2015年度講座

2015年度に開催した講座をご紹介します。

2015年度

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル

~ヨロブン ハムケ ハングンマルル ペウプシダ~  (皆さん 一緒に 韓国語を 習いましょう)

●10月8日(木)開講  (~ 2016 年3月)
 後期18 回 毎週木曜18:45 ~ 20:05
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円
  *体験(1 回のみ) 1,000 円

<前期>
●5月7日(木)開講 全36回 (~ 16年3月)
 毎週木曜18:45 ~ 20:05
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般55,000 円( 分割30,000 円×2)会員52,000 円 ユース48,000円
  *体験(1 回のみ) 1,000 円
●講 師 李 娥英(イ アヨン)北海道大学大学院農学院博士課程

「ヨロブン= 皆さん」から始まって「ペウプシダ= 習いましょう」と終わるように、日本語と韓国語とその語順は同じです。文字も、ひらがなと同じく表音文字。「しんぶん」と「シンムン」は「新聞」、「やくそく」と「ヤッソッ」は「約束」というように 共にする漢字語がとても多いのも、なじみやすい。もっとも、同じ表音文字とはいえ、母音と子音とで構成されるハングルは、音には敏感で、そこはなかなか難しい。
ドラマ・映画・音楽、そして食べることなど、日韓の日常生活のあれこれに触れ、ゲームを交えたり、教材のレシピにならって作った料理の写真を見せあったりしながら、話すことに重きをおいて行きつもどりつしながら学んでいきます。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]楽しい中国語会話

●10月9日(金)開講 (~ 2016 年3 月)
  後期18 回 毎週金曜19:00 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円
     (分割払い可)
     *体験(1回のみ) 1,000 円

<前期(中国語、つぎへの一歩!)>
●5月8日(金)開講 前期18回 
 毎週金曜19:00 ~ 20:30(5/8 ~ 9/18)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円
     (分割払い可)
     *体験(1回のみ) 1,000 円
●講 師 李 華(り か)北海学園大学非常勤講師
●教 材 「中国語 つぎへの一歩」(白水社、2,376円)

中国語は世界中で最も多くの人が話している言語です。これからも大幅に増え続けることが予測されています。日本を訪れる中国の観光客は予想以上に増加しており、町のあちこちで中国語が耳に入ってきます。そこで、中国語を少し習って中断した方やもう一度中国語の発音・基礎を勉強したい方、本当に使える中国語を話したい方などが気軽にご参加できるよう、さっぽろ自由学校「遊」では少人数で丁寧に教えています。「継続は力なり」、ぜひご見学、ご参加ください。
※まったくはじめての方には補講を検討いたしますので、まずはお問合せ下さい。

[語学・コミュニケーション]出会う英語 Listen & Talk !~英語で自己表現☆~

●10月19日(月)開講 後期18 回
 毎週月曜19:00 ~ 20:30 (10/19 ~ 3/14)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 ユース24,000 円
  *体験(1回のみ)1,000 円

<前期>
●5月11日(月)開講 前期18回
 毎週月曜19:00 ~ 20:30 (5/11 ~ 10/5)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000円 会員28,500円 ユース24,000円
  *体験(1回のみ)1,000円
●講 師 Joseph Garcia アメリカ出身

皆様へ ~メッセージ~
Hello! My name is Joseph Garcia and I’m from Los Angeles, California. I’m excited to be here in Sapporo and look forward to meeting more people who are interested in improving their English conversation skills!! All levels are welcome! I hope you can come join us in our friendly environment where we cover and discuss a variety of interesting and practical topics. Let’s make friends and learn new things! See you soon!

このクラスでは、身近な話題をはじめ、文化の違い、歴史、社会問題など、様々なテーマを英語で話します。まずは自分について話すことが第一歩。間違いを恐れることがマチガイ! つたなくてもいいから伝えようとする気持ちが大切です。場数を踏みながら、単語やフレーズを体得し、話す力をつけていきましょう。多様なものの見方や考え方に触れつつ、楽しみながら英語で自己表現力を磨き、自分の可能性と世界を広げていきましょう。

★秋のスタートおためし3回コース
10/19、10/26、11/2 各月曜19:00 ~ 20:30
受講料4,000 円(3回分)

★4月限定 おためし3回コース
4/13、4/20、4/27 各月曜19:00 ~ 20:30
受講料 4,000円(3回分)

[語学・コミュニケーション]英語で開こう! 世界のトビラ~読む・観る・聴くにチャレンジ~

●10月21日(水)開講 後期6回
 月1回水曜19:00 ~ 20:30
 10/21, 11/18, 12/16, 1/20, 2/17, 3/16
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般10,500 円 会員9,500 円 ユース8,500 円 
       *体験(1 回のみ)1,000 円

<前期>
●5月27日(水)開講 5回
 月1回水曜19:00 ~ 20:30
  5/27、6/17、7/15、8/19、9/16
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般9,000円 会員8,000円 ユース7,000円 
       *体験(1 回のみ)1,000 円
●講師 吉田 三千代(よしだ みちよ)
ネイバーズ代表。1998 年に「飛んでけ!車いす」の会を設立。障がい者、先住民関連での通訳・翻訳が主分野。英会話講師としては30 年。
●講師 滝口 香織(たきぐち かおり)
さっぽろ自由学校「遊」事務局スタッフ。2006 年より、当団体の英語関連企画のアシスタントやコーディネーター、翻訳・通訳業務を務める。

世界のできごとを、英文記事や映像を使ってグローバルな視点で学びます。人権、子ども、福祉、開発、環境などのテーマで、理解したことを参加者同士が日本語で意見交換します。留学希望者、英語ボランティア希望者、社会問題を英語で学びたい方などに最適なクラスです。

※クラスでは、英文記事や視聴覚素材を用いて読解やリスニングをします。レベルは中級以上です。クラスの仲間と苦楽を共にしながら、英語力向上を目指しましょう。

[暮らし・環境]” 衣” = ” 着ること” を考える

●11月30日(月)開講 月1 回月曜日 18:45 ~ 20:45 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

人間が裸で暮らすことはできない以上、“ 着る” ということは生きるためになくてはならないことである。だからこそ、人を縛る抑圧の道具にもなってきたのではないか。お金がなくて自由に装うことができなかったり、様々な偏見や「〇〇はこうあるべきだ」という固定観念から自由に装えなかった心の傷を持っている人たちも多い。また、衣服がどのように生み出され処理されているのかという問題もある。装う・着るということをいろいろな側面から見てみることで、本当に自分らしく自由に装うということを共に考えたい。

2015年11月30日(月)
自分史の中で「” 衣”=” 着る”」とは・・・?
●コーディネーターグループによる話題提供
 コーディネーター3 名による話題提供の後、参加者で自分史の中で” 衣” = ” 着る” ことを共に振り返ります。

2015年12月28日(月)
セクシュアリティと服装
●ゲスト: 美里(みさと)
 昔からジェンダー、セクシャリテイに興味あり。「セクシャルマイノリティの装い= 異性装」と考えてしまう人は多いと思います。しかし、それ以外の困難さがあるとしたら?「着たいものが着られないこと」と「性」について考えてみませんか?

2016年1月25日(月)
映画「アドバンスト・スタイル」に描 かれたオーバーシックスティ(60 歳以上) の女たちのファッションの潔さ
●ゲスト:中島ひろみ(なかじま ひろみ)
 シアターキノ支配人
「アドバンスト・スタイル」に登場するオーバー60 歳の女性たちのファッションの潔さを切り口に、本当の意味で“ 自分らしく自由に装うとは…? ” を考えます。

2016年2月29日(月)
衣服はどこからきてどこに行くのか
●ゲスト:東 龍夫(ひがし たつお)
 再生資源回収業。札幌市環境保全アドバイザー。
 食糧自給率が低いのは問題ですが、実は「衣の自給率」は、ほぼ0%であることをご存知ですか?それなのに毎年数百万トンの衣料品が廃棄されています。衣料品の来し方行く末を考えます。

2016年3月28日(月)
自分らしく装うことを取り戻すには
これまでの講座を踏まえ人に抑圧されることなく、かといって人を抑圧することもなく、自分らしく装うにはどうしたらいいのかを共に考えます。参加者の希望を聞きながらコーディネーターグループが進めます。例えば「お気に入りの一着を持ち寄ろう」「作ってみては…」「衣類交換会」等々…

[暮らし・環境]新潟水俣病公式発見から50年 なぜ第二水俣病はふせげなかったのか

●2016 年1月8日(金)開講 全3回 月1回金曜 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円 * 1/8 は別)

熊本の水俣病が公式確認されてから9年後、第2の水俣病として新潟水俣病が公式発見されました。アニバーサリーが好きな日本人にとって今年は色々な節目の年にあたりますが、新潟水俣病公式発見から50 年になることも見落としてはいけません。新潟水俣病の現状を知ることによって、今の社会が見えてきます。そして、来年は水俣病公式確認から60 年。来年は、60 年経っても解決しない水俣病をじっくり学びましょう。

★関連企画「阿賀に生きる」上映会
2016年1月8日(金)<公開>*一般・会員とも1,000 円 ユース500 円
新潟水俣病―水銀の時代の北海道
●関 礼子(せき れいこ)
 立教大学社会学部教授
 水俣病を誰もが知るようになったのは、新潟水俣病の発生以降です。それから50 年。いまだ被害の訴えがある水俣病の背景に、北海道があることを知っていますか。

2016年2月5日(金)
阿賀野川ってどこ? 新潟水俣病の特徴
●中島 圭子(なかじま けいこ)
 「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク
 北海道にいる私たちにとって、新潟も熊本も遠く離れたところ。原因物質は同じでも、地域によって違いが生まれます。もし、北海道で起こっていたらどうなっていたでしょう。

2016年3月4日(金)
未来につなげるために
●中島 圭子(なかじま けいこ)
 「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク
新潟県は、水俣病を教訓とすべく様々な取り組みを行っています。今の新潟の新しい動きを紹介し、それを他の事例に活かせないか考えましょう。

[暮らし・環境]市民がつくる泊原発再稼働回避策

●10月16日(金)開講 全6回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 6回通し2,500 円 (単発500 円)
●ファシリテーター 鈴木 修(すずき おさむ)
日本ファシリテーション協会会員。2015 年よりさっぽろ自由学校「遊」正会員。専門家ではなくても多様な人が話し合いに参加することで、大きな力になることを示しいきたいです。

泊原発再稼働の回避策を市民で独自に検討し、作成した回避策を提言し回避を目指します。具体策のある人、策はなくても気持ちのある人、皆で考えることで斬新で効果的な施策が出来るはずです!福島第一原発事故が収束していない中で、川内原発が再稼働され、泊原発も再稼働の手続きが進められています。再稼働回避策の検討もなく、再稼働ありきではないか?との疑問もあります。「再稼働反対!!」の声も挙がっていますが、このままでは押し切られてしまうでしょう。市民の力で具体的な回避策を作り、再稼働の流れに一石を投じましょう。

2015年10月16日(金)
再稼働を取り巻く状況を把握する
○北電・北海道の泊原発再稼働に対する意識・状況を参加者が共有する。
○今後の提言までの進め方を決める。

2015年11月13日(金)
回避策のアイディア出しを行う
○北電・北海道の泊原発再稼働に対する意識・状況を踏まえて、回避策のアイディア出しを行う。
○アイディアをある程度分類分けする。

2015年12月4日(金)
再稼働回避の可否を検証する
〇出されたアイディアを実行することで再稼働回避が可能かを検証する。

2016年1月15日(金)
アイディアを実現へ向けて検討する
○参加人数により、効果的な人数に分けてアイディア実現へ向けて議論を具体的に開始する。

2016年2月12日(金)
議論を深める
○第4回に続いて議論を深め、再稼働回避に向けて実際に行動できるのかまで落とし込む。
○現状の回避策の実施で、再稼働が実際に回避されるのかを再度検証する。

2016年3月11日(金)
再稼働回避策を完成させ提言する 
○再稼働回避策を完成させる。
○完成させた回避策を効果的に使用し、如何にして回避を実現させるかの戦略を練る。
○決めた戦略に沿って提言するなどの行動を起こす。

[暮らし・環境]マンション住まいとコミュニティ

●6月24日(水)開講 全3回 月1回水曜
 18:45 ~ 20:45  6/24、7/22、8/26
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 
 ユース1,200 円
(単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 横田恒一(よこた こういち)
さっぽろ自由学校「遊」会員。大規模マンションで理事長2年、大規模修繕委員長3年を経験。

札幌でマンションの戸数は16 万戸を超え、総世帯の15%以上を占めると言われています。マンションには専有部分と共有部分があり、区分所有法による管理組合の結成も義務付けられています。日本人にはなかなか難しそうな自治が必要ですが、煩わしさがないと考える人が多く、自分の住む場所なのに人任せになっています。管理組合や理事会の役割、管理会社との関係など、自立した地域として機能するにはどうすればよいのか、マンションの住まい方を通してコミュニティについて皆で考えてみましょう。

2015年6月24日(水)
管理組合・理事長の体験から
コミュニティへの働きかけ。一生に一度か二度の理事会役員の楽しみ方。管理組合と町内会。会計の不正防止について考える。など。

2015年7月22日(水)
大規模修繕工事から考えるコミュニティ
一生に一度ぐらいの大規模修繕委員で数億円の素人プロジェクト。進め方の体験と反省点。必要なスキル、役に立つスキル。修繕積立計画。など。

2015年8月26日(水)
実例からマンションのコジェネを考える
マンションのコジェネの仕組み。設備費用の考え方。普及のカギは?

[社会・人権]在日コリアンのいまから、 日本社会を考える~レイシズムのない社会をつくりだすために~

●10月7日(水)開講 全6回 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●コーディネート協力 戦後70 年の今をみつめ、未来を考える会

「戦後70 年」を迎えた日本社会のいまを、植民地支配や戦争責任の未清算の象徴ともいえる在日や他のマイノリティの視点から見つめ直すことで、未来への思いをつなごうと有志で立ち上げた会です。
近年、ネット上での書き込みから政治家の言動に至るまで、エスノセントリック(自民族中心主義的)な表現が目立ちます。中でも、在日コリアンに対する差別的なヘイト表現は際立っています。戦後70 年を経たいま、なぜこのような言動が生まれ、放置されてしまうのでしょうか?
このシリーズでは、知っているようであまり知られていない在日コリアンの置かれている状況や歴史的背景について学びながら、異なることを尊重する、差別のない社会を築き上げていくにはどうしたらよいかを、各々が自分の身にひきつけながら考えていければと思います。

★関連企画「ウリハッキョ」上映会

2015年10月7日(水)
在日からみた「戦後70 年」日本のいま~私たちの日常に潜む「差別」~
●金 時江(きむ しがん) 草の根NGOハンマダン主宰&戦後70 年の今をみつめ、未来を考える会
 在日のおかれているいま(現在)を知る事、それは日本の戦後70 年の歩み・歴史を知る事でもあります。普段の暮らしの中にある違いを伝えて、過去と未来を考える導入にしたいと思います。

2015年11月4日(水)
朝鮮学校の現状をめぐって
●申 京和(しん ぎょんふぁ)北海道朝鮮初中高級学校校長
 朝鮮学校はいわれなき理由により高校無償化の対象から排除されており、その影響で補助金を停止する自治体も出てきています。朝鮮学校の成り立ちや変遷、そしていま置かれている状況から、日本社会のもつ課題をみつめます。

2015年12月2日(水)
韓国人からみた日本の政治状況
●朴 權浩(ぱく くぉんほ)北海道大学大学院法学研究科博士過程韓国政治専攻
 独裁時代に学生運動に携わって、その後、朝鮮戦争以来、革新政党として初めて議席を獲得した民衆労働党の当時の事務局長、朴さんに韓国と日本の政治の状況を比較的観点からお話をうかがいます。

2016年2月3日(水)
在日コリアンの戦後史 <前編>
●林 炳澤(いむ ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
 在日の戦後史を描いた映像「在日」を観ながら、在日コリアンが歩んできた歴史や政策の変遷についてお話します。

2016年3月2日(水)
在日コリアンの戦後史 <後編>
●林 炳澤(いむ ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
 前回にひきつづき、映像を観ながら、在日コリアンの戦後の歩みについてお話します。

2016年3月30日(水)
在日コリアンの法的地位とその課題 /全体ふりかえり
●加藤丈晴(かとう たけはる)弁護士。北海道合同法律事務所所属。多文化共生ネット北海道。
 最終回は、在日コリアンが現在置かれている法的地位とその課題について紹介していただいたうえで、シリーズ全体をふりかえりながら、参加者の皆さんとお話をしたいと思います。

[社会・人権]原田宏二の「犯罪捜査学入門」

●10月8日(木)開講 全6回 木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
    (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 原田 宏二(はらだ こうじ)元北海道警察釧路方面本部長

冤罪被害や警察官による不祥事が相次いで発覚しているにも関わらず、秘密保護法の成立等により、警察権力は拡大しています。その権力から私たち市民が身を守るすべはあるのでしょうか。
今回の講座では、警察がどんな“ 犯罪捜査” をしているのかにスポットをあて、今年末に「犯罪捜査学入門」を上梓される元北海道警察幹部の原田宏二さんに、具体的な警察の犯罪捜査の手法について、お話いただきます。そして私たちに何ができるか、皆さんで考えたいと思います。

2015年10月8日(木)
「警察」とは何か~その組織と犯罪捜査~
 警察とは、どんな組織で何をやっているのか。その実態を知る市民は多くありません。「警察」とは何か。警察の歴史と刑事司法全体の中での位置づけ、警察が抱えている組織的問題について学びます。

2015年11月5日(木)
「強制捜査」と「任意捜査」
 警察が犯罪捜査ができる法的な根拠について学習します。「強制捜査」と「任意捜査」のはざまに存在する「グレーゾーン捜査」がなぜ起きるのか。その原因が警察の“ コンプライアンスの欠如” に深くかかわっています。

2015年12月10日(木)
自白偏重の人質捜査と 捜査のデジタル化
 我が国の刑事司法が“ 人質司法” と揶揄される中で、依然として自白偏重の捜査が続いています。さらに今、捜査手法のデジタル化や司法取引等の捜査手法の高度化などを理由に捜査権限の拡大が図られようとしています。その現状についてお話いただきます。

2016年1月14日(木)
冤罪の歴史とその要因
 我が国で繰り返されてきた多くの冤罪や隠れ冤罪、その背景には制度的な問題があります。また、被疑者等を守るはずの弁護人制度がどんな役割を果たしているのか、についても学びます。

2016年2月18日(木)
捜査とマスコミ
 マスコミに流れる無数の犯罪記事。その多くは警察記者クラブ制度の下、警察から被疑者の実名と犯罪事実がマスコミに提供されています。推定無罪の原則は有名無実化している状況です。それはなぜなのか、どんな問題があるのか等を考察します。

2016年3月10日(木)
市民のためのガイドライン~私たちにうつ手はあるか~
 警察が巧みな世論操作で権限を拡大しようとしているにもかかわらず、警察をチェックするべき機関は事実上、その役割を放棄しています。また、救済制度の国賠訴訟では裁判官も必ずしも冤罪被害者の味方ではありません。そうした現状の下、市民は警察の犯罪捜査にどう対応するべきか、お話を伺います。

[社会・人権]濁流に抗した一群の女性たち

●10月9日(金)開講 全3回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
●講 師 北村 巌(きたむら いわお)北海道文教大学講師

日本で人権を守る民主憲法が確立したのは、つい70 年前のことである。それ以前は、古めかしい儒教的道徳や社会的因習・規範などによって人々は縛られていた。とりわけ、女性にはそのような束縛は重くのしかかっていた。しかし、明治・大正の黎明期にその濁流に抗し、壁に立ち向かった一群の女性たちがいた。それは「思想的・政治的・組織的」というよりは、むしろ女性の権利と人間としての自由・自立を求めた生き方にウェートをおいたものであった。この講座では、それぞれ異なった方法でその壁に挑んだ三人の女性に焦点をあて、それぞれの生き方を探っていく。

2015年10月9日(金)
国家・天皇・権力にあくまで抗して 「金子ふみ子」
 「ペン執れば今更のごと胸に迫る 我が来し方のかなしみのかずかず」。金子ふみ子が獄中にて詠んだ歌である。ここにはふみ子の23 年間の凄まじい人生が滲んでいる。

2015年11月6日(金)
夢追い人のサロン・新宿中村屋を創業 「相馬黒光」
 二十世紀初頭、新宿に「大正デモクラシー」を体現したようなサロンがあった。「権力に追われ、自由を求めた人間」だけを受け入れた中村屋を、創業した相馬黒光の生き方とともに探る。

2015年12月11日(金)
古希を過ぎて呪縛を解き放つ 「吉野せい」
 吉野せいがものを書き始めたのは、71 歳からであり、作家として認められたのは実に74 歳の時である。せいはそれまでの人生を振り返り、自分を束縛していた因習・規範に抗し女性の自立を文学に託していったのである。

※講座の後半で、3回を通しての感想共有や討議を予定。

[社会・人権]安倍政権とメディア

●10月19日(月)開講 全4回 毎月第三月曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般4,000 円、会員3,200 円、ユース1,600 円
     (単発 一般1,500 円、会員1,000 円、ユース500 円) 
●講 師 韓 永學(ハン ヨンハク)
1971 年、韓国晋州市に生まれる。1997 年、韓国西江大学新聞放送(法学副専攻)学科卒業。2003 年、上智大学大学院新聞学専攻博士課程修了。現在、北海学園大学法学部教授。

安倍政権になってから実にあからさまなメデイア介入が行われています。権力に都合の悪い情報も含めて多様な情報が自由に流通する事が民主主義を支えるという基本的な認識を全く欠如した対応だと言えます。この講座では、安倍政権のメディア規制の実態とその影響を検討しつつ,ジャーナリズムの再生に向けた課題について考えます。

2015年10月19日(月)
メディア規制法制の増殖
 安倍政権は,表現の自由の限界規定を盛り込んだ新憲法の制定を試みる一方、共通番号法、特定秘密保護法、安保法制等、表現・メディア規制法制を整備してきました。本講では、増殖する表現・メディア規制法制の主要内容と特徴を検討します。

2015年11月16日(月)
権力の報道への露骨な介入
 安倍政権は,テレ朝「報道ステーション」コメンテーターの降板(2015.3),自民党勉強会の「報道圧力」発言(2015.6)に代表されるように、報道への不当な介入・圧力を強めています.本講では、権力の報道への露骨な介入の主要事例とその背景を検討します。

2015年12月21日(月)
強制させられる自主規制
 メディア現場は、安倍政権のメディア規制立法の展開や報道への介入・圧力の下、萎縮と自主規制を強いられています。本講では、権力に強制させられたメディアの自主規制の主要な動きとそれが民主主義に与える影響について検討します。

2016年1月18日(月)
ジャーナリズムの再生に向けて
 メディアは,安倍政権下で批判精神と在野精神を基本とするジャーナリズム性を失いつつあります。本講では、民主主義の維持・発展にかかせないジャーナリズムの再生に向けたメディアと市民社会の課題について考えます。

[社会・人権]命を蝕む政治~戦後70 年、ニッポンの岐路~

●10月22日(木)開講 全5回 木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
    (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

戦後70 年目を迎えたいま、集団的自衛権を容認する安保法案、TPP協定、原発再稼働、沖縄辺野古基地移転、そして改憲と、私たちの未来を左右するような国策が自民党政権下で強引に推し進められようとしています。現在のこうした政治の動きは、「戦後民主主義」の否定という一面をもちますが、より大きくは戦前・戦後を貫く富国強兵政策の末路とも言えます。人々の命と権利を削り取りながら「大国ニッポン」の幻想を追い求めるのか、命の尊重に立脚したオルタナティブな社会のあり方を本気で追及するのか。さまざまな政治課題を直視しながら、私たちの進むべき道を皆さんと一緒に考えたいと思います。

2015年10月22日(木)
安全保障政策と平和主義
●高崎 暢(たかさき とおる)弁護士。道弁連理事長、日弁連副会長。
 憲法は「政策」に優先する規範です。日本国憲法下の安全保障政策は、人間の尊厳、究極には命の尊重の視点が不可欠です。軍事一辺倒ではない真の積極的平和主義について共に考えましょう。

2015年11月26日(木)
グローバリズムと暮らし・農~TPPから北海道を守る道とは~
●久田 徳二(ひさだ とくじ)北海道新聞編集委員
 国境を越えた経済のグローバリズムの流れは強く、大きくなっています。私たちは北海道の暮らしと産業を守る立場からこの流れにどう抗したらよいのでしょうか。その具体策を探ります。

2015年12月24日(木)
米軍基地と沖縄の人々
●影山あさ子(かげやま あさこ)ドキュメンタリー映画監督。作品に「圧殺の海―沖縄・辺野古」(2015)など。
 安倍政権が目指す「戦争する国」づくりの最前線・辺野古。その現場でカメラを回し続けている影山さんに、その映像を交えながら沖縄の人々が直面している現実、そして基地移転の先にあるものについて語っていただきます。

2016年1月28日(木)
原発政策と福島のいま
●安斎 由希子(あんざい ゆきこ)政治に直接参加する アーシャプロジェクト共同代表
 福島や、私たち市民の声は本当に届いているのか?言ってるようで言ってなかった!与党議員と市民のズレ。参加する政治って、なんだろう?

2016年3月24日(木)
日本国憲法を壊そうとする安倍政権
●高橋 幸一(たかはし こういち)札幌公務員受験学院法律系講師
 憲法改正をせずに解釈で集団的自衛権の行使を認めた安倍首相。専門家から憲法違反との指摘が相次ぐ安保法制の次に、「改憲(壊憲)」政権が目指すのは何か。その政権の本質を浮き彫りにします。

[社会・人権]現在の教科書から見えてくるもの

●10月29日(木)開講 全5回 木曜19:00 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 5回通し2,000 円 (単発500 円)
●講 師 北村 公一(きたむら きみかず)
小学校教員。2013 年からさっぽろ自由学校遊の正会員。学生時代、久田栄正法律研究室で卒論「教育基本法第10 条論」を書く。教育現場での経験を振り返りながら教育について考えていきたいです。

「教科書」には、一人ひとり様々な思い出があるのではないでしょうか? 手塚治虫がそれにパラパラ漫画を書いたというように。言えることは、教科書は、良く悪くも現時点でその国の文化の総体を現し、またその時代やときの政権の影響をうけやすいということです。予定では、2016年度中に中央教育審議会より新学習指導要領案が出され18 年度から19 年度にかけて移行措置、20 年度から小学校から完全実施となります。現在、新指導要領案が話し合われている段階です。また20 年度から一人1台のタブレット、デジタル教科書ということも言われています。政権の意向が反映された内容の教育関係の法律も作られてきています。大学がグローバル人材教育を中心に再編されるとそれは、小・中・高にも反映されていきます。つまり2020 年度オリンピックイヤーをめどに教育は、内からも外からも大きく変化するものと考えられます。その直前にあたる現行の教科書を今見ておくことは、意義あることだと考えました。参加者の方もご自分の使った教科書、あるいは、お子さんやお孫さんの教科書を思い浮かべながら聞いたり見たり話したりしていただけたらと思います。

2015年10月29日(木)
「私たちの道徳」から 道徳教育について
 今年3月27 日「特別な教科 道徳」となりました。検定教科書も現在準備されている段階です。現在は、「心のノート」の発展版「私たちの道徳」を使用しています。教科になると評価が入ってきます。愛国心をどのように評価するのでしょうか?

2015年12月3日(木)
社会科の教科書から  特に近現代史の学習は?
 現在に直接つながる近現代史の学習内容は、どのようになっているのか見ていきます。戦後できた新教科「社会科」の変遷も概観します。

2016年1月7日(木)
算数、数学における 「問題解決学習」の現在
 数学者、遠山啓の水道方式の現在的意義について。「問題解決学習」の流れと現在の教え方。

2016年2月4日(木)
言語の教育から 日本語、英語教育について
 20 年度からは、小学校3年生から英語学習が予定されています。「英語教育」の情勢と分析をおこない、日本語教育も含めて考えていきたいです。

2016年3月3日(木)
保健の教科書から性教育について
 3年生からの保健の教科書では性教育はどうなっているのでしょうか? 「性教育」の流れを概観し、以前起きた性教育問題を現時点でとらえかえし、新しい動きも見ていきたいです。

[社会・人権]アイヌの視点から 北海道の歴史と教育を再考する~教科書検定のアイヌ民族記述書き換え問題から~

●11月27日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員・アイヌ民族4,000 円 ユース2,000 円
    (単発 一般1,500 円 会員・アイヌ民族1,000 円 ユース500 円)
●コーディネート協力 教科書のアイヌ民族記述を考える会

2016 年度から使用される中学教科書の検定において、これまで「アイヌの人々から土地を取り上げて」とされていた記述が、「アイヌの人々に土地を与えて」と正反対の記述に修正されました。学校教育において、先住民族であるアイヌの視点から北海道の歴史を捉え、教えていくことは、これまでも広くなされてきたとは言えませんが、先住民族の権利についての認識が世界的に高まっている今日、今回の教科書記述の書き換えはその潮流に逆行するものです。
この講座では、今回の教科書検定問題を足がかりに、私たち自身の北海道の歴史の捉え方を問い直すとともに、その教育のあり方について改めて考えてみたいと思います。

2015年11月27日(金)
アイヌに土地を与えた?~開拓使・道庁の土地政策を検証する~
●滝澤 正(たきざわ ただし)北海道歴史教育者協議会
 開拓使から道庁に至るまで、これまで一貫して日本はアイヌ民族に土地の所有権を認めてきませんでした。今回の教科書検定の何が問題なのか、歴史を紐解きながら検証します。

2015年12月25日(金)
(前近代)アイヌの歴史と 「有識者」懇史観のまやかし
●平山 裕人(ひらやま ひろと)定年間近の窓際(小学校)教員
 教科書のアイヌ記述の問題は、日本政府によって「問題なし」とされた。その日本政府の歴史認識の基盤には、政府の「有識者」懇史観がある。本来のアイヌ史はどうなのか、「有識者」懇史観のどこにまやかしがあるのか紹介したい。

2016年1月29日(金)
アイヌ民族について、学校でどう教えるか
●光野 智子(みつの ともこ)札幌アイヌ協会・アイヌ教育相談員
●若月 美緒子(わかつき みおこ)元小学校教員・副読本編集委員
 現在、学校ではアイヌ民族の歴史や文化はどう教えられているのか。札幌市教育委員会の指導資料、アイヌ文化振興・研究推進機構の副読本や、アドバイザー派遣事業について紹介し、今後の方向について意見交換したいと思います。

2016年2月26日(金)
アイヌ民族の視点から 北海道の歴史と教育を捉えなおす
●清水 裕二(しみず ゆうじ)少数民族懇談会会長、元養護学校校長
 これまでの北海道の歴史は、和人の視点から書かれたものでした。本来の北海道の歴史を知るには、アイヌの視点から捉えなおした歴史観を共有していく必要があります。それはどうしたら可能か、どうしたら教育現場に反映できるのか、考えたいと思います。

2016年3月25日(金)
北海道旧土人保護法による アイヌ民族への下付地の実態
●阿部 ユポ(あべ ゆぽ)北海道アイヌ協会副理事長
 今回の教科書検定の問題は北海道旧土人保護法の評価に関わることですが、この法律でアイヌに「下付」されたのはどのような土地だったのでしょうか。アイヌ協会創立期の保護法改正への取組みも含めてご紹介します。

[社会・人権]選んだ人とざっくばらんに!民主主義って何だ? 政治家と語ろう

●10月5日(月)開講 全5回 月曜夜18:45 ~ 20:45
  10/5、11/9、12/14、2/8、3/14
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 500 円/回
※ゲストは確定し次第、ウェブサイト、ML等でご案内します。
※ゲストとの調整上、日程や会場が変更になる可能性もあります。事前にご確認いただいたうえ、ご参加願います。

福島の被災者に押し付けられた矛盾、勝手に進む原発の再稼動準備やTPP 交渉、沖縄の知事への差別的冷遇、自衛隊の軍事的役割膨張。最近、 政治が民意を軽んじていると感じ、私たちが何を言っても無駄と感じることが多くなっていませんか?でも、本当に無駄でしょうか?諦めていていいのでしょうか? 民主主義、立憲主義の軽視に危機感を持った若者たちは声を挙げ始めていますが、私たちには何ができるでしょうか?
私たちは、主権者です。なのに、選挙が終わってしまえば投票し選んだ人が、 どんな人で何をやっているかを知る機会はほとんどありません。本当は、これらの人々は決して畏れ多い人ではなく、友達とまで言わないまでも、会社の先輩や学校の先生、町内会役員に会うぐらいの感覚で話し合いが出来る身近な存在であるべきと思います。市町村議会議員、都道府県議会議員、市町村長、国会議員とざっくばらんに話し合ってみませんか?

<ゲスト予定>
10 月・11 月 道議会議員を予定
12 月 オール沖縄関連企画(沖縄県選出国会議員)を予定
2月・3月  北海道選出国会議員を予定

[社会・人権]花崎皋平、精神史の歩み

●4月22日(水)開講 全6回 水曜14:00 ~ 16:00
  4/22、5/20、7/15、8/19、9/16、10/21
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般6,000円 会員4,800円 ユース2,400円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円)
●講 師 花崎 皋平(はなざき こうへい)
1931年、東京生まれ。哲学者。小樽市在住。さっぽろ自由学校「遊」、ピープルズ・プラン研究所の会員。近著に『風の吹きわける道を歩いて―現代社会運動私史』(七つ森書館、2009)、『田中正造と民衆思想の継承』(同、2010)、『天と地と人と―民衆思想の実践と思索の往還から』(同、2012)など。

この講座は、1940 年代末から今日にいたる花崎皋平の思想と運動の歩みを語ります。読んだ本、関わった政治社会運動と思想の話です。毎回レジュメと資料を用意します。

2015年4月22日(水)第1回
著作以前の時代
 最初の著作は、1969 年に出版された『マルクスにおける科学と哲学』。第1回目は、まずこの〈著作以前〉の青年時代について。

2015年5月20日(水)第2回
『力と理性』の時代
 北大学生被告裁判特別弁護人をし、北大を辞め、伊達火発建設反対の住民運動にかかわった時代。『力と理性』で書いた内容など。

2015年7月15日(水)第3回
1970 年代『生きる場の哲学』まで
 1973 年から1980 年まで。アイヌ民族の権利回復問題へかかわりを深める。アジアの民衆運動の現場を歩く。『生きる場の哲学』を書く。

2015年8月19日(水)第4回
「地域をひらく」シンポジウム/ 近代化とアイヌ民族
 1981年から89年まで。著書『生きる場の風景』、清水慎三との対談『社会的左翼の可能性』、糾弾会記録『近代化のなかのアイヌ差別の構造』。地域をひらくシンポジウム運動の10 年。

2015年9月16日(水)第5回
『松浦武四郎とアイヌ民族』、 ピープルズプラン21 世紀民衆行事・ 世界先住民族会議
 世界先住民族会議開催、水俣宣言策定。沖縄に住む。資料集『島々は花綵』を作る。『松浦武四郎とアイヌ民族』、『アイデンティティと共生の哲学』を書く。

2015年10月21日(水)第6回 
『田中正造と民衆思想の継承』から今日まで
 『田中正造と民衆思想の継承』を書く。 『天と地と人と―民衆思想の実践と思索の往還から』(2012)がまとめの著書である。

[社会・人権]戦後70年 私たちがいるところ

●5月8日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

「戦後」70年の節目。それを機に、「戦後レジームからの脱却」をはかり「積極的平和主義」と称して「戦争」ができる体制つくりにいそしむ動きが急だ。「大日本帝国」を否定して「戦争」と「武力の行使」とを「永遠に放棄する」と宣言したことで「日本」として世界に受け入れられたことを、今、放棄するのか。そうやってもたらされる未来はもはや「戦後」ではない。それは新しい「戦前」でしかない。「戦後」70年を様々な視点から振りかえり、私たちの未来を考える場としたい。

2015年5月8日(金)
戦後70年を考える~沖縄・日本・アメリカ~
●外岡 秀俊(そとおか ひでとし)ジャーナリスト(元朝日新聞編集局長)
 今年は戦後70周年であると同時に、今の普天間移設問題が生じるきっかけとなった少女暴行事件から20周年にあたります。戦後沖縄にとって「復帰」は何を意味したのか。沖縄・日本・アメリカという三つの極の関係はどう変わってきたのか。それを踏まえて、今後の行方を考えてみたいと思います。

2015年6月5日(金)
戦後70年と未決の戦後補償
●本庄 十喜(ほんじょう とき)北海道教育大学札幌校教員
 戦後70 年となる今年、日本がいまだ果たしえていない未決の戦後補償問題について、東京裁判やBC 級戦犯裁判、日本軍「慰安婦」問題等いくつかのトピックをあげながら、議論をすすめていきたい。私たちがなすべきことは何かについて、みなさんと一緒に話し合うことができれば幸いです。

2015年7月3日(金)
戦後を鳥の目でみる~歴史の「屈折点」を求めて~
●吉田 徹(よしだ とおる)北大公共政策大学院准教授。ヨーロッパを中心に、政治学的な研究・発信をしています。
 70 年が経って振り返ると「戦後=ポストウォー」は、ひとまとまりの輝ける時代のようにみえるかもしれない。しかし実際には試行錯誤と夥しい変遷の連続だった。先人達の議論を紹介しながら足跡を追ってみたい。

2015年7月31日(金)
憲法規定から見る戦争への道~明治憲法の構造と平和憲法の変質~
●結城 洋一郎(ゆうき よういちろう)小樽商科大学名誉教授(憲法学)
 現在の内外の政治状況は「気分はもう戦争」という感じです。では過去において、どうしてあのような戦争が可能になったのでしょう。これを憲法等の条文を通して振り返ってみたいと思います。

2015年9月4日(金)
平和・人権を求め続けて
●竹村 泰子(たけむら やすこ)元札幌YWCA会長
 ずうっと草の根の市民運動の中に身をおき、その間、国会に出て憲法の現実や、日本が負の歴史に向き合おうとしないのを目の当たりにもしました。私にとっての戦後70年をその原点からお話ししようと思います。

[社会・人権]現代日本のメディア状況を考える

●5月15日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F) 
  ※ 5/15、7/10 は別会場
●受講料 一般5,000円 会員4,000円 ユース2,000円
    (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円 
    ※ 5/15、7/10 については一律1,000円)

戦後70 年を経て、日本の戦後民主主義は危機に瀕しています。現政権は、憲法改定さえ本格的に視野に入れてきました。しかしその試みは戦後憲法の「理念」をないがしろにしてはいないでしょうか。同時に、政治と市民を切結ぶ役目を担ってきたマス・メディアもその存在理由を問われています。ネットの普及により、メディア環境が激変する中、本講座では、現代日本のメディア状況に危機感を持って活動を続けて来たジャーナリストのみなさんとともに、戦後民主主義精神を現代のメディア状況との関連で考えたいと思います。

2015年5月15日(金)<公開> 
「表現の自由」と日本のメディア
※会場:札幌市民ホール・第1会議室
●篠田 博之(しのだ ひろゆき)編集者、ジャーナリスト。月刊「創」編集長。
 マス・メディアにおけるリベラリズム精神を問い続けて来た異色の雑誌「創」の発行者兼編集者として、現在の日本のメディア状況を俯瞰する視点で語っていただきます。

2015年6月12日(金)
『日本国憲法の旅』から
●藤森 研(ふじもり けん)朝日新聞記者・編集委員を経て、現在専修大学教授。
 専修大学で現代社会とメディアにおけるさまざま問題を研究・教育する立場から、特に最近の著書『日本国憲法の旅』(花伝社、2011 年)にこめた思いとともに、現政権のメディア戦略に潜む意図を語っていただきます。

2015年7月10日(金)<公開> 
権力に抵抗し続けた人たち
※会場:かでる2・7 820 研修室
●田中 伸尚(たなか のぶまさ) ノンフィクション作家。『憲法を獲得する人びと』(岩波書店、2002)、『大逆事件 死と生の群像』(岩波書店、2010)など著書多数。
 近著『抵抗のモダンガール作曲家・吉田隆子』、『未完の戦時下抵抗』、『行動する預言者 崔昌華 ある在日韓国人牧師の生涯』(いずれも岩波書店、2014 年)では、みな「たとえ一人でも」(エレミヤ書)、国家や世上の権力に抵抗し続けた人たちを描いています。「国家主義・レイシズムが蔓延するいまの日本で、どうしても書かなければならなかった」と言う田中さんに、言論の自由が暴力によって脅かされ、その流れに充分に抵抗できないでいるかのように見える現在のメディア状況を語っていただきます。

2015年8月7日(金)
北星大脅迫事件 「ペンを持て、負けるな現場記者」
●徃住 嘉文(とこすみ よしふみ)北海道新聞編集委員
 マスメディアが報道を避けたがる中、ジャーナリストとして北星大脅迫事件を追いかけてきた徃住さんに、現在の新聞記者をめぐる状況などをお話していただきます。

2015年9月11日(金)
「慰安婦報道」バッシングに抗して
●植村 隆(うえむら たかし)北星学園大学非常勤講師。元朝日新聞記者。
 記者時代に慰安婦問題についての記事を書いたことで、植村さん本人や家族、そして勤務先の大学にまでも誹謗中傷や脅迫行為が広がっていった。「暴力」に屈せずに立ち向かう本人から、お話をうかがいます。

[社会・人権]若い力で社会を変える~若者の提言から世代間の対話へ~

●5月14日(木)開講 全5回 木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員4,000円 ユース2,000円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円)

今の日本社会においては世代間の意思疎通(コミュニケーション)があまりできておらず、各々の間に相互不信があるように思えます。市民活動の中でも、若者の参加が少ないという声がある一方で、若者自身による活動もいろいろ行われています。話をしてみると、お互いが世代間の対話を求めているのになかなか直接的な接点がもちにくいという現状があるように感じます。
このシリーズでは、様々な取組みをしている若者グループからオトナ社会への提言をしてもらい、それをもとに各々が考えたり感じたりしていることを率直に話し合い、世代間の対話をつくりだしたいと思います。

2015年5月14日(木)
ブラックバイトを考える
●札幌学生ユニオン
 札幌の学生を中心とする労働組合。労働紛争の解決や学生に向けて労働問題への意識啓発を行っている。現代の学生を苦しめる“ ブラックバイト” とは何か。本講座では、組合の活動紹介やブラックバイトの実例報告も交えつつ、ブラックバイトやそれを生み出す社会の構造に迫る。

2015年6月11日(木)
「高校生会議」を運営して
●北の高校生会議
 旭川東高校2年の田中駿介を中心に2015年1月6~8日に原発、教育、貧困、地域活性、防災、安全保障をキーワードに、有識者などに講師をお願いし、勉強合宿を企画。高校生会議の運営を通して見えてきた、成果と課題についてお話したいと思います。

2015年7月9日(木)
政治の現場を知ることの大切さ。 そしてJAPAN PRODUCER へ。
● NPO 法人ドットジェイピー
 若年投票率の向上を目的に活動するNPO 法人です。全国11 支部にエリア展開し、各地にて大学生スタッフ約200人が、学生を対象としたインターンシッププログラム(議員・グローバル)の提供を行っています。私たちが運営する議員インターンシッププラグラムは、ただ若者に政治の現場を見てもらうことだけが目的ではありません。まずは政治と向き合い、そして次にどう行動していけばいいのか。私たちの思いをお話します。

2015年7月30日(木)
「生きていく」ことを支援する~「子どもの貧困」への取組みから~
●ここわらねっと
 ここわらねっととは生きていく支援を考えるネットワークです。「生きていく」ということは誰もが当事者という視点から社会にある様々な問題、課題を解決し心から笑い合えるつながりを作っていくために活動しています。ここわらねっとの活動の一つのテーマである「子どもの貧困」についてここわらねっとがしてきたことやメンバーの当事者としての話を聞いていただき、これからの北海道に必要なことを皆さんと話し合えたらと思います。

2015年9月10日(木)
地方からの可能性、 新しい街にヒカリを。
●さっぽろ若者会議
 目指すべき姿、【若者が象徴となる北海道/ 札幌を!】。オモシロキナキヨヲオモシロク、北の大地北海道にinnovation を。少子高齢化、消滅可能都市、魅力の無い街・・・、全国各地どの街でも共通する課題があります。その課題を解決すべく、実際の街の問題に則して、解決策を皆で話そうではありませんか。

[社会・人権]遊歩としゃべり場~なんでも話そう、つながろう~

●5月16日(土)開講 全3回 土曜14:00 ~ 16:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般3,000円 会員2,400円 ユース1,200円
    (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円) 
●講 師 安積 遊歩(あさか ゆうほ)
1956年生まれ。生後40日で骨が脆い障がいと診断される。13歳の時にそうした治療からの決別を決断。その後自分の体は自分でケア。20歳の時に障がい者運動に出会い、22 歳で親元を出て自立生活を開始。28歳でアメリカのバークレー自立生活センターで研修を受け、1986年、日本で最初の自立生活センターの設立に関わる。40歳で娘、宇宙(うみ)を出産。その年に国立(くにたち)自立生活センターの代表となるが、2011年3月の原発事故により、ニュージーランドに3年間避難。昨年春から札幌在住。

障がい者運動のリーダーであり、そのピアカウンセリングを通じて大勢の人達を励まし続けて来た安積遊歩さんが昨年春から札幌市民となり、原発から避難して来た仲間達との交流や春からの東海大学での講義など様々なアクションを起こしています。好評だった昨年の「自分が嫌いから自分が好きへ」講座の次は、原発問題、教育、天皇制など遊歩さんとゲストが多岐にわたり語り合う場を企画しました。遊歩さんは、自分の「考え方」が変われば幸せになれると考える人が多いけれど、私達が暮らしている社会の歪みを正していく事が必要なのだと言います。皆さんと一緒に今の社会の問題と未来について語り合いたいと思います。

2015年5月16日(土)
生きることは学ぶこと
~花崎 皋平さんと語る~
著述業(哲学、社会思想)。著書に『田中正造と民衆思想の継承』など。 
北大教師を辞めて特権階級から降りた花崎さんと語る事は、人はどのようにでも自分の意思と行動によって人間的でありうるのだという希望を思い出させてくれます。それは天皇制教育によって自分の意思をコントロールされ尽くした私の父の、中国においての加害者、シベリアにおいて被害者であった凄惨な人生の対局にあるものとして、闇夜の燈火とも思えるのです。

2015年6月20日(土)
マイノリティの立場から見る教育と共育
~李 竜葉さんと語る~
●ゲスト 李 竜葉 (り りゅうは)
ミュージシャン、小説家、起業家、セルフビルダー(大工)、元焼き肉屋
隔離分離の中で推し進められている私の受けた日本の障がい児教育、そして在日韓国人として生まれ地域の学校の教育をある種特殊な隔離状況の中で受けた李さんと教育の未来をみていきます。極端に右傾化する日本の政治の中で、教育で培われたはずの言葉はどんな力を持っているか、語り合います。

2015年7月18日(土)
十代の娘と視る・語る福島
~愛娘 宇宙さんと語る~
2011年の原発事故のあまりの悲惨さに私は娘の命を守りたいとニュージーランドへの避難を即断しました。娘は私のあまりの切迫した面持ちに否応なくついていくと言わざるを得ませんでした。前回の講座で娘が日本に残ったいとこ達に罪悪感を持っていたという事を語ってくれ、私は原発事故の影響の更なる悲惨を見る思いでした。若い人がその優しさ故に沢山の罪悪感を持たされたり、親への気遣いと経済的な無力さ故に逃げたいと声にも出せずにいたり。私は大人として、娘は仲間として、若い人が現状をどう考えているのか、正直に語り、視ていきます。

[社会・人権]アイヌの若者が発信する 初心者にも分かりやすいアイヌ入門講座

●5月29日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員・アイヌ民族4,000 円 ユース2,000 円
    (単発 一般1,500 円 会員・アイヌ民族1,000 円 ユース500 円)
●アイヌ若者委員会とは
住む地域を問わず、アイヌの若者と善良なシサム( 日本人のみならず外国人も含む、アイヌの理解者・支援者のこと)で構成された、アイヌの将来に資する取り組みを通じて民族の発展そして多民族共生の社会づくりに寄与することを目的とした、アイヌ初の全国組織です。

今までこんな謳い文句なかった!? 全く知識の無い人にも身近に感じていただけるよう、若手アイヌや若手研究者にスポットを当てながら、彼らの経験や民族意識についての話、彼らが取り組んでいる分野の話を紹介します。「アイヌって聞いたことあるけどよく知らないな?」という人にも分かりやすく、網羅的に学べるように講座を組みました。コーディネーターはアイヌ若者委員会会長阿部千里が務めます。

2015年5月29日(金)
オリエンテーション/ 北海道の歴史、アイヌ協会ってどんな組織?
●川上 竜也(かわかみ たつや)北海道アイヌ協会 事務局
●光野 智子(みつの ともこ)札幌アイヌ協会 教育相談員
 北海道に住むならぜひ知っておいてほしい「北海道の歴史」とアイヌを組織する最大組織である北海道アイヌ協会、札幌アイヌ協会の構成や活動内容をご紹介したいと思います。

2015年6月26日(金)
アイヌ文化に触れよう
●川上 容子(かわかみ ようこ)帯広市出身
 アイヌ文化を学び伝承する方々に来ていただき、世界三大叙事詩のひとつであるアイヌの口承伝承「ユカラ」の実演やアイヌ文化を学ぶきっかけ等、アイヌの未来についてお話ししていただきます。

2015年7月24日(金)
「民族共生の象徴となる空間」を考える
●八幡 巴絵(やはた ともえ)アイヌ民族博物館 学芸員
 2020 年までに完成が予定されている「民族共生の象徴となる空間」について、アイヌ民族博物館から学芸員の方々をお呼びし、皆さんでどのような施設として活用できるのかを考えましょう。

2015年8月28日(金)
先住民族とは
●阿部 千里(あべ ちさと)アイヌ・先住民族電影社 代表
※アイヌ・先住民族電影社からメンバーを数人呼ぶ予定です。
 アイヌは2008 年に「先住民族」とされましたが、一体それは何を示すのか、海外の事例を取り入れて説明し、これからのアイヌ政策はどうあるべきか考えていきたいと思います。

2015年9月25日(金)
アイヌ問題!? アイヌを学ぶ理由
●上村 英明(うえむら ひであき)恵泉女学園大学教授、市民外交センター代表
 最終回は「なぜアイヌを学ぶのか」を確認し、これからの日本社会のあり方についてお話ししていただこうと思っています。

[社会・人権]学校で労働法・労働組合を学ぶ!~子どもたちに“ 働く” ための生きた知恵を授けよう!~

●5月11日(月)開講 全3回 月曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般3,000円 会員2,400円 ユース1,200円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円

中高年だけでなく若者にも就職難が広がっていますが、せっかく就職したと思ったらとんでもない職場だったという話も少なくありません。“ ブラック企業” ということばもすっかり広まってしまいましたが、こんな時代にまったく無防備なまま子どもたちを社会に送り出していいものでしょうか。昨年末、遊の会員でもある川村雅則さん(北海学園大学)が共著で『学校で労働法・労働組合を学ぶ』(きょういくネット)という本を出版されました。この本を切り口に、これから社会に出る子どもたちに、ブラック企業から自分の身を守る最低限の知識を持たせるにはどうしたらいいのか、一緒に学びましょう。学校現場にいる教職員の方々はもちろん、保護者や地域の若者、中高年のみなさん等興味のある方はどなたでも大歓迎です。

2015年5月11日(月)
概説「学校で労働法・労働組合を学ぶ」
●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学教員
 まずは、『学校で労働法・労働組合を学ぶ』(きょういくネット)の著者の一人である川村雅則さんお願いして、ご自身の経験や実践を含め、この問題についてのアウトラインをお話ししていただきます。川村さん曰く、「労働法や労働組合は大事だよ」と伝えても、学生・若者にはそのイメージがなかなかわかない。そこで、自分たちのアルバイトの実態調査を学生にさせたり、労働組合のご協力を得て、労働法・労組学習に取り組んでいるそうです。

2015年6月8日(月)
小学生に労働法・労働組合を どう教えたいか?
●牧口 充枝(まきぐち みつえ)小学校教員
 「大きくなって働くようになった時、自分や仲間の生活や健康を守るためには、労働法や労働組合のことを知って、それを使っていくことが大切なのですよ。困ったことがあってもあきらめないで仲間と知恵を出し合えば、きっと解決できます。私はいつも応援していますよ・・・」と、いうことが伝わるような模擬授業を、参加者の皆さんと一緒に作りたい。そして話し合いましょう。

2015年6月29日(月)
中高生・若者と一緒に 「働くこと・労働者の権利」を考える!
●雨宮 恭子(あまみや きょうこ)元小学校教員
 子どもたちに「働くこと・労働者の権利」を教える前に、大人がどの程度ちゃんと知っているのだろうか?労働法や労働組
合とは、産業革命以来、人が人らしく生きられるような働き方を最低限守るために確立されてきたものであるということを、
どれだけ社会全体の共通認識にできてきたのか。もう一度原点に戻って大事なことを確認するとともに、若者に伝えるべき
ことや伝えかたを一緒に考えていきましょう。

[社会・人権]選んだ人とざっくばらんに!~議員・首長と市民との対話~

●5月25日(月)開講 月1回月曜18:45 ~ 20:45
  5/25、6/22、7/13、8/22(土)、9/14
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 500円/回

※第4回は8/24(月)から8/22(土)に変更になりました。

福島の被災者に押し付けられた矛盾、勝手に進む原発の再稼動準備やTPP 交渉、沖縄の知事への差別的冷遇、自衛隊の軍事的役割膨張。最近、 政治が民意を軽んじていると感じ、私たちが何を言っても無駄と感じることが多くなっていませんか? でも、本当に無駄でしょうか?諦めていていいのでしょうか? 
私たちは、主権者です。なのに、選挙が終わってしまえば投票し選んだ人が、 どんな人で何をやっているかを知る機会はほとんどありません。本当は、これらの人々は決して畏れ多い人ではなく、友達とまで言わないまでも、会社の先輩や学校の先生、町内会役員に会うぐらいの感覚で話し合いが出来る身近な存在であるべきと思います。市町村議会議員、都道府県議会議員、市町村長、国会議員とざっくばらんに話し合ってみませんか?
※今のところ、北海道内の市町村議会議員、道議会議員、若手首長、道内選出国会議員などをゲストに考えています(願わくばオール沖縄の議員も…)。ゲストは確定し次第、ウェブサイト、ML等でご案内します。
※ゲストとの調整上、日程や会場が変更になる可能性もあります。事前にご確認いただいたうえ、ご参加願います。

[文化・芸術]昭和歌謡を楽しもう!

●10月21日(水)開講 月1 回水曜15:00 ~ 17:00 全3回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 通し1,200 円 単発500 円 
 私たちが育った中、生活していた中でいろんな歌がラジオやテレビから流れていました。それらの歌がとても懐かしく感じられることはありませんか。「達者でな」「リンゴ追分」「潮来傘」・・・。昭和歌謡は庶民に愛されました。懐かしい歌声を聴きながら、時には一緒に口ずさんだりもしながら、時代と文化について気軽に語り合いましょう。
10 月21 日(水) 昭和20 年代の歌を楽しもう!
11 月18 日(水) 昭和30 年代の歌を楽しもう!
12 月16 日(水) 昭和40 年代の歌を楽しもう!

[文化・芸術]ディスプレイの外へ~新しい現実拡張体験の幕開け~

●10月10日(土)開講 全6回 第2土曜16:00 ~ 17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース2,400 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円) 
●講 師 俵屋 年彦( たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO 創設者。1996 年にさっぽろ自由学校「遊」の初めてのホームページを作成。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から17 年間パーソナリティーを継続中。ソーシャルメディアTwitter での私(@tawarayat) のフォロワー( 定期閲覧者) は現在約56 万人です。ソーシャルパワーSAPPORO のコミュニティページ https://www.facebook.com/socialpowersapporo に関連情報を随時アップします。

インターネットが普及し始めて20 年が経ちます。情報革命は、社会を変えつつあります。しかし、本当に大きな変化は、これから始まります。変化は多方面に及びますが、いまその激変を最も実感できる分野が没入型バーチャルリアリティです。没入型バーチャルリアリティは、体験の質を変え、コミュニケーションの形を変えます。ホームページやソーシャルメディア、スマートフォン以上に社会生活、経済産業を変えていくと思います。ディスプレイという限定された枠の外に広がっていくからです。現実体験が広がる、現実拡張という体験の新次元が幕を開けようとしています。
この講座では、バーチャルリアリティの基本的な知識、VR に貢献する人々の紹介、日々明らかになる最新情報を映像を交えて分かりやすく解説します。そして、VR 機器を使い、実際の没入型バーチャルリアリティ体験もしていただきます。体験を通じて新しい世界が開けます。専門的な知識はいりません。誰でも理解できる内容になっています。特に第1 回は入門編的な構成です。
*各回とも、基本的な知識、VR に貢献する人々、最新情報解説の3 部構成です。新しい動向などにより、内容が変更になる可能性もあります。

2015年10月10日(土)
第1回
1 部=VR の基本(VR とは何か)、2 部=VR の歴史、
3 部= 最新情報解説

2015年11月14日(土)
第2回
1 部=VR と感覚1( 視覚・聴覚)、2 部= オキュラス、
3 部= 最新情報解説

2015年12月12日(土)
第3回
1 部=VR と感覚2( 触覚・味覚など)、
2 部= モーフィアス、3 部= 最新情報解

2016年1月9日(土)
第4回
1 部=VR と文化( ゲーム、アートなど)、
2 部= フォーブ、3 部= 最新情報解説

2016年2月13日(土)
第5回

1 部=VR の応用( 医療、福祉、教育など)、
2 部= ホロレンズ、3 部= 最新情報解説

2016年3月12日(土)
第6回
1 部=VR の未来( 認知機構の変革)、
2 部= マジック・リープなど、3 部= 最新情報解説

[文化・芸術]Apple Watch 体験講座

●日 時 11月14日(土) 14:00 ~ 15:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 1回 一般1,500 円 会員1,000 円
●講 師 俵屋 年彦( たわらや としひこ)ソーシャルパワーSAPPORO

時計型ウエアラブル端末Apple Watch を購入し、日々使い続けて半年が経ちます。基本機能を説明した後、これまでの経験を踏まえてApple Watch の新しさや可能性を説明します。そして私のApple Watch を使い、参加者の皆さん一人一人に、実際に体験していただきます。

[文化・芸術]基礎から学ぶ伝統楊式太極拳~急がず、悩まず、無理をせず~<後期>

●10月15日(木)開講 全5回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員・ユース4,000 円
●定 員 10 名(最少催行人数5名)
●講 師 原田 稔(はらだ みのる)
1952 年生まれ。国内外の太極拳名手、高手に太極拳の指導を受け、2005 年に太極拳札幌交流協会(http://www.taichisapporo.com ) を設立し札幌を中心に普及活動を開始。市内の高校、体育館などで幅広い年齢層の方々に太極拳を指導中。日本武術太極拳連盟公認A 級指導員、世界永年太極拳連盟教練資格。

日本に太極拳が普及し始めてほぼ半世紀が経ちました。太極拳がどんなものかは知らなくてもあのユックリとした動きの特徴を知らないと言う方はいないでしょう。では、どうしてユックリ動くの? という疑問の答えはなかなか聞けないものです。太極拳には陰陽学説や五行説と言った東洋哲学を実践する理論があります。この連続講座で伝統楊式太極拳の8つの動作を学ぶことを通して、その拳理に少しでも触れていただきたい。連続で参加されても中途からでも結構です。身体に新しい発見があることでしょう。

◎服 装 ジャージ等の動きやすい服装と運動靴でご参加下さい。ジーンズ、スカート、ヒールのある靴での参加は不可。
◎持ち物 汗拭き用のタオルと水分を持参下さい。

2015年10月15日(木)
手とは? 足とは? 腰とはどこ? 今さら聞けない基本のお話
 中国伝来の太極拳はまず言葉の違いに気付くことが大切です。動かすところが違っていれば、動作そのものが異なるはずです。手を振り、足を出し、腰を動かす……では中国の人が言う手はどこ? 足は? 腰は? 確認することから始めましょう。

2015年11月19日(木)
肩と腰、肘と膝、手と足の動きを つなげましょう
 あのユックリの歩き方と身体を緩めると言うことに取り組んでみると意外な発見に驚かされます。つなげるって、どういうこと? ゆるめるってどうやって? そんな疑問にお答えします。歩いて、歩いて何度も歩いて身体のゆるみは作り出されます。

2015年12月17日(木)
8つの動作を連続して行いましょう
 覚えられないとか、上手にできないとか悩まなくてもかまいません。幾つかの動作をゆっくりと繰り返します。そして何度も行います。そうすると……身体が疑問に答えてくれることでしょう。

2016年1月21日(木)
「気の流れ」を学びます
 これまで参加した皆さんの身体が、経絡やツボのお話を受け入れてくれると思います。姿勢や方向にもチョッとだけ注意を払います。講師からも心や意識についてのお話が出てきます。楽しんでできることを続けましょう。

2016年2月25日(木)
総仕上げ、 ゆっくり完成していきましょう
 「3年門を出ず」という言葉が太極拳にはあります。毎日やって3年、そうするとできるようになるというのです。「えーっ! なぁんだ」……とがっかりすることはありません。続けることで身体の方が覚えてしまった。そんなことがたくさんあるはずです。それを、毎日続けてください。そして、太極拳とのご縁をこれからも。

[文化・芸術]音楽でみるヨーロッパ史 part2~もうひとつの欧州文化~

●10月21日(水)開講 全6回 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般6,000 円 会員4,800 円 ユース3,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)
 ※資料:500 円
●講師:くろだとしひこ
1956 年生まれ。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。「北海道ジャズ物語」(2006 年出版)編著者。SMG 編集長。2012 年に自由学校「遊」で「音楽でみるアメリカ史」を開催。その後、文化教室等でアメリカやヨーロッパの音楽史セミナーを開催。

ヨーロッパの歴史を音楽文化を通して理解するための講座。中世以降、民族大移動・ローマ帝国の分裂・キリスト教の普及など現代ヨーロッパの基礎となる出来事の中、音楽文化がどの様な影響をもたらしたか、またどう変化していったのかを学びます。現在、ヨーロッパで歌い継がれてきた愛唱歌・ヒット曲や音楽家・楽器などを国別・地域別に解説します。音楽文化史を通して現代ヨーロッパを理解します。

2015年10月21日(水)
スイス・オーストリアの音楽
 アルプホルン、ヨーデル、ツィター、ウインナー・ワルツ、ウィーン古典派などを通してスイス・ オーストリアの音楽文化を解説します。

2015年11月18日(水)
北欧(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ デンマーク・アイスランド)の音楽
 ヨイクやサーミ民謡などの民族音楽、ニッケルハルバやハーディングフェーレ、ラングレイク、カンテレなどの民族楽器を通して北欧の音楽を解説します。

2015年12月16日(水)
ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・ バルト3国の音楽
 スコモローフ(漂泊楽師)、宮廷音楽、グリンカとロシア5 人組、ドムラとバラライーカの民族楽器、ロシア歌謡、コサック文化と 音楽、バンドゥーラとコーブザなどの民族楽器を通してロシア・ウクライナの音楽を解説します。

2016年1月20日(水)
中欧・東欧・ロマの音楽
 ポロネーズやマズルカ、ポルカ、ハンガリー音階、ドイナ、マネレ、チェチェク、ロマ音楽、ターボ・フォークなどを通して中欧や 東欧の音楽を解説します。

2016年2月17日(水)
ギリシャ・トルコの音楽
 レンベーティカ、ライカなどのギリシャの大衆音楽、ビザンツ聖歌、オスマン古典音楽、マカーム、トルコ民謡、サズと吟遊詩人、 トルコ民族舞踊、大衆音楽(サナート、ハルク、アラベスクなど)、トルコポップを通してギリシャ・トルコの音楽を解説します。

2016年3月16日(水)
ヨーロッパ音楽総集編
 ヨーロッパの音楽を宗教・宮廷・大衆の分野で比較し、それぞれの文化の相違点を考えます。その発生 や発展・衰退の歴史的流れと背景について解説します。

[文化・芸術]古代文明と音楽~「音楽で見るヨーロッパ史」講座の前に~

●4月18日( 土) 14:00 ~ 17:00
●会場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 1,000 円
●資 料 希望者に販売(約50ページ 500 円)
●講 師 くろだ としひこ
1956 年生まれ。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。『北海道ジャズ物語』(2006年出版)編著者。音楽を通して社会・歴史・宗教・民族といった文化を理解するためのセミナーを開催。2012年に自由学校「遊」で「音楽でみるアメリカ史」を開催。その後、文化教室等でアメリカやヨーロッパの音楽史セミナーを開催。

古代文明の発祥した各地域で音楽的遺産を見出すことで、当時の社会・民族・宗教といった文化観を理解し、現代につながる歴史を学ぶ講座です。現代社会の基礎となった古代の中東史・西洋史がよく分ります。

1.古代メソポタミア
2.古代エジプト
3.古代オリエント(東地中海)
4.ペルシャ
5.古代ギリシャ
6.古代ローマ
※「音楽で見るヨーロッパ史」は別ページをを参照ください。

[文化・芸術]音楽でみるヨーロッパ史~もうひとつの欧州文化~

●5月20日(水)開講 全6回 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般6,000円 会員4,800円 ユース2,400円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円)
 ※資料 500円(希望者のみ)
●講 師 くろだ としひこ
1956年生まれ。NPO 小さなカレッジ代表。ポピュラー音楽史研究家。「北海道ジャズ物語」(2006年出版)編著者。SMG 編集長。2012年に自由学校「遊」で「音楽でみるアメリカ史」を開催。その後、文化教室等でアメリカやヨーロッパの音楽史セミナーを開催。

ヨーロッパの歴史を音楽文化を通して理解するための講座。中世以降、民族大移動・ローマ帝国の分裂・キリスト教の普及など現代ヨーロッパの基礎となる出来事の中、音楽文化がどの様な影響をもたらしたか、またどう変化していったのかを学びます。現在、ヨーロッパで歌い継がれてきた愛唱歌・ヒット曲や音楽家・楽器などを国別・地域別に解説します。音楽文化史を通して現代ヨーロッパを理解します。

2015年5月20日(水)第1回
中世ヨーロッパの音楽史
 宗教音楽、ネウマ譜、ゴシック教会とポリフォニー、宮廷音楽、トルバドゥール、大衆音楽、中世の楽器などについて中世の社会・文化・経済を基に解説します。

2015年6月17日(水)第2回
イタリア音楽史
 ルネサンスとオペラ、クレモナの楽器工房、ナポリ民謡とマンドリン、サンタルチアとは、カンツォーネの誕生、イタリアン・ポップなどを解説します。

2015年7月15日(水)第3回
フランス・ベルギー音楽史
 ルイ王朝と宮廷音楽、国王vs 教会(ガリカニスム)、ラ・マルセイエーズの誕生、万博とミュゼット音楽、ブラスバンドの誕生、シャンソンの流行、フレンチ・ポップなど解説します。

2015年7月29日(水)第4回
スペイン・ポルトガル音楽史
 モサラベ聖歌、聖母マリア頌歌集とモンセラートの朱い本、イスラムとの共存、ビウエラとスパニッシュ・ギター、フラメンコの謎、ファドの誕生などを解説します。

2015年8月19日(水)第5回
イギリス音楽史
 バラッド文化、ケルト音楽(英国民謡)、英国国教会とアンセム、産業革命とミュージック・ホール、テディ・ボーイとモッズ文化、スキッフルとR&B、ブリティッシュ・ロックとビートルズなどを解説します。

2015年9月16日(水)第6回
ドイツ・オランダ音楽史
 ミンネゼンガーとマイスターゼンガー、町の吹奏楽団、楽器の町フュッセン、宗教改革とマルチン・ルターの曲、クラシック音楽の誕生、ローレライとラインの護り、シュラガー音楽(ドイツ・ポップ)などについて解説します。

[文化・芸術]没入型仮想現実・無料体験会

● 4/18、5/16、6/20(いずれも土曜) 14:00 ~ 15:00
●会場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)  
●参加費無料

「別世界にいる」という、これまで経験したことのない驚くべき体験、それが没入型仮想現実です。没入型の仮想現実には、様々な分野、タイプがあります。面白さも、多様です。無料体験会では、その魅力を知っていただくため、実写オーロラ、3DCG キャラクターライブ、ジャンプ、ローラーコースターなどの体験ソフトを用意いたします。1 回の体験は1-5 分程度です。お気軽に参加してください。

[文化・芸術]インターネットの新段階~超センサー社会の明暗~

●4月18日(土)開講 全6回 月1回 
  第3土曜(8月は第5)15:30 ~ 17:30
  4/18、5/16、6/20、7/18、8/29、9/19
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 一般6,000円 会員4,800円 ユース2,500円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円) 
●講 師 俵屋 年彦( たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO 創設者。1996 年にさっぽろ自由学校「遊」の初めてのホームページを作成。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から17 年間パーソナリティーを継続中。ソーシャルメディアTwitter での私(@tawarayat) のフォロワー( 定期閲覧者) は現在約53万人です。
ソーシャルパワーSAPPORO のコミュニティページ
https://www.facebook.com/socialpowersapporo
に関連情報を随時アップします。

インターネット利用が新たな段階に入り始めています。モバイル機器やソーシャルメディアの普及を経て、ウエアラブル端末や膨大なセンサー機器が連携する社会がやってきます。情報革命が、現実革命に変化します。新しい機器が次々に誕生し、人とモノもインターネットにつながる時代について解説します。またウエアラブル端末などを実際に体験していただきます。基礎的な内容から、歴史を追いながら、毎回最新情報を盛り込み、超センサー社会の明暗について分かりやすく進めていきます。オキュラス・リフトなどで没入型仮想現実のさまざまな最新体験もできます。

2015年4月18日(土)
第1回 インターネットの切り開いた地平

2015年5月16日(土)
第2回  検索とソーシャルメディアの交錯

2015年6月20日(土)
第3回  スマートフォンが意味するもの

2015年7月18日(土)
第4回  ウエアラブル端末時代の始まり

2015年8月29日(土)
第5回  超センサー社会と消える技術

2015年9月19日(土)
第6回  情報革命から現実・生命拡張へ

[文化・芸術]新しい映像革命が始まっている~マッピングから仮想現実まで~

●5月7日(木)開講 全3回 木曜19:30 ~ 21:00 5/7、6/4、7/2
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 1回 一般1,000円 会員800円
●講 師 俵屋 年彦( たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO 創設者。1996 年にさっぽろ自由学校「遊」の初めてのホームページを作成。コミュニティFM 三角山放送局で1998 年から17 年間パーソナリティーを継続中。ソーシャルメディアTwitter での私(@tawarayat) のフォロワー( 定期閲覧者) は現在約53万人です。
ソーシャルパワーSAPPORO のコミュニティページ
https://www.facebook.com/socialpowersapporo
に関連情報を随時アップします。

いま、安価な無人飛行体( ドローン) での撮影や簡単な全天球動画撮影、没入型仮想現実という新たな映像革命が始まっています。プロジェクションマッピングや拡張現実でも新しい動きがあります。注目すべき映像を観ながら、説明します。スマホなどの普及で動画映像の制作、共有が格段に簡単になりました。スマホ・アプリでの動画制作、インターネット公開の最新情報も紹介します。没入型仮想現実の体験もできます。

2015年5月7日(木)
第1回
 魅力あふれるプロジェクションマッピング事例や無人飛行体( ドローン) での美しい撮影映像を紹介し、進化し続ける分野の新しい動向を分かりやすく解説します。

2015年6月4日(木)
第2回
 拡張現実の幅広い可能性、全天球動画の面白さを説明します。スマホやタブレット、ヘッドマウントディスプレイを使い拡張現実、全天球動画を体験していただきます。

2015年7月2日(木)
第3回
 スマホなどでの動画映像の簡単な制作、共有方法を説明します。講座中にアプリを使い短時間で動画を作成、実際に動画投稿サイトやソーシャルメティアで公開します。

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

【昼のクラス】
●10月7日(水)より(~ 2016 年4月) 
 毎週水曜13:00 ~ 15:00
 *5週ある月は第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 5,000 円/月(材料費は含みません)
【夜のクラス】
●10月14日(水)より(~ 2016 年4月 
 月2回水曜(第2・4週)18:30 ~ 20:30
 10/14・28、11/11・25、12/9・23、
 1/13・27、2/10・24、3/9・23、4/13・27
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 3,000 円/月(材料費は含みません)

【昼のクラス】
●5月13日(水)開講(~ 2016 年4月) 
 通年 毎週水曜13:00 ~ 15:00
 *5週ある月は第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 5,000円/月(材料費は含みません)

【夜のクラス】
●5月13日(水)開講(~ 2016 年4月) 
 通年 月2回水曜(基本は第2・4週)
 18:30 ~ 20:30
 5/13・27、6/10・24、7/8・22、8/12・26、
 9/9・30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 3,000円/月(材料費は含みません)
●講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974 年8月10 日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌ民族が先住民族と認められてからまだ日が浅いですが、アイヌ文化・芸術の歴史はとても深いものです。生徒さん自身の手で作る事によって、それらの文化を身近に感じる事ができると思います。是非一度チャレンジしてみませんか。お待ちしてます。
※受講をご希望の方は、クラスの見学(1回)可能です。 まずは、お問い合わせください。

[文化・芸術]基礎から学ぶ伝統楊式太極拳~急がず、悩まず、無理をせず~<前期>

●5月21日(木)開講 全5回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員・ユース4,000 円
●定 員 10 名(最少催行人数5名)
●講 師 原田 稔(はらだ みのる)
1952年生まれ。国内外の太極拳名手、高手に太極拳の指導を受け、2005 年に太極拳札幌交流協会(http://www.taichisapporo.com ) を設立し札幌を中心に普及活動を開始。市内の高校、体育館などで幅広い年齢層の方々に太極拳を指導中。日本武術太極拳連盟公認A 級指導員、世界永年太極拳連盟教練資格。

日本に太極拳が普及し始めてほぼ半世紀が経ちました。太極拳がどんなものかは知らなくてもあのユックリとした動きの特徴を知らないと言う方はいないでしょう。では、どうしてユックリ動くの? という疑問の答えはなかなか聞けないものです。太極拳には陰陽学説や五行説と言った東洋哲学を実践する理論があります。この連続講座で伝統楊式太極拳の8つの動作を学ぶことを通して、その拳理に少しでも触れていただきたい。連続で参加されても中途からでも結構です。身体に新しい発見があることでしょう。

◎服 装 ジャージ等の動きやすい服装と運動靴でご参加下さい。ジーンズ、スカート、ヒールのある靴での参加は不可。
◎持ち物 汗拭き用のタオルと水分を持参下さい。

2015年5月21日(木)第1回
手とは? 足とは? 腰とはどこ? 今さら聞けない基本のお話
 中国伝来の太極拳はまず言葉の違いに気付くことが大切です。動かすところが違っていれば、動作そのものが異なるはずです。手を振り、足を出し、腰を動かす……では中国の人が言う手はどこ? 足は? 腰は? 確認することから始めましょう。

2015年6月18日(木)第2回
肩と腰、肘と膝、手と足の動きをつなげましょう
 あのユックリの歩き方と身体を緩めると言うことに取り組んでみると意外な発見に驚かされます。つなげるって、どういうこと? ゆるめるってどうやって? そんな疑問にお答えします。歩いて、歩いて何度も歩いて身体のゆるみは作り出されます。

2015年7月16日(木)第3回
8つの動作を連続して行いましょう
 覚えられないとか、上手にできないとか悩まなくてもかまいません。幾つかの動作をゆっくりと繰り返します。そして何度も行います。そうすると……身体が疑問に答えてくれることでしょう。

2015年8月20日(木)第4回
「気の流れ」を学びます
 これまで参加した皆さんの身体が、経絡やツボのお話を受け入れてくれると思います。姿勢や方向にもチョッとだけ注意を払います。講師からも心や意識についてのお話が出てきます。楽しんでできることを続けましょう。

2015年9月17日(木)第5回
総仕上げ、 ゆっくり完成していきましょう
 「3年門を出ず」という言葉が太極拳にはあります。毎日やって3年、そうするとできるようになるというのです。「えーっ! なぁんだ」……とがっかりすることはありません。続けることで身体の方が覚えてしまった。そんなことがたくさんあるはずです。それを、毎日続けてください。そして、太極拳とのご縁をこれからも。

[技能]すきま時間でボランティア~テープ起こしってどうやるの?~

●10月7日(水)開講 全3回 水曜13:00 ~ 15:00  10/7、11/4、12/2
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 1,000 円(3回通し料金)
●講 師 横田 恒一(よこた こういち)
さっぽろ自由学校「遊」会員。今まで20 講座ぐらいのテープ起こしをしている。

25 週年を迎える『遊』ではたくさんの講座の録音データがあります。数年前から少しずつ録音データのテープ起こしをして講座録を作って保存し始めています。やってみると、自宅で、すきま時間を活用しながらできることが判ります。また、ITの基礎技術とともに、話をよく聞いたり、判らないところを調べたりするスキルが身に付きます。今回はテープ起こしを実際に体験してみながら、必要なスキルを実感してみます。

※実際にPCで入力してみたりしますので、ノートPCを持参できる方はお持ちください。
  PCが無いけど、これからのために聞いてみたいという方も歓迎です。

[技能]大人のライター・エディター教室~伝える技術をアップ!~

●10月23日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

仕事や趣味に限らず、執筆や編集に携わっている方や、文筆家・フリーライター等を目指す方を応援する講座です。出版を見据えた取材・執筆・編集について学びながら、伝えたいことをいかに表現していくかをスキルアップしていきます。題材の着眼点・取材方法・資料収集・検証方法など、多角的な観点から取り組み、表現・制作することを、もっと楽しく、もっと追求していきましょう。

2015年10月23日(金)
出版と著作権
●平澤 卓人(ひらさわ たくと)
 弁護士・さっぽろ法律事務所
 出版と著作権に関する最新情報・判例などについて解説して頂きます。またインターネットや電子出版などでの著作権の考え方などについても学びます。

2015年11月20日(金)
小冊子と編集
●佐藤 裕子(さとう ゆうこ)
 株式会社 佐藤デザイン室 グラフィックデザイン・視覚デザイン担当
 冊子やチラシ・ポスターなど各種印刷物のデザインを担当。今回は小冊子を題材に編集のコンセプトの実現のためのデザインの試みなどについて学びます。

2015年12月18日(金)
エッセイを書く
●森 久美子(もり くみこ)
 1995 年、朝日新聞北海道支社主催「らいらっく文学賞」に、開拓時代の農村に生きる少女の成長を描いた小説「晴天色の着物」で入賞。以来、朝日新聞北海道版、北海道新聞、読売新聞や、 飛行機機内誌、JR車内誌などに多くのエッセイを連載。2010 年より日本農業新聞のコラム「万象点描」執筆。2014 年 10 月より、連載小説「青い雪」( 日本農業新聞)好評連載中。
 執筆や講演など全国で活躍されているエッセイストで作家の森久美子氏から、エッセイを中心に文章の書き方について学びます。

2016年1月22日(金)
出版と企画
●ナビゲーター くろだとしひこ
 フリーライター。フリーペーパー「SMG」や各種電子出版を発行。イースモール出版代表。
 2014 年にさっぽろ自由学校「遊」で発行した連続講座「福祉社会を考える」の記録図書について編集担当者の話をもとに出版と企画について解説いたします。また出版企画のあり方について学びます。

2016年2月19日(金)
書くための10 のルール 
●ナビゲーター くろだとしひこ
 フリーライター。フリーペーパー「SMG」や 各種電子出版を発行。イースモール出版代表。
 執筆するための10 のルールについて。単行本/フリーペーパー/電子出版などを通して共通する書くためのルールについてご紹介いたします。

[技能]大人のライター・エディター教室~伝える技術をアップ!~

●5月22日(金)開講 全5回 金曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員1,000 円 ユース500 円)

仕事や趣味に限らず、執筆や編集に携わっている方や、文筆家・フリーライター等を目指す方を応援する講座です。出版を見据えた取材・執筆・編集について学びながら、伝えたいことをいかに表現していくかをスキルアップしていきます。題材の着眼点・取材方法・資料収集・検証方法など、多角的な観点から取り組み、表現・制作することを、もっと楽しく、もっと追求していきましょう。

2015年5月22日(金)第1回
出版とライター
●塚崎 英輝(つかざき ひでき)北海道新聞社事業局出版センター担当部長
 北海道の出版文化向上と活性化を後押しする「書物の地域応援団」を目指し、幅広い分野で新聞社ならではの出版事業に携わってきました。現在出版社が望むライター像とはどのようなものかを、お話しします。(1)出版社が求める題材・原稿とは (2)出版社が持つ苦悩や問題点とは (3)出版に求められるライターのスキルや資質など。

2015年6月19日(金)第2回
出版と編集
●大橋 弘一(おおはし こういち)野鳥写真家。「北海道自然雑誌faura」編集長
 北海道の自然環境や動植物、生物多様性について注目が高まっています。北海道の自然を美しい写真で紹介する「北海道自然雑誌faura」。どのように企画・取材・撮影・執筆され出版されていくのか、その過程について解説していただきます。(1)企画と構成 (2)写真と記事(取材と執筆) (3)自然雑誌としての編集とは

2015年7月17日(金)第3回
電子出版
●俵屋 年彦(たわらや としひこ)ソーシャルパワーSOPPORO 創設者、三角山放送局パーソナリティ
 電子出版の歴史や出版方法と運営方法、課題などについて、十数冊の電子書籍を出版した実践をもとにお話しします。紙の本の出版とは違う工夫やソーシャルメディアの活用についても学びます。(1)電子出版の歴史・特徴 (2)出版方法 (3)問題点・課題など

2015年8月21日(金)第4回
札幌のフリーペーパー事情~小冊子の作り方~
●くろだ としひこ 
 フリーライター。フリーペーパー「SMG」や「明日の灯」を発行。
 現在、巷にあふれるチラシ・パンフやフリーペーパー。札幌にどのようなフリーペーパーがあるのか。フリーペーパーを発行するにはどうしたらいいのか。実例を元にフリーペーパーのライティングについて解説します。(1)フリーペーパーの特徴 (2)発行方法 (3)問題点・課題など

2015年9月18日(金)第5回
サイエンス・コミュニケータ としてのライティング~環境ライターを育てる~
●くろだ としひこ 
 フリーライター。フリーペーパー「SMG」や「明日の灯」を発行。
 専門用語や多くの略語などでたいへん難解な科学・技術文書をどのように分りやすくライティングするか、長年テクニカル・マニュアルの制作や技術文書翻訳などに従事してきた講師が解説します。環境ライター育成の取り組みについてもご紹介します。(1)現状を伝えるということ (2)現状の背景や経過をどう表現するか (3)問題点・課題 など

[技能]すきま時間でボランティア~テープ起こしってどうやるの?~

●〈昼の部〉 5月13日(水)開講 全3回 水曜13:00 ~ 15:00  5/13、6/10、7/1
  〈夜の部〉 5月18日(月)開講 全3回 月曜18:45 ~ 20:45  5/18、6/15、7/6
●受講料 1,000 円(3回通し料金)
●講 師 横田 恒一(よこた こういち)
さっぽろ自由学校「遊」会員。今まで20 講座ぐらいのテープ起こしをしている。

25 週年を迎える『遊』ではたくさんの講座の録音データがあります。数年前から少しずつ録音データのテープ起こしをして講座録を作って保存し始めています。やってみると、自宅で、すきま時間を活用しながらできることが判ります。また、ITの基礎技術とともに、話をよく聞いたり、判らないところを調べたりするスキルが身に付きます。今回はテープ起こしを実際に体験してみながら、必要なスキルを実感してみます。
※昼と夜の講座がありますが、内容は同じです。
※実際にPCで入力してみたりしますので、ノートPCを持参できる方はお持ちください。PCが無いけど、これからのために聞いてみたいという方も歓迎です。

5月13日(水)昼/5月18日(月)夜
テープ起こしの準備
 テープ起こしの意味、活用方法など背景を紹介し、効果を考えます。テープ起こしを通して必要になるスキルや身に付くスキルを紹介します。テープ起こしに便利なソフトやブラインドタッチの基本を紹介し、音声データを聴きながらの入力を体験します。

6月10日(水)昼/6月15日(月)夜
実際にやってみよう
 自宅で練習してみての質問、感想。実際の講座の音声データを手分けしてテープ起こしをする準備をします。手分けしてテープ起こしをする際の手順や運用を整理します。テープ起こしは自宅に持ち帰って行って頂きます。

7月1日(水)昼/7月6日(月)夜
体験の感想、これからに向けて
 参加者で実際にテープ起こししたデータをもとに、体験談や改善点を考えます。その後のテープ起こしを継続してみたい方を募り、具体的な運用方法を考えます。

[ゼミ・学習会]読書室 よりみちまわりみち

● 10 月~ 12 月 第2・4水曜日 14:00 ~ 16:00
  10/14, 10/28, 11/11, 11/25, 12/9, 12/23( 祝)
●参加費(3か月分) 2,000 円 * 体験(1回)500 円 
★お茶・お菓子つき
●お世話係 滝口香織(たきぐち かおり) さっぽろ自由学校「遊」事務局
 毎回の読書室を心地よく過ごしていただけるよう、お茶とお菓子を用意してお待ちしております。

「読書仲間をつくり、よりいっそう読書を楽しみたい!」という声を形にしました。毎回、お好きな本をお持ちいただき、自分のペースで本を読んだり、他の参加者とお話したりして過ごすことのできる読書室です。本について話題を共有するなかで、同じ本を読む仲間が見つかるかもしれません。読書を通して、知的で自由なひとときを楽しみませんか?

[ゼミ・学習会]松下圭一著 『成熟と洗練―日本再構築ノート』を読む

●10月14日(水)開講 全6回 月1回水曜18:45 ~ 20:45
 10/14, 11/11, 12/9, 1/13, 2/10, 3/9
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円 (単発 一律1,000 円)
●コメンテーター 森 啓(もり けい)
 中央大学法学部卒、神奈川県自治総合研究センター研究部長、北海道大学法学部教授を経て、現在・北海学園大学法科大学院講師。自治体政策研究所 理事長。
(詳細はブログ「自治体学」http://jichitaigaku.blog75.fc2.com/ を参照)

前期開講の「市民自治とは何か~民主主義の理論・松下圭一を読む~」に引き続き、後期は松下圭一さんのエッセイ集「成熟と洗練―日本再構築ノート」を読み込みます。2006 年ごろから東日本大震災を挟んだ2012 年まで、松下さんが日本の政治・社会が直面する時々の課題を、友人・知人、後輩と論議したスタイルになっています。憲法、労働問題、官僚制度、地方自治、震災対策…と取り上げるテーマは多彩です。そこにうかがえるのは松下さんのいう「転形期」にある日本社会の姿です。これらに対し、松下さんの長年培った学識、豊富な社会経験を踏まえた「松下学」の精髄が綴られています。松下さんは今年5 月他界されましたが、まさに遺言の書といったところです。前期に松下理論の根幹を解説していただいた森啓さんに再びコメンテーターとして、レポーターを補足してもらいます。「松下学」を学ぶとともに、課題解決の糸口を論議する講座です。

●テキスト 松下圭一著『成熟と洗練―日本再構築ノート』(公人の友社、2012 年)2,700 円
※テキストは各自ご用意ください。

[ゼミ・学習会]戦前から戦後の教育を考える

●5月28日(木)開講 全5回 木曜19:00 ~ 20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 1回500円 5回通し2,000円
●講 師 北村 公一(きたむら きみかず)
小学校教員。2013 年、さっぽろ自由学校「遊」正会員になる。学生時代、久田栄正法律研究室で卒論「教育基本法第10 条論」を書く。教育現場での経験を振り返りながら教育について考えていきたいです。
●参考文献 山住正巳著『日本教育小史―近・現代―』岩波新書

戦後70年、現在、教育は、大きく変わろうとしています。ここでもう一度、明治から敗戦までの教育をたどりなおすことは、意義あることです。また、戦後すぐの平和憲法や教育基本法のもと民主教育が行われました。その原点も確かめたいと思います。やがて教育は、国家主導のものとなり変遷していきます。その道筋をたどりながら私たちは、どんな教育を理想とするのか参加者と一緒に考えたいと思います。
※最初の1時間は、問題提起。残り30分で感想、話し合いをします。

2015年5月28日(木)
明治から敗戦までの教育 
 1871年文部省創設、1872年学制発布から1945年敗戦まで教育に関わる出来事をみていきます。最初に学制ができた明治、大正、昭和の敗戦まで概括したいと思います。資料:教育勅語、当時の教科書、唱歌、墨塗り教科書など

2015年6月25日(木)
花ひらく民主教育
 1947年学習指導要領(試案)を読み、1950 年代の教育に関わる出来事をみていきます。「戦後民主教育」というものが模索され盛り上がりました。資料:「やまびこ学校」、「島小学校の教育」を音、映像、写真などで紹介します。

2015年7月23日(木)
教育の変遷1
 1958年学習指導要領が官報に告示され「法的拘束力」が強化された60 年、70年代をみます。1977年学習指導要領で「ゆとり」の登場。一方で旭川学テ判決、教科書裁判などありました。
資料:1965年「期待される人間像」1971年中教審答申、80年代臨教審答申

2015年8月27日(木)
教育の変遷2
 1989 年から2001年まで(新しい学力観、生活科の出現、土曜休日)提案時代
 2001年から現代まで(「ゆとり批判」、学力重視、総合学習の出現)実現化
資料:14期~ 16期中教審答申、2006 年教育基本法

2015年9月24日(木)
今後の課題と展望
 様々な教育実践の紹介を通して何が問題か探ります。
資料:2010年学習指導要領、教科書検定制度 

[ゼミ・学習会]市民自治とは何か~民主主義の理論・松下圭一を読む~

●5月13日(水)開講 全5回 水曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員4,000円 ユース2,000円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円
●講 師 森 啓(もり けい)
中央大学法学部卒、神奈川県自治総合研究センター研究部長、北海道大学法学部教授を経て、現在・北海学園大学法科大学院講師。自治体政策研究所理事長。主な著作『文化行政』『自治体の政策形成力』『文化の見えるまち』『新自治体学入門』。(詳細はブログ「自治体学」http://jichitaigaku.blog75.fc2.com/ を参照)

市民自治とは民主主義の理論である。国民の運命に関わる重大なことを、政府が秘密にして、それを知ろうとすると「懲役10 年」の刑罰にする「秘密保護法」、日本が攻撃されていなくても、同盟国が戦争を始めると、攻撃されたとして自衛隊を参戦させる「集団的自衛権」など、「安倍内閣の暴走」を止める論拠を見出すために松下圭一を読む。

●テキスト
『市民自治の憲法理論』(岩波新書、1975)、『日本の自治・分権』(岩波新書、1996)、『政治・行政の考え方』(岩波新書、1998)いずれも松下圭一著。
※テキストには絶版になっているものがあります。お持ちでない方は、こちらで一括購入(中古品を含む)したいと思いますので、講座お申込の際に「テキスト希望」の旨をお知らせください。( テキスト代は別途お支払いいただきます)
  
●参考書
『戦後政治の歴史と思想』(ちくま学芸文庫、1994)、『ロック『市民政府論』を読む』(岩波現代文庫、2014)、『政策型思考と政治』(東大出版会、1991)以上、松下圭一著。大塚信一『松下圭一 日本を変える』(トランスビュー、2014

2015年5月13日(水)第1回
日本の憲法理論
 憲法は1946 年、天皇主権から国民主権の憲法に変わった。だが「国家統治の憲法理論」は変わらなかった。今も大学では「国家統治」を講義している。なぜであろうか。なぜ戦前の国家理論が続いているのかを考察する。それは憲法前文に「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意して憲法を確定した」私たちの責務である。民主主義は「国家が国民を統治支配する」ではない。

2015年6月3日(水)第2回
国家統治と市民自治
 「国家」の言葉は、権力の場に在る人達の「隠れ蓑」である。「騙しの言葉」である。「国家が国民を統治支配する」ではなくて、「国民が政府を制御し交代させる」のである。「国民」の語は、曖昧な「国家三要素説」によって「国家の一要素」にされるから、暫くは使わないのが賢明。「国家」でなく「政府」 「国民」でなく「市民」で考える。思考の道具は「言葉」である。

2015年7月1日(水)第3回
市民の成熟
 民主主義の政治主体は人々(People) である。自由で平等な「市民」が「政治主体」である。「市民」とは。「市民」と「住民」の違い。皇民・臣民、国民、人民、常民、平民、住民、市民、大衆、民衆。

2015年7月29日(水)第4回
市民政府の理論
 自治体とは役所のことか、札幌市と札幌市役所は同じ意味か。自治体学は「政府」と「市民」の理論、市民自治の「政府信託理論」である。 選挙の翌日、市民は「陳情・請願の立場」に逆転する。国家学は、その「理論と制度」を批判しない。国家学と自治体学。

2015年9月2日(水)第5回
民主政治の条件
 人類史の二回目の大転換-都市型社会の成立。市民社会の成熟。「知っている」と「分かっている」の違い。(講座参加者による討論)

[ゼミ・学習会]トマ・ピケティ著 『21世紀の資本』を読む

●10月28日(水)開講 全5回 月1 回水曜18:45 ~ 20:45 
 10/28、11/25、1/27、2/24、3/23
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 一般5,000 円 会員4,000 円 ユース2,000 円

<前期>
●5月20日(水)開講 全5回 月1 回水曜18:45 ~ 20:45 
 5/20、6/10、7/8、8/5、9/9
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員4,000円 ユース2,000円
●チューター 宮田 和保(みやた かずやす)
熊本県生まれ。北海道大学卒業。現在、北海道教育大学教授。専門は、理論経済学( マルクス経済学、現在はマルクスの信用理論に主眼をおいています) と言語理論( 現在は日本語、英語、ドイツ語を比較検討しながら、通説の批判的検討をおこなっています)。せっつかれるのが極めて苦手で、マイペースでしか生きていけない性格です。

ピケティ『21 世紀の資本』がすでに多くの雑誌や新聞をにぎわしています。賛成派は格差社会を実証的に明らかにし、新自由主義政策の問題点を明らかにしたとする一方、批判派は統計資料が曖昧であるばかりか、資本を規制するなどはとんでもなく、資本が一国から逃げてしまうではないか、国際的な累進課税など空想の産物だ、として従来の新自由主義政策を頑迷に守る保守派的な論調を訴えています。私たちは、ピケティの主張をまず正確に把握して、現代の経済社会を見る目を鍛え、そしてアベノミクスの危険性にまで透視できたならば、と思い、このピケティのテキストを読んでみたいと思います。大著ですが、あわてず、一回で一つの章をクリアすれば充分だという立場から、読書会を始めてみたいと考えています。 読みおえなかった部分は、また次に考えたいと思っています。経済の用語に慣れるだけでもすごいと思っています。そうすれば、アベノミクスの問題点と社会の変革の道もおのずと分かると確信しています。

●テキスト トマ・ピケティ著『21世紀の資本』(みすず書房、2014)5,940 円
※テキストは各自ご用意願います。

[ゼミ・学習会]読書会「戦争とは・・・?」~ともに学び考えよう!~

●7月27日(月)開講 全3回 月1回月曜18:45 ~ 20:45 7/27、8/31、9/28
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費  通し1,200円 単発500円

山中恒という80 歳を過ぎた児童文学者をご存知ですか。児童文学と共に「ボクラ少国民シリーズ」「アジア太平洋戦争小史」等、戦争にかかわる本も多く出しています。その中で少国民として戦争に組み込まれた自分を顧み、なぜあの戦争は起きたのかをするどく分析しています。日に日に不穏になってきている日本の状況の中で、もう一度戦争について真剣に考えてみませんか?

●テキスト 『戦争ができなかった日本―総力戦体制の内側』(山中恒著、角川one テーマ21 新書版、761 円)
<この本の構成>
第1 章 戦争で儲けよう/第2 章 戦費とは何か/
第3 章 生産力が戦争の勝敗を決する/第4 章 戦争のメンタリティ/
第5 章 資源がない、物がない/第6 章 軍需バブルはじける/
第7 章 勝てるはずがなかった戦争

[ツアー]札幌発着 カンボジア・スタディーツアー7日間 アンコールワットと カンボジアの今をまるごと学ぶ旅

●日程 2015 年11 月28 日(土) ~ 12 月4日(金)
 6泊7日 千歳発着
●旅行代金 180,000 円(諸経費別。詳しくはお問い合わせを)
●定員14 名  
★募集締切9月20 日(定員になり次第締め切ります)

アンコール遺跡群、内戦の傷跡、人々の暮らし、世界から押し寄せる支援とカンボジア社会の自立、子ども・女性・障害者の人権など、多角的な視点から学ぶ旅です。
現地の方々との出会いや旅の仲間との語らいを通して、カンボジアのこと、そして日本のことを考える時間にしましょう。

カンボジア・スタディーツアー説明会
カンボジアはどんな国? 行程は? 訪問先は? など、ツアー参加申込みした方、まだ考え中の方を対象に、今回のスタディーツアーの概要をご説明します。
 ●9月12 日(土)14:00 ~ 15:30(前半は説明、後半は質問タイム)
 ●会場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
 ●参加費不要   ★前日までにお申込みください(定員25 名)

[映画上映]ドキュメンタリー映画「ウリハッキョ」上映会

●日 時 10月17日(土) 
     10:00 / 14:00 / 18:00 3回上映
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」 (愛生舘ビル6F 604)
●参加費 500 円 
*必要経費を除いた残金は北海道初中高級学校へのカンパとします。
「ウリハッキョ」 
2006 年制作/上映時間131 分/監督:金 明俊(キム ミョンジュン)

★関連講座「在日コリアンのいまから、日本社会を考える」
金監督が2002 年から2005 年までの3年間、札幌平岡にある北海道朝鮮初中高級学校の寄宿舎に泊り込み学生達の日常を描いたドキュメンタリー映画です。(2006 年釜山国際映画祭雲波賞授賞)

[映画上映]新潟水俣病公式発見から50 年 ドキュメンタリー映画 「阿賀に生きる」上映会

●日 時 11月15日(日) * 開場12:30
1回目  13:00 ~ 15:00
シネマトーク① 15:15 ~ 16:00
2回目     16:15 ~ 18:15
シネマトーク② 18:30 ~ 19:00
●会 場 札幌市教育文化会館 4F講堂
(札幌市中央区北1条西13丁目)
●参加費 前売1,000 円 当日1,200 円
●ゲスト 小林 茂(こばやし しげる)
新潟県長岡市在住 札幌では「こどものそら」他の作品でもおなじみの監督。新作「風の波紋」が完成間近。

「阿賀に生きる」 
1992 年制作/監督:佐藤真 撮影:小林茂/第24 回ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭、サンダンス・フィルム・フェスティバル IN TOKYO 他多数受賞

★関連講座「なぜ第二水俣病はふせげなかったのか」
『20年前、カメラは未来を写していた』
 映画の主役は三組の老夫婦。スタッフが現地に住み込み、3年間に亘って撮影をした。制作20周年を記念して、全国の多くの人々に呼びかけ、このデジタル化の時代にあえてフイルムをニュープリントした。全国各地の上映会で、たくさんの若者の共感を得ている作品をぜひご覧ください。

[映画上映]映画「100 年の谺―大逆事件は生きている」上映会

日本の近代史の中で、こんなにひどい思想弾圧事件があっただろうか。
それから100年。国家と私たちの関係は、どれほど変わったというのだろう。

1911年(明治44年) 絞首刑12名、無期懲役12名を出した大逆事件は、その後の研究で、大逆罪に名を借りた社会主義者、無政府主義者への弾圧であり、国家によるフレームアップ事件であることが明らかになっている。
この映画では、管野須賀子をはじめ、大逆事件の犠牲者たちが何を考え、何をしようとしたかを明らかにするとともに、事件に対する日本の文学者達の数少ない反響を、当時フランスで起こったドレフュス事件との対比を絡めてみていく。
戦後になっても、大逆事件は再審の厚い壁に阻まれてきたが、事件の真相が明らかになってくるにつれて、各地で犠牲者の名誉回復や顕彰をする活動が生まれ、現在に至っている。
大逆事件とはなんだったのか? 国家と司法、国家と人権、国家と私たち……。100年たった現在もなお、それは私たちの胸の中に重い問いとして、谺(こだま)のように響き続けている。

●日 程 6月27日(土) 午前~夜間 1日4回上映
●会 場 札幌市教育文化会館 4階講堂(156 席)
( 札幌市中央区北1 条西13 丁目)

●入場料 前売1,000 円 当日1,200 円
※ユース料金(25歳以下):500円(当日に受付)
  ※中学生以下無料

●タイムテーブル
 各回、北村巌さんのミニ解説20 分+上映90 分= 110 分
  ① 10:30 ~ 12:20  ② 13:30 ~ 15:20
  ③ 16:00 ~ 17:50  ④ 18:30 ~ 20:20

●チケットオンライン購入→  http://peatix.com/event/84253

●前売券取扱いプレイガイド・店舗(4月下旬より順次扱い予定)
・大丸藤井プレイガイド
・道新プレイガイド
・教育文化会館プレイガイド
・新さっぽろデュオプレイガイド
・これからや
・みんたる
・アースカバー
・らる畑
・くすみ書房
・ソクラテスのカフェ
・北海道キリスト教書店
・札幌映画サークル
・さっぽろ自由学校「遊」

●主 催 さっぽろ自由学校「遊」   
●協 力 札幌映画サークル   
<講師プロフィール> 北村 巌(きたむら いわお)さん 
北海道文教大学講師。道内の公立学校に勤務の傍ら評論活動を続け、94年「島木健作論」で北海道新聞文学賞受賞。北海道立文学館や函館市文学館などを経て、現在に至る。著書に「有島武郎論」「金子喜一とその時代」「大逆罪」など。札幌在住。

<映画について>
ドキュメンタリー映画『100 年の谺―大逆事件は生きている』(90分/ 2012 年 脚本:藤原智子 演出:田中啓)

2012年キネマ旬報ベストテン 文化映画部門第5位
第25回東京国際女性映画祭出品作品

映画公式サイトhttp://taigyaku-movie.net/
【用語解説】
■フレームアップとは?
 事件を捏造したり,犯人にしたてあげたりすること。でっち上げ。捏造とは、実際になかったことを事実のように仕立て上げること。

■大逆罪とは? 
 明治15(1882)年に施行された旧刑法の規定。明治41(1908)年施行の現刑法にも引き継がれ、昭和22(1947)年まで存続した。天皇、皇后、皇太子などに危害を加える事、又は加えんとする事を指した犯罪類型で、科せられる刑罰は死刑のみが規定されていた。

■ドレフュス事件とは?
 1894年フランスのユダヤ系の陸軍大尉A・ドレフュスがドイツのスパイとして逮捕、終身刑に処せられた冤罪事件。3年後真犯人が判明したが,軍部は事実を隠蔽。 作家エミール・ゾラ等の糾弾により1899年、有罪のまま特赦で釈放された。1906年、無罪判決を勝ち取った。
◎後援団体のみなさま(順不同) 
応援ありがとうございます!

・アムネスティ・ノルテ札幌
・メディアアンビシャス
・札幌YWCAピースアクション委員会
・札幌地区カトリック正義と平和委員会
・札幌郷土を掘る会
・真宗大谷派北海道教区教化委員会
・治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟北海道本部
・北海道キリスト教書店
・北海道教職員組合
・北海道教職員退職者協議会
・北海道高等学校教職員組合連合会
・北海道平和運動フォーラム
・北海道労働文化協会
・日本キリスト教婦人矯風会札幌
・日本基督教団新発寒教会 
・日本国民救援会北海道本部
・日本ジャーナリスト会議北海道支部
・日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会
・靖国神社国営化阻止キリスト者グループ
・北大生宮澤弘幸「スパイ冤罪事件」の真相を広める会
・「君が代」・「日の丸」の強制と法制化に反対する市民の会

[公開講演会]獄中メモは問う~作文教育がなぜ「罪」に~

●日 時 11月23日(月・祝) 
      開場13:30 開演14:00(終了予定16:00)
●会 場 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール) 第1会議室
       (札幌市中央区北1条西1 丁目)
●参加費 1,000 円
●講 師 佐竹 直子(さたけ なおこ)
北海道新聞釧路支局記者。著書『獄中メモは問う 作文教育が罪にされた時代』
(道新選書、2014年)。2015年8月、日本ジャーナリスト会議賞を受賞。

第2次大戦中、作文指導に励んだ教員が次々と治安維持法違反容疑で逮捕される「北海道綴方教育連盟事件」がありました。今回お招きする新聞記者・佐竹直子さんは、2013 年に見つかった「獄中メモ」を手掛かりに、北海道で起きたこの弾圧事件の実像に迫るルポを執筆しました。取材の経緯や出版への想い、本に込めたメッセージをうかがい、70 年以上の時を経て、現代に問いかけられていることを考えたいと思います。

[公開講演会]ナウトピアへ サンフランシスコの直接行動

●日 時 10月10日(土) 14:00 ~ 16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 1,000 円(ユース500 円)
●講 師 堀田 真紀子(ほりた まきこ)
福岡県生まれ。1994 年より北海道大学で教鞭をとる。専門は芸術の社会機能。札幌の自宅一部を開放して、芸術の発想を生活の変化へつなげる「ひと・ギャラリー森のひろば」、大学の研究プロジェクトをベースに、生活の文化と社会変革の関係について考える「草の根文化研究会」(http://kusanone-bunka.com)主宰。近年は、パートナーが立ち上げた由仁実験芸術農場という自然やコミュニティをまきこむものづくりの場を手伝いながら、札幌から夕張郡へと段階的な移住をすすめる。2015 年3月、これらの場の運営と、田舎暮らしを本格化させるため、北海道大学を辞職。

サンフランシスコを中心としたベイエリアは、ヒッピーやフラワー・チルドレンの発祥地だけあり、いまも、直接の行動によるパフォーマンス的な社会運動がさかんだ。「ナウトピア」とは、60年代から脈々と続くこの伝統を、クリス・カールソンがまとめた言葉。ユートピアは、私たち一人一人が納得のいく暮らしを「今、ここ」からはじめる…その営みの総体からこそ、つくられるのだという含みがある。
その触媒になろうとするものがナウトピアンの社会運動だ。彼らの共通点は、環境問題について語り続ける暇があったら木を植えるというように、言葉よりも先に実例で示すこと、つまり社会運動が即、新しい世界の実演になることだ。それをストリートで、堂々披露しながら、祝祭として楽しむ。その積み重ねから、新しい世界の発想、イメージ、夢、ノウハウが次第に蓄積され、共有されていくが、そうやって培われ、「素敵」、「真似してみたい」と次第に人々の欲望を集める文化の創造こそ、実は革命を起こすための武器庫なのだ。
このトークでは堀田が4年にわたってサンフランシスコを中心としたアメリカ、ベイエリアで参与観察してきた、そんなナウトピアンたちの紹介を皮切りに、これからの私たちの社会に必要な変化を仕掛ける生き方や運動のあり方について、みなさんと一緒に考えることができればと思っています。

[公開イベント]職場の悩み解決します!~団体交渉って何? ロールプレイで学びます~

●日 時 10月26日(月) 18:45 ~ 20:45 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●参加費 500 円

「勤務時間が約束と違う」「休暇が取りにくい」「残業しているのにその分の保証がない」「職場の雰囲気が悪くて気がめいる」「仕事の手順などをしっかり教えてくれずに怒鳴られる」・・・等々、職場のことで困っていませんか?この講座はそんな悩みを解決していくにはどうしたらいいか、模擬の団体交渉等を通して一緒に考えてみます。前期の講座「学校で労働法・労働組合を学ぶ」の続編です。どうぞ気軽に参加してください。特に団体交渉の威力を知らない若者、女性、中高年の方、どなたでも大歓迎です。

[公開イベント]『書棚から歌を』~著者 田中綾さんのお話を聞こう~

●日 時 10月31日(土) 14:00 ~ 16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F 604)
●受講料 事前予約800 円 当日1,000 円 
●講 師 田中 綾(たなか あや) 
北海学園大学人文学部教授 著書『書棚から歌を』(深夜叢書社)

毎週日曜日北海道新聞の短歌欄に連載されている「書棚から歌を」というコラムをごぞんじでしょうか。冒頭にまず今週の短歌とまつわる解説があり最後に今週の一冊の紹介があります。そのコラムがこのたび一冊の本になり出版されました。『書棚から歌を』(深夜叢書社)です。目次をひもとくと『小林多喜二の手紙』、『ホームレス歌人のいた冬』(三山喬)、『豆腐屋の四季』(松下竜一)、『ハンセン病者の軌跡』(小林彗子)、『長崎・その時の被爆少女』(横手一彦編著)、『石牟礼道子全集 不知火』第1巻・・・等々、コラム著者の田中さんのお人柄・生き方が自ずと浮かんできます。札幌在住のこのような方のお話こそぜひ遊でお聞きしたいものだと今回の企画に至りました。ぜひご参加ください。
※会場の都合で先着30 名様までの入場とさせていただきます。受講をご希望の方はなるべく事前申し込みをしていただくようお願いいたします。

[公開イベント]アフガン難民の 教育支援から考えるジェンダー~RAWAの活動報告~

●日 時 11月12日( 木) 18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」( 愛生舘ビル6F 604)
●受講料 1,000 円(ユース500 円)
●講 師 清末 愛砂( きよすえ あいさ)
1972 年生まれ。ジェンダー法学( 特に女性に対する暴力)、家族法、憲法を研究。現在、室蘭工業大学大学院准教授。近著『すぐにわかる戦争法=安保法制ってなに?』(七つ森書館、2015、共著)。

1979 年のソ連による軍事介入、内戦、ターリバーン政権の支配、干ばつ、2001 年の米英軍等による軍事攻撃により、多数のアフガン人が故郷を去らざるを得なくなり、隣国のパキスタンやイランで長期にわたる難民生活を送ってきました。本講座では、アフガニスタンのフェミニスト団体RAWA(アフガニスタン女性革命協会)が、活動の一環として運営しているパキスタン在住のアフガン難民を対象とするヘワド高校の教育の内容とその意義、およびアフガン社会や異郷における難民コミュニティ内のジェンダー問題について、報告します。

[公開イベント]シンポジウム  刑務所は最後のセーフティネットか?~誰もが居場所のある社会へ~

●7月11日(土) 開場13:10 開演13:30
  (終了予定15:40)
●会 場 札幌市教育文化会館 305 研修室
  ( 札幌市中央区北1 条西13 丁目)
●参加費 1,000 円
基調講演「累犯障害者・高齢者問題の現状と課題」 
  佐藤 一さん(北海道新聞)
ミニレクチャー 
  石井 隆さん(北海道地域生活定着支援センター所長)
  直山 敬弘さん(弁護士)
パネルディスカッション

刑務所の中には、障害や高齢などのために自立した生活を送ることができず、万引きや無銭飲食といった比較的軽い罪により実刑を受けることになった人が少なくありません。一度出所しても貧困や生きづらさのために社会復帰を果たせず、罪を繰り返してしまう人もいます。この「累犯障害者・高齢者」と呼ばれる問題は、近年ようやく社会的に着目されるようになり、支援のための新しい制度が動き出しました。シンポジウムで、この問題のこれまでの経緯や現状、課題を学び、誰もが居場所のある社会をつくるためにはどうしたらよいか、一人ひとりが考える機会にしたいと思います。

[公開イベント]わかったことは、誰でもない「わたし」がいるってこと

【逆境を突き抜けたベロ亭の人生のQOL 語り継ぎ塾 札幌篇】

[1]喜怒哀楽の温度差に思いを馳せて  6月23日( 火) 18:45 ~ 20:45
[2]生きづらさこそ、あるがままの豊かさへの鍵 6月30日( 火) 18:45 ~ 20:45
★1日限りでも参加可能ですが通しの参加がおすすめです。

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 2回通し 一般2,800円 会員・ユース1,800円
     ( 単発 一般1,500円 会員・ユース1,000円)
●講 師 
・米谷 恵子( よねたに けいこ) 
詩人、ものかき、日本語教師、自閉症スペクトラム支援士。「子を持つ・持ちたいLGBT に思いを寄せ、生と死を思う辺境の森」提唱者として、少数派の「自死」と苦悩に向き合う「Sotto 虹」主宰。  
・岩国 英子( いわくに ひでこ)
心のウチを粘土にこめてつねに新しい表現に挑戦しつづける「やきもの師」。凸凹陶芸教室主宰。家屋工事技師。地元FM ラジオDJ ではLGBT をはじめ人権問題も発信。著作『土器の唄がきこえるか』

●ベロ亭って?
40 年に渡る人生の伴侶であるおふたりと、今は巣立たれた5人の子どもたちの住まい。女同士のパートナーシップを「ベロ亭」と呼んだり、工房名にしたり。「ベロ亭やきもの&詩キャラバン」では1981年から女ふたりの表現を生き方とともに届ける展示即売・交流ツアーを全国600ヶ所で展開。

●コーディネーター 景平 洋子( かげひら ひろこ)
5年ほどベロ亭に住み、ベロ亭キャラバンに8年間絵描きとして参加した経験をもつ。1998年より札幌在住。
「やきもの&詩キャラバン」で何度も来道している福井県のベロ亭が、10 年ぶりの訪問でワークショップを。Eテレドキュメントでも反響を呼んだ、多面的な「当事者」性を生きてきたベロ亭と、人生の絡まりをゆるやかにひもといて編み直してゆくような時間を一緒に作りませんか。人の痛みに、自らの苦悩に、喪失体験に立ち往生する人の参加歓迎です。