2014年度講座

2014年度に開催した講座をご紹介します。

2014年度

[語学・コミュニケーション]出会う英語 Listen & Talk ! <後期>

●10月6日(月)開講 後期18 回
 毎週月曜19:00 ~ 20:30 (10/6 ~ 3/16)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 学生24,000 円
  *体験(1回のみ)1,000 円
●講師 
Dilip BK Sunar(ディリップ) ネパール出身
Margaret CO (マーガレット) フィリピン出身

英語は、世界じゅうの異なった文化や歴史をもつ人たちと交流するためのツールのひとつです。このクラスでは、環境・平和・人権などのテーマについて、身近な話題を切り口に、英語で話し合います。まずは、つたなくても間違ってもいいから、躊躇しないで話してみるのが第一歩。だんだん使える語彙が増え、自分の考えを英語で言えるようになります。それは、自己を再認識したり、多様なものの見方に触れたり、知識や考えを深めたりすることにつながります。話すことに自信がない方は、まず講師や参加者の話に耳を傾けることから始めてみましょう。

皆様へ ~メッセージ~
All of you are most welcome to talk and discuss in English at Freedom School. Together lets get into various topics, get know each other and exchange our views and ideas. Bring your hopes to a issue or just be socialized, get informed or let others , the everyday matters around us in English language has never been so fun and helpful. I
look forward to see you all and can’t wait building a new community. Never End Peace and Love.

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル<後期>

~ヨロブン ハムケ ハングンマルル ペウプシダ~ ( 皆さん 一緒に 韓国語を 習いましょう)

●10月6日(月)開講 後期18 回
 毎週月曜18:30 ~ 19:50 (10/6 ~ 3/16)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 学生24,000 円
 *体験(1 回のみ) 1,000 円 
●講師 姜 志映(かん じよん)北海道大学大学院 工学院研究生

「ヨロブン=皆さん」から始まって「ペウプシダ=習いましょう」と終わるように、日本語と韓国語とその語順は同じです。文字も、ひらがなと同じく表音文字。「しんぶん」と「シンムン」は「新聞」、「はんせん」と「ハンジョン」は「反戦」というように共にする漢字語がとても多いのも、なじみやすいところ。もっとも、同じ表音文字とはいっても、母音と子音とで構成されるハングルは、音には敏感で、そこはなかなか難しい。学ぶ中ですっかり同じというところや、全く違うところに気づいて、いつもは意識していない日本語の思わぬ発見があったりするのもおもしろい。ドラマ・映画・音楽、そして食べることなど、日韓の日常生活のあれこれに触れながら、行きつ戻りつしつつ学んでいきます。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]中国語、はじめの一歩!<後期>

●10月6日(月)開講 後期18 回
 毎週月曜19:00 ~ 20:30(10/6 ~ 3/16)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10 名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000 円 会員28,500 円 学生24,000 円
     (分割払い可)
     *体験(1回のみ) 1,000 円
●講 師 李 華(り か)北海学園大学非常勤講師

中国語は世界中で最も多くの人が話している言語です。日本を訪ねる中国人観光客も多く、各地の観光名所や百貨店では「銀れん」という中国のカードを使えるところがほとんどです。日と中国は永遠の隣人であり、言語を通じた日中異文化理解は欠かせません。さあ皆さん、楽しみながら中国文化、中国語の世界に「はじめの一歩」を踏み出しましょう!

●教 材 「《最新2 訂版》中国語はじめの一歩」(白水社、2,310 円)

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル

~ヨロブン ハムケ ハングンマルル ペウプシダ(皆さん 一緒に 韓国語を 習いましょう)~

●5月12日(月)開講 全36回 (5月~2015年3月)
 毎週月曜18:30~19:50(入門コース)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10名(最少催行5名)
●受講料 一般55,000円(分割30,000円×2)会員52,000円 学生48,000円
 *体験(1回のみ) 1,000円 
●講師 奇 春花(キ チュナ)北海道大学教育学院博士課程

「ヨロブン=皆さん」から始まって「ペウプシダ=習いましょう」と終わるように、日本語と韓国語とその語順は同じです。文字も、ひらがなと同じく表音文字。「しんぶん」と「シンムン」は「新聞」、「はんせん」と「ハンジョン」は「反戦」というように共にする漢字語がとても多いのも、なじみやすいところ。もっとも、同じ表音文字とはいっても、母音と子音とで構成されるハングルは、音には敏感で、そこはなかなか難しい。学ぶ中ですっかり同じというところや、全く違うところに気づいて、いつもは意識していない日本語の思わぬ発見があったりするのもおもしろい。ドラマ・映画・音楽、そして食べることなど、日韓の日常生活のあれこれに触れながら、行きつ戻りつしつつ学んでいきます。ご一緒しませんか。

[語学・コミュニケーション]中国語、はじめの一歩!

●5月12日(月)開講 前期18回
 毎週月曜18:30~20:00(5/12~9/29)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000円 会員28,500円 学生24,000円 (分割払い可)
     *体験(1回のみ) 1,000円
●講 師 李 華(リ カ)北海学園大学非常勤講師
●教 材「《最新2訂版》中国語はじめの一歩」(白水社、2,310円)

中国語は世界中で最も多くの人が話している言語です。日本を訪ねる中国人観光客も多く、各地の観光名所や百貨店では「銀れん」という中国のカードを使えるところがほとんどです。日本と中国は永遠の隣人であり、言語を通じた日中異文化理解は欠かせません。さあ皆さん、楽しみながら中国文化、中国語の世界に「はじめの一歩」を踏み出しましょう!

オリエンテーション&無料体験レッスン
4月28日(月) 18:30~20:00
*参加ご希望の方は、事前に「遊」事務局までご連絡ください。

[語学・コミュニケーション]出会う英語 Listen&Talk!

●5月12日(月)開講 前期18回
 毎週月曜19:00~20:30 (5/12~9/29)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000円 会員28,500円 学生24,000円
*体験(1回のみ)1,000円
●講師 
Dilip BK Sunar(ディリップ) ネパール出身
Margaret CO (マーガレット) フィリピン出身
David Farrell (デービッド) イギリス出身

英語は、世界じゅうの異なった文化や歴史をもつ人たちと交流するためのツールのひとつです。このクラスでは、環境・平和・人権などのテーマについて、身近な話題を切り口に、英語で話し合います。まずは、つたなくても間違ってもいいから、躊躇しないで話してみるのが第一歩。だんだん使える語彙が増え、自分の考えを英語で言えるようになります。それは、自己を再認識したり、多様なものの見方に触れたり、知識や考えを深めたりすることにつながります。話すことに自信がない方は、まず講師や参加者の話に耳を傾けることから始めてみましょう。

皆様へ ~メッセージ~
All of you are most welcome to talk and discuss in English at Freedom School. Together lets get into various topics, get know each other and exchange our views and ideas. Bring your hopes to a issue or just be socialized, get informed or let others , the everyday matters around us in English language has never been so fun and helpful. I look forward to see you all and can’t wait building a new community. Never End Peace and Love.

[語学・コミュニケーション]英語で開く世界のトビラ~読む、観る、聴くで幅広く~

●5月21日(水)開講 前期5回
 月1回水曜19:00~20:30
 5/21、6/18、7/16、8/27、9/17
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般9,000 円 会員8,000 円 学生7,000 円
 *体験(1回のみ)1,000円
●講師 吉田 三千代(よしだ みちよ)
ネイバーズ代表。1998年に「飛んでけ!車いす」の会を設立。障がい者、先住民関連での通訳・翻訳が主分野。英会話講師としては30年。
●講師 滝口 香織(たきぐち かおり)
さっぽろ自由学校「遊」事務局スタッフ。2006年より、当団体の英語関連企画のアシスタントやコーディネーター、翻訳・通訳業務を務める。

日本のマス・メディアでは流れない世界の出来事を、英文記事や映像素材を通して学びます。人権、子ども、保健衛生、労働、紛争、開発、貧困、環境、エネルギー、貿易などのテーマを取り上げ、理解したことを参加者同士で意見交換(日本語で)します。世界の動きを知りたい人、日本を客観的に考えたい人、ぜひご参加ください。
※クラスでは、テキストの読解をメインに、視聴覚素材を補助的に使用します。テキストのレベルは、中・上級レベルです。クラスの仲間と苦楽をともにしながら、あきらめずに続けましょう! 

[暮らし・環境]こんなとき、あなたはどうする?~お金にかかわる安心と責任を考える~

●10月3日(金)開講 全6回 月1回金曜19:00 ~ 21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般6,000 円 会員・学生4,800 円
     (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)

きっかけは、認知症の高齢者が線路に入り込んで事故に遭い、遺族が鉄道会社から高額の損害賠償請求をされたという新聞記事でした。意識してみたら、身近にもサギやキャッチ・セールス、損害賠償などの問題がありました。こんなときはどうしたらいいんだろう、相談機関は? 民間保険はどのくらいカバーできるの? 職場での事故は? そして、ずっと気にかかってきた年金制度・・・・・・等々、次々に浮かんできた疑問を出発点に、お金にかかわる暮らしの中の安心と責任を考えます。

2014年10月3日(金)
あなたは大丈夫?~サギの実例から対処方法を学ぶ~
●竹之内 洋人(たけのうち ひろと)弁護士 
振り込め詐欺や投資詐欺には絶対引っかからないと思っていませんか? 零細事業者を狙うなど消費者保護法の抜け穴を狙った悪徳商法もはびこっています。悪徳商法や詐欺の手口を知ることは、身を守る第一歩です。どんな点に気をつけて対処したら良いのかを学びます。

2014年10月31日(金)
判断力に不安がある場合~サギ被害や損害賠償問題と成年後見制度~
●亀田 成春(かめだ しげはる)弁護士
●鮒田 新世(ふなだ しんよ)鍼灸師、「遊」理事
●細谷 洋子(ほそや ようこ)「遊」理事
交通事故で高次脳機能障害を負った人や心身障害・発達障害、認知症の人のサギ被害や事故賠償問題など、自分や身近な人の判断力に不安が生じてきた場合の対処について考えます。成年後見制度は、そのための有効な方策ですが、どんなときにどう使えるのか、制度の概要もお聞きします。

2014年11月28日(金)
民間保険を知る~カバーできることできないこと~
●福井郁子(ふくい いくこ)ファイナンシャル・プランナーAFP
生命保険や傷害保険、損害賠償責任保険など、保険の種類とその保険がカバーできる内容、および保険加入の条件(認知症の人が賠償責任保険に加入できるのか、身体障害がある人の加入要件など)など、保険の仕組みについてお話しいただきます。

2015年1月9日(金)
職場で何かあったら~仕事における業務上の賠償問題と労災~
●鈴木 一(すずき はじめ)札幌地域労組
職場の備品を不注意で壊してしまった、職場でけがをしたのに雇用主に労災保険に加入していないと言われた・・・・・・。知ることは備えの第一歩。過去のケースを参考にしながら、仕事の場における賠償責任と対処、労災保険についてお話しいただきます。

2015年2月6日(金)
改正された新年金制度を知る
●加福 保子(かふく やすこ)社会保険労務士
庶民にとっての老後の暮らしの命綱でありながら、ややこしくてよくわからない年金制度。給付に必要な納付期間が短縮される(2015 年10 月施行)など、2012 年に改正された新年金制度についてお話しいただき、負担と給付の両面から年金制度を考えます。

2015年3月6日(金)
年金制度を考える~ベーシック・インカムの視点から~
●細谷洋子(ほそや ようこ)「遊」理事、札幌ベーシック・インカム研究会
苦しい中から年金保険料を払っていたことがあっても、納付期間を満たせなくてまったく給付を受けられない人も少なくない現行の年金制度は、貧者から富者への所得移転ではないでしょうか。諸外国の例を参考にしながら年金制度の可能性を考えます。

[暮らし・環境]世界あっちふらり、こっちふらり~いろんな人の、いろんな旅~

●10月10日(金)開講 全6回 月1回金曜19:00 ~ 21:00 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般6,000 円 会員・学生4,800 円
    (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)

人はなぜ旅に出るのでしょうか? このシリーズでは、さまざまな思いに背中を押されて、世界のさまざまなところへ旅立ったゲストの方々をお招きして、旅での経験をお話ししていただきます。訪れた場所のことや出会った人々、感じたことなどはもちろんですが、事前の下調べやハプニング・トラブルをどう切りぬけたかなど、旅の技術やメンタル面のノウハウもお聞きして、旅のあれこれを学ぶ機会にもしたいと思っています。いろんな人のいろんな旅に触れて、旅のおもしろさや奥深さ、いろいろな生き方と出会う時間となればと思います。

2014年10月10日(金)
遅咲きバックパッカー 世界中を歩きたい~インドネシア編~
●高橋 芳恵(たかはし よしえ)旅人
かつて旅好きの母から「そんな過酷な旅、お金をもらっても行きたくない!」と言われた。そんな旅を15 年続けている。お金ではなく、時間長者の豊かな旅を紹介します。

2014年11月7日(金)
何度でも行きたい国~キューバ
●都築 仁美(つづき ひとみ)キューバ映画祭in サッポロ実行委員会事務局長
3年程前に1泊目の宿さえ決めずに初キューバ一人旅。バスで東西を巡り、音楽や風景を堪能し、人と触れ合い、おまけにダマされたりもしてきました。再訪のためスペイン語勉強中。

2014年12月5日(金)
世界の山々と秘境への招待~旅のプロが語るその魅力~
●早坂 悟(はやさか さとる)株式会社ノマド旅行事業部長(総合旅行業務取扱管理者)
世界の山岳地帯や秘境めぐりを得意としています。撮りためた厳選画像を紹介しながら、大自然や地域文化の尽きせぬ魅力を語ります。ノウハウ面での質問もおまかせください。

2015年1月16日(金)
勉強!する旅はおもしろい
●宮内泰介(みやうち たいすけ)北海道大学大学院文学研究科教授(環境社会学)、さっぽろ自由学校「遊」 共同代表 
私の旅は、若いころのバックパッカー的な旅から今の旅まで、東南アジア・オセアニアの旅からヨーロッパの旅まで、ほとんどが「調査」「勉強」の旅です。旅こそ勉強、勉強こそ旅。そんな勉強する旅のおもしろさとノウハウをたっぷりお話しします。

2015年2月13日(金)
心と身体で確かめたい!~持続させたい社会とは?~
●有坂 美紀(ありさか みき)持続可能な社会に向けた地域づくりのコーディネーター。EPO 北海道スタッフ
「多様な命が存在する地球」の実現がライフワーク。そのために知りたい多様な自然、多様な人々、多様な価値観。そこで、日本とは地球の反対側に位置する中南米へと旅立ったのです。

2015年3月13日(金)
〈解放の神学〉に生きる土地と 人々を訪ねて~一ヶ月間のブラジルの旅~
●高橋 一(たかはし はじめ)日本キリスト教団無任所牧師
かつて弾圧された神学運動が、なぜいま注目されるのか。ブラジル各地を一ヶ月間旅し、「土地なし農民運動」や都市貧困地域で活動する神父やNGO を訪ねた。「フーテンの寅」的旅に惹かれるプロテスタント牧師が報告する。

[暮らし・環境]まちをつくるのはだれ?~身近な「開発」問題と住民の権利~

●10月15日(水)開講 全3回 水曜19:00 ~ 21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 一般3,000 円 会員・学生2,400 円
     (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)

私たちが暮らす“ まち” を形づくっている道路や建物…。住民にとって、それらがどのような価値や必要性に基づいて、どのようにつくられていくのかは重要な問題ですが、その計画に住民自身の声がなかなか反映されない現実があります。このシリーズでは、現在、住民の立場から問題提起されている札幌市内の2つの開発計画とその問題点について紹介していただき、住民が主役となれるようなまちづくりのあり方について、共に考えたいと思います。

2014年10月15日(水)
南19 条環状通問題-経緯と問題点~私たちはどんな札幌をめざしているのか~
●原田 さちこ(はらだ さちこ)市民活動団体 道路を考える会 代表
クルマ中心の道路づくりは変わる時にきている。歩行者や自転車が快適な道路空間。交通安全な道路のかたちとは。藻岩山と豊平川を楽しめる都市、札幌をめざして!

2014年10月29日(水)
小学校を日影にしないでください~再開発計画に住民の意思を反映させる難しさ~
●林 心平(はやし しんぺい)とどけ!太陽の会代表。作家。
札幌の小学校の南側に50 階建てマンションの建設計画が立てられ、市と国の補助金が投入されると、説明会で言われました。「まちづくりはみんなで決めよう」と呼びかけて始めた市民運動についてお話します。

2014年11月19日(水)
まちづくりに住民の意思を 反映させるには?
●森 啓(もり けい) 自治体学・研究者
●原田さちこ、林心平ほか
まちづくりへの市民参加・住民参加が叫ばれるようになって久しいですが、具体的な開発行為にはなかなか住民の意見が反映されません。住民がまちづくりに参画できるようにするにはどうしたらよいのか、皆さんと一緒に話し合いたいと思います。

[社会・人権]東アジアの人々と~平和と共生への道をさぐる~

●10月1日(水)開講 全6 回 水曜日19:00 ~ 21:00 (最終回のみ3 月3 日・火曜日)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般6,000 円 会員・学生4,800 円
    (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)

お隣の国である韓国・中国との関係が政治に翻弄されています。東アジアに生きるわたしたちは、その動向を見つめながら、それに巻き込まれるのではなく、人々がつながりあうことで、平和への一歩を積み重ねていかなくてはなりません。そのために、それぞれの国の人たちが見ているもの、見えているもの、そこで暮らした経験から見えたもの等々を伝え合い、交流し、互いを知るための場をくりかえし持っていきたいと思います。

2014年10月1日(水)
上海リアルタイムNOW!
●細谷 悠生(ほそや ゆき)フリーペーパー『上海ジャピオン』編集長
上海で働きながら暮らして4 年目。リアルタイムの上海の街や人々の暮らしの様子をお伝えします。反日デモ報道されていた当時、日本人や中国人の友人たちと話したことや感じたことも。

2014年11月5日(水)
尖閣国有化後の日中関係
●渡邉 浩平(わたなべ こうへい)北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院 教授
2012 年日本政府は尖閣諸島の国有化を決め、直後、中国では激しい反日デモが起こりました。日中関係は膠着状態にあると言えます。尖閣国有化後の日中関係を考えます。

2014年12月3日(水)
「反日」と「嫌韓」の同時代史~日韓関係の新時代を築くために~
●玄 武岩(ひょん むあん)北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授
韓国や中国における「反日」は冷戦の揺らぎとアジアの経済的台頭および民主化によって促された新しい現象。歴史的に固着化した感情ではなく、「反中」「嫌韓」との相互作用として「反日」の意味を再考します。

2015年1月7日(水)
ヘイトスピーチとは何か~そこに表れているもの~
●林 炳澤(いむ ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
ヘイトスピーチが大きな社会問題となっています。“ 朝鮮人を殺せ” と叫び回る異常さは何で生まれたのでしょうか。そこに現在の日韓関係の一端が表れているのではないでしょうか。

2015年2月4日(水)
中国に育つ市民社会~日中「草の根」対話の道を探る~
●佐藤 千歳(さとう ちとせ)北海商科大学商学部准教授(現代中国論、宗教社会学)
元北海道新聞北京支局長として中国に滞在し様々な場を取材する中でみえてきた、中国における市民社会の形成についてお話しした後、札幌日中友好協会会長・大嶋薫さんと「草の根」対話の道を探ってみます。

2015年3月3日(火)
言語教育を通して、中国嫌いを減らす
●佐藤 千恵子(さとう ちえこ)市立札幌大通高等学校
中国残留孤児を祖母に持つ私は来日後、いじめや差別を経験しました。言語教育の視点から、日本と中国の共生について考えていきたいと思います。

[社会・人権]危険ドラッグ問題から薬と人とつながりを考える~有益な“ 支え”と“ 依存”。隣り合わせの世界~

●10月17日(金)開講 全5回 月1回金曜18:30 ~ 20:30
●会場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員・学生4,000 円
    (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)
●コーディネーター 鮒田 新世(ふなだ しんよ)

昨今、ニュースを騒がしていた脱法ハーブ。呼称は法律に違反しないものと誤解されることもあり、「危険ドラッグ」と変わりました。取り締まりを強化すれば問題は解決するのだろうかという疑問、もともと健康になるための食品に利用されてきたハーブへの偏見が起こることへの危惧もあり、本講座の企画を考えました。依存とは、「支え」と隣り合わせの問題です。人が生きていくために必要なものは何かというところまで掘り下げていければと願い、企画した講座です。是非ご参加下さい。

2014年10月17日(金)
危険ドラッグ対策についての 警察による取組について聞く
●波岸 史明(なみぎし ふみあき)北海道警察本部 薬物銃器対策課 警部
昨今ニュースを騒がしている脱法ハーブ問題ですが、警察ではどのような取組を行っているのか、薬物に関する学校への啓発活動など、様々な取組についての詳細を聞きます。
※この回のみの参加は無料となります。

2014年11月14日(金)
アメリカの医療大麻と 大麻の合法化の事情について
●小本 朝子(こもと ともこ)ヘンプスカウト
アメリカでは今年二つの州で嗜好品としての大麻が合法となり、医療大麻を認めている州も増えています。医療大麻の有用性についてと、合法化運動についての詳細についてを聞いてみます。

2015年1月23日(金)
依存症とは何か~精神科での現場から~
●村山 ひとみ(むらやま ひとみ)精神科デイケア主任看護師
依存症になった場合の脳の変化と、意志の力で克服が可能なのか、医学的な観点から依存症の正体をみてみます。医療で使われる「薬」についてのお話も伺ってみます。

2015年2月20日(金)
薬物依存症から回復と自立を支援する 当事者団体の取組から見えてくること
●宿輪 龍英(しゅくわ たつひで)とかちダルク代表
薬物依存に陥ってしまった背景と、回復と自立へのキーワードとなるものはどんなものなのか。人を救うものは何か。人とのつながりについて考えてみます。

2015年3月20日(金)
発達障害のピアサポートの現場から
●花咲 蜜(はなさき みつ)高機能自閉症の女性の会
発達障害の人たちの中には、通常の依存症へのアプローチにはのらない人たちがいます。どのようなアプローチが必要で、周りの人々にはどのようなかかわりが必要なのか、様々なケースから浮上する問題を考えてみます。

[社会・人権]自分が嫌いから自分が好きへ~自己信頼を取り戻すことで見えてきた子育て、政治そしてニュージーランド~

●11月15日(土)開講 全3回 土曜14:00 ~ 17:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般3,000 円 会員・学生2,400 円
    (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)
●講 師 安積 遊歩(あさか ゆうほ)
1956 年生まれ。生後40 日で骨が脆い障害と診断される。13 歳のときにそうした治療からの決別を決断。その後自分の体は自分で看続けてきた。20 歳のときに障害者運動に出会い、22 歳で親元を出て自立生活開始。28 歳でアメリカバークレー自立生活センターで研修を受け、1986 年、日本で最初の自立生活センターの設立に関わる。40 歳で娘、宇宙(うみ)を出産。その年、国立(くにたち)自立生活センターの代表となるが、2011年3月11 日の原発事故により、ニュージーランドに3年間避難。今年3月に戻ってきて、北海道に居を定める。

障害者の自立生活運動のリーダーとして、また女性として母として、いつも私たちに新しい風を送ってくださってきた遊歩さん。福島出身の遊歩さんにとって、2011 年3 月の原発事故はこれからの人生を大きく変えるポイントになったとおっしゃいます。3 年間のニュージーランドへの避難の後、この春に札幌へ移住された遊歩さんに思いのままを語っていただく3 回シリーズ。2, 3回目はゲストとの対話を通じて展開します。各回の受講者とのやりとりの時間も多めに設定しています。

2014年11月15日(土)
原発のない国 ニュージーランドに避難して
車椅子を使って生活することと脱原発社会を志向することは、私にとってどちらも全く矛盾することない大切なことです。福島原発が爆発した時、私は娘と自分のかけがえのない命を守るために、ニュージーランド行きを即決しました。そこでの3年間から私は今後の私たちの人生に多くの示唆を得ました。美しい自然、自分の考えを作っていくための教育、なるべく薬に頼らない医療、セクシュアルマイノリティの人たちが生き生きと生きていた街、核と原発の全くない国で感じたこと、考えたことを分かち合いましょう。

2014年11月29日(土)
多様な人々との共生から 自己信頼を育て合う
●ゲスト 李 竜葉(り りゅうは)
ミュージシャン、小説家、起業家、セルフビルダー(大工)、元焼肉屋、シュークリーム屋。
世界の中に存在する様々なマイノリティの中で、在日韓国人の2世3世の人がおかれている立場は、車椅子で生きる私ともまた違った複雑な差別の中を生き抜いています。被差別の立場におかれた彼と私の人生から見えてくる日本社会、変革への展望について様々に語り合います。

2014年12月20日(土)
最高の同志、娘と語る
*当初、12月6日(土)を予定していましたが、12月20日(土)に変更になりました。
40 歳で妊娠した時、私は娘ではなく自分の同士をこの世に迎えるのだと感じて、何度も泣きました。このマイノリティでいることで非常に生きにくい社会を共に違った身体、立場から変えていける人。私の側にたぶん20 年くらいはいてくれて、共にこの社会を見続け生きてくれる人。その存在はお互いの人生にとって最高の応援であり、サポートであり、同志であると確信したのです。今彼女は様々な人との出会いを求めて日本を、世界を回り続けています。この世界に限界のないものは、宇宙と人間の愛と平等への可能性であると考えたことから宇宙(うみ)と名付けました。18 歳と58 歳の、体は小さいけれど思考と行動はまさに宇宙を旅する遊歩のような自由な語りを、会場を交えてしていきます。

[社会・人権]戦争のつくりかた、戦争のふせぎかた

●10月24日(金)開講 全6回 月1回金曜19:00 ~ 21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般6,000 円 会員・学生4,800 円
     (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)

第二次大戦における敗戦からおよそ70 年、憲法9条に基づきまがりなりにも武力を行使しない姿勢を貫いてきた日本。しかし、「積極的平和主義」を掲げる自民党安倍政権によって、国民的な議論もないまま「戦争ができる国づくり」に向けた政策が強引に推し進められています。このシリーズでは、先の戦争時の経験なども踏まえながら、戦争というものがどのようにつくられていくのか、そして、「戦争への道」に歯止めをかけるために私たちは何をすればよいのかを皆さんと一緒に考えたいと思います。

2014年10月24日(金)
なぜ今さら「軍事同盟」なのか~集団的自衛権容認で日本はどう変わる?~
●佐藤 博文(さとう ひろふみ)弁護士。自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団事務局長。札幌憲法委員会事務局長。
なぜいま武力行使の必要性が強調されるのか、集団的自衛権の容認によって日本のあり方はどのように変わってしまうのか。自衛隊イラク派兵差止訴訟を率いた佐藤弁護士に語っていただきます。

2014年11月21日(金)
「戦意」の推移~国民の99%は戦争に協力し、支持した!~
●荻野 富士夫(おぎの ふじお)小樽商科大学教授 日本近現代史
「銃後」にあって、日本国民は十五年戦争とどのように向き合ったのでしょうか。あらためて大多数の国民が戦争を支持し、協力していったのかという様相に目を向け、それを国民の 「戦意」という視点から考えてみます。

2014年12月19日(金)
特定秘密保護法がもたらすもの~沖縄密約をスクープした記者の視点から~
●往住 嘉文(とこすみ よしふみ)北海道新聞編集委員
「安全保障」の名の下に情報隠蔽がすすめられていくことは、戦時体制への第一歩です。情報入手を使命とするジャーナリストの視点から、秘密保護法の問題点を明らかにします。

2015年1月30日(金)
学校教育はどこへ向かうのか~戦争と平和に向き合う次世代形成~
●平井 敦子(ひらい あつこ)公立中学校教員/道歴教協会員
日の丸・君が代の職務命令、つくる会教科書登場に伴う教科書採択の政治課題化、教育基本法改定…そんな中で教育現場はどうなっているのか? 息苦しい中で教師は日々何と格闘しているのか? 希望はどこに?

2015年2月27日(金)
紛争?それとも植民地支配?~イスラエルによるアパルトヘイトと私たち 国際紛争の現場から~
●清末 愛砂(きよすえ あいさ)室蘭工業大学大学院教員
圧倒的な支配関係により生じているパレスチナをめぐるイスラエル問題に着目し、支配や排除の対象として生きることの意味、およびイスラエルと日本との協力関係について考える。

2015年3月27日(金)
ディスカッション  抵抗のためにできること
●各セクターから
シリーズの最後では、様々な形で「戦争への道」を阻止しようとしている方々をお迎えし、私たち市民に何ができるのかを参加者の皆さんと一緒に考えたいと思います。

[社会・人権]山田伸一さんとアイヌ民族の近代史を掘り下げる

●10月25日(土)開講 全5回 月1回土曜14:00 ~ 16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員・学生・アイヌ民族4,000 円
     (単発 一般1,500 円 会員・学生・アイヌ民族1,000 円)
●講師&ナビゲーター 山田伸一(やまだ しんいち)
1968 年、秋田市生まれ。92 年から北海道に暮らす。その頃から「遊」の会員。北海道開拓とアイヌ民族の関係、北海道の環境史などについて調べたり、書いたりしている。職業は博物館学芸員。

分かっているようでよく分からない明治以降のアイヌ民族の歴史を、あらためて学びたい方のために。明治期の狩猟やサケ漁の規制、土地問題を中心に。参加者には、講師が書いた論文を読んで、報告もしてもらおうと思います。講師は、遊の講座で何度か単発で話したことはあるけれど、一人で5 回連続は初めての試みで、ちょっと不安も。各回に何をするか一応の案はありますが、どんな進め方をするか、参加者と相談し、模索したいものです。

2014年10月25日(土)
オリエンテーション/概説
顔合わせ。山田からアイヌ近現代史のポイント解説。今後の進め方の相談。誰がどの論文の報告をするかを決めましょう。

2014年11月22日(土)
開拓使のシカ猟規制とアイヌ民族
山田からのお話が中心になりますが、論文を読んで予習をしてきてもらえると有り難い。

2014年12月20日(土)
明治期の河川でのサケ漁規制と アイヌ民族
千歳川、十勝川、遊楽部川などについて、論文を読んでの報告もお願いします。

2015年1月31日(土)
土地問題について~解説~
3回目に説明しきれなかった部分を山田から話し、続いて、明治期を中心に土地問題のかみくだき解説、山田論文の位置づけを解説。

2015年2月28日(土)
土地問題について~報告~/まとめ
土地問題について論文を読んでの報告をお願いします。最後は全体のまとめか、論文になってないけど参加者の興味がある最新の研究成果(!?)のお話か。

[社会・人権]「ショック・ドクトリン」と新自由主義

●5月7日(水)開講 全4回 水曜19:00~21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般4,000円 会員・学生3,200円
     (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
※高校生以下の受講料についてはご相談ください。

“ショック・ドクトリン”ということばを聞いたことがありますか? 惨事便乗型資本主義を暴いたナオミ・クラインの同名の世界的なベストセラーが、2011年日本でも出版され注目されました。また、映画化され災害やクーデター等でその国が混乱している隙に乗じて、新自由主義が拡大していった様子がよりリアルにわかりやすく描かれました。今回の講座では映像やお話で“ショック・ドクトリン”と新自由主義に迫ります。

2014年5月7日(水)
映像を通して「ショック・ドクトリン」を知ろう!
映像を通して、ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」に描かれている内容の概要を学習します。

2014年6月4日(水)
新自由主義はどのように始まり広がったのか?
●平野 研(ひらの けん)北海学園大学経済学部准教授(発展途上国論担当)
新自由主義とはどのような考え方なのか。それはいつどのような背景のもとに発生し、広がっていったのか?「ショック・ドクトリン」によると、新自由主義が最初に大規模に実施されるのは、1973年のチリであり、アジェンデ政権に対するクーデターがきっかけであった。

2014年7月2日(水)
新自由主義はどのように勢力を拡大したのか?
●宮田 和保(みやた かずやす)北海道教育大学教授 理論経済学・言語論
1970年代にチリのクーデター等に乗じて広がっていった新自由主義だが、1980年代に入ると、イギリスのサッチャーとアメリカのレーガンよって強力に推し進められた。南米の場合と大きく異なったのは、米英では選挙で民主的に選ばれた人々が新自由主義政策を行ったことである。

2014年7月30日(水)
日本ではどのように新自由主義が広がったのか?
●宮田 和保(みやた かずやす)北海道教育大学教授 理論経済学・言語論
気がついたら、“格差が激しく、若者でさえ職に就きづらい”~安心して暮らせない国になってしまった日本。いつ、何がきっかけでこんなふうになってしまったのだろう。また、震災後、「大規模な民営化導入に災害を利用する」(「ショック・ドクトリン」)心配はないのだろうか?

[社会・人権]足元からつくりだす民主主義

●5月9日(金)開講 全5回 金曜19:00~21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
     (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

政権与党の暴走、黙り込むメディア、政治がタブー視される風潮…今の日本には、「民主主義」など存在しないのではないかと思えてしまう。いや、日本にはそもそも「民主主義」など定着していなかったのではないだろうか?「民主主義」とはいかなるものか、その根本に立ち返りながら、私たちの社会に「民主主義」を根づかせるためにできることを共に考えましょう。

2014年5月9日(金)
現代日本の公共性と全体主義を考える~ハンナ・アレントから~
●古賀 徹(こが とおる)九州大学准教授、哲学専攻。著書に『理性の暴力~日本社会の病理学』(青灯社)。 
公共性と全体主義について、ハンナ・アレントの基本思想をわかりやすく紹介し、その視点からハンセン病の強制収容などを生み出した現代日本のデモクラシーを論じます。

2014年6月6日(金)
民主主義の質を問い直す
●本田 宏(ほんだ ひろし)
北海学園大学法学部政治学科教授。原発問題を中心に、政治過程の中での社会運動の可能性について、ドイツと日本を比較する研究を専門とする。共編著『脱原発の比較政治学』法政大学出版局、2014年。
ある国の民主主義の質を問い直したいとき、選挙や多数決が行われているというだけでは十分な手がかりが得られません。身近な社会集団の次元での民主主義を出発点として、さらに政治体制の次元での民主政に必要な制度や条件を探ってみたいと思います。

*当初講師を予定していました吉田徹さんが体調不良のため、上記に変更させていただきました。ご了承願います。

2014年7月4日(金)
立憲主義と民主主義~多数決で決められないこと~
●岩本 一郎(いわもと いちろう)北星学園大学経済学部教授、憲法学専攻。
その国の民主主義のかたちは憲法によって作られます。そして、憲法は民主主義によっても乗り越えられない枠を設けています。憲法と民主主義の微妙な関係を考えます。

2014年8月1日(金)
情報とデモクラシー
●玄 武岩(ひょん むあん)北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授
権力は囲い込もうとし、市民は公開を求める情報。情報をめぐって展開される秘密保護法・ヘイトスピーチ・国家情報院の選挙介入(韓国)など知る権利や表現の自由に関わる争点から民主主義の現在を考えます。

2014年9月5日(金)
民主主義をつくりだすために~騙されない思考力を~
●森 啓(もり けい)自治体学・研究者(日本の自治体学の研究者で自治体学会の創設者の一人)
シリーズ最終回は森啓さんに市民自治の視点から現在の日本の民主主義状況について問題提起していただくとともに、これまでの講座を踏まえながらディスカッションをしたいと思います。この場から「民主主義」をうみだしていきましょう。

[社会・人権]映像を見て考える「ソ連とは何だったのか」

●5月10日(土)開講 全5回 土曜14:00~17:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員4,000円
     (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●講 師 天野 雅智(あまの まさのり)
モスクワのルムンバ民族友好大学でロシア語を学び、現在不動産業の傍ら旧ソ連・ロシア研究を続けています。

近くて遠い隣国ロシア。文学や音楽の愛好者は多くても、日本で普通に暮らしているとそこに生きる人々の素顔はなかなか知ることが出来ません。本講座シーズン1は、様々な映像を見ながら、かつて存在したソビエト社会主義共和国連邦とそこに生きた人々の歴史をさぐります。そして、ソ連型社会主義が生んだ大きな悲劇と過酷な体制の中に生きた人々の生活や運命を知り、隣人への理解の基礎を提供したいと思います。
★各講座の終了後、さらに話を深めたい方の為に毎回「交流会」を開催します。

2014年5月10日(土)
ロシア革命
ロシア革命とは何だったのか? そして様々な階層、立場の人々はそこでいかなる選択を迫られ、翻弄され、生き、死んでいったのか? 20世紀ロシアを代表する詩人パステルナーク原作の、映画史上に残る名作を見て考えます。

2014年6月14日(土)
「収容所群島ソ連」
10月革命直後から始まったボリシェビキによる政治的テロルの歴史とその頂点としてのスターリン時代。ドキュメント番組を見て「イデオロギー国家」はいかなるディストピアを生むかを考えます。

2014年7月12日(土)
独ソ戦
第二次大戦中最大の地上戦が戦われ、銃後においてもホロコーストなど人類史上かつてなかった殺戮が行われた独ソ戦。大戦中のベラルーシのある村での出来事を描いた作品を見て、この戦争とは何だったのかを考えます。

2014年8月9日(土)
ブレジネフ時代の「ユーフォリア」
ソ連も1960年代後半に入りブレジネフの長期政権が続くと、市民にも「ぬるい」日常生活が登場します。固有の不自由と不便の中それでも人々は泣き、笑い、恋をし、生活を育もうとします。そんな旧ソ連の日常生活に思いを馳せます。

2014年9月13日(土)
ゴルバチョフ時代からソ連崩壊へ
1980年代後半、ゴルバチョフのペレストロイカとグラスノスチ政策が始まり、そして激動に次ぐ激動の数年間の後ソ連は崩壊しました。なぜソ連は崩壊したのか、せざるを得なかったのか。当時の報道番組を見て考えます。

[社会・人権]わたしが駆け抜けたあの時代~世代を超えて語ろう! 日本の社会運動~

●5月14日(水)開講 前期5回 水曜19:00 ~ 21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」( 愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員・学生4,000 円    
     (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)
●コメンテーター 花崎 皋平(はなざき こうへい) 著述業(哲学、社会思想)

この講座は、戦後日本の社会運動の歴史をふりかえる講座です。当時のことを直接知らない世代が聞き手となり、リアルタイムに運動に関わった方々にお話をうかがいます。そのとき何を思い、考え、行動したのか。どのような社会背景があったのか。何が果たせて何が果たせなかったのか。私たちに問いかけていることは何か。今後、私たちがよりよく生き、よりよい社会をつくっていくための糧となるような、世代間の対話を試みます。

2014年5月14日(水)序論(1945-55)
“生体実験”された戦後少年の報告~戦後の動乱期とは~
●加藤 多一(かとう たいち) 童話作家
敗戦(1945) 当時11 歳。思い出すのは腹へった、寒かった、痛かったということばかり。墨ぬり教科書をはじめ、国家に何回もだまされた。少年が見た戦後の10 年間を語ります。

2014年6月11日(水)1960 年代Part 1 
安保闘争とわたし
●花崎 皋平(はなざき こうへい)著述業(哲学、社会思想)
●市原早苗(いちはら さなえ)さっぽろ自由学校「遊」会員
「日米安全保障条約」に反対する学生や市民が結集した60 年安保闘争は、戦後最大の社会運動といわれる。東京(花崎)、大阪(市原)での体験をうかがい、当時の高揚した雰囲気に触れます。

2014年7月9日(水)1960 年代Part 2
べ平連( ベトナムに平和を! 市民連合) と わたし
●山口 たか(やまぐち たか)市民自治を創る会代表
ベトナムに平和を! ベトナムはベトナム人の手に! アメリカはベトナムから出て行け! この3点に合意する人は誰でも仲間入りできたべ平連。1967 年高校生のとき初めて参加。赤坂の清水谷公園は私の原点です。

2014年8月6日(水)1960 年代Part 3
全共闘( 全学共闘会議) とわたし
●工藤 慶一(くどう けいいち)札幌遠友塾自主夜間中学元代表・北海道に夜間中学をつくる会代表
73 年1月ベトナム和平パリ協定成立。この時、私は独房の中で快哉を叫んでいた。べ平連・クラス反戦・全共闘、20 年後の自主夜間中学「遠友塾」の設立と今をお伝えしたい。

2014年9月10日(水)
水俣公害問題とわたし
●宮田 和保(みやた かずやす)北海道教育大学教授 理論経済学・言語論
●天野 雅智(あまの まさのり)さっぽろ自由学校「遊」会員
「銭はいらん!その代わり会社のえらか衆から順番に水銀母液を飲んでもらおう」患者にこうまで言わせた水俣病の不条理。現在にまで繋がる日本社会の病理に目を見開かれ、私も立ち上がった一人でした。

[社会・人権]子ども虐待を無くしたい~子どもを見捨てない社会への道のり~

●5月16日(金)開講 全6回 金曜19:00~21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円
     (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

深刻な子ども虐待の報道がされるたびに心が痛みます。なぜ親は時として、自らの手で子どもを死に至らしめてしまうのか。人間の心の闇に迫る問題です。しかし、虐待は、個人だけにとどまらない、個人を取り巻く社会の問題でもあります。この講座では、子ども虐待を広く社会の問題として受け止める視点から問題を整理し、子どものいるいないに関わらず、幅広い市民の方と意識を共有し考えます。

2014年5月16日(金)
子ども虐待を考える視点
●松本 伊智朗(まつもと いちろう)北海道子どもの虐待防止協会
子ども虐待とは論争的テーマです。子ども虐待とは何か、何をすることが子ども虐待に対応することなのか、こうしたことは一見自明の様でありながら、考える立ち位置によって大きく異なるかも知れません。一方で子ども虐待とは実践的なテーマです。出来ることはなにか、合意の形成はどの点に可能か、皆さんと考えたいと思います。

2014年6月13日(金)
虐待以前に「子どもの人権」を考えよう~札幌市子どもの権利条例の意味と意義~
●佐々木 一(ささき はじめ)札幌市子どもの権利条例市民会議事務局長
子どもの問題を考えるためには、大人の意識のあり方が重要です。「子どもの人権」になぜ注目する必要があるのか、子どもの権利条例作成に込めた思いと、その後の経過から見えてきたことを伺います。

2014年7月11日(金)
日本は、子育てを支援するつもりがあるのか?~子どもと子育て世代に対する社会保障の国際比較~
●木下武徳(きのした たけのり)北星学園大学教授
子ども虐待問題への関心が高まっているなかで、わが国の社会保障は、子どもや子育て世代の生活を支えるものとなっているのでしょうか?国際比較の視点から、問題を考えます。

2014年7月25日(金)
札幌市の児童虐待の現状と対応
●札幌市子ども未来局の職員の方
児童虐待の種別、札幌市内における発生状況を解説するとともに、早期発見・早期対応のために札幌市が進める取組について紹介します。

2014年8月22日(金)
母子家庭の母の貧困と子ども~いま求められる社会保障と労働政策とは~
●中囿 桐代(なかぞの きりよ)北海学園大学教授
ひとり親でも安心して仕事と子育てが両立できる環境の整備は、子ども虐待の防止につながります。シングルマザーの多くは働いているのに貧困です。そしてその貧困は子どもに受け継がれる可能性が高くなります。どうして、母親は懸命に働いているのに貧困から抜け出せないのでしょうか? その理由をみなさんと考え、これからどのような社会保障、労働政策が必要なのか考えたいと思います。

2014年9月19日(金)
ひとり親家庭の親子から見た社会~生きづらさと向き合う~
●平井 照枝(ひらい てるえ)しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道
社会のひずみやしわ寄せが及びがちなひとり親家庭。どのような生きづらさがあるのか、現状における対処法は何か、誰もが生きやすい社会のために何が必要かなどお話しいただきます。

[社会・人権]力をつける、力を合わせる アイヌ民族のエンパワーメントと連帯

●5月21日(水)開講 全5回 水曜19:00~21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員・アイヌ民族4,000円
     (単発 一般1,500円 会員・アイヌ民族1,000円)

2008年6月の国会決議以降、日本政府は新しいアイヌ政策の推進に乗り出しました。しかし、一方ではアイヌ民族の間で共通の目標が見出しにくくなっていたり、世代や地域による意識の違いも無視できなくなってきているように感じます。
アイヌ民族同士がつながりあい、力を合わせていくにはどうしたらよいのか。そして、一人ひとりのアイヌが力をつけ、自信と誇りをもって生きていける社会をつくるにはどうしたらよいか。皆さんと一緒に考えたいと思います。

2014年5月21日(水)
北海道アイヌ協会とは? part1~その歴史と活動~
●竹内 渉(たけうち わたる)北海道アイヌ協会事務局長
北海道アイヌ協会の構成や活動内容とともに、設立・再建の経緯や人物伝など、現在に至る協会の歩みについてお話します。

2014年6月18日(水)
北海道アイヌ協会とは? part2~いまと今後を語り合う~
●阿部 ユポ(あべ ゆぽ)北海道アイヌ協会副理事長
政府による新しいアイヌ政策の動きの中で、北海道アイヌ協会はいまどこに向かっているのか、現在の課題や今後のビジョンについて、語り合いたいと思います。

2014年7月16日(水)
アイヌ語復興に向けた新たな取組み
●関根 健司(せきね けんじ)二風谷アイヌ語教室・子どもの部講師
昨年行われたアイヌモシリ・アオテアロア交流事業でマオリの人たちから言語習得法を教わってきた関根さんは、アイヌ語学習への新たな方法にチャレンジしています。その取組みについて紹介していただきます。

2014年8月20日(水)
sine us newsar pe ye yan~ひとつ話をして下さい~
●原田 公久枝(はらだ きくえ)team Nikaop、Hunpe sisters所属
シネ(ひとつの)ウシ(~についている)ネウサラ(よもやま話をする)ぺ(もの、こと)イエ(~を言う)ヤン(~して下さい) アイヌのことを、気楽に話し合えたら嬉しいなと、unarpe(おばさん)が語りました。

2014年9月17日(水)
若者たちが語る アイヌのいま、そして未来
●川上 竜也(かわかみ たつや)北海道アイヌ協会職員
●竹内 隼人(たけうち はやと)札幌大学ウレシパクラブ4年生(2期生)
●早坂 由似(はやさか ゆに)札幌大学ウレシパクラブ4年生(2期生)。アイヌ・アート・プロジェクトとアンコラチメノコウタラに所属
アイヌ文化を学んだり、伝承している3名の若い世代に来ていただき、自分にとってのアイヌのいまとこれからについて座談会形式で語り合っていただきます。

[社会・人権]福島を遠く離れて~2011年3月11日より3年、今、思いを聞く~

●5月28日(水)開講 全5回 水曜19:00~21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員・学生・避難移住者の方4,000円
     (単発 一般1,500円 会員・学生・避難移住者の方1,000円)

たとえばテレビ画面を通しての番組で…新聞や雑誌の上で…報道されている内容はどれほど真実が伝えられているのでしょう。札幌へあるいは北海道へ避難・移住をされている方々の本当の声は、この町で一緒に暮らす私たちにどこまで届いていますか。避難・移住先で新たな暮らしを築いていらっしゃる方々の様子をお話していただきます。『福島を忘れない…その言葉に耳をすまして心も傾けてお話を聞く大切さを実感できる講座』になればと思います。

2014年5月28日(水)
原発「自主」避難者のいま~札幌の避難者団体・チーム☆OKの活動~
●森田 千恵(もりた ちえ)原発避難者団体「チーム☆OK」代表
チーム☆OKは札幌の原発避難者団体です。幼ない子を持つ母親が中心となり活動しています。チーム☆OKの活動紹介を通して、原発避難者の現状と今後の課題について、お伝えできればと思います。

2014年6月25日(水)
そして、母になる
●宍戸 慈(ししど ちか)ラジオパーソナリティ、ピラティスインストラクター
2011年、単身女子で札幌へ避難してきた宍戸慈は、2012年にはウクライナへ行き、2013年には結婚、妊娠。2014年には出産し母となった。3年間の環境と気持ちの変化を語る。

2014年7月23日(水)
「心のケア」から「グリーフサポート」へ~子どもたちのつぶやきに耳を傾ける場とは?~
●飯田 知樹(いいだ ともき)キッズハウスdaうけいれ隊 代表 、学習塾主宰
「グリーフサポート」って知ってますか? 避難して来た子どもたちはさまざまな「グリーフ(悲しみ・愛惜)」を心の底に抱えています。私たちの実践を紹介することにより、「グリーフサポート」への理解が深まる場となればと思います。

2014年8月27日(水)
あのとき、障がいを持つ人達は
●中手 聖一(なかて せいいち)うつくしま介助サービス管理者、原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人
障がい者自立生活センター相談員であった立場から、震災及び原発事故での障がい者の被災や避難の様子、そして札幌へ移住された障がい者の介助生活の経緯や現在、おつれあい日子さんからの避難所となったユニバーサルデザインアパートの状況の報告も予定しています。

2014年9月24日(水)
事故から3年半~福島で今、起きていること~
●地脇 聖孝(ちわき まさたか)福島原発告訴団 第1次告訴人
事故から3年半経った福島で今、何が起きているか? 漏れ続ける汚染水、進まない除染、増え続ける甲状腺ガン。それでも事故の責任追及を通じて希望の扉をこじ開けたい。

[文化・芸術]iPhoneでプチ・アート

●日 時 4月19日(土) 14:00~17:30(途中30分休憩)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 一般2,000円 会員・学生1,800円
●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
ソーシャルパワーSAPPORO創設者
https://www.facebook.com/socialpowersapporo

iPhoneは多機能な携帯電話ではなく、持ち運び自由なパソコンです。パソコンは、個々人の創造力、表現力を広げ、多くの人とつながるために構想されました。今、その夢が現実になりました。iPhoneで楽しく創造し表現する、ささやかなきっかけになればと考え、この講座を企画しました。

7月から札幌国際芸術祭が初開催されます。市民参加型を目指していますが、市民がアートを鑑賞するとともに、創造することが大切です。アートは特別なものではありません。iPhoneなどを使って気軽に表現し共有する、アートの生活化、日常化が始まっています。

誰もがアートを容易に生み出し、分かち合える環境が生まれました。写真や動画、音楽などのアプリを使って、素敵な作品を簡単につくるための実践的な講座です。iPhoneの操作も学べます。大半のアプリはiPadでも同じことができます。

講座では、最初にiPhoneの基本操作、基本アプリを解説します。バッテリーの持ちを良くする工夫なども紹介します。操作などで分からない点を質問していただきます。その後、各分野の優れた無料アプリを、参加者に実際にダウンロードして使っていただきます。
※4月12日までに参加申し込みしていただいた方に、スマートフォンやタブレットで使うタッチペンを プレゼントします。タッチペンは字や絵を描くだけでなく、基本操作を行うことができて便利です。

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

【昼のクラス】
●10月1日(水)より(~ 2015 年4月) 
 通年 毎週水曜13:00 ~ 15:00
 *5週ある月は第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 5,000 円/月(材料費は含みません)

【夜のクラス】
●10月8日(水)より(~ 2015 年4月) 
 第2・第4 水曜18:30 ~ 20:30
 10/8・22、11/12・26、12/10・24、
 1/14・28、2/11・25、3/11・25、4/8・22
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 3,000 円/月(材料費は含みません)

【昼のクラス】
●5月7日(水)より(~2015年4月) 
 通年 毎週水曜13:00~15:00
 *5週ある月は第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 5,000円/月(材料費は含みません)

【夜のクラス】
●5月14日(水)より(~2015年4月) 
 月2回水曜18:30~20:30
 5/14、5/28、6/11、6/25、7/9、7/23、8/6、 8/20、9/10、9/24
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 3,000円/月(材料費は含みません)
●講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974年8月10日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌ民族が先住民族と認められてからまだ日が浅いですが、アイヌ文化・芸術の歴史はとても深いものです。生徒さん自身の手で作る事によって、それらの文化を身近に感じる事ができると思います。是非一度チャレンジしてみませんか。お待ちしてます。
※受講をご希望の方は、クラスの見学(1回)可能です。 まずは、お問い合わせください。

[文化・芸術]「ハイサイ! ぼん太」の 沖縄三線教室

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●最少催行 各コース5名
●受講料 各コース6,000円/月(4回分)
 *教材費(1年分)として別途1,500円が必要となります。

【入門初級コース】
毎週木曜18:00 ~ 19:00
三線をはじめて習う方を対象にしています。
*三線は各自ご準備いただくのが基本ですが、個数限定でカンカラ三線貸出します(先着順・無料)。

【中級コース】
毎週木曜19:00 ~ 20:00
三線を習ったことがあって何曲か演奏できる方。
さらにグレードをあげて、BEGIN・ネーネーズ・エイサー等、幅広い曲の演奏を目指します。
*三線は各自準備ください。

●講 師 ハイサイ! ぼん太 (永田 竜也)
名護市東江出身。地元では青年会会長をつとめ、エイサーでは三線を担当。20年ほど前から札幌暮らし。沖縄三線札幌絃友会代表。沖縄三線かりゆしケアーズとしても活動中。

沖縄と聞いて何をイメージしますか? 青い海に珊瑚礁、泡盛にゴーヤ、沖縄戦と基地という人もいるでしょう。沖縄の音楽のメロディーが浮かぶ人もいるかもしれません。この講座では、沖縄の音楽と、人々の暮らしにかかせない楽器・三線(さんしん)を習います。三線は三本弦の弦楽器で、胴体は蛇の皮、三味線よりすこし小ぶりです。三味線のルーツとなったといわれています。「唄三線」といって、歌いながら奏でるのが普通です。いま人気の島唄ポップスをみなでたのしく練習しましょう。ぼん太先生のウチナンチュならではのトークも楽しみです。
中途からの受講も受付けます。お気軽にお問合せください。
※受講をご希望の方は、クラスの見学(1回)可能です。 まずは、お問い合わせください。

[文化・芸術]わくわく映像体験~マッピング・拡張・仮想現実~

●5月10日、6月14日、7月12日 全3回 
 いずれも土曜14:00~17:30 (途中30分休憩)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般2,000円/回 会員1,800円/回
●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
 ソーシャルパワーSAPPORO創設者
 https://www.facebook.com/socialpowersapporo

「ジュラシックパーク」が劇場公開されたときは、そのコンピューターグラフィックスがあまりにもリアルで驚きました。「アバター」「トロン:レガシー」では3D映画の迫力に圧倒されました。しかし、似たような映画がたくさん作られ、当たり前になって驚かなくなりました。あの、わくわく感を思い出してください。
この講座では、わくわくする感動的な映像体験を味わっていただきます。プロジェクションマッピング、拡張現実、仮想現実の可能性、面白さを説明するだけでなく、自分で簡単につくるための実践的な手法まで解説します。参加した方は、その場で自分自身で表現する事ができます。

2014年5月10日(土)
プロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングは、プロジェクション(投影)とマッピング(位置付け)の二つを組み合わせた言葉で、スクリーン以外の建築物などに映像を投影します。
前半は、上映の仕組みや歴史をたどりながら、海外、国内の代表作を紹介します。後半では、無料のソフトや安価なアプリを使って、プロジェクションマッピングを体験します。身近なものに投影するなら、安価なプロジェクターがあれば、パソコンやタブレット、スマートフォンで作り出すことができます。

2014年6月14日(土)
拡張現実
タブレット、スマートフォンに指定されたアプリを入れて、紙などに印刷されたマークにかざすと、アニメーションなどが浮かび上がるサービスが活発になっています。これが拡張現実(AR)です。現実にはない物が見える面白い仕掛けです。
前半では、拡張現実の歴史や、代表的な事例を紹介します。後半では、タブレットやスマートフォンのさまざまなアプリを使って、拡張現実を体験します。アイデアを競うように、無料のアプリがたくさんあります。一緒に楽しみましょう。

2014年7月12日(土)
仮想現実
仮想現実(VR、バーチャルリアリティ)は、コンピューターの中に作られた仮想的な世界を、現実のように体験できる仕組みです。拡張現実が現実の中に登場するのに対して、別の空間を生み出すのが仮想現実です。SF映画では、おなじみの世界です。
さまざまな3D仮想空間のサービスがありますが、最も有名なのがSecond Lifeです。本講座では、参加者にSecond Lifeをじっくり体験していただきます。体験するだけでなく、モノ作りにも挑戦できます。

[技能]続・大人の作文教室

●10月1日(水)開講 全5回 月1回水曜19:00 ~ 21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000 円 会員・学生4,000 円
    (単発 一般1,500 円 会員・学生1,000 円)
●コーディネーター くろだ としひこ(畔田 俊彦)
フリーライター&セミナー講師。 NPO 小さなカレッジ代表。北海道の音楽や美術に関する取材・執筆活動を通して地域文化の情報発信を続けています。科学技術コミュニケーター。

※各回のゲスト講師は都合によって変更される場合もありますので、ご了承願います

前期に引き続き、出版を前提とした取材・執筆・編集について学びます。出版に必要な知識と取材・執筆に関する基礎力を得るのが目標です。 今回は最新の出版事情や法律知識、更に取材について実践的なアプローチで、スキルを身につけられるような内容で構成されています。
そしてこの講座で学んだことを、「遊」でのルポ・ライティングによる企画や記事制作などに活かしていきます。受講者による 「遊」の広報誌「ゆうひろば」への投稿や新たな発行誌への執筆などに反映していく予定です。

2014年10月1日(水)
最近の北海道出版事情
●和田 由美(わだ ゆみ)亜璃西社 社長
出版企画から取材・執筆・ 編集・印刷・販売に至るまでの過程について、北海道の中堅出版社の担当者・専門家を招いて現状や問題点などを伺います。市場(読者)調査や売るための活動について学びます。

2014年11月5日(水)
テーマと取材
●平田 剛士(ひらた つよし)フリーライター
ライターがどのように執筆テーマを決めていくのか、動機づけと出版までの問題点・注意点などを学びます。また出版された本を元に取材方法や調査・研究についての経過と成果を伺います。

2014年12月3日(水)
出版・執筆と著作権
●平澤 卓人(ひらさわ たくと)弁護士・さっぽろ法律事務所
出版と著作権に関する最新情報・判例などについて解説して頂きます。またインターネットや電子出版などでの著作権の考え方などについても学びます。

2015年1月7日(水)
取材の演習・取材ワークショップ
●佐藤 優子(さとうゆうこ)フリーライター
ゲストを迎え、実践的な取材の演習を行います。取材の基礎及び良い取材・悪い取材について理解します。また合わせて取材に関するワークショップを行い、より精度の高い取材について学んでいきます。

2015年2月4日(水)
広報誌「ゆう」編集ワークショップ
講座の結果を踏まえ、「ゆうひろば」に、新しいコンセプトの導入や記事案・コラム案などのアイデアを参加者で提案していきます。また新たな広報誌・機関誌などについて企画・立案します。過去に執筆された方などもゲスト予定。

[技能]デモってどうなの? 作りながら考える私たちの 「自由民権」

●10月8日(水)開講 全6回 月1回水曜19:00 ~ 21:00 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 2,500 円 (単発 500 円/回)
●コーディネーター
・竹ノ内 研司(たけのうち けんじ)建設業作業員の謎の「アマ市民」(笑)元々アウトドア系ノンポリリベラルだったが、9・11 後社会の変化に危機感を抱き遅咲きの市民活動デビュー、「遊」リピーターともなる。2008 年からの札幌での「非正規労働メーデー」でのサウンドデモ参加の経験を活かし、ひょんな事から当講座企画に参加。
・小泉 雅弘(こいずみ まさひろ)さっぽろ自由学校「遊」事務局。デモは大切だ~と思っているがさほど参加していない(実は苦手?)

参加者全員で独自のデモを企画、実行することを通したワークショップ形式で、今、ここでの自分達にとっての民主主義の意味と価値を考える「冒険」講座! 

沖縄基地移設問題、原発再稼動、秘密保護法、集団的自衛権の解釈改憲…最近、政府が示された民意を平然と無視した政策を進める例がやけに目に付きます。この国は「民主主義」だったはずですが、私たちに何ができるのでしょう? それは効果があるのでしょうか? 難しいイデオロギーや政治理論など知らなくても、素朴な問題意識だけでも自分たちの未来の話はできるはずです。憲法12 条には「この憲法が国民に保障する自由および権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」と書かれています。それはどう理解したらいいのでしょうか? 今、社会が何かおかしいと直感する全ての人たちへ提案します。ここで何を考え、何をするかはあなたの自由です! いつ行動を起こす?…○でしょ?(笑)
★デモ自体の実行日は参加者の都合等を考慮して6 回の講座とは別途予定。
★また、毎回終了後、希望者による「居酒屋政治談義」も秘密裏に計画中w

2014年10月8日(水)
声を形にしてみる
何かおかしい最近の政治。参加者それぞれの違和感を出し合い、それぞれの声をいろいろな形で表現してみます。伝わる表現とは何でしょう?また、この国で「民主主義」が機能不全になる多様な理由や、私たちのできる事を考えてみます。

2014年11月12日(水)
デモってなんだろう?
デモと聞いて皆さんは何をイメージするでしょう?デモに否定的な意見が出てくる理由を考え、デモに意義があるのかや、これまでのイメージを打ち壊すようなデモのバリエーションなど、これならやりたいというデモ像を追及。

2014年12月10日(水)
政治家を活用してみる
デモだけで世の中が変えられるわけではありません。まずはそのために選ばれているはずの人々、「議員」との付き合い方を考えてみます。デモを活かすための政治家の利用法ってあるの?デモ以外の「民主化」方法との効果的関係、コラボレーションを考えてみます。

2015年1月14日(水)
効果的デモとは?
さて、実際にデモをしようと決めた時、どのような準備が必要なのでしょうか?規制/ 交通誘導する警察や広報のためのマスコミなどとの付き合い方によってもデモの性格は変ってきます。デモの実際を知って、効果的デモとは何かを話し合います。

2015年2月11日(水)
いざ、準備開始!
ここまでで必要な予備知識は整理できたので、おもむろにデモ謀議を始めましょう。デモのテーマは?形式は?日時は?参加者の得意分野を活かし、それぞれできる範囲の役割を分担し、実際に準備をして行きます。

2015年3月11日(水)
デモを超えて
デモ準備と並行して、ここまでの講座からのアイディアを発展させ、私たちはデモを超えてこれからの社会に向けて何ができるか、自分たちのための新しい「自由民権」運動を構想しましょう。

[技能]情報端末を着こなそう~コミュニケーション環境が激変する~

● 1 0月18日(土)開講 全6回 月1回土曜14:00 ~ 17:30(途中30 分休憩)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●参加費 1回 一般2,000 円 会員1,800 円
●講 師 俵屋年彦( たわらやとしひこ) 
 ソーシャルパワーSAPPORO 創設者
 https://www.facebook.com/socialpowersapporo 

身につける多様な情報端末が、登場し始めています。情報とのつきあい方、コミュニケーションのあり方が大きく変化します。さらに日常生活に溶け込んでいきます。
講座では、ウエアラブル端末の歴史を振り返るとともに、登場した個々の端末の特徴と可能性を探ります。そして参加者に端末の機能を実際に体験してもらいます。眼鏡型、時計型など、身につける情報機器の登場は以前から予想されていました。しかしリアルな仮想現実を体験できる機器の登場は、まだ先のことと考えられていました。現在開発中の「オキュラス・リフト」は仮想現実に入り込む体験ができます。講座では、開発者向けの試験機器を使い、「脳がだまされる」衝撃的な実体験を通して、仮想現実の壮大な可能性を探ります。
没入型の仮想現実は新しい次元の体験の共有を可能にします。人種や性別、様々な障害、特殊能力など異質な他者、マイノリティの疑似体験も可能です。一人一人の現実が、いかに限られた現実であるかを実感できます。

※各回とも、参加者が実際に個々の情報端末の機能を体験する時間を取ります。じっくりと体験していただくため、各回の講座参加者は10 人までとさせていただきます。事前の参加申し込みをお願いいたします。端末は毎回変わりますが、「オキュラス・リフト」は毎回体験する時間を設けます。多様なソフトで毎回異なる仮想空間を体験できます。

2014年10月18日(土)
ウエアラブル端末の歴史
やっと身近な存在になろうとしているウエアラブル端末。身につける情報端末というアイデアは、長い歴史を持っています。ウエアラブル端末の歴史を解説します。

2014年11月15日(土)
端末の多様性1
ウエアラブル端末は、さまざまな形態をとります。眼鏡、時計、ブレスレット、ネックレス、指輪、イヤフォンなど多彩です。衣服そのものが端末にもなります。

2014年12月13日(土)
端末の多様性2
没入型の仮想現実を体験できるヘッドマウントディスプレイは、パソコン、ゲーム機、スマートフォンとさまざまなタイプがあります。

2015年1月17日(土)
端末の連携1
機器を取り出すことなく、いつでも情報を確認できるのが特徴です。スマートフォンやタブレットなどと連携し、手軽さと便利さを増していく存在です。

2015年2月14日(土)
端末の連携2
ウエアラブル端末どおしが連携する仕組みも進んでいます。個々の物につけられた情報端末をはじめ、たくさんの情報端末がつながりながら適材適所で働きます。

2015年3月14日(土)
ウエアラブル端末の未来
これからも多彩なウエアラブル端末が登場しますが、それはユビキタス社会の過渡期に過ぎません。ウエアラブル時代の次ぎにくる未来について解説します。

[技能]大人の作文教室~あなたもルポライター~

●5月7日(水)開講 全5回 水曜19:00~21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
●コーディネーター くろだ としひこ(畔田 俊彦)
フリーライター&セミナー講師。 NPO小さなカレッジ代表。北海道の音楽や美術に関する取材・執 筆活動を通して地域文化の情報発信を続けています。科学技術コミュニケーター。NPOエコラボにて省エネ教室・ ECOイベントなどを担当。

昨今、書店には多種多様の書籍・雑誌・専門書などが無数に並び、そこには様々な記事・特集・連載コラムなどがあふれています。今回は、多くの雑誌・刊行誌などの出版物に見られるルポ・ライティングについて、題材の着眼点・取材方法・資料収集・検証方法などを最前線の現場のライター・新聞記者・研究者を講師に招いて学んでいきます。雑誌記事・新聞記事・研究記事をとおして、ルポ・ライティングによる記事制作のあり方や表現力などについても参加者の皆さんと一緒に考えていきます。
そしてこの講座で学んだことを、「遊」でのルポ・ライティングによる企画や記事執筆などに活かしていきます。受講者による「遊」の広報誌「ゆうひろば」への投稿や新たな発行誌による執筆記事の制作も企画します。

2014年5月7日(水)
ルポ・ライティングの基礎~ルポ・ライティングの楽しさ・難しさ~
文書作成・取材やルポ・ライティングの基本について解説します。更に北海道の雑誌を中心に記事を紹介して、ルポ・ライティングに活かしていくことを学びます。

2014年6月4日(水)
定期刊行誌でのルポ・ライティング~人気季刊誌「カイ」にみる記事制作力~
●谷口 雅春(たにぐち まさはる)フリーライター・季刊誌「カイ」副編集長
現在、北海道を中心に発行されている人気季刊誌「カイ」を中心に、取材や調査・ 執筆・制作に関する話をして頂きます。また北海道を題材とするポイントなどを伺います。

2014年7月2日(水)
研究者によるルポ・ライティング~成果発表における表現と執筆~
●宮内 泰介(みやうちたいすけ)北海道大学大学院文学研究科教授(環境社会学)、さっぽろ自由学校「遊」共同代表 
『かつお節と日本人』(2013, 岩波新書)、『開発と生活戦略の民族誌』(新曜社)の出版をとおして調査・取材と執筆に関してお話して頂きます。

2014年7月30日(水)
新聞記者によるルポ・ライティング~新聞にみる取材力・調査力~
●関口 裕士(せきぐち ひろし)北海道新聞・報道センター記者(環境、原発・エネルギー担当)
新聞における取材・調査・検証など記事制作に関する話をして頂きます。更に多種多様な記事を扱う新聞において、記者の取材原稿がどのように紙面に載っていくのかを現場の目で紹介して頂きます。

2014年9月3日(水)
ルポ・ライティングの実践に向けて~自分らしいルポ・ライティングとは~
過去4回の講座をもとにしたルポ・ライティングのまとめ(総論)。新しい雑誌・発行誌のアイデアやプランニングについて解説します。「遊」のルポ・ライティングをどう構築していくかを参加者で考えて行きます。

[技能]個人が無料で電子出版する方法

●8月9日(土) 14:00~17:30 (途中30分休憩)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般2,000円 会員・学生1,800円
●講 師 俵屋 年彦(たわらや としひこ)
 ソーシャルパワーSAPPORO創設者
 https://www.facebook.com/socialpowersapporo

電子書籍が徐々に浸透してきました。紙の本は、装丁や手触りを含めて魅力ある媒体で、これからもなくなることはありません。しかし、インターネットですぐに買える、品切れがない、蔵書の置き場所に困らないなど、電子書籍ならではの魅力もあります。紙と電子を効率的に使い分ける時代になると思います。本講座では、電子書籍を買って読むだけでなく、作り出すという観点で、講師の実体験をもとに解説します。希望する参加者には、実際に作業してもらいます。
※電子書籍を発行するなら、執筆前、発行前にFacebookページなどを作ることをお勧めします。私はKindle ストアでの出版前に「登ろう Kindleストア」というFacebookページをつくりました。多くの人たちと交流 しながら電子書籍を発行し(http://amzn.to/18ddM5v)、交流を続けています。
※アマゾンのKindleストアでは、アマゾンのアカウントと印税用の銀行口座があれば登録できます。ただ、ア メリカの納税者番号を記入した二重課税回避の申請をしないと印税の30%が源泉徴収されてしまいます。 アップルのiBookストアでは、登録時にアメリカの納税者番号が必要です。
※納税者番号取得の正しい申請書の書き方を説明し、希望する参加者一人一人にFAXで申請できる申請書を印 刷してお渡しします。この機会に、納税者番号を取得してください。必要になったときに、いつでも使えます。

[からだ]東洋医学入門講座

●5月23日(金)開講 全5回 金曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般 5,000 円 会員・学生 4,000 円(単発 一般 1,500 円 会員・学生 1,000 円)
●講 師 鮒田 新世(ふなだ しんよ)
鍼灸師として自営の鍼灸治療室RELSHYで日々患者さんたちの身体とコミュニケーションを取らせていただいています。特別支援教育にも長く関わってきました。冬はスキーのインストラクターもしています。

東洋医学に興味があるけど、 難しくて自力で勉強するのには限界があると感じている方、 入門講座にどうぞ!東洋医学のエッセンスは、なるほど、と思うことがあるけど、あちこちで見聞きする東洋医学のエッセンスに矛盾があって混乱してしまう、と思っている方、是非とも入門講座においでください! 東洋医学は部分を捉えるだけではなく、全体をみることが大事です。 ものの考え方という部分から、丁寧に解説していきます。 テキストは、漫画や図を使ったりしますので、 初心者大歓迎です。

2014年5月23日(金)
宇宙のなりたちと陰陽五行の基礎
人体は小宇宙。宇宙の始まりは生命の始まり。形のない混沌の世界に陰陽が生まれ動き始め、命が生まれます。宇宙という全体から、人体の成り立ちと働きをイメージしてみましょう。瞑想したりするときにも、宇宙の始まり、混沌の世界に立ち戻ると、とても力をもらえるような感覚ですよ。

2014年6月20日(金)
春夏の生活と肝臓と心臓の働き
春は肝臓が大活躍。夏は心臓が大活躍。そして春夏はちょっと心が躍る季節。楽しさでいっぱいの季節。さて、どんなことに気をつけたら次の季節に活躍する内臓にバトンタッチできるでしょうか?どんな心身の不調が見られ、それに対してはどんな対策が考えられるでしょうか?

2014年7月18日(金)
土用と胃の働き
土用は季節と季節の間に 18 日間ずつ、一年に 4 回あります。ちょっと不安定になりがちな季節です。じっくり自分に向き合って観察しながら、うまくバランスをとる必要があります。胃の働きに注目することは、自分の中心に注目すること。土用に気をつけること、考えてみましょう。

2014年8月29日(金)
秋冬に向けての生活と肺と腎臓の働き
秋は肺が大活躍。冬は腎臓が大活躍。そして秋冬は冬眠にむけて、あれこれ片付けて蓄える季節。静かに夢をたくさん見て春を待つ季節。その季節に備えて、この一番暑い時期に今できることをしておきましょう!腎臓は特に、生命力の源なのです。そこにエネルギーをどれだけ貯められるかが、来年元気に過ごせるかが決まってくるのです。

2014年9月26日(金)
東洋医学から見た精神のとらえ方
東洋医学は身体も精神もどちらもみます。宇宙は全て一つ。身体も精神も一つ。どうやって頭と身体を一つにするか。内臓にも「こころ」があります。内臓の働きによって「こころ」の動きも変化します。でも、「こころ」の動きによっても内臓の働きが変化するのです。自分の意識でどう身体をコントロールするか、身体の声にどう応えて生きるか。生涯の課題でもありますね。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ 丸山真男著『日本の思想』を読む<後期>

●10月10日(金)開講 全6回
 月1回金曜18:30 ~ 20:30
 10/10、11/7、12/5、1/16、2/13、3/13
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
     ( 愛生舘ビル6F)
●受講料 一般9,000 円 会員・学生7,200 円
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
著述業(哲学、社会思想)。著書に『天と地と人と』『田中正造と民衆思想の継承』『風の吹き分ける道を歩いて-現代社会運動私史』(以上、七つ森書館)、『< 共生> への触発』(みすず書房)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)、『静かな大地』(岩波書店)など。

1961 年に出たものですが、現代の古典といってよいものです。いま読むと文章が結構む
ずかしく、読みづらいかもしれません。できるだけわかりやすく読み解きたいと思います。著者は、日本を代表する政治学、政治思想史の人です。(花崎 皋平)

●テキスト 『日本の思想』丸山真男著 
(岩波新書 700 円+税)
※前期からの継続のため、テキスト中途からとなります。

[ゼミ・学習会]コミュニティー・オーガナイジング (Community Organizing) を学ぼう!<後期>

●10月22日(水)開講 全6回 水曜19:00 ~ 21:00
 10/22、11/26、12/17、1/28、2/25、3/25
 *特別企画の詳細につきましては、別途ご案内いたします。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル6F)
●受講料 一般4,000 円 会員・学生3,000 円 (単発1,000 円)
●チューター兼ナビゲーター 高橋 一(たかはし はじめ)
1953 年、札幌生まれ。牧師、NGO ワーカー(カンボジア)を経て、酪農学園大学教員を2013 年3月まで続ける。現在はキリスト教とNGO・NPO 運動の関連を研究中。

前期に続き、「コミュニティー・オーガナイジン(Community Organizing)を学ぼう!」の学習会を開催します。後期にはサプライズが二つあります。(1)10 月に札幌を訪れる予定の、学習会のテキストの著者である、マレーシアでコミュニティー・オーガナイジングを長年続けてきたタン・ジョハンさんによるワークショップを別途計画しています。彼の実践的テキスト“Walking on Water”, a book about community organizing, by Jo Hann Tan, 2008(\1,000)をより深く学ぶ機会となるでしょう。さらに、(2)コミュニティー・オーガナイジングの思想がアメリカで生まれた背景を、その創始者であるアリンスキーを中心に研究されている石神圭子さん(北海道大学法学部助教)にも特別講師として来ていただいて、お話をお聞きする予定です。ご期待ください!

[ゼミ・学習会]+αの読書会

『里山資本主義~日本経済は「安心の原理」で動く』
藻谷浩介・NHK 広島取材班(角川新書one テーマ21 781 円+税)

●10月17日(金)開講 全6回 月1回金曜 19:00 ~ 21:00
 10/17、11/14、12/12、1/23、2/20、3/20
● 会 場 さっぽろ自由学校「遊」
● 参加費 一般5,000 円 会員・学生4,000 円
   通し参加が原則ですが、単発参加も受け付けます(一般・会員とも1 回1,000 円
第1回 オープニング・トーク 「各地の地域資源活用の事例から」
お話 宮内 泰介(北海道大学教員・さっぽろ自由学校「遊」共同代表)

第2回~第3回 読書会
テキストの「最終総括」を読みながら、日本経済の現状と課題を議論、それを踏まえて紹介されている事例を検討します。

第4回 問題提起「地域通貨の可能性と課題と里山資本主義」
お話 横田 恒一(さっぽろ自由学校「遊」会員)
地域の資源の発見やコミュニティづくりなど、共通する点が多い地域通貨の事例から見える課題やポイントについての提起を受けて話し合います。

第5回 ワークショップ「具体的な事例を検討する」

第6回 まとめの議論
「遊」ではこれまでも日本社会のこれからを展望しよう(なんとか希望を紡ぎ出そう)という読書会をしてきました。日本社会のこれからを考える読書会第3 弾は、これまでのやや難解な政治理論を扱ったテキストとは趣を変えて、具体的な実践を論じて新書大賞を受賞、30 万部に近づいているベストセラーを取り上げます。どんな人たちが読んでいるんだろう? なども興味深いところです。読書会を中心にしながら、トークやワークショップも取り入れて進めます。皆で議論しながら、里山資本主義の可能性を考えてみませんか。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ 丸山真男著『日本の思想』を読む

●5月16日(金)開講 全5回 月1回金曜18:30~20:30
 5/16、6/13、7/11、8/22、9/19
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」 (愛生舘ビル6F)
●受講料 一般7,500円 会員・学生6,000円
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
著述業(哲学、社会思想)。著書に『天と地と人と』『田中正造と民衆思想の継承』『風の吹き分ける道を歩いて-現代社会運動私史』(以上、七つ森書館)、『<共生>への触発』(みすず書房)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)、『静かな大地』(岩波書店)など。

1961年に出たものですが、現代の古典といってよいものです。いま読むと文章が結構むずかしく、読みづらいかもしれません。できるだけわかりやすく読み解きたいと思います。著者は、日本を代表する政治学、政治思想史の人です。(花崎 皋平)

●テキスト 『日本の思想』丸山真男著 (岩波新書 700円+税)

[ゼミ・学習会]コミュニティー・オーガナイジング(Community Organizing)を学ぼう!

●5月30日(金)開講 全5回 金曜19:00~21:00
 5/30、6/20、7/18、8/29、9/26
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般4,000円 会員・学生3,000円
     *テキスト代1,000円が別途必要となります。
●チューター 高橋 一(たかはし はじめ)
1953年、札幌生まれ。牧師、NGOワーカー(カンボジア)を経て、酪農学園大学教員を2013年3月まで続ける。現在はキリスト教とNGO・NPO運動の関連を研究中。
●ゲスト 未定

東日本大震災の被災地では、コミュニティーの〈新生〉が課題となっています。それはコミュニティーの〈再生〉とは違うのでしょうか。そもそもコミュニティーを作り出すとはどんな仕事なのでしょうか。そのキーワードとなるのがアメリカで生まれたコミュニティー・オーガナイジングです。米国のオバマ大統領が若き日にその仕事(コミュニティー・オーガナイザー)をシカゴの貧困地区で数年間続けたことも知られています。マレーシアでコミュニティー・オーガナイジングを長年続けてきたタン・ジョハンさんのテキスト(英語)をいっしょに読みながら、時にゲストを迎え、現代日本におけるこの活動の可能性と方向性を探ります。

●テキスト
“Walking on Water”, a book about community organizing, by Jo Hann Tan, 2008(¥1,000)

[ツアー]余市 田舎暮らし体験Weekend 9/27~28

●日 程 9月27日(土)~28日(日)
●参加費 10,000円
●定 員 8名(最少催行6名)
●共 催 NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト

【行程案】
〈1日目〉 12時JR余市駅集合
余市テラスでコミュ二ティレストランの話を聞く(ランチ入れて90分)/ハル農園ツアーと農作業(2~3時間)/脱サラ農家の体験談と北海道農業についてディスカッション&交流(90分)
〈2日目〉
朝食後フットパス散策(1~2時間)/エコビレッジ概論(1時間)/時間が余れば農作業
12時JR余市駅に送って解散
*天気次第でアクティビティは前後します。
*宿泊は男女別相部屋です。寝具は用意します。

田舎暮らししながら新しい働き方や生き方を考えてみようという週末体験企画です。余市で農業やエコ・ビレッジ、コミュニティ・レストランなどの活動に触れ、余市で活動する方々と交流します。収穫の秋、農園でブドウ狩りも楽しめます。
参加ご希望の方は、開催2週間前までに「遊」事務局までご連絡ください。

[映画上映]「ルイズその旅立ち」上映会

●日 時 7月19日(土) ①14:00 ②16:30 ③18:30
*①、③のみ北村巌さんの講演「大杉栄・伊藤野枝とその時代」(20分)終了後に上映 開始。
<北村巌さんプロフィール>
北海道文教大学講師。道内の公立校・北海道文学館での勤務の傍ら、評論活動を続け、94年「島木健作論」で北海道新聞文学賞受賞。著書に「有島武郎論」「金子喜一とその時代」「大逆罪」など。札幌在住。

●会 場 札幌市教育文化会館・4階講堂(中央区北1西13)
●料 金 前売1,000円 当日1,200円
     *6月上旬より、市内プレイガイドにて発売
●協 力 札幌映画サークル
『ルイズその旅立ち』(1997年/98分) 製作・監督・脚本 藤原智子
・ キネマ旬報1997年度文化映画部門ベスト第1位
・ 毎日映画コンクール1997年度記録文化映画賞
・ 日本映画クラブ1997年度ノンシアトリカル部門第1位
・ 第6回スポニチ文化芸術大賞優秀賞/第1回藤本賞・新人賞
※藤原智子監督作品『ベアテの贈りもの』『シロタ家の20世紀』、脚本『100年の谺』

関東大震災の混乱のなかで憲兵に殺された大杉栄、伊藤野枝を両親に持つ市民運動家、伊藤ルイさん(1922-96)の生涯を描いたドキュメンタリー映画。ルイさんは両親の死後、母親の実家に引き取られ、軍国主義の下「国賊の子ども」と言われ、周囲の厳しい視線にさらされて成長。結婚して4人の子どもをもうけるが、離婚して苦労を重ねた。その後、両親の死因鑑定書が公表されたことがきっかけになって人権保護の市民運動にかかわっていく。晩年、癌を宣告されたが、「十分生きた」と延命治療を拒み、自然死を選んで74歳の人生を閉じた。映画はルイさんの凛とした姿を細やかに描き、日本近代史の汚点ともいわれた大杉夫妻の殺害も学べる内容です。

[公開イベント]第26 回 ビキニふくしまプロジェクト ふるさとにかえりたい~リヨミおばあちゃんとヒバクの島~

●10月11日(土) 13:00 開場 13:30 開演(~ 15:45)
●会 場 札幌市教育文化会館401( 札幌市中央区北1条西13 丁目)
●参加費 700 円
●お話 島田興生(しまだ こうせい)
1939 年サハリン生まれ。北海道に育つ。フォトジャーナリスト。1974 年から約40 年間マーシャル諸島ビキニ水爆実験の後遺症を追跡取材。1985 年から6 年間、妻と現地に暮らす。著書に『還らざる楽園』(小学館)『マーシャルの子どもたち』(福音館書店)『ふるさとはポイズンの島』(旬報社)など。
●朗読 羽生田有紀(はにゅうだ ゆき)
2012 年ビキニふくしまプロジェクト発足より参加。スライドトーク、プロジェクト事務局スタッフとして活動。『ふるさとにかえりたい』が初の著作。

「ビキニふくしまプロジェクト」は、「ビキニを見れば、ふくしまが見える」を合言葉に、フォトジャーナリスト島田興生さんのスライド上映&講演を中心に各地をまわって、「遊」が26 回目となる。米国の水爆実験で放射能というポイズン(毒)に襲われた中部太平洋マーシャル諸島の人々を40 年に渡って撮り続けてきた島田興生さんは、「放射能汚染で島を追われたロンゲラップ住民の姿は、福島第1原発事故の被災者と二重写しになる。同じようにふるさとを追われた人たちの思いを伝えたい。」と語る。
今回は、新作の写真絵本「ふるさとにかえりたい~リヨミおばあちゃんとヒバクの島」の文章を執筆した羽生田さんとともに道内を巡る。

[公開イベント]上野千鶴子 憲法を語る~もう一度、「平和」を選び直す~

●10月16日(木) 17:30 開場 18:15 開演(~ 20:00)
●会 場 北海道自治労会館 5階大ホール
      (札幌市北区北6条西7丁目5-3)
●参加費 前売1,000 円 当日1,200 円
●講 師 上野 千鶴子(うえの ちづこ)
1948 年富山県生まれ。東京大学名誉教授。東京大学大学院教授を2011 年退職。2012 年4 月から立命館大学特別招聘教授。認定NPO 法人WAN(ウィメンズアクションネットワーク)理事長。日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニア。近年は介護とケアの領域へと研究範囲を拡大。
著書に『家父長制と資本制』『近代家族の成立と終焉』(以上、岩波書店)、『ナショナリズムとジェンダー』(青土社)、『おひとりさまの老後』(法研)など多数。近刊に『上野千鶴子が聞く、小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?』(共著、朝日新聞出版)、『<おんな>の思想』(集英社インターナショナル)、『上野千鶴子の選憲論』(集英社新書) など。

ジェンダー研究の第一人者上野千鶴子さんが憲法を語ります。横浜での講演に加筆して今年4月に出版した『上野千鶴子の選憲論』では、改革の旗を掲げる改憲派に対して護憲派の方が守旧派に見えて分が悪い、何もしないことで解釈改憲に加担しているかもしれないと述べています。
では、どうするか。上野さんは第三の選択肢として、「選憲」を提示しています。現行の憲法を功罪ともに検討したうえで、もう一度選び直しましょうという提案です。
私たちはどんな憲法を望むのか、どんな社会をつくりたいのか、主権者として、上野千鶴子さんと共に考えたいと思います。

[公開イベント]2014年度前期オープニング企画 チェルノブイリ・スケッチ「風しもの村」原画展

●4月22日(火)~27日(日)開催
  22日(火)~25日(金) 13:00~20:00
  26日(土)、27日(日)10:00~20:00
●会 場 愛生舘ビル2階207
     (元のさっぽろ自由学校「遊」教室)
●入場無料
●貝原 浩(かいはら ひろし) 1947年~2005年
東京芸術大学工芸科卒業。ペン画、筆絵、鉛筆画など、さまざまな作風で活躍。いくつもの国や地域を旅して、風景や人物を描き続けた。雑誌イラスト、書籍装丁、ポスターデザインなどの仕事も多数。

チェルノブイリ原発事故の6年後から、その風下となったベラルーシを訪ね、そこに住み暮らす人々の姿や風景を、縦65×横182㎝の大判和紙14枚に描いた。2011年3月以降、今の私たちの「これから」を考えるきっかけにと、全国で20回以上展示される。
チェルノブイリ原発事故から6年後、ベラルーシのチェチェルスクを訪れた 貝原浩さんは、そこになお人々の穏やかな暮らしのいとなみが続いていることに衝撃を受けます。何があっても、暮らしは続いていくこと、今なお続けられる自然とともにある暮らしは、そこに何があったのか、何を奪われたのかをも、語りかけてきます。
丁寧に描き込まれた暮らしのいとなみの一つ一つ、しわ深いお年寄りの慈愛にみちた穏やかな表情が語りかける、データや言葉では表しきれない「風しもの村」の真実をごらんください。