2011年度講座

2011年度に開催した講座をご紹介します。

2011年度

[語学・コミュニケーション]出会う英語Listen&Talk!

●10月3日(月)開講 
・毎週月曜19:00~20:30 後期18回
・後期10/3~2/27(18回)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名(最少催行5名)
●受講料 一般30,000円 会員 28,500円 学生 24,000円
  *体験(1回のみ)1,000円
●講師 Dilip BK Sunar (ディリップ ビーケー シュナール)BA St. Louis University USA

皆様へ ~メッセージ~
All of you are most welcome to talk and discuss in English at Freedom School. Together lets get into various topics, get know each other and exchange our views and ideas. Bring your hopes to a issue or just be socialized, get informed or let others , the everyday matters around us in English language has never been so fun and helpful. I look forward to see you all and can’t wait building a new community. Never End Peace and Love.
英語は、世界じゅうの異なった文化や歴史をもつ人たちと交流するためのツールのひとつです。このクラスでは、環境・平和・人権などのテーマについて、身近な話題を切り口に、英語で話し合います。まずは、つたなくても間違ってもいいから、躊躇しないで話してみるのが第一歩。だんだん使える語彙が増え、自分の考えを英語で言えるようになります。それは、自己を再認識したり、多様なものの見方に触れたり、知識や考えを深めたりすることにつながります。

話すことに自信がない方は、まず講師や参加者の話に耳を傾けることから始めてみましょう。
2011年6月20日(月)2回完結 6/20、7/4
出会う英語 Listen & Talk!
■1回目:6月20日(月)19:00~20:30
■2回目:7月4日(月)19:00~20:30
●参加費(2回分): 3000円  
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
ゲスト: Sunar Dilip BK 
内容: ・ゲストによるネパールの紹介 (歴史、文化、地理、政治、教育・・・)
    ・これまでの人生談(話の流れによっては!?)
    ・ネパールの社会問題と、ストリートチルドレン
    ・今後何ができるか

9/5、9/12、9/26
【出会う英語 Listen & Talk!】 9月3回完結~テーマ 『外国メディアが描く日本』~
このクラスは、興味深い話題とともに、英語のコミュニケーションを楽しむことを目的とします。クラスの基本的な流れは、講師のディリップさんより話題提供後、フリートークタイムに移行します。ディリップさんの話す英語は、自己主張せずには生きていけないアメリカで培ったバイタリティーを感じさせます。その点も、日本人英語学習者として大いに参考になるでしょう。
話すことに自信がない方は、まずディリップさんの話に耳を傾けることから始めてみてください。そして、つたなくても間違ってもいいから、英語を発してみましょう。
各回で「外国メディアが日本をどう報じているか」に着目したトピックを、資料を交えて取りあげます。単発のご参加も歓迎します。ぜひお越しください。

<日程(全3回)> 
1回目 9月 5日(月) Energy & Economy
2回目 9月12日(月) Politics & Affairs
3回目 9月26日(月) Overcoming obstacles

時間: 各 19:00~20:30
場所: さっぽろ自由学校「遊」
受講料: 1回 1500円(3回通し申込の場合:4200円)

講師:Sunar Dilip BK(シュナール ディリップ ビーケー)
ネパール出身。人生の半分を、外国(オーストラリア、アメリカ、日本)で暮らし、絶えず異文化と接触しながら暮らしてきましたが、心はいつもネパールにあります。ネパールのストリートチルドレンを救済する活動に関わっています。

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、ハングル

●10月3日(月)より(2012年2月まで) 全18回
●受講料 一般30,000円 会員28,500円 学生24,000円 ※体験(1回のみ) 1,000円 
●定 員 各クラス8名(最小催行人数 各クラス5名)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●講 師 奇 英花(キ ヨンファ)  北海道大学教育研究科卒

入門コース  毎週月曜18:30~19:50  
初級コース  毎週月曜20:00~21:20

●5月9日(月)開講(2012年2月まで) 全36回
●受講料 一般55,000円(分割30,000円×2 会員は3,000円割引) 学生48,000円
 ※体験(1回のみ) 1,000円 
●定 員 各クラス8名(最小催行人数 各クラス5名)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」

入門コース  毎週月曜18:30~19:50  
初級コース  毎週月曜20:00~21:20

●講 師 奇 英花(キ ヨンファ)  北海道大学教育研究科卒

1997年に始まった「遊」のハングル講座。言葉を入り口にすぐお隣の人たちのことをもっと知る機会にすると同時に、一人歩きできる会話力の習得というゴールを目指します。これからハングルを学ぼうという方のための「入門コース」と、文字が読めて、ごく簡単な会話ができるという方のための「初級コース」の2クラスを設けます。
「入門コース」は、ハングルの読み書きから始めます。かな文字と同じく表音文字とはいえ、母音と子音とで構成されるハングルは、音にはより敏感なところは難しい。でも日本語によく似た漢字音も多く、また語順もほぽ同じ。テキストには「韓国語レッスン初級Ⅰ(スリーエーネットワーク版)」を使います。
「初級コース」は、ハングルで書かれた文が読めて、ごく簡単な会話の出来る方たちに最適です。文法を学びつつ、ドラマ・映画・音楽そして日韓のあれこれの情報にも触れながら語彙をふやし、日常会話を習得して
いきましょう。

[語学・コミュニケーション]英語で世界を知る

●10月14日(金)開講 全6回 
 月1回金曜 19:00~20:30
 10/14、11/11、12/9、1/13、2/10、3/9
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 一般 8,000円 会員 6,000円 学生 5,000円
 *体験(1回のみ)1,000円
●コーディネーター 滝口 香織(たきぐち かおり)さっぽろ自由学校「遊」事務局

日本のマス・メディアでは流れない世界の出来事を、英文記事や英語ニュースを通して学びます。人権、子ども、労働、紛争、開発、貧困、環境、エネルギー、貿易などのテーマを選び、理解したことを参加者同士で意見交換(日本語で)します。ニュース英語に慣れ、社会や政治についての単語や表現を覚えましょう。世界の動きを知りたい人、自分や日本を客観的に見たい人、ぜひご参加ください。

[語学・コミュニケーション]アイヌ語を話そう!~アイヌ語オーラル・トレーニング~(後期)

●10月14日(金)より 全12回 
第2・4金曜日19:00~20:30
10/14、10/28、11/11、11/25、12/9、12/23、1/13、1/27、2/10、2/24、3/9、3/23
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 15,000円 (単発参加1,500円/回)*テキスト代別
●テキスト『CDエクスプレス アイヌ語』中川裕・中本ムツ子著(白水社、2,940円)
*テキストをお持ちでない方は、お申込の際、購入希望 をお申し出ください。お渡しする初日当日に代金の お支払いをお願いいたします。
●トレーナー 中村 智子(なかむら ともこ)
札幌市内英会話スクール教師。過去に二風谷、千歳、白老などでアイヌ語教室に参加。

「アイヌ語を話したい。でもどうすれば・・・?」なんて思っていませんか? 話せるようになるには話すためのオーラル・トレーニングが必要です。前期に参加された方も、後期からはじめる方も、アイヌ語学習経験のある方も、ない方も、みんなで一緒にアイヌ語を声に出して、いろいろなトレーニング方法を楽しみましょう。第2言語を話すためのトレーニング専門トレーナーが、毎回とっておきのメニューをご用意します。 

[語学・コミュニケーション]自主勉強会 英語通訳になろう

海外ゲストを迎えての講演会や交流会、スタディツアーなど、NGOやNPO活動には、通訳が欠かせません。でも、プロに頼むとたくさんお金がかかったり、活動に詳しい人が見つからない。だから、活動に関心のある人自らが通訳としての自信と実力を身につけよう、というのがこの学習会。英語をそれなりに勉強してきて、通訳に興味のある方、スキルを学び合う仲間がほしい方、英語と日本語の狭間で社会や世界とつながりたい方、ぜひご参加ください。

●10月26日(水)より(2012年4月まで) 
 月1回を基本 7回 水曜19:00~20:45 
 10/26, 11/30, 12/21, 1/25, 2/22, 3/21, 4/18
*日程は参加者との調整で変更する場合があります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名程度
●対象者 英語リスニング、スピーキングがある程度できる人 
●参加費 一般6,000円 会員4,500円*体験(1回のみ)1,000円
(教材購入、資料コピー代、ゲストスピーカー謝金等)

●5月25日(水)より 月1回を基本
 オリエンテーション1回+勉強会11回
 水曜19:00~20:45 
 5/25, 6/22, 7/20, 8/17, 9/14  
  *日程は参加者との調整で変更する場合があります。
  *10月以降の日程は後期パンフレットでお知らせいたします。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名程度
●対象者 英語リスニング、スピーキングがある程度できる人 
●参加費 年間9,000円(会員3,000円割引)*体験(1回のみ)1,000円
(教材購入、資料コピー代、ゲストスピーカー謝金等)
 *オリエンテーションは無料です。
 *ゲストを呼ぶ回数が多い場合は別途参加費を集めます。

【オリエンテーション】5月25日(水)19:00~20:45
・当勉強会の趣旨の確認と、これまでのすすめ方の紹介をしながら、参加者の皆さんの希望をうかがいます。
<参考>これまでの内容
・参加者の希望を出し合いながら、勉強会を進めるスタイルです。
 2008年度:ゲストスピーカーを迎え、通訳の実戦練習。
 2009年度:自分たち自らが通訳ボランティアとなり、講演会「再発見、北海道」を企画・実施。
 2010年度:「遊」の「パレスチナ問題とは?」学習会にて映像通訳を務める。
2011年7月20日(水)
イギリス英語に親しもう
英語通訳勉強会によるミニ企画のご案内です。

今回は、イギリス英語のリスニングに焦点を当てながら、
イギリス文化にも親しむ機会にしたいと思います。

お気軽にご参加ください。

【通訳勉強会主催】「イギリス英語に親しもう」

日本で手に入る英語のリスニング教材は、アメリカ英語のスピーカーによるものがほとんどです。
しかし、アメリカ英語のサウンドに慣れすぎてしまうと、イギリスやその他の国々出身の英語ネイティブの方の発音に苦手意識を感じることが少なくありません。
今回は、イギリス留学経験者の当勉強会メンバーのアドバイスを参考にしながら、イギリス英語のリスニングのコツを体得しましょう。

日時:7月20日(水)19:00~20:45
場所:さっぽろ自由学校「遊」
参加費:1000円
定員:10名 
★事前にお申込みをお願いいたします。

[語学・コミュニケーション]英語で世界を読む

●5月13日(金)開講
 前期8回 金曜19:00~20:30
 5/13,5/27,6/10,6/24,7/8,7/22, 9/9,9/30   *日程は変更になる場合があります
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般14,000円 会員12,500円 学生11,000円 
 *体験(1回のみ)1,000円
●使用テキスト例
「New Internationalist」:世界の貧困や不平等などの問題を伝える月刊誌
●講 師 越田 清和(こしだ きよかず)
さっぽろ自由学校「遊」理事。札幌市内の大学数校で非常勤講師を務める。1993年から2000年まで英文季刊誌AMPO編集部、現在は英文誌Japonesia Reviewの編集コレクティブの一員。訳書に『ピナトゥボ山と先住民族アエタ』(明石書店)、著書に『国家・社会変革・NGO』(共著、新評論)など。

日本のマス・メディアでは流れない「もう一つの世界」の動きを読み、それをもとにみんなで
(日本語で)話し合います。英語でニュースを読む力と文章の大意をつかむ力をつけ、社会や政治についての単語や表現を覚えます。辞書を引くことのできる人なら誰でもOK。世界の動きを知りたい人ならもっとOK。大学入試レベルの英語です。習うより英語に慣れろ、です。

2011年7月20日(水)
イギリス英語に親しもう
英語通訳勉強会によるミニ企画のご案内です。

今回は、イギリス英語のリスニングに焦点を当てながら、
イギリス文化にも親しむ機会にしたいと思います。

お気軽にご参加ください。

【通訳勉強会主催】「イギリス英語に親しもう」

日本で手に入る英語のリスニング教材は、アメリカ英語のスピーカーによるものがほとんどです。
しかし、アメリカ英語のサウンドに慣れすぎてしまうと、イギリスやその他の国々出身の英語ネイティブの方の発音に苦手意識を感じることが少なくありません。
今回は、イギリス留学経験者の当勉強会メンバーのアドバイスを参考にしながら、イギリス英語のリスニングのコツを体得しましょう。

日時:7月20日(水)19:00~20:45
場所:さっぽろ自由学校「遊」
参加費:1000円
定員:10名 
★事前にお申込みをお願いいたします。

[語学・コミュニケーション]アイヌ語を話そう!~アイヌ語オーラル・トレーニング~(前期・学習会)

●5月13日(金)開講 全10回 
 月2回金曜19:00~20:30
 5/13,5/27,6/10,6/24,7/8,7/22,8/5,8/26,9/9,9/30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 8,000円 (単発参加:1,000円/回) 
 *テキスト代別
●コーディネーター 中村 智子(なかむら ともこ)
札幌市内英会話スクール教師。二風谷、千歳、白老などでアイヌ語教室やアイヌ語上級講座を受講。
●テキスト『CDエクスプレス アイヌ語』中川裕・中本ムツ子著(白水社、2,940円)

アイヌ語を話すための勉強をしてみたいけれど、1人ではどうも・・・なんて思っていませんか? みんなで集まればやる気も100倍です。一緒にアイヌ語を声に出して、色々なトレーニング方法を楽しみましょう。アイヌ語学習経験のある方もない方も、お気軽にご参加ください。

[暮らし・環境]変わる! 変える! 暮らしとエネルギー

●10月4日(火)開講 全6回 月1回火曜18:30~20:30
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円
    (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

これまでの経済や社会の在り方が問われています。福島原発事故は、科学技術への過信と、より早く、より多くという価値観をベースに進められてきたエネルギー政策の帰結だったと言っても過言ではありません。これまでの社会の在り方を根っ子から検証し、安全で持続可能な社会とエネルギーの可能性を考えます。

2011年10月4日(火)
原発の歴史から政治のあり方を 根本的に問い直す
●本田 宏(ほんだ ひろし)北海学園大学法学部
今や世論の基調になった脱原発を求める声は、政策決定になかなか反映されません。その障害となっている政治構造や支配的な政治文化を根本的に問い直したいと思います。
 
2011年11月1日(火)
脱原発!北海道~市民運動と教育現場の現状~
●泉 かおり(いずみ かおり) SHUT泊
●かわはら しげお 公立高校教諭
脱原発をめざす市民の運動に精力的に取り組むお二人をお迎えして、北海道の運動の現状と学校で原発はどう教えられているのか、教育現場の現状をお聞きします。
 
2011年11月29日(火)
マスコミと原発
●本田 雅和(ほんだ まさかず) 朝日新聞記者
●飯島 秀明(いいじま ひであき)北海道新聞記者
原子力の平和利用を掲げた原発の導入推進に、マスコミはどのような役割を果たしてきたのか、これまでのマスコミのスタンスと福島原発事故以降の論調も踏まえて、原発報道とマスコミの役割を考えます。
 
2012年1月10日(火)
北海道での自然エネルギーの取組み~発電と送電の仕組み~
●鈴木 亨(すずき とおる)北海道グリーンファンド
2001年9月、道北の浜頓別町に原発も温暖化もない未来をめざして建てられた市民風車「はまかぜ」ちゃんが運転開始してから10年。今だから話せるあれこれ、発電と送電の仕組みを中心にお話しいただきます。
 
2012年2月7日(火)
再生エネルギーの展望と課題~ヨーロッパと日本~
●古屋 将太(ふるや しょうた)環境エネルギー政策研究所、デンマーク・オールボー大学大学院
環境エネルギー政策研究所(所長飯田哲也)の古屋将太さんをお招きし、北欧や日本での先進的な自然エネルギーのとりくみ、そして、その中での政府・企業・NPOの役割、コミュニティの役割など、豊富なデータで話していただきます。
 
2012年3月6日(火)
これからの社会をみつめる~原発の止め方、暮らしのあり方~
●ナビゲーター:橋本 まほろ(はしもと まほろ)  サッポロッカショ
安全ってどういうことだろう? 豊かさって何だろう? 経済成長の夢とは無縁だった若い世代の目から見える暮らしの在り方を手がかりに、これからの社会を考えます。

[暮らし・環境]駆除か保護か?~身近な野生動物から私たちの環境といのちを考える~

●10月7日(金)開講 月1回金曜19:00~21:00 全6回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員*・学生2,500円(単発 一般1,000円 会員*・学生500円)
     *この講座の会員料金は、さっぽろ自由学校「遊」と野生動物リハビリテーター協会の会員に適用されます。
●共 催 野生動物リハビリテーター協会

意外と知らない身近な野生動物を知ることで、私たちを取り巻く環境が見えてきます。所有者がいない野生動物は、北海道開拓の歴史のなかで翻弄されてきました。フィールドで活動している専門家から主に札幌市内で生息する野生動物と人間の歴史や現状を聞き「今、そこにいる野生動物たちの実態」を知ることから、豊かな北海道の自然環境やそこに生きる「いのち」について考えてみませんか?

2011年10月7日(金)
札幌市内の野生動物事情~ある日お庭にシカがいたら!どうしますか?~
●斉藤 聡(さいとう さとし)石山通り動物病院院長・生物医科学研究所所長
昔からこんなに身近に、野生動物を見かけましたか? 変化している市内の環境指標生物。原野のエゾシカと都市出没のエゾシカは同じなのか? 食べてみませんか? エゾシカ肉!
 
2011年11月4日(金)
なぜエゾシカの個体数調整が必要なのか
●鈴木 正嗣(すずき まさつぐ)岐阜大学応用生物科学部獣医学講座野生動物医学研究室教授
「自然を守るためにもエゾシカを駆除しなければならない理由」をお話しします。エゾシカとの共存を従来型の野生動物保護の感覚とは異なる「闘争的共存」という視点から捉えます。
 
2011年12月2日(金)
カラスは野鳥か害鳥か?~カラスの本当の姿を知ろう~
●中村 眞樹子(なかむら まきこ)札幌カラス研究会代表
誤解だらけのカラスの生態。本当の生態を理解すれば害鳥だなんて思わなくなるはず。一体カラスはどんな生活をしているのでしょうか? 動画や画像で紹介します。
 
2012年1月20日(金)
外来生物の影響と対策~アライグマは何故いてはいけないのか?~
●池田 透(いけだ とおる)北海道大学大学院文学研究科教授
外来生物は世界各地で在来生態系に多大な影響を与えており、対策が進められています。海外の例を参考に、北海道のアライグマ問題にどう対応すべきかを考えてみましょう。
 
2012年2月17日(金)
アイヌの動物観~先住民族からみた生物多様性~
●秋辺 日出男(あきべ ひでお)阿寒アイヌ工芸協会専務理事、WIN-AINU事務局長
先住民族が培ってきた伝統的な価値観の中には、人間界と自然界との共存のための知恵が詰まっています。生物多様性の保全に注目が集まるいま、改めてアイヌ民族のものの見方を学びましょう。
 
2012年3月16日(金)
ヒグマの繁殖を中心とした不思議な生態~ヒグマとの共存の道~
●金川 弘司(かながわ ひろし)ヒグマの会会長、北大名誉教授
何億年と云う悠久な地球の歴史の中で、北海道の自然環境に適応してきた森の王者、ヒグマから学ぶことは沢山あります。そして、今後は、ヒグマとどう関わって行くべきかを考えてみましょう。

[暮らし・環境]目からウロコ!身体と地球にやさしい生活のヒント ~オーガニック手つむぎ布を使って~

●10月20日(木)開講 全3回 木曜13:30~15:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般3,000円 会員2,500円(単発 一般 1,500円 会員 1,000円)
 ※事前申込みの方には、当日オーガニック布タオルをプレゼント(数量限定のため、先着順とします) 

あなたは、身体や住まいを清潔に、快適に保つためにどのような日用品(洗浄剤や保湿剤等)を、どのような基準で選んでいますか? 今や、おびただしい数の日用品が流通し、情報が氾濫しています。魅惑的な宣伝文句に惑わされず、確かなものを見抜く目を持つのはなかなか至難の技です。この講座では、合成洗剤はもちろんのこと、石けんや重曹すらも極力使わない暮らし方を提案します。あなたの日常に、部分的にでも取り入れてみませんか?

2011年10月20日(木)
一枚の布で地球と人も救える
●前島 雄二 ふらのわ会
地球の水を汚している原因の一つは合成洗剤です。肌から取り込まれた化学物質は、血液に入り内臓へと至り、身体に悪影響を与えます。これまでの常識を捨て、「極力何もつけない」ことを前提に「洗う」という行為を見直し、地球と私たちの身体のことを考えてみましょう。
 
2011年11月3日(木)
オーガニック手つむぎ布の活用法
●黒宮 淳子 さっぽろ布良 
身体の不調を抱えていた講師が、試行錯誤の末にたどりついたオーガニック布を取り入れた生活。講師の体験談をうかがいながら、オーガニック手つむぎ布の基本的な使い方を学びます。
 
2011年11月17日(木)
オーガニック手つむぎ布とともに暮らす 
●黒宮 淳子 さっぽろ布良 
ゲスト 布良愛好者の方
オーガニック布の良さを実感し、暮らしのさまざまな場面でオーガニック布を取り入れている方の体験談をうかがいながら、自分や家族のためにできることのヒントを得ましょう。

[暮らし・環境]やってみよう「みんなの畑」~ハーブとともに~

●9月4日(日)より(11月まで) 
定例会4回(日または木)  
   10:00小樽駅改札前集合  
   10:20現地集合    15:30解散予定
●場 所 花崎皋平さん宅の畑(JR小樽駅より徒歩15分)
●参加費 (苗・種子・農具使用料、傷害保険料、昼食代込)
  一般4,000円、会員・学生 3,200円(単発の方はお問合せください)
*高校生以下の同伴家族は食費相当額のみいただきま す。
*食事の内容により、別途食費(1回につき500円以内) を集める場合があります。
●定員20名
●持物 軍手、農作業に適した服装と靴、移植ご て、ビニール袋(何かと使う)

●4月29日(祝・金)開講  定例会13回(日祝または木)  
    9:50 小樽駅改札前集合  
   10:20 現地集合    15:30 解散予定
●場 所 花崎皋平さん宅の畑(JR小樽駅より徒歩15分)
●年間参加費 (苗・種子・農具使用料、傷害保険料、昼食代込)
  一般13,000円、会員・学生 10,000円 
   *高校生以下の同伴家族は食費相当額のみいただきます。
   *食事の内容により、別途食費(1回につき500円以内)を集める場合があります。
●定員20名
●持物 軍手、農作業に適した服装と靴、移植ごて、ビニール袋(何かと使う)
<定例会予定>
1~9回目までは終了。
10回目 9月4日(日) 
 手入れ、収穫(じゃがいも、実野菜等)
11回目 9月15日(木)
 手入れ、収穫(実野菜、葉もの等)
12回目 10月2日(日)
 手入れ、収穫(葉もの、だいこん等)、片付け
13回目 11月6日(日)
 お礼返し ふりかえりと次年度に向けて

<定例会予定>
1回目 4月29日(祝・金)畑の準備、栽培計画
 ※5月21日(土)
 オプションツアー「オーガニック園芸市に行こう」
 (「八百屋 夢屋」札幌市白石区中央3条3丁目5-33) 「みんなの畑」で使う苗や種の購入予定。
2回目 5月22日(日)種、苗を植える、ハーブ畑づくり、支柱立て
3回目 6月 2日(木)種、苗を植える、支柱立て、手入れ
4回目 6月19日(日) 手入れ、収穫、種まき
5回目 6月30日(木) 手入れ、収穫、種まき
6回目 7月10日(日) 手入れ、収穫、種まき
7回目 7月21日(木) 手入れ、収穫、種まき
8回目 8月 7日(日) 手入れ、収穫、種まき
9回目 8月18日(木) 手入れ、収穫、種まき
10回目 9月4日(日) 手入れ、収穫
11回目 9月15日(木)手入れ、収穫
12回目 10月2日(日)手入れ、収穫、片付け
13回目 11月6日(日)お礼返し ふりかえりと次年度に向けて

「遊」の設立メンバーのひとりである哲学者:花崎皋平さんの畑付の自宅は、眺めのよい小樽の高台にあります。この畑の一画を、昨年から「遊」の畑として耕し始めました。初心者でも有機栽培できるという自信がつきましたが、反省点も多々ありました。今年は新たなメンバーを募集して再スタート! 「ハーブ講座」とも連携し、ハーブ畑もつくってみます。有機栽培に興味のある方、野菜やハーブの好きな方、エコロジカルな暮らしのヒントを得たい方、ぜひご参加ください。

2011年4月22日(金)◆関連プレ企画:【座学・札幌】
ハーブの世界へようこそ  ~ハーブの可能性と魅力~
4月22日(金)18:30~20:30

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 一般1,500円、会員・学生1,000円
●講師 村上 朋子(ハーブ料理研究家)
 ①世界のハーブの種類、薬効、歴史などを知識として学ぶ。②ハーブの心地よさを体験してみよう~ハーブハンドバス(手浴)
★季節のオリジナルハーブティー付

[暮らし・環境]ハーブとともに四季を暮らす~生命を慈しむ知恵~

●4月22日(金)開講 全6回
●通し参加費 一般12,000円 会員・学生10,000円(材料費込)
●講 師 村上 朋子(むらかみ ともこ)  ハーブ料理研究家

古来から薬用植物として使われてきたハーブには、幅広い用途があります。この講座では、暮らしの様々な場面で役立つハーブの使い方をご紹介します。ハーブたちと季節を巡りながら、香しく美味しい時を過ごす健やかな時間をご一緒にいかがですか。小樽、花崎皋平さんの畑とキッチンをお借りし、身体を動かし五感で覚えることを目指しましょう。

2011年4月22日(金)
ハーブの世界へようこそ ~ハーブの可能性と魅力~
第1回 【座学・札幌】
4月22日(金)18:30~20:30

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●一般1,500円、会員・学生1,000円(材料費込)
①世界のハーブの種類、薬効、歴史などを知識として学ぶ。②ハーブの心地よさを体験してみよう~ハーブハンドバス(手浴)
★季節のオリジナルハーブティー付
 
2011年4月29日(金)
キッチンハーブガーデンの構想
第2回 【実践・小樽】
4月29日(祝・金)9:50小樽駅改札前集合 15:00解散

●会場 花崎皋平さん宅
●一般2,500円、会員・学生2,000円(材料費込)
●最小催行5名 定員10名
 土を耕し、大地に絵を描きイメージしていきます。
★ハーブ料理の昼食付。お持ち帰りハーブ種あり。
 
2011年5月22日(日)
キッチンハーブガーデンを作ろう
第3回 【実践・小樽】
5月22日(日)9:50小樽駅改札前集合15:00解散

●会場 花崎皋平さん宅
●一般2,500円、会員・学生2,000円(材料費込)
●最小催行5名 定員10名
 苗や種を植える。コンテナガーデンやキッチンの鉢植え、育て方を体験。
★ハーブ料理の昼食付。お持ち帰りハーブ苗各種あり。
 
2011年7月21日(木)
オーガニック・ハーブ料理教室 その1
第4回 【料理教室・小樽】
7月21日(木)9:50小樽駅改札前集合15:00解散

●会場 花崎皋平さん宅
●一般2,500円、会員・学生2,000円(材料費込)
●最小催行5名 定員 10名
 フレッシュハーブを使った夏野菜料理を作る ハーブの収穫と保存法
★昼食:夏野菜ハーブ料理。お持ち帰りハーブあり。
 
2011年8月7日(日)
オーガニック・ハーブ料理教室 その2
第5回 【料理教室・小樽】
8月7日(日) 9:50小樽駅改札前集合15:00解散

●会場 花崎皋平さん宅
●一般2,500円、会員・学生2,000円(材料費込)
●最小催行5名 定員10名
 ハーブを保存する。バジルペースト、ハーブビネガー、ハーブオイル作り。
★昼食:夏野菜のハーブ料理。お持ち帰り手作りハーブ調味料あり。
 
2011年9月15日(木)
オーガニック・ハーブ料理教室 その3
第6回 【料理教室・小樽】 
9月15日(木)9:50小樽駅改札前集合15:00解散

●会場 花崎皋平さん宅
●一般2,500円、会員・学生2,000円(材料費込)
●最小催行5名 定員10名
 オリジナルハーブソルトを作る。ハーブの手入れ、越冬方法など。
★昼食:秋野菜のハーブ料理。お持ち帰りハーブ調味料あり。

[社会・人権]市民とともに考える これからのアイヌ政策

●10月5日(水)開講 月1回水曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生・アイヌ民族4,800円
    (単発 一般1,500円 会員・学生・アイヌ民族1,000円)

2008年6月の「アイヌ民族を先住民族とすることを求める」国会決議を受けて、有識者懇談会による報告が提出され、現在、アイヌ政策推進会議において新しいアイヌ政策に向けての動きが進行中です。しかしながら、北海道においても市民の間でそれらが話題にのぼることはあまりありません。先住民族としてのアイヌ民族に対し、どのような政策がいま必要とされているのでしょうか? わたしたちの問題として、共に考えていきたいと思います。

2011年10月5日(水)
アイヌ民族の補償問題と権利~民法学の視点から~
●吉田 邦彦(よしだ くにひこ)北海道大学大学院法学研究科教授
民法学の視点から現在のアイヌ政策あり方を批判的に検討し、アイヌ民族に対する補償・賠償という課題について考えます。
 
2011年11月2日(水)
アイヌ政策推進会議~作業部会報告書から~
●佐々木 利和(ささき としかず)北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授
「民族共生の象徴となる空間」と「北海道外アイヌの生活実態調査」の2つの作業部会に分かれて、議論が進められていたアイヌ政策推進会議。この作業部会の報告書について説明していただき、意見交換をしたいと思います。
 
2011年12月7日(水)
遺骨問題と研究者の責任
●清水 裕二(しみず ゆうじ)北大開示文書研究会代表
北海道大学における「アイヌ墓地発掘問題」に関わる開示文書を研究している立場から、アイヌ政策における遺骨問題の捉え方についてお話いただきます。
 
2012年1月18日(水)
道外のアイヌ民族に対する政策について
●宇梶 静江(うかじ しずえ)アイヌウタリ連絡会代表。吉川英治文学賞受賞(2011)。
首都圏におけるアイヌ民族の運動をリードしてこられた宇梶静江さんをお招きし、道外のアイヌ民族に対する政策のあり方について、当事者の立場からお話をうかがいます。
 
2012年2月15日(水)
地方自治体とアイヌ政策
●差間 正樹(さしま まさき)浦幌町議会議員。北海道アイヌ協会監事、浦幌支部長。
2011年4月に浦幌町議に当選、日本の議会で初めてアイヌ民族の衣装で質問に立った差間さん。町議になって見えてきた地方自治体におけるアイヌ政策の現状と課題についてお話していただきます。
 
2012年3月14日(水)
私たちが考えるアイヌ政策のこれから
●島崎 直美(しまざき なおみ)チ カラ ニサッタ共同代表、WIN-AINU札幌事務局
●結城 幸司(ゆうき こうじ)アイヌアートプロジェクト代表、WIN-AINU副代表
これまでの講座を振り返りながら、これからのアイヌ政策のあり方について、私たち自身の考えを出し合いながら、実現に向けての道筋や、市民ができることを話し合いましょう。

[社会・人権]奪われた“郷土”~フクシマからのメッセージ~

●10月11日(火)開講 月1回火曜19:00~21:00 全6回 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●コーディネーター 安倍 隆(あんばい たかし)
 福島市出身 あったかふくしま観光交流大使
 東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌「むすびば」運営委員
 北海道大学 科学技術コミュニケーション養成プログラム(CoSTEP)研修生

福島の人々に今も放射能と向きあう生活を強いている福島原発事故。3.11の震災・原発事故は、その地に生きる人々の暮らしに何をもたらしたのか? 被害を受けた地域は「再生」できるのか? そこに生きてきた人々の視点から考えたい。

2011年10月11日(火)
うつくしまふくしま~福島県の特徴と震災被害~
●安倍 隆(あんばい たかし)
福島県の歴史・風土・文化・産業などについて概観し、地域の特徴を確認すると共に、東日本大震災がもたらした被害の大きさについて整理します。
 
2011年11月8日(火)
「フクシマ」論~原子力ムラはなぜ生まれたのか?~
●開沼 博(かいぬま ひろし)社会学者(東京大学大学院博士課程)
原発事故が起こり原子力行政や放射能汚染に関する議論が世間を騒がせています。実際に原発がある地域がいかに原発を受け入れ、共存し、これからどうなるのかを考えます。
 
2011年12月6日(火)
福島から札幌へ逃れて
●矢内 幸子(やない さちこ)福島の子どもたちを守る会・北海道 共同代表
●小河原 律香(おがわら りか)三歳の子どもを連れて札幌に避難。もとピアノ教師。
放射能の危険から逃れるために、札幌にも大勢の方々が福島から避難・移住してきています。自らも札幌に避難するとともに避難者のサポート活動にも関わっているお二方に、札幌に来るまでの状況や、こちらでの生活、福島への思いなどをお聞きします。
 
2012年1月17日(火)
福島はいま、どうなっているのか
●中手 聖一(なかて せいいち)子どもたちを放射能から守る福島ネット代表
チェルノブイリ事故汚染地帯のレベルをはるかに超える福島で、子どもたちはいまどうなっているのか?大人たちの責任とは?私たちの活動と共に報告します。
 
2012年2月14日(火)
被災移住者の生活とコミュニティづくり
●宍戸 隆子(ししど たかこ)福島原発避難者自治組織『桜会』代表
福島原発によって札幌に自主避難した親子の孤立化を防ぐには? この地に溶け込み生きていくにはどうしたらよいか。また福島に残る人たちの思いを伝えたい。
 
2012年3月13日(火)
フクシマから考える、社会の“再生”
●安倍 隆(あんばい たかし)
震災を機に世界は大きく変わりつつあります。残された我々は、この社会をより良い未来に向かって再生させるために、どう生きればよいのでしょうか。一緒に考えましょう。

[社会・人権]大麻と人権

●11月16日(水) 18:30~
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般1,500円 会員・学生1,000円
●講師 岩城 史如(いわき ふみゆき)カンナビスト北海道

「大麻取締法」で所持が禁じられている“大麻”。テレビ報道でもご存知の通り、違反すれば、厳罰に処せられます。でも実は、“身体依存性がなく、清新依存性はアルコールやタバコより低い”という医学的データがあります。にもかかわらず、北海道に自生し、戦前まで主要な産業でもあった大麻が、これほどまで厳しく規制されるのはなぜなのでしょうか?
昨年の麻講座では、大麻の様々な可能性について学びましたが、今回は「大麻取締法」の見直しを求めて活動している市民団体:カンナビストの方に、人権の観点からお話を伺います。ぜひ、おいでください。

[社会・人権]居住の未来 ~住まい方は、生き方だ!~

●4月27日(水)開講 全6回 水曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円
     (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

持ち家中心の日本の住宅政策は、画一化した家族政策という側面も持っていました。性別役割分担と職と住の分離を基本とする住宅施策と高度経済成長によって、家は消費だけの場となり、「家を持って一人前」「家庭=女性」などのマイホーム観が広がる一方で、マイホームに手が届かない層は、不安定な居住を余儀なくされてきました。暮らしの根本が揺らいでいるいま、こうした画一的な家や家族の在り方が問われています。何を求めてどんな住まい方をするか、暮らしとその容れものである住の多様な在り方を考えます。

2011年4月27日(水)
世界のいろんな住まい方
●はら みづほ 60カ国を旅した企画・文筆家
6大陸60カ国6年間の旅で見た世界各地の多様な住まい方と、そこから見えてくる生き方のヒントを、写真と体験談をもとに、楽しく、わかりやすく、お伝えします。
 
2011年6月1日(水)
ハウジングプアを考える~居住は人権~
●橘 晃弘(たちばな あきひろ)雇用・暮らし・SOSネットワーク
●細谷 洋子(ほそや ようこ)さっぽろ自由学校「遊」
この間の不況と派遣切りによって、ハウジングプアと言われる住宅不安定層の存在が顕在化しました。札幌の住宅困窮者支援活動の実際をお聞きし、人権としての居住の在り方を考えます。

[社会・人権]夕張その後を追う ~いまこそ聴こう現場の声~

●5月6日(金)開講 全5回 金曜18:30~20:30 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●協 力 NPO法人自治体政策研究所
★毎回とは限りませんが、西村宣彦(北海学園大学准教授)または本田雅和(朝日新聞記者)が、コメンテーターとして参加します。
*公益財団法人秋山記念生命科学振興財団「2011年度社会貢献活動助成」助成事業

2007年財政再建団体(2010年から財政再生団体)となり、5年目を迎える夕張。国や道にも責任があるはずの322億円という赤字は、けっきょく夕張市民に負担させると決定され、17年間の過酷な返済が課された。全国1を争う高齢化率を抱えた夕張市民は、このさきも「全国最低の行政サービス」の下で生きていかなければならない。「夕張問題」は人ごとで済まされるのか? どんな応援ができるのか? 現場の人からじかに話を聞き、考えてみよう。

2011年5月6日(金)
忘れられた記憶、炭鉱遺産
●矢野 牧夫 (やの まきお)フリーライター、元道開拓記念館学芸部長
「炭鉱から観光へ」のかけ声の下、すべてが取り払われた谷間の陰に歴史の証言者が残っていた。それらをたどりながら失われた「炭鉱(ヤマ)の記憶」を呼び戻す。石炭博物館の再生を想いつつ…。
 
2011年6月3日(金)
夕張の自然とその変遷~相次ぐ大規模事業と、自然環境の保全~
●福本 昭男(ふくもと あきお)夕張自然科学研究会事務局長、日本昆虫学会会員
夕張市は海抜100mの平地から1668mの夕張岳まで多様性に富む自然環境を擁し、魅力的な地域であるが、一方で大規模公共事業による自然の変貌が進む。その実態を報告する。
 
2011年7月1日(金)
夕張からの情報発信~映画祭を続けることの意味~
●澤田 直矢(さわだ なおや)NPO法人ゆうばりファンタ代表理事
ゆうばり映画祭ディレクターを務める講師が、映画祭復活の経緯から現状の課題、開催にあたっての裏話や今後の展望についてを語るほか、今の”ゆうばり”の実情についてお話しします。
 
2011年7月29日(金)
産廃反対運動を成功させた住民の力
●吉川 真知子 (よしかわ まちこ)夕張メロンと夕張川の水を守る市民ネットワーク事務局長
産廃処分場の建設反対のために地域住民を巻き込んで活動しました。日常では、縮小した行政サービスを補完する相談員の活動をしながら、心の通い合う地域づくりの実践をしています。
 
2011年9月2日(金)
子どもからお年寄りまで住みよいまちをめざして~ボランティア活動の現状~
●園 泰子 (その やすこ)ゆうばり再生市民会議代表、ゆうばり子ども文化の会「かぜちゃる」代表
東京都23区よりも広い夕張市。市民の反対むなしく、破綻時に7つあった小学校は無理やり1校に統合された。再生市民会議の活動とともに、子どもの文化的環境を守るために奔走中。

[社会・人権]バリア・フリーダム・バラエティー ~垣根をちょっと越えてみましょう~

●5月10日(火)開講 全4回 火曜18:30~20:30 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般4,000円 会員・学生3,200円
   (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

私たちの周りには、いろんな人がいるのだと実感し、お互いに垣根を越えて、フレンドリーに語り合おうという企画です。NHKの人気番組「バリアフリー・バラエティー」の感想を語り合ったり、ゲストからの話を聞いて、自分の思いも気張らないで話すバラエティートークショーのような講座にしたいと思います。他に、交流会や現地見学などのお誘いもさせていただきます。

2011年5月10日(火)
バリアを越えるって、どういうこと?
NHK 番組「バリアフリー・バラエティー」をヒントにして、バリアを越えるとは、どういうことが、考えてみましょう。
講座のゲストのみなさんの情報をもとに、知りたいこと、聞きたいことを交流しましょう。
 
2011年6月7日(火)
障害者スポーツの世界とは
●飛島 大輔(とびしま だいすけ)
車椅子バスケットチームノースウインドウ代表。車椅子野球もやってます。1980年生まれ。
何でも聞いてください。
 
2011年7月5日(火)
めざす社会は、実現したのか
●我妻 武(わがつま たけし)
’95年度「遊」ノーマライゼーション講座の企画をしました。現在、地域づくり推進委員(石狩圏域)。1958年生まれ。       
「たけちゃんのノーマライゼーション入門」から16年、世の中はどう変わったのでしょう。
 
2011年8月2日(火)
【交流会】 「ほっと一息 交流会」
お気軽にご参加ください。
別料金500円
 
2011年9月6日(火)
地域で自分らしく生きるということの魅力
●森 晴子(もり はるこ)
さくらヘルプ代表。しょうがいのある現役小学生さくらちゃんのおかあさん。1968年生まれ。  
学校や地域のバリアを越えていくために、何が大事なのでしょう。

[社会・人権]“性”と向き合って生きる

●5月17日(火)開講 全5回 月1回火曜19:00~21:00 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
    (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
   ※高校生以下の受講料についてはご相談ください。

“性”についてオープンに語ることはなかなか難しいものです。この講座では “性”とまっすぐ向き合い自分なりに生きて来られた方々をゲストにお招きし、ご自身の歩みやその中で感じてきたことなどを忌憚なく語っていただきます。後半はゲストも交えて参加者で交流します。人に聞きにくかったこと、言いづらいけど話してみたかったこと、誰かと共有したいことなど共に語り合いませんか。

2011年5月17日(火)
性同一性障害の当事者運動 ~当事者が社会や学校とどう向き合うか~
●日野 由美(ひの ゆみ)WITH US代表
学習会、行政への働きかけ、若者からの相談への対応など、幅広い活動を行ってきた日野さんに、これまでの取り組みや今後の展望について語っていた だきます。
 
2011年6月14日(火)
自分らしく生きる ~事実婚・育児休暇・職場で“性”を考える!~
●三浦 直登(みうら なおと)  我が子に性教育
これまでの歩みと共に、職場(学校)にセクシュアルマイノリティの方たちを招き、教職員や生徒に話をしてもらった実践についても話していただきます。
 
2011年7月12日(火)
自分の性と向き合う ~レインボーマーチを通して~
●YOKO(ようこ)第14回レインボーマーチ実行委 
昨年実行委員を務めたYOKOさんに、初めて参加したときの印象や、主催者側になって解ったことなどを話してもらいます。
 
2011年8月9日(火)
自分の性を語る練習をしよう ~その1~ 性的侵害ってなに? ~互いが尊重される関係づくりをめざして ~
●景平 洋子(かげひら ひろこ)絵描き。子供の時の性的侵害体験をビデオ作品化。
誰でも不快で嫌な目には遭いたくありません。態度・言葉・表現・行動・状況―性的侵害は日常のどんな場面や関係でも起こりえます。お互いを尊重する関係づくりについて語って頂きます。
 
2011年9月13日(火)
自分の性を語る練習をしよう~その2~ “性について話す“ことを始める
●ゲスト:未定
“性について語ろう”…とは言っても、何から話せばいいんだろう。どこまで話していいんだろう。私たちは性について語ることに慣れていません。安全な場で、気持ちよく、性について話すことを始めてみませんか?

[社会・人権]グローカル北海道の未来を描く ~TPP、国境、アイヌ、エネルギー、土地~

●5月18日(水)開講 月1回水曜18:30~20:30 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(9/7のみ別会場)
●受講料 一般5,000円、会員・学生4,000円
     (単発 一般1,500円、会員・学生1,000円)

北海道は、明治以降の近代化政策の中で、内国植民地として開発が進められてきたが、ヒト・モノ・カネが国境を越えて激しく移動するグローバル化の進展に伴い、そこに住む私たちには、新たな課題が突き付けられている。北海道農業と深いかかわりを持つTPP、「領土」をめぐる国境の問題、アイヌの経験と視点、自然エネルギーの利用、森と水を守る自治体の試み、の5つのトピックを切り口に、グローバルな世界の中のローカルな空間としての北海道の未来を横断的に考えてみたい。

2011年5月18日(水)
TPPと北海道の農業
●中原 准一(なかはら じゅんいち)酪農学園大学環境システム学部 教授
菅直人首相は、「平成の開国」「第三の開国」と銘打ってTPP締結を表明しています。むしろことの本質は、この「国のかたち」をどうするのかということにありそうです。
 
2011年6月15日(水)
北海道「市民」にとっての国境
●岩下 明裕(いわした あきひろ) 北海道大学スラブ研究センター教授
北海道に暮らす人々の国境意識は一枚岩ではない。「北方領土問題」への関心をみても地域によってかなり違う。この意識差の意味を踏まえ、北海道「市民」がもつユーラシア性を再考したい。
 
2011年7月13日(水)
思いやりの集合場所としての「北海道愛」  ~アイヌからの意見~
●結城 幸司(ゆうき こうじ)アイヌアートプロジェクト代表 
時代を駆け巡る様々な言葉たち「差別」「人権」「自然環境」「先住権」と北海道、アイヌが持ち続ける心の傷と北海道、対立構造へと繋がりやすい社会のあり方と現代アイヌ。本来の文化を取り戻しこの現代に生きるためのアイヌマインドとはを考えてみる。
 
2011年8月10日(水)
再生可能エネルギーの具体的展望  ~雪氷冷熱、特に自然氷利用の課題と可能性~
●浦野 慎一(うらの しんいち)北海道大学大学院農学研究院 教授
北海道での自然エネルギー利用は、寒冷地特有の雪氷冷熱の利用が有力です。なかでも冬の冷気で作る自然氷の利用は農産物の長期低温貯蔵に最適で、大きな効果が期待できます。
 
2011年9月7日(水)
グローバル化の波と地域の水資源  ~ニセコ町の試み~
★札幌市民ホール 第2会議室にて
●片山 健也(かたやま けんや)ニセコ町長
国境を越えた、ヒト・モノ・カネの動きが活発化する中で、自治体レベルで公共的な資源として水資源の保全に取り組むニセコ町から、グローバル化が進む世界に生きる市民が地域資源を公共的資源として守り、活用する先進的な試みを学びます。

★この日のみ別会場です★
札幌市民ホール 第2会議室にて

[社会・人権]教えて! ごみ問題の表裏 ~東龍夫さんのゼミナール~

●5月20日(金)開講 全5回 月1回金曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員4,000円(単発 一般1,500円 会員1,000円)
●コーディネーター 東 龍夫(ひがし たつお)
(有)ひがしリサイクルサービス代表取締役。地域に根ざしたリサイクルサービスに30年取り組むかたわら、精神障害を持った人たちと協働している。札幌市環境保全アドバイザー、北海道環境学習トレーナー、環境省環境カウンセラー(事業者部門・市民部門)、廃棄物資源循環学会会員、札幌市資源リサイクル事業協同組合副理事長、第4期札幌市廃棄物減量等推進審議会委員。

ごみ有料化をきっかけに、家庭ごみの分別方法や回収された資源ごみの行く末について気になり始めたものの、特に何もできずに日々を送っている人は少なくないはず。この講座では、家庭ごみにとどまらず、現代社会が営まれる過程で出される「ごみ」全体を見渡す視点から、大量消費文化を考えます。この道30年のごみプロである東さんと一緒に、実態にせまりながら今何が問題になっているか学習し、幅広い視野から地域や地球のことを考えてみましょう。

2011年5月20日(金)
目の前のこのごみはどこへ? ~札幌市の事例から~
●東 龍夫(ひがし たつお)
札幌市のごみは、家庭ごみ、事業ごみの分別が異なっています。何故違うのか?プラスチックは燃やしても本当に大丈夫?リサイクルの理想と現実などをお話します。
 
2011年6月17日(金)
ヨーロッパにおけるゴミ問題の対処法  ~法律に位置づけられた産業界の責任~
●熊本 一規(くまもと かずき)明治学院大学教員。著書『日本の循環型社会づくりはどこが間違っているのか?』(合同出版)等。
日本の循環型社会とヨーロッパのそれが如何に違うのか、何故違うのかを検討し、日本の循環型社会創りをいかに変えていくべきかを考察する。
 
2011年7月15日(金)
国境を超える超大型ごみ~廃船処理@バングラデシュの現場から~
●萱野 智篤(かやの ともあつ)北星学園大学教授
大量生産・大量消費社会を支える大型船も使い終えれば超大型ごみ。では、このゴミはどこへ行く?世界最大の廃船処理場バングラデシュの現場を紹介します。
 
2011年8月19日(金)
核のゴミ処分問題と幌延の現状 ~道内で何が起こっているのか~
●本田 正(ほんだ まさし)道北核廃棄物処分場反対連絡協議会事務局次長
原発は、10万年以上も隔離必要な高レベル核廃棄物を生産します。酪農のまち幌延での地下研究施設計画と埋捨て処分事業、道内での「処分地探し」の危険な動向について学びます。
 
2011年9月16日(金)
ごみ問題の解決とは? ~大量消費社会から抜け出せるか~
●東 龍夫(ひがし たつお)
4回の学びの中から、大量消費社会とはトットとおさらばして、ごみも資源として地域で循環していく、新しい地域社会をいっしょに考えましょう。

[社会・人権]国家・国境・国籍を超える 創造力の形成

●5月24日(火)開講 全5回 月1回火曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円 (単発 一律1,000円)
●話題提供者 越田 清和(こしだ きよかず)
さっぽろ自由学校「遊」理事。札幌市内の大学数校で非常勤講師を務める。訳書に『ピナトゥボ山と先住民族アエタ』(明石書店)、著書に『国家・社会変革・NGO』(共著、新評論)など。
●話題提供(30分)を受け、論点を絞り、参加者で話し合います(90分)。

この数年の間で日本社会には「在日特権を許さない市民の会(在特会)」のような新しい右翼運動と排外ナショナリズムが広がりました。こうした動きに対してどう対応・批判・対抗していくのか、話し合いたいと思います。あわせてアジアに住む人たちとどうやって、新しいつながりをつくっていくかを話し合いましょう。

2011年5月24日(火)
朝鮮半島について
日本のメディアでは、いつも「怖い」「独裁」「ミサイル」などのイメージで語られる北朝鮮。日本にある朝鮮学校を弾圧・脅迫する動きも強くなっている。北朝鮮の「脅威」や「おかしさ」とはなにか? 日本社会の中で在日朝鮮人に対するレイシズムが続くのはなぜか? 考えましょう。
 
2011年6月21日(火)
領土・国境を巡って
尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件・北方諸島へのロシア大統領らの視察などをめぐり、日本では「日本固有の領土だ」という主張が強い。でも、「領土」って何、いつ、誰が決めたの?
 
2011年7月19日(火)
中国との関係は
GDP世界第二位となり、軍事力も強まっている超大国、中国。アジアの中での存在感は日本より強いかもしれない。日本に住む中国人も増え続けている。東南アジア諸国と中国の関係を視野に入れながら、私たち市民が中国の人たちとどんなつながりをつくるのか、を話しましょう。
 
2011年8月23日(火)
「多文化共生」ってなに?
日本で暮らす外国籍住民の数は200万人を超えました。留学生や「国際結婚」、外国人労働者も増えています。私たちが生きている地域で、文化的背景や歴史が異なる人たちとどうやって一緒に暮らしていくのか? 「多文化共生」とは何か、考えてみましょう。
 
2011年9月20日(火)
日本の独立記念日は?
日本の祝日に「独立記念日」はありません。ということは、日本は独立していないのかもしれません。1951年のサンフランシスコ講和条約を読みなおしながら、日本の独立とは何かを話し合いましょう。

[社会・人権]サケと私たち ~アイヌ民族の歴史と権利を手がかりに~

●5月31日(火)開講 全6回 18:30~20:30(6/18および9/25は別)
●会場 さっぽろ自由学校「遊」(9/25のみ別会場)
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円

北海道を代表する魚といえば、やはりサケ。サケはアイヌ語で「神の魚」あるいは「主食」を意味するアイヌ民族の生活にとって非常に重要な生き物でした。一方、現在、サケの需要は増えていますが、日本のサケは増殖事業によるもの。また、チリ産の輸入養殖サケの消費も増えています。この講座では、北海道におけるサケとアイヌ民族、そして生態系との関わりについて学ぶことで、アイヌの先住権や持続可能な漁業のあり方について考えていきたいと思います。

2011年5月31日(火)
サケとアイヌ・エコシステム
●瀬川 拓郎(せがわ たくろう)旭川市博物科学館副館長
サケが食生活の中心であったアイヌの暮らしは10世紀以降に成立した新しい生活スタイルであり、社会の劇的な変革の一つの局面を示している。サケからアイヌの歴史を振り返る。
 
2011年6月18日(土)
アイヌ民族とサケの漁業権
※時間: 13:00~15:00

●熊本 一規(くまもと かずき)明治学院大学教員。著書に『海はだれのものか―埋立・ダム・原発と漁業権』(日本評論社)等。
アイヌ民族が主食としていたサケ。現代において、アイヌ民族のサケ採取を復権させることは可能か否かを検討する。共有財産裁判についても、あわせて検討する。
 
2011年6月28日(火)
明治期におけるサケ漁規制とアイヌ民族
●山田 伸一(やまだ しんいち)歴史研究者(北海道開拓記念館に勤務)
明治に入ると、サケを有用な資源と見た開拓使などの官庁が、道内の河川でサケ漁を規制、禁止しました。そこでアイヌ民族にどんな影響があったのか、文書資料から考えます。
 
2011年7月26日(火)
サケは海からの贈り物 ~サケによる生態系サービス~
●帰山 雅秀(かえりやま まさひで)北海道大学大学院水産科学研究院教授
サケは母川へ産卵回帰することにより,河畔林生態系の生物多様性を高め,森を育てます。サケは生態系サービス(生物多様性,物質循環,食糧および文化)に貢献しています。
 
2011年8月30日(火)
サケの社会学 ~生産・流通・消費~
●ヘザー・スワンソン カリフォルニア大学サンタクルーズ校講師・文化人類学
サケという魚は一方でとてもローカルで、生まれた小川と強い繋がりがあります。しかし、一方でサケは太平洋を回りアラスカまで行く、とてもコスモポリタンな魚です。現在のサケの生産や流通はサケ自体に似ています。この講座で、どうやってローカルな要因と国際的な要因と一緒にサケの生産や流通を形成するか考えます。
 
2011年9月4日(日)
<番外編>千歳のアシリチェップ・ノミに参加しよう
*予定
アシリチェップ・ノミ(新しいサケを迎える儀式)は、アイヌ民族にとって重要な儀式であり、アイヌ文化復興を象徴するイベントでもあります。千歳市蘭越にて開催される千歳のアシリチェップ・ノミに皆で参加してみましょう。
 
2011年9月25日(日)
サケを使ったアイヌの料理と文化
※11:00~15:00  札幌市北区民センター 料理室
(札幌市北区北25条西6丁目)  
■ 参加費 一般1,500円 会員・学生1,000円
*食材費として、別途1,000円がかかります。
●野本 久栄(のもと ひさえ)千歳アイヌ文化伝承保存会 副会長
●野本 敏江(のもと としえ)北海道アイヌ協会千歳支部 副支部長
アイヌ民族の生活にとって、サケはなくてなならないものでした。シリーズの最終回は、サケを使ったアイヌ料理を教わりながら皆でつくって食べると共に、サケとアイヌ文化との関わりについてお話をうかがいます。(食材費が別途必要となります)

[文化・芸術]「ハイサイ!ぼん太」の沖縄三線教室

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●最少催行 各コース5名
●受講料 各コース6,000円/月 (4回分)  
 *月謝制ですが、3ヶ月単位の継続受講を前提とします。
 *教材費(1年分)として別途1,000円が必要となります。
●講 師 ハイサイ! ぼん太 (永田 竜也)
名護市東江出身。地元では青年会会長をつとめ、エイサーでは三線を担当。20年ほど前から札幌暮らし。現在は北32条会館などで三線教室を開催。作曲やライブ活動も行う。

沖縄と聞いて何をイメージしますか? 青い海に珊瑚礁、泡盛にゴーヤ、沖縄戦と基地という人もいるでしょう。沖縄の音楽のメロディーが浮かぶ人もいるかもしれません。この講座では、沖縄の音楽と、人々の暮らしにかかせない楽器・三線(さんしん)を習います。三線は三本弦の弦楽器で、胴体は蛇の皮、三味線よりすこし小ぶりです。三味線のルーツとなったといわれています。「唄三線」といって、歌いながら奏でるのが普通です。いま人気の島唄ポップスをみなでたのしく練習しましょう。ぼん太先生のウチナンチュならではのトークも楽しみです。

新規開講!<午前の部>
【入門初級コース】
10月7日(金)開講 毎週金曜11:00~12:00
三線をはじめて習う方を対象にしています。

継続募集!<夜の部>
【入門初級コース】
10月6日(木)より 毎週木曜20:15~21:15
【中級コース】
10月6日(木)より 毎週木曜19:00~20:00
2011年5月12日(木)
【入門・初級コース】
5月12日(木)開講 毎週木曜20:15~21:15
三線をはじめて習う方を対象にしています。
*三線は各自ご準備いただくのが基本ですが、個数限定  でカンカラ三線貸出します(先着順・有料)。
 
2011年5月12日(木)
【中級コース】
5月12日(木)開講 毎週木曜19:00~20:00
三線を習ったことがあって何曲か演奏できる方。さらにグレードをあげて、BEGIN・ネーネーズ・エイサー等、幅広い曲の演奏を目指します。
*三線は各自準備ください。
 
2011年10月7日(金)
【入門・初級コース】
10月7日(金)から 毎週金曜11:00~12:00
三線をはじめて習う方を対象にしています。

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

●講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974年8月10日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌ民族が先住民族と認められてからまだ日が浅いですが、アイヌ文化・芸術の歴史はとても深いものです。生徒さん自身の手で作る事によって、それらの文化を身近に感じる事ができると思います。是非一度チャレンジしてみませんか。お待ちしてます。

2011年5月11日(水)
【昼のクラス】
●5月11日(水)開講(~2012年4月) 
 通年 毎週水曜13:00~15:00
  *5週ある月は、原則として第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 5,000円/月(材料費は含みません)
 *月謝制ですが、一年間の継続受講が前提となります。
 
2011年5月11日(水)
【夜のクラス】
●5月11日(水)開講(~2012年4月) 
 月2回水曜18:30~20:30
 5/11,5/25,6/8,6/22,7/6,7/20,8/3,8/17,9/14,9/28 
 *10月以降の予定は別途お知らせします。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般 3,000円/月 
 *月謝制ですが、1年間の継続受講が前提となります。

[文化・芸術]もうひとつの言葉、アート

●10月3日(月)開講 毎週月曜
 大人の部 13:00~15:00
 子どもの部 15:00~18:00の間の2時間
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 6,000円/月
●講 師 壱岐 伸子(いき のぶこ)
1956年生まれ。美術教員として指導歴30年。JICA派遣(クリエイティブデザイナー、ファッションデザイナー)でチュニジア共和国、中央繊維センター勤務(2008~2010)。札幌、アメリカ、ドイツ、チュニジア、韓国などで個展、グループ展を開く。現在、市内でアトリエ教室を主宰。

美術の製作体験(ワークショップ)を通じて、アートを楽しむことを目的とした講座です。水彩、油彩、というジャンルにとらわれずに布コラージュ、絵本、美術史、野外スケッチなど、ぞれそれの方の体と心の中にある「もう1つの言葉、アート」を楽しみます。初心者の方もぜひおいで下さい。

<内容>
1.自分にあった絵画方法をみつけよう
 デッサンや水彩画、日本画、アクリル画など、絵画制作のジャンルをこえて、自分にあった絵画制作手法を探る。
2.コラージュによるアートセラピー
 布や紙をはりあわせるコラージュ技法により、自分の内面をさぐる作品を制作する。
3.風景画、人物画、ペット画、絵本など好きなテーマ
で制作してみる
4.大通など野外スケッチとツアーの企画

[文化・芸術]「ストリート・ダンス」はいかがですか?~おためしワークショップです!~

●10月30日(日)13:30~16:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●コーディネーター 宇野 美穂(うの みほ)
 北海学園大学ストリートダンスサークル「マッシブ・パンサー」所属。ヒップホップ中心に踊ってます。
●受講料 一般1,500円 会員1,000円 学生500円
●服装 動きやすいウェアと、運動靴をご用意ください。

狸子路や大通公園でよく見掛けるストリートダンスにどんなイメージをお持ちですか?この講座では実際にダンスを見たりやってみることによって、その楽しさを伝えたいと思います。ダンス経験ある方もない方も大歓迎です。音楽を感じながら良い汗をかいて、是非一緒に楽しみましょう!

【内容】
・ストリートダンスの映像を観て、さまざまなジャンル やテクニックを知る。
・サークルメンバーによる、ダンスの実演。
・ストレッチ体操後、ストリートダンスの基本ステップ やテクニックを学ぶ。

[文化・芸術]映像作家になろう ~初心者向けコース~

●7月2日(土)開講 全3回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●ファシリテーター
 滝口 一臣(独立メディアアソシエーション)
 能登 睦美(さっぽろ自由学校「遊」)
●受講料 一般6,000円 会員・学生5,000円
*ガイダンスは無料です。お気軽にご参加ください。
*受講にあたり、映像編集が可能なパソコンをご用意くださ い。お持ちでない 方にはお貸しすることもできますが、数 に限りがあります(先着順)。詳しくは 7月2日にご案内し ます(パソコンは2回目の講座から使用します)。

誰でも簡単に映像製作ができる時代です! しかし、初めての方が「実際に映像 を作ってみよう」と思い立ったときに「一体何から手をつけていいか分からない」という状況にも陥りがちといえます…。この講座では「まずはさわってみよう!」をコンセプトに、シンプルな映像作りに挑戦します。

2011年7月2日(土)17:30~18:30
ガイダンス
 
2011年7月17日(日)10:00~17:00/休憩1時間
実際に野外で撮影を行ってみます。その後、撮影した映像をパソコンに取り込み 編集していきます。ごく初歩的なビデオカメラの使い方や、簡単な編集ソフトの 使い方などをお伝えします。
 
2011年7月18日(月・祝)10:00~17:00/休憩1時間
前日に引き続いて映像編集を行ない、作品を完成させていきます。完成後の作品 はYouTube(動画共有サイト)にアップロードしてみます。*時間にゆとりがあ れば、話題のustreamにも触ってみます。

[文化・芸術]映像作家への道 ~中級者向けコース~【中止】

●7月2日(土)開講 全3回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●講 師 菅原 孝雄(映像製作会社勤務)
●受講料 一般9,000円 会員・学生7,000円
*ガイダンスは無料です。お気軽にご参加ください。
*受講にあたり、映像編集が可能なパソコンと、当方指定 の編集ソフトをご用意 いただきます。詳しくは7月2日にご 案内します(パソコンと編集ソフトは2回 目の講座から使用 します)。
*本講座は、映像作品を作ったことがある方が対象です。

パソコンで映像製作を始めてみたものの、簡単な編集では物足りなくなってきた ?そんな思いを抱いてる方々に、一歩進んだ編集手法をご紹介するのがこの講座です。基本的な編集技術を踏まえ、場面転換や映像効果の使い方、地図など画像データの動画へのはめ込み等など、作例を見ながらご紹介します。そのうえ3分 程度の短編映像を制作していきます。

2011年7月2日(土) ガイダンス
19:00~21:00
いくつかの映像効果を使用した数分程度の映像作品をご覧いただき、そこに使わ れている手法等をご紹介します。講座での作品制作に向けて、ビデオ撮影時にお さえておきたいポイントなども併せてご紹介します。*次回の講座までに各自で 映像を撮影し、パソコンへ取り込んできていただきます。
 
2011年7月30日(土)10:00~17:00/休憩1時間
各自で撮影してきた映像を用いて、基本的なカット編集を行なっていただきま す。その後、作例などを参考にしながら、色や明るさの調整、映像へのテロップ やイラストの入れ方、場面転換などの具体的な映像効果の使い方を解説してゆき ます。それを踏まえ、各自でさらに編集作業を進めていただきます。
 
2011年7月31日(日)10:00~17:00/休憩1時間
引き続き、編集の仕上げ作業を行ってゆきます。音声についても、音量の調整や 音楽・ナレーションの追加など行います。終わりに、スクリーンで皆さんの作品 を上映し、鑑賞します。※各自のスキルや全体の進行状況により、内容が変更となる場合があります。

[文化・芸術]「遊」のキャンドルナイトをご一緒に/夏

●5月14日(土) 開講  全3回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般2,500円 会員・学生2,100円

夏至の頃に、電気の灯を消してろうそくの灯のもとで時を過ごすキャンドルナイト。「遊」では、『キャンドル&ポエムナイト』として、ゆるやかなひとときを皆さんとご一緒に過ごしたいと思います。手作りの灯ろうを牛乳パックで作り、深い詩の世界にも触れて、当日を迎える準備をしましょう。

2011年5月14日(土)
花崎さんの詩の世界へ…
18:30~20:30
●花崎 皋平(はなざき こうへい)
著述業。近著に『田中正造と民衆思想の継承』(七つ森書館)。2010年に詩集『アイヌモシリの風に吹かれて』(小樽詩話会)が第43回小熊秀雄賞を受賞。
アイヌの人びとの自然観や精神文化に長く深く親しみ、そうして書き綴られた詩の世界についてお話を伺います。
*単発 一般1,500円(会員1,000円)
 
2011年5月28日(土)
牛乳パックで灯ろう作り
18:30~20:30
●橋本 まほろ(はしもと まほろ)オーガニックプロデュースショップ らる畑 スタッフ
牛乳パックにオリジナルデザインをカットする灯ろう作りを習います。教わりながら、これまで関わってきたキャンドルナイトや、噂の“夏至のキャンドルロード”の様子も聞かせてもらいましょう。
*単発 一般1,500円(会員1,000円・こども500円)
*材料費別途
 
2011年6月25日(土)
キャンドル&ポエムナイト
19:00~21:00
夏至の日を少し過ぎますが…、「遊」の『キャンドル&ポエムナイト』。手作りの灯ろうにろうそくの灯をともして、コーヒーやお茶を頂きながら、詩やお話しを読んだり、聞いたり、ゆったりとひとときを過ごしましょう。
*単発 500円(一般・会員ともに)

[文化・芸術]季節とともにアイヌ文化体験~春~山菜料理をつくって、味わおう

●日 時 5月28日(土) 10:00~15:00
●会 場 札幌エルプラザ 4F料理実習室
●インストラクター 石井 ポンペ(いしい ぽんぺ)北海道アイヌ協会札幌支部
●参加費 おとな 2,000円 子ども(高校生以下) 1,000円
 *材料費含む。山菜のおみやげ付。

夏以降の企画につきましては、HP等で随時お知らせいたします。
自然とともに生きてきたアイヌ民族の暮らしやその中で育まれてきた文化の一端を、季節に応じて体験してみたいと思います。春編は、石井ポンペさんを講師に迎え、植物の種類やアイヌ民族の伝統的な活用法などの説明を受けながら、採れたての山菜を使ったアイヌ料理をみんなでつくって、いただきます。食後には,ポンペさんによるお話や音楽も一緒に楽しめます。

[からだ]身体のコアを整えるレッスン ~コアを知る、コントロールする~

●11月23日(水・祝) 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 
2レッスン申込 一般3,400円 会員・学生2,800円
1レッスン申込 一般1,800円 会員・学生1,500円
●定 員 各10名(最小催行5名)
●講 師 東堂 渚(とうどう なぎさ)
コア・コンディショニングとピラティスのインストラクター。幼少時より動くことが大好きで、アイスホッケーから長距離ランナーまでをこなす。でも実は、長年猫背に悩んでいました。それがコア・コンディショニングと出会ってすっかり改善。この喜びを多くの人に伝えたくて仕事にしています。

このレッスンでは、普段意識されることのない身体の「コア」(骨盤や背骨の周囲の体幹筋)を、整える簡単な動きをご紹介します。ちょっとしたコツで、あなたの「コア」ははたらき始め、驚くほど身体が安定するようになります。その不思議さをぜひ体験していただきたい。体幹筋は、現代生活の中で弱ったり、局所的に緊張しがちで、身体の歪みと密接な関係にあります。自分の身体の歪みの傾向を知り、調整する方法を知ることは、潜在力を高めることにもつながります。

【レッスンA】
リラックス&コア確認~マイナスからニュートラルに~
●13:30~14:50(80分)
運動不足で疲れのたまっている方や、コアトレーニング未経験者の方は、まずパート1から受講ください。歪みを調整し身体をラクにさせましょう。

【レッスンB】
コア安定&コントロール~ゼロからプラスに~  
●15:20~16:30(70分)  
パート1を受講した方、日ごろトレーニングしている方、自分のコアの弱点をつきとめ改善を目指す方におすすめです。自分の目標を見つけましょう。
●服 装 動きやすいスウェット上下等でお越しください。レッスンでは裸足になります。(5本指ソックス可)
●持ち物 ハンドタオル、ストレッチポール(お持ちの方)

2011年4月17日(日)
身体のコアを整えるレッスン~コアを知る、コントロールする~
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 
2レッスン申込 一般3,400円 会員・学生2,800円
1レッスン申込 一般1,800円 会員・学生1,500円
●服 装 動きやすいスウェット上下等でお越しください。レッスンでは裸足になります。(5本指ソックス可)
●持ち物 ハンドタオル、ストレッチポール(お持ちの方)
●定 員 各10名(最小催行5名)
【レッスンA】
リラックス&コア確認~マイナスからニュートラルに~
●13:30~14:50(80分)
 運動不足で疲れのたまっている方や、コアトレーニング未経験者の方は、まずパート1から受講ください。歪みを調整し身体をラクにさせましょう。
【レッスンB】
コア安定&コントロール~ゼロからプラスに~  
●15:20~16:30(70分)  
 パート1を受講した方、日ごろトレーニングしている方、自分のコアの弱点をつきとめ改善を目指す方におすすめです。自分の目標を見つけましょう。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ パウロ・フレイレ 『被抑圧者の教育学』を読む

<後期>
●10月12日(水)開講 全6回
 月1回水曜18:30~20:30
 10/12、11/9、12/14、1/11、2/8、3/7
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般9,000円 会員・学生7,200円

<前期>
●5月11日(水)開講 全5回
 月1回水曜18:30~20:30
 5/11,6/8,7/6,8/3,8/31
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般7,500円 会員・学生6,000円

●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
著述業(哲学、社会思想)。著書に『田中正造と民衆思想の継承』『風の吹き分ける道を歩いて-現代社会運動私史』(以上、七つ森書館)、『<共生>への触発』(みすず書房)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)、『静かな大地』(岩波書店)など。

テキストは、新しくポルトガル語から訳された、ブラジルの教育学者パウロ・フレイレの名著『被抑圧者の教育学』をとりあげます。この本は現代の古典です。私にとって、さっぽろ自由学校『遊』を作ろうと志す動機となった本です。新訳でもう一度読みたいと思います。

●テキスト『被抑圧者の教育学―新訳』パウロ・フレイレ著・三砂ちづる訳(亜紀書房 2,625円)

[ゼミ・学習会]「遊」から始める地域通貨

●10月15日(土)開講 全6回 月1回土曜15:00~16:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般3,000円 会員・学生2,500円 (単発 一般700円 学生500円)
●コーディネーター 横田 恒一(よこた こういち)  さっぽろ自由学校「遊」会員

地域通貨を実際に適用してみることを考えます。「遊」の講座や設備を利用した、「遊」の会員の中での地域通貨の試行を検討します。具体的な進め方や必要な運営について考えてみます。昨年度から地域通貨の講座や学習会を進めていますが、初めて参加する方も大歓迎です。一緒に使い方を考えてみましょう。

2011年10月15日(土)
第一回
「遊」の講座や会員の間で地域通貨を使ってみる事を具体化してみます。開始するために必要な運用や仕組みを考えます。
 
2011年11月19日(土)
第二回
実運用に向けての課題を検討してできるだけ具体的に運用を考えてみます。
 
2011年12月17日(土)
第三回
札幌市内や近郊での地域通貨を運用している団体へのヒアリング準備を行います。ここまでの運用検討を通しての課題や不明点、適用してゆく上での考慮事項などヒアリング項目の検討やヒアリング先の選定を行います。実運用時の状況の評価方法を考えてみます。
 
2012年1月14日(土)
第四回
他の地域通貨を運用している団体へのヒアリングを実施します。(調整によっては実施予定が前後します)「遊」での実践について評価してみます。
 
2012年2月18日(土)
第五回
適用プロジェクトを考え、「遊」での運用をまとめます。
 
2012年3月10日(土)
第六回
次年度に向けて活動の評価を行い、次年度の計画や次年度の体制を考えます。

[ゼミ・学習会]~読書会~性について話そう!

●10月18日(火)より 全6回  月1回火曜日 19:00~21:00 
 10/18、11/15、12/13、1/24、2/21、3/20 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料  一般3,600円 会員・学生3、000円
(単発  一般700円  会員・学生600円)
*高校生以下の受講料についてはご相談ください。
●テキスト  『思い込みの性、リスキーなセックス』
~池上千寿子著:若者の気分シリーズ~(岩波書店)1,575円
~避妊したけれどできない?「いまどきの性」の意識ってどんなもの?病気のリスク、性風俗、同性愛・・・、性とセックスを見つめなおす。若者たちの性とセックスをめぐって、男女間にはどんなギャップがあるのだろうか。ヴェールに包まれがちな実態、性につきまとうリスク、若者たちをしばる思い込を詳細なデータで明らかにする。~ 

性についてなかなかオープンに語りにくいことを前期の講座で改めて感じました。後期は読書会で、リラックスして性について学び、語り合いましょう!テキストは「思いこみの性、リスキーなセックス」(池上千寿子著:岩波書店)。“性”に対する私たちの思い込みを一度リセットさせてくれるところがいいなと思って選びました。テキストは用意していただきたいですが、なくても楽しめるようにしますのでまずは一度のぞいてみてください。

<小見出しから拾ってみるとたとえばこんな感じ・・・>
古典的なジェンダーと性の二重基準(人気ドラマの分析)/性の健康とジェンダーのかかわり/恋愛至上主義というクセモノ/ウソではないが「正しくない」教科書情報/「安全日」という危険な誤解/いまどきの恋愛・結婚事情/見過ごされてしまう男子の被害/特定恋愛関係こそリスキー/男性どうしの性関係ではどうなのだろう/「思いこみ」という脳内係数がある/「男らしさ」みなおしキャンペーン-UNAIDS/オスはメスから分化する/メス対オスの比(性比)は変わる/PRIMO―あなたの性の5つの扉/性ってなんだろう/人間の性は本能なのだろうか/「思い込み」ではなく「ケア」という視点に立とう/人とつながるコミュニケーション5つのルール

[ゼミ・学習会]『根本から変えよう! もうひとつの日本社会への12の提言』を読む

●10月21日(金)開講 全6回 
 月1回金曜19:00~21:00
 10/21、11/18、12/16、2/3、3/2、3/30
●参加費 一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 1,000円/回)
 *テキスト代1,000円を含みます
       
<2011.3.11>を境に、「変わらざるをえない・かわらなければならない」という思いを、これまで以上に強くしている人は多い。一方、これまで通り元に戻そう・それは落ち込んでいる経済成長復活には格好の事態だという声が性懲りもなく発せられるのは、被災の現場からは遠く離れた場だ。そして「取りあえずこれまで通り、しかもそれが手っとり早い」とばかりに事は進みかねない。
ピープルスプラン研究所が「手直しではなく、別の原理・原則に立って日本社会を根本的に変えなければならない」と考え「オルタナティブな日本社会の提言をつくろう」と呼びかて「オルタナティブ提言の会」が発足し、2年余の討論を経て出された提言集「根本から変えよう!」は、<3.11後、私たちは何をすべきか>を探り合う素材。一緒に読み、論議しませんか。「これまで通り・手っとり早い」で済ますことはできない。

●テキスト 『根本から変えよう! もうひとつの日本社会へ の12の提言』 オルタナティブ提言の会編著・樹花社発 行・1,000円 (「遊」つんどく屋にて取り扱い中)

[ゼミ・学習会]ここが知りたい日本の財政・税制

●10月25日(火)開講 全6回 月1回火曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般3,000円 会員・学生2,500円 (単発 一般700円 学生500円)
●コーディネーター 横田 恒一(よこた こういち)  さっぽろ自由学校「遊」会員

国民が興味を持っても判らない複雑怪奇な財政、税制に対する疑問を解明しながら、問題の根本について考えましょう。外部講師に依存しないで、皆で考えながらの講座にします。各回のテーマ毎に発表者を1、2名決めて、それぞれ調べてもらったことを発表し、皆でその内容に対する疑問や意見を出し合い、話し合います。
参考情報:財務省、総務省、税務署の各情報、『日本の財政 何が問題か』(湯本雅士)、『社会保障の不都合な真実』(鈴木亘)などを参考にして考えて見たいと思います。

2011年10月25日(火)
オリエンテーション
今回の講座の進めかたについての説明を行います。2回目以降の発表者を決めます。基礎になる財政・税制の概要や問題点について情報提供します。
 
2011年11月22日(火)
日本の財政がわかりづらいのはなぜ?
税収と会計予算の乖離、財政支出の問題点や話題の特別会計について実態を調べてみます。なぜ判りづらいのかについて話し合いましょう。
 
2011年12月20日(火)
国債の実態を調べてみます
国債の増加と償還はどのような影響があるか、調査してみましょう。国債を減らす、償還する方法について調査し、検討してみましょう。
 
2012年1月31日(火)
年金の現状を調査して、 財源や今後の動向を調べてみます
年金は保険なのか税金なのかを考えて見ましょう。既得権意識、世代間格差の問題を話し合いましょう。
 
2012年2月28日(火)
税金の疑問について調べてみます
消費税の疑問、法人税の問題、源泉徴収の疑問、固定資産税の不思議などについて調べて、考えてみます。
 
2012年3月27日(火)
ふりかえりと発表
講座で調べた財政、税制の問題を振り返って、いろいろ取られている税金がどこかにしみ込んでしまっている日本の財政、それを後押ししている税制の問題点を考えてみます。講座を通して改めて考えた問題点や考え方をそれぞれが発表してみます。

[ゼミ・学習会]子どもの権利学習会 ~子どもと、子どもに関わるオトナの学びの場~

●月1回土曜10:00~12:00
 9/10、10/8、11/5、12/10、
 1/14、2/18、3/10
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●会 費 500円/回 *高校生以下無料
●例会日程は変更することもありますので、HPでご確認下さい。

前期:
4月9日、5月21日、6月11日、7月9日
後期:
9月10日、10月8日、11月5日、12月10日、2012年1月14日、2月18日、3月10日

内容については、下記を予定していますが、2012年2月・3月以外は、講師との調整で開催月が決まるため「遊」のホームページやメーリングリストなどでお知らせします。
・子どもの貧困について、引き続き学びます。
・被災され、子どもを連れて避難されて来た方からのお 話を伺う予定です。
・札幌市子どもアシストセンターから出前講座に来て頂 きます。
・年明け2月と3月は「卒業式」「入学式」を考える、です。

内容は
・4月「子どもの貧困白書」を読む
・5月「子どもの権利条例市民会議シンポジウム」 参加  ★別会場・時間です。
  『子どもの自殺をなくすために大人がなすべきこと』
  日程:5月21日(土)
  時間:14:00~17:00
 別会場: 北大教育学部3F大会議室
  資料代:500円
  主催:こどけん(札幌市子どもの権利条例市民会議)
  問合: kodomonokenri2000@yahoo.co.jp
・6月「子どもの貧困白書」を読む
*7月以降の内容は順次、ホームページなどに掲載します。
 昨年は、「子どもの貧困白書」を読む事に、かなりの時間を使いましたが、まだ読み終えていません。参加された方から、もう少し読みたいという声を頂きましたので、今年も続けます。白書の出版社からも、こうした学習に白書を使って頂いたのは珍しく、出版社としても嬉しいですとメールをもらいました。参加者は20代の若者、時間自由人、パートタイマー、NPOスタッフ、自営業者などなど様々で、ますます熱を帯びて来ています。ぜひ、一度いらしてみてください。

2011年12月10日(土)12月例会
池田真紀さんをお迎えして
●とき:12月10日(土)10時~12時
●講師:池田真紀さん
●内容:
「子どもの貧困白書」の中の、東京・低所得世帯の子どもたちへの塾費用・受験料貸付(中3・高3生へのチャレンジ支援貸付事業)を書かれた池田真紀さんを迎えてお話を伺います。
※札幌での生活から見えた子どもの貧困や、ご自身がこどもとどう関わっていくかなど話して頂きます。とても行動的な池田さんのお話をぜひお聴き下さい。
〈池田さんよりメッセージ〉
生活保護世帯の実態。現場から子どものおかれた環境を考える。
教育を受ける権利、生きる権利、愛される権利、そして、果てしない子どもの持っている力・・・。
現在の子ども福祉行政における職員の実情と照らし合わせ、自立支援プログラムの実例・事例・効果を報告します。
生活保護ケースワーカーや保健師などの行政の現場職員、議会、政策担当の行政職員、子どもを支援する専門職、教育関係、地域のボランティア、高校生や大学生など地域の若者、退職後何か余暇活動や地域活動をしたいと思っている地域の方々、まちづくりや地域にいらっしゃる幅広い皆さまのご参加をお待ちしております。生活保護行政の実態、専門職の実態、現実を直視し、まちづくりの視点で「子どもの貧困STOP!」を一緒に考えたいと思います。
〈プロフィール〉 池田真紀(いけだまき)
民間の在宅介護、通所介護の職員を2年務めたのち、東京都板橋区役所・板橋福祉事務所に14年間勤務。低所得者世帯の高齢者在宅介護、障がい者在宅介護、障がい者(児)ケースワーカー、生活保護ケースワーカーを勤める。平成22年10月号「日経グローカル」~挑む!公務員~掲載される。
平成22年NPO広域支援ネットワーク・サンダーバード客員研究員として「特別養護老人ホームにおけるBCP」ガイドライン作成。地域安全学会論文共著
平成23年4月北海道NPO被災者支援ネット生活相談センター長、7月資格・公務員予備校LEC東京リーガルマインドで専任講師、8月札幌市北区第2地域包括支援センター(社会福祉士)在籍し、個人事業「ヒューマンハーバー・AI」にて被災避難者の地域生活を通した社会福祉相談、人つなぎカフェの開催、講話等を実施。地域活性化総合研究会代表。

[ゼミ・学習会]コミュニティによる価値創造と地域通貨を考える

●5月7日(土)開講 全5回 15:00~17:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般2,500円 会員・学生2,000円 (単発 一般700円 会員・学生500円)
●コーディネーター 横田 恒一(よこた こういち)

昨年度の地域通貨の講座、学習会を通して、話し合ううちに、地域通貨は貨幣経済とは異なる価値評価を考える事が必要と思えてきました。今年の学習会では地域通貨を取り巻くコミュニティにまつわる課題や解決策を話し合い、新しい価値評価を考えてみようと思います。参加者同士が話題を持ち寄り、地域通貨の具体的なイメージや貨幣経済に依存しないコミュニティの創造に繋がりそうな起業の話題、北海道の農林魚業、流通、産業などの課題と解決案などを話し合います。学習会の中で、『遊』のHPやMLを活用した情報交換や情報発信を検討し、試行します。

2011年5月7日(土)
第1回 5月7日(土)
前年度の講義、学習会の資料を元に、新しい価値評価の企画案を作成してみる。(事前に参加希望者には前年度の講義録、学習会記録、関連資料を配布する(電子版)ので、事前にそれぞれが企画案検討)
 
2011年6月11日(土)
第2回 6月11日(土)
5月に持ち寄った検討企画案について意見交換。新たな構想を練ってみる。
 
2011年7月2日(土)
第3回 7月2日(土)
『シェア』(レイチェル・ボッツマンほか著)を元に、シェア・コミュニティを考える。
 
2011年8月6日(土)
第4回 8月6日(土)
シェア・コミュニティについて検討企画案の意見交換
 
2011年9月3日(土)
第5回 9月3日(木)
『貨幣進化論』(岩村充)、『環境創造通貨』(山本孝則ほか)などを元に地域通貨とコミュニティについて意見交換

[ツアー]さっぽろ自由学校「遊」会員研修 夕張の歴史・自然・人々に触れて 学びあう交流合宿

●期間 10月8日(土)~10日(月)2泊3日
●費用 18,000円
*費用に含まれるもの:宿泊、食事(夕食2回、朝食2回、昼食1回)、交 流会飲食費、運転手付マイクロバス貸切料、施設観覧料。
*費用に含まれないもの:10月8日と9日の昼食代、その他個人的支出。
●募集定員 20名(最小催行12名)
●申込締切 10月3日(月) ※定員に達し次第募集を締め切ります

夕張市はかつて石炭産業で繁栄し、1960年頃には12万人近くが暮らす「都市」でした。しかし、国のエネルギー政策の転換により次々と炭鉱が閉山され、人口が激減。1980~90年代にはレジャー施設等に多額の資金が投じられたものの、成果は振るわず、2007年に巨額の赤字を抱えて財政破綻しました。現在は、過疎化と高齢化のうえに財政難が市民の生活を圧迫しています。
この合宿では、夕張市内各地を訪ね歩き、炭鉱の歴史を肌身で感じ、夕張に長年暮らしてきた方と交流して、ありのままの夕張を学びます。今後につながる3日間になればと思います。
*公益財団法人秋山記念生命科学振興財団「2011年度社会貢献活動助成」助成事業

~矢野牧夫さんからのメッセージ~
かつて大炭鉱がいくつもあった夕張。閉山ののち、財政が破綻してしまった夕張。よみがえる大自然のなかに、残された旧坑口がいくつも並ぶ。訪れる人も少なくなった「殉難慰霊碑」・・・。しかし、そこにはぬくもりと優しさにあふれる人々の暮らしがなおも続いている。炭鉱(ヤマ)の暮らしの記憶を確かめながら,新しいマチづくりをみんなで考えるために、今一度、ふる里、夕張をご一緒に訪ねてみてはいかがでしょうか。

●コーディネーター
「夕張の歴史」:矢野 牧夫 夕張の歴史と文化を学ぶ会
「学習交流会」:宮内 泰介 さっぽろ自由学校「遊」、 松田 剛史 ソーシャルベンチャー「あんじょう家本舗」

<スケジュール(予定)>
【1日目 10月8日(土)】
滝の上公園、滝の上発電所、 紅葉まつり、石炭博物館、末広墓地、学習交流会その1。
【2日目 10月9日(日)】
清陵町(炭鉱住宅の町並み、北炭新鉱追悼碑)。清水沢アートプロジェクト。南部地区(ダム工事遠望、「ふれあいサロン」の実践報告・公開座談会)。学習交流会その2。
【3日目 10月10日(月)】
旧坑口見学。夕張市美術館特別展示。ふり返り交流会。

*宿泊場所:夕張フォレストユースホステル (夕張市沼ノ沢554)
周囲をヒバに囲まれた17ヘクタールの畑の一角に建つログハウス。近くには白樺の林もあります。低農薬による新鮮野菜を使った食事と、ゆったり流れる時間をお楽しみください。