2009年度講座

2009年度に開催した講座をご紹介します。

2009年度

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、韓国語

●10月5日(月)より 受講生追加募集
●受講料(18回分) 一般30,000円 会員28,500円 学生24,000円
 *時間、会場は下記をご覧ください。

●5月11日(月)開講(2010年3月まで)  全36回 月曜日
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般55,000円 (分割30,000円×2 会員は3,000円割引) 学生48,000円
●定 員 8名(最少催行5名)
●講 師 裵 卿辰(ぺ・キョンジン)
1982年ソウル生まれ。北海道大学大学院 教育学院 教育学専攻。
今年で日韓通訳、韓国語講師歴4年目になります。

韓流ブームの広がりで、韓国の文化に興味を持ち、韓国語を始めた人も多いはず。でもかじっただけではつまらない。もっと深く韓国を知り、韓国の人々と心を通わせるため、話せる韓国語を目指して学びませんか? 言葉を学ぶとその国の歴史や文化、人々の考え方が見えてきます。日本語との共通点や表現の違いを知ることは、お互いの理解にもつながるはず。さあ、言葉を入り口に、刺激的で旨味のいっぱいつまったキムチのような豊かな世界をいっしょに旅しましょう!

【初級コース】
●5月11日(月)開講  全36回 月曜20:00~21:20
 ハングルが読めて、簡単な会話ができる方が対象です。行きつ戻りつしながら、語彙をふやし会話を練習していきます。テキストとして『韓国語』(カナタ韓国語学院版)を用います。

【中級コース】
●5月11日(月)開講  全36回 月曜18:30~19:50
 テキスト『韓国語』(カナタ韓国語学院版上級)と、講師が選んだニュース記事なども教材に、内容についてディスカッションしたり、発音に気をつけて読む練習をします。語彙を増やし、自分の言いたいことを自然な韓国語で自由に伝えられることを目指します。授業はほぼ韓国語で行います。

[語学・コミュニケーション]英語でディスカッション~話す・出会う・英語~

●10月5日(月)より 受講者追加募集
●受講料(全20回分) 一般33,000円 会員31,500円 学生28,000円
*体験(1回のみ)2,000円 

●5月11日(月)開講 毎週月曜19:00~20:30  全38回
(前期5~9月:18回、後期10~3月:20回)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名(最少催行5名)
●受講料 一般58,000円(会員3000円割引)  学生50,000円 
  (分割の場合 前期30,000円+後期33,000円)
*体験(1回のみ)2,000円 
●講 師 Merissa Braza Ocampo(メリッサ・ブラザ・オカンポ) Hokkaido University Graduate
Living in Sapporo for 15 years is such a great opportunity to deal with different kinds of people and walks of life. However, I did not have the chance to enjoy it until two years ago when I joined the English class at Freedom School. Here, you will surely learn lots of informative facts about current events and issues. In that way, we will be able to understand deeply what is happening in the society we are dealing with. Remember that 典wo heads are better than one・ so come and join us and be a part of this unique way of learning.

英語は、世界じゅうの異なった文化や歴史をもつ人たちと交流するためのツールのひとつです。このクラスでは、環境・平和・人権などのテーマについて、身近な話題を切り口に、英語で話し合います。まずは、つたなくても間違ってもいいから、躊躇しないで話してみるのが第一歩。だんだん使える語彙が増え、自分の考えを英語で言えるようになります。それは、自己を再認識したり、多様なものの見方に触れたり、知識や考えを深めたりすることにつながります。

[語学・コミュニケーション]英語で世界を読む

●10月9日(金)より 受講者追加募集
●受講料(9回分) 一般15,000円 会員13,500円 学生12,000円

●5月29日(金)開講 通年・全15回 金曜18:30~20:30
5/29, 6/26, 7/10, 7/24, 7/31, 9/25, 10/9, 10/23, 11/6, 12/4, 12/18,1/8, 1/22, 2/5, 2/26
 *日程は変更になる場合があります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般25,000円 会員22,000円 学生20,000円
●講 師 越田 清和(こしだ きよかず)
さっぽろ自由学校「遊」理事。札幌市内の大学数校で非常勤講師を務める。1993年から2000年まで英文季刊誌AMPO編集部、現在は英文誌Japonesia Reviewの編集コレクティブの一員。訳書に『ピナトゥボ山と先住民族アエタ』(明石書店)、著書に『国家・社会変革・NGO』(共著、新評論)など。

世界の貧困や不平等などの問題を伝える月刊誌「New Internationalist」の記事を使い、日本のマス・メディアでは流れない「もう一つの世界」の動きを読み、それをもとにみんなで(日本語で)話し合います。英語でニュースを読む力と文章の大意をつかむ力をつけ、社会や政治についての単語や表現を覚えます。辞書を引くことのできる人なら誰でもOK。世界の動きを知りたい人ならもっとOK。大学入試レベルの英語です。習うより英語に慣れろ、です。

[語学・コミュニケーション]自主勉強会 英語通訳になろう

●金曜19:00~20:45  
前期:5/8, 6/12, 7/3, 8/7, 9/4 
後期:10/2, 10/30, 11/27, 12/25, 1/22, 2/19, 3/5
 *日程は参加者との調整で変更する場合があります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 12名程度
●対象者 英語リスニング、スピーキングがある程度できる人
●参加費 5,000円 (10月~の方)  (教材購入、資料コピー代、ゲストスピーカー謝金等)

<すすめ方・目標>
昨年度は参加者の希望により、ゲストスピーカーを迎え、実戦形式での勉強会を中心に行いました。今年度も昨年度を参考にしつつ、参加者の希望を取り入れながら勉強会をすすめます。
そして今年度は、自分たちが通訳をつとめる講演会の企画・実施という、より高いハードルに挑戦します。
海外ゲストを迎えての講演会や交流会、スタディツアーなど、NGOやNPO活動には、通訳が欠かせません。でも、プロに頼むとたくさんお金がかかったり、活動に詳しい人が見つからない。だから、活動に関心のある人自らが通訳としての自信と実力を身につけよう、というのがこの学習会。英語をそれなりに勉強してきて、通訳に興味のある方、スキルを学び合う仲間がほしい方、英語と日本語の狭間で社会や世界とつながりたい方、ぜひご参加ください。

2010年2月28日(日)当勉強会企画講演会

『再発見北海道~国境や文化の違いを越えて』
北海道の在住外国人の数は、この10年間少しずつ増加し続け、2万人を超えています。また近年、「多文化共生」という言葉を目にする機会が増えています。しかし、道内の多くの人にとって、在住外国人の方たちと交流する機会はまだまだ限られています。そこで、このたび在住外国人の方たちをお招きし、お話を聞く機会を設けました。お気軽にご参加ください。

<今回の通訳担当について>
さっぽろ自由学校「遊」通訳勉強会メンバーがボランティアで担当します。
「草の根の国際交流スキルアップ」を目指し、定期的に英語通訳の勉強会を開いています。
不慣れではございますが、一生懸命努めますので、温かい目でお見守りください。

【内容】 
■13:30~15:00
第1部 講演テーマ『なぜ私は北海道で暮らすことにしたか』
 講師:レイモンド・エップさん(メノビレッジ長沼代表) 
■15:10~16:30
第2部 ゲストによるお話: テーマ「私と北海道」
・楊捷(ヤン・ジエ)さん     中国出身    
・メリッサ・オカンポさん  フィリピン出身  
・サリ・アタンガさん    カメルーン出身  
・浦田エレナさん        ロシア出身
 
【日時】2010年2月28日(日) 13:30~16:30
【参加費】500円(定員25名)
【会場】北海道立市民活動促進センター 研修コーナー
(札幌市中央区北3条西7丁目道庁別館西棟1F)
TEL:011-261-4440   FAX:011-251-6789
e-mail:center@do-shiminkatsudo.jp
【主催】北海道立市民活動促進センター(財団法人北海道地域活動振興協会)
【共催】NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
【後援】札幌市国際プラザ

[暮らし・環境]有機農業のある暮らし~その思いにせまる~

●日 時 9月15日(火) 18:30~21:00
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 1,000円
●講師  小林卓也さん(有機農業家)はるきちオーガニックファーム代表
野菜を、人間の都合ではなく、野菜の都合で作ることを心がけ、主役は野菜であり、農家はサポーターと考えます。自然環境を保全する農業を実践し、農業という大切な産業を継承し、有機野菜を食べるという食文化を当たり前にし、有機農業の輪を広げ、何より自分も楽しむ事を大前提としています。

石狩市で有機農業を営む若手農業家、小林卓也さん。有機農業をする理由、大切にしていること、シーズン中の日常、目指していることなど、はば広くお話をうかがいます。また、映像資料を通し、さまざまな人々の有機農業への思いや生き方を知る機会とします。土から離れてしまった現代社会で何が起こっているか、何を失ったのかなど、語り合う場にもしたいと思います。どうぞお気軽にご参加ください。

●参考映像資料
(国際有機農業映画祭in池田2009上映作品)
『オリーブの木がある限り』2007年フランス 24分
『この大地に生きている-三里塚東峰地区の人々-』 2003年日本38分

[暮らし・環境]とりあえず、「みんなの畑」下見会~秋の小樽でワイワイしよう~

●日 時 10月4日(日) 10:10JR小樽駅改札前集合
●会 場 花崎皋平さん自宅とその畑 (JR小樽駅より徒歩15分)
●参加費 無料(ただし、現地までの交通費と、現地での食材費はご負担ください)
 *札幌ー小樽JR料金:620円(大人片道):所要時間約50分
 *食材費:何を食べるかにもよりますが、500円程度を予定
●持ち物 帽子、軍手、汚れてもいい服装と靴、長靴(天候により)、雨合羽(天候により)、水筒、移植ごて、タオル、虫除け、日焼け対策、草刈鎌(持っていれば)、着替え(汚れたまま帰りたくない人)
●託児はありませんが、子連れ参加歓迎します。

「遊」の設立メンバーのひとりである哲学者:花崎皋平さんの畑付の自宅は、眺めのよい小樽の高台にあります。この畑を、来年度「遊」の有志でぜひ活用してくださいという依頼がありました。この話に興味を持ったメンバー数名で、とりあえず畑の下見に行くことにしました。来年、皆で畑の作業をしたり、収穫した作物を調理したりしている自分たちを思い描きながら。ただ、そのためには、まだまだ人手が足りません。
そこで、この計画をもっと多くの人に広めて、様々な力を集められたらいいなと思い、この行事を企画しました。畑の下見・手入れ体験をして、花崎皋平さんとお話をして、秋の小樽を楽しむ一日にしたいと思います。農のある暮らしをしたい方から、ただ小樽でワイワイしたいという方まで、お気軽にご参加ください。お子様連れも歓迎します。皆で楽しみましょう。

【大まかな予定】
10:10~ JR小樽駅改札前集合
      花崎さん宅まで徒歩
      花崎さん宅着、畑に行く準備
10:30~ 花崎さんによる畑の概要説明
      葉物野菜の収穫体験
      畑の手入れ体験(草刈、鋤きこむ)
11:45~ 作業一旦終了
      花崎さん宅で昼食準備
12:45~ 昼食
      後片付け
      参加者と花崎さんの交流タイム
14:30~ 再度畑に出て、手入れ作業残り
      チューリップ球根を植える
15:30~ 作業終了
      お茶タイム: 今後の相談
      自由解散

[暮らし・環境]日本の農業と食料自給~農業王国北海道で未来をどうつくるか~

●10月16日(金)開講 全6回 月1回金曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円
  (単発 一般1,500円 会員・学生1000円)
●コーディネーター 大熊 久美子 (NPO法人北海道食の自給ネットワーク事務局長)

日本の食料自給率は40%。先進国で最低の数字です。農業を重視する政策をとる欧米諸国とは対照的に、日本は戦後、農業と工業を天秤にかけ、工業をより重視する一方で食料の輸入を増加させ、農業の衰退をまねきました。農業従事者は激減するとともに、高齢化がすすみ深刻な担い手不足に陥っています。まさに日本の農業は存亡の危機にあるといえます。この連続講座でさまざまな観点から問題をとらえ、私たちにとって望ましい北海道の農業と食の未来を考えましょう。

2009年10月16日(金)
日本がすすめた戦後の農業・食料政策 その功罪と食料自給率
●飯澤 理一郎 (いいざわ りいちろう)北海道大学大学院農学研究院教授
40%と危険水準と言えるほどまでに低下してしまったわが国の食料自給率。そこには農業・食料政策が深く関わってきました。政策の功罪を問い、今後の方向性について考えましょう。

2009年11月13日(金)
農業の貿易自由化は必要か?WTO(世界貿易機関)とFTA(自由貿易協定)の動き
●越田 清和(こしだ きよかず)さっぽろ自由学校「遊」理事
衆議院選挙のマニフェストに民主党は日米FTAの締結を盛り込みました。農業団体は大きく反発し、自民党も民主党を批判しました。もう一度、なぜ農業の貿易自由化が問題なのか、食糧主権という視点から考察します。

2009年12月11日(金)
「酪農・畜産王国」北海道のいま 消費者ができる生産現場への近づき方
●滝川 康治(たきかわ こうじ)ルポライター・元酪農家
食卓に安価な乳・肉製品を届けるため生産現場で何が行なわれているのか──土から離され、酷使される動物たちの実態を紹介し、食の自給や循環型畜産、家畜福祉のあり方を考えます。
★終了後、交流会(飲食付)をします。参加希望者は12月10日(木)正午までにお申込ください。参加費1,500~2,000円を当日別途申し受けます。

2010年1月15日(金)
コミュニティが支える農業 地域における農業の役割とは
●レイモンド・エップ(通訳:荒谷明子)有機農業 メノビレッジ長沼代表
農業と食のゆくえさえも近代の市場経済にまかせた結果、いかに農村と食卓が崩壊してきたか。アメリカと日本での農業の経験から分析し、地域における農業の役割を探ります。

2010年2月12日(金)
環境と共存する農業 「いのち」の視点からみる有機農業
●小路 健男 (しょうじ たけお)北海道有機農業協同組合組合長・無何有の郷農園経営
利益優先と経済効率追求の中で、近代農業は環境に負荷をかけ続けてきました。「生命が命(いのち)の循環によって成り立つ」事すら忘れられている今日。環境と共存し、生命のつながりの中にある有機農業について学びます。

2010年3月12日(金)
消費者は何を選択すべきか 消費の実態と消費者意識の変化
●大熊 久美子(おおくま くみこ)NPO法人北海道食の自給ネットワーク事務局長
今日に至った農業の衰退と食の崩壊には、私たち消費者の意識と行動が深く関わっています。農と食の再生に向けて、今後消費者の選ぶべき道とは何かを探ります。

[暮らし・環境]ホントに必要? 核の電気。 ~原子力発電について考えてみよう~

●4月21日(火)開講 全5回(+現地ツアー) 火曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」他 *7/14は別会場
●受講料 一般5,000円  会員・学生4,000円 
(単発 一般1,500円  会員・学生 1,000円) *7/14は一般も1,000円/現地ツアーは別途(料金未定)

最近、「プルサーマルについて考えてみましょう」とか、「地球温暖化にたいして、原子力発電はCO2を出さないクリーンなエネルギー」ということを聞きませんか? プルサーマルって、いったい何? 燃料をリサイクルするって本当? そもそも、核物質を使って電気を作るって、大丈夫なんだろうか? 地元の人に危険は無いの? 札幌は大丈夫?
??マークが増えるばかりの原子力発電について、とにかく聞いてみよう。知ってみよう。そしたら未来が見えてくるはず。

2009年4月21日(火)
原発ってナーニ?
●富塚 とも子(とみづか ともこ)さっぽろ食まちネット 代表
原子力発電って、いったいどんなもの? それって、クリーンな発電方法? それとも問題点ある? 原子力について知ってみましょう。分かりやすくお話をしていただきます。原子力発電入門編。

2009年5月19日(火)
泊原発とプルサーマル
●斉藤 武一(さいとう たけいち) 岩内原発問題研究会 代表
今、泊発電所でプルサーマル計画がすすめられています。ますます泊原発の危険が増していきます。地元岩内で、30年間命がけで海水温を計り、泊原発が海に与える影響を調べている、斉藤さんにお話をお聞きします。原発が出している超微量放射能が雨とともに降り注いでいます。免疫器官を破壊し、遺伝子を傷つけていく、次の世代の子どもたちが危ない。

2009年6月9日(火)
被曝をしたら、どうなるの?
●中野 亮司(なかの りょうじ)内科医
1999年に東海村JCOで臨界事故が起こり、作業員2名が亡くなりました。その治療記録のフィルムを見て、被曝とはどういうことか、事故ではない日常の被曝についてや、防ぐ方法はあるのかなど、専門家にお話をうかがいます。

2009年7月14日(火)【公開】
六ヶ所村で生きる
●菊川 慶子(きくかわ けいこ) 花とハーブの里 代表
青森県六ヶ所村という小さな村に、核燃料サイクルという巨大な施設ができました。それからこの村では、何が起きたのでしょうか?「六ヶ所村ラプソディー」という映画のなかで、静かに語る菊川さんが印象的でした。今回お招きして、お話をお聞きします。事前に「六ヶ所村ラプソディー」をご覧になることをお奨めします。(「遊」事務局まで問い合わせください)

会場:札幌エルプラザ4F大研修室
(札幌市北区北8西3 札幌駅北口地下直結) 

2009年8月22日(土)~23日(日) 一泊二日
「泊・幌延」現地見学ツアー
1泊2日で、現地見学ツアー(泊発電所 PRセンター、幌延深地層研究センターPR施設見学)を予定しております。日程・講師・費用など、決定後、お知らせします。

2009年9月8日(火)
原発と未来の生活
●富塚 とも子(とみづか ともこ)さっぽろ食まちネット 代表
講座全体を総括して、原発の問題点や、原発に問題があるとして、では原発がなくてもエネルギーは確保できるのかなどを論じます。また、脱原発はどうしたら可能なのか? 今後の自分たちの未来をどのようにしていけば良いのかを富塚さんと一緒に考えていきましょう。

[暮らし・環境]北欧の社会と暮らしを学ぶ  ~未来の北海道へのヒント~

●5月20日(水)開講 全5回 水曜 18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円 (単発 一般1,500円 会員・学生1000円)

北海道の未来を人まかせでなく自分たちのこととして考えたい。そのヒントとして、いろいろ先進的な仕組みを実現しているらしい北欧諸国について知ろう、という講座をつくりました。福祉、社会保障、政治経済、労働、エネルギー、農畜産業、産業、教育、都市と地方、歴史、風土、暮らし・・・・・・。さまざまな観点から北欧社会の成り立ちを学ぶことで私たちの固定観念を解き放ち、柔軟な発想力と展望力を得たいと思います。

2009年5月20日(水)
イントロダクション  北欧と日本の間のカルチャーショック~ざっくばらんに聞いてみよう~
●鷲見 紋子(すみ あやこ) 札幌医科大学医学部衛生学講座講師
●水本 秀明(みずもと ひであき)北海道フィンランド協会理事、北海道大学非常勤講師
偶然留学したデンマークで、日本に無い豊かな社会のあり方に衝撃を受けた鷲見さん。フィンランド人の友達の数なら誰にも負けない水本さん。お二人が、縦横無尽に北欧について語ります。

2009年5月27日(水)開始
学習チーム 「北海道の未来構想プロジェクト」
北海道には、社会的にも風土的にも、もっと皆が幸せになるための潜在能力があるはず。このような共通の問題意識をもとにグループで掘り下げて学習しながら、今後の社会を自分たちで構想します。学習した成果は何らかの形でまとめ、活かす道を探します。
●月1回 水曜18:30~20:30
 5/27、6/24、7/22、8/26、9/30 
 *参加者との調整で日程が変わることがあります
 *10月以降の日程は後日お知らせします
●第1回 5月27日(水)18:30~20:30 
●参加費:2,500円(前期分) 
 *後期分については後日お知らせします

2009年6月3日(水)【環境講座と合同】
自然エネルギーと農業・畜産業  ~デンマークに注目!~
●中原 准一(なかはら じゅんいち)酪農学園大学教授・再生エネルギー経済学
自然エネルギー先進国と呼ばれ、痩せた国土で食料自給率300%を達成している驚異の国、デンマーク。北海道の約55%の国土面積に、ほぼ同数の人口が住むこの国の、興味深い実状にせまります。

2009年7月1日(水)
知業時代に必要な教育~北欧からのヒント~
●川崎 一彦 (かわさき かずひこ)東海大学国際文化学部教授
北欧諸国では国際競争力のある知業(知識産業、知恵産業)が福祉の糧となっています。つまり福祉と経済を両立させているのです。その基礎にある教育システムを概観し、日本へのヒントを探ります。

2009年7月29日(水)
北欧の都市と地方の魅力 ~歴史、風土、人々~
●伊藤 大介(いとう だいすけ)東海大学国際文化学部教授
北欧といっても、地理的条件の異なった数カ国からなり、さまざまな表情を持っています。建築史の視点から、現代の北欧社会がかたちづくられた多様な背景を概観し、考察します。

2009年9月2日(水)
なぜ北欧は高福祉社会になったのか ~人々が大切にしてきたこと~
●渡辺 まどか(わたなべ まどか)北海学園大学博士後期課程、通訳者
高福祉だが「高負担」? だから経済がダメ? 自殺率が高い? フリーセックス? などをひも解きながら、福祉や育児の社会化、そしてそれが何を北欧にもたらしたかを語ります。

[暮らし・環境]知っているようで知らない環境問題  ~どうなってるの? どうすればいいの?~

●5月22日(金)開講 全6回 金曜夜18:30~20:30 *6/3のみ水曜
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●コーディネーター 宮内 泰介(みやうち たいすけ)北海道大学・環境社会学、さっぽろ自由学校「遊」

環境問題って、いろいろありすぎてよく分からない、という方。環境問題に関心はあるが、次から次に新しい問題が出てきて、なかなかついていけない、という方。この講座は、そんなみなさんのために、環境問題の入り口でもあり最先端でもあるいくつかの話題について、講師のみなさんにわかりやすく提供していただき、一緒に考えようというものです。環境問題っていったいどういう問題なのでしょうか。私たちは今どこに注目し、何をしなければならないのでしょうか。

2009年5月22日(金)
グリーン・ニューディール
●吉田 文和(よしだ ふみかず)北海道大学・環境経済学
環境危機と金融経済危機を統合的に解決する政策と住民の下からの取組みが今、世界と日本で必要になっています。アメリカのオバマ大統領の提案など、参考にして日本はどうするのか、一緒に考えましょう。

2009年6月3日(水) 【北欧講座と合同】
自然エネルギーと農業・畜産業  ~デンマークに注目!~
●中原 准一(なかはら じゅんいち)酪農学園大学・再生エネルギー経済学
自然エネルギー先進国と呼ばれ、痩せた国土で食料自給率300%を達成している驚異の国、デンマーク。北海道の約55%の国土面積に、ほぼ同数の人口が住むこの国の、興味深い実情にせまります。

2009年6月19日(金)
森はトイレではない! ~これからの人と森林とのつきあいかた~
●柿澤 宏昭(かきざわ ひろあき)北海道大学・森林政策学
洪水緩和や二酸化炭素吸収など森林に大きな期待が寄せられているが、現代社会の問題の解決を森林に押し付け、森林が社会のトイレと化しているようにも見える。森林との健全な付き合いとは何かについて考えよう。

2009年7月17日(金)
地域からのエコツーリズム ~観光・交流による持続可能な地域づくり~
●敷田 麻実(しきた あさみ)北海道大学・エコツーリズム論、地域マネジメント論
観光や交流による持続可能な地域づくりが期待されています。しかしその実現は本当に可能でしょうか。もし可能だとすれば、どう進めればいいのでしょうか。持続可能な地域づくりのための戦略やコツについて考えます。

2009年8月21日(金)
中国の環境汚染は深刻なだけか?
●相川 泰(あいかわ やすし)鳥取環境大学・環境社会学
ここ数年、中国の環境汚染の深刻さが、日本でも知られてきました。一方、中国の環境汚染を見るとき、いろいろな形で日本の姿も見えてきます。そこに協力の糸口はないか、探ってみましょう。

2009年9月18日(金)
これからの自然保護と順応的管理 ~石垣島のサンゴ礁保全活動から~
●佐藤 哲(さとう てつ)長野大学・元WWF・保全生態学、地域環境学
生態系は私たちの生活にさまざまな恩恵をもたらしています。これを「生態系サービス」と呼びます。複雑極まりない生態系を保全しながら、その恵みを社会に生かしていくための手法を、石垣島のサンゴ礁保全活動を例に考えます。

[暮らし・環境]食ショック!  ~ま、いいかで済まされない~

●6月17日(水)開講 全4回 月1回水曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般4,000円 会員・学生3,200円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

近年、食をめぐる不祥事の報道があとを絶たず、食への不安が蔓延しています。にもかかわらず、日々の忙しさのあまり、以前とさして変わらない食品選びをしている人も少なくないはず。食を見つめ直すせっかくのチャンスを、みすみす「のどもと過ぎれば熱さ忘るる」ということにしてよいでしょうか? この講座で、現代の食に潜むリスクについての基本を学び、自分にとってより望ましい食品を選ぶことのできる目を養いましょう。

2009年6月17日(水)
添加物、ホルモン剤、抗生物質  ~大量生産の宿命をたどる~
●百々瀬 いづみ (ももせ いづみ)天使大学栄養学科講師
大量生産を前提とした食品加工や畜産・養殖の現場では、さまざまな理由で化学薬品が使用されています。どのような危険があるのか、消費者として知っておきたい知識を学びます。

2009年7月15日(水)
BSE問題  ~けっきょく、どーなってるの?~
●中原 准一 (なかはら じゅんいち)酪農学園大学環境システム学部教授
01年に連日世間を騒がせたBSEのニュース。近年大きく取りざたされなくなったが、問題は決して終わっていない(例:09年1月道内で感染子牛死亡)。今こそBSE問題をきちんと知ろう。

2009年8月19日(水)
遺伝子組み換え食品  ~何が問題なの?~
●富塚 とも子 (とみづか ともこ)さっぽろ食まちネット 代表
遺伝子組み換えは、どのような技術で、人体や環境にどのような影響があるのでしょう? 基本的な知識を学びながら、誰のための遺伝子組み換え食品なのか、考えてみましょう。

2009年9月16日(水)
食品の表示、食品の流通  ~よりよい消費者になるための知識~
●竹田 加代 (たけだ かよ)北海道消費者協会 非常勤講師
自分が望む食品を選択するためには、食品表示の知識も不可欠です。日本の食品表示の現状とこれまでの経緯や問題点を知るとともに、安全な食品を入手するさまざまな方法を知りましょう。

[社会・人権]アイヌ民族のこれから~奪われた権利の回復に向けて~

●10月6日(火)開講 月1回火曜 18:30~20:30 全6回
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生・アイヌ民族4,800円
  (単発 一般1,500円 会員・学生・アイヌ民族1,000円)

2008年6月の「アイヌ民族を先住民族とすることを求める」国会決議を受けて設置された「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の最終報告書が2009年7月に発表されました。これから、新たなアイヌ民族に関する政策策定に向けての具体的な動きがはじまっていきます。この講座では、懇談会の報告書の内容を評価・検討しながら、奪われたアイヌ民族の権利をどのように回復していけばよいのか、具体的に考えていきたいと思います。

2009年10月6日(火)
アイヌ民族と格差・貧困問題
●中村 康利(なかむら やすとし)ジャーナリスト。北海道新聞社勤務。
有識者懇談会の議論の一つになったのがアイヌ民族の生活支援策。アイヌ民族の生活課題とは何か。先住民族の権利や社会全体の貧困問題と関連付けて考えたいと思います。

2009年11月10日(火)
「先住権・政治的自決権」の回復に向けて
●阿部 ユポ(あべ ゆぽ)(社)北海道アイヌ協会・副理事長
アイヌ民族の同意なくして、一方的に日本国家に組み入れ、強制同化政策、民族絶滅政策を実施した、日本政府の責任を問い、国家との新しい関係を考える。

2009年12月8日(火)
アイヌ語の復興のための提言
●萱野 志朗(かやの しろう)「萱野茂二風谷アイヌ資料館」館長
現在、アイヌ語の学習環境はどのようなものであろうか。アイヌ語の母語話者がいない中で、どういう方法で復興が可能であろうか。私案を提案する。

2010年1月19日(火)
学校教育におけるアイヌ文化学習の課題
●鈴木 哲雄(すずき てつお)北海道教育大学准教授、博士(史学)
多文化教育の視点から見た「末広小のアイヌ文化学習」の意義と北海道におけるアイヌ文化学習の状況、今後のアイヌ文化学習の課題について私の考えをお話します。

2010年2月16日(火)
アイヌ民族と漁業権 伝統捕鯨の復活をめざして
●畠山 敏(はたけやま さとし)北海道アイヌ協会紋別支部長・漁業者
紋別で長年漁業に従事してきた畠山さんに、かつて行われていたアイヌの伝統捕鯨の復活への思いや漁業権の考え方についてお話を伺います。

2010年3月24日(水)【植民地主義講座と合同】
アイヌモシリの植民地化と非植民地化プロセス
●上村 英明(うえむら ひであき)市民外交センター代表、恵泉女学園大学教授
北海道はなぜ、日本固有の領土の一部とされてきたのでしょうか。アイヌモシリと台湾、朝鮮に共通する点から、その植民地化のあり方を考え、非植民地化プロセスをどう進めるかを考えたいと思います。

[社会・人権]いま「恋愛」に何が起きているの??「婚活」時代の恋愛学

●10月13日(火)開講 全5回 火曜18:30~20:30 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般5,000円 会員・学生4,000円
(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●コーディネーター 村山友規・川畑智子・井上芳保

2008年には「婚活」という言葉が流行り、「これからは就職活動と同じように、積極的に結婚活動をしないと結婚できない」という提言が話題を呼びました。活発化・低年齢化しているようにも見える独身者の恋愛ですが、一方で晩婚化・非婚化や恋愛格差、非モテ問題も指摘されています。いつの間にか支配的な風潮となっている「恋愛至上主義」を懐疑的に検証するとともに、現在の日本人の恋愛と結婚に何が起こっているのかを分析し、ライフスタイルが多様化するなかでどんなサポートが必要とされているのか、を考える講座にしたいと思っています。

2009年10月13日(火)
独身者はどこで「出会って」いるのか?人口移動とカップリングの関係
●原 俊彦(はら としひこ)札幌市立大学教授(社会学)
社会経済の動向やワークライフバランスの問題をからめつつ、近年の晩婚化・非婚化と少子化の問題を人口社会学の視点から分析する。

2009年11月3日(火)
カップルのコミュニケーションと結婚のゆくえ
●土倉玲子(つちくら れいこ)行動科学博士、北海道文教大学講師
最近の若いカップルのコミュニケーションに見られる特徴的な変化、結婚する人が減少する風潮の社会的な要因、世界の結婚事情の比較などからこれからの結婚の行方を探る。

2009年11月17日(火)
広がる格差と悩める関係 恋愛とセックス、結婚に悩む若者たち
●渋井 哲也(しぶい てつや)フリーライター ノンフィクション作家
草食男子、肉食女子といった言葉が巷にあふれる昨今。しかし実態は、恋愛も結婚も、そしてセックスの経験も格差が広がっている。また、恋愛やセックス、結婚の意味も変化してきている。

2009年12月15日(火)
多様な結婚観の時代に…高齢独身者はどこへ行く 結婚相談の現場から見えてくるもの
●斎藤 美智子(さいとう みちこ)結婚相談室オフィス・アン 代表
日本で初めて「親同士のお見合いパーティ」を企画した結婚相談所の代表が、長年出会いの現場を見てきた経験から、全国的に深刻な結婚難の事情や、世代間の意識の相違について語る。

2010年1月26日(火)
消費への欲望と戦後の結婚 心の時代を生きる若者たちの結婚の困難
●阿部 真大(あべ まさひろ)甲南大学専任講師
ポスト消費の時代を生きる若者たちにとってマイホームやマイカーを買うことは一生をかけた夢ではない。戦後家族を支えた消費への欲望が失われた現代の結婚について考える。

[社会・人権]今、子どもの貧困を考える~ストップ! 貧困の再生産~

●10月14日(水)開講 全6回 月1回水曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

健康保険を持たない子どもたちの増加が報道されました。不安定な親の生活の影響を、余儀なくされる子どもたち。子どもが大人になるまでの過程を、社会はどのように支えなければならないのか。子どもたちの困難の要因のひとつである「貧困」が子どもの成長にどのように影響しているのか。個別の家庭の問題として放置するのではなく、社会全体の安定のために、学力、健康、子育て環境、虐待などの問題を通して、子どもたちの貧困を考えます。

2009年10月14日(水)
養護施設の現場から~子どもが大人になるまでの生活の場とは何か
●鏑木康夫 児童養護施設 興正学園主任指導員
さまざまな事情で、家庭ではなく養護施設で生活する子どもが増えています。施設に来ることになった事情、施設での暮らしや将来の問題など、養護施設から見える子どもたちの現状と大人になるまでの望ましい支援についてお話いただきます。

2009年11月4日(水)
貧困と学習機会~教育は「貧困」に何ができるのか?
●日置 真世(ひおき まさよ)北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター
貧困は子どもたちから教育機会を奪い、地域社会からの孤立を招くなど、学びからの排除による学力格差につながっています。釧路市で実施されている中3生の生活保護世帯の学習会実践をもとに、貧困を背景に持つ子どもたちの学びの現状と課題、今後の展望について考えます。

2009年12月2日(水)*この回のみ19:00~21:00
児童虐待~子どもへの虐待と家庭の経済環境について
●松本 伊智朗(まつもと いちろう)北海道子どもの虐待防止協会
児童虐待による保護世帯は、日本全体の有子世帯に比較して低所得世帯に偏っていると言われています。虐待にはさまざまな背景や要因がありますが、「貧困」はその大きな要因の1つになっています。具体的な事例に触れながら、貧困と児童虐待について考えます。

2010年1月13日(水)
保健室から見える子どもたち~国がおしつける「早ね・早起き・朝ごはん」運動のおかしさ
●荻原 敏子(おぎはら としこ)小学校養護教諭
労働環境の悪化、貧困・格差社会の広がりの中で、弱者である子どもたちにさまざまなしわ寄せが押し寄せています。生活のために仕事に追われ、子どもたちと過ごす時間も十分持てない家庭が急増している中、国は格差社会の責任も取らず「早ね・早起き・朝ごはん」運動の掛け声のもとに、親に自己責任を押し付けています。この運動のおかしさ、国が狙っているものは何かなど、保健室から見える子どもたちの問題を考えます。

2010年2月17日(水)
貧困と公教育・就学援助~義務教育レベルの公教育での私的負担とは
●山田 久美子(やまだ くみこ)小学校事務職員
最近の雇用情勢の悪化もあり、就学援助を受ける子どもが増えています。子どもが教育を受ける権利を満たすために、就学援助制度が十分に機能しているかは疑問のあるところです。就学援助の実態と仕組みを通して、背後にある問題やどのような公的な支援が必要かを考えます。

2010年3月17日(水)
当事者(親)の話を聞く
●ゲスト交渉中
日本の母子世帯に育つ子どもの半数以上が貧困状況にあります。母親の就労率が高いにもかかわらず経済状況が厳しく、公的な援助は削減されてきています。こうした状況での子育てについて、生の声をお聞きします。

[社会・人権]発達障がい者が抱える困難~事件取材の現場から~

●全2回 土曜13:30~15:30
●会場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 各回一般1,500円 会員・学生1,000円
●講師 佐藤 一(さとう はしめ)
1963年生まれで福島県出身。立命館大学卒業後、フリーライターなどを経て93年北海道新聞社に入社。警察担当が長く、主な仕事として知的障がい者の事件や道警裏金問題報道がある。

ここ数年、殺人など重大な事件取材する中で、加害者の中に発達障がい者がいることを知りました。道内関連では東京・浅草で起きた女子短大生刺殺事件は札幌出身の障がい者でした。なぜ、このような事件が起きるのでしょうか。取材を通して見えてきた発達障がい者が抱える困難についてお話し、どうしたら状況を改善できるのか、皆さんと考えたいと思います。

2009年10月17日(土)
こうして事件は発生した
発達障がいが疑われる者が起こしたレッサーパンダ事件、大阪姉妹殺害事件、会津若松母親殺人事件の3つの事件を通じ犯罪の背景を指摘し、加害者をとりまく教育や福祉の対応、刑事司法上の問題点を考えます。

2009年10月31日(土)
わたしたちにできること
メディアはこうした事件をどう報じ、そこにどんな問題がはらまれていたか。どうすれば、事件を防ぐことができるのだろうか。事件がわれわれの社会に何を問いかけているのかを考えたいと思います。

[社会・人権]植民地主義を解剖する~私たちの中に潜むコロニアリズム~

●10月21日(水)開講 全6回 月1回水曜18:30~20:30 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円
  (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

インターネットの掲示板などでは、朝鮮人や中国人、アイヌなどに対する露骨な差別表現が目立つ。なぜ戦後の若い世代の間に植民地主義的な意識が根強く残っているのか? 日本の国家と国民は、アジアを植民地化してきた歴史を主体的に捉えることがいまだにできていないのではないだろうか? 私たちが暮らす「北海道」の歴史や現在も含め、日本の植民地主義をみつめることで、多民族共生の真のあり方をさぐる手立てとしたい。

2009年10月21日(水)
トーク「若者たちと語る、日本社会のいま」
●朝鮮学校の生徒たち、アイヌ民族の若者など
私たちの生きる社会には、様々な文化的背景を持つ人たちが暮らしています。在日コリアン、アイヌ民族、中国帰国者などの若者たちと、現在の日本社会のあり方について語り合います。

2009年11月18日(水)
市民が取り組む植民地支配の歴史 ドイツ旧アフリカ領の事例から
●小田 博志(おだ ひろし)北海道大学文学研究科准教授
現在のナミビアやタンザニアはかつてドイツの植民地でした。これらアフリカの旧植民地の問題に、ドイツの市民がどう取り組んでいるのかを現地調査に基づいてお話します。

2009年12月16日(水)
アジア主義と右翼思想
●中島 岳志(なかじま たけし)北海道大学公共政策大学院准教授
なぜ、アジアの対等合邦を目指した戦前の「アジア主義」は帝国主義の論理へとすり替わっていったのか。「東アジア共同体」論を深めるために、その顛末を検証します。

2010年1月27日(水)
「韓国併合」から100年 植民地支配がもたらしたもの
●林 炳澤(いむ ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
来年、日本が朝鮮を植民地支配(1910年)して百年を迎える。それは敗戦の1945年で終ったわけだが、その負の遺産は現在も生きているのではないか。一緒に考えてみましょう。

2010年3月3日(水)
札幌農学校植民学の世界 アイヌ民族やアジアとの関わりから
●井上 勝生(いのうえ かつお)元北海道大学教員
知られないままだった植民学。暗闇に光をあてると、少数民族や平和と取り組んでいた人々も、あらためて浮上してきます。その深淵をお話します。

2010年3月24日(水)【アイヌ講座と合同】
アイヌモシリの植民地化と非植民地化プロセス
●上村 英明(うえむら ひであき)市民外交センター代表、恵泉女学園大学教授
北海道はなぜ、日本固有の領土の一部とされてきたのでしょうか。アイヌモシリと台湾、朝鮮に共通する点から、その植民地化のあり方を考え、非植民地化プロセスをどう進めるかを考えたいと思います。

[社会・人権]歩きながら学ぶ 札幌の貧困とホームレスの今

●6月16日(火)より 全9回 月1回火曜 18:30~20:30(訪問の回は別)
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●参加費 5,000円 (単発 1,000円/回)
 *単発参加不可の回もありますので、事前にお問合せください。

生存を脅かす貧困が広がっています。2008年暮れに東京日比谷公園に開設された年越し派遣村にやってきた人は、500人以上。小さな躓きや不運から階段を転げ落ちるようにホームレスになってしまう。そんな社会を変え、ともに生きていくために学びあいたいと思います。昨年に引き続き、今年度もホームレスの現状や支援のあり方など、「札幌の貧困の今」を講座型学習とフィールドワークをしながら考えます。札幌の実態を知り、当事者や支援者との関わりを通して、これからを考えましょう。具体的な学習や交流、フィールドワークのテーマとして下記の内容を予定しています。後半は、参加者の皆さんと話し合いながらテーマを確定していきたいと思います。

2009年6月16日(火)オリエンテーションとドキュメンタリー上映
「映像に見る貧困」

2009年7月21日(火)
ホームレス自立支援法と行政施策の実態
●札幌市保健福祉局保護指導係
ホームレス自立支援法は2011年7月までの時限立法ですが、これはどのような法律なのか、これまで具体的にどんな施策が実施されてきたのか等、主として行政による支援策についてお話いただきます。

2009年8月18日(火)
支援団体との交流
●北海道の労働と福祉を考える会/ビッグイシューさっぽろ
夜回りや炊き出し、生活保護申請同伴などのホームレス自立支援にとりくむ団体や、ホームレスにしか売れない雑誌『ビッグイシュー』の販売サポートにとりくむ団体の方々に、活動の様子や活動の中で感じていることなどをお話しいただき、交流します。

2009年9月15日(火)18:00現地集合
支援団体訪問 ~なんもさサポート「あそびば」に行こう
緊急一時宿泊、就労支援、アパート入居とその後のつながりづくりなどにとりくむなんもさサポートが運営する、地域の広場としての「あそびば」を訪ねます。

2009年10月20日(火)
就労支援相談員の仕事
●救護施設 札幌明啓院就労支援相談員 金子 諭(かねこ さとし)
入所してから退所するまでの日々の暮らしや、具体的な就労支援の内容、退所後のアフターフォローなど、現場での就労支援の実際や課題をお聞きし、自立について考えます。

2009年11月24日(火)
民間と行政の連携をめぐって~旭川の現状から~
●国岡 哲弥(くにおか てつや)旭川市社会福祉協議会 
役所と社保協と市民団体のトライアングルによる旭川の支援活動の経緯をお聞きし、民間と行政の連携のあり方を考えます。

2009年12月22日(火)
札幌のネットカフェ・宿泊ビジネス 調査報告会
ネットカフェなど、一時的な宿泊に利用される施設の運営の仕組みや利用の実態について、調査結果を持ち寄り、話し合います。

2010年2月2日(火)
公的扶助を考える
●岡田 寿(おかだ ひさし)元札幌市障がい福祉部長 
唯一の公的扶助制度である生活保護には、さまざまな課題があります。現行の制度の課題を手がかりに、ぎりぎりまで追い詰められる前に生活を立て直すには、どんな仕組みが望ましいかを考えます。

2010年3月2日(火)
札幌のホームレスの今にふれて~まとめのディスカッション~
夜回りや炊き出しへの参加や、支援制度や支援活動に触れて、見えてきたこと、感じたことを交流し、暮らしやすい地域社会やそれぞれができることについて語り合いたいと思います。

[社会・人権]シリーズ 権力の裏側 警察権力をチェックするのは誰?

●4月17日(金)、24日(金) 金曜18:30~20:30 全2回
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:各回 一般1,500円 会員・学生1,000円

犯罪を犯した人や組織を取り締まり、法に基づいて活動するのが警察。ではもしその警察が犯罪を犯したり、法を守らなかったら? 現在、警察権力をチェックするシステムが機能しているのかどうか、そして仮にしていないとすれば、どうすればよいのかを探ります。

2009年4月17日(金)
警察研究 そこで見えてきたもの
●清水 雅彦(しみず まさひこ)  札幌学院大学法学部教授
今、警察は何を考えているのでしょうか? 何を目指しているのでしょうか? この間、生活安全警察を中心に警察を研究されてきて、「警察が市民を監視する」のではなく、「市民が警察を監視すべき」という意見をお持ちの清水さんに、お話を伺います。

2009年4月24日(金)
警察の民主的運営の保障? 公安委員会について、原田宏二が語る!
●原田 宏二(はらだ こうじ)市民の目フォーラム代表。元道警釧路本部本部長
警察権力を直接管理するべく設置されている機関、公安委員会をご存知ですか? なぜ、公安委員会があるにも関わらず、警察官犯罪の常態化、組織的な裏金づくり、冤罪事件等々警察の腐敗が起きるのでしょうか。道警OBで公安委員会の内情に詳しい原田さんに、その実態をお聞きします。

[社会・人権]「先住民族の権利に関する国連宣言」を読むⅡ アイヌ民族の権利回復に向けて

●5月6日(水)開講 全5回 月1回火曜(5/6を除く)18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般 5,000円  会員・学生・アイヌ民族 4,000円
      (単発 一般 1,500円  会員・学生・アイヌ民族 1,000円)
●協 力 「チ カラ ニサッタ~我らつくる明日」

2007年9月、20年以上前から国連の場で議論されていた「先住民族の権利に関する国連宣言」が採択されました。こうした国際的な動きを背景に、日本でも「アイヌ民族を先住民族とすることを求める」国会決議が採択され、新たなアイヌ民族政策への審議が始まっています。この「宣言」は、アイヌ民族にとって、そして日本人全体にとって、どのような意味を持つのでしょうか? アイヌ民族の権利にひきつけながら、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。

2009年5月6日(水)
先住民族の自己決定権と国家の責任
●相内 俊一(あいうち としかず)小樽商科大学大学院教授、共著に『21世紀世界の人権』(明石書店)など
先住民族をめぐる国際的な議論の流れを追いながら、先住民族の自己決定権とは何か、自己決定権と国家の責任との間にはどのような関係があるのかについて考えたいと思います。

2009年6月2日(火)
樺太アイヌの歴史と現状~先住民族の「越境権」を考える
●田澤 守(たざわ まもる)樺太アイヌ協会会長
日本とロシアの国境策定により、分断と強制移住を余儀なくされた樺太アイヌの歴史をひもときながら、先住民族の「越境権」について考えます。

2009年7月7日(火)
台湾原住民族の権利回復運動とその成果
●ディヴァン・スクルマン 台湾基督長老教会宣教師
台湾総人口の2.1%を占める台湾原住民族は、憲法にもその存在が規定され、法制度的にも様々な権利をかちとってきています。歴史的に日本との関係も深い、台湾原住民族のいまを紹介していただきます。

2009年8月4日(火)
「権利回復」に向けての新たなアプローチ
●酒井 美直(さかい みな)アイヌ・レブルズ代表
首都圏に住むアイヌの若者たちが結成したアイヌ・レブルズは、新たなスタイルの文化表現を創造しながら、これまでとは違った形でアイヌとしての「権利回復」を模索しています。アイヌの若者たちの思いと、その未来に向けてのビジョンをお話していただきます。

2009年9月1日(火)
遺骨問題と研究者の責任~学問の暴力を問う
●植木 哲也(うえき てつや)苫小牧駒澤大学教授、著書に『学問の暴力~アイヌ墓地はなぜ暴かれたのか』(春風社)など
幕末から戦後まで、研究者たちによって続けられたアイヌ墓地発掘の実態とその変容を検討し、現在に残された問題を考えます。

[文化・芸術]ぶきっちょさんでも大丈夫 あらすてき。きものリメイク教室

●10月8日(木)開講 全5回
 木曜13:00~15:00
 10/8, 10/22, 11/5, 11/19, 12/3
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般10,000円、 会員・学生8,000円
●定員10名(最少催行5名)
●企画・協力 環境友好雑貨店「これからや」
●講師 菊崎 和子(きくざき かずこ)
滝川出身、和裁歴30数年。現在札幌と滝川の自宅を往復しながら、仕立て、着物着付け講師などをしています。趣味で洋裁も。

着る人がいなくてタンスにしまわれていたり、長年愛用されて役目を終えた着物は、柄が美しかったり肌触りがよかったり、生地としては素晴らしく、捨てるに惜しいものです。そんな着物にあらたな命を吹き込み、再生させるのが「着物リメイク」です。着物が好きだけど、着る機会がなかなかない方や、着物のことをこの機会にもっと知りたいと思う方、気軽に着物を暮らしに取り入れてみませんか? 
教室は、まず数時間かけて着物を自分でほどくことから始まります。そのあとで、希望にあわせて何に作り変えるかデザインを決め、縫製にとりかかります。和服ひとすじの菊崎和子さんが、初心者の方にもていねいに教えてくださいます。深まり行く秋に、着物と手しごとのある暮らしはいかがでしょう。

●デザイン例
チュニック、ワンピース、ギャザースカート、イージーパンツ、エコバッグ、小物など
●持ち物(参加者には後日詳細をお伝えします)
*ご自身で使う生地・糸・その他材料や、道具類はご用意していただくことになります。
生地として使う和服(お持ちではない方、ご相談ください)、小はさみ・リッパー(着物をほどくのに使用)、裁縫道具、 まち針、ヘラ、チャコペーパー、しろも(しつけ糸)、自分のデザインに応じた糸やミシン糸、ボタン、ファスナー等
*2回目以降、ミシン(ミシン縫いする方)・アイロンも使います。(こちらでもご用意しますが、人数によってはお持込できる方のご協力を募ります)

[文化・芸術]自然の中でアイヌ文化体験~春・夏・秋・冬~

<ボランティアスタッフ募集!>
この企画を手伝ってくれるボランティアスタッフ(大学生など)を募集します。希望者は「遊」事務局までご連絡ください。

<予告編>
「冬~サケ皮でくつ(チェプケリ)をつくってみよう」 
*日時や詳細につきましては、決まり次第お知らせいたします。

春には野山で山菜を採り、夏にはクチャ(仮小屋)を建てて、狩りや漁へ。秋には川に上ってきたサケを獲って、冬にはチセ(家)で手仕事をする。季節とともに生きてきたアイヌ民族の暮らしやその中で育まれてきた文化の一端を、季節に応じて体験します。子どもや親子連れの参加も歓迎します。自然とそこから生み出される知恵を学びながら、楽しくアイヌ文化に触れましょう。

2009年5月23日(土)
春~野山を歩き、山菜料理をつくって味わおう
●日 時 5月23日(土) 10:00~15:00
●会 場 札幌ピリカコタンとその周辺
●インストラクター 石井ポンぺ
●参加費 こども(高校生以下) 500円 おとな 1,000円

2009年8月1日(土)2009年8月1日(土) ~2日(日)
夏~クチャ(アイヌの仮小屋)をつくってキャンプをしよう
●日 時 8月1日(土)10:00~2日(日)11:00 1泊2日
●会 場 NPO法人あおいとり(永田宅) 札幌市西区小別沢33番地
●インストラクター アイヌアートプロジェクト
●参加費 こども(高校生以下) 1,000円 おとな 1,500円
●内容(案)
 昼~材料集め、クチャづくり、食事づくり
 夜~ストーリーテーリング、トンコリ演奏、語り場
 朝~アイヌの遊びなど
*クチャとは?:アイヌ民族が、家を空けて狩りや漁に行く際に建てた仮小屋。現地にある材料を使い、一時的な滞在のために簡易的につくられた住まいのこと。

2009年10月10日(土)
秋~サケを解体して、料理しよう!
●指導者 
 野本久栄さん 千歳アイヌ文化伝承保存会副会長
 野本敏江さん 北海道アイヌ協会千歳支部副支部長
●日 時 10月10日(土) 10:00~15:00
●会 場 午前~千歳サケのふるさと館・前庭
 午後~蘭越生活館
●参加費 こども(高校生以下)500円、おとな 1,000円
アイヌ民族にとってサケは日々の生活に欠かせない大切な魚でした。今回は、アイヌ民族の伝統漁法であるマレプ漁によるサケの捕獲方法を実際に披露してもらいながら学ぶと共に、獲れたサケを解体し、料理してみたいと思います。

オホーツク・紋別ESDツアー
オホーツクの森と海、そしてアイヌの歴史と現在
●日 程:9月19日(土)~22日(火・休)  3泊4日
●参加費:35,000円(昼食4回、朝・夕食3回、宿泊費、交通費、保険、企画費込)
 9月19日(土) 午前:札幌出発(8:00)→紋別着、昼食/午後:鴻之舞金山跡地(鴻之舞の歴史)/
          夜:オホーツクタワー(夜の海中観察会)
 9月20日(日) 午前:三室番屋(サケ番屋の歴史)、昼食 漁師料理/午後:藻別川、サケの遡上見学/
          夕方:流氷科学センター(森と海のつながり、流氷について)
 9月21日(月) 早朝:漁船で海へ(漁業の現状、アイヌ伝統捕鯨について)/午後フリータイム
          (希望者は、牧場見学または有機農家訪問)/夕方:地元の方との交流、懇親会
 9月22日(火) 午前:オムサロ遺跡公園(擦文文化、オホーツク文化)/午後:紋別出発→札幌着(18:00)

●企画実施協力 
環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)

冬には流氷で知られる北海道北東部のオホーツク地域は、オホーツク海の沿岸漁業や、広大な土地を利用した酪農など第一次産業の盛んな地域です。この地で、漁師をしながらアイヌ民族の伝統捕鯨の復活をめざす方がいます。また、自らの所有林をアイヌ民族の文化伝承のできる森として次世代に引き継いでいきたいと願う方がいます。こうした方々の協力のもと、オホーツクの自然と人間との関係、そしてアイヌ民族の歴史と現在につい学ぶ現地訪問ツアーを行います。北の大地と海に触れながら、自然と人間との持続可能な関わり方について一緒に考えてみませんか?

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●講 師 貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974年8月10日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌアートデザイン教室も今年で12年目を迎える事ができました。受講生の方々といつも楽しく、おだやかな時間を過ごしています。主に刺繍を中心とした作品を作っていますが、それぞれの個性を活かし、自由な発想で好きな欲しい物を作ることができます。是非、アイヌ模様の世界に触れてみませんか…

【昼のクラス】
●5月13日(水)開講(09年5月~10年4月) 通年 毎週水曜13:00~15:00
  *5週ある月は、原則として第5週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 5,000円/月(材料費は含みません)
 *月謝制ですが、一年間(2010年4月まで)の継続受講が前提となります。

【夜のクラス】
●前期~5月13日(水)開講
 5/13, 5/27, 6/10, 6/24, 7/8, 7/22, 8/5, 8/26, 9/9, 9/30
●後期~10月7日(水)開講
 10/7, 10/28, 11/11, 11/25, 12/9, 12/24(木), 1/6, 1/20, 2/10, 2/24, 3/10, 3/31
 *12/24のみ木曜日の開講となりますのでご注意ください。 
●月2回水曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 3,000円/月(材料費は含みません)
 *月謝制ですが、半年間の継続受講が前提となります。

[文化・芸術]レッツ!詩吟教室

●前期~5月14日(木)開講
 5/14, 5/28, 6/11, 6/25, 7 /9, 7 /23,8/6, 8/20, 9/3, 9/17
●後期~10月29日(木)開講 
 10/29, 11/12, 11/26, 12/3, 12/17, 1/7, 1/21, 2/4, 2/18, 3/4 
●全10回 木曜19:00~20:30
●会場 愛生舘ビル1F 104号室
 *さっぽろ自由学校「遊」の入っているビルの1Fです。  南側の入り口よりお入りください。
●最少催行 5名
●受講料 一般 9,000円  会員・学生 7,000円
 (単発 一般1,000円 学生・会員800円)
●講 師 北市 千岳(きたいち せんがく)
日本詩吟学院岳風会北海道本部札幌支部所属。千岳会担当師範。吟歴30年10段。少年部を育てて15年。現在会員50名。詩吟には心の豊かさと心の安らぎがあります。

詩吟は漢詩、和歌などを独特の節回し(レ、ソ抜き音階)で吟ずる(歌う)江戸時代から始まる日本の伝統芸能です。身一つで表現出来る詩吟は世界で通じる絶好のコミュニケーションです。この講座では詩吟の文化、歴史の学習、複式呼吸による発声方法で漢詩、和歌を吟じ、最後は自分の想いを詩にして吟じましょう! 大きな声を出すことは健康にも良くストレス解消にもなります。これを機会に日本の伝統芸能を楽しく学んでみませんか?

[文化・芸術]「ハイサイ!ぼん太」の沖縄三線教室

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 (各コース)10数名 最少催行:5名
●受講料(各コース/1クール/全10回) 15,000円
●講 師 ハイサイ! ぼん太 (永田 竜也)
名護市東江出身。地元では青年会会長をつとめ、エイサーでは三線を担当。20年ほど前から札幌暮らし。現在は北32条会館などで三線教室を開催。作曲やライブ活動も行う。

沖縄と聞いて何をイメージしますか? 青い海に珊瑚礁、泡盛にゴーヤ、沖縄戦と基地という人もいるでしょう。沖縄の音楽のメロディーが浮かぶ人もいるかもしれません。この講座では、沖縄の音楽と、人々の暮らしにかかせない楽器・三線(さんしん)を習います。三線は三本弦の弦楽器で、胴体は蛇の皮、三味線よりすこし小ぶりです。三味線のルーツとなったといわれています。「唄三線」といって、歌いながら奏でるのが普通です。いま人気の島唄ポップスをみなでたのしく練習しましょう。ぼん太先生のウチナンチュならではのトークも楽しみです。

【入門コース】<定員につき継続受講者のみ>
第3クール
●10月1日開講 毎週木曜19:00~20:00
 10/1, 10/8, 10/15, 10/22, 10/29, 11/5, 11/12, 11/19,  11/26, 12/3
 三線をはじめて習う方を対象にしています。

【初級コース】<新規受講者募集>
第3クール
●10月1日開講 毎週木曜20:15~21:15
 10/1, 10/8, 10/15, 10/22, 10/29, 11/5, 11/12, 11/19,  11/26, 12/3
 三線を少し習ったことがあって、クンクンシーを読める人を対象にしています。
*三線は各自ご準備ください。

[からだ]あなたの身体、持続可能?セルフ・コンディショニング

自分で自分の体を整えたい人のためのレッスン
好評につき、1~3月も開講します!

●1月23日(土)開講 隔週土曜 
13:45~15:00
●(10~12月) 5回 =終了
 (1~3月)5回
 1/23、2/6、2/20、3/6、3/20

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」

●受講料(1~3月 5回)
  一般 8,500円 会員7,000円
   体験(1回のみ) 2,000円

●服装:動きやすいスウェット上下等でお越しください。レッスンでは裸足になります。
     (5本指ソックス可)
●定員:10名(最少催行:5名)

*レッスン時にストレッチ・ポールをお試しいただくことはできますが、ご自宅でもとお考えの方は、お買い求めください。種類にもよりますが、6,000円~8,500円程度で購入可能です。

●講師:東堂 渚(とうどう なぎさ)
コア・コンディショニングとピラティスのインストラクター。幼少時より動くことが大好きで、アイスホッケーから長距離ランナーまでをこなす。大人になってからも空手からベリーダンスまでを追究。でも実は、長年猫背に悩んでいました。それがコア・コンディショニングと出会ってすっかり改善。この喜びを多くの人に伝えたくて仕事にしています。

●アシスタント講師:滝口 香織(たきぐち かおり)
バレエとコンテンポラリーダンスという扉から、身体のメンテナンスの世界にも親しむ。医者や整体師まかせではなく、自分で自分の身体を信頼することの大切さを悟り、今日に至る。

このレッスンでは、身体の「コア」(骨盤や背骨の周囲の体幹筋)の調子を、自分で整えられるようになることをめざします。普段意識することのないこの体幹筋は、現代の生活の中で弱ったり、局所的に緊張しがちで、身体の歪みと密接な関係にあります。程度の差こそあれ、自分の身体の歪みの傾向を知り、修正する方法を知ることで、疲れた身体をラクにすることができます。
ストレッチポールを用いることで、より簡単に、効果的に身体を整えることができます。ストレッチポールに背骨を乗せ、体重を預け、さまざま手足の小さな動きをすることで、緊張した筋肉が重力から開放され、本来あるべき姿へリセットされます。

*当レッスンでは、リハビリの専門家にも注目されている「ストレッチポール」という用具を使用します。ストレッチポールに背骨を乗せ、体重を預け、さまざま手足の小さな動きをする、というのが基本です。寝たままラクに緊張した筋肉を重力から開放することができます。

[からだ]あなたの身体、持続可能?セルフ・コンディショニング~自分で自分の体を整えたい人のためのレッスン~

●10月24日(土)開講
 (10月~12月:5回、1~3月:5回)
 隔週土曜13:45~15:00
 10/24, 11/7, 11/21, 12/5, 12/19 
  *1月~3月の予定は、後日お知らせします。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料(10~12月 5回分)
  一般 8,500円 会員7,000円
  体験(1回のみ)2,000円
●服装:動きやすいスウェット上下等でお越し ください。レッスンでは裸足になります。
 (5本指ソックス可)
●定員:10名(最少催行:5名)
●講師:東堂 渚(とうどう なぎさ)
コア・コンディショニングとピラティスのインストラクター。幼少時より動くことが大好きで、アイスホッケーから長距離ランナーまでをこなす。大人になってからも空手からベリーダンスまでを追究。でも実は、長年猫背に悩んでいました。それがコア・コンディショニングと出会ってすっかり改善。この喜びを多くの人に伝えたくて仕事にしています。
●アシスタント講師:滝口 香織(たきぐち かおり)
バレエとコンテンポラリーダンスという扉から、身体のメンテナンスの世界にも通じている。医者や整体師まかせではなく、自分で自分の身体を信頼することの大切さを悟り、今日に至る。

このレッスンでは、身体の「コア」(骨盤や背骨の周囲の体幹筋)の調子を、自分で整えられるようになることをめざします。普段意識することのないこの体幹筋は、現代生活や加齢とともに弱ったり、局所的に緊張しがちで、身体の歪みと密接な関係にあります。自分の身体の歪みの傾向を知り、調整する方法を学ぶことで、疲れた身体がラクになり、より元気に毎日を過ごすことができます。

*当レッスンでは、リハビリの専門家にも注目されている「ストレッチポール」という用具を使用します。ストレッチポールに背骨を乗せ、体重を預け、さまざま手足の小さな動きをする、というのが基本です。寝たままラクに緊張した筋肉を重力から開放することができます。
*レッスン時にストレッチ・ポールをお試しいただくことはできますが、ご自宅でもとお考えの方は、お買い求めください。種類にもよりますが、6,000円~8,500円程度で購入可能です。

[からだ]コンディショニング・ピラティス ~身体のコアを呼び覚まそう~

●5月13日(水)開講 毎週水曜10:30~12:00
 前期(5~9月)全18回
 *後期についてはお問い合わせください
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般25,000円 会員23,000円
     (単発1,800円)
 *分割払い、開講後のお申込はご相談に応じます。
●服装:動きやすいスウェット上下等でお越しください。レッスンでは裸足になります。
●定員:10名(最少催行:5名)
●講師:東堂 渚(とうどう なぎさ)
ピラティス・インストラクター。コア・コンディショニング・インストラクター。幼少時より動くことが大好きで、アイスホッケーから長距離ランナーまでなんなくこなす。大人になってからも持ち前の行動力で空手からベリーダンスまでを追究。でも実は、長年猫背に悩んでいました。それがピラティスと出会ってすっかり改善。この喜びを多くの人に伝えたくて仕事にしています。一緒に、ラクに動ける身体を目指しましょう!

まず呼吸法。ピラティスの呼吸法は、それだけで奥が深い世界です。レッスンの中心は、この呼吸をしながら身体の奥(骨盤、背骨、肋骨、肩甲骨のまわりの小さな筋肉)に力を働きかけるトレーニング。ゆったりと、でも意識は身体の内側へ集中します。傍から見ると小さな動きですが、思うように動かすのはムズカシイ。不自由さも自由さも味わいながら、骨格と筋肉のバランスを整え、しっくりとしなやかに動ける身体をつくりましょう。

[からだ]カラダを探ってあなたを知る ※中止

● 日 時 7月3日(金)19:00~21:30、4日(土)14:00~17:00
● 会 場 市民活動スペース アウ・クル 301号室 (札幌市中央区南8西2旧豊水小学校3F)
● 料 金 2日間通し 一般3,500円  会員 3,000円  (定員8名 最少催行5名)
 *通しの方を優先します。1日のみ参加の場合 2,000円
● 講 師 斉藤 麻衣子(さいとう まいこ)
札幌の演劇ユニット「エビバイバイ」で脚本・演出・役者として活動中。エビバイバイ独特の、力み  のないゆるゆるした身体表現を生かし、演劇や踊り、パフォーマンスなどの作品作りを続けている。

たとえば、ゆっくり休んでいる時とひと働きした後のカラダ。好きな人といる時と苦手な人といる時のカラダ。なぜか調子がいい時と何をしてもうまくいかない時のカラダ。何かが違うけれども何が違うのでしょう? さまざまな場面で、実はカラダはいろいろなことをわたしたちに教えてくれようとしているのです、きっと。耳をすましてみたり、ほぐしてみたり、忙しい日常からちょっと寄り道して、あなたのカラダをじっくり探検してみませんか?

[ゼミ・学習会]セックス=愛?『クィア・セクソロジー』(中村美亜著)読書会

●前期~5月26日(火)開講 
 5/26, 6/23, 7/28, 8/25, 9/29
 後期~10月27日(火)開講
 10/27, 12/1, 1/12, 2/9, 3/9
●全5回 月1回火曜19:00~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般3,000円 会員・学生2,500円 (単発 一般700円 会員・学生600円)
※受講者参加型の読書会です。各回のテーマは受講者の意見で決定しますので、できれば通しでお申し込み下さい。
●最少催行人数5名
●テキスト:『クィア・セクソロジー』中村美亜著 (インパクト出版会)
「愛さえあればうまくいく? セックスするのは誰のため? 性に対する思いこみをゆるやかに解きほぐすことで、自分の<からだ>をとりもどし、人といっしょに生きていく力を呼び覚ます。性暴力、セックスレス、エイズ、同性愛、性同一性障害、男女共同参画などの今日的問題を、映画・音楽・アートも含めた身近な話題を通して、マイノリティの視点から包括的に捉えなおす。ジェンダー/セクシュアリティの新しい展望をきりひらく斬新でクィアな本」(「クイア・セクソロジー」帯文章より)

“性”について日頃感じている違和感やもやもやはありませんか。“性”について学びたい人、もっと自由に語り合いたいと思っている人。“性”を自分の問題として考えていきたい人。“性”について日頃「これ、なんかちがうんじゃない?」とか「うまく言えないんだけどなんかモヤモヤするなあ」と感じることがある人。現在の社会でセクシャリティについてなんらかの息苦しさや生き苦しさを感じている人、大歓迎!“性”について先入観を捨てて学び合い、語り合いましょう!!

[ゼミ・学習会]学習チーム 「北海道の未来構想プロジェクト」

●月1回 水曜18:30~20:30
 前期~5/27、6/24、7/22、8/26、9/30
 後期~10/28、11/25、12/23、1/20、2/24、3/31 
 *参加者との調整で日程が変わることがあります
●第1回 5月27日(水)18:30~20:30 
●参加費:2,500円(前期分)/3,000円(後期分) 

北海道には、社会的にも風土的にも、もっと皆が幸せになるための潜在能力があるはず。このような共通の問題意識をもとにグループで掘り下げて学習しながら、今後の社会を自分たちで構想します。学習した成果は何らかの形でまとめ、活かす道を探します。
各回では大きなテーマを決めますが 、参加者が自由に疑問や考えを述べ合い、様々な観点からの話が飛び交います。話はまとまるというよりは拡散しがちですが、毎回話したことから共通に見えてきたことを確認して締めくくります。「未来構想」と呼べるほど大それたプランはまだできていませんが、メンバーは毎回議論を楽しんでいます。後期からの参加でも遅くはないので、ぜひご参加ください。 

2009年12月23日(水)
『道議・広田まゆみさんをお招きして』
※学習チーム「北海道の未来構想プロジェクト」公開企画
講師:広田まゆみさん 
・日時:12月23日(水・祝)18:30~20:30
・参加費:700円 (未来構想プロジェクトメンバーは無料)

このたび、広田まゆみさん(道議)をお招きして、下記のテーマについてお話をうかがうことになりました。テーマは、『北海道の未来構想プロジェクト』メンバーの、目下の関心事です。ぜひお気軽にご参加ください。一緒に学び、考え、話し合いましょう。
<テーマ>
・市民の要望を政策に反映させるしくみについて
・地方分権、こんな風だとよいのではないか?
・住民主権・地方分権・道州制 について
・いまの道議会の様子、政権交代による新たな動きや可能性

※『北海道の未来構想プロジェクト』とは?
今年の5月から、月1回のペースで「遊」で開いている学習会です。最終的には何かの発表を念頭においていますが、今までのところ、ざっくばらんにいろいろなテーマで、知的刺激に満ちた意見交換をすることが中心となっています。(今年度は3月まで定期的に開催。今後の途中参加歓迎。)

◆広田まゆみさんプロフィール◆
函館市に生まれる。1986年、北海道大学文学部ロシア文学科卒業。北海道日高支庁社会福祉課ケースワーカーとして勤務。1992年、自治労北海道本部女性部長。
1997年、北海道庁退職。インドネシアの農村に滞在したり、日本国内を野宿などで旅する。障がいを持つ友人や不登校の若い人たちとの出会いに学ぶ。
1998年、北海道雨竜町に移住。ネットワーキングオフィス設立。NPO法人北海道B&B協会の設立に事務局長(当時)として参加。
2003年、第43回衆議院議員選挙北海道比例区候補として民主党から立候補。
2004年、政治団体「共生のネットワーク」設立。
【現在】 
◆北海道議会議員
◆政治団体「共生のネットワーク」 代表
◆ネットワーキングオフィス 代表
◆民主党白石 副代表
◆北海道 日本ロシア協会 理事
◆食農わくわくねっとわーく北海道 運営副委員長

[ゼミ・学習会]ケンポウが変わってもいいですか?

●5月30日(土)より オリエンテーション(1回)+学習会(11回)
 初回(オリエンテーション)のみ土曜13:30~16:00
 2回目以降・金曜18:30~20:30
●会 場:さっぽろ自由学校「遊」
●参加費:年間6,000円(各回600円)
 *講師を招く場合は、謝金の分担金を別途集めます。

【日程およびテーマ】
5月30日(土)映画「日本国憲法」をみる
6月5日(金)平和主義①
7月3日(金)平和主義②
7月31日(金)天皇
9月4日(金)「国民」の権利①(自由権)
10月2日(金)「国民」の権利②(社会権)
10月30日(金)「国民」の権利③(選挙権&請求権)
11月27日(金)国会について
12月25日(金)内閣について
1月29日(金)司法について
2月19日(金)地方自治について
3月19日(金)1年を振り返って
(テーマは、みなさんの希望や、学習会の進捗状況によって、変更になる場合があります)

「国民投票法(日本国憲法の改正手続に関する法律)」が、国会を通った2007年にスタートしたこの講座は、今年で3年目。あんなに喧(かまびす)しかったケンポウ論議はほとんど耳にしなくなりました。いったいどうなっているのでしょう。でも、「国民投票法」が施行される2010年は確実にやってきます。「ケンポウが変わってもいいですか?」と問われたときに私たちはどう答えるのか。1年かけて、ケンポウの全文を頭から丸ごと読み、考え、話し合い、自分の答えをさがしましょう。

2009年5月30日(土)
【オリエンテーション】
映画「日本国憲法」をみて、ケンポウの成り立ちや意義について考えます。映画をみた後に、感想や意見を出し合います。学習会の趣旨や、進め方についてもご説明します。

[ゼミ・学習会]花さんの読書ゼミ「西洋哲学の古典を読む」

●10月9日(金)より 受講者追加募集
●受講料(6回分) 一般9,000円 会員・学生7,200円

●5月15日(金)開講 全10回 月1回金曜18:30~20:30
 5/15, 6/12, 7/10, 9/11, 10/9, 11/6, 12/4, 1/8, 2/5, 3/5
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般15,000円 会員・学生12,000円
●テキスト マルクス/エンゲルス著、廣松渉編訳『新編輯版ドイツ・イデオロギー』岩波文庫
 または、マルクス/エンゲルス著、花崎皋平訳 『新版ドイツ・イデオロギー』合同出版
●チューター 花崎 皋平(はなざき こうへい)
77歳。著述業(哲学、社会思想)。著書に『風の吹き分ける道を歩いて-現代社会運動私史』(七つ森書館)、『<共生>への触発』(みすず書房)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)、『静かな大地』(岩波書店)など。

この読書ゼミでは、ひとりでは読みにくい哲学の古典を皆でああだこうだと意見を述べ合いながら読んでいくことで自分たちにひきつけていきたいと思います。今年度はマルクス/エンゲルスの『ドイツ・イデオロギー』をテキストに、マルクスのフォイエルバッハ批判を通じての哲学形成を辿りたいと思います。エンゲルスの『フォイエルバッハ論』も参照します。報告者を決めて、区切りごとに内容を報告しあうスタイルで進めます。

[ゼミ・学習会]子どもの権利学習会~子どもと子どもに関わるオトナの学びの場~

●日程
【前期】
・5月(日程未定)
 4月に施行される「札幌市子どもの最善の利益を実現する権利条例」に絡めたパネルディスカッションを、「札幌市子どもの権利条例制定市民会議」(略称:こどけん)と共催します。
 ※詳細未定
・6月13日(土)
・7月4日(土)
 (8月はお休み)
・9月5日(土)
【後期】
・10月17日(土) 「学校の壁」
・11月7日(土) 未定
・12月5日(土) 『つくる会歴史教科書』の分析
・1月9日(土) 『つくる会公民教科書』の分析
・2月6日(土) 『うた&はた』
・3月6日(土) 『うた&はた』

●時 間 いずれも10:00~12:30 
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」ほか
●会 費 500円/回

少人数のメンバーですが、子どもの権利に拘って、学習を重ね、今年で11年目に入りました。昨年度の後期に扱って、中途になっている『学校の壁』(前田功・千恵子著、教育史料出版会)読書会を再開します。とても残念なことですが、現在道内あちこちで起こっている「いじめ事件」と絡めることで、子どもの息苦しさ、人権侵害の現状を学びたいと思います。

●これから取り上げたい学習項目
「滝川いじめ裁判」
子どものいじめ事件は後を絶ちません。その結果、「自殺に至る」ことは実に悲しむべきことです。滝川での痛ましい事は、「裁判」となりました。裁判の結果はどうであれ、失った命が戻ることは無いのですが、同じ過ちを学校も教育委員会も繰り返すことの無いよう、原告に寄り添って活動したいと思います。

「からだの科学」
子どもたちを性の被害者にも加害者にもさせないためのメグ・ヒックリングさんのプログラムです。健康で安全に過ごしていく上で必要な、体や心についての科学的な知識をオトナに伝えます。

「デートDVを、子ども達にどう伝えるか」
子どもの知る権利として、「デートDV」とは何か、DVは犯罪・人権侵害であり、関係を破綻させるだけであること、相手を深く傷つける行為であること、暴力をふるう側も苦しむことを子どもたちに伝えます。そのためには、若者たちが親密な関係をもち始めるころか、その前に中学校や高校、あるいは専門学校・大学などで予防教育をすることが必要という観点から、どう伝えるかを一緒に学びます。

[交流]チネマ☆ゆうの上映会 ※随時開催

●会 場 さっぽろ自由学校「遊」   
●参加費 300円/回
*開催日程は随時お知らせします。
さっぽろ自由学校「遊」の会員どうしが、映画を観て語り合うという 集まりです。映画を観た感想は、人によってちがうから面白いのだと思います。会員ならどなたでも参加できます。茶菓子をいただきながら、 気楽に楽しみませんか。

[世界・異文化理解]コッシーが語る、みんなで話す、世界ニュースの背景

●10月7日(水)開講 全6回
 月1回水曜18:30~20:30
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般6,000円 会員・学生4,800円
 *通しでの参加を基本としますが、1回ごとの参加をご  希望の方は事前にご連絡ください。(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●講 師 越田 清和(こしだ きよかず)
さっぽろ自由学校「遊」理事。札幌市内の大学数校で非常勤講師を務める。1993年から2000年まで英文季刊誌AMPO編集部、現在は英文誌Japonesia Reviewの編集コレクティブの一員。訳書に『ピナトゥボ山と先住民族アエタ』(明石書店)、著書に『国家・社会変革・NGO』(共著、新評論)など。

日本のマスメディアだけではなかなか知ることのできない、世界の人々、社会、政治についての動きを、「英語で世界を読む」の人気講師であるコッシーこと越田清和さんが、縦横無尽に語ります。どんどん質問して、どんどん話しましょう。皆で素朴な疑問の答えを探すうちに、問題のなりたち、世界の構造、物事の多様な側面が見えてくるはず。

2009年10月7日(水)
G8時代の終わり:洞爺湖からラクイラへ

2009年11月11日(水)
2008年秋:サブプライムローンと金融恐慌

2009年12月9日(水)
オバマ政権の課題:イラクからアフガンへ

2010年1月6日(水)
パレスチナを考える:日本の関わりを中心に

2010年2月10日(水)
東南アジア:ASEAN憲章の意味

2010年3月10日(水)
21世紀の世界を動かす人々:先住民族・農民・・・

[世界・異文化理解]シャキナさんと学ぶ、アジアのこと日本のこと

●5月22日(金)開講 全5回 金曜16:00~17:30
  5/22, 6/19, 7/17, 8/21
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●受講料 一般7,500円 会員・学生6,000円 小学~高校生3,000円
    (単発 一般2,000円 会員・学生1,600円 小学~高校生1,000円)
●定 員 15名 (最小催行:5名)

言葉の壁を越えて、バングラデシュ出身、小学校社会科の先生シャキナさんのお話を聞いたり、それぞれの国・社会・文化・生活について語り合うクラスです。日本とは状況の全く違うアジアの国について、ひるがえって自分たちについて、いろいろな角度から考えるきっかけになります。
シャキナさんは英語を話しますが、日本語通訳つきですので、英語が話せなくても大丈夫。もちろん、英語を話してみたい方は、ぜひ挑戦してみてください。通訳を介しますので、クラスはゆっくりとすすみます。(小学生の参加可能。詳しくはお問い合わせください)

●Teacher(講師)  Shakina Akter(シャキナ・アクター)
This is Shakina from Bangladesh. I received my Master’s degree in Social Science from a public university, and worked as a teacher of elementary school in Bangladesh. I’ve lived in Sapporo for a few years. I like Japanese food and culture, and enjoy the warm heartily hospitality of Japanese people. It is my pleasure to participate in different cross-cultural programs. They give us opportunities to discuss and exchange of culture, lifestyle, and others. I hope that we can enjoy our time at the Freedom School, and will learn lots of informative facts about Asian countries.
バングラデシュよりまいりました、シャキナです。バングラデシュの大学で社会科学の修士号を取得し、小学校で社会科の先生をしていました。札幌にはこれまで数年間住んでいます。日本の食べ物や文化が好きですし、日本の方々のおもてなしの心もありがたいです。異文化交流の講座に参加するのは私にとってうれしいことです。異文化に触れる場は、文化や生活スタイルについて、話し合ったり交流したりすることができる貴重な機会です。私と一緒に、皆で楽しみながら、アジアの国々について知識を深め、学びませんか?