2010年度講座

2010年度に開催した講座をご紹介します。

2010年度

[語学・コミュニケーション]英語で世界を読む・後期

●11月12日(金)開講
 後期8回 金曜19:00~20:30
 11/12, 11/26, 12/3, 12/17, 1/7, 1/21, 2/4, 2/18 *日程は変更になる場合があります
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般14,000円 会員12,500円 学生11,000円 
 *体験(1回のみ)1,000円
●講 師 越田 清和(こしだ きよかず)
さっぽろ自由学校「遊」理事。札幌市内の大学数校で非常勤講師を務める。1993年から2000年まで英文季刊誌AMPO編集部、現在は英文誌Japonesia Reviewの編集コレクティブの一員。訳書に『ピナトゥボ山と先住民族アエタ』(明石書店)、著書に『国家・社会変革・NGO』(共著、新評論)など。

日本のマス・メディアでは流れない「もう一つの世界」の動きを読み、それをもとにみんなで(日本語で)話し合います。英語でニュースを読む力と文章の大意をつかむ力をつけ、社会や政治についての単語や表現を覚えます。辞書を引くことのできる人なら誰でもOK。世界の動きを知りたい人ならもっとOK。大学入試レベルの英語です。習うより英語に慣れろ、です。

●使用テキスト例
「New Internationalist」:世界の貧困や不平等などの問題を伝える月刊誌

[語学・コミュニケーション]英語でディスカッション~話す・出会う・英語~

【後期募集】
●10月18日(月)より
毎週月曜19:00~20:30
(後期10~3月:20回)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名(最少催行5名)
●受講料 一般33,000円、会員31,500円、学生28,000円 
*体験(1回のみ)1,000円 

●5月10日(月)開講 
毎週月曜19:00~20:30  全37回
(前期5~9月:17回、後期10~3月:20回)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名(最少催行5名)
●受講料 一般57,000円(会員3,000円割引)、学生48,000円 
 分割の場合 前期28,000円(会員1,500円割引)、後期33,000円(会員1,500円割引)
*体験(1回のみ)1,000円 

●講 師
Merissa Braza Ocampo(メリッサ・ブラザ・オカンポ)
Hokkaido University Graduate
Living in Sapporo for 16 years is such a great opportunity to deal with different kinds of people and walks of life. However, I did not have the chance to enjoy it until 3 years ago when I joined the English class at Freedom School. Here, you will surely learn lots of informative facts about current events and issues. In that way, we will be able to understand deeply what is happening in the society we are dealing with. Remember that two heads are better than one・ so come and join us and be a part of this unique way of learning.

英語は、世界じゅうの異なった文化や歴史をもつ人たちと交流するためのツールのひとつです。このクラスでは、環境・平和・人権などのテーマについて、身近な話題を切り口に、英語で話し合います。まずは、つたなくても間違ってもいいから、躊躇しないで話してみるのが第一歩。だんだん使える語彙が増え、自分の考えを英語で言えるようになります。それは、自己を再認識したり、多様なものの見方に触れたり、知識や考えを深めたりすることにつながります。

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、韓国語

●10月18日(月)より(~2011年3月) 全18回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般30,000円 会員28,500円 学生24,000円
  ※体験(1回のみ) 1,000円
●最少催行 各クラス5名

●5月10日(月)開講(2011年2月まで) 全36回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般55,000円(分割30,000円×2 会員は3,000円割引)  学生48,000円
  ※体験(1回のみ) 1,000円
●最少催行 各クラス5名
●講師 奇 春花(キ チュナ)北海道大学教育研究科・教育臨床心理学専攻 修士2年

1997年に始まった「遊」のハングル講座。言葉を入り口にすぐお隣の人たちのことをもっと知る機会にすると同時に、もちろん、一人歩きできる会話力の習得を目指しましょう。今期は、前年度からの継続の「初級コース」と、これから学び始めようと言う方のための「入門コース」を設定しました。初級コースはカナタ韓国語学院版の中級テキストを教材に、語彙を増やしながら日常会話の様々な類型を練習していきます。ハングルを読むことが出来れば、何方でも参加できます。入門コースは、ハングルの読み書きから始めます。かな文字と同じく表音文字であるハングルは、より一層分析的に音を表すところが、厄介でもあるけれど面白いところです。文法上は日本語とほとんど変わらないところを頼りにしつつ、「うれし、たのし、韓国語」をご一緒しませんか。

2010年10月18日(月)
【入門コース】 新規募集!毎週月曜18:30~19:50
韓国語を初めて学ぶ方が対象です。ハングルの読み書きから始めます。テキストに『韓国語レッスン初級』 (スリーエーネットワーク)を使います。
 
2010年10月18日(月)
【初級コース】 継続募集!毎週月曜20:00~21:20
ハングルが読め、ごくごく簡単な会話ができる方が対象です。文法を学びながら、行きつ戻りつしつつ、話せる韓国語の習得をめざします。テキストとして『カナタKOREAN 中級』(カナタ韓国語学院)を使います。

[語学・コミュニケーション]自主勉強会 英語通訳になろう

【後期募集】
●10月20日から2011年4月まで 月1回を基本
 水曜19:00~20:45 7回  
 10/20, 11/24, 12/22, 1/19, 2/16, 3/16, 4/13
 *日程は参加者との調整で変更する場合があります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名程度
●対象者 英語リスニング、スピーキングがある程度できる人 
●参加費 一般6,000円、会員4,500円
 *体験(1回のみ)1,000円(教材購入、資料コピー代、ゲストスピーカー謝金等)
 *参加者の希望により講師を呼ぶ回数が多い場合は別途参加費を集めます。

●5月26日(水)より 月1回を基本
 オリエンテーション1回+勉強会11回
 水曜19:00~20:45 
 5/26, 6/23, 7/21, 8/25, 9/22  
 *日程は参加者との調整で変更する場合があります。
 *10月以降の日程は後ほどお知らせいたします。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名程度
●対象者 英語リスニング、スピーキングがある程度できる人 
●参加費 年間9,000円(会員3,000円割引)
 *体験(1回のみ)1,000円(教材購入、資料コピー代、ゲストスピーカー謝金等)
 *オリエンテーションは無料です。
 *講師を呼ぶ回数が多い場合は別途参加費を集めます。

海外ゲストを迎えての講演会や交流会、スタディツアーなど、NGOやNPO活動には、通訳が欠かせません。でも、プロに頼むとたくさんお金がかかったり、活動に詳しい人が見つからない。だから、活動に関心のある人自らが通訳としての自信と実力を身につけよう、というのがこの学習会。英語をそれなりに勉強してきて、通訳に興味のある方、スキルを学び合う仲間がほしい方、英語と日本語の狭間で社会や世界とつながりたい方、ぜひご参加ください。

【オリエンテーション】5月26日(水)19:00~20:45
・通訳トレーニングのメソッド紹介・体験
・参加者の方々の希望を聞き、具体的なすすめ方を決めます。

<参考>これまでの内容
・参加者の希望を出し合いながら、勉強会を進めるスタイルです。
 2008年度:ゲストスピーカーを迎え、通訳の実戦練習。
 2009年度:自分たち自らが通訳ボランティアとなり、講演会「再発見、北海道」を企画・実施。 

[語学・コミュニケーション]英語で世界を読む・前期

●4月23日(金)開講
 前期7回 金曜19:00~20:30
 4/23、5/14、5/28、6/11、6/25、7/16、7/30   *日程は変更になる場合があります
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般12,000円 会員10,500円  学生9,500円 
 *体験(1回のみ)1,000円
●講 師 越田 清和(こしだ きよかず)
さっぽろ自由学校「遊」理事。札幌市内の大学数校で非常勤講師を務める。1993年から2000年まで英文季刊誌AMPO編集部、現在は英文誌Japonesia Reviewの編集コレクティブの一員。訳書に『ピナトゥボ山と先住民族アエタ』(明石書店)、著書に『国家・社会変革・NGO』(共著、新評論)など。
●使用テキスト例
・「New Internationalist」:世界の貧困や不平等などの問題を  伝える月刊誌
・「Women & Trees」(Farida Aktar著):バングラデシュのある 村の女性の状況についての調査報告

日本のマス・メディアでは流れない「もう一つの世界」の動きを読み、それをもとにみんなで(日本語で)話し合います。英語でニュースを読む力と文章の大意をつかむ力をつけ、社会や政治についての単語や表現を覚えます。辞書を引くことのできる人なら誰でもOK。世界の動きを知りたい人ならもっとOK。大学入試レベルの英語です。習うより英語に慣れろ、です。

[暮らし・環境]コミュニティ・オーガナイザーになろう!~実践事例から学ぶ、地域づくりのプロセス~

●11月23日(火・祝)開講(2回目以降は水曜) 夜18:30~20:30 全6回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円 (単発参加1,000円)

前期に開講した学習会「コミュニティ・オーガナイザーって何だ?」の続編です。今回は、参加メンバーの実践事例を紹介しあいながら、コミュニティづくりのプロセスや課題、ノウハウについて互いに学びあいたいと思います。各々の事例自体に関心のある方の参加ももちろん歓迎します。

2010年11月23日(火)
聞き取り調査からのまちづくり
●宮内 泰介(みやうち たいすけ)北海道大学教員・環境社会学/さっぽろ自由学校「遊」共同代表
コミュニティって何だろうか?という話から始め、南幌町において聞き取り調査とワークショップを組み合わせて行なったユニークな協働型まちづくりの試みを中心に、調査を軸にしたまちづくりについてお話しします。
 
2010年12月1日(水)
地域の現状と課題をみつけよう!~安平町と近隣地域のようすから~
●松田 剛史(まつだ たけし)ソーシャルベンチャー「あんじょう家本舗」代表/北海道大学大学院博士課程
地域の現状や課題を地域住民や地域外の市民と協働して見出すために必要なことは…? 胆振管内安平町での実地研修会を前に,調査に必要な要素や手法などについて議論しましょう。
 
2011年1月12日(水)
あさぶ発!NPOと地域との連携
●喜多 洋子(きた ようこ)NPO法人子育て支援ワーカーズプチトマト代表/麻生商店街振興組合監事
2009年7月にオープンした商店街の空き店舗事業のコミュニティカフェの運営の実際と地域との連携などについて紹介します。
 
2011年2月9日(水)
地域コミュニティでのアートプロジェクトの事例から
●宮浦 宜子(みやうら たかこ)NPO法人芸術家と子どもたち 理事
地域コミュニティ内での住民参加型のアートプロジェクトの実施における、オーガナイザー(アーティスト、コーディネーター)の役割を検証します。
 
2011年3月9日(水)
道東における自然環境と地域社会の再生
●中川 大介(なかがわ だいすけ)北海道淡水魚保護ネットワーク運営委員
道東の酪農地帯で、「環境と調和した酪農」を目指す酪農家がNPOなどと連携して淡水魚の遡上環境改善のために川の取水堰に魚道を造った。作業を通して、流域の社会をつなぐ絆が強まった。
 
2011年3月30日(水)
紋別におけるアイヌ民族の復権と生態系保全
●小泉 雅弘(こいずみ まさひろ)さっぽろ自由学校「遊」/モペッ・サンクチュアリ・ネットワーク
長年漁師をしてきたアイヌ民族の畠山敏さんとの出会いからはじまった、アイヌ民族の権利回復を持続可能な地域づくりへとつなげるための取組みについて検討します。

[暮らし・環境]やってみよう「みんなの畑」

●4月25日(日)開講 定例会9回 
 日曜 10:00小樽駅集合
●場 所 花崎皋平宅の畑
(JR小樽駅より徒歩15分)
●受講料(昼食代、肥料・種子・農具使用料込)
 畑メンバー年間 
 一般9,000円、会員7,000円、学生4,000円  (単発参加 一般1,500円 会員1,000円 学生700円)
 *高校生以下の同伴家族は1名まで無料です。
 *食事の内容により、別途食費を集める場合があります。
 *畑メンバーは、定例会以外でも、畑に自由に通うことができます。 
 *畑メンバーは、連続講座『街の中だって畑生活』の受講料が割引となります。
●定員20名

「遊」の設立メンバーのひとりである哲学者:花崎皋平さんの畑付の自宅は、眺めのよい小樽の高台にあります。この畑を、今年から「遊」の畑として活用させていただくことになりました。花崎さんにアドバイスを仰ぎながら、畑しごとに汗を流し、野菜の成長に一喜一憂しましょう。食事係も分担して、毎回お昼ごはんをつくります。農ある暮らしに惹かれる方、料理が得意な方、みんなでごはんを食べたい方、ただ小樽でワイワイしたい方、お気軽にご参加ください。お子様連れも歓迎します。

●構成案・プラン 
4月25日(日) オリエンテーション、畑の様子を見る、栽培計画を立てる
5月 9日(日) 種、苗を植える
6月 6日(日) 種、苗を植える、草取り、手入れ
6月27日(日) 草取り、手入れ、収穫
7月25日(日) 種、苗を植える、草取り、手入れ、収穫
8月22日(日) 草取り、手入れ、収穫
9月12日(日) 草取り、手入れ、収穫
10月3日(日) 収穫祭  
11月7日(日) お礼返し ふりかえりと次年度に向けて

[暮らし・環境]街の中だって畑生活~初心者のための畑案内~

●4月16日(金)開講 月1回金曜18:30~20:30 全6回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員4,800円 学生・ 畑メンバー2,400円
      (単発 一般1,500円 単発会員1,000円 学生・畑メンバー700円)
●協力 坂本 純科(エコビレッジライフ体験塾代表)

地球規模で難題が山積するこの時代、足元から自分の暮らしを見つめなおそうと、農への関心が高まっています。プランター菜園など、すぐにもできそうでいて、いざ始めようとすると、知らないことだらけ。この講座は、そんなあなたに畑のノウハウを知る機会を提供します。有機農業や自然農を実践している方々から、畑の基本を学びます。ぜひ、あなたらしい土との関わり方を見つけに来てください。

2010年4月16日(金)
自分でつくる農的暮らし~畑はともだち~
●永田 まさゆき(ながた まさゆき)「農的くらしのレッスン」主宰、建築士(花崎宅を設計)。
●ゲスト 花崎皋平(はなざき こうへい)著述業(哲学、社会思想)
お店には種も肥料も売っているけれど、畑がないというのがおもしろい。農を取り入れることは暮らしを組み直すこと、その可能性について考えます。
 
2010年5月21日(金)
作物づくりの基礎知識
●伊藤 喜三男(いとう きみお)札幌市民農業講座「さっぽろ農学校」講師
野菜栽培の入門編として、これから家庭菜園や市民農園を楽しみたい、もっと上手に作りたいという方向けに栽培の計画から主な作物の品種、種まき、定植など初期のケアに関する基本的な知識を学びます。
 
2010年6月4日(金)
菜園づくりを楽しむコツ
●下島 亘(しもじま わたる)「農的暮らしのレッスン」講師
有機で作ってみたいけれど、除草や害虫が心配・・・。自然と仲良くしながらマイペースで菜園を楽しむためのいろいろなコツを紹介します。
 
2010年7月23日(金)
ぼくらはみんな生きている~循環型の畑づくり~
●伊藤 伸二(いとう しんじ)エコビレッジライフ講師   
雑草も作物残さも生ゴミも汚泥も、本当は全部宝物。ニンゲン以外の生き物に視点を向け、生態系や物質の循環を感じることの意義と楽しさ、そして実践例をお話します。
 
2010年8月27日(金)
未来につなぐ「種」の話
●伊達 寛記(だて ひろき)札幌市南区の農家「ファーム伊達家」(自然栽培の農場)
野菜の種は国内自給率10数%。栽培する野菜の6割を自家採種し、自然栽培に取り組む伊達さんに、なぜ今、「種採り」なのか、家庭菜園でこそ挑戦したい種採りについて学びます。
 
2010年9月17日(金)
野菜栽培でコミュニティづくり
●坂本 純科(さかもと じゅんか)エコビレッジライフ体験塾代表
野菜づくりは、教育や福祉的な効果も大。子どもも高齢者も、誰もが作物をつくることに関わる、そんなコミュニティガーデンはまちの活力です。英国のコミュニティガーデンを事例にさまざまなデザインや仕組みを学びます。

[暮らし・環境]生物多様性と私たちの社会~北海道から名古屋COP10へ~

●4月24日(土)公開講座14:00~16:00
 5月6日(木)開講 月1回木曜18:30~20:30 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
      (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円) *4/24は含まず

【公開講座】
4月24日(土)14:00~16:00 
生物多様性条約と私たち~名古屋COP10へ向けて日本の市民ができること~
●道家 哲平(どうけてっぺい)日本自然保護協会、生物多様性条約市民ネットワーク(CBD市民ネット)運営委員
1992年に採択された生物多様性条約の解説や最近の締約国会議の様子、CBD-COP10の主要議題と期待される成果、CBD-COP10に向けた国際社会の動向、それに対するCBD市民ネットを中心とする日本の市民の取組み状況などを紹介し、考えます。(参加費1,000円)

今年は、国連の国際生物多様性年。10月には名古屋で生物多様性条約(CBD)の第10回締約国会議(COP10)が開催されます。まだまだ一般に馴染みのない「生物多様性」という言葉ですが、私たちの暮らしは様々な「いのちのつながり」によって支えられています。この講座では、北海道の地域性を踏まえながら、「生物多様性」と私たちの社会や暮らしとの関わりについて考えます。そして、現在の社会システム(市場万能主義、企業中心主義)を変えていくための手がかりを得たいと思います。

2010年5月6日(木)
生物多様性とコモンズ~生態系サービスと地域社会~
●宮内 泰介(みやうち たいすけ)北海道大学教員/さっぽろ自由学校「遊」共同代表
生物多様性の維持のためには、自然に手をつけないのではなく、むしろ人の関わりが欠かせないと言われています。地域社会が共同で地域の自然を利用しながら維持してきたしくみを、国内外の事例をもとに考えてみます。
 
2010年6月3日(木)
生物多様性条約と遺伝資源問題
●レイモンド・エップ メノビレッジ長沼代表
CBDの交渉の争点は何か? 生物や文化の多様性を守るには、どうしたらよいか? 今、この地球を養っているのは誰か? そして今後どうしていけばよいか? まもなく始まるCBDの交渉に向けて、このような論点を取り上げたい。
 
2010年7月8日(木)
生物多様性条約は先住民族の権利を守るか
●細川 弘明(ほそかわ こうめい)京都精華大学教員/アジア太平洋資料センター共同代表
伝統知と科学知の関係、先住民族の自然観と「生物多様性保全」の関係、グローバリズムと生物資源・遺伝資源の商品化の動向などについて考えながら、生物多様性条約の長所と弱点を探ります。
 
2010年8月5日(木)
捕鯨問題と生物多様性
●岩崎・グッドマンまさみ 北海学園大学教員
鯨資源の保全から始まった捕鯨問題は、30年の間にいくつもの側面を現してきた。各国の政治的意図が捕鯨問題を左右する最近の状況も含め、捕鯨問題のこれまでの変遷を考えてみたい。
 
2010年9月2日(木)
動物園における生物多様性
●本田 直也(ほんだ なおや)円山動物園飼育展示係・爬虫類担当、諏訪流鷹匠
動物園は、種の保存、環境教育という役割を通して、市民に生物多様性の重要性を伝えるメディアの一つである。円山動物園における生物多様性事業について紹介する。

[暮らし・環境]今、『お金』を考える。そして『地域通貨』をつくろう。

●4月25日(日)開講(第2回以降は木曜) 月1回18:30~20:30 全5回
●会 場 第1回 札幌市男女共同参画センター・中研修室(北区北8西3)
      第2回~第5回 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
     (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円) *4/25のみ一律1,000円

人が生きてゆくために必要な糧を生み出さないのに、いつまで経っても減らず、持っている人はますます増え、持っていない人はますます持てなくなる、現代のさまざまな問題の根源になっている『お金』について考える。『お金』を問い直すことから、地域の人々が交流し活き活きとした活動の仲立ちとしての地域通貨の価値を見直す。『遊』から始める地域通貨を作り出そう。

2010年4月25日(日)【公開講座】
私たちのお金はどこへ行くの?~お金で世界を変える方法~
●田中 優(たなか ゆう)未来バンク事業組合理事長ほか
ミスチル桜井和寿さんとのap bank設立や坂本龍一さんらとの共著『非戦』など幅広い活動を続ける田中優さんに、『お金』にまつわる問題や、『お金』で世界をどう変えられるかを話していただきます。

*講座案内パンフレットの日程が間違っていました。お詫びして訂正いたします。
 <正>4月25日(日)  <誤>4月24日(日)
 
2010年5月13日(木)
グローバリゼーションと地域通貨
●西部 忠(にしべ まこと)北海道大学大学院経済学研究科経済学部教授
地域通貨の研究と実践に関わってこられた西部忠さんに、『お金』の成り立ちや経済との関わりや問題など、『お金』のそもそもについて話していただき、『地域通貨』へきっかけを考えます。(理論編)
 
2010年6月10日(木)
地域通貨の可能性と課題
●西部 忠(にしべ まこと)北海道大学大学院経済学研究科経済学部教授
地域通貨を作り出し運営してゆくことを視野に、参加者の通貨への価値観や貨幣意識を話し合いながら、地域通貨で出来る事をイメージアップします。(実践編)
 
2010年7月15日(木)
「エンデの遺言」を読み解く~『お金』の意味を考える~
●コーディネーター 横田 恒一(よこた こういち)
「モモ」、「はてしない物語」などの著者ミヒャエル・エンデが『問題の根源はお金にある』と語った「エンデの遺言」を読み解きながら、貨幣システムを変える地域通貨への思いをたどります。
 
2010年9月9日(木)
地域通貨の実践報告
●杉井 紀子(すぎい のりこ)厚真町ルーラルビレッジで地域通貨「ルー」を主催
地域通貨「ルー」を立ち上げ、運営している杉井紀子さんの「ルー」の紹介と立ち上げ方、運営の仕方、問題など実践面からのお話しをもとに、作りたい地域通貨を考えます。

[暮らし・環境]麻ではじめる自然生活

●4月29日(木・祝)開講 月1回木曜18:30~20:30 全6回
●会場 さっぽろ自由学校「遊」(ツアーは除く)
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円 
(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

明治時代の北海道は、亜麻と大麻草の生産を奨励し、第二次世界大戦が終わるまでは大生産地でした。戦後の法律と化学繊維の普及によって、北海道から麻がなくなってしまいましたが、近年の環境問題と健康問題が注目される中で、再び麻のよさが見直されています。北海道では、麻を地域興しに利用する動きも始まっています。縄文時代から使われてきた、日本文化を支える大切な植物『麻』を見て、聞いて、触れて、感じる講座を開きます。

2010年4月29日(木)
衣食住のすべてに麻のある暮らし
●赤星 栄志(あかほし よしゆき)バイオマス産業社会ネットワーク理事
EU、カナダ、アジア諸国で石油と森林に代わる環境作物として見直されています。衣食住を通じて大麻草が注目されている可能性と多様性の全体像を明らかにします。
 
2010年5月27日(木)
日本の伝統文化とアイヌと麻
●井戸 理恵子(いど りえこ)民俗情報工学研究者
日本人の生活、記憶の中から奪われ、失われてきた民俗文化。かつて誰もが共通認識として捉えてきた麻を巡る「コトバ」と「カタチ」。アイヌ文化に遺る精神性から古き日本の風習を観る。
 
2010年6月24日(木)
北海道の亜麻を通じて日本を元気に!
●内藤 大輔(ないとう だいすけ)亜麻公社執行役員、北国生活社代表
北海道で40年ぶりに復活した亜麻栽培。道の支援を受けて北海道亜麻ルネサンスプロジェクトを始めています。その取組みの紹介と今後のビジョンについてお話します。
 
2010年7月29日(木)
北見市発! 産業用大麻栽培特区の挑戦
●舟山 秀太郎(ふなやま ひでたろう)産業クラスター研究会オホーツク
地域の経済活性化、雇用の創出と地域の自立のため、新分野進出事業を目指して、国内外の視察、栽培、研究などに取り組んでいます。この挑戦の意義、現状と課題についてお話します。
 
2010年8月26日(木)
オホーツク地域の麻栽培における土壌浄化効果
●唐 星児(とう せいじ)(予定)北海道立北見農業試験場生産研究部
北海道の農耕地からの排出される硝酸性窒素は、地下水汚染のリスクがありその軽減の対策が求められています。その一つに麻を利用した試験についてお話します。
 
2010年9月11日(土)・12日(日)
北見の麻畑見学会(香遊生活のハーブ園)
●案内:舟山 秀太郎(ふなやま ひでたろう)産業クラスター研究会オホーツク
日本初の『産業用大麻栽培特区』に認定された北見市。道内で唯一、大麻栽培者免許を持ち、麻プロジェクトリーダーである舟山氏の案内のもと麻畑を見学しに行くツアー!

[社会・人権]21世紀の宗教と倫理~自分と向き合い、社会と向き合うために~

●10月5日(火)開講 月1回火曜18:30~20:30 全6回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円
    (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

「宗教」をタブー視しがちな日本人ですが、それでは、私たちは何を心の拠り所として生き、物事を判断しているのでしょうか? 宗教や社会思想との対話を通じて、現代を生きる私たちの自分や社会との向き合い方について一緒に考えてみませんか?

2010年10月5日(火)
現代宗教と公共性~カルト問題から考える~
●櫻井 義秀(さくらい よしひで)北海道大学教授。専門は社会学、特にタイ、東アジアの宗教文化、日本の現代宗教を研究。
統一教会の日本宣教活動はカルト問題として知られているが、霊感商法や合同結婚式以外に、実際に何をしているのか知らない人が多いと思われる。この教団を通して、信教の自由、宗教法人の公益性について考えたい。
 
2010年11月2日(火)
仏教と地域づくりと平和
●上川 泰憲(かみかわ たいけん)孝勝寺・副住職/四方僧伽・北海道
日本の仏教僧侶として、アジアの仏教者の現況をその目で見たとき、個人として地域社会人としての生き方が見えてきた。仏教の教えで心の平和を構築するために出来ることとは。
 
2010年12月7日(火)
キリスト教、ジェンダー、人権
●清水 和恵(しみず かずえ)日本キリスト教団新発寒教会牧師
キリスト教は多面多彩な宗教ですが、学び理解するためには、聖書は欠かせません。聖書を道案内に人間とは、人権、いのち、生きる意味についてご一緒に考えてみたいと思います。
 
2011年1月11日(火)
現代社会の中での人生の意味と宗教~科学的世界観・先端医療と宗教~
●蔵田 伸雄(くらた のぶお)北海道大学教員。倫理学、生命倫理学、哲学、環境倫理等を教える。
科学や医療技術が進歩したこの現代社会の中で、個々人の人生にとって宗教はどのような意味を持つのか。先端医療や科学との関連で、現代社会における宗教の位置づけを再確認する。
 
2011年2月8日(火)
アイヌ民族の精神世界
●藤村 久和(ふじむら ひさかず)北海学園大学名誉教授。著書に『アイヌ、神々と生きる人々』(小学館)他。
近代化の中で顧みられることの少なかったアイヌ民族の世界観、宇宙観について、アイヌ文化研究の第一人者である藤村さんからお話をうかがいます。
 
2011年3月8日(火)
田中正造と霊性
●花崎 皋平(はなざき こうへい)著述業。近著に『田中正造と民衆思想の継承』(七つ森書館)。
田中正造は晩年、天地自然のうちに神霊が宿り、働いていることを信じるという思想をのべています。田中正造一人だけのものではなく、日本列島に古代から続いてきている、そうした霊性思想について考えます。

[社会・人権]インターネットと社会運動

●10月12日(火)開講 火曜夜18:30~20:30 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
    (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円 *4~5回目はセット受講のみ可)

コミュニケーションの手段として、または情報収集・情報発信の手段として、インターネットは人々の生活にすっかり定着してきました。本講座では、インターネットが社会運動、市民活動の中でどのように利用されてきたかを復習し、これから、どのように利用していけるか、または、利用する上での課題や問題に ついて、考えてみたいと思います。
*インターネット利用の実践の一つとして、遠隔地の講師には、skype(インターネットを介した 無料のTV電話)で講義をお願いする実験的講座となります。

2010年10月12日(火)
インターネットと社会運動の歴史~藤前干潟からコミュニケーションの権利へ~
●松浦さと子(まつうらさとこ)龍谷大学経済学部教員
「藤前干潟保存運動」、「非営利放送」、「コムライツ(http://comlight.org)」をキーワードに、90年代から現在まで、社会運動の中でインターネットがどのように活用されてきたかお話いただきます。
*遠隔地のためskypeでの講義になります
 
2010年11月9日(火)
インターネットで情報収集~マスメディアを代替するインターネットメディア~
●阿部幸弘(あべゆきひろ)ATTIC代表/精神科医【こころのリカバリーセンター所長】
他、道外の市民メディアの方にskypeで登場してもらう予定です。
マスメディアへの不信が高まる中、インターネット上では、有力な情報を発信するメディアが続々と生まれています。それら“オルタナティブなメディア”群を紹介します。
 
2010年12月14日(火)
インターネットで情報発信~市民による「生放送」、ユーストリームの話~
●カジタシノブ ATTIC・ボロトーク/WEBデザイナー
●服部亮太(はっとりりょうた) sapporo6h代表
ユーストリームというインターネット上の無料サービスを利用した「生放送」(独自番組や、講演会やイベントの中継など)が注目を集めています。札幌で「生放送」活動を行っている第一人者からお話を伺ってみます。
 
2011年1月18日(火)
生放送ワークショップ【導入編】
●ファシリテーター 滝口一臣(たきぐちかずおみ)
ユーストリー厶の使い方(初歩+α)を勉強し、実際に「生放送」をしてみます。
 
2011年2月15日(火)
生放送ワークショップ【応用編】
●ファシリテーター 滝口一臣(たきぐちかずおみ)
ユーストリー厶の使い方(初歩+α)を勉強し、実際に「生放送」をしてみます。

[社会・人権]市民(わたしたち)が政策を作る~思いを提案(かたち)にする方法~

●10月13日(水)開講 月1回水曜18:30~20:30 全6回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円、会員・学生4,000円 (単発1,000円)
●講師・コーディネーター 石田 英人(いしだ ひでと)  自治支援事務所Pucca

まちづくりに関して、人はそれぞれ思いを持っていますが、それを案にして実施する機会はなかなかありません。私たちは、市長、議員、行政職員に「お願い」するしかないのが現状です。しかし、最近、例えば条例に市民提案制度が盛り込まれたり、陳情・誓願が市民からの政策提案と位置づけられたりと、市民が政策を提案するための制度が整備されてきました。本講座では、それらの制度を市民の武器にするために、市民が思いを提案にする方法を学びます。丸腰で協働はできません!!

2010年10月13日(水)
思いを提案にするってどういうこと?
要望と提案とはどう違うのでしょう? 昔からのさまざまな手法と比較しつつ、市民からの政策提案の意味と意義を考えます。
 
2010年11月17日(水)
政策提案その1~自分の理想をみんなに示す~
政策提案の第1歩は、「思い」を「理想像」として示すこと。自分だけの言葉に終わりがちな「思い」を、みんなで共有して話し合いの題材にできる「理想像」に変えるための手法を学びます。
 
2010年12月15日(水)
政策提案その2~法律と条例の仕組みを知る~
●ゲスト(予定) 自治体法務担当職員
政策提案は、行政や議会で議論されます。だから、法令の分野を無視することはできません。必要な法令へのアクセスや市職員だって分かりづらくてホントは読みたくない法令の読み方を学びます。ついでに、自分だけの法律を試作してみます。
 
2011年1月26日(水)
政策提案その3~情報を手に入れる~
役所には沢山の情報があります。議員も役所には情報量でかないません。そこから少しでも情報を多く引き出す方法を考えるとともに、そのとき不愉快な思いをした場合の対応方法を学びます。
 
2011年2月23日(水)
政策提案その4~市民だからこそ作れる提案~
どんな案にも、メリットとデメリットがあります。役所が作る案はメリットしか言わないので信用されません。理想を実現する方法を示し、そのことによるメリットとデメリットを明らかにした提案書を完成させます。
 
2011年3月23日(水)
市民自治に関するその他の課題
●事例紹介ゲスト予定
審議会が機能しない、私的諮問機関が幅を利かす、住民投票はいいことばかり? その他、前回迄に触れられなかった、自治に関わるさまざまな問題を話し合います。

[社会・人権]学びをあきらめない~学校教育の課題と、フリースクール・夜間中学・引きこもり支援の取組み~

●10月19日(火)開講 月1回 火曜または金曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円・会員・学生1,000円)

不登校や障害などによって、公立学校に通えなくなる小中学生の数は全国で12万人、札幌市でも1,600人と言われています。どうして子どもたちは学校に通えなくなるのか? 今、学校現場では何が起きているのでしょうか? その一方で、それらの子どもたちの受け皿として、オルタナティブな学校も少しずつ増えてきています。フリースクール等で生き生き学ぶ生徒たち。公教育との違いは? 子どもたちのための「学び場」とは何か、一緒に考えてみませんか?

2010年10月19日(火)
そもそも、学校って何?~公教育の変遷と今~
●横井 敏郎(よこい としろう)北海道大学大学院教育学研究院・准教授
「義務教育だから」と、当たり前のように通っている学校。もともとは、どんな目的で作られたものなのでしょう?学校制度の変遷や法律、そして現在の状況などについて考察します。
 
2010年11月19日(金)
我が子がいじめに~その時学校は?~
●加納 綾(かのう あや)
それまで良好だった学校との関係。でもひとたび意見が対立すると、学校側はどうしたか?―お子さんがいじめにあい、それに対する学校の対応を通して、加納さんが感じたこと、疑問に思ったことなどをお話いただき、現在の学校現場について考えます。
 
2010年12月21日(火)
障害児も、普通学級に通いたい!
●柏崎 恵子(かしわざき けいこ)どんなに障害が重くても地域の学校へ連絡会議
障害児は、昔に比べて入学しやすくなりました。でも実際の状況はどうなのでしょう?「障害児を普通学級へ!」の活動を通して見えてくる学校制度の問題点について、お話を伺います。
 
2011年1月25日(火)
フリースクール~もうひとつの学び場~
●亀貝 一義(かめがい かずよし)NPO法人フリースクール札幌自由が丘学園・理事長
●山田 大樹(やまだ ひろき)漂流教室
「フリースクール」ってどんな所?16年目を迎えた「フリースクール札幌自由が丘学園」の取り組みと、家計の差違や障害の有無等に係わらず、広い層の利用者に寄り添いながら支援を行う「漂流教室」の活動について伺います。
 
2011年2月22日(火)
“学び”はいつからでも!~札幌遠友塾・自主夜間中学の21年~
●工藤 慶一(くどう けいいち)札幌遠友塾・自主夜間中学
戦争や病気など、いろいろな事情で教育を受けられなかった人たちが通う自主夜間中学。さまざまな苦労を経て、21年前札幌で自主夜間中学を立ち上げた工藤さんに、遠友塾の実践、生徒たち、そして学校制度について思うことを、お話いただきます。
 
2011年3月22日(火)
社会的引きこもり~居場所と支援のあり方~
●田中 敦(たなか あつし)NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク理事長
●相馬 契太(そうま けいた)漂流教室
ニートや引きこもりなど、社会との接点を失った青年は全国に100万人を越えるとの推定があり、その半数が30代以上と言われます。社会を支えるはずの若者に何が起きているのか。また身近な人が引きこもりになった時、私たちに何ができるのか、お話を聞きます。
 
2011年3月25日(金)【番外編】
ワークショップ 「学校を創ろう!!」
皆さんが通ってみたい・子どもたちに通わせたい学校は、どの様な場所ですか?今回の連続講座で学んだ事をふまえて、理想の学校について、お茶など飲みつつ語り合いませんか?
※別会場で開催します(後日決定)。参加費別途(茶菓子代・数百円程度)

[社会・人権]シリーズ 権力の裏側 警察腐敗、その底流にあるもの

●10月29日(金)18:30~20:30
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 1,000円
●講師 原田 宏二(はらだ こうじ)市民の目フォーラム代表・元北海道警察釧路方面本部長

このところ、全国的に警察官の不祥事が続いています。昨年の懲戒処分者は180人。処分対象者は警視から巡査まで各階級に及び、内容はセクハラや恐喝など、業務内容に関連したものが目立ちます。そして不祥事が発覚するたびに上層部は深々と頭を下げ、再発防止を口にしますが、結局同じことが繰り返されています。なぜ、不祥事はなくならないのでしょう?元道警釧路方面本部長の原田さんに、市民には見えにくい警察腐敗の底流にあるものについて、お話いただきます。

[社会・人権]精神医療の正体を問う~よりよい精神医療か、それとも精神医療よりよい何かか~

●2011年1月14日(金)開講 
 金曜18:30~20:30または土曜14:00~16:00 全6回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(1/29のみ別会場を予定)
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●コーディネーター 井上芳保、鮒田新世

今や医療それ自体が「病」を作り出していて、精神科ではその弊害が顕著に現れています。例えば、患者に必要以上の薬を与えた結果、副作用でかえって症状が悪化しているのに、それへの対処と称してさらに強い薬が追加されるということがなされています。また、患者を薬漬けにし、長期入院を強いる日本の精神科医療の特異な構造があります。精神の病とはそもそも何なのか。求めるべきはよりよい精神医療か、それとも精神医療よりよい何かか。根源的に問い直す講座を開講します。

2011年1月14日(金)18:30~
いま、なぜ精神医療の正体を問うのか
●井上 芳保(いのうえ よしやす)札幌学院大学、社会学
●鮒田 新世(ふなだ しんよ)鍼灸師、発達臨床心理学・障害児教育
「擬態うつ病」は、医療側と患者側との共犯関係によって「病」が構築される例である。何故こうしたことが生ずるのか。医療を取り巻く社会的環境や制度、「狂気」の処遇史などの視点から検討する。
 
2011年1月22日(土)14:00~
精神科医師からみた精神医療の現状と課題
●長沼 睦雄(ながぬま むつお)道立緑ケ丘病院、精神科医師
精神科では「発達障害」や「解離性障害」を「統合失調症」と誤診し過剰投薬に至る例が目につく。何故そうなるのか。長年の発達障害診療の経験に基づいて検討する。
 
2011年1月29日(土)14:00~16:00  (かでる2・7 会議室710)
鍼灸術からみた精神疾患と精神医療
●松田 博公(まつだ ひろきみ)鍼灸師、元共同通信社記者
一本の鍼(はり)と一摘みの艾(もぐさ)というシンプルな道具で万病に対処する鍼灸術。その魅力を語りつつ、現在の精神医療の問題点について明らかにする。講師は『鍼灸の挑戦』(岩波新書)の著者。

近代医療の基本的なまなざしは、正常と異常を分けることです。この二分法の思考に導かれて、西欧では隔離収容の病院、精神病院が成立し、西欧医療の導入とともに、日本社会もその病理観に包摂されてきました。
では、世界には正常・異常二分観とは異なる別の医療体系はなかったのでしょうか。日本の鍼灸、漢方のルーツである中国伝統医学は、正常、異常の区別を立てないわけではないが、その境目はあいまいな、正常と異常が往還する生命観、人間観に立つものでした。中国医学の根幹にある「気」の考え方によれば、宇宙の森羅万象はつながっていて、生も死も、正常も異常も、「気」の濃淡の差であり、絶対的なものではないからです。
中国伝統医学の精神病理観のもたらす存在のもうひとつの見方、そしてそれを現代に引き継ぐ鍼灸術の思想とわざの可能性について語り合います。
 
2011年2月19日(土)14:00~
精神病院をなくしたイタリアの精神医療について
●美馬 達哉(みま たつや)京都大学高次脳機能センター、医療社会学・臨床脳生理学
●松嶋 健(まつしま たけし)京都大学人文科学研究所、文化人類学
フランコ・バザーリアの改革によってイタリアでは基本的に精神病院は廃絶された。現地でフィールドワークを重ねてきた文化人類学者と現代医療のあり方を社会学的視点から捉え直している医師が対談する。
 
2011年2月25日(金)18:30~
「精神科セカンドオピニオン」という実践について
●広瀬 隆士(ひろせ たかし)三吉クリニック、ソーシャルワーカー
患者に質量とも不適切な薬を投与し、薬原性心身症状を誘発して患者を廃人化させる精神医療。それに立ち向う、患者・家族・医師他の実践を紹介する。「精神症状の大半が医原性・薬原性だった」という衝撃から、「幻聴さん」「治さない」も問い直す。
 
2011年3月11日(金)18:30~
精神に障害のある人と共に生きるために
●二通 諭(につう さとし)札幌学院大学、特別支援教育
●高井 賢二(たかい けんじ)社会福祉法人さっぽろひかり福祉会ひかり工房
患者を長期入院させる精神医療を否定し、患者が精神病院から出て地域で普通に暮らすとしたら、どんな支援のノウハウが必要となるのか。障害児教育と福祉の現場で長年にわたって実践を重ねてきた二人が対談する。

[社会・人権]「帝国日本」とは?~「韓国併合」100年を節目に考える~

●5月11日(火)開講 月1回火曜18:30~20:30 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
    (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

1945年敗戦と同時に、日本は海外の植民地を全て手放し、同時に「植民地問題」は無くなってしまったかのようにして振舞ってきた。今となっては、日本が「植民地宗主国=帝国」であったことも、植民地支配をしてきたことも忘れている。それが、近頃しきりに表現される排外主義的・差別的な言動にもつながっているのではないだろうか。今年が「韓国併合から百年」であることをきっかけに、日本の植民地支配とは何だったのかを問い、「植民地宗主国」の責任を考えたい。

2010年5月11日(火)
朝鮮の近代化と日本の「影」
●辻 弘範(つじ ひろのり)北海学園大学
朝鮮の近代化過程には常に日本の「影」がつきまとい、最後はその「影」に呑みこまれてしまいます。日本による植民地化の過程を、朝鮮半島の側から眺めてみます。
 
2010年6月8日(火)
日本の植民地統治と朝鮮
●諸 洪一(じぇ ほんいる)札幌学院大学
昨今、有史以来となる天皇の訪韓問題が話題になっている。朝鮮総督・南次郎の天皇朝鮮行幸計画は何故考案され、何故実行されなかったのかを通して植民地統治の実態を考えてみたい。
 
2010年7月6日(火)
植民地時代の朝鮮社会の民衆
●李 景珉(り きょんみん)札幌大学
35年間の植民地時代に、朝鮮社会はどのように変化していったのか。国内外で展開された社会運動とそれに対する朝鮮民衆の対応を中心に辿っていく。
 
2010年8月3日(火)
植民地本国ってなに?~高校歴史教育の現場から~
●滝沢 正(たきざわ ただし)北海道歴史教育者協議会会員
示された課題は「どのように教えられてきたか」。フト考えると。「植民地本国」なんて言葉は、教室からはとても遠かったような気がする。歴史教育の現実を再考してみます。
 
2010年9月7日(火)
植民地責任問題とは何か…
●林 炳澤(いむ ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
日本が朝鮮を植民地支配し、その結果、何をもたらしたのか、そして何が残されているのか。その責任問題の直視なくしては「植民地問題」を理解できないでしょう。

[社会・人権]日米安保体制50年、いま改めて安保を問う

●5月18日(火)開講 月1回火曜18:30~20:30 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
    (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

平和憲法を掲げる非戦の国・日本ですが、日米安全保障条約(安保条約)を基軸とした「日米同盟」により、「世界の警察官」アメリカと一体となって各国でアメリカの「テロとの戦い」を支援しています。今年、2010年は、その安保条約が1960年6月に発効してから丸50年。あらためて、条約締結の経緯や目的、国民の反対闘争、その後の日本の外交・安全保障への影響を学ぶとともに、直面する問題である米軍再編・基地問題を考えます。

2010年5月18日(火)
日米安保体制を考える(1):基礎編
●越田 清和(こしだ きよかず)さっぽろ自由学校「遊」理事
2010年は、1960年安保〈日米安全保障条約)から50年目にあたる年です。でも安保を考える時には、1952年から始める必要があります。安保の歴史を駆け足でたどり、何が問題なのかを考えます。
 
2010年6月15日(火)
日米安保体制を考える(2):応用編
●越田 清和(こしだ きよかず)さっぽろ自由学校「遊」理事
グアム島に沖縄の海兵隊8000人を移転させるために、日本の予算で米軍住宅や施設を建設することになっています。どうしてこんなおかしなことが決まったのか、米軍再編という大きな動きを視野に入れて、グアム島でいま何が行なわれようとしているのかを考えます。
 
2010年7月13日(火)
60年安保闘争がめざしたもの
●小林 金三(こばやし きんぞう)北海道新聞OB。著書に『論説委員室-60年安保に賭けた日々』。
60年安保闘争のさなか、「7社共同宣言」に反対の論を展開し名をはせた当時の北海道新聞社論説委員に、安保闘争とは、その後の市民運動への影響などについてお聞きします。
 
2010年8月17日(火)
沖縄返還密約について
●徃住 嘉文(とこすみ よしふみ)北海道新聞記者
沖縄返還の陰で交わされていた、復帰費用を日本が肩代わりするとの密約。当時の外務省高官から密約を認める証言を引き出した記者に、背景や外交への影響などをお聞きします。
 
2010年9月14日(火)
21世紀のアジア安全保障に向けて~日米安保体制のオルタナティブとは?~
●飯島 秀明(いいじま ひであき)北海道新聞メディア局映像編集室
アジアとの関係がますます重要になってきている今日、日米安保条約は本当に必要なのでしょうか? これまでの議論を踏まえて、日米安保を前提としない21世紀の安全保障のあり方を、皆で話し合ってみたいと思います。

[社会・人権]市民の自治力~市民がまちを運営する~

●5月19日(水)開講 全5回 月1回水曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員4,000円 学生2,000円
    (単発 一般1,500円 会員1,000円 学生500円)
●コーディネーター 森 啓(もり けい)、谷 百合子(たに ゆりこ)  

日本の民主主義は名ばかりのものだとよく言われます。市民が政治に参加するのは選挙のみで、市民がまちの課題を議論し政策に反映する習慣と土壌がありません。この講座は、このような問題意識のもと、理論と実践例を織り交ぜながら「市民がまちを運営する方策」を考えます。市民がまちづくりの主体となり、地域社会を運営できるようになるために必要な「市民と政府」の関係を再構築する「市民自治の理論」の共有を目指します。

2010年5月19日(水)
市民がまちを運営するという視点~イントロダクション~
●森 啓(もり けい)北海学園大学法学部政治学科教授
●資料解説 谷 百合子(たに ゆりこ)無防備平和のまちをつくる札幌市民の会
映像資料を足がかりに「議会を市民の手に取り戻す方策」「市民がまちを運営する方策」を話し合います。
※映像資料『バークレー・市民がつくる町』
米国バークレー市がどのようにして「民主主義・市民自治」を培ってきたのか。「市民参加の高い意識」を生き生きと映し出す。
 
2010年6月16日(水)
政権交代をどうみるか~政権交代で何が変わるのか~
●森 啓(もり けい)北海学園大学法学部政治学科教授
民主党の「地方主権」とはどのようなこと? これまでの「国と自治体の関係」をどう変える? 政権交代で変わったことは何? 北海道の道州制と市町村合併の問題点とは?実例を掲げて考察する。
 
2010年7月14日(水)
思いをかたちに~市民(わたしたち)が政策をつくる~
●石田 英人(いしだ ひでと)非営利の自治支援事務所Puccaを今年開設
政策とは何でしょう? 市民が政策を作れるのでしょうか? それは実効性があるのでしょうか? 苫小牧での取り組みを実例に、これらを検証し、その可能性を考えます。 
 
2010年8月18日(水)
夕張問題が提起するもの~地方の疲弊と市民の自治力~
●熊谷 桂子(くまがい けいこ)夕張再生市民会議事務局
●コメンテーター 湊谷 宣夫(みなとや のぶお)自治体政策研究所理事
●論点提出協力 夕張再生市民会議、自治体政策研究所
夕張の財政破綻による市民生活の疲弊は、過疎の町に共通する問題でもある。最低限の暮らしを守るための再生計画と地域を守る市民の動きや実情をもとに夕張問題を考える。
 
2010年9月15日(水)
道政と市政を解明する視座と眼力
●浅野 輝雄(あさの てるお)自治体政策研究所理事-問題提起
●コメンテーター 森 啓(もり けい)北海学園大学法学部政治学科教授-討論参加
「当選すればこっちのもの」とばかりに振舞う議員。何をしているのか分からない道・市議会と、無関心な市民。知事や市長は、誰の側に立っているのか。「市民の自治力」と「民主主義」を考える。

[社会・人権]21世紀のセーフティネットを展望する

●5月29日(土)開講(第2回目以降、水曜日) 月1回 18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
    (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

この数年間、格差や貧困を考える講座を開催してきましたが、具体的な事例に触れるにつれてセーフティネットが機能していないという現実が見えてきました。人が人として生きられる社会には、生存権を保障するセーフティネットが不可欠ですが、どのような仕組みがあればセーフティネットとして機能するのでしょうか。20世紀型のセーフティネットを検証し、これからの社会を支えるセーフティネットのグランドデザインを展望します。

2010年5月29日(土)
これからの時代の生活保障
●鳥山 まどか(とりやま まどか)北海道大学教育学部
セーフティネットはなぜ機能しなくなったのでしょうか。グローバリズムや家族の変化等を振り返って、これまでのセーフティネットに開いた穴を検証し、新たなセーフティネットを構想する手がかりを探りたいと思います。
 
2010年6月30日(水)
医療からの排除を問う 
●土屋 早苗(つちや さなえ)勤医協札幌病院 医療ソーシャルワーカー 
国民皆保険のはずの日本で、医療から排除される人たちがいます。健康保険制度の問題点、無料低額診療制度などの実態に触れながら、誰もが医療から排除されない仕組みを考えます。
 
2010年7月28日(水)
雇用をめぐる課題
●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論
最低賃金と中小企業振興、派遣と雇用確保、就職氷河期世代の未来、雇用保険制度など、雇用をめぐる労使の主張を検証し、課題を整理することによって、雇用のこれからの展望を探ります。
 
2010年9月1日(水)
ハウジング・プアという現実
●吉田 邦彦(よしだ くにひこ)居住福祉学会、北海道大学
なぜ人はかくも簡単にホームレスになってしまうようになったのでしょうか。他にもさまざまな要因があるにせよ、生活の基盤である住むことに焦点を当てて、日本の問題状況の特殊性、そして今後の住宅施策のあり方を探ります。
【参考文献】『居住福祉法学の構想』(東信堂、2006)735円
 
2010年9月29日(水)
ベーシック・インカムと私たち
●細谷 洋子(ほそや ようこ)ベーシック・インカム研究会・札幌
働かざる者食うべからず? 公的扶助を受けるに値する弱者と値しない弱者という分類、賃金は労働の対価か? など、ベーシック・インカムをめぐる論点を、生活者の実感を通して考えます。

[社会・人権]生? 性? say!? “性”ってなんだ!?

●5月25日(火)開講 月1回火曜日 19:00~21:00 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
     (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*高校生以下の受講料についてはご相談ください。
*この講座は昨年度の「クィアセクソロジー」読書会のメンバーが中心になって企画・運営します。第1回から第3回までの講座は同メンバーが話題提供します。

“性”について日頃、もやもやした感じはありませんか。この講座ではマンガや映画、小説等に描かれた“性”を取り上げ、さまざまな“性”のあり様について交流します。また後半はゲストを招いてお話を聞きます。今までなかなか口に出して言えなかったこと、人にはなかなか聞けなかったことなど、共に語り合いませんか。気づかなかった多様な性のあり方が見え、ふと気がつくと息苦しさが抜け、ちょっと生きやすくなっているかもしれませんよ。

2010年5月25日(火)
これって偏見? カンチガイ!?~マンガで性の思い込みを解きほぐす~
●担当 山本 美里(やまもと みさと)楽しそうなことには取りあえず首をつっこみます。猫・本・飲み会好き
10代の性、障害者の性、セクシュアルマイノリティの性、性欲、レイプ・・・TVやネットで知ってるつもりになっていませんか?誤解が多いこれらのテーマ、まんがを通してみんなで話してみましょう!
 
2010年6月22日(火)
恋愛と性~小説を通してその核心に迫る~
●担当 雨宮 恭子(あまみや きょうこ)性について学ぶのは楽しい  
誰もが一度は悩むこのテーマに小説を通して迫ります。「こんなふうに人を好きになる自分って異常じゃないかな」と一人悩んでいるあなた、ぜひいっしょに語り合いましょう。
 
2010年8月10日(火)
映画に見られるセクシュアリティ
●担当 玉村 有紀(たまむら ゆき)「ジェンダー」や「セクシュアリティ」の観点から世の中をとらえ直したら、いろんなことが見えてきた
恋愛のかたちや性的指向など、「性的行動・欲望・幻想」は人によってさまざまです。この回では、映画のストーリーや登場人物を通して描かれるセクシュアリティについて扱います。皆で話し合ってみませんか。
 
2010年8月24日(火)
性と生を語ろう~その1~
●ゲスト 高城由香里 さっぽろ自由学校「遊」会員
アダルトビデオやマンガなどのリテラシー等についてについて問題提起していただきます。
 
2010年9月21日(火)
性と生を語ろう~その2~
●ゲスト 鈴木 賢(すずき けん)北海道セクシュアルマイノリティ協会
昨年で結成20年を迎えたHSA(北海道セクシュアルマイノリティ協会)札幌ミーティングの設立メンバーの一人、鈴木賢さんを迎え、自身のライフヒストリーやマイノリティを取り巻く社会の変化を語ってもらいます。

[社会・人権]アイヌ新時代~若者たちと語り合う、民族の現在と未来~

●6月1日(火)開講 月1回火曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・アイヌ民族4,000円 学生2,000円
    (単発 一般1,500円 会員・アイヌ民族1,000円 学生500円)
●コーディネーター 原田 公久枝(はらだ きくえ)、小泉 雅弘(こいずみ まさひろ)

日本政府がアイヌ民族を先住民族として認め、新たなアイヌ政策が検討されつつある現在、アイヌの若者たちは自らのアイデンティティをどのように捉え、アイヌ民族に対する政策や民族の今後をどのように考えているのでしょうか? この講座では、毎回、若い世代のアイヌ民族の方々に来ていただき、各々の育ってきた環境、現在の活動や考え、将来に向けてのビジョンなどを聞きながら、アイヌ民族の未来について一緒に考えていきたいと思います。

2010年6月1日(火)
アイヌ語・アイヌ文化を学んで
●八谷 麻衣(はちや まい)1982年生まれ。旭川市在住。旭川チカップニアイヌ民族文化保存会所属。
アイヌの伝承歌(ウポポ)や踊り(リムセ)を披露する、女性4名によるユニット「MAREWREW/マレウレウ」のメンバーである八谷さんは、アイヌ語指導者育成事業も修了され、本格的にアイヌ語を学んでいます。アイヌ語やアイヌ文化を学ぶ中で感じていることなどをお話していただきます。
 
2010年6月29日(火)
とあるウタリのお話
●村上 恵(むらかみ めぐみ)1984年・幕別生まれ。現在、芽室在住。
アイヌ文化から離れていた自分が戻るきっかけになった出来事、それが自分を大きく変えてくれた事、今現在の自分とこれから先についてお話したいと思います。
 
2010年7月27日(火)
アイヌ文化との出会いと私
●川村 このみ(かわむら このみ)1987年生。旭川で生まれ、札幌で育つ。
●木村 君由美(きむら きよみ)1987年生。弟子屈町で育つ。
札幌で育ち最近までアイヌに関わりなく生活してきたという川村さんと、弟子屈出身で幼い頃からアイヌ文化に親しんできた木村さん。現在、アイヌ文化の担い手を目指し白老で研修中のお二人から、率直な思いをお聞きしたいと思います。
 
2010年8月31日(火)
かっこいいアイヌ? かっこ悪いアイヌ?
●多原 順也(たはら じゅんや)1971年、札幌生まれ。札幌育ち。
アイヌ民族に生まれて、日本人として育った自分。そんなボクが、アイヌとして、日本人として思うこと。これからどのようにしてアイヌとして生きられるか?アイヌはどのようになればいいか?みんなで考えましょう。
 
2010年9月28日(火)
ラメトク トゥラ ウコイソイタク~ラメトクとの対話~
●山道 陽輪(やまみち ようまる) アイヌ語名:ラメトク 平取町二風谷出身、札幌市在住。20代。アイヌ舞踊復元チーム・ニカオプのメンバー。
幼少期から舞踊や木彫などのアイヌ文化を自然と身につけてきた山道さんは、海外先住民族との交流や知床におけるエコツアーのガイドなど、多様な経験をつんでいます。その経験や思いを対談形式で聞かせてもらいます。

[文化・芸術]「冬のキャンドルナイト」を ご一緒に。

●11月16日(火)開講 全3回
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般 2500円、会員・学生 2100円

「キャンドルナイト」とは、夏至や冬至に電気の灯を消して、ろうそくの灯でスローに過ごす夜。知られているようで、知られていない事もあ るかも知れません。 手作りのキャンドルを囲み、好きな詩や創った 詩、短いお話などを読みあって、ゆるやかに和やかに時間を過ごしませんか。

2010年11月16日(火)18:30~20:30
「キャンドルナイト」とは何でしょう。
●岡崎朱実さん(さっぽろキャンドルナイト実行委員長)
キャンドルナイトの始まり、行政との関係、実際のイベント、そして、その効果など、実際に企画し、実行して来たお話を伺います。
単発 一般1500円(会員1000円)
 
2010年12月4日(土)13:30~16:00
「手作りキャンドル&ポエム講習会」
●キャンドル担当 能登睦美  ポエム担当 浜崎じゅん 
前半「エッグキャンドル」を作ります。後半は、詩を読む練習をします。
単発 一般1500円(会員1000円・こども500円)
材料費別途 200円
 
2010年12月18日(土)18:00~20:00
「キャンドル&ポエムナイト」
ちょっと早めのキャンドルナイト。コーヒーやお茶を頂きながら、静か
に、詩やお話しを読んだり、聞いたりします。
単発 500円(一般・会員ともに)

[文化・芸術]AINU ART PROJECT STORY アイヌ・アート・プロジェクト ストーリー~モノ・オト・コトバを創りながら表現するアイヌの世界~

●10月26日(火)開講 月1回火曜18:30~21:00 全6回
●受講料 一般6,000円 会員・学生・アイヌ民族4,800円  
    (単発 一般1,500円 会員・学生・アイヌ民族1,000円) 
 *1~3回目については、別途材料費が必要となります。
●講師 アイヌ・アート・プロジェクト

アイヌの交易船イタオマチプの復元を機会に2000年に結成されたアイヌ・アーチスト集団。家族ぐるみのコミュニティで、木彫りや織布などの作業を行なう傍ら、音楽や踊りなど幅広い活動を繰り広げている。
今年で10周年を迎えたアイヌ・アート・プロジェクト。具体的なものづくりを通じてアイヌ民族の文化、芸術を表現してきたメンバーの一人一人にリレー形式でスポットをあてながら、参加者も実際にアイヌ文化創作にチャレンジしてみます。

「同じ視点にたってふれあって共に生きる文化としてのアイヌ文化に触れてみてください。10年の歩みは 皆さんとの歩み。照れ屋だったり 恥かしがりやだったり 様々なアイヌアートプロジェクトのメンバー、母であり 父であり 夫であり 妻であるメンバーの言葉や手仕事に触れてみてください。けっして遠くない 友としてのアイヌがあなたのそばにいてくれます。」
(結城 幸司)

2010年10月26日(火)
カチョー(団扇太鼓)をつくってみよう
●新谷 勝也(しんたに かつなり)(サポートメンバー:早坂 賀道)
カチョーはカラフト・アイヌのシャーマンが使っていた太鼓です。日本人(和人)でありながらアイヌの血を引く子の父として アイヌに多くの友を持つ北海道人としての新ちゃんと太鼓を作ろう。
 
2010年11月30日(火)
ムックリ・ワークショップ
●結城 志穂(ゆうき しほ)(サポートメンバー:新谷 勝也)
自由な生き方をする結城幸司の妻としての話、東京で子どもの頃からアイヌ文化を受け継いだ経緯などを話しながらムックリの世界へ。
 
2010年12月28日(火)
アイヌ刺繍にチャレンジ
●早坂 ユカ(はやさか ゆか)(サポートメンバー:結城 志穂)
子どもの頃から受け継いだ、手仕事、踊り。母の姿を見て自然体に身についた刺繍の世界。上川地方や旭川の地方のアイヌの話を聞きながら。
 
2011年2月1日(火)
トンコリを奏でてみよう
●福本 昌二(ふくもと しょうじ)(サポートメンバー:福本 みつこ)
多くを語らないしょっちゃん。でも優しいトンコリの音は彼の優しさを表してます。 彼のオリジナル曲も含めてトンコリの美しい音の世界を共有しましょう。
 
2011年3月1日(火)
創作ユーカラの世界
●結城 幸司(ゆうき こうじ)(サポートメンバー:福本 昌二)
語りの世界から、神話の世界から、共に生きる世界の、心の共有を探る「北海道の語りなおし」。創作神話や伝承神話を通じて。
 
2011年3月29日(火)
アイヌ・アート・プロジェクトの音楽
●早坂 賀道(はやさか よしみち)(サポートメンバー:結城 幸司)
ロックの世界で青春時代を過ごし、伝統の世界で、自らのアイデンテイテイに目覚め、その両方の世界をアイヌアートで表現して来た、アイヌアートのDVDや彼の世界観を通じてメッセージを受け取ってください。

[文化・芸術]季節とともにアイヌ文化体験~春・夏・秋・冬~

*日程、会場等につきましては、随時お知らせいたします。

春には野山で山菜をとり、夏にはクチャ(仮小屋)を建てて、狩りや漁へ。秋には川に上ってきたサケを獲って、冬にはチセ(家)で手仕事をする。季節とともに生きてきたアイヌ民族の暮らしやその中で育まれてきた文化の一端を、季節に応じて体験してみたいと思います。子どもや親子連れの参加も歓迎します。自然とそこから生み出される知恵を学びながら、楽しくアイヌ文化に触れましょう。

2010年5月22日(土)~春~
野を歩いて、山菜料理をつくって味わおう
●日 時 5月22日(土) 10:00~15:00
●会 場 サッポロピリカコタン(札幌市アイヌ文化交流センター)とその周辺
●インストラクター 石井ポンペさん 北海道アイヌ協会札幌支部
●参加費 子ども(高校生以下) 500円  おとな 1,000円
サッポロピリカコタンの周りを散策しながら、植物の種類やそのアイヌ民族の活用法などについて説明していただき、採れたての山菜などを使ってアイヌ料理をみんなでつくって、食べます。午後には、ピリカコタンでアイヌのお話や音楽を楽しんだりする予定です。
 
2010年7月31日(土)~夏~
クチャ(アイヌの仮小屋)をつくってキャンプをしよう
 
2010年10月9日(土)~秋~
シケレペ(キハダの実)を採って、千歳のアイヌ伝統料理をつくって食べよう
●指 導 野本 久栄さん・敏江さん 千歳アイヌ文化伝承保存会
千歳でアイヌ文化の伝承活動を続けている野本さん夫妻にご協力をいただき、千歳のアイヌに伝わるシケレペ・シト(団子)を皆でつくってみます。一緒に食事を食べながら、野本さん夫妻のお話もうかがいます。
●日 時 10月9日(土)  10:00~14:00 
●集 合 9:30 JR千歳駅前集合
●場 所 千歳・蘭越生活館(千歳市新星1丁目3-7)
●参加費 おとな1,000円 子ども(高校生以下) 500円 
 *食材費(500円程度)が別途必要となります。
 参加ご希望の方は、事前に事務局までお申込ください。
 
~冬~ 2011年1~2月頃を予定
アイヌの手仕事を習おう

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

●5月12日(水)開講(~2011年4月) 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974年8月10日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌアートデザイン教室も今年で13年目を迎える事ができました。受講生の方々といつも楽しく、おだやかな時間を過ごしています。主に刺繍を中心とした作品を作っていますが、それぞれの個性を活かし、自由な発想で好きな欲しい物を作ることができます。皆さんも、アイヌ模様の世界に触れてみませんか…

【昼のクラス】
●2010年5月~2011年4月
 通年 毎週水曜13:00~15:00
  *5週ある月は、原則として第5週がお休みとなります。
●受講料 5,000円/月(材料費は含みません)
 *月謝制ですが、一年間の継続受講が前提となります。
 
【夜のクラス】
●2010年5月~2011年4月
 月2回水曜18:30~20:30
 5/12、5/26、6/9、6/23、7/7、7/21、8/4、8/25、9/8、9/22 
 *10月以降の予定は別途お知らせします。
●受講料 一般 3,000円/月 会員・学生 2,500円/月
 *月謝制ですが、1年間の継続受講が前提となります。

[文化・芸術]「ハイサイ!ぼん太」の沖縄三線教室

●会 場 愛生舘ビル1F 104会議室
 *さっぽろ自由学校「遊」の入っているビルの1Fです。
 南側の入り口よりお入りください。
●最少催行 各コース5名
●受講料 各コース6,000円/月 (4回分)  *月謝制ですが、3ヶ月単位の継続受講を前提とします。
 *教材費(1年分)として別途1,000円が必要となります。
●講 師 ハイサイ! ぼん太 (永田 竜也)
名護市東江出身。地元では青年会会長をつとめ、エイサーでは三線を担当。20年ほど前から札幌暮らし。現在は北32条会館などで三線教室を開催。作曲やライブ活動も行う。

沖縄と聞いて何をイメージしますか? 青い海に珊瑚礁、泡盛にゴーヤ、沖縄戦と基地という人もいるでしょう。沖縄の音楽のメロディーが浮かぶ人もいるかもしれません。この講座では、沖縄の音楽と、人々の暮らしにかかせない楽器・三線(さんしん)を習います。三線は三本弦の弦楽器で、胴体は蛇の皮、三味線よりすこし小ぶりです。三味線のルーツとなったといわれています。「唄三線」といって、歌いながら奏でるのが普通です。いま人気の島唄ポップスをみなでたのしく練習しましょう。ぼん太先生のウチナンチュならではのトークも楽しみです。

2010年5月6日(木)
【中級前期コース】
5月6日(木)開講 毎週木曜20:15~21:15
三線を少し習ったことがあって、クンクンシーを読める人を対象にしています。
*三線は各自準備ください。
 
2010年5月12日(水)
【入門・初級コース】
5月12日(水)開講 毎週水曜19:00~20:00
三線をはじめて習う方を対象にしています。
*三線は各自ご準備いただくのが基本ですが、個数限定  でカンカラ三線貸出します(先着順・有料)。
 
2010年5月12日(水)
【中級後期コース】
5月12日(水)開講 毎週水曜20:15~21:15
三線を習ったことがあって何曲か演奏できる方。さらにグレードをあげて、BEGIN・ネーネーズ・エイサー等、幅広い曲の演奏を目指します。
*三線は各自準備ください。

[文化・芸術]レッツ!詩吟教室

●5月13日(木)開講  
 全10回 木曜18:30~20:00
 5/13、5/27 、6/10、6/24、7 /8、7/22、8/5、8 /19、9/2、9/16
●会 場 愛生舘ビル1F 104号室
 *さっぽろ自由学校「遊」の入っているビルの1Fです。  南側の入り口よりお入りください。
●最少催行 5名
●受講料 一般 9,000円  会員・学生 7,000円
    (単発 一般1,000円 学生・会員800円)
●講 師 北市 千岳(きたいち せんがく)
日本詩吟学院岳風会北海道本部札幌支部所属。千岳会担当師範。吟歴34年10段。少年部を育てて17年。現在会員50名。詩吟には心の豊かさと心の安らぎがあります。

詩吟は漢詩、和歌などを独特の節回し(レ、ソ抜き音階)で吟ずる(歌う)江戸時代から始まる日本の伝統芸能です。身一つで表現出来る詩吟は世界で通じる絶好のコミュニケーションです。この講座では詩吟の文化、歴史の学習、複式呼吸による発声方法で漢詩、和歌を吟じ、最後は自分の想いを詩にして吟じましょう! 大きな声を出すことは健康にも良くストレス解消にもなります。これを機会に日本の伝統芸能を楽しく学んでみませんか?

[文化・芸術]ぶきっちょさんでも大丈夫 あらすてき。きものリメイク教室

●5月13日(木)開講 全5回 
 木曜13:00~15:00
 5/13, 5/27, 6/10, 6/24, 7/8
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般10,000円 会員・学生8,000円
●定員10名(最少催行5名)
●企画・協力 環境友好雑貨店「これからや」
●講師 菊崎 和子(きくざき かずこ)
滝川出身、和裁歴30数年。現在札幌と滝川の自宅を往復しながら、仕立て、着物着付け講師などをしています。趣味で洋裁も。

着る人がいなくてタンスにしまわれていたり、長年愛用されて役目を終えた着物は、柄が美しかったり肌触りがよかったり、生地としては素晴らしく、捨てるに惜しいものです。そんな着物にあらたな命を吹き込み、再生させるのが「着物リメイク」です。着物が好きだけど、着る機会がなかなかない方や、着物のことをこの機会にもっと知りたいと思う方、気軽に着物を暮らしに取り入れてみませんか? 教室は、まず数時間かけて着物を自分でほどくことから始まります。そのあとで、希望にあわせて何に作り変えるかデザインを決め、縫製にとりかかります。和服ひとすじの菊崎和子さんが、初心者の方にもていねいに教えてくださいます。着物と手しごとのある暮らしはいかがでしょう。

●デザイン例
チュニック、ワンピース、ギャザースカート、イージーパンツ、エコバッグ、小物など
●持ち物(参加者には後日詳細をお伝えします)
*ご自身で使う生地・糸・その他材料や、道具類はご用意していただくことになります。生地として使う和服(お持ちではない方、ご相談ください)、小はさみ・リッパー(着物をほどくのに使用)、裁縫道具、 まち針、ヘラ、チャコペーパー、しろも(しつけ糸)、自分のデザインに応じた糸やミシン糸、ボタン、ファスナー等
*2回目以降、ミシン(ミシン縫いする方)・アイロンも使います。(こちらでもご用意しますが、人数によってはお持込できる方のご協力を募ります)

[からだ]武術にまなぶ心と身体の再発見~たたかわない護身術~

●11/14(日)、11/23(火・祝)、12/12(日)
  いずれも14:00~16:00
●会 場  さっぽろ自由学校「遊」
●受講料(3回通し) 一般3,000円 会員2,400円
●定 員 10名(最小催行5名)
●講師 湊谷 宣夫 (みなとや のぶお)日本空手道松濤館碧濤会師範
●協力 菅原 亜都子(すがわら あつこ) 札幌市男女共同参画センター

私たちの住む社会では「不審者」という言葉が頻出するようになり、見知らぬ人に警戒心を抱くことはしかたのないこととされるようになりました。ショッキングな事件の報道等とあいまって、自分が事件の被害者になるかもしれないという恐怖心をぬぐえない人も少なくないはずです。この講座では、たたかうこと以前の武術の心を学びます。先人の武術観などにも触れながら、心と身体を再認識してみませんか? また、各回のおわりに気づいたことなどを共有するトークタイムも設けます。

●対象 「護身術」に興味のある方、心と身体のあり方に 興味のある方、他者との関係性を再考したい方、伝統 的な空手道に興味のある方
●服装 動きやすいスウェット上下等でお越しください。講座では裸足になります。(5本指ソックス可)

2010年11月14日(日)
武術と武道~武術への偏見を除こう~ 
強いってどういうこと? 守・破・離とは、形と型、武術にまつわる逸話等を通じて「術」から「道」への心を学びます。常識のウソを体感します。
 
2010年11月23日(火)
基本的な空手の動き~筋肉はほとんど使わないんだ!という体験~
立ち方、姿勢、進み方、防御と攻撃の基本技等を学ぶ。力は要らないという講師の実演で身体の不思議を感じよう。
 
2010年12月12日(日)
形を学んで武術に触れよう~形には深い意味がある~
大極初段(基本技二つだけの形)、講師組手実演(躱し+極めの披露)、礼と発意、残心等を学びます。形と心のつながりを感じよう。

[からだ]身体のコアを整えるレッスン~セルフ・コンディショニング入門~

●11月23日(火・祝) 11:00~12:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料  一般1,800円 会員・学生1,500円
●服 装 動きやすいスウェット上下等でお越しください。レッスンでは裸足になります。(5本指ソックス可)
●持ち物 ハンドタオル、ストレッチポール(お持ちの方)
●定員 10名(最小催行5名)
●講師 東堂 渚(とうどう なぎさ)
コア・コンディショニングとピラティスのインストラクター。幼少時より動くことが大好きで、アイスホッケーから長距離ランナーまでをこなす。大人になってからも空手からベリーダンスまでを追究。でも実は、長年猫背に悩んでいました。それがコア・コンディショニングと出会ってすっかり改善。この喜びを多くの人に伝えたくて仕事にしています。

このレッスンでは、普段意識されることのない身体の「コア」(骨盤や背骨の周囲の体幹筋)を、整える簡単な動きをご紹介します。ちょっとしたコツで、あなたの「コア」ははたらき始め、驚くほど身体が安定するようになります。その不思議さをぜひ体験していただきたい。体幹筋は、現代生活の中で弱ったり、局所的に緊張しがちで、身体の歪みと密接な関係にあります。自分の身体の歪みの傾向を知り、調整する方法を知ることは、潜在力を高めることにもつながります。

*当レッスンでは、リハビリの専門家にも注目されている「ストレッチポール」という用具を使用します。ストレッチポールに背骨を乗せ、体重を預け、さまざま手足の小さな動きをすることで、寝たままラクに緊張した筋肉を重力から開放することができ、より簡単に、効果的に身体を整えることができます。
*レッスン時にストレッチ・ポールをお試しいただくことはできますが、ご自宅でもとお考えの方は、お買い求めください。種類にもよりますが、\6,500~9,000で購入可能です。

2010年11月14日(日)
★ストレッチポール ワンコイン体験会★
●時 間 16:45~17:15
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●服 装 動きやすいスウェット上下等でお越しください。
●参加費 500円
●内容 ストレッチポールとはどういうものか、基本を体験します。 

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ 中国の古典『老子』を読む・後期

●10月8日(金)開講  全6回
 月1回金曜夜18:30~20:30
 10/8、11/12、12/3、1/7、2/4、3/4
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般9,000円 会員・学生7,200円
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
著述業(哲学、社会思想)。著書に『田中正造と民衆思想の継承』『風の吹き分ける道を歩いて-現代社会運動私史』(七つ森書館)、『<共生>への触発』(みすず書房)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)、『静かな大地』(岩波書店)など。

この読書ゼミでは、ひとりでは読みにくい哲学の古典を皆でああだこうだと意見を述べ合いながら読んでいくことで自分たちにひきつけていきます。今年度の読書ゼミでは、中国の古典『老子』をテキストにしています。岩波文庫を使いますが、中公文庫、講談社学術文庫などいろいろな種類があります。老荘思想は、現代のあわただしく競争する社会とは対極の、悠々とした生き方をすすめてくれます。話に花が咲く読書会です。

●テキスト 『老子』(岩波文庫版)

[ゼミ・学習会]「パレスチナ問題」とは?

●10月13日(水)開講 月1回水曜日 18:30~20:30 全5回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 一般 3,000円 会員・学生2,500円  単発700円
●コーディネーター  市原 早苗(いちはら さなえ)  小林 善樹(こばやし よしき)

”文明の衝突”、”異なる宗教間の妥協なき戦い”、などの見出しがメディアで躍っています。 多くの市民が理不尽に殺されているのに 日本ではあまりにも伝えられていません。なぜアメリカは国際世論に反してまでもイスラエルを支持し続けるのか? そもそもこの問題の由来は何? 和解と共生への途はあるのか? など遠く離れた地での紛争として捉えがちなこの問題を映像などを交えながらみんなで意見を出し合い学習しませんか?

2010年10月13日(水)
今、パレスチナはどうなっているの?  
パレスチナの現状;入植地の拡大とアパルトヘイト政策 / 国際法違反のイスラエルによるパレスチナ地域の占領、支配。それが多くの一般市民の殺傷や基本的人権の侵害を引き起こしています。映像を交えてその実態をめぐって話し合います。(担当:市原早苗)
 
2010年11月17日(水)
パレスチナの歴史 
古代からの歴史(概括)、19世紀末のシオニズム思想勃興、第一次・第二次世界大戦・イスラエル建国、中東戦争、ユダヤ人移住者とパレスチナ難民。(担当:小林善樹)
 
2011年1月26日(水)
抵抗運動 
イスラエルの占領に抵抗して立ち上がった人々の闘いの跡を映像を交えてたどってゆきます。第一次インティファーダ、第二次インティファーダなど。(担当:市原早苗)
 
2011年2月23日(水)
パレスチナと中東
イスラエル建国以降 難民が近隣アラブ世界に流入、 アメリカのダブルスタンダード、アラブ世界の連帯に対抗するイスラエル、大国エジプトの役割などなど。(担当:小林善樹)
 
2011年3月23日(水)
平和的解決への道  
和平会議・暫定自治協定とその挫折 / 憎しみの解消と相互信頼構築への途、和解と共生に向けて私たちに何ができるのか考えましょう。(担当:市原早苗、小林善樹)

[ゼミ・学習会]今、『お金』を考える。そして『地域通貨』をつくろう。

●10月23日(土)開講 土曜14:00~16:00 全6回
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 3,000円 (単発参加700円 *ゲスト招聘の回は1,000円)

前期の『お金』『地域通貨』についての講座を引き継いで、『お金の問題』『地域通貨の具体化』について参加者同士で考えを持ち寄り、話し合い、情報収集を行う学習会を開催します。参加者の提案によってはゲストを招聘しお話しを聞いたり座談会としたりする事もあります。後期からの通し受講者には前期分の講義の記録や資料を実費で提供します。同じスタートラインから話を始めましょう。

2010年10月23日(土)
前期の振り返り
地域通貨に対するそれぞれの考えを共有。今後の進め方を考える。
 
2010年11月27日(土)
都市型地域通貨の調査
地域通貨アースデーマネーの理念、立上げ、運営などについてそれぞれが調査し、意見交換する。
 
2010年12月18日(土)
地域通貨の理念についての検討
地域通貨を立ち上げる際のポイントとなる理念を検討する。
 
2011年1月15日(土)
大通での地域通貨を始める場合の流通の可能性の検討 Ⅰ
参加者が自分の行動範囲で聞き取りなど調査をして、地域通貨の適用可能性をまとめて、意見交換する。
 
2011年2月12日(土)
大通での地域通貨を始める場合の流通の可能性の検討 Ⅱ
 
2011年3月5日(土)
地域通貨の今後の進め方についての検討

[ゼミ・学習会]子どもの権利学習会~子どもと、子どもに関わるオトナの学びの場~

●4月10日(土)開講 月1回土曜10:00~12:00
 前期~4/10、5/8、6/5、7/10、9/11 *8月は休み
 後期~10/16、11/13、12/11、1/8、2/19、3/12
 *例会日程は変更することもありますので、HPでご確認下さい。
●会場 さっぽろ自由学校「遊」ほか
●会費 500円/回 *高校生以下無料

「子どもの権利」にこだわって今年で12年目になりました。私たちは、「講師からのお話を聴く」というだけではなく意見交換もして、毎回充実した学習を積み重ねています。

◎「子どもの権利」そのものについての学び
4月例会は、「札幌市子どもの最善の利益を実現するための権利条例」が一周年を迎えますので、札幌市子ども未来局子どもの権利推進課課長の野島聡さんをお迎えして、札幌市の子どもの権利の保障状況についてお話を伺います。

5月例会は、「札幌市子どもの権利条例市民会議」(略称:こどけん)の『公開シンポジウム』(5/8、かでる2・7にて 以下参照)に参加する形を取ります。

◎今期は「滝川のいじめ裁判」について、原告あるいは裁判を支えた関係者にお話を伺えるよう、現在交渉中です(6月から9月の例会のどこかでと考えています)。

◎その他、昨年発刊された「子どもの貧困白書」を丁寧に読み、意見交換を重ねる例会を後期にわたって実現したいと考えています(できればテキストをご購入下さい)。

※『子どもの貧困白書』
 子どもの貧困白書編集委員会:編
 発行:明石書店
 B5判 360ページ 並製
 定価:2,800円+税 
 ISBN978-4-7503-3035-8 C0036
 奥付の初版発行年月:2009年09月

2010年5月8日(土) 札幌市子どもの権利条例施行1周年記念企画「子どもにやさしいまちとは?」

  • こんな発見もあった、子どもの権利  救済制度この1年-
    シンポジスト
    ・市川啓子さん(子どもの権利救済委員)
    ・もと高校生2人(もと検討委員・現権利委員)
    ・子ども未来局担当課職員
    コーデネーター
    ・粟野正紀(「こどけん」共同代表)
    主催
    ・こどけん(札幌市子どもの権利条例市民会議)
    後援
    ・札幌市

札幌に「子どもの最善の利益を実現する権利条例」略して「子どもの権利条例」ができて、4月でまる1年になりました。
子どものSOSを見逃さない!と、「救済機関」ができ、そこにアクセスする件数はこの1年で何と3000件だったそうです。
このたび、これまでの動きの中から見えてきたことを、現場や行政で関わってきた方々にお話いただくことになりました。また、この条例ができるまでとできてからに関わっている、もと高校生にも来ていただき、こどもから見たこの条例についてうかがいます。
これからの、”子どもと大人がともに生きるまち”について、いっしょに考えましょう。

日時 5月8日(土)  14:30~17:00
会場 かでる2・7(中央区北2西7)
資料代 500円
 
2010年10月16日(土)
子どもの貧困
「子どもの貧困」については、当学習会で6月から継続して学習しています。
今月も下記の内容で学習しますので、ぜひご参加ください。
日 時:10月16日(土) 10時~12時
場 所:さっぽろ自由学校「遊」(南1西5愛生舘ビル2階)
参加費:500円
内 容:『子どもの貧困白書』から下記の内容について考えます。

   P.147~148『発達障害・学習障害を抱えた高校生
             ―放置される困難家庭の生徒たち』
   P.149~151『スクールソーシャルワークの展開
           ―教師との関係で考える貧困家族への援助』 
   P.181~184『貧困に追い打ちをかける奨学金制度
           ―ブラックリスト化をやめさせ給与制奨学金を』

[ゼミ・学習会]北海道の未来構想プロジェクト

【後期募集】
●10月6日(水)より (2010年5月より開講中)
 月1回水曜18:30~20:30 後期6回
 10/6, 11/10, 12/8, 1/5, 2/2, 3/2
●参加費(後期分)  3,000円 
 *ゲストを招くときは、場合によって別途500円を徴収します          
  単発:700円(ゲストの回は1,000円)

●5月12日(水)より 
  月1回水曜18:30~20:30 
  前期5回(9月まで)、後期6回(予定)
  5/12, 6/9, 7/7, 8/4, 9/8
  ※10月以降の日程は後日お知らせします
●参加費(前期分)  2,500円 
  *ゲストを招くときは、場合によって別途500円を徴収します            
   単発:700円(ゲストの回は1,000円)

自分たちの住む地域の未来を自分たちで構想したら、どのような未来を描くことができるでしょう? そんな実験的な試みをしてみたい方、ぜひお気軽にご参加ください。毎回テーマを決め、必要なことを調べたり、自由に疑問や考えを述べ合います。固定観念を解き放ち、柔軟に発想してみましょう。双方向の学びあいは、刺激的で楽しいものです。ここでは、特定の問題を深く掘り下げることよりも、あくまでも社会全体を見渡すグランドデザインを描くことを目指します。学習した成果は何らかの形でまとめ、活かす道を探します。

2010年10月6日(水)
顔合わせ、互いの関心テーマを知る。これまでの経過報告。

[ゼミ・学習会]コミュニティ・オーガナイザーって何だ?

●5月20日(木)開講 全5回 木曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 通し3,000円(単発1,000円) *テキスト代は別
●参加対象 地域活動・市民活動などに関わっている方、コミュニティづくりに関心のある方
●コーディネーター 山上千尋(やまがみ ちひろ)、小泉雅弘(こいずみ まさひろ)

使用テキスト
『地域が変わる社会が変わる 実践コミュニティワーク』ビル・リー著(学文社)、2,500円
参考テキスト
『Get Organised!』(日本語版)ジョハン タン、ロム トパティマサン共著

オバマ大統領は、かつてコミュニティ・オーガナイザーとして活動していたことで知られています。アジア各地でも地域住民のエンパワメントの担い手として大勢のコミュニティ・オーガナイザーが活躍しています。日本ではこの言葉自体は馴染みがありませんが、地域づくりや貧困・人権・環境などに関わる市民活動、ボランティア活動の中で同様の役割を担っている人たちはいますし、その必要性は高まっているように思います。コミュニティ・オーガナイザーとは何か、その理念や手法、役割はどのようなものなのか、一緒に学んでみませんか?

2010年5月20日(木)オリエンテーション
コミュニティ・オーガナイジングとは?
●報告 津久井 成美(つくい なるみ)
コミュニティ・オーガナイザーとはそもそもどのような役割をする人なのでしょうか? 東南アジア全域でコミュニティ・オーガナイジングに取り組むSEAPCP(東南アジア大衆コミュニケーションプログラム)の研修参加者の報告をうけながら、コミュニティ・オーガナイジングについてのイメージを深めましょう。
 
2010年6月17日(木)
映像から学ぶ、コミュニティづくり
東南アジアの5地域で地域住民が地域の課題を解決していく過程を収録したDVD「GRASSROOTS VOICES(民衆の声)」を観ながら、地域のもつ課題や課題解決の方法などについて学びあいます。
 
2010年7月22日(木)
コミュニティワーク実践の概念
テキストを分担してレポートし、コミュニティ活動の背景や目標について学びあいます。
(背景にある社会構造/目標/役割と技術)
 
2010年8月19日(木)
コミュニティ組織化のプロセス①
テキストを分担してレポートし、コミュニティ組織化のプロセスについて学びあいます。
(準備/関係性の築き/コミュニティ分析)
 
2010年9月16日(木)
コミュニティ組織化のプロセス②
テキストを分担してレポートし、コミュニティ組織化のプロセスについて学びあいます。
(組織の開発/一般の人びとによる行動/評価)

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ 中国の古典『老子』を読む・前期

●5月14日(金)開講  全5回
月1回金曜夜18:30~20:30
 5/14, 6/11, 7/16, 8/20, 9/10
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般7,500円 会員・学生6,000円
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
 著述業(哲学、社会思想)。著書に『風の吹き分ける道を歩いて-現代社会運動私史』(七つ森書館)、『<共生>への触発』(みすず書房)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)、『静かな大地』(岩波書店)など。
●テキスト 『老子』(岩波文庫版)

この読書ゼミでは、ひとりでは読みにくい哲学の古典を皆でああだこうだと意見を述べ合いながら読んでいくことで自分たちにひきつけていきたいと思います。今年度の読書ゼミでは、中国の古典『老子』をテキストにします。岩波文庫を使いますが、中公文庫、講談社学術文庫などいろいろな種類があります。老荘思想は、現代のあわただしく競争する社会とは対極の、悠々とした生き方をすすめてくれます。話に花が咲く読書会になりそうです。

[ゼミ・学習会]学校でちゃんと教わらなかった日本の近現代史

●5月28日(金)開講 
 月1回金曜18:30~20:30 全5回
 5/28、6/25、7/30、8/20、9/24
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 一般5,000円 会員・学生4,000円
      (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●アドバイザー 平井 敦子(ひらい あつこ) 札幌市立中学校社会科教諭・北海道歴史教育者協議会
●基本テキスト 中学校の歴史教科書(帝国書院、教育出版など)
●参考テキスト
 『未来をひらく歴史~東アジア3国の近現代史』(高文研)
 『大人のための近現代史』(東京大学出版会)

学校で、日本の近現代史をきちんと学んだ記憶を持つ人は多くありません。今に続く「天皇制」はどのように形づくられたか? 日本の近代化はなぜアジアへの植民地主義と戦争国家へと突き進んでいったのか? 第二次大戦後、何が変わり何が変わらずにいるのか? などをざっくばらんに語り合う学習会を行ないたいと思います。

[交流]「ゆうひろば」カフェ~ふらりといらっしゃい!~

●日程 月1回のペースで開催します。 10月以降は平日の夜のこともあります。
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 300円
●東ティモール・マウベシコーヒー付
 (ほっかいどうピーストレードのフェアトレードコーヒーです)
 *お菓子・軽食の差し入れ歓迎!
 *託児はありませんが、お子様連れも歓迎します。

「ゆうひろば」とは:さっぽろ自由学校「遊」で年間計6回(奇数月)発行の、「遊」につどう人々をゆるやかにつなぐ会報誌。
「遊」ではさまざまな講座を開講していますが、異なる講座に出ている参加者と出会う機会があまりありません。そこで、「遊」につどうさまざまな方がおしゃべりする機会として、「ゆうひろば」カフェという名の交流サロンを月1回設けることにしました。折々にお楽しみ企画を盛り込みながら、肩の凝らない交流の場にしたいと思います。お気軽にご参加ください。

これまでの内容
(終了)第1回 4月17日土曜日 11:00~12:30  
     「これから始まる講座について話そう(パンフをながめながら)」
(終了)第2回 5月15日土曜日 11:00~12:30 
     「世界のお茶を楽しむ」     
(終了)第3回 6月19日 土曜日 11:00~12:30
     「留学生とのトーク 第1弾 」    
中国からの留学生、キ・チュナさんがゲスト。キさんはハルピン出身、朝鮮族と呼ばれる韓国系中国人です。なので、キさんは、ハングルも、中国語も(そして、日本語も、英語も・・・)話せます。お隣の国なのに、未知のことがいっぱい。中国にあるもうひとつのKOREA、朝鮮族のお話をはじめ、食べ物や生活習慣のことなど、いろいろお話しましょう。
(終了)第4回 7月17日 ゲスト: メリッサ・ケネディーさん(ニュージーランド出身 名古屋商科大学講師)
メリッサさんは、先住民族やアイヌの文化・権利等について研究しています。(ポストコロニアル研究)今回は、ざっくばらんにメリッサさんと交流して、国際的な視点で北海道やアイヌ民族のことについてお話しましょう。
★「遊」通訳勉強会メンバー有志が英語通訳を担当します。
 
2010年8月21日(土)
若者とトーク! 第1弾
この夏、10日間程度の予定で、「遊」にインターンとして顔を出している北海学園大学の学生さん2名が今回のゲストです。
まずは、カフェに集まった皆で簡単に自己紹介しましょう。
そのあとで、話題はなりゆきにまかせることにしましょう。
 
2010年9月18日(土)
国際協力NGOスタッフの方をお迎えして
以前はサラリーマンだった平野さん。どのような経緯で国際協力NGOスタッフになったのでしょう? など、このカフェではざっくばらんに、ちょっと個人的な話も聞けるかもしれません。
ゲスト: 平野将人さん (JVCラオス事務所勤務) 1974年生まれ、東京都出身。早稲田大学卒業後、サッポロビール営業職として愛知県に勤務。カンボジアでのNGO勤務を経て英国大学院留学。2008年11月よりJVCラオス事務所勤務。南部サワナケート県において、住民主体の森林保全活動と、循環型農業のプロジェクトに携わっている。
時間 11:00~12:30

[ツアー]さっぽろ自由学校「遊」20周年記念 韓国スタディーツアー

この目で確かめよう、日本と韓国の近現代史

今年は、韓国併合から100 年にあたります。このツアーは、日本の朝鮮侵略と、植民地化政策の傷跡が残る地を歩き、日本の近現代史を学びなおすツアーです。また、韓国で活動する市民団体の方と交流し、日本と韓国のよりよい関係を築くために、私たちができることは何かを探ります。

●期間 2010 年7月1日(木)~5日(月) 4泊5日
●ツアー費用  95,000円
◎ツアー費用に含まれるもの:航空券、宿泊、食事(11 回)、現地ガイド通訳料、運転手付小型バス貸切料、施設観覧料
◎食事内訳:夕食4回、昼食3回、朝食4回込み
◎ ツアー費用に含まれないもの:7 月4 日の自由行動の費用(この日の昼食代、交通費等)、 一人部屋追加料金、食事の際の個人注文分(アルコール・単品追加等)、 海外旅行損害保険、 パスポート取得費、千歳空港までの交通費、仁川空港とソウル間の交通費、その他個人的支出
◎別途必要経費 4,400円: 燃油サーチャージ1000 円、空港施設使用料(千歳空港1000 円、仁川空港2400 円)
※上記燃油・空港関係経費の額が変更された場合は、差額を返金/ 追加徴収いたします。
●募集定員  15 名( 最小催行5名)
●第1次申込締切 5月28 日(金) 
 (最終申込締切 6月4日(金)定員に達し次第締切ます。)
●お申込み方法:「韓国スタディーツアー申込み」の旨と、お名前、住所、電話番号(日中連絡先)、e-mailアドレスをさっぽろ自由学校「遊」までお知らせください。折り返しご連絡いたします。

<スケジュール(予定)>
7 月1 日木  新千歳14:05 発、仁川空港17:05 着。江華島の宿へ移動、 交流会(平和活動家の方との交流)
7 月2 日金  江華島(カンファド)。 (小型バス貸切。現地ガイド通訳付) ソウルの宿へ移動。夜、交流会(ソウルの市民活動団体との交流)
7 月3日土  ソウル市内。    (小型バス貸切。現地ガイド通訳付) 夜、交流会(韓国の若者とのフリートーク)
7 月4日日  ソウル市内外フリー(希望者には、行き先候補をご紹介いたします)
       夜、ふりかえりの会
7 月5 日月  仁川空港10:15 発、新千歳12:55 着 解散

※利用航空会社: 大韓航空

※添乗員は同行しませんが、さっぽろ自由学校「遊」スタッフがご案内します。

※宿泊予定 ・江華島の宿 :一泊
      ソウル市内中心部(仁寺洞周辺)のホテル又はゲストハウス. :二泊

※ガイド通訳:姜済淑(カン ジェスク)さん
  ソウル在住。「遊」とは10 年来のつながりのある方で、韓国で平和や人権に関するさまざまな活動を行なっています。

■旅行手配 株式会社ヌーベルフロンティア
      ( 北海道知事登録 第2-385号)

■企画 NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
 〒060-0061 札幌市中央区南1条西5丁目 愛生舘ビル2F
  TEl:011-252-6752   FAX:011-252-6751
 syu@sapporoyu.org    http://www.sapporoyu.org

[表現]聞き書きをしよう! 入門から実践へ~北海道の市民活動をたどる~ 

●5月7日(金)開講 月1回金曜18:30~20:30 全9回
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般10,000円 会員8,000円 学生4,000円
    (公開日単発参加  一般1,500円 会員1,000円 学生500円)
●講師・コーディネーター 宮内 泰介(みやうち たいすけ)北海道大学・環境社会学 さっぽろ自由学校「遊」共同代表

この講座は、テーマを学びながら、ノウハウを覚え、自分の表現力アップを目指す講座です。
「世の中の情報の99%は人々の頭の中にある」という講師の宮内さん。これだけ情報化が進んだ現代においても、世界中の人びとの頭のなかにある情報のほとんどは、記憶の中にしまいこまれたまま、と考えることができます。
「聞き書き」は、その名のとおり「誰かの話を聞いて、文章にすること」ですが、上のように考えると、「ある人の記憶の中に眠る情報を、世界で初めて明るみに出す作業」ともいえます。さまざまな手法やスタイルがあり、奥深く、面白い世界です。
この講座では、聞き書きの手法や意義を初歩から学び、段階を追って聞き書きの実践に挑戦します。聞き書きをして、ある人の記憶の中の物語を引き出し、地域の歴史を描いてみませんか。
聞く力、読み取る力、想像力、まとめる力、書く力、など社会生活を送る上で重要なスキルを磨く絶好の機会にもなるはずです。また、今後の私たちの生き方、社会のあり方を考えるうえでのヒントを得られるかも知れません。

2010年5月7日(金)【公開日】
イントロダクション 聞き書きの意義と魅力
聞き書きとは、人びとの営みを聞く、人びとがたどってきた歴史を聞く、人びとの思いを聞くことです。聞き書きの意義や魅力とは何かについてご紹介します。気楽な気持ちでご参加ください。(宿題:聞き書き作品を読む)
 
2010年6月18日(金)
聞き書き文章のスタイル 
聞き書き作品をいくつか読み、いろいろな形のものがあることを知りましょう。それぞれがどういう背景で、どういう手法で作られたかや、これから実践するうえで目指すスタイルを考えましょう。(宿題:ゲストスピーカーの背景情報)
 
2010年7月9日(金)
インタビュー準備のしかた    
聞き書きは、話を聞く、すなわちインタビューから始まります。インタビューでは、話し手から豊かに話を引き出すことが要です。そのために必要な心構えや、準備のコツを学びましょう。(宿題:今後の聞き書きテーマについて)
 
2010年8月6日(金)【公開日】
ゲストにインタビュー!~聞き書き実践入門~
●ゲスト 七尾 寿子(ななお ひさこ)
皆でいっしょにゲストの話を聞きます。前回準備したことを踏まえながら、ゲストからいろいろな話を引き出し、聞いてみましょう。聞いた話は分担してテープ起こしの宿題となります。(宿題:テープ起こし)
 
2010年9月3日(金)
テープ起こし文のポイント
テープ起こしにもさまざまなやり方があります。その手法を知るとともに、自分が書き起こした文章を他者の視点でチェックし、よりよくするためのポイントをつかみましょう。(宿題:テープ起こし文章完成)
 
2010年10月1日(金)
「聞き書き」準備のしかた
いよいよ「聞き書き」実践に移ります。そのために必要な事前準備についてのコツを学びます。これ以降は、実際に話し手にインタビュー・アポイントをとり、実践開始です。(宿題:インタビュー・アポイントをとる)
 
2010年11月5日(金)公開日
聞き書きプロの経験談 
●講師 中村 康利(予定)
人の話を聞いて記事を書くのが記者の仕事。しかし、同じ相手でも、聞き方一つで出てくる話は違います。「聞いて書く」ことの難しさを日々痛感する、新聞記者の苦労話を紹介します。(宿題:インタビュー実行・テープ起こし)
 
2010年12月10日(金)
中間報告・文章のまとめかた 
自分が担当したインタビューの内容を報告しあいます。得た情報をどうまとめたらよいかや、文章化する際の悩みを共有し、文章完成に向けてのアドバイスを受けます。(宿題:文章をまとめる)
 
2011年1月28日(金)
ひととおり文章完成 
書きあがった聞き書き文章を読み合わせ、最終仕上げのポイントを確認します。校正を済ませ、完成した原稿は「遊」ホームページ等を通じて発表の機会が提供されます。(宿題:文章校正)

[連携企画]さっぽろ自由学校「遊」連携講座 茶門(タムン)セミナー

●会場 ギャラリー茶門
 札幌市東区北9条東7丁目3番市住1号棟1階
 *地下鉄東豊線東区役所前下車徒歩4分、さっぽろ駅  北口徒歩10分。駐車場有。
●参加費 一回1,000円
●申込・連絡先 ギャラリー茶門(タムン)
 TEL/FAX 011-711-1910
 E-mail ghwrr142@yahoo.co.jp

セミナー前半は外国人の地方参政権について当事者や、外国の状況、また今回提出されている法案の中身についてを3回と、後半3回は1950年に始まり1953年から現在まで休戦状態にある朝鮮戦争の事を中心に進めていきます。

2010年4月17日(土)14:00~
外国人地方参政権について思うこと
●朴 耕成(ぱく きょんそん)在日本大韓国民団北海道本部副団長
6月予定
地方参政権その中身について(仮題) 
 
2010年9月25日(土)14:00~
フランスにおける外国人社会
●李 景珉(り ぎょんみん)札幌大学教授 国際関係論・朝鮮政治史
日本ではあまり知られていませんが、フランスはヨーロッパ有数の移民国です。フランス革命以来の「人権国家」はどのように外国人社会を形成しているのでしょうか。