2016年度講座

2016年度に開催した講座をご紹介します。

2016年度

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル<後期>

ヨロブン ハムケ ハングンマルル ペウプシダ( 皆さん 一緒に 韓国語を 習いましょう)

●10月6日(木)より 全18 回 
 毎週木曜18:45 ~ 20:05 (~ 2017 年2月)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円 (分割可)
      *体験(1回のみ) 1,000 円 
●講 師 金 正賢(キム ジョンヒョン)北海道大学大学院農学院博士課程

「ヨロブン= 皆さん」から始まって「ペウプシダ= 習いましょう」と終わるように、日本語と韓国語とその語順は同じです。文字も、ひらがなと同じく表音文字。「しんぶん」と「シンムン」は「新聞」、「やくそく」と「ヤッソッ」は「約束」というように 共にする漢字語がとても多いのも、なじみやすい。もっとも、同じ表音文字とはいえ、母音と子音とで構成されるハングルは、音には敏感で、そこはなかなか難しい。ドラマ・映画・音楽、そして食べることなど、日韓の日常生活のあれこれに触れ、ゲームを交えたり、教材のレシピにならって作った料理の写真を見せあったりしながら、話すことに重きをおいて行きつもどりつしながら学んでいきます。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]出会う英語 Listen & Talk !英語で自己表現☆<後期>

★ 10 月限定 おためし2回コース
 10/3、10/17 月曜19:00 ~ 20:30
 受講料2,500 円(2 回分)

●10月24日(月)開講 後期18 回(~ 2017 年3月まで)
 毎週月曜19:00 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円
  *体験(1回のみ)1,000 円
●講 師 Serina Monetathchi アメリカ出身

皆様へ ~メッセージ~
Hello! My name is Serina Monetathchi and I’m from Cedar Rapids. That’s a small town in America. Come join me in discussing many topics in English and improving your conversation skills! All levels are welcome. We not only learn about English but also cultural differences between Japan and other countries. Let’s make new friends and have fun speaking English! I hope to see you soon!

突然英語で話しかけられたらどうしますか?「英語を聞き取れないから何を言っているかわからない」「とっさに英語が出てこない」「正しい英語かわからないから、恥ずかしくて喋れない」きっとそのように思っているでしょう。このクラスでは、身近な話題や文化の違い、ゲームなどを通じて、先ずは英語に慣れることから始めます。つたなくてもいいから、とにかく聞くこと話すことに慣れてくれば、英語の表現力、自分が話したいことを伝える力がついてきます。「Good morning!」と声かけられたら、すかさず「Good morning!」と返しましょう。

[語学・コミュニケーション]英語で開こう! 世界のトビラ 読む・観る・聴くにチャレンジ<後期>

●10月19日(水)開講 後期6回
 月1回水曜19:00 ~ 20:30
 10/19、11/16、12/21、1/25、2/15、3/15
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般9,000 円 会員8,000 円 ユース7,000 円 
       *体験(1 回のみ)1,000 円
●講師 吉田 三千代(よしだ みちよ)
ネイバーズ代表。1998 年に「飛んでけ!車いす」の会を設立、復帰して現事務局長。障がい者、先住民関連ではボランティア通訳・翻訳をしてきた。英会話講師としては30 年。

世界のできごとを、英文記事や映像を使ってグローバルな視点で学びます。人権、子ども、福祉、開発、環境などのテーマで、理解したことを参加者同士が日本語で意見交換します。留学希望者、英語ボランティア希望者、社会問題を英語で学びたい方などに最適なクラスです。
※クラスでは、英文記事や視聴覚素材を用いて読解やリスニングをします。レベルは中級以上です。クラスの仲間と苦楽を共にしながら、英語力向上を目指しましょう。

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル <前期>

ヨロブン ハムケ ハングンマルル ペウプシダ ( 皆さん 一緒に 韓国語を 習いましょう)

●5月12日(木)開講 全36 回 毎週木曜 18:45 ~ 20:05 (~ 2017 年3月)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般55,000 円 会員52,000 円 ユース48,000 円 *体験(1回のみ) 1,000 円
●講 師 金 正賢(キム ジョンヒョン)北海道大学大学院農学院博士課程

「ヨロブン= 皆さん」から始まって「ペウプシダ= 習いましょう」と終わるように、日本語と韓国語とその語順は同じです。文字も、ひらがなと同じく表音文字。「しんぶん」と「シンムン」は「新聞」、「やくそく」と「ヤッソッ」は「約束」というように 共にする漢字語がとても多いのも、なじみやすい。もっとも、同じ表音文字とはいえ、母音と子音とで構成されるハングルは、音には敏感で、そこはなかなか難しい。
ドラマ・映画・音楽、そして食べることなど、日韓の日常生活のあれこれに触れ、ゲームを交えたり、教材のレシピにならって作った料理の写真を見せあったりしながら、話すことに重きをおいて行きつもどりつしながら学んでいきます。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]出会う英語 Listen & Talk !英語で自己表現☆<前期>

★4月限定 おためし2回コース
 4/18、4/25 月曜19:00 ~ 20:30 受講料2,500 円(2回分)

●5月9日(月)開講 前期18 回(~ 9 月まで) 毎週月曜19:00 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円 *体験(1回のみ)1,000 円
●講 師 Serina Monetathchi アメリカ出身

皆様へ ~メッセージ~
Hello! My name is Serina Monetathchi and I’m from Cedar Rapids. That’s a small town in America. Come join me in discussing many topics in English and improving your conversation skills! All levels are welcome. We not only learn about English but also cultural differences between Japan and other countries. Let’s make new friends and have fun speaking English! I hope to see you soon!

このクラスでは、身近な話題をはじめ、文化の違い、歴史、社会問題など、様々なテーマを英語で話します。まずは自分について話すことが第一歩。間違いを恐れることがマチガイ! つたなくてもいいから伝えようとする気持ちが大切です。場数を踏みながら、単語やフレーズを体得し、話す力をつけていきましょう。多様なものの見方や考え方に触れつつ、楽しみながら英語で自己表現力を磨き、自分の可能性と世界を広げていきましょう。

[語学・コミュニケーション]英語で開こう! 世界のトビラ 読む・観る・聴くにチャレンジ<前期>

●5月18日(水)開講 前期5回 月1回水曜19:00 ~ 20:30  5/18、6/15、7/20、8/24、9/21
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般9,000 円 会員8,000 円 ユース7,000 円 *体験(1 回のみ)1,000 円
※クラスでは、英文記事や視聴覚素材を用いて読解やリスニングをします。レベルは中級以上です。クラスの仲間と苦楽を共にしながら、英語力向上を目指しましょう。
●講師 吉田 三千代(よしだ みちよ)
ネイバーズ代表。1998 年に「飛んでけ!車いす」の会を設立、復帰して現事務局長。障がい者、先住民関連ではボランティア通訳・翻訳をしてきた。英会話講師としては30 年。

世界のできごとを、英文記事や映像を使ってグローバルな視点で学びます。人権、子ども、福祉、開発、環境などのテーマで、理解したことを参加者同士が日本語で意見交換します。留学希望者、英語ボランティア希望者、社会問題を英語で学びたい方などに最適なクラスです。

[社会・人権]レイシズム(人種差別)を放置しないまちをつくろう

●10月6日(木)開講 全6回 18:45 ~ 20:45 など(10/16、10/28 は別時間帯)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」ほか(10/16 は別会場)
●参加費 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

インターネットなど様々なメディアを通して、そして街頭・公共施設などの公共空間において、民族的少数者に対する差別的言動・表現が後を絶ちません。今年6月に、「ヘイトスピーチ解消法」が成立し、一定の歯止めとなることが期待されますが、そもそも日本に暮らす私たちは、レイシズム(人種差別)という問題に対して鈍感すぎるのではないでしょうか?この講座では、北海道・札幌におけるレイシズムに関わる具体的な問題を取り上げながら、それらを放置しないまち(地域)をつくっていくために何が必要なのか、皆さんと一緒に考えたいと思います。

●協 力 さっぽろヒューマンライツ
札幌における人種差別の解消を求める市民・団体・議員有志によるグループ。

2016年10月6日(木) 第1回
公共施設における差別展示問題
●さっぽろヒューマンライツ
  札幌における人種差別の解消を求める市民・団体・議員有志によるグループ。
 昨年より札幌市内の公共施設内において、差別的内容の展示が繰り返し行われています。何が問題なのか、これらにどう対処していけばよいのか、「公共」ということの意味も含めて考えたいと思います。

2016年10月16日(日)13:00 ~ 15:00 第2回 於:ウリトンポセンター(東区北1東8)
ヘイトスピーチ
人種差別禁止の国際基準とヘイト解消法制定以後の状況
●前田 朗(まえだ あきら)
 東京造形大学教授。著書に『ヘイト・スピーチ法研究序説』(三一書房、2015)など。
 ヘイトクライムに対処する国際基準(人種差別撤廃条約など)や、ヘイトスピーチ解消法以後の状況(公共施設利用問題、地方自治体の条例問題)についてお話していただきます。
※この回のみ、単発は一般・会員いずれも1,000円、ユース500円です。

2016年10月28日(金)15:00 ~ 16:30 第3回
アイヌ民族とヘイトスピーチ
●香山 リカ(かやま りか)
 精神科医、立教大学教授
 月刊誌「創」における小林よしのり氏とのアイヌ民族に対するヘイト問題についての対談が話題となった香山リカさんをお迎えし、アイヌ民族をめぐる差別について考えます。

2016年12月1日(木) 第4回
安い労働力を求めて 札幌市の英語教育現場
●西 千津(にし ちづ)
 カトリック札幌司教区難民移住移動者委員会
 2016 年春、札幌市教育委員会が委託した会社が市内の小中学校に派遣する外国語指導助手(ALT)を集めきれず、授業開始が2ヶ月遅れました。この事態を詳しくお伝えしながら、その背景にある差別を考えます。

2017年2月2日(木) 第5回
座談会 「民族的マイノリティの日常と差別」
●多様な民族的背景をもつ方々
 地域には、多様な民族的背景を持つ人々が暮らしています。民族的な多様性を前提としていない日本社会における生きにくさや、日常に潜む差別について当事者の方々に語っていただきます。

2017年3月2日(木) 第6回
ディスカッション 「札幌市における人種差別をなくすための方策とは?」
 これまでに出された問題や、議論を踏まえながら、札幌というまちからレイシズムをなくしていくためにどのような取り組みが必要なのか、市議会議員や行政担当者の方々も交えて話し合いたいと思います。

[社会・人権]性の多様性が大切にされる社会へ LGBTの当事者と一緒に考えてみませんか?

●10月7日(金)開講 全3回 18:45 ~ 20:45
     10/7(金)、10/24(月)、10/31(月)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

「LGBT」という言葉がメディアでも取り上げられる頻度が高くなり、LGBT(性的マイノリティ)の認知度は高まり始めた一方で、例えば男性同性愛者・両性愛者はそうではない人と比べて自殺未遂が約6 倍と、今でも性のあり方が周りと違うことで悩み、自分らしく生きることに困難を抱えている人はたくさんいます。この講座をきっかけに、多様な性が大切にされ、自分らしい性を生きられる、つまりは自分らしい人生を幸せに生きられる、そんな社会を作っていくために一緒に考えてみませんか。

2016年10月7日(金)第1回
性の多様性 LGBTって? 多様な性のあり方を知ってみませんか?
●竹内 清文(たけうち きよふみ) 
 すぎせく 杉並・性的マイノリティ共生の会共同代表。ガラクタ整理師。元JICA 国際協力機構職員。自分らしく生きることを大切に、ピンクのタンクトップと坊主がチャームポイント。www.takeuchikiyofumi.com
 性のあり方は一人ひとり異なります。多様な性のあり方を知ることは自分らしさを知ることでもあります。性の多様性について、講師の体験談も交えながら、分かりやすくお話します。

2016年10月24日(月)第2回
同性パートナーシップ 札幌での実現に向けて
●奥田 真理(おくだ まこと)
 ドメスティックパートナー札幌発起人。札幌でドラァグクィーンとして活動中。同会twitter : @dpinsapporo1
 今年6 月「ドメスティックパートナー札幌」は札幌市に対し同性カップルを公的に認証する制度導入を求め要望書を提出しました。札幌市への要望を提出する背景、内容、そして今後の展望について同団体の方から直接話をお聞きします。

2016年10月31日(月)第3回
ワークショップ「あっていい違い、 あってはいけない違いって?」
●竹内 清文(たけうち きよふみ) 
 すぎせく 杉並・性的マイノリティ共生の会共同代表。ガラクタ整理師。元JICA 国際協力機構職員。自分らしく生きることを大切に、ピンクのタンクトップと坊主がチャームポイント。www.takeuchikiyofumi.com
 「多様性を尊重しましょう」と言葉では理解できても、そもそも「あっていい違い」と「あってはいけない違い」ってあるの?生活する中でどんな違いに直面するの?参加型ワークショップ教材を用いながら、みなさんで一緒におはなしする時間にしましょう。

[社会・人権]子どもの貧困を考える 個別の様々な取り組みを大きなうねりにしていくためには

●10月17日(月)開講 全3 回 月1 回月曜18:45 ~ 20:45 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円

子どもたちの貧困問題が言われて久しく、各地で学習支援・子ども食堂などの動きが始まっている。大人側が一方的にする支援ではなく、子どもの側に立った支援とは…。また、子どもを支援することで、支援する側も変わり、地域全体が豊かになっていく、そんな支援の在り方をさぐることができたら…。
※この講座はNPO 法人Kacotam の「学びのシェアプロジェクト」の参加企画です。講座収入の一部がKacotamに寄付され、子どもたちの学びのサポートに役立てられます。

2016年10月17日(月) 第1回
子どもの貧困とは…
●平井 照枝(ひらい てるえ)
 しんぐるまざーず・ふぉーらむ北海道 代表 
 子どもたちの貧困の実態とは?また貧困が、一人一人の子どもたちの生活にどのような不具合をもたらしているのだろうか。子どもの貧困とははたして一部の人たちの特別な問題なのだろうか。共に考えます。

2016年11月21日(月)第2回
子どもの貧困に対する具体的な取り組み
学習支援・子ども食堂など
●高橋 勇造(たかはし ゆうぞう)
 NPO法人Kacotam 理事長
●安田 香織(やすだ かおり)
 にじ色子ども食堂代表
 札幌市内で行われている具体的な取り組みについて、関わっている方たちにお話ししていただきます。

2016年12月19日(月)
つながろう!「子どもの貧困」に立ち向かうパースンズ 一つ一つの動きを大きな力にしていくには…
●高橋 勇造(たかはし ゆうぞう) 
 NPO法人Kacotam 理事長
●小林 真弓(こばやし まゆみ) 
 ねっこぼっこのいえ代表 
●平井 照枝(ひらい てるえ) 
 しんぐるまざーず・ふぉーらむ北海道代表
●佐々木 一(ささき はじめ)
 こどけん(札幌市子どもの権利条例市民会議)代表
●行政担当者
 子どもの貧困問題に立ち向かっている人々に集まってもらい、現状の中で足りないものは何なのか、どうしたらさらによい支援がしていけるのか、そのためにどのように連携していったらいいのか等を話し合っていただきます。一人の市民として何が出来るのかも見つけられたら…。

[社会・人権]市民と政治 参加の新たな地平を拓く

●10月19日(水)開講 全4回 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

日々の暮らしと政治は深く関わっています。それはわかっているけど、でもどうしたらいいのか、何ができるのか…。そんな迷いや悩みや無力感から一歩抜け出して、市民によるさまざまな参加の試みが広がっています。5区補選、参議院選挙で、これまでなかった形の政治参加、選挙運動に取り組んだ方々を囲んで、運動の手法や経験、現場から見えたことなどを手がかりに、政治参加の新しい地平を拓きたいと思います。

2016年10月19日(水)第1回
みんな風になった
市民の政治参加の新しい<風>
●川原 茂雄(かわはら しげお)
 札幌学院大学人文学部教授・「市民の風・北海道」共同代表
 衆議院5区補選では市民と野党が共闘して統一候補を擁立し、その時巻き起こった市民の政治参加の新しい<風>は、次の参議院選挙で野党候補者が2議席獲得することの大きな力となりました。2度の選挙での市民の政治参加の新しいかたちの成果と課題を、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

2016年11月16日(水)第2回
風になった!(1)
●報告者 スタンディング等の街宣活動、イケマッキーズ 他
 第2~3回は、実際にそうした活動をした市民、とりわけ今回初めて政治活動をしたという方々に、動機やきっかけ、運動の手法、経験して分かったこと感じたこと、運動現場から見えた公職選挙法など具体的な経験をお話しいただき、その効果や市民と政治のあり方について語り合いたいと思います。

2017年1月25日(水)第3回
風になった!(2)
●報告者 スタンディング等の街宣活動、イケマッキーズ 他
 第2~3回は、実際にそうした活動をした市民、とりわけ今回初めて政治活動をしたという方々に、動機やきっかけ、運動の手法、経験して分かったこと感じたこと、運動現場から見えた公職選挙法など具体的な経験をお話しいただき、その効果や市民と政治のあり方について語り合いたいと思います。

2017年2月15日(水)第4回
政治参加の可能性と課題
●本田 宏(ほんだ ひろし)
 北海学園大学経済学部教授
 諸外国、特にドイツとの比較をしながら、これからの政治参加のあり方の可能性と課題を考え、新たな地平を拓く手がかりを探ります。

[社会・人権]平和の人類学

●10月20日(木)開講 全4回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 小田 博志(おだ ひろし) 
 北海道大学教員、専攻・人類学、著書に『平和の人類学』(法律文化社)、「足もとからの平和―北海道の「民衆史掘りおこし運動」から学ぶ」(『アイヌモシリと平和―〈北海道〉を平和学する!』法律文化社所収)、「小池喜孝―〈痛み〉からはじまる民衆史運動」(『ひとびとの精神史 第2 巻 朝鮮の戦争―1950 年代』岩波書店所収)などがある。

私たち人類はこの地球で生きていく中で、さまざまな平和の知恵を育んできました。自分たちと違った人たち、人間だけでなく多種多様な生きものたちと共に生きていく知恵です。そこから学ぶのが「平和の人類学」です。今、日本と世界は平和の道から外れてしまっているように思えます。動かしがたいような問題も、人間が歴史の中でつくりだしたものです。自分でつくりだした問題なら、自分の力で解決することができるはず。ここで想像力をはばたかせて、多様な平和のしかたを学びましょう。そこにはきっと今を変えるヒントが見つかることでしょう。

2016年10月20日(木) 第1回
北海道の民衆史掘りおこし運動と 足もとからの平和
 40 年以上前に北海道の北見市でユニークな草の根の運動が生まれました。囚人労働、タコ部屋労働、朝鮮人・中国人強制連行、アイヌ民族やウィルタ民族への差別、「屯田兵の妻」たちの視点、自由民権運動の水脈――足もとの民衆の歴史を民衆の手で掘りおこす運動です。その意義を現代の私たちで掘りおこしましょう。

2016年11月17日(木) 第2回
優生思想の過去と現在
●ゲスト 安積 遊歩(あさか ゆうほ)さん
 今年神奈川県の障害者施設で多くの入所者が殺傷される痛ましい事件が起こりました。犯人は差別的な「優生思想」を口にしていました。いのちを「優/劣」で区別せず、互いの存在を尊重できる社会はどうすれば実現できるでしょうか。当事者として優生思想とたたかってきた安積遊歩さんをゲストに迎えて議論しましょう。

2016年12月15日(木) 第3回
よみがえるガンディー
 ガンディーの思想と実践には、深いところから平和をつくっていくヒントがちりばめられています。村でチャルカ(糸車)を回すことが、ガンディーにとって「平和する」ことでした。それは暴力と支配のない生き方をつむぎだすことを意味しました。古くて新しいガンディーの思想を学びましょう。

2017年1月19日(木) 第4回
「生きた自然」とつながり直す
 今私たちは数多くの平和を脅かす問題に直面しています。でもそれらは人類の宿命ではなく、イギリスで始まった産業革命と「文明化」に起点がありそうです。その中で人間と「生きた自然」とのつながりが失われていきました。「生きた自然」とつながり直すことと平和との関係を、世界各地の事例を通してお話します。

[社会・人権]どうなる? 日本!日本はどこに向かっているのか? 私たちの進むべき道は?

●10月22日(土)開講 全3回 月1 回土曜14:00 ~ 16:00 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

今回の参議院選挙の結果に漠然とした不安を抱いている人たちは多いと思う。安倍政権はどこに突き進もうとしているのか。憲法はどうなるのか。貧困だらけの世の中でますます強まる格差社会。私たちの生活はどうなっていくのか。そんな不安な気持ちを学習することで整理し、どうすることが解決になるのかを一緒に考えていきたい。

2016年10月22日(土) 第1回
参議院選挙を振り返る
改憲勢力が2/3 を超えた状況をどう見たらいいのか?
●斉羽 和人(さいば かずき) 札幌勝手連
 選挙年齢が18 歳からに引き下げられた今回の選挙、若者はどう動いたのか。隠れた争点と言われていた「憲法改正」だが、今回の選挙結果から民意をどう読み取ればいいのか等々…。選挙結果を読み解く。

2016年11月26日(土) 第2回
日本はどう変わったのか、 これからどこへ向かおうとしているのか?
●川原 茂雄(かわはら しげお)ほか
 高い支持率が続いている安倍政権だが、この3年間で私たちの暮らしはどう変わったのか。また、これからどう変わろうとしているのか。一人の国民としてしっかり見極めて行くには…。

2016年12月24日(土) 第3回
政治を変えると社会が変わる?
ほんとうに住みよい社会にするためにはどうしたらいいのか?
●池田 真紀(いけだ まき)
 政治離れが言われて久しい。しかし、政治から目をそむけていても、現実は変わらない。その壁をどうしたら乗り越えられるのか。自ら果敢に乗り越えようとした池田真紀さんに忌憚のないお話を聞き、生活を変えるためにはどうしたらいいのか共に考えよう。

[社会・人権]今、大学教育の問題点を探る!

●10月26日(水)開講 全5回 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

学校教育法・国立大学法人法が改正され、2015 年度より実際に施行されて、管理者側の権限が強められ、大学教授会の位置づけは著しく弱められました。大学の本来的役割である真実と論理的思考に基づいた教育や提言、新しい考え方の提起、それらを支える多様性が制約されつつあります。本講座を通して、大学が現在どのような状況に置かれ、どのような方向に向かうべきかについて、市民の皆さんと共に考え、行動して行きたいと思います。

2016年10月26日(水) 第1回
現「大学改革」の本質を探る! 
学校教育法・国立大学法人法の改正で何が変わったか?
●光本 滋(みつもと しげる)
 北海道大学教育学部准教授
 大学教育の本来的位置づけ、歴史的背景などを通して、現在進行している「大学改革」の本質は何かを、改正法の具体的な狙いと改正後の動きを含めて、明らかにします。

2016年11月30日(水) 第2回
大学教育の現場で何が起きているか?(1)
今、国立大学で起きていること
●姉崎 洋一(あねざき よういち)
 北海道大学名誉教授 
●神田 房行(かんだ ふさゆき)
 元北海道教育大学副学長 
 近年、国立大学は、文部科学省の意向に従わざるを得ない機関になりつつあり、いろいろな問題が生じてきています。具体的事例と共に、その実態について明らかにします。

2016年12月28日(水) 第3回
大学教育の現場で何が起きているか?(2)
今、私立大学で起きていること
●市川 治(いちかわ おさむ)
 酪農学園大学名誉教授 
●干場 信司(ほしば しんじ)
 前酪農学園大学学長 
●寺本 千名夫(てらもと ちなお)<予定>
 前専修大学北海道短期大学学長
 私立大学でも、学校教育法の改正に伴い教授会の権限が著しく限定されましたが、今回の法改正に悪乗りした管理的・専制的大学運営も見られます。具体的事例を紹介します。

2017年2月22日(水) 第4回
「大学の自治」とは?
●光本 滋(みつもと しげる)
 北海道大学教育学部准教授
●高橋 一(たかはし はじめ)
 北星学園理事
●市川 守弘(いちかわ もりひろ)
 弁護士
 今回の法改正は「大学の自治」に対する制約的側面をかなり含んでいます。歴史的な流れと共に、具体的な事例を見ながら、「大学の自治」とは何かを考えたいと思います。

2017年3月22日(水) 第5回
大学でなくては学べないこと、できないことは何か?
●現役学生
●徃住嘉文(とこすみ よしふみ)
 北海道新聞編集委員
●干場 信司(ほしば しんじ)
 前酪農学園大学学長
 時の権力は、大学の本来的役割を認めたがらず、一方的に利用しようとする姿勢が見え隠れします。改めて、「大学の存在意義」をいろいろな立場から考えたいと思います。

[社会・人権]市民とともに考えるこれからのアイヌ民族政策のあり方 新法制定に向けた動きを踏まえながら

●10月27日(木)開講 全6回 18:45 ~ 20:45 *初回のみ木曜、2回目以降は金曜
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般6,000 円 会員・アイヌ民族4,800 円 ユース2,400 円
     (単発 一般1,500 円 会員・アイヌ民族1,000 円 ユース500 円)

2007 年、国連は「先住民族の権利に関する国連宣言」を採択し、先住民族の権利に関するグローバルな基準を示しました。翌2008 年には日本政府もようやくアイヌ民族を先住民族と認めたうえで新たな政策策定に向けた動きをはじめ、今年になって新しい法律の制定も検討されはじめています。日本において検討されているアイヌ民族政策は、先住民族政策の国際水準からみるとどのようなものなのでしょうか? アイヌ民族に対する新たな法律はどのようなものであるべきなのでしょうか? 皆さんと一緒に考えたいと思います。

2016年10月27日(木) 第1回
先住民族政策と国際人権法
●丸山 博(まるやま ひろし)
 室蘭工業大学名誉教授、スウェーデン・ウプサラ大学名誉博士・客員教授、アイヌ政策検討市民会議世話人
 先住民族政策がめざすものは先住民族を植民化から解放することである。したがって、その根底に先住民族の人権の保障がなければならない。アイヌ政策は、その意味において、先住民族政策といえるのだろうか。

2016年11月18日(金) 第2回
歴史的不正義に対する 補償としてのアイヌ民族政策
●吉田 邦彦(よしだ くにひこ)
 北大法学研究科教授(民法)
 民法研究(不法行為法研究)の一分野として、補償法学は諸外国(特にアメリカ法学)では定着している。諸外国の趨勢に倣い、『歴史的不正義への補償』という立場をアイヌ政策の中核部分として取り入れると、所有権(給与土地)、アイヌ共有財産、盗掘アイヌ人骨・副葬品、アイヌ知的所有権などに関して、どういう諸政策になるのかを、皆さんと考え直してみたい。

2016年12月16日(金) 第3回
アイヌ民族社会の現状を知る 政策検討の前提として
●丹菊 逸治(たんぎく いつじ)
 北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授
 現在のアイヌ民族の社会はどうなっているのか。和人にとっては見えにくい、わかりにくいという印象があるかもしれません。できるだけわかりやすく解説します。

2017年1月20日(金) 第4回
先住民族コミュニティと環境・開発問題 ダム開発、森林認証
●貝澤 耕一(かいざわ こういち)
●丸山 博(まるやま ひろし)
 貝澤は二風谷ダム裁判闘争、NPO ナショナルトラスト・チコロナイの植林活動、FSC(森林管理協議会)の監視機関=(PIPC)常設先住民族委員会などの活動を報告し、丸山はそれらの重要性をアイヌ政策の観点から裏付ける。

2017年2月17日(金) 第5回
新法制定に向けた動き アイヌ政策推進会議から
●阿部 ユポ(あべ ゆぽ)
 北海道アイヌ協会副理事長、アイヌ政策推進会議・政策推進作業部会のメンバー。
 政府が開催しているアイヌ政策推進会議の場で、新法制定を検討する議論がはじまっています。議論の内容や推進体制、今後のプロセスなどについて、作業部会のアイヌ民族メンバーの一人である阿部ユポさんに報告していただきます。

2017年3月17日(金) 第6回
私たちが望む新法とは?アイヌ民族自身の思いを政策に活かすために
●アイヌ民族の方々
 現在進められているアイヌ政策検討の動きは、アイヌ民族の方々の意見や思いを十分に反映したものになっているでしょうか? アイヌ民族の方々の声を政策に反映させるにはどうしたらよいでしょうか? 皆さんと一緒に考えたいと思います。

[社会・人権]松下圭一 「市民自治の政治理論」を読む

●11月2日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 森 啓(もり けい)
中央大学法学部卒、神奈川県自治総合研究センター研究部長、北海道大学法学部教授を経て、現在・北海学園大学法科大学院講師。主な著作「文化の見えるまち」「新自治体学入門」「自治体学とはどのような学か」。詳細は http://jichitaigaku.blog75.fc2.com/ 参照。

今回テキストとする『政策型思考と政治』は「松下市民政治理論」の基本書です。第一章から第五章までを熟読して「市民政治理論」の基本論点を理解します。
●テキスト 松下圭一『政策型思考と政治』( 東大出版会)
※新刊4.644 円であるが、アマゾン(amazon) 購入なら500 円で古本入手できる。希望者に代って入手も可。( 森) 

2016年11月2日(水) 第1回
第一章  政治・政策と市民
 現代社会は、水道も下水も、道路もバスも電車も、電気もガスも、つまり生活の全てが、( 政策と制度) の網の目の中で営まれる。市民生活に直結する政策・制度を政府( 官僚) に任せておいたのでは「お上の政治」から脱却することはできない。
 ・「都市型社会」とはどのような社会か
 ・都市型社会 の「市民と政府の関係」を考える

2016年12月7日(水) 第2回
第二章  都市型社会の政策
 工業文明の発達進展で人々の「生活様式・生活意識」が平準化して、資本主義か社会主義かの( かつての) 体制選択が幻想であったことが明瞭になる。論点は官僚主導の政策・制度を如何にして市民制御に転換するかである。
 ・生活様式( 暮らし方) の平準化によって人々の政治意識はどう変わるのか
 ・都市型社会と男女平等社会はどのように関連するのか

2017年1月11日(水) 第3回
第三章 「 近代化」と政策の歴史
 近代化とは( 工業化と民主化) のことである。工業化が進展して前例なき公共課題( 大気汚染・河川汚濁・温暖化・都市景観・緑地減少・現代的貧困) が噴出して、[ 福祉政策・環境政策・都市政策] が必要不可欠になる。
 ・「シビルミニマム」とは何か、言葉が広がったのはなぜか
 ・前例なき公共課題の解決には「市民参加」が必要となる論拠を考える 

2017年2月8日(水) 第4回
第四章 分権化・国際化・文化化
 都市型社会が成熟して自治・共和型の「市民」が大量に醸成される。「国家」をめぐる問題状況も一変する。自治体が地方政府として自立する。
 ・住民と市民の違いを考察して討論する
 ・自治体が政府である理由と論拠を学ぶ

2017年3月8日(水) 第5回
第五章 日本の政策条件
 ヨーロッパで16 ~ 17 世紀に始まった近代の「ステート」を、日本では「国家」と翻訳して「国家統治の観念」をつくった。その「国家観念」は ( 絶対・無謬・包括) の官僚統治であった。しかしながら政府の権限は市民が信託( 契約) した権限である。
 ・国家法人理論と政府信託理論の違いを学ぶ。
 ・信託契約解除理論( ロックの革命権理論) を考察する

[社会・人権]水俣病公式確認から60 年 札幌で「水俣学」

●11月4日(金)開講 全4回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生館ビル6F 604)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

田中正造が始めた谷中村から学ぶ「谷中学」に準えて、原田正純先生は熊本学園大学で「水俣学」を始め、今も多くの患者や関係者の話を聞く講義は続いています。「水俣」は社会を映す鏡。遠い所で起こった他人事・過去の失敗ではなく、今私たちの周りにある様々な社会問題ともつながっています。教科書で習った「四大公害」だけではない「水俣」から学び考えましょう。

2016年11月4日(金) 第1回
もう一度「水俣」を学び直しましょう
●中島 圭子(なかじま けいこ)
 「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク
 公式確認から60 年経っても、未だに解決しない水俣病問題。どこでボタンを掛け間違ったのか、水俣の悲劇を繰り返さないために、この教訓を活かすことを考えましょう。

2016年12月2日(金) 第2回
若かった患者さんたちの未来
●中島 圭子(なかじま けいこ)
 「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク
 「自分たちも仕事がしたい。」 年金をもらえるのだから良いだろうと言われることに反感を感じた若い患者さんたちは、大きな企画を成功させました。あれから40年、還暦を超えた患者さんたちは今ー

2017年2月3日(金)  第3回
北海道から見てきた水俣病
●塩川 哲男(しおかわ てつお)
 勤医協札幌西区病院副院長
 水俣病公式発見時,1歳だった私。神経内科医となって,いろいろな形で水俣病とその患者さんに出会ってきました。2010 年には北海道でも集団検診を行いました。北海道から見てきた水俣病を語ります。

2017年3月3日(金) 第4回
水俣の地域再生への取組 
●吉田 文和(よしだ ふみかず)
 愛知学院大学経済学部教授
 水俣の地域再生の課題について、被害者救済、お金のない原因企業救済pppの原則、祈り・慰霊・癒し、生きがい、社会参加、存在理由の確認、などへの取組を現地調査の結果から伝えます。

[社会・人権]現在の「教育改革」を展望する

●11月24日(木)開講 全5回 木曜18:45 ~ 20:15
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 5回通し2,000 円(単発500 円)
●講 師 北村 公一(きたむら きみかず)
小学校教員。2013 年からさっぽろ自由学校遊の正会員。札幌音楽教育サークル会員。学生時代、久田栄正法律研究室で卒論「教育基本法第10 条論」を書く。

今からちょうど10 年前の2006 年、第一次安倍政権は、1947 年に成立した教育基本法を変えた。日本国憲法と同じ時期にできた双子の一つを変えてしまった。国民投票もなく議会の過半数でいいので変えやすかったのだ。第二次安倍政権では、第一次の「教育再生会議」に実行をつけて「教育再生実行会議」と銘打って「教育改革」を矢継ぎ早に提案している。新教育基本法では、旧条文の「この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである」が抜け落ちている。それは、逆に「教育の力」を知っているからであり、この10 年は、政権の意向に沿った「教育改革」がなされていると言わざるを得ない。2020 年を目標にした「教育」が、どのように変えられていくのか展望し、参加者と一緒に教育について考えていきたい。
「われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。」(旧教育基本法 前文より)

2016年11月24日(木) 第1回
教育基本法は、どのように変えられたか
 改めて10 年前成立した新育基本法が、以前とどのように変えられたかをみていきます。それに則って10 年間、どのような「教育改革」があったかをみます。現在の「教育改革」の動向を概観します。

2016年12月22日(木) 第2回
「チームとしての学校」とは何か
 昨年12 月に「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」中央教育審議会(以下、中教審)答申が出され文科省もその方針である。また今年秋には、与党の議員立法として「チーム学校推進法案(仮称)」が予定されている。これらを検討していきたい。

2017年1月26日(木) 第3回
高校、大学の改革と「高大接続」で どのように変わるか
 教育再生実行会議第4次提言(高等学校教育と大学教育との接続・大学入学者選抜の在り方について)中教審答申「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた~」で高校、大学をどのように変えようとしているのかみていきます。

2017年2月23日(木) 第4回
「アクティブラーニング」とICT教育
 今回の新学習指導要領の目玉として新聞紙上でも取り上げられている「アクティブラーニング」とは何か、またICT(インフォメーション、コミュニケーション、テクノロジーの略)教育でどのようなことをしようとしているのかみていきます。 

2017年3月23日(木) 第5回
「美しい国」「日本会議」とは何か
 底辺を流れている考え方をみていきます。

[社会・人権]憲法カフェ@ゆう 「私たちの憲法」

● 2017 年1 月16 日(月)開講 全3回 月1回月曜18:45 ~ 20:45
 1/16、2/13、3/13
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     *単発1,000 円(ユース500 円)
●話題提供 池田 賢太(いけだ けんた)
1984 年、札幌生まれ。2011 年、弁護士登録。2014 年6月から、憲法カフェを継続して実施。自らの言葉で憲法を語れる市民を増やすために邁進中。

参院選の結果、改憲勢力の議席数が3分の2を超え、いよいよ改憲に向けた動きが具体化してきています。しかし、自民党のつくった改憲草案を見ると、それは単なる「憲法の改正」ではなく、「憲法そのものの否定」といえるような内容です。憲法は私たちのもの。国の為政者の勝手な思惑によってないがしろにされることのないよう、その意味を学び、何がどう変えられようとしているのか、それをどのように防いでいけばよいのかを学びあいましょう。

2017年1月16日(月) 第1回
憲法って何だ?
 そもそも憲法とは、いかなる「法」なのか。憲法を貫く基本原理を、まずはしっかりと確認しましょう。

2017年2月13日(月) 第2回
自民党憲法草案のキモ
 自民党憲法草案は、あそこもおかしいし、ここもおかしい。なかでも危険なところをピックアップしてみます。

2017年3月13日(月) 第3回
憲法改正って、どういうことなの?
 憲法改正手続を眺めてみましょう。自民党憲法草案のような改正ってそもそも可能なのかも議論しましょう。

[社会・人権]若者といっしょに知ろう!ジェンダー・セクシュアリティ最前線

●4月18日(月)、25日(月) 全2回 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 各回 当日1,000円 事前予約800円 ユース500円

ジェンダー・セクシュアリティに関する最新ホットな問題を取り上げ、若者と一緒に学びます。今回はセクシュアルマイノリティの問題と日本軍慰安婦の問題を取り上げます。第1回は元「遊」の会員で今は東京在住の竹内清文さんをお迎えして、一人ひとりが自分らしい性を大切に生きること、そして性をはじめとする多様性の尊重について、ゲイとして生きてきた経験を元にお話いただきます。第2回は金時江さんをお迎えして、遊の労働講座で活躍中の若者鈴木圭一さんと対談していただきます。ずばりわかりやすく、本質を突いた内容になること受け合います。

2016年4月18日(月)
LGBTs入門講座~ゲイ当事者の声を聞いてみませんか~
● 竹内 清文(たけうち きよふみ) 
 ゲイ・「すぎせく 杉並・性的マイノリティ共生の会」共同代表。
 性は多様で、人の数だけ違うとも言われます。LGBTs 基礎知識やゲイとしての体験を聞きながら、自分の性について振り返ったり、自分らしさや多様性の尊重について一緒に考えてみませんか。

2016年4月25日(月)
学ぼう!慰安婦問題ABC
● 金 時江(きむ しがん)
 日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす北海道の会共同代表
● 鈴木 圭一(すずき けいいち) 介護福祉士
 「慰安婦問題ってよくわからない」とそのままにしている人が多いのでは…。昨年末あわただしく最終決着をしたと言われていますが当事者を置き去りにした決着でいいはずがありません。若者世代の鈴木さんが、「慰安婦の会」の金時江さんに素朴な質問をぶつけます。あなたも一緒に学びませんか。

[社会・人権]違いを認め、共に生きる ~多文化主義への転換に向けて

●5月11日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

日本に暮らす外国人の数は200 万人を超えており、北海道にも多くの外国人が住んでいます。しかし、「多文化共生」の必要性が叫ばれるようになって久しいものの、日本社会にはいまだに違いを受け入れ、多様な文化を認め合う土壌があるとは言いがたいのではないでしょうか? 北海道に暮らす外国人住民の現状やその課題を知り、多様な文化や民族が共存しうる社会をつくっていくにはどうしたらよいかを考えましょう。

2016年5月11日(水)第1回
北海道在住外国人の現状
●西 千津(にし ちづ)
 カトリック札幌司教区難民移住移動者委員会
 近年、北海道も外国人観光客が増加していますが、観光ではなく、北海道内に住んでいる外国人の現状を通して、外国人も地域住民の一人であるという視点を一緒に考えていきたいと思います。

2016年6月8日(水)第2回
母語支援から見る多文化
● Paitchadze Svetlana(パイチャゼ・スヴェトラナ)
 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院研究員
 日本語を母語としない児童及び保護者の支援を行う「CaSA-NPO」という団体の代表を務めながら取り組んでいる、国際理解教育や異文化コミュケーションに関してお話していただきます。

2016年7月13日(水)第3回
外国人技能実習生の実態
●宮入 隆(みやいり たかし)
 北海学園大学経済学部地域経済学科准教授
 北海道内各地で欠かせない存在になっている外国人技能実習生について、専門分野である農業経済の調査から見えてきた実態と今後の北海道農業の在り方についてお話していただきます。

2016年8月17日(水)第4回
共に生きるために求められるもの~外国人集住地域での経験から~
● Patrick Andres(パトリック・アンドレス) 
 クール北海道㈱
 外国人集住地域の名古屋国際センターでスタッフとして多文化共生への取り組みに関わってきた経験を基に、現在住んでいる札幌の多文化共生への課題をお話していただきます。

2016年9月14日(水)第5回
レイシズム(人種差別)のない 社会をつくるには
●寺田 晋(てらだ くにゆき)
 大学非常勤講師
 近年、在日コリアンなどをターゲットとした排外主義的なヘイト表現がはびこっています。外国籍住民が増加し、多文化の共生が求められているいま、私たちはレイシズムとどう向き合うべきなのか、一緒に考えましょう。

[社会・人権]水俣病公式確認から60年 それぞれの「水俣」

●5月20日( 金) 開講 全5回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」( 愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円 ( 単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

昭和31 年5月1日―その年の経済白書が「もはや戦後ではない」と記述し、戦後復興から高度成長へと突き進んでいる時、九州の片隅で『奇病』が発見されました。その病気は水俣病と名付けられ、被害を受けた人々は、大きな力によって翻弄され続けています。そして水俣病は社会に様々な形で影響を与えてきました。60 年経っても水俣病問題は終わっていません。それにもかかわらず、公害は過去のもの、解決されたものと思われています。現在の「水俣」を、様々な角度から考えてみましょう。

2016年5月20日(金)第1回
水俣はいま
●中島 圭子(なかじま けいこ)
 水俣を子どもたちに伝えるネットワーク
 公式確認の年に生まれた胎児性の患者さんたちは、今年還暦を迎えます。5月1日の慰霊祭に参加し、患者さんに話しを聞いて、決して終わっていない今の水俣の状況を報告します。

2016年6月17日(金)第2回
宇井純さんと水俣
●宮内 泰介(みやうち たいすけ)
 北海道大学大学院文学研究科教授・さっぽろ自由学校「遊」共同代表
 宇井純は、東京大学の助手時代に水俣病の問題に取り組み、問題を社会に広く訴える大きな役割を果たしました。学生時代に宇井さんの始めた自主講座の運動にかかわっていた宮内が、宇井さんの足跡から水俣病、そして環境問題や社会運動について語りたいと思います。

2016年7月15日(金)第3回
「水俣病」との出会い
●樋口 みな子(ひぐち みなこ)
 銀河通信 主宰、泊原発の廃炉をめざす会世話人(ニュース担当)、ハンセン病回復者と北海道をむすぶ会会員
 学生時代に水俣病に出会い、自らも企業の公害を告発したいと産業衛生部で働きました。その後、自然保護運動を通して石狩川の水銀汚染問題、ユージン・スミスの「水俣」写真展( 旭川) などに取り組みました。市民運動の原点である「水俣病」を語ります。

2016年8月19日(金)第4回
石牟礼道子さんの世界
●花崎 皋平(はまざき こうへい)
 哲学者・著述業
 水俣との出会いとかかわりを口火として、水俣から世界へ、文学と思想の果実を発信している石牟礼道子さんについてお話ししたいと思います。

2016年9月16日(金)第5回
原田正純さんの言葉から
●中島 圭子(なかじま けいこ)
 水俣を子どもたちに伝えるネットワーク
 常に患者さんの立場に立って、水俣病とかかわってきた医師原田正純先生。その先生が残された多くの言葉から学びたいと思います。「水俣」を繰り返さないために。

[社会・人権]職場の問題に立ち向かおう!はじめの一歩、ユニオン・労組と出会った若者たち

●5月23日(月)開講 全4回 月曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

20015 年度前期「学校で労働法・労働組合を学ぶ!」、後期「職場の悩み解決します!」の続編です。今回はそれぞれの職場の問題に向き合い解決法をさぐって動き出した若者たちの協力を得て、寸劇などのパフォーマンスで話題提供します。その後気鋭の皆さんのミニ講演で問題に迫ります。

2016年5月23日(月)第1回
学生に勉強する時間を!
~ブラックバイトとたたかう~
●下郷 沙季(しもごう さき)
 大学生・学生ユニオン共同代表
 一昔前の大学生とちがって、生活費と学費のために、長時間働かざるを得ない、現代の多くの大学生たち。居酒屋や塾での困難な職場状況の中でも、泣き寝入りせずに権利を主張し、仲間と共に一歩進み出した若者たちの声を聞いてください。

2016年7月25日(月)第2回
賃金・労働時間・ 職場の人間関係等を考える
●川村 雅則(かわむら まさのり)
 北海学園大学教員
 一日24 時間の内多くの割合を占める労働時間。楽しく充実したものであってほしいという気持ちとは裏腹に問題山積みが現実です。職場の問題と一つ一つ向き合い、少しでも良い方向になるように解決していくには・・・。JOC(日本カトリック青年労働者連盟)の皆さんといっしょに寸劇を通して考えます。

2016年8月22日(月)第3回
マタニティハラスメント等 女性労働の実態
●上田 絵理(うえだ えり)
 弁護士
 女性の活躍の時代という掛け声とは裏腹に、女性労働の現実はますます厳しい状況であり、セクシュアルハラスメント・マタニティハラスメントも後を絶ちません。事例を切り口に、女性労働の問題の実態や解決法をさぐります。

2016年9月26日(月)第4回
組合ってちょっと固い? 若者が変える!~青年ユニオンの立ち上げと実践~
●橋本 祐樹(はしもと ゆうき) 弁護士&青年ユニオン
 若者が立ち上がった!さっぽろ青年ユニオンの結成は、働く若者たちにとって大きな力になります。どのような経緯で結成したのか青年ユニオンからの実践報告と橋本弁護士の講演で学び、交流しましょう。更なる労働組合の広がりを一緒に作れればと考えています。

[社会・人権]前札幌市長 上田文雄さんと語る

●5月25日(水)開講 全3回 5/25、6/22、8/24 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」( 愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般3,000円 会員2,400円 ユース1,200円
       (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円)
●ゲスト 上田 文雄(うえだ ふみお)
十勝幕別町出身。1978 年から弁護士。2003 年~ 2015 年、3 期12 年に渡って札幌市長。自治基本条例、子どもの権利条例の制定、家庭ゴミの有料・分別、減量化などに取り組んだ。現在は、弁護士として市民活動に積極的に取り組んでいる。

3期12年間の激務を終えて、昨年春に札幌市長を退かれた上田文雄さんをお迎えします。札幌市長を志した理由、市長としての具体的な仕事の内容、市長という立場から見える市役所職員や市民のこと、市民参加について。そして、この12年間にやれたこと、やれなかったこと、やりたかったこと、印象深いできごとなどなど・・・。じっくり聞き合い語り合いたいと思います。各回とも前半はインタビュー形式で上田さんにお話しいただき、後半は参加者とのフリートーク形式で進めます。お聞きするだけではなく、創造的なディスカッションをしたいと思っています。

2016年5月25日(水)第1回
市長になる
 市長を志した(出馬要請を受諾した)思い、市長としての具体的な仕事内容や行政の中に入って驚いたことなど、主として初期の経験を中心にお聞きします。

2016年6月22日(水)第2回
やれたこと、やれなかったこと、 やりたかったこと
●聞き手 斉藤 哲(さいとう てつ)
 自治基本条例、子どもの権利条例成立の過程での経験や思いなど、成果と課題を中心にお聞きします。

2016年8月24日(水)第3回
これからの自治体づくり
●聞き手 松山 泰斗(まつやま やすと) 高校生
 首長はどんな役割を果たすべきか、職員や市民に期待したいこと、議会との関係など、望ましい合意形成と自治体運営のあり方について、参加者とともに語り合います。

[社会・人権]二つの憲法とその歩み

●5月26日(木)開講 全5回 月1回木曜18:45 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 5回通し2,000 円 (単発500 円)
●講 師 北村 公一(きたむら きみかず)
小学校教員。2013 年からさっぽろ自由学校遊の正会員。札幌音楽教育サークル会員。学生時代、久田栄正法律研究室で卒論「教育基本法10 条論」を書く。
●参考文献:「憲法のいま・憲法とわたし」(奥平康弘)、「帝国憲法崩壊史」(久田栄正)、 「戦争放棄と平和的生存権」(深瀬忠一)、「歴史のなかの憲法」(家永三郎)、「二つの憲法」(井上ひさし)

戦後70年、昨年成立した「平和関連安全保障法」(=集団的自衛権行使容認)は、憲法について考える大きな契機にもなりました。今年の参議院選挙では、「憲法改正」が争点になるとも言われています。昨年度前期「戦前から戦後の教育を考える」という講座をおこない、教育が与えた計り知れない影響を感じとりました。今年度は、明治憲法や現在の日本国憲法の制定過程や中身をもう一度確認しその与えた影響や変遷を考えてみたいと思います。
「憲法を改正するか、どう改正するか。それは明治22年の問題であり、昭和21年の問題であった。今やすでに第3度目の問題である。」(昭和38年3月「憲法と私たち」岩波新書)

2016年5月26日(木)第1回
明治憲法制定過程
 明治初期「解放令」「徴兵令」反対一揆が西日本中心に起こり、自由民権運動へ発展していきました。1880 年代、民間からも草案が出されますが、明治政府は、プロイセン(ドイツ)の憲法を参考にして1889 年2月11 日に「大日本帝国憲法」を発布しました。その制定過程を世界史的に見ていきます。

2016年6月23日(木)第2回
明治憲法とその後のあゆみ
 1890 年11 月29 日第1回帝国議会が開会された日に大日本帝国憲法は施行され、帝国憲法と教育勅語で明治国家が確立していきます。明治憲法下の政治組織は、現在とどう違うのか、条文はどうなのかを詳しく見ていきます。その後、大正デモクラシーを経て昭和の戦争の時代に入っていきます。

2016年7月28日(木)第3回
大日本帝国憲法崩壊から日本国憲法誕生
 憲法学者故久田栄正は、「私のルソン島における戦争体験は、言語に絶する悲惨なものであった。戦争とは一体何なのか。誰が一体戦争に責任をもつのか。…」と書いています。「戦争体験と学問によって到達した」大著「帝国憲法崩壊史」から当時の状況をとらえ返します。

2016年8月25日(木)第4回
日本国憲法
 1945 年日本は、ポツダム宣言を受諾し敗戦を迎えます。その後連合軍最高司令長官マッカーサーの下、様々な改革をします。現在の憲法も1946 年11 月3日日本国憲法公布、翌47 年5月3日発布されます。明治憲法とのちがい、組織、条文など当時の状況を含めて詳しく見ていきます。

2016年9月29日(木)第5回
日本国憲法その後のあゆみ 
 1947年から今まで憲法意識(民主主義あるいは権利観念)は、どのように育ちまたは変遷してきたのか、自民党の憲法案も見ていきたいと思います。 

[社会・人権]北海道をもっと知ろう! アイヌ入門講座

●5月27日(金)開講 全5回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員・アイヌ民族4,000 円 ユース2,000 円 (単発 一般1,500 円 会員・アイヌ民族1,000 円 ユース500 円)

せっかく北海道にいるのだから、この地の先住民族であるアイヌのことをもっと学んでみませんか? この島の成り立ちを知ってはじめて、理想の北海道のあり方が見えてくるのだと信じています。コーディネーターは阿部千里( アイヌ・先住民族電影社) が務めます。幅広い年齢、分野から講師をお招きし、「アイヌって聞いたことあるけどよく知らないな?」という方にも楽しんでいただけるように講座を組みました。

2016年5月27日(金)第1回
アイヌ文化に触れよう
●川上 さやか( かわかみ さやか) ほか
 札幌大学ウレシパクラブ
 アイヌ文化やアイヌ語を専門的に学ぶことのできる札幌大学ウレシパクラブから学生をお呼びし、彼女の生い立ちからアイヌの芸能、文化の紹介などを話していただく予定です。

2016年6月24日(金)第2回
札幌アイヌ協会の歩みと 女性差別撤廃委員会
●多原 良子( たはら りょうこ)
 札幌アイヌ協会
 長い歴史をもつ札幌アイヌ協会のこれまで歩みを振り返りながら、今年2 月に行われた女性差別撤廃委員会の参加報告をしていただきます。

2016年7月22日(金)第3回
先住民族と学校教育
●魏 雪(ぎ せつ)ほか
 北海道大学大学院教育学院
 中国から北海道大学大学院に留学している学生をお呼びし、アイヌ民族を含む先住民族が抱える教育問題や学校教育制度についてお話をいただきます。

2016年8月26日(金)第4回
メディアが描くアイヌ民族の姿
●小坂 洋右(こさか ようすけ)
 北海道新聞社
 これまで新聞や書籍などのメディアがアイヌ民族の姿をどのように描いてきたか、そしてこれからの先住民族とメディアの関係をお話していただきます。

2016年9月23日(金)第5回
先住民族とは
●阿部 千里( あべ ちさと)
 アイヌ・先住民族電影社
 国際的な先住民族関係の議論のはじまりと発展について、国連の活動を踏まえながら、先住民族が住む社会の理想のあり方について考えたいと思います。

[社会・人権]松下圭一「ロック『市民政府論』を読む 」 ( 岩波現代文庫) を読む 

●6月1日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円  (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 森 啓(もり けい)
中央大学法学部卒、神奈川県自治総合研究センター研究部長、北海道大学法学部教授、現在・北海学園大学法科大学院講師。主な著作「文化の見えるまち」「新自治体学入門」「自治体学とはどのような学か」  詳細は http://jichitaigaku.blog75.fc2.com/ 参照。
●テキスト 松下圭一「ロック『市民政府論』を読む」 (岩波現代文庫)
●参考書 松下圭一「市民自治の憲法理論」(岩波新書)、鵜飼信成「ロック・市民政府論」(岩波文庫)

71 年前、日本中が焼け野原になり食べる物も無くなり「二度と戦争はしない」と覚悟して憲法を定めた。憲法は民主主義になったが「民主主義」は根付いていない。国会で安倍首相はデタラメ答弁を繰返すが支持率は急落しない。この講座は「民主主義とは何か」を考える講座です。

2016年6月1日(水)第1回
市民政府の理論
 『日本国憲法』を含めて世界各国の憲法は、資本主義・社会主義の体制を問わず、ロックの市民政府理論が原型になっています。「市民政府論」が「アメリカの独立宣言」「フランスの人権宣言」に甚大な影響を及ぼしたのです。市民政府理論が民主主義の政治理論です。

2016年7月6日(水)第2回
市民政府信託理論
 民主主義は「国家の統治」ではない。「市民の自治・共和」です。市民は国家に統治される被治者ではないのです。民主政治は「市民が政府を選出し制御し交代させる」です。

2016年8月3日(水)第3回
市民社会の理論
 すべて政治権力の源泉は 市民(People、Citizen) の同意です。政府の権限は市民が信託した権限です。「国家」は政治権力の主体ではない。「国家統治」は擬制の言説です。「擬制の言説」とは「本当は存在しないものを存在するかのように主張する」ことです。

2016年9月7日(水)第4回
市民自治の理論
 市民自治とは「市民が政府を選出し制御し交代させる」です。選挙は白紙委任ではない、選挙は代表権限の信頼委託契約です。政府が代表権限を逸脱するときは「信託契約」を解除する。これが民主主義の政治理論です。

2016年10月5日(水)第5回
理論とは何か
 理論には「説明理論」と「実践理論」の二つがあります。説明理論は現状を実証的・分析的に考察する説明理論です。実践理論は「何が課題で何が解決策であるか」を考える実践理論です。「知識として知っている」と「本当に分かっている」は同じでない。「人は経験に学ぶ」という格言の意味は「一歩踏み出し困難に遭遇して真実を知る」です。

[社会・人権]電気を選ぶ ~エネルギーの未来を考えながら

●6月2日(木)開講 全4回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●共 催 北海道のエネルギーの未来を考える10,000 人の会

本年4月から電力小売り全面自由化がスタートします。独占状態でコストが高くなるほど利益が増える総括原価方式による高い電気代、原発に不安を感じながら原発による電気も使わざるをえないジレンマ。電気を選ぶことはエネルギーの未来を選ぶことでもあります。とはいえ、実際に選ぶとなると分からないことだらけ。自由化に至る経緯、電力小売りの仕組み、事業者数や電源構成など、自由化の実際を具体的に知り、消費者として、また、将来世代に責任を負う世代として、よりよい選択をするためにご一緒に学びあいたいと思います。

2016年6月2日(木)第1回
自由化の経緯と道内事業者の概要
●小林 ユミ(こばやし ゆみ)
 北海道グリーンファンド
 自由化に至る経緯、国の政策、道内事業者の電源構成の開示状況など、概要をお話しいただきます。

2016年7月7日(木)第2回
事業者に聞く(1)
●北本 満(きたもと みつる)
 北海道ガスエネルギーサービス事業本部
 新電力事業者の中でも早くから参入を表明し、ガスとセットの省コストプランなども提案している北ガスの事業計画をお聞きします。

2016年8月4日(木)第3回
事業者に聞く(2)
●木暮 明大(こぐれ あきひろ)
 エネコープ常務理事
●江川 靖子(えがわ やすこ)
 生活クラブ生活協同組合理事
 4月のスタートにはまにあいませんが、生活協同組合も電気事業に参入します。原発ゼロをめざして自然エネルギー100%を目標にするなど、生活者である市民が事業当事者になることの意義にこだわった事業構想をお話しいただきます。

2016年9月1日(木)第4回
消費者として知っておきたいこと
●奥谷 直子(おくたに なおこ)
 札幌消費者協会理事
 既に電力自由化に関わる詐欺事件が新聞報道されていますが、契約や解約のルール、料金プランの比較の仕方、実際にあった詐欺事例など、消費者として電気使用契約を結ぶ際に知っておきたいことをお話しいただきます。

[社会・人権]洞爺湖サミットから8年を振り返る

●6月3日(金)開講 全4回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般4,000 円 会員3,200 円 ユース1,600 円  (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

2008 年7 月に開催された洞爺湖サミット。国内だけでなく世界中から市民団体や活動家が訪れ、グローバルな市民パワーを感じられた日々でした。そして今年、伊勢志摩サミットが開催されますが、かつてのような盛り上がりは耳にしません。サミットそのものが注目されなくなり、市民運動も変化してきています。この8 年間に何があったのでしょう? 本講座では、各講師が洞爺湖サミットを振り返るとともに、それぞれの視点から市民運動を取り巻く状況の変化について考えていきます。

2016年6月3日(金)第1回
「洞爺湖サミット」とは何だったのか?
●平野 研(ひらの けん)
 北海学園大学准教授。「発展途上国論」担当。
 物々しい警備、むなしい経済効果、そして直後のリーマンショック。「サミット体制の終焉」とも言えるものでした。同時にそれは、国際的な市民運動の転機にもなりました。この8年を概観します。

2016年7月1日(金)第2回
国際的な社会運動の潮流
●大屋 定晴(おおや さだはる)
 北海学園大学准教授。「社会経済学」担当。
 世界社会フォーラムなど、新自由主義的グローバリゼーションに反対する国際的社会運動を中心に、サミット対抗行動は組織されてきた。本講座ではこの運動の現状を考察する。

2016年7月29日(金)第3回
財政破綻と「反緊縮」の戦い~夕張とギリシャ~
●西村 宣彦(にしむら のぶひこ)
 北海学園大学准教授。「地方財政論」担当。
 財政破綻した国・地域が強いられる緊縮財政は、福祉の縮小に止まらず、経済衰退・人口流出の悪循環で財政再建すら困難にする。この難問とどう向き合い戦うのか、夕張とギリシャから考える。

2016年9月2日(金)第4回
サミットと国際市民運動
●富永 京子(とみなが きょうこ)
 立命館大学産業准教授。社会学を専門とする。
 本講座では、洞爺湖G8 サミット抗議行動が与えた、海外における運動実践に対する影響を学ぶことで、日本で社会運動をしながら、いかに国際社会とつながっていくかを考える。

[社会・人権]性暴力サバイバーがひらく明日

●6月6日(月)開講 全3回 月曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

性暴力の被害者であるのに、社会的なさげすみを恐れ、心身の痛み、生き難さを抱えながら、あるとき、止むに止まれぬ思いがあふれて声をあげた女たちがいます。さらに、その勇気を受け止め、たくさんの女たちがともに尊厳の回復、正義を求めて、たたかってきました。多くの課題の中から今回は、改正されようとしている刑法強姦罪、日本軍「慰安婦」問題、女性自衛官の人権裁判に焦点を当てて考えていきたいと思います。

2016年6月6日(月)第1回
刑法強姦罪「改正」の今
●秀嶋 ゆかり(ひでしま ゆかり)
 1989 年弁護士登録。DV、性暴力、児童虐待、学校事件等にも関わっている。
 改定が諮問されている強姦罪。重罰化、男女とも被害対象認定、親告罪から非親告罪へ…。評価の一方、被害当事者団体からの「身体侵襲罪」とすべきという提言は、概念の根源を突くものでした。諮問を読み解き、話し合いましょう。

2016年6月20日(月)第2回
「慰安婦」問題とは何か?
●本庄 十喜(ほんじょう とき)
 北海道教育大学札幌校社会科教育講師
 1990 年代以降、日本軍「慰安婦」制度の研究は、史料の発掘や被害者・加害者双方の証言収集等により進展し、現在では軍の関与と強制性を否定することはできません。今回は、そもそも日本軍「慰安婦」制度とはどのようなものであったのか、史料にもとづいて解説した上で、「慰安婦」問題とは一体何なのか、日本社会には何が問われているのかについて、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

2016年7月4日(月)第3回
軍隊の中の女性の人権~女性自衛官の人権裁判から考える~
●女性自衛官の人権裁判弁護団/支援する会
 2007 年、現職の女性自衛官が、上官による性暴力と自衛隊の退職強要を訴えて国を提訴し、自衛隊/軍隊の「中」の女性の性の尊厳、人権の保護を問うものとなりました。画期的だった勝訴判決を振り返りつつ、その後の提訴にも目を向けたいと思います。

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

●5月11日(水)開講(~ 2017 年4月) 毎週水曜13:00 ~ 15:00 *5週ある月は第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 5,000 円/月(材料費は含みません)
※受講をご希望の方は、 クラスの見学(1回)可能です。 まずは、お問い合わせください。
●講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974 年8月10 日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97 年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌ民族が先住民族と認められてからまだ日が浅いですが、アイヌ文化・芸術の歴史はとても深いものです。生徒さん自身の手で作る事によって、それらの文化を身近に感じる事ができると思います。是非一度チャレンジしてみませんか。お待ちしてます。

[文化・芸術]生活に潤いを…お花を飾ろう! 簡単アレンジメントを楽しもう

●日 時 10月8日(土) 14:00 ~ 16:00 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 1,500 円(花器・オアシス・グリーン等の材料費を含む)
       ※会場の関係で先着5 名様の受付とさせていただきます。
<持ち物> 気に入った小ぶりのお花3 輪程度(カーネーション・トルコキキョウ・ガーベラ・バラ等何でもよい)花ばさみ(キッチンばさみで代用可) 新聞紙(2 ~ 3 枚) ゴミ袋(レジ袋) お花持ち帰り用入れ物(レジ袋・紙袋など)
※オアシス、花器、グリーン(葉物)、間を埋める小花などはこちらで準備します。

自宅の庭に咲いているお花やもらったお花、お花屋さんで見かけた気に入ったお花3~5輪位で、手軽にできて安上がりな簡単フラワーアレンジメントに挑戦してみませんか。心が和みますよ。
※この講座はNPO 法人Kacotam の「学びのシェアプロジェクト」の参加企画です。講座収入の一部がKacotamに寄付され、子どもたちの学びのサポートに役立てられます。

[文化・芸術]黄金色の手しごと~麦わら細工に親しもう<後期>

●10月12日(水)開講 全3回 月1回水曜10:00 ~ 12:00 10/12、11/9、12/14
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 3 回通し4,000 円 (単発1,500 円)
●講 師 土肥 信子(どい のぶこ)  札幌村文化センター麦わら細工の会代表
       明石 美雪(あかし みゆき)札幌村文化センター麦わら細工の会

北海道産の麦わらは、細工にすると淡い黄金色の光を放ちます。鉱物質を連想させる輝きは、宝石のオパールと同じプラントオパールを含んでいるからです。この講座では、麦の光を活用して、ブローチ、雪の結晶、鶴や亀を作ります。経験や年齢を問わず、ご参加いただけます。

2016年10月12日(水) 第1回

世界でただ一つの

2016年11月9日(水) 第2回
ブローチと雪の結晶 
黒っぽい服に映えます(ブローチ)

2016年12月14日(水) 第3回

お正月の飾りに

[文化・芸術]音楽と社会

●10月14日(金)開講 全6回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円 
    ( 単発 一般 1,500 円 会員1,000 円 ユース 500 円)
●講 師 くろだ としひこ
1956 年生まれ。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。「北海道ジャズ物語」(2006 年出版)編著者。SMG 編集長。 2012 年に自由学校「遊」で「音楽でみるアメリカ史」を開催。その後、文化教室等でアメリカやヨーロッパの音楽史セミナーを開催。 2015 年に自由学校「遊」で「音楽でみるヨーロッパ史」を開催。

いままでに自由学校で開催されたアメリカ音楽やヨーロッパ音楽の講座を土台に、音楽の持つ文化的意義や社会との関係について多方面から再認識するための新しいシリーズです。音楽と社会との関係について深く掘り下げていきます。また音楽は、アートとしてどのような価値観を提供しているのかを検証していきます。

2016年10月14日(金) 第1回
ポピュラー音楽の誕生
スタンダード誕生秘話
 長く唄い続けられている音楽はどのように生まれてきたのか。スタンダード誕生の秘密は何か。テーマソングはどうして誕生したか。国や州のテーマソングはだれが作ったのか。多くの人によって歌い継がれる曲の特徴と背景について紹介・解説いたします。

2016年11月11日(金) 第2回
音楽視聴の歴史
未来の音楽鑑賞とは
 エジソン、蓄音機、SP 盤、LP レコード、テープ、ラジオ、テレビ、CD、ネット音楽などの歴史や経緯。これから音楽はどのように視聴されるのか。音楽の未来に関する予想や希望などを独自の視点で紹介。音楽治療・音楽療法はどこまで進展していくのか、最新のデータをもとに解説。

2016年12月9日(金) 第3回
音楽と映像
映画音楽の秘密、TV 音楽やCM ソング
 音楽と映像の関係について映画やテレビなどの事例をもとに検証していきます。無意識な誘導・サブリミナル音楽は存在したのか。 音楽での「パブロフの犬効果」について紹介。人間の心理的な制御は可能か。癒しの音楽とは。

2017年1月13日(金)
音楽とエコロジー
中世ヨーロッパの音楽事情
(ゲスト講師予定)
 中世のヨーロッパ音楽をとおしてエコロジーな芸術文化について紹介・解説します。中世の楽器やその誕生背景、教会音楽と宮廷音楽にみるエコロジー、世俗音楽にみる大衆性。現在に受け継がれている中世音楽とは。中世ヨーロッパの音楽と社会・世俗などに関して紹介します。

2017年2月10日(金) 第5回
音楽の神秘性
インド音楽の秘密
(ゲスト講師予定)
 インド音楽の持つ精神性、自然への回帰性、人生観・宗教観・社会観などについて紹介・解説します。インダス文明からバラモン教・ヒンドゥー教・仏教などへ、音楽がどう進化したか。最新のインド音楽を交えながら、インド音楽について紹介します。

2017年3月10日(金) 第6回
音楽交流会
より良い音楽社会を目指す
 いままでに紹介できなかった音源などを視聴しながら、社会と音楽のより良い関係を構築する方法について参加者と対話をしながらアイデアを出し合いっていきます。
(軽食と飲み物をご用意する予定です)

[文化・芸術]フォークソングと出会おう! 番外編 ピート・シーガー、ボブ・デュラン、ピーター・ポール& マリー(PPM)等に出会おう

●日 時 10月26日(水)15:30 ~ 17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 500 円 

前期に行った「フォークソングと出会おう!」は国内編でしたが、ピート・シーガー、ボブ・デュラン、ピーター・ポール& マリー(PPM)等、日本のフォークシンガーたちに大きな影響を与え、ラジオ等生活の中でもずいぶん流れていた外国のフォークソングがありました。それらの音楽を番外編として取り上げることにしました。あの頃耳にした歌、ギターをかき鳴らしながら共に歌った歌にもう一度出会ってみませんか。CDを聞いたり、一緒に歌ったりします。初めての方も大歓迎です。

[文化・芸術]VRは、私たちをどう変えるのか マクルーハンとメディア・テクノロジー

●11月12日(土)開講 月1回第2 土曜14:30 ~ 17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 1 回毎  一般2,500 円 会員2,000 円 ユース1,000 円
        5 回通し 一般10,000 円 会員8,000 円 ユース4,000 円
●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
 ソーシャルパワーSAPPORO の創設者。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から18 年間、映像関係の番組のパーソナリティーを継続中。1996 年からインターネットのホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどで情報発信を続けています。

伝達内容よりも伝達の形式が重要であると主張したマーシャル・マクルーハンの「メディアはメッセージ」という言葉ほど、VR という新しいメディアにふさわしい言葉はありません。マクルーハンは「メディアは人間の拡張」と訴え、人間を拡張するテクノロジーを衣服・自動車などを含めてメディアととらえました。VR は感覚の拡張、身体の拡張であるとともに、現実の拡張でもあります。そして、様々なテクノロジーと密接な関係にあります。VR は体験することで、その新しさ、大きな可能性を実感できます。「体験」が理解に直結します。講座では、メディァとしてのVR の意義、多様なテクノロジーとの関係を解説しながら、最新機器による多彩なVR 体験にも力点を置きます。私たちの未来を、「体験」してください。

2016年11月12日(土) 第1回
スマートフォンとVR
 スマートフォンの普及が高性能で安価なVR 機器を実現しました。スマートフォン自身も、VR 機器に変身します。

2016年12月10日(土) 第2回
人工知能とVR
 人工知能とVR は、深い関係にあります。人工現実であるVR の中で、人工知能と交流し、柔軟に連携が可能です。

2017年1月14日(土) 第3回
ドローンとVR
 高性能で安価なドローンが普及しています。ドローンに搭載した360 度カメラで、「鳥になる」ことができます。

2017年2月11日(土) 第4回
3DプリンターとVR
 高性能化する3D プリンター。VR の中で自由自在につくったものが、3D プリンターでリアルに出力できます。

2017年3月11日(土) 第5回
五感センサーとVR
 五感センサーが急速に進化しています。VR は視覚、聴覚、触覚と広がり、将来は味覚や臭覚まで再現できます。

[文化・芸術]「遊」版 うたごえ喫茶 みんなで歌おう! 懐かしの歌・お気に入りの歌!

●日 時 1 1月5日(土) 14:00 ~ 16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 800 円 (飲み物とお菓子つき)

※12月以降も毎月継続しています。
今まで「昭和歌謡を楽しもう!」や「フォークソングと出会おう!」の中で行ってきた「みんなで歌おう!」コーナーの拡大版です。手作り歌集を見ながら、みんなで思い切り歌いましょう!「遊」版うたごえ喫茶、リードや伴奏は拙いかもしれませんが、その分おもいっきりくつろいで歌えますよ!

[文化・芸術]キャンドル☆ポエム★冬至ささやかナイト

●日 時 12月20日(火)19:30 ~ 21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 500 円

◇キャンドルの光の中で、詩を読んでみましょう。
 お好きな詩、紹介したい詩、俳句、短歌などをお持ちいただき、読んで聞かせてください。
 もちろん聞くだけでもOK. 暗闇のゲームもやれるかな。
◇お手元にキャンドルがありましたら、お持ちください。
  12 月20 日は、冬至の1日前です。夜が長ーいこの夜に、明かりを消して、キャンドルの明かりだけで過ごし、 エネルギーの大切さ、平和の願い、自然との共生、いろいろな人と共に生きるということなどに思いをはせてみませんか。夏至に引き続いてキャンドルナイト第2弾です。

●参加申込 さっぽろ自由学校「遊」 TEL.011-252-6752 FAX.011-252-6751

[文化・芸術]フォークソングと出会おう!

●4月27日(水)開講  全3回 月1回水曜15:00 ~ 17:00 4/27、5/25、6/29
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 通し1,200 円(単発500 円)

60 年代から70 年代にかけて社会と切り結ぶ歌がたくさん生まれました。「自衛隊に入ろう」「戦争をしましょう」等の逆説的な歌が、ずいぶんと真実味を帯びてきこえるこの頃です。あの頃耳にした歌、ギターをかき鳴らしながら共に歌った歌にもう一度出会ってみませんか。初めて出会う方も大歓迎です。聞いたり、歌ったり、集まったメンバーで進めます。

2016年4月27日(水)第1回
岡林信康、高石友也、五つの赤い風船たちと出会おう!

2016年5月25日(水)第2回
高田渡、加川良、遠藤賢治、RCサクセションたちと出会おう!

2016年6月22日(水)第3回
泉谷しげる、井上陽水、吉田拓郎たちと出会おう!

[文化・芸術]音楽でみるアメリカ文化

●4月22日(金)開講 全6回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 くろだ としひこ
1956 年生まれ。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。「北海道ジャズ物語」(2006 年出版)編著者。SMG 編集長。 2012 年に自由学校「遊」で「音楽でみるアメリカ史」を開催。その後、文化教室等でアメリカやヨーロッパの音楽史セミナーを開催。 2015 年に自由学校「遊」で「音楽でみるヨーロッパ史」を開催。

現在世界No.1 の音楽生産国アメリカ。その文化・社会・歴史を音楽を通してたどるセミナー。アメリカ南部で生まれたブルース・ジャズ・カントリー・ロックンロール・ソウルなどが世界を席巻した背景は何か。ライ ブ映像などを使ってその核心に迫ります。

2016年4月22日(金)第1回
ジャズ
ニュー・オリンズで生まれシカゴ・NY・西海岸で発展・進化していった音楽
 デキシーランド・ジャズ、シカゴ・ジャズ、ビッグバンド・ジャズ、スィング・ジャズ、モダン・ジャズ、そして新しい時代のジャズへ。発祥と発展そして進化。ルイ・アームストロング、チャーリー・パーカー、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン他。

2016年5月13日(金)第2回
ブルース
奴隷解放と新たなる孤独が作り出した音楽
 一人で歌う苦悩・絶望そして叫び。オープンチューニング。12 小節の繰り返しの歌。デルタ・ブルース、テキサス・ブルース、ピードモント・ブルース、そしてシカゴ・ブルースについて。W.C. ハンディ、ロバート・ジョンソン、T ボーン・ウォーカー、B・B・キング他。チェス・レーベル。

2016年6月10日(金)第3回
カントリー
アイルランド入植者がアパラチアで作った音楽
 アパラチア山脈に作られたアイルランド音楽の天国。やがてマウンテン・ミュージックはカントリー音楽へ、ストリング・バンドはやがてブルー・グラスへ。ジミー・ロジャーズ、カーター・ファミリー、ロイ・エーカフ、ハンク・ウィリアム、パッツィ・クライン他。

2016年7月8日(金)第4回
ロックン・ロール
黄金の50 年代に生まれた若者音楽
 若者が飛びついた音楽。テレビ・映画が拍車。人気DJとラジオ番組。カリスマ・プレスリーの誕生。チャック・ベリー、リトル・リチャード、バディ・ホリー他。マッカーシズムとロックンロール狩りで、追い出された音楽。

2016年8月5日(金)第5回
ソウル
新しい差別の始まり・20 世紀の黒人霊歌
 ノーザンソウル(メンフィスや南部)とサザンソウル(デトロイトや北部)。ベリー・ゴーディー・ジュニアとモータウン・サウンド。サム・クック、ジャッキー・ウィルソン、ジェームス・ブラウン、オーティス・レディング他。

2016年9月9日(金)第6回
フォーク&ロック
公民権運動とベトナム戦争へのメッセージ・ソング
 学生運動・社会への反発・ヒッピー文化そしてウッドストック。新しいアメリカン・ミュージック。多様化・複雑化社会への前奏曲。東西冷戦と覇権国家への道が生み出すアメリカ賛歌。ジョーン・バエズ、ボブ・ディラン、PPM、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックスほか。

[文化・芸術]土曜・ゆうカフェ

お茶飲みながらちょっと聞いていきませんか。 地域のあの人のちょっといいお話・・・

●5月14日(土)開講 全3回 月1回土曜14:00 ~ 16:00 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 (各回)当日1,000 円 事前予約800 円 ユース500 円

最近出版された面白い本、昔から大好きだった映画、こころ惹かれる詩、地域でみんなを憩わせてくれるお店、そんな宝物をみんなで共有しませんか。土曜の午後、すてきなゲストを囲んでお茶でも飲みながら語らいましょう。さあ、「土曜・ゆうカフェ」の開店です。いらっしゃいませ!どうぞお好きなお席にお座りください。ご注文は何にいたしますか。

2016年5月14日(土)第1回
『兄は沖縄で死んだ』を語る
●ゲスト 加藤 多一(かとう たいち) さん 
 童話作家。1934 年滝上町出身。小樽詩話会会員。『白いエプロン白いヤギ』『ふぶきの家のノンコ』など主に北海道農村部を舞台とした自伝的な作品を多く手がける。代表作『馬を洗って』は「戦争児童文学傑作選」にも収められている。
 加藤多一さんは、沖縄戦で死んだ兄、輝一( こういち)さんの影を辿って幾度も沖縄を訪れています。さまざまな出会いと 「魂」の対話で沖縄と日本の現実を問う本作を加藤さんに語っていただき、どう読んだかを共に語りあいましょう。

2016年6月11日(土)第2回
谷川俊太郎さんの詩の魅力を、 共に感じよう
●ゲスト 古川 奈央(ふるかわ なお)さん
 雑誌『poroco』『MyLoFE』編集、ブライダル施設の企画室を経て2006 年よりフリーライターに。昨年7月には「とても個人的な谷川俊太郎展」を開催。自身の本やグッズ、CD、DVD を始め、ご本人からも私物もお借りして展示した。
 詩や絵本、対談、作詞などその作品内容は幅広く、老若男女を問わず多くのファンを持つ谷川俊太郎さん。今回は、本や、本以外にも活動されている氏の魅力をお話しします。
 
*講座終了後に、俊太郎さんの詩を朗読したり、詩にまつわるエピソードを語り合ったりするひとときを持ちたく思います。好きな俊太郎さんの詩集や詩がありましたらお持ちになって下さいませ。

2016年7月9日(土)第3回
映画大好き!どっぷり浸ろう!~「特別支援教育時代の光り輝く映画たち」 を書かれた二通諭さんを招いて
●ゲスト 二通 諭(につう さとし)さん 
 札幌市出身。2009 年より札幌学院大学にて主に特別支援教育関連科目を担当。著作は『映画で学ぶ特別支援教育』(全障研出版部)他。連載「映画にみるリハビリテーション」(医学書院『総合リハビリテーション』)札幌映画サークル会員
 特別支援教育という切り口である映画を見たとき、そこに見えるものは難しい教育論ではなく、奥深い人間論、人間関係論だということを二通さんのこの本は教えてくれる。一緒にそんな世界をのぞいてみませんか。

[文化・芸術]VR元年 バーチャルリアリティの可能性と課題

●5月14日( 土) 開講 全5回 第2土曜16:00 ~ 17:30 ( 8月のみ第1土曜)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円 (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 俵屋 年彦( たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO の創設者。1996 年にさっぽろ自由学校「遊」の初めてのホームページを作成。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から18 年間パーソナリティーを継続中。ソーシャルメディアTwitter での私(@tawarayat) のフォロワー( 定期閲覧者) は現在約63 万人です。ソーシャルパワーSAPPORO のコミュニティページ https://www.facebook.com/socialpowersapporo に関連情報を随時アップします。

2016 年は「VR 元年」と言われています。3次元の空間体験ができる機器が、相次いで発売になります。新しいバーチャルリアリティ(VR)の幕開けとなる画期的な年です。次々に発売される、さまざまな最新機器を解説し、実際に体験していただきます。日々発表される最新関連情報を、分かりやすく解説します。開発者向けのVR 機器は、すでにさまざまな分野で活躍しています。これまで不可能だった手術が可能になり、認知症の治療などにも大きな効果を発揮しています。国内の遠隔医療にVR を活用しようとする動きもあります。ゲームだけでなく、医療、福祉、文化、教育、観光など、幅広い分野でVRの大きな可能性が実証されつつあります。
VR 酔いなど、解決すべき課題はあります。使用時の事故や過度の依存症といった危険性もあります。十分な配慮が必要です。懸念される問題点も整理していきます。ただ、VR は、新しいソーシャルメディアになるなど、これまでにない可能性を切り開いていくので、前向きに対応する必要があります。

2016年5月14日(土)
第1回
 医療の応用例、最新関連情報の解説、最新VR 機器の体験

2016年6月11日(土)
第2回
 福祉の応用例、最新関連情報の解説、最新VR 機器の体験

2016年7月9日(土)
第3回
 文化の応用例、最新関連情報の解説、最新VR 機器の体験

2016年8月6日(土)
第4回
 教育の応用例、最新関連情報の解説、最新VR 機器の体験

2016年9月10日(土)
第5回
 観光などの応用例、最新関連情報の解説、最新VR 機器の体験

[文化・芸術]黄金色の手しごと ~麦わら細工に親しもう<前期>

●5月10日(火)開講 全3回 月1回火曜10:00 ~ 12:00 5/10、6/14、7/12
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 4,000 円 (単発1,500 円)
●講 師 
土肥 信子(どい のぶこ)  札幌村文化センター麦わら細工の会代表
明石 美雪(あかし みゆき)札幌村文化センター麦わら細工の会 

北海道産の麦わらは、淡い黄金色の光を放ちます。それは命の輝きを感じる美しさです。手触りも優しく、組んだり、編んだりするだけで、かごやアクセサリーをはじめ、いろいろなものが作れます。この講座では、伝統文化として日本や世界各地に伝わる麦わら細工の中から、初心者でもつくれる小物をセレクトしました。暮らしの中に「ものづくり」の感動と、分かち合う喜びを。1対1で丁寧にお伝えしますので、経験や年齢を問わず、ご参加いただけます。

2016年5月10日(火)第1回

 まずは平面で編む作品から

2016年6月14日(火)第2回
ヒンメリ
  フィンランドに伝わる伝統装飾

2016年7月12日(火)第3回
花かご
 東北地方の伝統工芸の手法で立体的な作品を

[文化・芸術]生活に潤いを!自分が身に着ける物を一緒に手作りしませんか?手作り講座 ~直線裁ち手縫い簡単ブラウス

●7月27日(水)開講 全3回 月1回水曜15:00~17:00
 7/27、8/24、9/28
●会場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 通し1,200円 単発500円

「自分で作った服を着てみたい!」「自分で選んだ気に入った色や柄の布地で、自分の体に合う服を作ってみたい。」そんな夢をかなえてみませんか。洋裁は学校の家庭科でしたぐらいで全くの素人という人も、なんとか作品を完成できるように、超簡単な作り方を研究しました。ぜひ一緒にチャレンジしましょう!

<持ち物>
布地 140cm×1m(幅が狭い場合は+70cm 着物をほどいたものでもOK 縫いやすい生地がお勧め、厚手のものやかたいものは避ける)
糸(布地の色に合った手縫い用の糸)
裁縫道具(縫い針、待ち針、しつけ糸、縫い糸、チャコ、糸切りハサミ、裁ちばさみ、長めの定規)
※道具が全部そろわない時はご相談ください。

2016年7月27日(水)第1回
簡単ブラウスを作ろう ①

2016年8月24日(水)第2回
簡単ブラウスを作ろう ②

2016年9月28日(水)第3回
簡単ブラウスを作ろう ③

[文化・芸術]二項対立を乗り越える イスラームの知恵を学ぼう

●日 程 8月27日(土) 
1コマ目14:00 ~ 16:00
    2コマ目16:30 ~ 18:30
       * 18:30 ~ ハラルフードを食べつつ交流会 (参加費別途)
8月28日( 日) 
    3コマ目10:00 ~ 12:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(予定)
 *会場が変更になる可能性もあります。事前にお問い合わせください。
●参加費 一般4,000 円 会員3,000 円 (1コマ 一般1,500 円 会員1,200 円)
●講 師 松本 耿郎(まつもと あきろう)
1944 年生まれ。国際大学中東研究所所長を経て現在 聖トマス大学 名誉教授。イラン マシュハド大学神学部客員研究等の後、英知大学(現 聖トマス大学)で教鞭をとる。イスラーム宗教思想研究、アジア文化研究、比較思想論、平和学などを担当。2015 年退任。現在、室蘭に在住。単著に『イスラーム政治神学』(未来社、1993)、『馬徳新哲学研究序説』(駱駝舎、2014)、編著書に『ペルシャ存在一性論集』(ビブリオ書店、2002)等がある。

皆さん、イスラーム(イスラム教)というと、どんなイメージを思い浮かべますか? 大半が仏教徒の日本では、なかなかイスラームについて知る機会が少ないので、ニュース等でみた印象しかないかもしれません。でも実は、イスラームの教義には、争いを具体的に避ける深い知恵が書かれています。今回、イスラーム研究の第一人者である松本耿郎先生に、イスラームの神髄、そして仏教やキリスト教との違いなど、2日間に渡ってじっくりおはなしいただきます。夜は、ハラールフードの交流会も企画中(料金未定)。お話を聞いて、おいしいものを食べて、知られざるイスラム教の世界に触れてみませんか?

[技能]すきま時間でボランティア ~テープ起こしってどうやるの?

●5月18日(水)開講 全3回 水曜13:00 ~ 15:00  5/18、6/15、7/13
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 1,000 円(3回通し料金)
●講 師 横田 恒一(よこた こういち)
さっぽろ自由学校「遊」会員。今まで20 講座ぐらいのテープ起こしをしている。

『遊』ではたくさんの講座の録音データがあります。数年前から少しずつ録音データのテープ起こしをして講座録を作って保存し始めています。やってみると、自宅で、すきま時間を活用しながらできることが判ります。また、ITの基礎技術とともに、話をよく聞いたり、判らないところを調べたりするスキルが身に付きます。今回はテープ起こしを実際に体験してみながら、必要なスキルを実感してみます。
※実際にPCで入力してみたりしますので、ノートPCを持参できる方はお持ちください。PCが無いけど、これからのために聞いてみたいという方も歓迎です。

[からだ]基礎から学ぶ伝統楊式太極拳 急がず、悩まず、無理をせず<後期>

●10月13日(木)開講 全6回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般6,000 円 会員・ユース4,800 円
●定 員 10 名(最少催行人数5名)
●講 師 原田 稔(はらだ みのる)
1952 年生まれ。国内外の太極拳名手、高手に太極拳の指導を受け、2005 年に太極拳札幌交流協会(http://www.taichisapporo.com ) を設立し札幌を中心に普及活動を開始。市内の高校、体育館などで幅広い年齢層の方々に太極拳を指導中。日本武術太極拳連盟公認A 級指導員、世界永年太極拳連盟教練資格。

日本に太極拳が普及し始めてほぼ半世紀が経ちました。太極拳がどんなものかは知らなくてもあのユックリとした動きの特徴を知らないと言う方はいないでしょう。では、どうしてユックリ動くの? という疑問の答えはなかなか聞けないものです。太極拳には陰陽学説や五行説と言った東洋哲学を実践する理論があります。この連続講座で伝統楊式太極拳の8つの動作を学ぶことを通して、その拳理に少しでも触れていただきたい。身体に新しい発見があることでしょう。

◎服 装 ジャージ等の動きやすい服装と運動靴でご参加下さい。ジーンズ、スカート、ヒールのある靴での参加は不可。
◎持ち物 汗拭き用のタオルと水分を持参下さい。

2016年10月13日(木) 第1回
手は? 足は? 腰はどこ? 今さら聞けない基本のお話
 中国伝来の太極拳はまず言葉の違いに気付くことが大切です。動かすところが違っていれば、動作そのものが異なるはずです。手を振り、足を出し、腰を動かす…では手はどこ? 足は? 腰は? それを確認することから始めましょう。

2016年11月10日(木) 第2回
肩と腰、肘と膝、手と足の動きをつなげましょう
 あのユックリの歩き方と身体を緩めるということに取り組んでみると意外な発見に驚かされます。つなげるって、どういうこと? ゆるめるってどうやって? そんな疑問にお答えします。歩いて、歩いて何度も歩いて身体のゆるみは作り出されます。

2016年12月8日(木) 第3回
8つの動作を連続して行いましょう
 覚えられないとか、上手にできないとか悩まなくてもかまいません。幾つかの動作をゆっくりと繰り返します。そうすると…身体の方が疑問に答えてくれることでしょう。

2017年1月12日(木) 第4回
「気の流れ」を学びます
 ここまで参加して頂いた皆さんの身体が、経絡やツボのお話を受け入れてくれると思います。姿勢や方向にもチョッとだけ注意を払いましょう。講師からも心や意識についてのお話が出てきます。楽しんでできることを続けましょう。

2017年2月9日(木) 第5回 
放鬆と眼法を学びましょう
 太極拳の『放鬆(フアンソン)』とはゆるむこと、でもリラックスとはちょっと違う。のびのび緊張と言われる放鬆と目で繋ぐと言われる眼法を学んで頂きたいと思います。眼法に必要な集中と放鬆のゆるみ、一見矛盾する2 つのことを同時に行う太極拳の大命題に取り組みましょう。

2017年3月9日(木) 第6回
総仕上げはゆっくり完成していきましょう
 「3年門を出ず」という言葉が太極拳にはあります。毎日練習して3年、そうすると出来る様になるというのです。「えーっ!なぁんだ」…とがっかりすることはありません。続けることで身体の方が覚えてしまった。そんなことがたくさんあるはずです。

[からだ]基礎から学ぶ伝統楊式太極拳 急がず、悩まず、無理をせず<前期>

●5月19日(木)開講 全5回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員・ユース4,000 円
●定 員 10 名(最少催行人数5名)
●講 師 原田 稔(はらだ みのる)
1952 年生まれ。国内外の太極拳名手、高手に太極拳の指導を受け、2005 年に太極拳札幌交流協会(http://www.taichisapporo.com ) を設立し札幌を中心に普及活動を開始。市内の高校、体育館などで幅広い年齢層の方々に太極拳を指導中。日本武術太極拳連盟公認A 級指導員、世界永年太極拳連盟教練資格。

日本に太極拳が普及し始めてほぼ半世紀が経ちました。太極拳がどんなものかは知らなくてもあのユックリとした動きの特徴を知らないと言う方はいないでしょう。では、どうしてユックリ動くの? という疑問の答えはなかなか聞けないものです。太極拳には陰陽学説や五行説と言った東洋哲学を実践する理論があります。この連続講座で伝統楊式太極拳の8つの動作を学ぶことを通して、その拳理に少しでも触れていただきたい。連続で参加されても中途からでも結構です。身体に新しい発見があることでしょう。

◎服 装 ジャージ等の動きやすい服装と運動靴でご参加下さい。ジーンズ、スカート、ヒールのある靴での参加は不可。
◎持ち物 汗拭き用のタオルと水分を持参下さい。

2016年5月19日(木)第1回
手とは? 足とは? 腰とはどこ? 今さら聞けない基本のお話
 中国伝来の太極拳はまず言葉の違いに気付くことが大切です。動かすところが違っていれば、動作そのものが異なるはずです。手を振り、足を出し、腰を動かす……では中国の人が言う手はどこ? 足は? 腰は? 確認することから始めましょう。

2016年6月16日(木)第2回
肩と腰、肘と膝、手と足の動きを つなげましょう
 あのユックリの歩き方と身体を緩めると言うことに取り組んでみると意外な発見に驚かされます。つなげるって、どういうこと? ゆるめるってどうやって? そんな疑問にお答えします。歩いて、歩いて何度も歩いて身体のゆるみは作り出されます。

2016年7月21日(木)第3回
8つの動作を連続して行いましょう
 覚えられないとか、上手にできないとか悩まなくてもかまいません。幾つかの動作をゆっくりと繰り返します。そして何度も行います。そうすると……身体が疑問に答えてくれることでしょう。

2016年8月18日(木)第4回
「気の流れ」を学びます
 これまで参加した皆さんの身体が、経絡やツボのお話を受け入れてくれると思います。姿勢や方向にもチョッとだけ注意を払います。講師からも心や意識についてのお話が出てきます。楽しんでできることを続けましょう。

2016年9月15日(木)第5回
総仕上げ、 ゆっくり完成していきましょう
 「3年門を出ず」という言葉が太極拳にはあります。毎日やって3年、そうするとできるようになるというのです。「えーっ! なぁんだ」……とがっかりすることはありません。続けることで身体の方が覚えてしまった。そんなことがたくさんあるはずです。それを、毎日続けてください。そして、太極拳とのご縁をこれからも。

[ゼミ・学習会]沖縄から日本の近代化を考える 殖民地支配の歴史の連環

●10月14日(金)開講 全6回 月1回金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     *単発1,000 円 (ユース500 円)
●報 告 渡久山 尚子(とくやま ひさこ)  
 2016 年、「北海道から沖縄考える」会を一人で立ち上げる。知人や集会で「沖縄米軍基地は日本の問題」(その1、その2まで)を配布。
●アドバイザー 比嘉 秀子(ひが ひでこ) 文化コミュニティおきなわ工房 主宰

日本による琉球併合から148 年、途中薩摩藩の侵略を許しながらも、武器を捨て豊かな文化をはぐくんできた琉球は、500 年間外交権司法権を有する自主の国でした。しかし「日本国内」にされたはずの沖縄には、戦後も日本国憲法が保障する、安心して平和に暮らせる権利すら奪われています。「日米安保」条約で「日本国民」の安全を守るため、沖縄の民主主義の声は無視され続けています。「ヤマトは何度琉球処分をするのだ」という声も挙がっています。今一度歴史の結び目に立ち戻り、一緒に考えてみませんか。途中、琉球音楽、琉歌などで、ゆったりとした時間も持ちたいと思います。
●参考文献 『米軍と農民』( 阿波根昌鴻)、『琉球共和社会憲法の潜勢力』(川満信一・仲里効編)、『「平和国家」日本の再検討』(古関彰一)

2016年10月14日(金) 第1回
島津の琉球侵略から台湾出兵と琉球併合
 中国との朝貢交易から秀吉の朝鮮出兵、1609 年、島津の琉球侵略を経て、明治初期琉球民54 名が台湾の少数民族に「首を狩られる」事件が発生、これを口実に「台湾征伐」を画策。1874 年の台湾出兵にいたる経緯をたどります。

2016年11月11日(金) 第2回
琉球の抵抗と中国日本の琉球分割案
 日本は中国断絶、軍隊用地の強制接収から、1879 年軍隊、警察を率いて「琉球処分」を断行します。琉球救国復国運動と、琉球分割案阻止までを、中日両国に提出した『救国請願書』と松田道之編『琉球処分』から見ていきます。

2016年12月9日(金)
日清戦争と日本の「同化政策」そして沖縄戦
 1894 年日清戦争前後から忠良なる「帝国臣民」へ。沖縄知識人の「琉球処分」の評価と「日琉同祖論」天皇制の差別の構造。蔑視感と優越感等、「皇民化教育」の実相を、沖縄戦から考えてみたいと思います。

2017年1月13日(金) 第4回
沖縄と憲法と天皇。サンフランシスコ 講和条約と日米安全保障条約
 戦後初の民主選挙からの沖縄人の排除。象徴天皇と戦争放棄、「天皇メッセージ」、朝鮮戦争、1952 年日本の独立で沖縄は米軍施政権に。『「平和国家日本」の再検討』、『米軍と農民』から沖縄と日本の戦後を考えます。

2017年2月10日(金) 第5回
ベトナム戦争の前線基地から「日本復帰」
 「祖国復帰」反戦平和運動が、全島に広がるなか、反「復帰」国政選挙ボイコット運動を主導し、沖縄の文化思想に影響を与えた新川明と川満信一の著作を紹介しながら、『琉球共和社会憲法』の意見交換をします。

2017年3月10日(金)
問題提起と質疑応答 
 「本土」にすむ私たちの歴史認識と戦後民主主義、無意識の「植民者意識」等、5回の学習で学んだことを基本に話していきましょう。比嘉秀子さんの沖縄語による琉歌、朗読で終わりたいとおもいます。

[ゼミ・学習会]カール・マルクス著 『賃金・価格・利潤』を読む

●10月12日(水)開講 全5回 水曜18:45 ~ 20:45
 10/12、11/9、12/14、1/18、3/1
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     *単発1,000 円 (ユース500 円)
●チューター 宮田 和保(みやた かずやす)
熊本県生まれ。北海道大学卒業。現在、北海道教育大学教授。専門は、理論経済学( マルクス経済学、 現在はマルクスの信用理論に主眼をおいています) と言語理論( 現在は日本語、英語、ドイツ語を比較検討しながら、通説の批判的検討をおこなっています)。せっつかれるのが極めて苦手で、マイペースでしか生きていけない性格です。

『賃労働と資本』に続いて、『賃金・価格・利潤』をゆっくり読んでいきたいと思います。1864 年9 月に結成された労働者の世界最初の国際的連帯組織である国際労働者協会の席上において、マルクスが1865 年6 月に行った講演の内容が、『賃金・価格・利潤』です。マルクスはこの当時、すでに『資本論』第1 巻の内容をほぼ確定しており、したがって本書は、『賃労働と資本』より前進している内容を含み、『資本論』の内容が平易に説明されているともいえます。今回の読書では、現代についてのいろいろな問題意識を共有しながらも、基本的にはテキストをベースにして、その内容を理解することに力を注ぎます。そのためにも『資本論』の叙述も参考にしていくつもりです。

●テキスト カール・マルクス著『賃金・価格・利潤』
テキストはいろいろな翻訳がありますが、訳の現代性と注解を考慮すれば、そして文字の大きさからすれば、大月センチュリーズ『賃金・価格・利潤』を勧めます。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ ルソー『社会契約論』を読む

●10月19日(水)開講 全6回 月1回水曜14:00 ~ 16:00
 10/19、11/16、12/21、1/18、2/15、3/15
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般9,000 円 会員7,200 円 ユース3,600 円
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
1931 年、東京生まれ。著述業。近著に『田中正造と民衆思想の継承』『天と地と人と―民衆思想の実践と思索の往還から』(いずれも、七つ森書館)など。

ルソーはフランス革命の思想的よりどころになった人で、私の好きな思想家です。「エミール」「告白」なども面白いですが、長年、テキストにしたいと思ってきた「社会契約論」を使います。談論風発になるといいですね。(花崎 皋平)

●テキスト ジャンジャック・ルソー『社会契約論』(岩波文庫、光文社文庫、中公クラシックスなど) 
 ※ テキストは、各自ご用意ください。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ プラトン『ソクラテスの弁明』を読む

●5月11日(水)開講 全5回 月1回水曜14:00 ~ 16:00
 5/11、6/8、7/6、8/3、9/7
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般7,500 円 会員6,000 円 ユース3,000 円
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
1931 年、東京生まれ。著述業。近著に『田中正造と民衆思想の継承』『天と地と人と―民衆思想の実践と思索の往還から』(いずれも、七つ森書館)など。

テキストは、プラトンの「ソクラテスの弁明」。哲学の古典中の古典です。しかも対話体で読みやすいです。自分一人ではなかなか手に取る機会が無いかもしれませんが、、内容もおもしろいですから、ぜひどうぞ。岩波文庫、光文社文庫など、いろいろあります。どれでもいいいです。(花崎皋平)

●テキスト プラトン『ソクラテスの弁明』
 ※テキストは、各自ご用意ください。

[ゼミ・学習会]カール・マルクス著 『賃労働と資本』を読む

●5月18日(水)開講 全5回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
 5/18、6/15、7/20、8/31、9/21
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一律1,000 円)
●チューター 宮田 和保(みやた かずやす)
熊本県生まれ。北海道大学卒業。現在、北海道教育大学教授。専門は、理論経済学( マルクス経済学、 現在はマルクスの信用理論に主眼をおいています)と言語理論( 現在は日本語、英語、ドイツ語を比較検討しながら、通説の批判的検討をおこなっています)。せっつかれるのが極めて苦手で、マイペースでしか生きていけない性格です。

マルクスの『賃労働と資本』はマルクス理論の入門書のひとつとして、多くの人々に読まれてきました。この書物はマルクスの社会認識を知るための貴重なものです。そしてすこし注意深く読めば、いろいろな言葉を使って、現代の社会を深く分析していることに気づかせられます。とても小さなテキストですから、ゆっくりじっくり読みたいと思います。
●テキスト カール・マルクス著『賃労働と資本』(岩波文庫、518 円)

[交流]読書室 よりみちまわりみち<後期>

●10月22日(土)より 月1回土曜 14:00 ~ 16:00
  10/22、11/26、12/24、1/28、2/25、3/25
●参加費 2,500 円 *体験(1回)500 円
 ※お茶付

「読書仲間をつくり、よりいっそう読書を楽しみたい!という声から始まりました。毎回、お好きな本をお持ちいただき、自分のペースで本を読んだり、他の参加者とお話したりして過ごすことのできる読書室です。お話する中で、自分が興味ある分野の本が紹介されたり、未知の分野への興味が喚起されたりもしました。もちろん、話を聞いているだけでもOKです。読書を通して、そんな自由なひとときを楽しみませんか?

[交流]読書室 よりみちまわりみち<前期>

●4月30日(土)より 月1回土曜 14:00 ~ 16:00  4/30, 5/28, 6/25, 7/30, 8/27, 9/24
●参加費 2,000 円 *体験(1回)500 円 ※お茶付

「読書仲間をつくり、よりいっそう読書を楽しみたい!という声から始まりました。毎回、お好きな本をお持ちいただき、自分のペースで本を読んだり、他の参加者とお話したりして過ごすことのできる読書室です。お話する中で、自分が興味ある分野の本が紹介されたり、未知の分野への興味が喚起されたりもしました。もちろん、話を聞いているだけでもOKです。読書を通して、そんな自由なひとときを楽しみませんか?

[ツアー]泊原発 現地見学ツアー

●日 程 6月18日(土) 
9:50 岩内バスターミナル駐車場集合
      (7:05 札幌発の高速バスにて9:45 岩内着)
●ツアー内容( 変更になる場合もあります)
 ・原発関連施設の見学~原発本体、とまりん館、
  オフサイトセンター、北海道原子力環境センター
 ・岩内原発問題研究会代表・斉藤武一さんによる現地での「原発・紙芝居」
 ・地元の方々(農家、役場職員など)のお話
  など
●参加費 3,000 円(中学生以下1,500 円)<予定>
 *食費、移動費などは含みません。
●定 員 10 名程度
●申 込 6/10 までに「遊」事務局までTEL、FAX、メールにてお申込下さい。
*お名前、連絡先、交通手段(車、バス)をお知らせください。
TEL.011-252-6752 FAX.011-252-6751 syu@sapporoyu.org
●企画協力 セオラ(泊村)

あらゆる面で、私たちの未来に重大な影響を及ぼす原子力発電のあり方。札幌市は泊原発から40 ~ 80km の距離にあり、決して他人事ではありません。原発のある泊村やその周辺町村を訪れ、施設見学や地元の方々のお話からその実際を学びたいと思います。

[対話・討論]その一般常識は、本当に正しい?

●10月3日(月)開講 全6回 月1回月曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 1回500 円(6回通し2,500 円)
●ファシリテーター 鈴木 修(すずき おさむ)
日本ファシリテーション協会会員、2015 年さっぽろ自由学校「遊」正会員になる。専門家ではなくても多様な人が話し合いに参加することで、大きな力になることを示したいです。

世論は政治に大きな影響を与えますが、為政者が目的のために巧妙に誘導しているものと考えるべきです。世論には実態がなく、本質は「ただ何となく」程度のものも多く、責任の追及もできません。市民ができることは一般常識と言われていることに疑問を持ち自分達の常識で検証し、為政者の誘導に惑わされないことです。この講座は、検証が必要と思う「巷でいわれていること」を持ち寄り、皆の常識の検証を目的とするものです。政治は市民の支配を図る為政者と自立を目指す市民との闘いと言えます。市民が為政者の誘導した常識を妄信していたのではその時点で負けています。まず巷で言われている常識を皆で冷静に検証していきましょう。おのずと真実が見えてきます。

2016年10月3日(月) 第1回
検証テーマ1. 「日本には国の借金問題があり、これ以上国債の 発行はできない」

2016年11月7日(月) 第2回
検証テーマ2. 「日本の農業は保護されすぎている」

2016年12月5日(月) 第3回
検証テーマ3. 「北海道はもっと外国からの観光客を誘致すべき である」

2017年1月9日(月) 第4回
検証テーマ4. 「開講後に参加者から出されたテーマ1」

2017年2月6日(月) 第5回
検証テーマ5. 「開講後に参加者から出されたテーマ2」

2017年3月6日(月) 第6回
検証テーマ6. 「講座全体を通して」

[対話・討論]選んだ人とざっくばらんに!民主主義って何だ? 政治家と語ろう<後期>

●日 程 月1回のペースで行います。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)など
●参加費 500 円/回
※開催日時・ゲストは確定し次第、ウェブサイト、ML等でご案内します。
※ゲストとの調整上、会場が変更になる可能性もあります。事前にご確認いただいたうえ、ご参加願います。

政治家との対話講座「選んだ人とざっくばらんに」では、過去にあらゆる野党の各種議員・選挙候補者や首長などと気軽に話し合ってきました。後期は、札幌圏の衆院小選挙区候補予定者を中心に対話を重ねたいと思います。

[対話・討論]選んだ人とざっくばらんに!民主主義ってなんだ? 政治家と語ろう<前期>

●5月16日(月)開講 全5回 月曜夜18:45~20:45
 5/16、6/13、7/11、8/8、9/12
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 500円/回
※ゲストは確定し次第、ウェブサイト、ML等でご案内します。
※ゲストとの調整上、日程や会場が変更になる可能性もあります。事前にご確認いただいたうえ、ご参加願います。

政治家との対話講座「選んだ人とざっくばらんに」は、昨年度、民主党、共産党、市民ネット、社民党、緑の党、新党大地、維新の党と、ほぼ全部の野党の市議会議員、道議会議員、国会議員と候補者、東神楽町長と、対話をしてきました。今年度は、夏に参院選があるため、前期講座では、そこに焦点を当てたゲストをお呼びしての講座を中心にしたいと考えています。候補者本人が基本ですが、多忙な場合には候補者の所属する政党の人に来ていただこうと思っています。参院選や同日選も噂される次期総選挙での、自らの関わり方を政治家と話し合いながら考えてみませんか?

[ワークショップ]国連・持続可能な開発目標- SDGs – 北海道の地域目標をつくる 誰も取り残されない社会に向けて

●日 程 4月23日(土)より 月1回土曜 夕方or 夜
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●対 象 地域目標づくりに積極的な関心を持つ方。 *参加費は無料ですが、目標案づくりへの積極的な参加・貢献を前提とします。
●各回のテーマ
「貧困と格差」(第1回)、「ジェンダーとマイノリティ」(第2回)~終了
今後のテーマ案:「生産と消費・雇用と労働」、「エネルギー」、「先住民族」、「平和と民主主義」、「気候変動・生物多様性」、「教育」など ※テーマは変更になる場合もあります
●主 催 NPO法人さっぽろ自由学校「遊」/RCE道央圏
●助 成 環境再生保全機構地球環境基金
*参加をご希望の方は、「遊」事務局・小泉までご連絡ください。詳細についてご連絡いたします。

2015 年9 月の国連総会において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、17 項目からなる持続可能な開発目標(SDGs)が2030 年までの世界共通目標として掲げられました。
このプロジェクトでは、私たちがどのような社会や地域をつくりあげたいのか、私たちがめざす「持続可能な開発」とはどういうものなのか、国連が打ち出したSDGsを確認しつつ、各々の実践に照らし合わせながら、北海道における地域目標(ローカルアジェンダ)をつくりあげたいと思います。すでに2016 年1月よりスタートしていますが、いまからの参加も歓迎いたします。

[映画上映]「無音の叫び声」上映会

●10月1日(土) 
 ①11:00~13:02 ②15:00~17:02 ③18:00~20:02 (開場各30分前)
●会場 札幌プラザ2・5
       札幌市中央区南2条西5丁目(狸小路5丁目)
●前売1,200円 当日1,500円 高校生以下500円
 ※前売券取り扱い 大丸プレイガイド、道新プレイガイド、教文プレイガイド、これからや、みんたる、あすらん、らる畑
●主催 さっぽろ自由学校遊 TEL.011-252-6752
●後援 札幌市

「何十年と、汗水流して耕してきた田や畑がヨウ、荒れ地になっていくということを想像すると、身震いするな」と木村迪夫は語る。

1935年、小作農の長男として山形県東村大字牧野(現上山市牧野)に生まれ、戦争で父と叔父を失い、戦争被害家族として苦難の戦後を生きる。農地解放で自作農となるも、その農地は僅かに5反6畝(56a)。それを耕す働き手である迪男(迪夫はペンネーム)は、週三回登校する上山農業高校定時制で、無着成恭の「山びこ学校」出身の佐藤藤三郎と出会う。

「朝から晩までひたすら土に向かい、ひと言でも自分に見合った言葉を捜しては、枕元の紙片に記し」続け、村の青年団活動をはじめ以後様々な社会運動に参加しながら、今日に至る。その間、「東北農村の集合体だった」と飯場を回顧する27歳から十年間の出稼ぎ、「お父さんと一緒にいたい」と訴える娘の呼びかけに、村で廃棄物収集業(いわゆるゴミ屋)を始め、沈滞した村にすがすがしい風を呼ぼうと三里塚空港反対闘争を映像記録し続けていた小川伸介プロを牧野に招いたりもする。

蔵王連山の麓の村での戦後の「農」の暮らしを木村迪夫を中心に据え、その時々に詠まれた詩とともに描く。(監督・構成・編集 原村正樹 DVD・122分・2015年)

[公開イベント]VRジャーナリズムの衝撃 ~チェルノブイリ、シリア、火星に行く 

【10/8】
●日 時 10月8日( 土) 14:30 ~ 17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般2,500 円 会員2,000 円 ユース1,000 円
●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
 30 年以上にわたり、日刊紙の記者、編集デスクを経験。1979 年から1997 年まで定期的に情報ネットワーク系ミニコミ「協働者」(全115 号)を発行。1996 年からインターネットのホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどで情報発信を続けています。

いま、ジャーナリズムは、VR( バーチャルリアリズム) という画期的な技術によって、新しい段階に進みつつあります。現場を体験できるVR は、現場の生々しい空気を感じることができます。ニューヨーク・タイムズは、2015 年10 月、購読者に段ボール製VR ゴーグルを配布し、多くのVR 映像を配信しています。VR 機器によって没入感の強弱はありますが、安価な段ボール製でも「別世界」を体験できます。スマートフォンを活用したVR は身近なものになりつつあります。講座では、VR ジャーナリズムの可能性、歴史をたどるとともに、最新のVR 機器、Gear VR、HTC Viveを使用して、参加者全員にさまざまな空間体験をしていただきます。チェルノブイリ、シリア、火星などに行きましょう。

[公開イベント]遊歩としゃべり場 ~食の常識? 非常識?

●日 時 10月15日(土) 14:00 ~ 16:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円
●講 師 
安積 遊歩(あさか ゆうほ)
生後40 日で骨が脆い障がいと診断される。13 歳の時にそれ迄の治療からの訣別を決意、その後は自分で自分の体を看てきた。ピア・カウンセリングカウンセラー。障がい者自立運動のパイオニア。
高木 歩(たかぎ あゆみ)
管理栄養士。藤原さんち保育園勤務。2015 年~遊歩さんの介助につく。

健康ってなんでしょう? 骨折しやすい身体を持って生まれたけれど、動きまわるのが大好きなので、体調管理は私のライフワークです。そんな私が、牛乳もお肉も食べなくても元気で素敵に生きられるよねという管理栄養士さんに出会いました。今では会うたび食の常識から自由になって、命の豊かさを深める話で盛り上がっています。二人で話しているだけでは、あまりにもったいないので、皆さんと分かち合いたくなりました。高木歩さんは、旭川で動物性食品を使わない給食を提供している保育園の管理栄養士さんもしています。えっ、子どもに動物性タンパク質っていらないの? 様々な問いをもっていらして下さいね。(遊歩)
※ 11 月にも、アニマルライツやジェノサイドをテーマに「遊歩としゃべり場」を予定しています。

[公開イベント]いまVR(バーチャルリアリティ)が熱い

●日 時 4月16日(土) 16:00 ~ 17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般・会員1000 円 ユース500 円
●講 師 俵屋 年彦( たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO の創設者。1996 年にさっぽろ自由学校「遊」の初めてのホームページを作成。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から18 年間パーソナリティーを継続中。ソーシャルメディアTwitter での私(@tawarayat) のフォロワー( 定期閲覧者) は現在約63 万人です。ソーシャルパワーSAPPORO のコミュニティページ https://www.facebook.com/socialpowersapporo に関連情報を随時アップします。

いま、VR(バーチャルリアリティ)が、本当に熱いです。遠い未来だと思っていた世界が、やってきています。まだ、VR を知らない方、VR を体験していない方、もう一度VR のすごさを確認したい方のために、短時間で分かる講座を組みました。VR の仕組み、歴史、VR と現実の関係など、これまでの連続講座の総集編といえる映像中心の講座です。これからのVR が、どんなものであるかは、体験してみなければ理解できません。百聞は一見にしかず、ということわざがありますが、百聞は一体験にしかず、です。私は、2014 年5 月24 日に初めて体験し、その日から世界が変わりました。VR の実体験の時間を十分に取り、参加いただいた方すべてに驚くべき体験をしていただきます。

[公開イベント]安保法制(戦争法)と憲法24 条

●日 時 5月28日(土)14:00 ~ 16:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 1,000 円(ユース500 円)
●講 師 清末 愛砂(きよすえあいさ)
1972 年生まれ、ジェンダー法学(特に女性に対する暴力)、家族法、憲法を研究。現在、室蘭工業大学准教授。「戦争をさせない北海道委員会」呼びかけ人。近著『すぐにわかる戦争法―安保法制ってなに』(七つ森書館・2015・共著)

人々を戦時体制へと動員していく際に、国家権力にとって邪魔となるのが<人権>です。安倍政権は、戦時体制を滞りなく進めるために、<緊急事態条項>を日本国憲法のなかに盛り込もうとしています。そのような改憲がなされると、人々の基本的人権が国家の緊急事態の名の下でいかようにも制限される可能性が出てきます。人々は国家命令に服従することを強要されることになるでしょう。また、2012 年4 月に公表された自民党の「日本国憲法改正草案」が謳う<家族の助け合い>は、人々の動きを統制・監視するための、すなわち服従する人々を生み出すための有効な手段として大いに利用されるでしょう。現行の日本国憲法24 条は、家庭生活における個人の尊重や両性の平等を規定していますが、このような条文は家族の絆を壊す反国家的なものとして、改憲の対象となる可能性が大いにあります。本講座では、安保法制/戦時体制を支える思想的土台を築く<家族主義>の問題について学ぶとともに、個人の尊厳を守るための方法を討論します。