一線美術会友 ちえりあ水彩教室華陽会講師 
 豊平区民センター水彩教室華陽会講師

これからの自分の時間の絵。絵を描くことで楽しみを、絵に対する思いをもう一度取り戻しましょう。新しい「遊」の友と一緒の時間を、最初の一歩の基本から。

[文化・芸術]音楽と美術で学ぶヨーロッパ文化(前期)

●4月21日(金)開講 全6回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

●講 師 くろだ としひこ
1956 年生まれ。北海道教育大学・非常勤講師。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。「北海道ジャズ物語」(2006 年出版)編著者。SMG 編集長。 2012 年に自由学校「遊」で「音楽でみるアメリカ史」を開催。その後、文化教室等でアメリカやヨーロッパの音楽史セミナーを開催。 2015 年に自由学校「遊」で「音楽でみるヨーロッパ史」を開催。2016 年に「音楽でみるアメリカ文化」及び「音楽と社会」を開催。

いままでに自由学校で開催されたヨーロッパ音楽の講座などを土台に、音楽だけでなく美術も含めたアートを学ぶことでヨーロッパ各地域の持つ文化を知るための講座です。音楽と美術との関係について深く掘り下げていきます。

2017年4月21日(金)第1回
イタリアのアート
ルネサンスとオペラそしてナポリ民謡
 ルネサンス絵画の発祥と発展経過を見ながらイタリアの歴史を知り、更にオペラの誕生からナポリ民謡を通してイタリア文化について学びます。

2017年5月12日(金)第2回
フランスのアート
印象派と印象主義音楽そしてシャンソンへ
 モネやルノワールなどの印象派絵画の誕生と人気の秘密に迫り、更に絵画から派生した印象主義音楽そしてシャンソンを通してフランス文化を考えます。

2017年6月9日(金)第3回
イベリアのアート
多文化から生まれたフラメンコ&ピカソ
 西ヨーロッパでは唯一イスラーム文化の影響を色濃く残すイベリア半島。多民族・多文化での音楽誕生と美術の特異な関係について学びます。

2017年7月14日(金)第4回
イギリスのアート
バラッド・ケルト民謡とイギリス絵画
 ケルト文化が色濃く残る音楽、アイルランド民謡やスコットランド民謡。そして産業革命を推し進めた大英帝国のアートを通して英国文化を理解します。

2017年8月11日(金)第5回
ドイツのアート
北方ルネサンスとバロック音楽の誕生
 デューラーなどの北方ルネサンス絵画の緻密さや力強さ。宗教改革が生んだバッハのコラール等、バロック音楽の誕生からドイツの文化について学びます。

2017年9月8日(金)第6回
アルプスのアート
アルプス音楽と絵画そしてハプスブルク家
 アルプスで生まれたヨーデル・アルプホルン・チロル音楽など、更にウイーンのロマン派やワルツ。山岳芸術や宮廷美術からもアルプス文化を考えます。

[文化・芸術]VRはソーシャルメディア(前期)

●5月20日(土)開講 全5回 月1回土曜14:30 ~ 17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 1回毎  一般2,500 円、会員2,000 円、ユース1,000 円
     5回通し 一般10,000 円、会員8,000 円、ユース4,000 円
●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO の創設者。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から18 年間、映像関係の番組のパーソナリティーを継続中。1996 年からインターネットのホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどで情報発信を続けています。

VRは、自分の世界に閉じこもるというイメージがありますが、そうではありません。現実世界から切り離すのではなく、さまざまな現実世界をつなぎ、相対化し多層化します。VRは、最初から交流の手段として開発されました。今回のVRブームの火付け役となったOculus の会社を買収したのは、Facebook でした。Facebook のザッカーバーグは、「VRは、次世代のソーシャルメディア」と話しました。そして着々と、その準備が進んでいます。そのほかのソーシャルメディアに特化したVR のサービスも、次々に始まっています。
講座では、ソーシャルメディアとしてのVRの歴史、可能性を解説します。VR普及によって懸念される問題点も整理します。最新のVR関係情報も、毎回分かりやすくお伝えします。講座の後には、VR体験コーナーも設けます。

2017年5月20日(土)第1回
VRの歴史(1980 年代)
ソーシャルVR サービス「High Fidelity」解説

2017年6月10日(土)第2回
VRの歴史(1990 年代)
ソーシャルVR サービス「cluster」解説

2017年7月8日(土)第3回
VRの歴史(2000 年代)
ソーシャルVRサービス「Sansar」解説

2017年8月19日(土)第4回
VRの現在(2010 年代) 
ソーシャルVRサービス「Oculus Social VR」解説

2017年9月9日(土)第5回
VRの未来(2020 年代) 
ソーシャルVRサービス「AltspaceVR」解説

[文化・芸術]黄金色の手しごと ~麦わら細工に親しもう~(前期)

●5月10日(水)開講 全3回 月1回第二水曜10:00 ~ 12:00
  5/10、6/14、7/12
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 3 回通し4,000 円 単発1,500 円

●講 師 土肥 信子(どい のぶこ)  札幌村文化センター麦わら細工の会代表 

北海道産の麦わらは、細工にすると淡い黄金色の光を放ちます。鉱物質を連想させる輝きは、宝石のオパールと同じプラントオパールを含んでいるからです。この講座では、麦の光を活用して、ブローチ、雪の結晶、鶴や亀を作ります。経験や年齢を問わず、ご参加いただけます。

2017年5月10日(水)第1回
キリン

2017年6月14日(水)第2回
東京・大森に伝わる麦わら細工

2017年7月12日(水)第3回
雪の結晶のモビール

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

●5月10日(水)開講(~ 2018 年4月) 毎週水曜13:00 ~ 15:00 
 *5週ある月は第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 5,000 円/月(材料費は含みません)
※受講をご希望の方は、 クラスの見学(1回)可能です。 まずはお問い合わせください。

●講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974 年8月10 日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97 年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌ民族が先住民族と認められてからまだ日が浅いですが、アイヌ文化・芸術の歴史はとても深いものです。生徒さん自身の手で作る事によって、それらの文化を身近に感じる事ができると思います。是非一度チャレンジしてみませんか。お待ちしてます。

[文化・芸術]キャンドル☆ポエム★ささやかナイト(前期)

●日 時 6月9日(金) 18:45 ~ 20:45
     6月20日(火) 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 各回500 円 *要事前申込
◇キャンドルの光の中で、詩を読んでみましょう。お好きな詩、紹介したい詩、俳句、短歌などをお持ちいただき、読んで聞かせてください。もちろん聞くだけでもOK.
◇お手元にキャンドルがありましたら、お持ちください。キャンドル作りの講座(6/9)もあります。ご参加くださると、楽しいです。
 
2017年6月9日(金)
キャンドルナイトの準備をしよう
夏至のキャンドルナイトのために、キャンドルやランタンを作ろう。 
●持ち物 1L の紙パック(牛乳など)1枚~、カッターナイフ   

2017年6月20日(火)
キャンドル☆ポエム★ささやかナイト 本番
夏至に1日早いその日の夜。明かりを消して、キャンドルの明かりだけで過ごし、 エネルギーの大切さ、平和の願い、自然との共生、いろいろな人と共に生きるということなどに思いをはせてみませんか。

[文化・芸術]「遊」版 うたごえ喫茶 2017(前期)通わそうよことばと心!思い切りうたって気持ちすっきり!

●4月19日(水)より 全6 回 月1回水・土隔月開催 14:00 ~ 16:00 
     4/19(水)、5/20(土)、6/21(水)、7/15(土)、8/23(水)、9/16(土)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 1回600 円  通し3,000 円 (飲み物とお菓子つき)

昨年度初めて開き好評だった「うたごえ喫茶」を、今年度は毎月開催します。みなさんのリクエストでいろんな歌を歌います。なつかしい歌、お気に入りのうた、思い出のうた、元気が出るうた…、一緒に歌うとみんなの声が合わさって、なぜかチョウ気持ちいい!! 参加者どうしの語り合いも大切にしていきたいと思っています。

[技能]実践・作文教室(前期)

●5月17日(水)開講 全4回 隔週水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円
  単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

●講 師 判度谷 俊治(ばんどや としはる)
1956 年生まれ。フリーライター。ミニ出版クラブ代表。ビジネス文書工房主宰。1980 年都内の電機メーカーに勤務。設計業務及びマニュアル作成業務に従事。その後、テクニカル・ライターとして各種技術マニュアルを作成。2003 年よりルポライティングを開始。2006 年「北海道ジャズ物語」出版。2013 年より企業や自治体での文書講座の講師として活動。2014 年に「大人の作文教室」、2015 年に「大人のライター・エディター教室」を自由学校「遊」で開催。

説明文・紹介文・感想文・意見文などを、最適な書式・様式(メソッド)を利用して、実践していくための講座です。毎回、演習を行い、作文能力を身に着けます。また文書をまとめるための情報整理のやり方も学びます。

2017年5月17日(水)第1回
書くために必要なこと
1)文字数の感覚を身につける
2)起承転結とパラグラフ・ライティングを使い分ける
3)演習(課題)

2017年5月31日(水)第2回
説明のための文書とは
1)説明対象を調べる
2)説明文と紹介文を理解する
3)演習(課題)

2017年6月14日(水)第3回
感想のための文書とは
1)感想とは何か
2)感想の度合いと対象
3)演習(課題)

2017年6月28日(水)第4回
意見のための文書とは
1)意見とは何か
2)事実・体験・歴史の利用
3)演習(課題)

[技能]手縫い・手作りサークル「縫(ほう)」【月1回】

● 月1回、午後の時間帯に開催予定
 *詳細は未定なので興味のある方は事務局までお問い合わせください。
● 会 場 さっぽろ自由学校「遊」を基本とする    
● 参加費 一回 500 円程度
● 持ち物 自分の作りたい作品の材料と道具

自分の身の回りの物(衣服や小物等)を手作りしたいけど、なかなか一人ではハードルが高くてという方はいませんか。手縫い・手作りサークル「縫(ほう)」はそんな人たちが集まって、お互いに刺激しながら作品作りをしようというサークルです。興味のある方は一度のぞいてみてください。

[からだ]基礎から学ぶ伝統楊式太極拳(後期)急がず、悩まず、無理をせず

●10月19日(木)開講 全6回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般6,000 円 会員・ユース4,800 円
●定 員 10 名(最少催行人数5名)
●講 師 原田 稔(はらだ みのる)
1952 年生まれ。国内外の太極拳名手、高手に太極拳の指導を受け、2005 年に太極拳札幌交流協会(http://www.taichisapporo.com ) を設立し札幌を中心に普及活動を開始。市内の高校、体育館などで幅広い年齢層の方々に太極拳を指導中。日本武術太極拳連盟公認A 級指導員、世界永年太極拳連盟教練資格。

日本に太極拳が普及し始めてほぼ半世紀が経ちました。太極拳がどんなものかは知らなくてもあのユックリとした動きの特徴を知らないと言う方はいないでしょう。では、どうしてユックリ動くの? という疑問の答えはなかなか聞けないものです。太極拳には陰陽学説や五行説と言った東洋哲学を実践する理論があります。この連続講座で伝統楊式太極拳の8つの動作を学ぶことを通して、その拳理に少しでも触れていただきたい。身体に新しい発見があることでしょう。

◎服 装 ジャージ等の動きやすい服装と運動靴でご参加下さい。ジーンズ、スカート、ヒールのある靴での参加は不可。
◎持ち物 汗拭き用のタオルと水分を持参下さい。

2017年10月19日(木) 第1回
手は? 足は? 腰はどこ? 今さら聞けない基本のお話
 中国伝来の太極拳はまず言葉の違いに気付くことが大切です。動かすところが違っていれば、動作そのものが異なるはずです。手を振り、足を出し、腰を動かす…では手はどこ? 足は? 腰は? それを確認することから始めましょう。

2017年11月16日(木) 第2回
肩と腰、肘と膝、手と足の動きをつなげましょう
 あのユックリの歩き方と身体を緩めるということに取り組んでみると意外な発見に驚かされます。つなげるって、どういうこと? ゆるめるってどうやって? そんな疑問にお答えします。歩いて、歩いて何度も歩いて身体のゆるみは作り出されます。

2017年12月21日(木) 第3回
8つの動作を連続して行いましょう
 覚えられないとか、上手にできないとか悩まなくてもかまいません。幾つかの動作をゆっくりと繰り返します。そうすると…身体の方が疑問に答えてくれることでしょう。

2018年1月18日(木) 第4回 
「気の流れ」を学びます
 ここまで参加して頂いた皆さんの身体が、経絡やツボのお話を受け入れてくれると思います。姿勢や方向にもチョッとだけ注意を払いましょう。講師からも心や意識についてのお話が出てきます。楽しんでできることを続けましょう。

2018年2月15日(木) 第5回 
放鬆と眼法を学びましょう
 太極拳の『放鬆(フアンソン)』とはゆるむこと、でもリラックスとはちょっと違う。のびのび緊張と言われる放鬆と目で繋ぐと言われる眼法を学んで頂きたいと思います。眼法に必要な集中と放鬆のゆるみ、一見矛盾する2 つのことを同時に行う太極拳の大命題に取り組みましょう。

2018年3月15日(木) 第5回
総仕上げはゆっくり完成していきましょう
 「3年門を出ず」という言葉が太極拳にはあります。毎日練習して3年、そうすると出来る様になるというのです。「えーっ!なぁんだ」…とがっかりすることはありません。続けることで身体の方が覚えてしまった。そんなことがたくさんあるはずです。

[からだ]基礎から学ぶ伝統楊式太極拳(前期)急がず、悩まず、無理をせず

●5月18日(木)開講 全5回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般5,000 円 会員・ユース4,000 円
●定 員 10 名(最少催行人数5名)

●講 師 原田 稔(はらだ みのる)
1952 年生まれ。国内外の太極拳名手、高手に太極拳の指導を受け、2005 年に太極拳札幌交流協会(http://www.taichisapporo.com ) を設立し札幌を中心に普及活動を開始。市内の高校、体育館などで幅広い年齢層の方々に太極拳を指導中。日本武術太極拳連盟公認A 級指導員、世界永年太極拳連盟教練資格。

◎服 装 ジャージ等の動きやすい服装と運動靴でご参加下さい。ジーンズ、スカート、ヒールのある靴での参加は不可。
◎持ち物 汗拭き用のタオルと水分を持参下さい。

日本に太極拳が普及し始めてほぼ半世紀が経ちました。太極拳がどんなものかは知らなくてもあのユックリとした動きの特徴を知らないと言う方はいないでしょう。では、どうしてユックリ動くの? という疑問の答えはなかなか聞けないものです。太極拳には陰陽学説や五行説と言った東洋哲学を実践する理論があります。この連続講座で伝統楊式太極拳の8つの動作を学ぶことを通して、その拳理に少しでも触れていただきたい。身体に新しい発見があることでしょう。

2017年5月18日(木)第1回
手は? 足は? 腰はどこ? 今さら聞けない基本のお話
 中国伝来の太極拳はまず言葉の違いに気付くことが大切です。動かすところが違っていれば、動作そのものが異なるはずです。手を振り、足を出し、腰を動かす…では手は
どこ? 足は? 腰は? それを確認することから始めましょう。

2017年6月15日(木)第2回
肩と腰、肘と膝、手と足の動きを つなげましょう
 あのユックリの歩き方と身体を緩めるということに取り組んでみると意外な発見に驚かされます。つなげるって、どういうこと? ゆるめるってどうやって?
そんな疑問にお答えします。歩いて、歩いて何度も歩いて身体のゆるみは作り出されます。

2017年7月20日(木)第3回
8つの動作を連続して行いましょう
 覚えられないとか、上手にできないとか悩まなくてもかまいません。幾つかの動作をゆっくりと繰り返します。そうすると…身体の方が疑問に答えてくれることでしょう。

2017年8月17日(木)第4回
「気の流れ」を学びます
 ここまで参加して頂いた皆さんの身体が、経絡やツボのお話を受け入れてくれると思います。姿勢や方向にもチョッとだけ注意を払いましょう。講師からも心や意識についてのお話が出てきます。楽しんでできることを続けましょう。

2017年9月21日(木)第5回
総仕上げは  ゆっくり完成していきましょう
 「3年門を出ず」という言葉が太極拳にはあります。毎日練習して3年、そうすると出来る様になるというのです。
「えーっ!なぁんだ」…とがっかりすることはありません。続けることで身体の方が覚えてしまった。そんなことがたくさんあるはずです。

[ゼミ・学習会]フリードリッヒ・エンゲルス著 『空想から科学へ』を読む(後期) 

●11月1日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45  
  11/1、12/6、1/10、2/7、3/7
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 一般4,000 円 会員3,000 円 ユース1,500 円
     (単発 一般1,000 円 会員800 円 ユース400 円)
●チューター 宮田 和保(みやた かずやす)
熊本県生まれ。北海道大学卒業。現在、北海道教育大学名誉教授。専門は、理論経済学( マルクス経済学) と言語理論です。せっつかれるのが極めて苦手で、マイペースでしか生きていけない性格です。

エンゲルスの『空想から科学へ』は、エンゲルスが『反デューリング論』の一部を抜粋、修正、加筆したできた小冊子です。マルクスはこの小冊子を「科学的社会主義の入門書」だとしてその「序文」で推薦しています。しかし、エンゲルスはマルクスの理論を単純化したとか、歪曲したなどの見解がないわけではありません。でも、両者が全く同じである必要はないのです。ここでは、このような先入観は捨てて、エンゲルスの資本主義社会の独自な把握を理解することが肝要だと思います。前期に引き続きエンゲルスのこの小冊子を輪読を含めてゆっくり、ゆっくり読破していきます。マルクスやエンゲルスの理論に初めての方も歓迎します。誰でも参加できるように心がけるつもりです。

●テキスト フリードリッヒ・エンゲルス著『空想から科学へ』
  テキストはいろいろな翻訳がありますが、訳の現代性と注解を考慮すれば、そして文字の大きさからすれば、大月センチュリーズ版を薦めます。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ ルソー『社会契約論』を読む(後期)

●10月11日(水)開講 全6回 月1回水曜14:00 ~ 16:00
  10/11、11/8、12/13、1/10、2/14、3/14
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 一般9,000 円 会員7,200 円 ユース3,600 円
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
1931 年、東京生まれ。著述業。近著に『田中正造と民衆思想の継承』『天と地と人
と―民衆思想の実践と思索の往還から』(いずれも、七つ森書館)など。

ルソーはフランス革命の思想的よりどころになった人で、私の好きな思想家です。「エミール」「告白」なども面白いですが、長年、テキストにしたいと思ってきた「社会契約論」を使います。談論風発になるといいですね。(花崎 皋平)

●テキスト ジャン=ジャック・ルソー『社会契約論』
      (岩波文庫、光文社文庫、中公クラシックスなど) 
※ テキストは、各自ご用意ください。
※ 2016 年度後期からの継続となりますが、新規の参加者も歓迎いたします。

[ゼミ・学習会]みんなで職場の問題に立ち向かおう!労働法、労働組合(ユニオン)を学ぶ学習会

●6月27日(火)、9月27日(水) 全2回 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般2,000 円 会員1,600 円 ユース800 円
     (単発 一般1,000 円 会員800 円 ユース500 円)

川村雅則さん(北海学園大学教員)等が『ブラック企業に負けない!~学校で労働法・労働組合を学ぶ』を出版したのをきっかけに始まった「遊」の労働講座が3年目を迎えます。
昨年は、実際にユニオン・労働組合を作って活動を始めた若者や、職場での悩みに向き合う若者を中心に、講座を進めました。今年も、川村雅則さん、橋本祐樹さん(弁護士)に、講師を引き受けていただきました。低賃金、長時間労働に苦しんでいる皆さん、元若者の皆さん。仕方がないと諦めずに、共に学んで、語り合いましょう。講座(2時間)の後には1時間程度、低料金で交流会を予定しています。

2017年6月27日(火)
第1回
●講師 川村 雅則(かわむら まさのり) 北海学園大学教員

2017年9月27日(水)
第2回
●講師 橋本 祐樹(はしもとゆうき) 弁護士

[ゼミ・学習会]フリードリッヒ・エンゲルス著 『空想から科学へ』を読む(前期)

●5月10日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45  
  5/10、6/7、7/5、8/2、9/6
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 一般4,000 円 会員3,000 円 ユース1,500 円
     (単発 一般1,000 円 会員800 円 ユース400 円)
●チューター 宮田 和保(みやた かずやす)
熊本県生まれ。北海道大学卒業。現在、北海道教育大学名誉教授。専門は、理論経済学(マルクス経済学)と言語理論です。せっつかれるのが極めて苦手で、マイペースでしか生きていけない性格です。

エンゲルスの『空想から科学へ』は、エンゲルスが『反デューリング論』の一部を抜粋、修正、加筆したできた小冊子です。マルクスはこの小冊子を「科学的社会主義の入門書」だとしてその「序文」で推薦しています。しかし、エンゲルスはマルクスの理論を単純化したとか、歪曲したなどの見解がないわけではありません。でも、両者が全く同じである必要はないのです。ここでは、このような先入観は捨てて、エンゲルスの資本主義社会の独自な把握を理解することが肝要だと思います。そして、可能であれば、「序文」のなかでの、エンゲルスによる哲学的な考察も読んでみるのも刺激になるかと思います。今回はエンゲルスのこの小冊子を1年間をかけて、輪読を含めてゆっくり、ゆっくり読破していきます。マルクスやエンゲルスの理論に初めての方も歓迎します。誰でも参加できるように心がけるつもりです。

●テキスト フリードリッヒ・エンゲルス著『空想から科学へ』
テキストはいろいろな翻訳がありますが、訳の現代性と注解を考慮すれば、そして文字の大きさからすれば、大月センチュリーズ版を勧めます。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ ルソー『社会契約論』を読む(前期)

●5月24日(水)開講 全5回 月1回水曜14:00 ~ 16:00
 5/24、6/14、7/12、8/9、9/13
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 一般7,500 円 会員6,000 円 ユース3,000 円

*当初、5/17開講の予定でしたが、変更になりましたのでご注意願います。
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
1931 年、東京生まれ。著述業。近著に『田中正造と民衆思想の継承』『天と地と人と―民衆思想の実践と思索の往還から』(いずれも、七つ森書館)など。

ルソーはフランス革命の思想的よりどころになった人で、私の好きな思想家です。「エミール」「告白」なども面白いですが、長年、テキストにしたいと思ってきた「社会契約論」を使います。談論風発になるといいですね。(花崎 皋平)

●テキスト ジャンジャック・ルソー『社会契約論』
      (岩波文庫、光文社文庫、中公クラシックスなど)
※ テキストは、各自ご用意ください。
* 2016 年度後期からの継続となりますが、新規の参加者も歓迎いたします。

[ゼミ・学習会]憲法カフェ@ゆう「私たちの憲法」(前期)

●5月29日(月)開講 全5回 月1回月曜18:45 ~ 20:45
  5/29、6/19、7/24、8/21、9/25
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円
     (単発 一般1,000 円 会員800 円 ユース400 円)
●チューター 池田 賢太(いけだ けんた)
1984 年、札幌生まれ。2011 年、弁護士登録。「自らの言葉で憲法を語る」をキーワードに講師活動を行う。

憲法は私たちのもの。国の為政者の勝手な思惑によってないがしろにされることのないよう、その意味を学び、何がどう変えられようとしているのか、それをどのように防いでいけばよいのかを学びあいましょう。
今回は、参加者が各自テキスト等を参考にしながら関心ある条文について調べ、レポートする形式をとりたいと思います。「自らの言葉で憲法を語れる市民」を目指して、学び合いましょう。
●参考テキスト 『加藤晋介の憲法入門』(自由国民社、1,944 円)
        『 伊藤真の憲法入門』(日本評論社、1,836円)
*テキストは各自、好みのものをお買い求めください。(上記以外でも構いません)

[交流]読書室よりみちまわりみち(後期)

●10月28日( 土) 開講 全6 回 月1 回土曜14:00 ~ 16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 2,500 円 *単発500 円   ※ お茶付

「読書仲間をつくり、よりいっそう読書を楽しみたい!」という声から始まりました。今期も、いくつかテーマを決めて進めることにしました。テーマに関わる本を持ち寄って、おもしろかった点などを話し合えたら…と思います。話を聞くだけでも、おしゃべりするだけでもOKです。テーマ以外でもお薦めの本があったら、その紹介も勿論構いません。テーマに関連した分野の知識を深めたり、新しい分野へ興味を広めたりもできます。読書を通して、楽しい時間を一緒に過ごしませんか?

2017年10月28日(土) 第1回
歴史
 諸国・地域の歴史、時代・歴史小説、人類・文化全般の歴史に関係した本など、広い意味で歴史に関わるものについて…。

2017年11月25日(土) 第2回
歴史および 第1回のメンバーで考えたテーマ

2017年12月23日(土) 第3回

 旅行記・紀行文、人生の中にある旅など、広い意味で、地域や旅全般に関わるものについて…。 

2018年1月27日(土) 第4回
旅および 第3回のメンバーで考えたテーマ

2018年2月24日(土) 第5回
環境
 ジャンルは分けにくく、関連していることが多いですが、あえて自然環境、文化環境、生活環境の3つの分野を挙げてみました。
 自然環境( 気候変動、破壊と再生、恩恵等々)
 文化環境( アート、オリジナリティと多様性等々)
 生活環境( 生と死、サードプレイス、ロングライフ等々)
 その他、関連し合っているもの、全体に関わるものなど、
環境に関わるすべてについて…。

2018年3月24日(土) 第6回
環境および 第5回のメンバーで考えたテーマ

[交流]読書室よりみちまわりみち(前期)

●4月22日( 土) 開講 全6 回 月1 回土曜14:00 ~ 16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 2,500 円 *単発500 円   ※ お茶付

「読書仲間をつくり、よりいっそう読書を楽しみたい!」という声から始まりました。今期は、いくつかのテーマを決めて進めることにしました。テーマに関わる本を持ち寄って、おもしろかった点などを話し合えたら…と思います。本を持たずに話を聞くだけでも、おしゃべりするだけでもOKです。一応テーマは決めていますが、それ以外でもお薦めの本があったら、その紹介も構いません。テーマに関連した分野の知識を深めたり、新しい分野へ興味を広めたりもできます。読書を通して、ゆったりした楽しい時間を過ごしませんか?

2017年4月22日(土) 第1回
歴史
 諸国・地域の歴史、時代・歴史小説、人類・文化全般の歴史に関係した本など、広い意味で歴史に関わるものについて…。

2017年5月27日(土) 第2回 
歴史および第1回のメンバーで考えたテーマ

2017年6月24日(土) 第3回

 旅行記・紀行文、人生の中にある旅など。自分が今住んでいる以外の地域や旅全般に関わるものについて…。

2017年7月22日(土) 第4回
旅および第3回のメンバーで考えたテーマ

2017年8月26日(土) 第5回

 食べ物・食べる・食文化などに沿ったルポルタージュ、小説、旅行記など、食に関わるフィクション・ノンフィクションすべてについて…。

2017年9月30日(土) 第6回
食および第5回のメンバーで考えたテーマ

[対話・討論]選んだ人とざっくばらんに!民主主義って何だ? 政治家と語ろう

●日 程 月1回のペースで行います。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)など
●参加費 500 円/回

政治家との対話講座「選んだ人とざっくばらんに」では、過去にあらゆる野党の各種議員・選挙候補者や首長などと気軽に話し合ってきました。2017 年前期は、年内確実と言われている解散総選挙に向けて札幌圏の衆院小選挙区候補予定者やその区の地方議員中心に対話を重ねたいと思います。
※開催日時・ゲストは確定し次第、ウェブサイト、ML等でご案内します。
※ゲストとの調整上、会場が変更になる可能性もあります。事前にご確認いただいたうえ、ご参加願います。

[プロジェクト]国連・持続可能な開発目標- SDGs – 北海道の地域目標をつくる 誰も取り残されない社会に向けて

●参加対象 地域目標づくりに積極的な関心を持つ方
●主 催 NPO法人さっぽろ自由学校「遊」/RCE道央圏
●助 成 環境再生保全機構地球環境基金
*参加をご希望の方は、「遊」事務局・小泉までご連絡ください。

2015 年9 月の国連総会において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030 アジェンダ」が採択され、17 の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)が2030 年までの世界共通目標として掲げられました。このプロジェクトでは、私たちがどのような社会や地域をつくりあげたいのか、国連が打ち出したSDGsを確認しつつ、各々の実践に照らし合わせながら、北海道における地域目標(ローカルアジェンダ)をつくります。今期は、自治体政策へのアプローチに重点を置き、様々な取り組みをしていく予定です。

[映画上映]ドキュメンタリー映画 「ザ・思いやり」一人のアメリカ人が米軍への “オモイヤリヨサン” の疑問に挑む!!

●日 時 12月9日(土) 
① 10:00 ~ ② 12:00 ~ ③ 14:00 ~
●会 場 教育文化会館・講堂( 札幌市中央区北1条西13丁目)
●チケット 一般 前売1,000 円 当日1,300 円 高校生以下 500 円
監督 リラン・バクレ― 出演 松元ヒロ(コメディアン)、前泊博盛(沖縄国際大学)他(2015 年制作 88 分) 

1978 年6 月、円高ドル安などでかさばる在日米軍基地の維持費用を考慮した防衛長官・金丸信が法的根拠も無いまま「思いやりの立場で対処すべき」と日本人従業員の福利厚生費62 億円を日本側が負担すると決めたことから始まった「おもいやり予算」。その後、基地内光熱費だとか、訓練移転費だとかいって2017 年は諸々1893 億円を防衛省によれば「自主的に負担」している。「一体これは何だ?」と、リラン・バクレ―が「オモイヤリヨサン」の謎に挑むドキュメンタリー。

[映画上映]「チャルカ」「太陽の蓋」上映会(前期)

●日時 5月13日(土)
 ① 10:30-12:00 「チャルカ」(90 分)
 ② 12:15-14:25 「太陽の蓋」(130 分)
 ③ 14:40-16:10 「チャルカ」(90 分)
 ④ 16:25-18:35 「太陽の蓋」(130 分)
 ⑤ 18:50-20:20 「チャルカ」(90 分)
●会場 札幌プラザ2・5(狸小路5丁目)
 *交流広場(カフェコーナー、各団体出展など)も同時開催します
●チケット 前売 1作1,000 円 2作1,700 円
      当日 1作1,200 円 2作2,000 円
      *中学生以下無料
●前売取扱 大丸プレイガイド、道新プレイガイド、さっぽろ自由学校「遊」、らる畑、これからや、 みんたる、あすらん、北海道キリスト教書店
●問合せ TEL.011-252-6752 E-mail syu@sapporoyu.org(さっぽろ自由学校「遊」)

主 催/ SHUT 泊、脱原発をめざす女たちの会・北海道、生活クラブ生活協同組合、北海道のエネルギーの未来を考える10,000 人の会、さっぽろ自由学校「遊」
賛同団体/市民自治を創る会、石狩苺の会、さっぽろ市民放射能測定所はか~る・さっぽろ、市民ネットワーク北海道、北海道ワーカーズ・コレクティブ連絡協議会、フェミニスト神学研究会札幌、日本基督教団北海教区宣教部平和部門委員会
 日本にはすでに広島型原爆120 万発分(小出裕章・元京大助教)の核のゴミがあります。「チャルカ」はこの問題に真正面から向き合って、暮らしや社会のありようを問いかけます。また、「太陽の蓋」は、福島原発事故が起きた際に何があったのか、ジャーナリストや当時の官邸の人々が実名で登場し、事故の真相に迫ります。

[公開イベント]みんなで知ろう!語ろう! 「札幌パートナーシップ制度」って何?(前期)同性カップルが法的・社会的に認められる第一歩?

● 日 時 4月14日(金) 18:45 ~ 20:45
● 会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
● 参加費 事前予約800 円 当日1,000 円
● 講 師 鈴木 賢(すずき けん) 
 ドメスティック・パートナー札幌呼びかけ人代表、明治大学教授

※会場の都合で先着30 名様までの入場とさせていただきます。受講をご希望の方はなるべく事前申し込みをしていただくようお願いいたします。
※講座終了後、交流会を行う予定です。

誰かとパートナーとして共に生きることはステキなこと。でも、うまく結婚制度に乗っかれないと苦労も多い。では、どのようなしくみになったらみんながもっと生きやすくなるのだろう。
「札幌でパートナーシップ制度が導入される方向」という話を最近よく聞く。「札幌パートナーシップ制度」ってどんな制度?この制度ができたら、私たちの暮らしはもっとよくなるの?足りないものは何?どう補って行ったらいいの?既存の家族制度にどんなインパクトがあるの?~そんなことを、学んだり語り合ったりしませんか。

[公開イベント]VR(バーチャルリアリティ)を市民の力に(前期)

●日 時 4月22日(土)15:00 ~ 17:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●参加費 一律1,000 円 *講座後にVR 体験会を行います。

●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO の創設者。コミュニティFM三角山放送局で1998 年から18 年間、映像関係の番組のパーソナリティーを継続中。1996 年からインターネットのホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどで情報発信を続けています。

5年前の2012 年4月にさっぽろ自由学校「遊」の公開講座「ソーシャルメディアを市民の力に」を開きました。組織よりも個人の共感、信頼を大切にするソーシャルメディアの可能性について説明しました。ソーシャルメディアは、社会に浸透し、生活の中に溶け込んでいます。最近、急速に注目されているVR ( バーチャルリアリティ) は、次世代のソーシャルメディアと呼ばれています。さまざまな体験の共有が可能な技術です。VR 空間内での体験は、これまでとは別次元の「体験の共有」です。幅広い市民活動に活用できます。

VRは、とても便利な技術であるとともに、私たちの存在や認識のあり方を鋭く問い返す技術です。VR体験は、現実や身体という「当たり前のこと」に、揺さぶりをかけます。そして、より豊かな「現実」や「身体」を実感できます。講座では、VRの仕組みを解説し、具体的な活用例を示しながら、その幅広い可能性を説明します。VRは「百聞は、一体験にしかず」です。講座の後に、実際にVRを体験する時間を設けます。