2008年度講座

2008年度に開催した講座をご紹介します。

2008年度

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、韓国語

●会場:さっぽろ自由学校「遊」

韓流ブームの広がりで、韓国の文化に興味を持ち、韓国語を始めた人も多いはず。でもかじっただけではつまらない。もっと深く韓国を知り、韓国の人々と心を通わせるため、話せる韓国語を目指して学びませんか? 言葉を学ぶとその国の歴史や文化、人々の考え方が見えてきます。日本語との共通点や表現の違いを知ることは、お互いの理解にもつながるはず。さあ、言葉を入り口に、刺激的で旨味のいっぱいつまったキムチのような豊かな世界をいっしょに旅しましょう!

昼のコース・初級

●10月3日(金)より 受講生追加募集
 *時間・参加費・会場は下をご覧ください。
●5月9日(金)開講 毎週金曜日13:30~15:00
●受講料:6,000円/月(テキスト代別途)
 *1年間の継続受講を前提としています。
●定員:10名(最小催行5名)
●講師:KJ net Park の方
KJ net Park は、韓国に関心を持つ人たちが気楽に集まる韓日交流の広場(Park)。韓国旅行のサポート・通訳・翻訳・語学教育などをしています。
http://www.kj-netpark.com/

ハングルが読めて、簡単な会話ができる方を対象に行います。会話・簡単な作文・文法の学習を通じて、話せる・使える韓国語の習得を目指します。テキストは『韓国語レッスン』(スリーエーネットワーク発行)を使います。

夜のコース・中級

●10月27日(月)より 受講生追加募集
●受講料(18回分):一般30,000円、会員28,500円、学生24,000円
 *時間・会場は下をご覧ください。
●5月12日(月)開講(09年3月まで) 全36回 月曜18:30~19:50
●受講料:一般55,000円 (分割30,000円×2 会員は3000円割引)
 学生48,000円
●定員:8名(最小催行5名)
●講師:金 美淵(きむ・みよん)
インターネットから講師が選んだ記事を教材に、内容についてディスカッションしたり、発音に気をつけて読む練習をします。語彙を増やし、自分の言いたいことを自然な韓国語で自由に伝えられることを目指します。授業はほぼ韓国語で行います。

夜のコース・初級

●5月12日(月)開講(09年3月まで) 全36回 月曜20:00~21:20
●受講料:一般55,000円(分割30,000円×2 会員は3000円割引)
 学生48,000円
●定員:8名(最小催行5名)
●講師:金 美淵(きむ・みよん)
1979年、全州生まれ。全北大学校日本語日本文学科卒業。2006年度から「遊」韓国語講師。

ハングルが読めて、簡単な会話ができる方が対象です。行きつ戻りつしながら、語彙をふやし会話を練習していきます。テキストとして『韓国語』(カナタ韓国語学院版)を用います。

[語学・コミュニケーション]英語でディスカッション~話す・出会う・英語~

●10月20日(月)より 受講生追加募集
●受講料(18回分):一般30,000円、会員28,500円、学生24,000円
 *時間・会場は下をご覧ください。

●5月12日(月)開講(08年3月まで) 
 全36回 毎週月曜19:00~20:30 
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:12名(最少催行5名)
●受講料:一般55,000円 (分割30,000円×2、会員3,000円割引) 
 学生48,000円
●Merissa Braza Ocampo(メリッサ・ブラザ・オカンポ) Hokkaido University Graduate
Living in Sapporo for 15 years is such a great opportunity to deal with different kinds of people and walks of life. However, I didn’t have the chance to enjoy it until last year when I joined the English class at Freedom School. At Freedom School, you will surely learn lots of informative facts about current events and issues. In that way, we will be able to understand deeply what is happening in the society we are dealing with. Remember that “Two heads are better than one”, so come and join us and be a part of this unique way of learning. By: Merissa B. Ocampo

英語は、世界じゅうの異なった文化や歴史をもつ人たちと交流するためのツールのひとつです。このクラスでは、環境・平和・人権などのテーマについて、身近な話題を切り口に、英語で話し合います。まずは、つたなくても間違ってもいいから、躊躇しないで話してみるのが第一歩。だんだん使える語彙が増え、自分の考えを英語で言えるようになります。それは、自己を再認識したり、多様なものの見方に触れたり、知識や考えを深めたりすることにつながります。

[語学・コミュニケーション]英語で世界を読む

●10月17日(金)より 受講生追加募集
 10/17、11/7、11/21、12/5、12/19、1/9、1/23、2/6、2/20
●受講料(9回分):一般15,000円、会員13,500円、学生12,000円
 *時間・会場は下をご覧ください。

●5月23日(金)開講
 全15回 金曜18:30~20:30
 5/23、6/6、6/20、7/18、9/19
 *日程は変更になる場合があります。
 *10月以降の日程は後ほどお知らせします。
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般25,000円(会員3,000円割引)、学生20,000円

●講師:越田 清和(こしだ きよかず)
札幌に戻って5年。「遊」の理事です、と紹介されることも多くなった。「ピース・カフェ」共同代表、「日本平和学会理事」という肩書きもある。でも、そんなのをいくら並べても意味はない。私は私だ、「底抜けビンボー暮らし」オヤジだ。

世界の貧困や不平等などの問題を伝える月刊誌「New Internationalist」の記事を使い、日本のマス・メディアでは流れない「もう一つの世界」の動きを読み、それをもとにみんなで(日本語で)話し合います。英語でニュースを読む力と文章の大意をつかむ力をつけ、社会や政治についての単語や表現を覚えます。辞書を引くことのできる人なら誰でもOK。世界の動きを知りたい人ならもっとOK。大学入試レベルの英語です。習うより英語に慣れろ、です。

[語学・コミュニケーション]自主勉強会 英語通訳になろう

●5月30日(金)より  月1回 19:00~21:00
 5/30、6/27、7/25、8/29、9/26
 *10月以降の日程は後ほどお知らせします。
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:10名くらいまで
●対象者:英会話がある程度できる人

海外ゲストを迎えての講演会や交流会、スタディツアーなど、NGOやNPO活動には、通訳が欠かせません。でも、プロに頼むとたくさんお金がかかったり、活動に詳しい人が見つからない。だから、NGOやNPOに関心のある人自らが、通訳としての自身と実力を身につけようというのがこの勉強会。会話はそこそこできるけど通訳はちょっと…という方、実力だけじゃなく、補い合い、教え合い、批評し合う仲間が欲しい方、歓迎します。通訳トレーニングは、語学力を磨くのに最も効果的とか。しっかり勉強しましょう。

●進め方
通訳トレーニングのメソッドを、テキストを参考にしたり、プロの方にお話を聴いたりしながら学び、実際にやってみます。外国人の方を講師に迎えて、一般の方に向けた講演会を企画し、トレーニング参加者自身が通訳を務めるという実習も試みたいと思います。初回に、トレーニング・メソッドの紹介と体験、参加者の方々の希望を聞き、具体的な進め方・教材などを検討します。

*「遊」でボランティア通訳ができるように力を磨こう、というのがこの勉強会の目的の一つです。ですから受講料はかかりませんが、教材購入や資料コピー代、講師招聘のための費用として、お一人2,000円程度(年間)ご負担いただきます。初回に集めます。

[語学・コミュニケーション]中国台湾生活華語 ※開講中止

※最少催行人数に達しなかったため中止します。申し訳ありません。

[語学・コミュニケーション]中国語通訳養成学習会

●19:00~20:30 週1回程度 *日程は随時お知らせします。
↑初回の日程が変更になりました。関心のある方はお問い合わせください。
●会場:北海道立市民活動促進センターなど
●参加費:資料代実費
●対象:中国語が話せる日本人、日本語をもっと勉強したい中国人
●コーディネーター:細谷 悠生(ほそや ゆき)中国台湾生活華語講師

せっかく勉強したけどなかなか使う機会がない、と思っている方は多いはず。ボランティアでも通訳として役立つようにいっしょに勉強してみませんか。7月に行われるG8サミットに向けて、市民メディアセンターで募集している通訳ボランティアチームに入ることを目標にします。バリバリ引っ張ってくれる方も、興味はあるけど自信がない方も、きっといい経験になります!

[社会・人権]男に生まれる:神話と実話

●10月7日(火)開講 全6回 隔週火曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般6,000円 会員・学生4,800円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●全体コーディネーター:瀬名波 栄潤(せなは えいじゅん)

生物としての男、社会が作り出す男性像、そして男達の本当の姿。フェミニストのボーヴォワールが『第二の性』で発した「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」はあまりにも有名ですが、男に生まれるとはどういうことなのか。本コースでは、初回と最終回を除いては毎回ゲストスピーカーをお招きし、「男」についての研究やエピソード、そして多様な性を生きる「男」たちの生の声を紹介します。さあ、「男」について楽しくそしてまじめに考えましょう。

2008年10月7日(火)イントロダクション
男性神話と男たちの今

●瀬名波 栄潤(せなは えいじゅん)北大文学部准教授 英米文学ジェンダー論
ウォーミングアップです。男の歴史、理想的男性像と男の現実、男の多様性、男として生きる楽しさやむずかしさなど、男を取り巻く環境を、映画を紹介しながら概観します。

2008年10月21日(火)
分子細胞遺伝学:生物としての男

●黒岩 麻里(くろいわ あさと)北大創成科学共同研究機構講師
生物学的には女性は「原型」、男性は「模型」といわれ、デフォルトの女性か男性を作ります。男性がどのように作られるのか、男性とはどのような生物なのかを紹介します。

2008年11月4日(火)
男性学/男性性研究ヘの誘い

●兼子 歩(かねこ あゆむ)大学非常勤講師 歴史学・ジェンダー論
「男について研究する」とはどんなことなのでしょう。いろいろな分野で行われている「男性学」とは何か、いったいどんなことが語られているのか、紹介します。

2008年11月18日(火)
楊貴妃になりたかった男たち2008

●武田 雅哉(たけだ まさや)北大文学研究科教授 中国文学
男も女もそれらしい服装を–この規範はここ何千年、基本的には変わっていないようですが、ひねくれ者は必ずいるもの。その諸相を、中国の奇譚の海から拾い読みしてみましょう。

2008年12月2日(火)
性の多様性

●田中 たみえ(たなか たみえ)
●HSA札幌ミーティングの人たち
田中さんは「性のバリアフリーをめざす会ピーナツハート」代表、HSAは「北海道セクシャルマイノリティ協会」のこと。彼らにとって、「男に生まれる」とはどういうことなのか。真面目に耳を傾けましょう。

2008年12月16日(火)
「男に生まれる」とは...?

●瀬名波 栄潤(せなは えいじゅん)北大文学部准教授 英米文学ジェンダー論
最終回です。「男」って何なんだろう。参加者の皆さんとじっくり考えます。

[社会・人権]ケンポウが変わってもいいですか?~講座&フリートーク~

●10月28日(火)開講 全5回 月1回18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

この「ケンポウ講座」は「国民投票法(日本国憲法の改正手続に関する法律)」が国会を通った2007年春にスタートしました。憲法は一部の政治家や権力者のものではなく、自分たちのもの、という立場で、憲法の条文を一つひとつ取り上げて、そこに何が書かれているのかを学び、それが私たちの暮らしとどんなふうに結びついているのかを考えています。そのプロセスを通じて、憲法を本当の意味で自分たちの手に取り戻したいと思っています。
*お話(1時間)+フリートーク(1時間)という構成です。

2008年10月28日(火)
表現の自由とケンポウ

●清水 雅彦(しみず まさひこ) 札幌学院大学法学部教授
ビラ配布やサウンドデモの際の逮捕など、政治への意見表明=表現の自由が脅かされています。一方、それらの事実と対立する形で、治安の維持や「平穏に生活する権利」が強調されています。その背景、問題点を考えます。

2008年11月11日(火)
国家・自治体の責任を問う権利(17条)~「B型肝炎訴訟」を切り口に~

●奥泉 尚洋(おくいずみ たかひろ) 弁護士、全国B型肝炎訴訟北海道弁護団
札幌地裁で提訴された「B型肝炎訴訟」。幼少時の集団予防接種が感染の原因でした。地裁では敗訴し、控訴審では一部逆転勝訴、上告審では全員が勝訴したこの訴訟を通じて、憲法17条と国家賠償請求について考えます。

2008年12月3日(水)
ケンポウは誰のもの?~人権規定と在住外国人の権利~

●加藤 丈晴(かとう たけはる) 弁護士
表現、信教、職業選択の自由などケンポウの人権規定は、外国人にも保障が及ぶというのが基本的な考え方です。在住外国人が直面する課題について、法律相談や事件を通じてみえたことをお話いただき、ケンポウの人権規定が活かされているのかどうか考えます。

2009年1月27日(火)
私たちがつくるケンポウ【1】~五日市憲法、植木枝盛、鈴木安蔵~

●佐々木 一(ささき はじめ) 社会科の社会化を目指す公立高校社会科教師
首相の諮問機関や財界、政党が提示する「憲法案」ではなく、かつて憲法をつくろうとした人たちの事を学びながら、『私たちがつくるケンポウ』のヒントを探ってみましょう!

2009年2月10日(火)
私たちがつくるケンポウ【2】~ワークショップ「ケンポウ案を考えよう」

自分たちの手でクニ・社会を一からつくるとしたら、どんなルールを決めますか? 独自のケンポウ案を練りながら、日本国憲法の大事なところ、私たちの求める社会の姿を考えましょう。

[社会・人権]「先住民族の権利に関する国連宣言」を読む

●10月15日(水)開講 全6回 月1回水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般6,000円 会員・学生4,800円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●コーディネーター:小泉 雅弘(こいずみ まさひろ)・結城 幸司(ゆうき こうじ)

2007年9月、20年以上前から国連の場で議論されていた「先住民族の権利に関する国連宣言」が採択されました。この宣言にはどのようなことが書かれているのでしょうか? それは、アイヌ民族にとって、そして北海道に生きる私たちにとってどのような意味をもつものなのでしょうか? この学習会では、46条からなる宣言を読みながら、宣言の内容を自分たちにひきつけていきたいと思います。毎回、ゲスト・コメンテーターを招き、テーマに沿って話し合います。

2008年10月15日(水)
国家の責任~謝罪と補償について

●ゲスト:花崎 皋平(はなざき こうへい)著述業(哲学・社会思想)

2008年11月12日(水)
先住民族女性の権利とエンパワメント

●ゲスト:
多原 良子(たはら りょうこ) 北海道ウタリ協会札幌支部事務局次長
アンエリス・ルアレン 北海道大学大学院地球科学研究院研究員

2008年12月10日(水)
宣言採択の経緯/アイヌ新法案と宣言

●ゲスト:阿部 ユポ(あべ ゆぽ)
北海道ウタリ協会副理事長

2009年1月14日(水)
土地や資源に対する権利

●ゲスト:小野 有五(おの ゆうご)
北海道大学大学院地球環境科学研究院教授

2009年2月18日(水)
先住民族と教育

●ゲスト
清水 裕二(しみず ゆうじ) 少数民族懇談会会長
野元 弘幸(のもと ひろゆき) 首都大学東京准教授・NPO法人保見ヶ丘ラテンアメリカセンター代表理事

2009年3月11日(水)
文化遺産

●ゲスト:山崎 幸治(やまさき こうじ) 北海道大学アイヌ・先住民研究センター

[社会・人権]飛びだせ!未来へ~こんなやつらがいるんだぜ!!~

●10月18日(土)開講 全6回
●会場:さっぽろ自由学校「遊」 *②のみ別会場で開催します。
●参加費:各回500円 
●企画:「飛んでけ!車いす」の会

未来に向かって様々な場面で努力する、10代・20代の若い人たちをおむかえして、活動の様子・苦労・楽しさ・その道を進むことになったきっかけ・人生観などなど語ってもらいます。実際に技を見せてもらったり、お茶を飲みながらざっくばらんな話も聞けるかも! 参加対象は一般ですが、主に若い人たちが同世代の人たちの話を聞いて、自分を見つめなおす機会となるような講座です。

2008年10月18日(土)14:00~16:00 
海外へ~旅立ってみた・きいた・かんじたこと

●NPO法人「飛んでけ!車いす」の会
●NPO法人 どさんこNICE
●教育大学札幌校 学生の方
団体・個人、色んなカタチで海外で活躍している学生たちと楽しくおしゃべりをしてみませんか? 何かをしたいと思っているアナタは道が開けるかも…!?

2008年11月16日(日)14:00~17:00
障がい者スポーツで活躍する

●車いすバスケットボールチーム「札幌ノースウィンド」
●(場所未定)市内体育館
車いすバスケを知っていますか? 今回は場所を変えて体育館で選手のプレーを見たり、実際に車いすバスケを体験したりしてみませんか?
※動きやすい服装・上靴持参でお願いします。

2008年12月20日(土)14:00~16:00 
ただいま修行中~将来へ、羽ばたけ

●篠原 翔(しのはら しょう) 出張料理人
●鈴木 明倫(すずき あきのり)ダンサー
●藤井 美奈子(ふじい みなこ) ァイオリニスト 北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース・ヴァイオリン科4年目
将来を見据えて修行・訓練をしていたり、熱い夢を持っている若者を呼びます。将来は有名人になっているかも!?

2009年2月21日(土)14:00~16:00 
高校生たちも夢に向かう

●札幌芸術高校の生徒さんたち
美容師・声優・漫画家を目指して頑張っている高校生をお呼びします。ネイルアート・似顔絵作成など特技を披露してもらえるかも!!

2009年3月7日(土)14:00~16:00 
まちづくりに取り組む若い力

●永勢 まどか(ながせ まどか)「札幌を盛り上げるサークル あっぱれ!!!」代表
●新川 拓哉(にいかわ たくや)北海道大学大学院文学研究科
●中野 基輝(なかの もとき) 国際学生サミット「UNI.SUMMIT2008@北海道大学」
札幌で、札幌を盛り上げるために様々な活動をしている人をお呼びします! 学生がこんなに頑張っていますよ!

2009年3月20日(金)14:00~16:00 
パーティー~輪を広げよう~

これまでにお話いただいた人たちをお呼びして、楽しいパーティーを開きます!

[社会・人権]元道警幹部が語る 「冤罪―なぜ起こるのか」シリーズ 権力の裏側

●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●時間:18:30~20:30
●受講料:一般1,500円 会員・学生1,000円
●原田 宏二(はらだ こうじ)
「市民の目フォーラム北海道」代表、元道警釧路本部本部長。退職後の2004年2月、道警の裏金問題を実名で告発、全国の警察裏金疑惑に火をつけるきっかけをつくった。在職中は、熊本県警と山梨県警の捜査二課長として、買収等数多くの選挙違反事件の摘発を陣頭指揮、警察の選挙違反事件捜査の実態にも詳しい。著書に「警察内部告発者」、「警察VS警察官」(いずれも講談社)がある。

「市民の目フォーラム北海道」の活動は、ホームページを参照。http//www.geocities.jp/shimin_me/
道警の裏金問題を告発した原田さんに、志布志事件を通して、冤罪事件が次々に起こるのはなぜか、警察司法の現状についてお話をお聞きします。誰でも巻き込まれる可能性のある冤罪、それを防ぐためにはどうすればよいのかを考えてみたいと思います。

2008年12月17日(水)
志布志事件は警察権力の暴走~日弁連の短編映画「つくられる自白 志布志の悲劇」~

大量の冤罪逮捕者を出した志布志事件、なぜこのような事件が起こったのか。この事件を通して、日本の警察の犯罪捜査の現状について考えます。

2009年1月13日(火)
自白偏重の人質司法について考える~可視化で冤罪はなくなるか~

自白偏重の日本の刑事司法制度。刑事司法の入り口である警察の取調べで何が行われているか。今話題の可視化で冤罪は防げるかどうかについて検証します。

[社会・人権]ケンポウが変わってもいいですか?~講座&フリートーク~

●5月31日(土)開講 全5回 月1回13:30~15:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

憲法「改正」についてあまり耳にしなくなりましたが、「改正」される可能性がなくなった訳ではありません。昨年国会を通った「国民投票法(日本国憲法の改正手続に関する法律)」は、2010年に施行されます。いざ国民投票となった時、私たちはなにを選択するのでしょうか? そんな時が来る前に、憲法には何が書かれているのか、私たちの暮らしとどんなふうに結びついているのか、私たちは憲法になにを求めるのか、一緒に学び、考えませんか?
*お話(1時間)+フリートーク(1時間)という構成です。

2008年5月31日(土)
ケンポウと裁判員制度~来年5月にスタートする裁判員制度について~

●坂口 唯彦(さかぐち ただひこ)弁護士、北海道大学非常勤講師
いよいよ来年5月に裁判員制度がスタートします。裁判員制度とは? 導入されると私たちとどう関わってくるのか。期待や懸念、そして憲法との関係についてお話しします。
*裁判傍聴も予定しています。 (日程・参加方法は後日ご案内します。)

2008年6月17日(火)
両性の平等と個人の尊厳は当たり前!?~24条~

●須田 布美子(すだ ふみこ)弁護士、北海道男女平等参画審議会委員
「家庭生活における個人の尊厳と両性の平等」をうたった24条は、これまでの改憲論議の際、9条とともに槍玉にあげられてきました。なぜでしょうか?24条の意義と私たちの暮らしとの関わりを考えます。

2008年7月15日(火)
労働者の団結権はなぜ必要なのか~27条&28条~

●鈴木 一(すずき はじめ)札幌地域労組書記長
憲法には労働者の団結権などが明記されています。その内容と関連法、さらには労働者派遣法にも触れながら、働く私たちが置かれている状況とその背景、行使しうる権利について考えます。

2008年8月19日(火)
ケンポウに天皇制はいる? いらない?

●伊藤 雅康(いとう まさやす)札幌学院大学法学部教授
日本国憲法の第一章の表題は「天皇」です。そこには何が書かれているのか、それ以外に天皇について定める法律はあるのか、ケンポウに天皇制は必要か、などを考えていきたいと思います。

2008年9月16日(火)
ケンポウは国民のモノ?~外国籍住民の在留資格を切り口に~

●牧下 徳子(まきした のりこ)りら’S WIN
●札幌在住外国籍の方
日本の外国籍住民は200万人を超えています(外国人登録者数)。その人たちの権利は、なにによって、どんなふうに守られているのでしょう? 日本人男性と結婚した女性たちの在留資格を中心に、法と社会のあり方を考えます。

[社会・人権]「先住民族サミット」アイヌモシリ2008 プレ企画 グラスルーツで考える、アイヌ民族の権利とビジョン

●4月23日(水)開講 全5回 水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円) *このコースに限り、アイヌ民族の方は無料。
●協力:「先住民族サミット」アイヌモシリ2008実行委員会

7月に行なわれる「先住民族サミット」アイヌモシリ2008のプレ企画として、アイヌ民族の言語や土地、教育に関するアプローチや将来に向けてのビジョンを、実行委員会に関わる方々に紹介していただきます。先住民族の権利についての理解を深め、一緒にそのビジョンを練り上げていきましょう。

2008年4月23日(水)
先住民族サミット開催の意義とアイヌ民族のビジョン

●結城 幸司(ゆうき こうじ)アイヌアートプロジェクト代表
先住民族サミット実行委員会の事務局長である結城さんを迎え、先住民族サミット開催の意義とそこで提起したいアイヌ民族のビジョンについてお話していただきます。

2008年5月7日(水)
生きたアイヌ語の未来 
      
●木幡 カムイサニヒ ウタリ協会札幌支部教育副部長
世界中の先住民族にとってと同様、アイヌ民族にとって文化の源である言葉の復興は非常に大きな課題です。実行委員会世話人の木幡さんと共に、アイヌ語の未来について考えましょう。

2008年5月21日(水)
アイヌと和人との共生に向けて~大地を愛することを共有する~

●結城 幸司(ゆうき こうじ)アイヌアートプロジェクト代表
北海道の先住民族であるアイヌ民族と、現在の多数者である和人。その間には、簡単には拭えない差別・抑圧の歴史が横たわっています。そうした歴史から目を背けずに、「共に生きる」未来をつくりあげていくにはどうすればよいか、アイヌ民族からの提案をもとに共に考えましょう。

2008年6月4日(水)
環境・開発問題と先住民族の権利

●小野 有五(おの ゆうご)北海道大学大学院地球環境科学研究院教授
歯止めなき「開発」の影響により、地球環境の深刻な危機が叫ばれています。何世代先までも視野に入れた先住民族の知恵や精神に学びながら、先住民族の権利回復と持続可能な社会の実現について考えます。

2008年6月18日(水)
アイヌ民族の教育と子どもたちの未来

●島崎 直美(しまざき なおみ)札幌ウポポ保存会事務局長
未来をつくるのは子どもたち。実行委員会共同代表の島崎さんに、アイヌの女性の視点から子どもたちに対する教育についてのビジョンを語っていただきます。一緒に考えましょう。

[文化・芸術]作って食べよぅ!

●参加費:1回2,500円(材料費込み)*子どもの参加費は応相談
●お世話係:中島 圭子(なかじま けいこ)
美味しいものを食べるのが大好き! 一応、調理師の免許と介護食士3級も持っている。とにかく何でもやってみたがるが、実はけっこう面倒くさがり屋。

お金さえ出せばいつでもどこでもなんでも簡単に手に入るようになった今の世の中。一方では、「偽」とか「ごまかし」とかで、食の安全が脅かされています。本来は手間と時間がかかる食品を、季節感を感じながら作ってみましょう。一人だと大変かなと思うことも、皆で作れば楽しくて美味しく出来ますよ! 親子での参加も大歓迎です。試食やお持ち帰りもあります。

2008年6月21日(土)14:00~16:30
梅干し作り

昔ながらの梅干の作り方を紹介します。ちまたにある添加物がたくさん入って食べやすくて美味しい(?)梅干しとはひと味もふた味も違います。梅を使った料理と簡単な梅酒の作り方も教えます。良い塩梅(あんばい)に作れるでしょうか。
●会 場  札幌エルプラザ料理実習室(4F)
●参加費 2500円(材料費込み) 《子どもの参加費は応相談》
●定 員  20名(先着順)
●持ち物 エプロン・三角巾(バンダナ等)・梅干しを持って帰る入れ物
●調理例  いわしの梅煮 梅干しとアボガドの和え物 梅肉たれ 他
*申し込み締め切り 6月18日(水) 必ず事前にお申し込み下さい。

2008年8月9日(土)
豆腐作り

手作り豆腐と、副産物のおからも使って、大豆の恵みを全部いただきましょう。
●会場:札幌エルプラザ料理実習室
●時間:14:00~16:30
↓詳しくはこちら↓
http://www.sapporoyu.org/modules/sy_myevent/index.php?id_event=183

2008年11月1日(土)
漬物作り

最近は家庭の味が少なくなりましたね。手軽に出来る漬物作りに挑戦してみませんか?
●会場:札幌エルプラザ料理実習室
●時間:14:00~16:30

12月予定
味噌作り

自分で作った味噌が一番良いというところから、手前味噌という言葉が生まれたそうです。意外と簡単に作れます。長く熟成させると味が変わっていきます。
●会場:札幌エルプラザ料理実習室(予定) *決まり次第ご案内します。
●時間:14:00~16:30

3月上旬予定
水俣の甘夏尽くし

「毒ば食わされたもんは、他人さんに毒を食わせるわけにはいかん」といって水俣の人たちが無農薬で作っている甘夏みかんなどを使って、主食・副菜・デザートまで、南国の春を感じながら、海と山と人の恵みをいただきます。
●会場:札幌エルプラザ料理実習室(予定) *決まり次第ご案内します。
●時間:14:00~16:30

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室【昼のクラス】

●10月1日(水)より 受講生追加募集
 *時間・参加費・会場は下をご覧ください。

●5月7日(水)開講(08年5月~09年4月) 通年 毎週水曜13:00~15:00
 *5週ある月は、原則として第5週がお休みです。
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:5,000円/月
 *材料費は含みません。
 *月謝制ですが、09年4月までの継続受講が前提となります。
●講師:貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974年8月10日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌアートデザイン教室も今年で11年目を迎える事ができました。現在11名の受講生といつも楽しく、おだやかな時間を過ごしています。主に刺繍を中心とした作品を作っていますが、それぞれの個性を活かし、自由な発想で好きな欲しい物を作ることができます。是非、アイヌ模様の世界に触れてみて下さい。

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室【夜のクラス】

●10月1日(水)開講 
 全7回 水曜18:30~20:30
 10/1、10/29、11/26、12/24、1/28、2/25、3/25
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般12,000円 会員・学生10,000円
●講師:貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974年8月10日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

このたび、夜クラスを開始する事ができました。月に約一回というペースですが、アイヌ模様の書き方の基礎から刺繍作品制作まで楽しい雰囲気の中で異文化に触れてみて下さい。

[文化・芸術]「ハイサイ!ぼん太」の沖縄三線教室

●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:(各コース)10名、最少催行:5名。
●受講料:(各コース)一般15,000円  会員・学生12,000円
*三線は各自準備ください。
●講師:ハイサイ!ぼん太 (永田 竜也)
名護市東江出身。地元では青年会会長をつとめ、エイサーでは三線を担当。20年ほど前から札幌暮らし。現在は北32条会館などで三線教室を開催。作曲やライブ活動も行う。

沖縄と聞いて何をイメージしますか? 青い海に珊瑚礁、泡盛にゴーヤ、沖縄戦と基地という人もいるでしょう。沖縄の音楽のメロディーが浮かぶ人もいるかもしれません。この講座では、沖縄の音楽と、人々の暮らしにかかせない楽器・三線(さんしん)を習います。三線は三本弦の弦楽器で、胴体は蛇の皮、三味線よりすこし小ぶりです。三味線のルーツとなったといわれています。「唄三線」といって、歌いながら奏でるのが普通です。いま人気の島唄ポップスをみなでたのしく練習しましょう。ぼん太先生のウチナンチュならではのトークも楽しみです。

初級コース(Ⅱ)・夜

●1クール 10回/毎週木曜20:15~21:15
*詳しい日程は「遊」にお問合せください。
三線を少し習ったことがあって、クンクンシーを読める人を対象にしています。

初級コース(Ⅰ)・夜

●1クール 全10回 隔週木曜19:00~20:00
詳しい日程は「遊」にお問合せください。
三線を少し習ったことがあって、クンクンシーを読める人を対象にしています。

中級コース・夕方

●1クール 全10回 毎週月曜16:00~17:00
*2009年3月2日はお休みです。詳しい日程は「遊」にお問合せください。
線を少し習ったことがあって何曲か演奏できる方。さらにグレードをあげて、BEGIN・ネーネーズ・エイサー等、幅広い曲の演奏を目指します。

[文化・芸術]しょっちゃんのトンコリ教室

●2009年1月7日(水)開講 全5回
 隔週水曜18:30~20:30
●参加費:一般8,000円 会員・学生6,400円(トンコリ貸出し料含む)
*トンコリご持参の方は、1,000円割引いたします。
●定員:10名
●練習曲(予定):伝統曲~イケレソッテ、トーキトランラン、オリジナル曲~春夏秋冬 など
*調弦器をお持ちの方はご持参願います。
●講師:福本 昌二(ふくもと しょうじ)
1970年、札幌生まれ。アイヌアートプロジェクトのメンバーでトンコリクル(トンコリ奏者)。全道トンコリ大会で3年連続最優秀賞を受賞。

トンコリは樺太アイヌに古くから伝わる弦楽器です。最近では、アイヌ民族を代表する楽器のひとつとして、愛好家も増えてきています。この講座では、アイヌアートプロジェクトのメンバーでトンコリクル(トンコリ奏者)である福本昌二さんの指導で、トンコリの演奏法を学びます。3~4曲程度をマスターすることを目標にします。

2009年1月7日(水)
トンコリという楽器について/模範演奏/調弦の仕方/楽曲練習

2009年1月21日(水)
模範演奏/楽曲練習

2009年2月4日(水)
演奏のビデオ視聴/楽曲練習

2009年3月4日(水)
模範演奏/楽曲練習(発表準備)

2009年3月18日(水)
演奏の披露(発表会)

[文化・芸術]レッツ!詩吟教室~日本の伝統芸能を学び創作しよう!~

●10月23日(木)開講  全10回 木曜18:30~20:00
 10/23、11/6、11/20、12/4、12/18、1/8、1/22、2/5、2/19、3/5
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●最少催行:5名
●受講料 一般7,000円 、会員・学生5,000円
   (単発 一般1,000円、学生・会員800円)
●講師:北市 千岳(きたいち せんがく)
日本詩吟学院岳風会北海道本部札幌支部所属。千岳会担当師範。吟歴30年10段。少年部を育てて15年。現在会員50名。詩吟には心の豊かさと心の安らぎがあります。

詩吟は漢詩、和歌などを独特の節回し(レ、ソ抜き音階)で吟ずる(歌う)江戸時代から始まる日本の伝統芸能です。身一つで表現出来る詩吟は世界で通じる絶好のコミュニケーションです。この講座では詩吟の文化、歴史の学習、複式呼吸による発声方法で漢詩、和歌を吟じ、最後は自分の想いを詩にして吟じましょう! 大きな声を出すことは健康にも良くストレス解消にもなります。これを機会に日本の伝統芸能を楽しく学んでみませんか?

[文化・芸術]チネマ☆ゆうの上映会

●4月25日(金)より 隔月19:00~
 4/25(金)、6/26(木)、8/28(木)、
 *秋以降の開催日程は改めてご案内いたします。
●会場:さっぽろ自由学校「遊」   
●参加費:300円/回 *茶菓付
さっぽろ自由学校「遊」の会員どうしが、映画を観て語り合うという 集まりです。映画を観た感想は、人によってちがうから面白いのだと思います。会員ならどなたでも参加できます。茶菓子をいただきながら、 気楽に楽しみませんか。

[文化・芸術]「ハイサイ!ぼん太」の沖縄三線教室【7月開講コース】

●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:(各コース)10名、最少催行:5名
 *開講後の申し込みにも相談に応じます。お気軽にご連絡ください。
●受講料:(各コース)一般15,000円、会員・学生12,000円
→以下の日程で、講座見学も可能です。希望される方は事前にご連絡ください。
  【入門】7月3日、7月10日、7月17日
  【初級】7月3日、7月10日、7月17日
  【中級】6月30日、7月7日、7月14日
●講師:ハイサイ!ぼん太 (永田 竜也)
名護市東江出身。地元では青年会会長をつとめ、エイサーでは三線を担当。20年ほど前から札幌暮らし。現在は北32条会館で三線教室を開催。作曲やライブ活動も行う。

沖縄と聞いて何をイメージしますか? 青い海に珊瑚礁、泡盛にゴーヤ、沖縄戦と基地という人もいるでしょう。沖縄の音楽のメロディーが浮かぶ人もいるかもしれません。この講座では、沖縄の音楽と、人々の暮らしにかかせない楽器・三線(さんしん)を習います。三線は三本弦の弦楽器で、胴体は蛇の皮、三味線よりすこし小ぶりです。三味線のルーツとなったといわれています。「唄三線」といって、歌いながら奏でるのが普通です。いま人気の島唄ポップスをみなでたのしく練習しましょう。ぼん太先生のウチナンチュならではのトークも楽しみです。

[からだ]健康不安社会を再考する

●2009年1月6日(火)開講 全6回 隔週火曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●コーディネーター:井上 芳保(いのうえ よしやす)

健康増進法によって「健康」が義務化され、「健康」が一種の強迫観念のようになった社会を我々は生きています。メタボリック症候群や禁煙に関する言説が目立ち、肥満やタバコは必要以上に悪玉にされています。他方、医療の肥大化によって我々の健康が逆に危うくなる事態も生じています。健康と食生活をめぐる不安の広がり、そして我々自身の「健康への意志」の高まりについて社会科学的視点から再検討してみようと思います。

2009年1月6日(火)
いま、なぜ健康不安の広がりと「健康への意志」を問うのか

●井上 芳保(いのうえ よしやす)札幌学院大学社会情報学部教授
●熊谷 みどり(くまがい みどり)みどり内科クリニック院長
メタボ検診の腹囲計測では多くの人が該当するよう「異常値」が設定され、「異常」の発見は新たな医療機会を創出しています。健康不安の広がりを社会学者と医師の二人が問い直してみます。

2009年1月20日(火)
健康増進法と『近代』~市民革命未経験の日本における危うさ

●清水 雅彦(しみず まさひこ)札幌学院大学法学部教授
健康増進法には、個人の生き方に口を出すナチス的発想、近代市民革命で確立された公私区分論や公権力による私的領域への非介入を否定しかねない側面が備わっています。それらを批判的に検討します。

2009年2月3日(火)
スポーツクラブにおける「健康」戦略

●竹中 健(たけなか けん)北海道大学大学院文学研究科博士課程
札幌市内の某大手スポーツクラブの調査事例を通して行政と企業の相互供与関係、利用者たちによるクラブの戦略の受け止め方、自己の「健康」の意味づけ方を検討します。

2009年2月17日(火)
「健康」という語から辿る日本近代史~江戸期と明治期以降の比較などから~

●北澤 一利(きたざわ かずとし)北海道教育大学釧路校准教授
「健康」という語の歴史を辿って近代日本の軍事政策、教育政策との関連を検討してみます。明治期に確立された「健康」と江戸期の「養生」との比較考察も重要になります。

2009年3月3日(火)
管理栄養士にとってのメタボ健診と現代の「食」

●梶原 公子(かじわら きみこ)元高校家庭科教員、日本社会臨床学会運営委員
メタボ健診で管理栄養士は該当者の保健指導に当たりますが、実施方法は不透明なままで、多くの問題があります。併せて管理栄養士が現代の「食」に対してどんな役割を果たすのかも検討します。

2009年3月17日(火)
健康不安社会におけるメディアとリスク

●柄本 三代子(えのもと みよこ)東京国際大学人間社会学部専任講師
未来に起こるか否か不明で不確実な部分が必ず残るリスク。しかし現代社会ではそのリスクへの配慮が求められています。マスメディアの健康リスクの報じ方を検討します。

[からだ]ヨーガ・セラピー

●5月8日(木)毎週木曜13:00~14:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:10名
●受講料:5,000円/月
●講師:高木 史子(たかぎ ちかこ)
ヨーガを始めて24年。身体のこと、心のこと、あらゆることのバランスをヨーガによって整えてきました。現在、日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士、インド中央政府公認ヨーガ・セラピスト養成講座終了。
http://yogatherapy.jp/

呼吸をゆっくりとさせる。各種の筋肉をリラックスさせる。心の働きを静める。ヨーガは長い伝統の中でこれらの最良の方法と智慧を現代に伝えています。ヨーガ・セラピーは多くの病気の原因といわれるストレスからの影響を弱め、心身共に強く健康になる治癒力を内部からわき上がらせます。

*アーサナ(ヨーガの体操)、プラーナヤーマ(呼吸法)、メディテーション(瞑想法)、リラゼーション、などを、それぞれの方の心身の状態に合わせて行います。老若男女問いません。お気軽にご参加下さい。
*身体を締めつけない服装でご参加下さい。
*バスタオル・ヨガマットなどをご自由にお持ち下さい。

[ゼミ・学習会]~花さんの読書ゼミ~ 西洋哲学の古典を読む

●10月17日(金)より 受講生追加募集
 10/17、11/21、12/19、1/23、2/20
●受講料(5回分):一般7,500円、会員・学生6,000円
 *時間・会場は下をご覧ください。

●5月23日(金)開講 全10回 月1回金曜18:30~20:30
 5/23、6/20、7/18、8/29、9/19、10/17、11/21、12/19、1/23、2/20
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般15,000円 会員・学生12,000円
●チューター:花崎 皋平(はなざき こうへい)
76歳。著述業(哲学、社会思想)。著書に『ピープルの思想を紡ぐ』(七つ森書館)、『<共生>への触発』(みすず書房)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)、『静かな大地』(岩波書店)など。

この読書ゼミでは、ひとりでは読みにくい古典を皆でああだこうだと意見を述べ合いながら読んでいくことで自分たちにひきつけていきたいと思います。今年度は、カント、デカルトなど著名な哲学者による比較的読みやすい著作を皆で読んでいきます。報告者を決めて、区切りごとに内容を報告しあうスタイルで進めます。

●読む本
カント『永遠平和のために』(池内紀訳、集英社)を最初に、その後デカルト『方法序説』(岩波文庫)などを、受講者に希望を聞きながら決めます。

[ゼミ・学習会]子どもの権利学習会

●9月6日(土)より 10:00~12:00
 9/6、10/4、11/1、12/6、1/10、2/14、3/7
 *現地へ出向く「飛ぶ教室」が入るなど、開催日が変更になることもあります。通信やHP等でご確認下さい。
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●会費:500円/回

月に1度、土曜日の午前中2時間、「子どもの権利」に関わる読書会をしたり、人を招いてお話を聴いたりした後、話し合いの時間を設けています。時には子育てに悩む保護者の方が参加したり、オトナになった当事者が話してくれたりしています。最近は、「子どもの権利条例」についての学習もしています。2008年度後半は、この学習会の立上げ当初に戻って『学校の壁』(前田功・千恵子著:教育資料出版会)の読書会を予定しています。

[ツアー]「先住民族サミット」アイヌモシリ2008に参加しよう!ツアー

7月1日(火)~4日(金)
3泊4日(平取町2泊、札幌1泊)
札幌発着。札幌宿泊はオプション料金となります。

●参加料金:20,000円(予定)
 *札幌からの往復交通費(貸切バス)、平取2泊分宿泊・朝  食代、保険料等を含みます。
 *昼食代、交流会参加費等は各自でご負担願います。
 *千歳空港発着をご希望の方はその旨お知らせください。
●募集人数:30名
●協力:「先住民族サミット」アイヌモシリ2008実行委員会

今年7月に洞爺湖で開催が予定されているG8サミットの開催時期にあわせ、世界の先住民族とともに、先住民族の権利回復について話し合う「先住民族サミット」アイヌモシリ2008が開催されます。この会議では、先住民族の権利回復に関心を持つ者であれば、一緒に話し合い、交流することができます。「遊」では、この会議に参加するツアーを企画します。先住民族サミットに参加し、共に新たな時代をつくりだしていきましょう。

主な行程(予定)
7月1日(火)
 9:00 札幌大通発、バスで平取町へ。
 12:30 開会式:基調講演、各国先住民族からの提言など
 18:30 夕食・交流会    (会場:平取中央公民館)
 宿泊:平取民宿チセ(予定)
7月2日(水)
 9:30 分科会参加
     A.環境(平取中央公民館)
     B.権利回復(沙流川歴史館)
     C.教育・言語(萱野茂二風谷アイヌ資料館)
 17:00 全体会
 19:00 夕食・交流会    (会場:平取中央公民館)
 宿泊:平取民宿チセ(予定)
7月3日(木)
 9:00 フィールドワーク
     A.二風谷ダムと平取ダム 
     B.アイヌ語の復活に向けて
 12:30 平取町からバスでサッポロピリカコタン(札幌市     小金湯)に移動
 15:30 カムイノミ
     ウタリ協会札幌支部との交流会
 会場:サッポロピリカコタン
 18:00 夕食・交流会
 終了後、バスで札幌市街へ移動
 *札幌宿泊(オプション)
7月4日(金)
13:30 全体会
14:00 講演・各国先住民族からの提言
18:00 先住民族フェスティバル
会場:札幌コンベンションセンター特別会議場
先住民族サミットの詳細につきましては、下記HPを参照ください。(上記予定は変更になる場合があります)
http://www.ainumosir2008.com/

[ツアー]先住民族サミット参加者と行く シレトコ(知床)・アカン(阿寒)先住民族エコツアー

7月7日(月)~9日(水)2泊3日 札幌発着

●参加料金:35,000円(予定)
*札幌からの往復交通費(貸切バス)、2泊分宿泊・食費(朝・夕)、エコツアー・イベント参加費、保険料等を含みます。
●募集定員:20名
●協力:シレトコ先住民族エコツーリズム研究会(SIPETRU)

【ツアーガイド】
結城幸司、石井ポンペ、早坂雅智、小野有五、秋辺日出男ほか
【参加予定の海外先住民族】
マオリ、アボリジニ、サーミ、プエブロ、チェロキー、ハワイ先住民族、台湾原住民族ほか

ユネスコ世界自然遺産に登録されたシレトコ(知床)では、アイヌ民族の新たな試みとして、先住民族エコツアーが行われています。今回のツアーでは、先住民族サミットに参加した海外ゲストの方々とともに、シレトコ(知床)およびアカン(阿寒)においてアイヌ民族が自らの歴史や自然観、文化などを紹介するエコツアーを体験します。同時に、アイヌ民族や海外先住民族の方々との文化交流も予定しています。

主な行程(予定)
7月7日(月)
 8:00 札幌発。知床へバス移動。
    (途中、昼食休憩)
 16:00 知床・ウトロ着
     夕食・風呂
 夜、焚き火を囲んで文化交流
 宿泊:温泉民宿旅館「酋長の家」
7月8日(火)
  9:00 知床でのアイヌ・エコツアー(チャシコツ岬)
  イタオマチプ(アイヌ民族の板綴り船)づくり等
 12:30 昼食
 13:30 知床発、阿寒へバス移動。
 17:00 阿寒着。夕食・温泉入浴。
 20:00 交流会(タイマツ行列、踊りなど)
宿泊:阿寒ビューホテル
7月9日(水)
  9:00  阿寒でのアイヌ・エコツアー
 11:00  阿寒発、札幌へ。
 18:00頃 札幌着、解散。
*上記の予定は変更になる場合がありますのでご了承ください。

[市民自治]調べてみよう!さっぽろの台所事情

●5月13日(火)開講 全7回 火曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般7,000円  会員・学生5,600円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

札幌市の2008年度一般会計、歳出は7762億円。そのお金、出所は市民税など自主財源が57%、種々の名目で国から交付されるものが37%、そして借金が6%(1月31日札幌市発表)。これとは別に上下水道・地下鉄・病院などで6千億以上のお金が動き、さらに06年度末の借金(市債)残高が2兆1千億円(市民一人当たり113万円)あるという。これがまぎれもない「さっぽろの台所」。とてつもない金額だと手をこまねいてはいられない。暮らしの身近なところに切り口を見つけ、調査をしながら、「皆で負担して支えあう」自治体財政のありかたを探ってみませんか。

2008年5月13日(火)
オリエンテーション~「さっぽろのおサイフ」を覗いてみよう~

●石田 英人(いしだ ひでと)NPO法人がるだする
自治体のおカネは一体どうなっているのでしょうか? 市民による予算書の読み方手引書づくりをしてきた苫小牧市の経験に学びながら、札幌市発行の小冊子「さっぽろのおサイフ」を読みときます。

2008年5月27日(火)
自治体財政と住民参加

●片山 健也(かたやま けんや)ニセコ町会計管理者
自治体財政に住民自身が参加することの意義と可能性について、全国に先駆け住民のための丁寧な予算説明書「もっと知りたい今年の仕事」を発行配布しているニセコ町の事例を踏まえながら考えます。

2008年6月10日(火)
地方財政と国の財政の関係

●辻道 雅宣(つじみち まさのぶ)北海道地方自治研究所
国から交付されるお金は、どのような仕組みで決まりそして自治体に届くのか、それが地方自治のあり方にどう関わっているのか、財源を通して国と地方自治体の関係を考えます。

2008年6月24日(火)
私たちの疑問

●吉田 博(よしだ ひろし)札幌大学非常勤講師
●ファシリテーター:宮内 泰介(みやうち たいすけ) 北海道大学教員・環境社会学
いよいよ調査の開始です。札幌市の予算編成や決算の報告を広報などで見ながら、札幌の財政に関する疑問点や気になる点を探し出し、話し合いましょう。調べ方についても話しあいます。

2008年7月15日(火)
「札幌市の財政白書」づくりから見えてきたこと

●さっぽろの「おサイフ」を知る会 2006年2月、地下遊歩道建設の凍結を陳情したことをきっかけに発足する。
政令指定都市としては初めての市民による財政白書が3月に発行されました。白書づくりに取り組み、まとめ上げた経験から見えてきた「さっぽろのおサイフ」について話していただきます。

2008年8月5日(火)
「私たちの疑問」をもとに~札幌市出前講座編~

●札幌市出前講座講師
何が分からないかが分かることが大きな一歩です。「私たちの疑問」調査の中間報告を兼ねて、調査の過程で出てきた聞きたいことのあれこれを行政担当者に質問します。

2008年9月9日(火)
「私たちの疑問」のまとめと報告

●ファシリテーター:宮内 泰介(みやうち たいすけ) 北海道大学教員・環境社会学
参加者による調査報告会です。実際に調査してみることによって分かったこと、見えてきたことを交流しあいましょう。

[ワークショップ]裁判員に選ばれたら!?~法律の素人は如何にしてその任務を果たすか~

●5月20日(火)開講 全7回 火曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●進行・ファシリテーター:寿田 建(すだ けん)
1954年生。NPOファーストエイド代表・フリーライター・古本屋店主。
*札幌弁護士会の協力により、現役弁護士の方にゲスト講師として来ていただきます。

来年5月から始まる裁判員制度。この講座の目的は、①裁判員の任務、②必要な能力・作法、③能力を身につける方法、を探ることにあります。講義は最小限として、ワークショップの手法を用います。毎回2~3のプログラムに従い、参加者が協働で作業・議論を行ない、考えていくことで答えを自らが見つけていきます。対象はすべての方々。裁判員同様、法律を知っている必要はありません。

2008年5月20日(火)
オリエンテーション~基礎1 裁判員制度

●ゲスト:亀田 成春(かめだ しげはる)弁護士
・<講義>裁判員制度について
・賛成論・反対論の整理
・最も重大な対立点
裁判員制度導入の目的を考えてみる

2008年6月3日(火)
基礎2 誤判の原因

●ゲスト:大賀 浩一(おおが こういち)弁護士
・<講義>自白の評価と偏見
・ケースを素材に数量化
・結果的に冤罪でも、誤判ではないケース
法律の素人ができることは何だろう?

2008年6月17日(火)
基礎3 事実認定と立証

●ゲスト:岸田 洋輔(きしだ ようすけ)弁護士
・<講義>刑事手続の流れ
・ケーススタディ 事実は立証されている?
・日常生活と事実認定
事実認定をイメージとしてとらえる

2008年7月1日(火)
基礎4 立証責任

●ゲスト:坂口 唯彦(さかぐち ただひこ)弁護士
・<講義>立証の程度
・疑わしきは被告人の利益に
・確からしさには程度がある
裁判員がする仕事、必要な能力

2008年7月29日(火)
応用1 合議でなされるこ

・「合議」の基本はコミュニケーション
・「合議」がうまくいくための前提~「合議の作法」を考えよう
制度の成否は充分な議論が行なわれるか、にかかっている。

2008年8月19日(火)
応用2 模擬合議

●ゲスト:大賀 浩一(おおが こういち)弁護士
・ケースを素材にして「合議」
・合議の作法を応用
・専門家の権威に負けないためには
合議をしてみての気づき、新たな疑問を出します。

2008年9月16日(火)
ふりかえり~私の裁判員制度

・講座を受けて気づいたこと~ブレインストーミング
・制度成功の条件とは
・国・社会・私ができること~政策提言
今後しなければならないことを考えてみます。

[歴史・思想]市民の学問、民の思想~人物を通じてみる現代社会~

●7月23日(水)開講 全5回 水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」 *③公開講演会のみ別会場で行います。
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

1960年代以降、アカデミズムの枠を超えて、市民・民衆の視点からその考えを練り上げ、また行動をしてきた時代の先駆者たち。その思想や実践は、現在の私たちの考え方や活動にも大きな影響を与えています。こうした人物の歩みををたどりながら、私たちが生きる今日の社会の抱える問題と、今後に向けての課題を一緒に考えてみたいと思います。

2008年7月23日(水)
鶴見良行と足で歩く東南アジア

●宮内 泰介(みやうち たいすけ)北海道大学教員・環境社会学
1970年代以降、日本と東南アジアとの経済的なつながりが深くなる中、鶴見良行さん(1926-1994)は、東南アジアを徹底して歩き、そこで暮らす人々の視線から、私たちの社会のあり方を問いました。

2008年8月6日(水)
松井やよりとアジア・女性・人権

●本田 雅和(ほんだ まさかず)*交渉中 朝日新聞夕張支局長
ジャーナリストとして鋭い切り口の記事で世論を喚起するとともに、市民活動家として女性運動やアジアとの連帯運動に携わってきた松井やよりさん(1934-2002)の歩んできた軌跡を辿ります。

2008年8月30日(土)17:30開場 18:00開演 於:北海道クリスチャンセンター
新しい時代を生きよ 小田実さんの人生の同行者、玄順恵さんを迎えて

●玄 順恵(ヒョン スンヒェ)画家・小田実さんの人生の同行者
市民運動の先駆けともいえる「べ平連」運動など、市民の立場に徹した実践と言論を展開してきた小田実さん(1932-2007)。パートナーである玄順恵さんに、小田実さんと共に歩んできた人生について語っていただきます。

2008年9月3日(水)
高木仁三郎と市民科学

●小野 有五(おの ゆうご)北海道大学大学院地球環境科学研究院教授
原発反対運動や科学技術批判を通じて、高木仁三郎さん(1938-2000)が「市民科学者」となっていった過程をたどり、現代における市民科学のありかたについて考えてみたいと思います。

2008年9月17日(水)
宇井純と反公害自主講座運動、水俣病

●宮内 泰介(みやうち たいすけ)北海道大学教員・環境社会学
1960年代、公害問題の広がりの中、衛生工学を専門とした宇井純さん(1932-2006)は、住民の視線から公害を告発し、各地の公害反対運動に大きな影響を与えました。

[反貧困]反貧困プロジェクト それってカニコーじゃん!! ~今、私たちのストーリーをつくろう~

●10月24日(金)開講 全5回(+フィールドワーク) 金曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円
  (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円) *フィールドワークは各日別途1,000円

タイトルは「その話って『蟹工船』(小林多喜二著)みたいじゃん!!」という意味。《オホーツク海でカニを採り缶詰に加工する巨大な工場船で、ドレイのように働かされ使い捨てられていた労働者が団結し、雇う側代表の監督と闘う》という1929年発表のストーリーを、現代の不安定な労働を強いられている人たちが「自らの物語」として愛読している現実。このことが、「ワーキングプア」の温床となっている日雇い派遣や製造業の派遣請負で次々と労働組合が結成され、交渉で成果を挙げている現実ともつながっているとしたら…。話題の「カニコー」をダシにして、現在私たちが働く環境を良くする知恵を学び、勇気を得ることを目標に掲げた(?!)講座です。

【フィールドワーク】
多喜二の足跡を求めて、小樽を歩こう

●道先案内人:小笠原 寛行(おがさわら ひろゆき)
札幌大学生協職員。2005年冬、2006年夏にノーマフィールドさんを交え、小樽市内でフィールドワークを実施。
●10月12日(日)、11月9日(日)
 *どちらか1日のみの参加も可。要事前申込み)
●集合:JR小樽駅前/10:00
 *詳細は追ってお知らせします。
●参加費:各日1,000円(資料代含む)
 *交通費・昼食代は実費負担となります。

2008年10月24日(金)
声をあげ、「ダンケツ」すれば変えられる、(ウォー)!

●ゲスト:福祉関係元臨時職員の方
残業手当未払い分の支払い交渉をした体験を伺い、働く状況を変えていくために重要なことを考えます。他に労働組合を結成したアルバイト勤務の方のお話も予定。

2008年11月28日(金)
ウチらの働くカンキョー、どーよ?

●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論
雇用の不安定さ、仕事のしんどさ、賃金・処遇の低さ…。「反貧困全国キャラバン」に参加した若者など数名の方に「職場の実態」を話してもらい、その背景を川村さんに解説していただきます。

2008年12月26日(金)
映画で「カニコー」を観たい!!
映画「蟹工船」(監督:山村聡,1953年)の主要部分を観ます。時代背景の解説をもとに映像を見て、感想を出し合いましょう。

2009年1月30日(金)
「カニコー」から見えてくるもの

●荻野 富士夫(おぎの ふじお)小樽商科大学・日本近現代史
社会構造(この世のからくり)を、読み手の感情と行動を促すよう工夫した形で描いた多喜二。彼が小説にこめた思いをお話しいただきます。

2009年2月27日(金)
私たちは「カニコー」をこう読んだ

●ゲスト:小林多喜二「蟹工船」エッセーコンテスト入賞者(予定)
今の時代「なぜ団結が進まないのか」「団結による解決が難しければ、どうしたらよいのか」深く考えたエッセイを書かれた方を迎え、閉そくした状況を切り開く方法を探ります。

[反貧困]反貧困プロジェクト つくられる貧困

●8月20日(水)開講 全7回 水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」ほか 
 *⑤のみ別会場で開催予定です。
●受講料:一般7,000円 会員・学生5,600円 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
 *⑤の単発参加費は一般の方も1,000円です。

単なる格差の拡大にとどまらない、まぎれもない「貧困」が広がっています。なぜ非正規・不安定な働き口しかないのか、なぜ一生懸命働いても生活が安定しないのか、なぜ風邪や誰にでも起こりうる些細なアクシデントで、生活が破綻してしまうのか…。生存を脅かす貧困がつくり出される構造を解体し、人間らしく生きることを取り戻すことをめざして、労働や経済のあり方、社会的な生存保障、使えるセーフティネットを考えます。
*夜回りや炊き出しに参加させていただくなどの現場体験を予定しています。

2008年8月20日(水)
広がる貧困~札幌の野宿者の現状~

●中西 将人(なかにし まさと)北海道の労働と福祉を考える会
冬の寒さが厳しい札幌にもホームレスの人たちがいます。調査や夜回り、炊き出しなどのホームレス支援活動から見える貧困の実態をお聞きし、貧困をめぐるさまざまな問題を考えます。

2008年9月10日(水)
広がる貧困と貧困ビジネス~サラ金問題を中心に~

●市川 利美(いちかわ としみ)弁護士法人 市川守弘法律事務所スタッフ
多重債務が社会的な問題になる一方で、サラ金各社は空前の利益を上げています。具体的な事例に触れながら、貧困者を食いものにする貧困ビジネスの象徴ともいえるサラ金問題を考えます。

2008年9月24日(水)
市場経済の変化~グローバル化~

●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論
グローバライゼーションのもとで進められてきた規制緩和、公共部門の民営化は、私たちに何をもたらし、どんな社会をつくろうとしているのか、暮らしを覆う構造を検証します。

2008年10月8日(水)
労働法制の規制緩和~労働基準法、労働者派遣法、労働契約法など~

●鈴木 一(すずき はじめ)札幌地域労組書記長
今や非正規雇用者は、全労働者の1/3にも達すると言われています。こうした不安定な労働者を生み出した労働法制の規制緩和の実態と、それに抗することを全くしなかった労働運動の問題点を考えます。

2008年10月22日(水)【公開講演会】
自立を支えるビジネス~ビッグイシュー~

●佐野 章二(さの しょうじ)(有)ビッグイシュー日本代表
ホームレスしか売れない雑誌『ビッグイシュー』は、昨年9月から札幌でも販売が始まりました。ホームレスをビジネスパートナーとする社会的企業の可能性と課題をお話しいただきます。
*会場が決まり次第ご案内いたします。

2008年11月5日(水)
ナショナルミニマムとセーフティネット~生存権の保障~

●木下 武徳(きのした たけのり)北星学園大学社会福祉学部、北海道の労働と福祉を考える会代表
憲法25条に保障された生存権とは何か、それは具体的なシステムとしてどのようなものでなければならないのか、また、関心が高まっているベーシックインカムなどについて議論します。

2008年11月19日(水)
政策提言と私たちにできること

●アドバイザー:木下 武徳(きのした たけのり)北星学園大学社会福祉学部、北海道の労働と福祉を考える会代表
現代の貧困は社会的排除をもたらします。こうした貧困の構造を変え、人間らしく生きるために、私たちに何ができるのでしょうか。公的責任のあり方と私たち市民の支えあいの可能性を探ります。

[反貧困]反貧困プロジェクト「札幌のホームレスを知る」調査

●5月9日(金)より 全体会11回(18:30~20:30)+調査(随時)
 *日程は変更になる場合があります。
●会場:さっぽろ自由学校「遊」ほか
●協力:北海道の労働と福祉を考える会
野宿者の方に近況や体調をたずねる夜回り、生活支援物資の配付、炊き出し、生活保護を望む野宿者と区役所に行く保護同伴などを通じて、ホームレスの自立支援をするボランティア団体です。
( http://roufuku.org/ )

日本のホームレス人口は1万9千人(2007年厚労省調査)。札幌でも100人を超える人たちが路上生活をしています。非正規雇用者が増加し、格差が拡がる今、ホームレスという状態は他人事とはいえません。そもそも経済大国といわれた日本になぜホームレスがいるのでしょう? どんなふうに暮らしていて、なにを望んでいるのでしょう? 札幌で暮らすホームレスの人たちを自分自身の目と耳と足を使って知り、関わる中で、貧困をめぐる問題を考え、支えあって生きられる社会を模索しましょう。

●対象者:1年を通じて関わってくれる方
・格差があるのはおかしい、その実態と理由を自分の目・耳・足で調べて知って、解決策を模索したいと願う人
・ホームレス支援活動に携わってみたいと思う人や、いま支援してる人
・自分自身がいまホームレスだったり、これからホームレスになる可能性がある、と思う人

●進め方:
まず最初に、ホームレス支援に携わる方にお話を聞きます。その後、炊き出しや夜回りなどの支援活動に実際に参加してみます。同時に既存の調査や調査方法について学び、自分たちで資料や文献にあたりながら現状を探ります。その後、行政や支援者、当事者の方々への聞き取りを試みます。

2008年5月9日(金)
オリエンテーション&学習会~ホームレスの実態に触れる~

●北海道の労働と福祉を考える会

2008年6月13日(金)
なぜ調査するのか~調査事例に学ぶ~

●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論

2008年7月11日(金)
どうやって調査するのか(1)~調査手法を学ぶ~

●宮内 泰介(みやうち たいすけ)北海道大学教員・環境社会学

2008年8月1日(金)
どうやって調査するのか(2)~調査内容の検討~

2008年9月12日(金)、10/10(金)、11/14(金)、12/12(金)、1/16(金)
調査内容の共有、学習会

調査内容の中間報告会の開催予定です

2009年2月13日(金)
調査のまとめ

2009年3月13日(金)
調査発表会

[G8]さよならG8 ~サミットが終わり/ここからの始まり~

●9月30日(火)開講 全3回 
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般3,000円 会員・学生2,400円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

北海道にG8サミットがやってきました。その機会に合わせて、さまざまな目的や関心を持つ市民が新しい繋がりを作り出し、共同の活動をしました。わたしたちはサミットから/市民の取り組みから何を得て、それをどのように今後に繋げていくことができるのでしょうか。サミットに対してそれぞれの関わりをした方々からお話を聞き、今後の課題や可能性を考えてみましょう。

2008年9月30日(火)18:30~20:30
G8サミットを検証する~主要国首脳会議と市民が作るオルタナティブ~

●越田 清和(こしだ きよかず)さっぽろ自由学校「遊」理事
主要国のリーダー達は世界が今抱える問題に対してどんな解決策を提示し、人びとをどこへ導こうとしているのでしょうか。北海道からの視点で世界の問題を考えます。

2008年10月14日(火)18:30~20:30
ある農業者からの提案~もうひとつの世界への道筋は如何に~

●笠井 一朗(かさい いちろう)壮瞥町在住・自給自活的農業者
洞爺湖に近い壮瞥町内業者の悲喜こもごも、私も体験しました。さて、G8体制が強化されるのか、反G8体制が生まれいずるのか。オルタな世界は、かくありなん。

2008年11月3日(月)14:00~17:00
自主管理キャンプと祝祭的デモ~サミットに対抗する新しい表現空間の可能性~

●小田 マサノリ(おだ まさのり)文化人類学者、元現代美術家
●当別キャンプのスタッフ
サミットに抗議を示す人びとが国内外から大勢やってきました。海外で始まったこのような新しい運動の特徴を解説し、共に過ごした経験をわかちあいます。

[G8]メディア × アート× アクティビズム~洞爺湖G8サミットを巡る記憶の集合~

●10月11日(土)開講 全4回

今夏のG8サミットでは、メインストリームとは異なった視点から情報を発信するオルタナティブメディア、市民メディアが国内外から北海道に集い、映像、文字、音声による独自報道を行ない、国内外に一定の存在感を示した。その記憶、経験をもとに、今後の札幌、日本、東アジアにおけるメディア・アクティビズムの可能性を考察する。

2008年10月11日(土)15:00~ インスタレーション、18:00~ トークセッション
洞爺湖G8をめぐる映像と音、あるいは集合的創造の過程
●平沢 剛(ひらさわ ごう) 明治学院大学非常勤講師/映画研究者
●櫻田 和也(さくらだ かずや) japan.indymedia.org
●土屋 豊(つちや ゆたか) Video act!/ドキュメンタリー作家
●会場:ATTIC(札幌市中央区南3西6長栄ビル4F)
●参加費:一般1,500 円(学生1,000円)
*食べ物、飲み物の販売もあります。
7月5日の世界同時行動のビデオ・インスタレーション(展示)とトークセッション。オルタ・グローバリゼーション運動において大きな役割を担いつつあるデジタルメディアの発展、新しい映像における表現の可能性、批評性とは何かについて、札幌のメディア・アクティビズムの方向性も含め、議論していきたい。

2008年10月18日(土)19:00~21:00
社会運動の中の独立(市民)メディアの意義

●西城戸 誠(にしきど まこと)法政大学教員/環境社会学
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●参加費:一般1,500円(会員・学生1,000円)
研究者、実践者の視点で、G8サミットにおけるメディア活動を振り返る。独立(市民)メディアの世界的潮流を知り、地方都市札幌における運動の文脈で、その意義を考える。

2008年10月25日(土)19:00~21:00
「市民メディアセンター」の展望と課題

●阿部 幸弘(あべ ゆきひろ) ATTIC代表
●木村 静(きむら しずか) さっぽろ村コミュニティ工房理事
●玄 武岩(ひょん むあん) 北海道大学メディアコミュニケーション研究院教員
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●参加費:一般1,500円(会員・学生1,000円)
G8サミット期間中、札幌市内3ヶ所に「市民メディアセンター」が設置された。各センターの運営を振り返りながら、今後の札幌における独立(市民)メディア活動の展望と課題を議論する。

2008年11月1日(土)21:00~翌朝
イルコモンズ・トラベリング・メディアフェス(仮)

●イルコモンズ  文化人類学者/元現代美術家
●会場:ATTIC(札幌市中央区南3西6長栄ビル4F)
●参加費:500円(会場代)+ドネーション(寄付制)
*食べ物、飲み物の販売があります。
弾圧により、G8サミット期間中「札幌セントラルホテル」で過ごしたイルコモンズ。秋の札幌で、DJ、ビデオプロモーションなどを行ない、メディアアクティビズムを語り、騒ぐ。

[G8]G8がやってくる~貧困・開発編~

●5月16日(金)開講 18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」ほか *①のみ、「かでる2・7」で開催します。
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円) *①の単発参加費は一般の方も1,000円です。

先進国が世界経済について議論する場として、1975年にスタートしたサミットでは、貿易の自由化や規制緩和などに加え、途上国の貧困、持続可能な開発といった課題も取り上げられてきました。サミットでの議論は世界に、そして私たちにどんな影響を与えているのでしょう? 途上国の貧困の現状とその背景、グローバル化の進行と環境破壊といったことを検証しながら、洞爺湖サミットに向けて私たちに何ができるのか一緒に考えましょう。

2008年5月16日(金)【公開講演会】
貧困はなくせるのか?~G8サミットの実態とNGOの取り組み~

●大橋 正明(おおはし まさあき)G8サミットNGOフォーラム副代表
G8サミットは、経済のグローバル化を推進し、貧富の格差を拡大させる場として批判されてきました。長くNGO活動に携わってきた大橋さんに、サミットの実態と問題点、貧困の背景と現状、NGOの取り組みをお聞きします。
●会場:かでる2・7 730研修室(札幌市中央区北2条西7丁目)

2008年5月28日(水)
環境的正義(Environmental Justice)をどう実現するか

●市川 守弘(いちかわ もりひろ)弁護士
日本では、負債を抱えた農村や過疎化が進む地域に、ゴルフ場や廃棄物施設などが押し付けられ、環境が破壊されてきました。マイノリティ地域への環境負荷の集中を批判する「環境的正義」という考えを切り口に、足元から開発と貧困を考えます。

2008年6月11日(水)
私たちの過剰消費が貧困を招く?~紙やアルミ缶から見える世界~

●東 龍夫(ひがし たつお)再生資源回収業、札幌市環境保全アドバイザー
日本人の紙消費量は、世界平均の5倍。大量のごみを生み出す過剰な消費が、環境破壊と貧困を招くことにつながっています。紙やアルミ缶や衣類などを例に、考えます。

2008年6月25日(水)
貧困と開発・平和を考える~カンボジアを題材にして~

●藤原 幸恵(ふじわら さちえ)元ユニセフ・カンボジア事務所員
カンボジアの文化・歴史・地雷についてふれ、貧困の背景を考えます。それから貧困と開発、平和にはどんなつながりがあり、どんな取り組みが貧困をなくすこと、平和を実現することに結びつきうるのかを、私たち自身との関わりを意識しながら考えていきたいと思っています。

2008年7月30日(水)
反グローバリズム組織としてのG8~地球がもし8人の村だったら~

●平野 研(ひらの けん)北海学園大学・発展途上国論
たった8人(+1人)で決定された事が地球において持つ意味とは何でしょうか? 「談合」ではないグローバリズムの可能性を中南米での新たな潮流をヒントに考えていきます。

[G8]G8市民メディア記者になろう~文字配信編~ ※開講中止

→最少催行人数に達しなかったので、開講を中止します。
 申し訳ありません。