2007年度講座

2007年度に開催した講座をご紹介します。

2007年度

[語学・コミュニケーション]英語でディスカッション~話す・出会う・英語~

<後期からの受講者を追加募集しています>

●10月15日(月)より (08年3月まで) 全18回 毎週月曜19:00~20:30
●受講料:一般30,000円 会員28,500円 学生24,000円

●6月4日(月)開講 (08年3月まで) 19:00~20:30 毎週月曜日 全30回
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:12名(最少催行5名)
●受講料:一般46,000円(分割25,000円×2、会員3,000円割引) 学生40,000円
→中途での参加を希望される方はご相談ください。
●講師:Merissa Braza Ocampo(メリッサ・ブラザ・オカンポ)
Merissa Braza Ocampo or “MAE”, is a former community organizer and University professor in the Philippines. She graduated at Hokkaido University in 1996 and has been living in Hokkaido for almost 14 years. She teaches English from beginner to advance level classes. She says that “sharing ideas with different kinds of people will improve the ability to understand deeply what is happening in the society you are dealing with”.

英語は、世界じゅうの異なった文化や歴史をもつ人たちと交流するためのツールのひとつです。このクラスでは、環境・平和・人権などのテーマについて、身近な話題を切り口に、英語で話し合います。まずは、つたなくても間違ってもいいから、躊躇しないで話してみるのが第一歩。だんだん使える語彙が増え、自分の考えを英語で言えるようになります。それは、自己を再認識したり、多様なものの見方に触れたり、知識や考えを深めたりすることにつながります。

[語学・コミュニケーション]英語で世界を読む

<後期からの受講者を追加募集しています>

●10月19日(金)より 全8回 金曜18:30~20:30
 10/19、11/2、11/16、11/30、12/14、1/11、2/1、2/15
 *日程は変更になる場合があります
●受講料:一般14,000円 会員12,500円 学生11,000円

●5月18日(金)開講 全15回 金曜18:30~20:30
 5/18、6/1、6/15、7/6、7/20、9/14、9/28
*日程は変更になる場合があります。
*10月以降の日程は後ほどお知らせします。
●受講料:一般25,000円(会員3,000円割引)学生20,000円
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●講師:越田 清和(こしだ きよかず)
札幌に戻って4年。「遊」の理事です、と紹介されることも多くなった。「ピース・カフェ」共同代表、「日本平和学会理事」という肩書きもある。でも、そんなのをいくら並べても意味はない。私は私だ、「底抜けビンボー暮らし」オヤジだ。

世界の貧困や不平等などの問題を伝える月刊誌「New Internationalist」の記事を使い、日本のマス・メディアでは流れない「もう一つの世界」の動きを読み、それをもとにみんなで(日本語で)話し合います。英語でニュースを読む力と文章の大意をつかむ力をつけ、社会や政治についての単語や表現を覚えます。辞書を引くことのできる人なら誰でもOK。世界の動きを知りたい人ならもっとOK。大学入試レベルの英語です。習うより英語に慣れろ、です。

[語学・コミュニケーション]うれし、たのし、韓国語

<後期からの受講者を追加募集しています>

●会場:さっぽろ自由学校「遊」

1997年に始まった「遊」のハングル講座。言葉を入り口にすぐお隣の人たちのことをもっと知る機会にすると同時に、もちろん、一人歩きできる会話力の習得を目指して、今年度も続きます。ところで、日本と同じく韓国でも干支は「子・丑…」とつながる。でも、一つだけ違いがあって、それが今年。韓国では「猪」ならぬ「豚」。しかも、600年に一度と言う「黄金のブタ年」なのだそうです。こうした話題もでてくる「うれし、たのし、韓国語」講座、ご一緒しませんか。

夜のコース・初級

●講師:金 美淵(きむ・みよん)ほか
1979年、全州生まれ。全北大学校・日本語日本文学科卒業。2004年から06年3月まで、石川県国際交流協会国際交流員。金沢でも韓国語を教えていました。2006年度より、「遊」の韓国語講師。
<後期からの受講者を追加募集しています>
●10月22日(月)より(08年3月まで) 全18回 月曜20:00~21:20
●受講料 一般30,000円 会員28,500円 学生24,000円
ハングルが読め、ごくごく簡単な会話ができる方が対象です。文法を学びながら、行きつ戻りつしつつ、話せる韓国語の習得をめざします。テキストとして『総合韓国語』(白帝社版)を使います。
●5月7日(月)開講(08年3月まで) 全36回 月曜20:00~21:20
●受講料 一般55,000円(分割30,000×2 会員は3,000円割引)学生48,000円
●定員:8名(最小催行5名)

夜のコース・中級

●講師:金 美淵(きむ・みよん)ほか
1979年、全州生まれ。全北大学校・日本語日本文学科卒業。2004年から06年3月まで、石川県国際交流協会国際交流員。金沢でも韓国語を教えていました。2006年度より、「遊」の韓国語講師。
<後期からの受講者を追加募集しています>
●10月22日(月)より(08年3月まで) 全18回 月曜18:30~19:50
*受講料・定員・会場・講師は、「夜のコース・初級」と同じです。
文法は理解していても、ちっとも言葉が出てこないと悩むあなた、表現力を磨き、語彙を増やし、会話力をレベルアップしたいというあなた。とにかく韓国語のシャワーを浴びましょう。
●5月7日(月)開講(08年3月まで) 全36回 月曜18:30~19:50
●受講料 一般55,000円(分割30,000×2 会員は3,000円割引)学生48,000円
●定員:8名(最小催行5名)

昼のコース・初級

●講師:KJ net Park の方
KJ net Park は、韓国に関心を持つ人たちが気楽に集まる韓日交流の広場(Park)。韓国旅行のサポート・通訳・翻訳・語学教育などをしています。(http://www.kj-netpark.com/)
<後期からの受講者を追加募集しています>
●10月5日(金)より 
 毎週金曜日13:30~15:00
ハングルが読めて、簡単な会話ができる方を対象に行います。会話・簡単な作文・文法の学習を通じて、話せる・使える韓国語の習得を目指します。テキストは『韓国語レッスン』(スリーエーネットワーク発行)を使います。
●5月11日(金)開講 毎週金曜日13:30~15:00
●定員:10名(最少催行5名)
●受講料:6,000円/月(テキスト代別途)
 *1年間の継続受講を前提としています。

[語学・コミュニケーション]中国台湾生活華語

●6月4日(月)開講 全4回 
 6/4、6/11、6/18、6/25
●会場:時間と場所が変更になりました。お問い合わせください。
●受講料:一般6,000円 会員・学生4,800円
●講師:細谷 悠生(ほそや ゆき)
1979年、北海道生まれ。2002年、自由学校「遊」のスタディ・ツアーに参加したのをきっかけに中国語を学び始め、2005年に台湾へ渡る。日本語を教えるアルバイトをしつつ中国語を学び、新聞が読めるようになったのでとりあえず帰国。

長い観光旅行のような生活から身についた中国語を紹介します。ふつうに習うとハイレベルとされてしまう表現がすぐ身の回りにある基本的な言葉だったり、応用がきく場合がたくさんあります。頭で考えて覚えるのではなく、日本語を話すとき・聴くときのように身につけていきましょう。あいまいな生活華語は難しくない!

[社会・人権]ジェンダーからみえる社会~私たちはどこに向かうのか~

●9月29日(土)開講 全6回 水曜18:30~20:30
*11月21日(水)のみ19:00~21:00 →変更になりました。
●会場:さっぽろ自由学校「遊」ほか
●受講料:一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*①の単発受講料は1,000円です(前売チケット800円、「遊」にて販売中)。
*①のみ13:30~15:30、別会場です。

耳にしたことはあっても、いまいち身近じゃない言葉、「ジェンダー」。この講座では、その「ジェンダー」をキーワードに私たちの生活や社会を取り巻く問題について考えます。家庭・職場・友人関係に作用する思惑や力、公と私、戦争と平和、格差と雇用…さまざまな問題に対し、私たちは目隠しをされ、耳をふさがれ、力を奪われているのかもしれません。「ジェンダー」を切り口にすることで、そんな状況に気づき、問題解決のための新しい視点が得られるかもしれません。一緒に考えてみませんか。

2007年9月29日(土)13:30~15:30 【公開講座】札幌市教育文化会館
なぜ今ジェンダーが叩かれるのか

●伊田 広行(いだ ひろゆき)立命館大学非常勤講師・ジェンダー論
ジェンダー平等の成果を切り崩すバックラッシュが拡がっています。その背景には、個人の自由や平等を否定する復古主義型ナショナリズムがあります。現状を聞き、今なにが必要かを考えます。

2007年10月10日(水)
グローバリゼーションとジェンダー

●水溜 真由美(みずたまり まゆみ)北海道大学文学部准教授/日本思想史・ジェンダー論
女性の貧困化、「伝統的」な性役割の強化など、女性を取り巻く今日の状況は、グローバリゼーションの動きと密接に関係しています。「ジェンダー」をめぐる個別的な現象を、グローバルな視点から捉え直します。

2007年10月24日(水)
格差社会とジェンダー

●近藤 恵子(こんどう けいこ)北海道ウィメンズ・ユニオン書記長
暴力と差別があからさまな格差社会。働くシングルマザーの3人に1人が月収15万円以下で暮らしています。ジェンダーのものさしで格差社会をつくりかえる方法を探ります。

2007年11月7日(水)
男達の今

●瀬名波 栄潤(せなは えいじゅん)北海道大学文学部准教授/英米文学・ジェンダー論
男って何だろう? フェミニズム運動によって社会批判の矢面に立たされた男ってそんなに悪い奴なの? ハリウッド映画などを手がかりに、男性神話の崩壊と男達の今を考えます。

2007年11月21日(水)19:00~21:00
男性団体としての愛国婦人会~戦争協力とジェンダー~

●乾 淑子(いぬい よしこ)北海道東海大学国際文化学部教授/服飾史・美術史
銃後を守る女性団体として1901年(明治34年)に誕生した「愛国婦人会」は 実権は軍人男性に握られていた。多くの団体や言論が実は男性のものであったにも関わらず、女性の言論であるかのごとく語られている。その実際を様々なグッズによって解明する。

2007年12月5日(水)*講師が変更になりました
家族・愛・DV

●山崎 菊乃(やまざき きくの)北海道シェルターネットワーク事務局長
家族や愛をめぐるさまざまな問題は、個人的なものとして片付けられてしまいがちです。それらがどのように社会と結びついているのかを考えます。

[社会・人権]実践!必須!働く人たちのための講座~職場を「もう一つの生きる場」にするために必要なこと~

●10月12日(金)開講 全6回
 19:00~21:00(第3回目/11月23日は、10:00~15:00)
●受講料:通し 一般6,000円 会員・学生4,800円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●全体コーディネーター:鈴木 一さん(札幌地域労組書記長)

働く人にとって、職場は一日の大半を過ごす場です。これから就職を考えている人は、その職場によっては生活が大きく変化します。働くことで目の当たりにする様々なトラブルや納得ができないことを、演劇ワークショップなどの技法も取り入れ、もう一度捉え直してみます。私たちは何のために働くのか、私たちはどのようなことができるのか、を具体的に考えたいと思います。多くの人が人生の大部分を費やす「職場」や「働くこと」について、働く人の立場からもう一度問い直していきましょう。

2007年10月12日(金)
労働・いろはのい ~その1~働く人(わたしたち)の権利を知る

●越田 清和(こしだ きよかず)さっぽろ自由学校「遊」理事 
●鈴木 一(すずき はじめ)
働く人を保護する法律や制度がどうしてできたのか、その役割を考えます。ILO(国際労働機構)が言っている「ディーセント・ワーク(人間的な労働)」という考え方などを紹介しながら、議論します。

2007年10月26日(金)
労働・いろはのい~その2~職場のトラブルを解決する方法

●鈴木 一(すずき はじめ)
職場のトラブルは解決できます。もしトラブルが発生したら? ふだんからどんなことに気をつけておくのか、セクハラや労災、残業など具体的な例もあげて、みんなで考えましょう。

2007年11月23日(金)勤労感謝の日 10:00~15:00
演劇ワークショップ「職場と私」

●花崎 晶(はなさき しょう)ワークショップ・ファシリテーター
●さっぽろ自由学校「遊」フォーラム・シスターズ
毎日職場で感じている「これってチョット変じゃない」をコトバや身体で表現してみます。身体と頭を使うことで、「何となくオカシイ」と思っていたことが、はっきりわかってくるかもしれません。楽しみながら深く考え、それを声にするワークショップです。

2007年12月7日(金)
フリーター・パート労働・派遣労働の人たちの労働組合

●木村 俊二(きむら しゅんじ)札幌地区労連・ローカルユニオン結
ローカルユニオン結は、2005年に作られた、主に非正規の労働者が1人でも入れるユニオンです。そのユニオンを作った経緯と、2年間の活動についてお話しいただきます。

2007年12月21日(金)
私たちが必要とする労働組合

●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論
そもそも労働組合とはなにをめざしているのか。働くことにどんな意味があるのか。もう一度、労働組合と自由な生き方・暮らし方・働き方について考えます。

2008年1月25日(金)
ユニオンを作ろう!

●鈴木 一(すずき はじめ)
ユニオンをつくる場面に数多く立ち会ってきた鈴木さんに組合を作るための具体的なノウ・ハウ、ユニオンの精神などを聞き、実践に向けて考えます。

[社会・人権]先住民族の権利回復って、どういうことだろう?

●5月9日(水)開講 全5回 隔週水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

長い間、停滞していた「先住民族の権利に関する国連宣言」が国連人権理事会を通り、総会で採択される直前の段階にあります。でも、「先住民族の権利」と言われてもあまりピンとこない人は多いのではないでしょうか? この講座では、先住民族の求めている権利とは何なのか、海外の先住民族はどのような状況なのか、アイヌ民族は今後どのように動いていこうとしているのかなどを知り、先住民族をめぐる問題を自分自身との関わりの中で捉えるきっかけにしたいと思います。

2007年5月9日(水)
先住民族の求めている権利とは何か~先住民族の権利に関する国連宣言から~

●相内 俊一(あいうち としかず)小樽商科大学教員・市民外交センター
先住民族とは誰のことでしょう? 先住民族の権利とはどういうものなのでしょう? 国連の宣言案を手がかりに先住民族の求めている権利について整理してみたいと思います。

2007年5月23日(水)
台湾先住民族の権利回復をめぐる諸相

●北村 嘉恵(きたむら かえ)北海道大学教育学研究院助教・台湾先住民族の歴史を研究
1980年代以降の台湾社会の民主化や権利回復運動を通じて、台湾先住民族をめぐる状況は大きく変化しつつある。その葛藤に満ちた足跡が私たちに投げかけている問いとは?

2007年6月6日(水)
先住民族エコツーリズムの意義 

●小野 有五(おの ゆうご)北海道大学大学院地球環境科学研究院教授
ニュージーランドのマオリの実践やアイヌ民族による試みなどの事例を交えながら、先住民族によるエコツーリズムの持つ意義や可能性を、権利回復という視点から考えます。

2007年6月20日(水)
アイヌ民族の権利回復に向けて

●阿部 ユポ(あべ ゆぽ)北海道ウタリ協会副理事長・札幌支部長
「アイヌ文化振興法」の制定から10年。法制定以後の成果や課題などを振り返りながら、アイヌ民族の次のステップに向けての動きや今後の展望を紹介していただきます。

2007年7月4日(水)ディスカッション
アイヌ民族のこれから、北海道のこれから

●島崎 直美(しまざき なおみ)アイヌの女の会代表
●結城 幸司(ゆうき こうじ)アイヌアートプロジェクト代表
アイヌ民族の権利について考えることは、北海道に生きる私たちにとって他人事ではありません。アイヌ民族のゲスト2名を交えて、アイヌ民族と北海道のこれからについて、意見を交わしましょう。

[社会・人権]どうなの? どうする? 格差社会

●5月15日(火)開講 全6回 隔週火曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

生活保護世帯や国民健康保険料の滞納者の増加、若い人たちを取り巻く厳しい雇用状況と非正規雇用者の増加など、日本社会の中で格差が拡がっているといわれています。その実態はどうなっているのでしょうか? この講座では、労働・教育・生活といった切り口から「格差社会」の現状を考えます。そして「格差社会」を生み出す背景・構造・政策を検証し、格差のない社会を実現するためになにが必要かを考えます。

2007年5月15日(火)
格差社会の全体像とその理由・背景

●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論
さまざまなデータや調査からも、格差が拡大していると言われています。総中流と言われた社会が変化していく、その理由と背景を探ります。

2007年5月29日(火)
ワーキングプアと非正規雇用の実態

●鈴木 一(すずき はじめ)札幌地域労組書記長
NHKワーキングプアが大きな反響を呼んだ背景には、雇う側に有利な雇用形態に対する疑問もあるのではないでしょうか? 雇用形態が生み出す格差について考えます。

2007年6月12日(火)
教育の場における格差~こどもに格差をつけて、何をしようとするのか~

●能登 睦美(のと むつみ)札幌市内小学校教諭
給食費の未納や親から与えられる文化の差は、何を意味するのでしょう。そして、能力別指導は、いい話なのでしょうか。こどもの差異を狭い尺度でわざわざ押し広げてはいないか、ということも考えます。

2007年6月26日(火)
おびやかされる生存権~暮らしの格差~

●細川 久美子(ほそかわ くみこ)北海道生活と健康を守る会連合会
生活と医療の保障に、生活相談や制度の改善を求める運動を通じて取り組んできた細川さんに、生活保護受給者の状況と制度の問題点、国民健康保険の実態をお聞きします。

2007年7月10日(火)
格差のない社会を展望する

●東 龍夫(ひがし たつお)「政治は困っているいる人のためにある」と考えている小企業経営者
参院選の投票日がもう目の前です。どんな政策なら格差のない社会の実現に結びつくのか、各政党の公約を比較・検討しながら、一緒に考えましょう。

2007年7月24日(火)
格差社会をどう超えるか

●杉岡 直人(すぎおか なおと)北星学園大学福祉計画学科教授
格差の拡大に対して、私たちはどう対応すべきか。格差社会の問題点を明確にし、不安のない社会を作っていくために社会福祉やセーフティネットの視点を含めて考えます。

[社会・人権]FGM(女性性器切除)から考えるフェミニズムと人権

●7月17日(火)開講 全3回
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般3,000円 会員・学生2,400円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

FGM(女性性器切除)という言葉を知っていますか? 女性外性器の一部あるいは全部の切除、時には切除してから外性器を縫合してしまう慣習のことで、アフリカを中心に毎年300万人の少女たちが受けていると言われています。遠い国々で行われているこの行為をどのように感じますか。野蛮? かわいそう?それとも、他文化について私たちが口を出すことはできない? 映像を参考にして、私たちがどのように向き合うのか、話し合ってみませんか。 (*参考映像:「戦士の刻印」「母たちの村」予定)

2007年7月17日(火)18:30~20:30
FGMとはなにか?

●箱山 富美子(はこやま ふみこ)藤女子大学教授・国際理解教育、元国連職員
「伝統だから」「女性の貞節を守るために」「多産と安全な出産のため」になど、さまざまな理由から行われるFGMは、女性たちにどんな影響を与えているのでしょうか? 映像とお話を通じてFGMの実態を学びます。 

2007年7月31日(火)18:30~20:30
FGMをめぐって <ディスカッション>

●ゲスト:加藤 真菜美(かとう まなみ)北海道教育大学卒・4月より中学校教員
FGMは女性への人権侵害でしょうか? それとも他国の文化として尊重すべきでしょうか? 1回目の講座と廃絶をめぐるさまざまな議論や運動を踏まえて一緒に考えましょう。

2007年8月7日(火)18:30~21:30
声を上げるアフリカの女たち~FGM廃絶に向けて~

FGMに疑問を持ち、廃絶を求めるアフリカの女性たちの現実に、映像を通じて触れたいと思います。日本にいる私たちにできることを考えます。

[文化・芸術]「ハイサイ!ぼん太」の沖縄三線教室

●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●最少催行人数:5名(10名まで)
●受講料:一般15,000円 会員・学生12,000円
●講師:ハイサイ!ぼん太 (永田 竜也)
名護市東江出身。地元では青年会会長をつとめ、エイサーでは三線を担当。20年ほど前から札幌暮らし。現在は北32条会館で三線教室を開催。作曲やライブ活動も行う。最近の沖縄ブームにびっくりしている。

沖縄と聞いて何をイメージしますか? 青い海に珊瑚礁、泡盛にゴーヤ、そしてちゅらさん。沖縄戦と基地という人もいるでしょう。沖縄の音楽のメロディーが浮かぶ人もいるかもしれません。この講座では、沖縄の音楽と、人々の暮らしにかかせない楽器・三線(さんしん)を習います。三線は三本弦の弦楽器で、胴体は蛇の皮、三味線よりすこし小ぶりです。三味線のルーツとなったといわれています。「唄三線」といって、歌いながら奏でるのが普通です。いま人気の島唄ポップスをみなでたのしく練習しましょう。

入門コース・夜 【*満員になりました】

●2月7日(木)開講
全10回 木曜19:00~20:00
2/7、2/14、2/21、3/6、3/13、3/21*、4/3、4/10、4/17、4/24
三線を少し習ったことがあって、クンクンシーを読める人を対象にしています。
*3月21日のみ金曜日の開催となります。
*三線は各自準備ください。

入門コース・夕方

●2月18日(月)開講
全10回 月曜16:00~17:00
2/18、2/25、3/3、3/10、3/17、3/24、3/31、4/7、4/14、4/21
三線を少し習ったことがあって、クンクンシーを読める人を対象にしています。
*三線は各自準備ください。

[文化・芸術]オルタな毎日

●5月27日(日)開講 全4回
●会場:①やぎや(札幌市西区小別沢) ②未定 ③旧ティンク ④さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般13,000円 会員・学生11,000円
 単発 一般3,000円(③のみ6,000円) 会員・学生2,500円(③のみ5,000円)  
 *②は、材料費がかかる場合があります(実費/1,000円前後)。
●定員:15名*講座の1週間前までにお申込下さい(過ぎた場合はご相談下さい)。

“オルタ”とはオルタナティブの略で、“もうひとつの”という意味。モノがあふれる日本では、「○○(物、健康、時間etc)がない」=「すぐに買って解決」となりがちですが、“オルタな毎日”講座は、「○○がない」=「ならば替わりにこうしよう!」を目指します。知恵を絞って工夫して、ちょっと手間ひまかけてみませんか?お金では買えない発見があるはずです。ここでの体験がかけがえのない財産になったらうれしいな、と思います。“オルタな毎日”は、日々の暮らしに楽しい感激を与えてくれるでしょう。ぜひご参加ください☆

2007年5月27日(日)10:00~15:00 
調味料を手作りしよう

●永田 温子(ながた はるこ)カフェやぎや店主 札幌在住20数年。計約40 年「何でも作ろう」暮らしです。
全員で山菜を採りにでかけ、その後酢やマヨネーズといった調味料のレシピを学び、いくつか実際に作ります。 防腐剤や調味料などの添加物を含まない“本物の味”を味わいましょう。

2007年6月23日(土)10:00~16:00
身の回りのもので染めよう

●椿 陽架(つばき はるか)染色遊び人・京都川島テキスタイルスクール卒
最近の布地のほとんどは合成染料を使用していますが、 草花や樹木、野菜などの身近な素材でも染色できます。環境にも肌にもやさしい染物を学んでみませんか?

2007年8月4日(土)&8月5日(日)10:00~16:00
ガラクタはお宝? 廃材から家具や雑貨を作ってみよう

●伊藤 雄司(いとう ゆうじ)雑貨ショップTink代表 ショップクリエイター
ガラス、木、紙など、身の回りの材料が家具や雑貨に大変身。イメージを膨らませて、 あなただけのオリジナル作品を作ってみましょう。 数々のお店の内装を手がけたDIYの専門家が、ラフスケッチから仕上げまで、丁寧にアドバイスします。

●会場:旧ティンク/南区澄川4条2丁目3-24ジュエル1階(TEL:011-817-4142)

●スケジュール
・8月4日(土)10:00~16:00 
 事例を参照しながらのレクチャー&市内お宝探し廃材所巡りツアー。
・8月5日(日)10:00~16:00 
 前日書いたラフスケッチを元に製作開始。あなたの中の“子ども心”を呼び起こして、自由な発想で思い切り楽しんで作りましょう。

2007年9月22日(土)13:00~17:00
自分の身体をとりもどそう

●木村 嘉代子(きむら かよこ)日仏フィト・アロマテラピー協会会員
●滝口 香織(たきぐち かおり)コンテンポラリーダンス、ダンスセラピー愛好家
●第一部:フランス式メディカル・アロマテラピーで、症状に合わせたオイルや入浴剤の作り方を学びます。
●第二部:肩こりがする、だるい、ストレスがたまりがち、など病院に行くほどではなくても、なんとなく身体の不調を感じていませんか? 講師おすすめの身体ほぐしの体操をゆったりと行って、ふんわりと心地よい身体の状態を感じてみましょう。

*おまけ:ハーブティーを飲みながら、ざっくばらんに今日気がついたことなどをおしゃべりしましょう。

水周り自由自在☆配管を覚える ~おうちのことは、自分でやろう!~
==講座で使用予定だった材料の価格が高騰したため、中止することになりました。==

[文化・芸術]アイヌアートデザイン教室

<後期からの受講者を追加募集しています>

●10月10日(水)より(~08年4月) 
●5月9日(水)開講(07年5月~08年4月) 通年 毎週水曜13:00~15:00
 *5週ある月のみ、第1週がお休みとなります。
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」
●定 員 10名
●受講料 5,000円/月
 *材料費は含みません。
 *月謝制ですが、1年間(08年4月まで)の継続受講が前提となります。
●講師:貝澤 珠美(かいざわ たまみ)
アイヌアートデザイナー。1974年8月10日平取町二風谷に生まれる。高校卒業後デザイン学校に通い、’97年に独立。ファッション、インテリア、アクセサリー等、アイヌ文様をモチーフにしたオリジナル作品を製作している。

アイヌアートデザイン教室も今年で10年目を迎える事ができました。主に刺繍を中心とした作品を作っていますが、それぞれの個性を活かし自由な発想で皆さんの好きな欲しい物を作る教室です。是非、アイヌ模様の世界に触れてみて下さい。

[文化・芸術]チネマ☆ゆうの上映会

<後期の日程が決まりました>

●後期日程:9月20日(木)より 19:00~
 9/20(木)、10/27(土)、12/4(火)、2/5(火)
●前期日程:5月24日(木)より 月1回19:00~
 5/24(木)、6/29(金)、7/27(金)、8/23(木)、9/20(木)
●会 場:さっぽろ自由学校「遊」   
●参加費:300円/回 *茶菓付

「チネマ☆ゆう」は、さっぽろ自由学校「遊」会員向けの小さな上映会を月1回くらいのペースで行っています。上映後には、意見交換やディスカッションの場を設けています。「チネマゆう」のメンバーになりたい人は、「遊」事務局まで、ご連絡下さい。

[からだ]ヨーガ・セラピー

●1月10日(木)開講 木曜13:00~14:30
 1月10日、17日、24日、31日
 2月7日、14日、21日、28日
 3月6日、13日、27日
 4月3日
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:10名(最少催行5名)
●受講料:15,000円 (全12回)

●講師:高木 史子(たかぎ ちかこ)
ヨーガを始めて24年。身体のこと、心のこと、あらゆることのバランスをヨーガによって整えてきました。現在、日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士、インド中央政府公認ヨーガ・セラピスト養成講座終了。http://yogatherapy.jp/

呼吸をゆっくりさせる。筋肉をリラックスさせ、ときほぐす。心をふんわりやわらかく静かにする。この講座では、ヨーガの智慧を身体と心で感じ、学びます。仕事や家庭のストレスから解放されて、私達が本来持っている治癒力を取り戻していきます。

*アーサナ(ヨーガの体操)、プラーナヤーマ(呼吸法)、メディテーション(瞑想法)、リラゼーション、などを、それぞれの方の心身の状態に合わせて行います。老若男女問いません。お気軽にご参加下さい。
*身体を締めつけない服装でご参加下さい。
*バスタオル・ヨガマットなどをご自由にお持ち下さい。

[からだ]女のための癒しと表現ワークショップ

●10月2日(火)開講 全3回 19:00~20:30
●受講料:通し 一般3,000円 会員・学生2,400円
 (単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●ファシリテーター:高城 由香里(たかじょう ゆかり)
東京拠点の劇団のワークショップを受講してハマる。多くの人とそのワクワク感をわかちあいたいと思っている。

今の社会で「女」で生きる、ということは疲れることです。毎日、職場や家庭などで役割のワクにおさまりながら自分をせきとめてがんばっている「私」。役割を担っている「私」ではなく「素」の自分をとりもどしてみませんか。ありのままの「私」になって自分を解き放ってみませんか。お芝居のけいことして使われているワークショップを体験して心も身体も柔らかくありのままに表現することを楽しみましょう。いろいろなアプローチのワークショップで、がんばっている心と身体をほぐしてあげましょう。そして「女」であることをよころび楽しめる「私」をまたとりもどしましょう。

*動きやすい服装でお越し下さい。着替えできるよう簡単な仕切りはいたします。
 (やむをえず開始時間を過ぎた方はトイレなどをご利用下さい。)
*見学はできません。
*開始時間までに起こし下さい。時間に遅れた場合参加できないことがあります。

2007年10月2日(火)
身体で感じる「せきとめられた」自分

2007年10月16日(火)
身体で感じる「信頼」

2007年10月30日(火)
身体で感じる自分の豊かさ

[ゼミ・学習会]子どもの権利学習会

●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●会費:500円/回
 →1月12日は「ケンポウが変わってもいいですか」に合流するので参加費がかわります。
 http://www.sapporoyu.org/modules/sy_course/index.php?id_course=131
●月1回土曜日10:00~12:00

・10/20 特別支援教育を学ぶ
・11/17(予定) *別会場で実施します。
 手作り木工品に子どもに伝えたい言葉を入れてみよう
・12/15 札幌市子ども未来局による「出前講座」
・1/12 卒業式の「日の丸・君が代」を考える①
・2/16 卒業式の「日の丸・君が代」を考える②
・3/15 北広島市の「子どもの権利条例」は今…

子どもの権利学習会は、月に1度「子どもの権利」だけに限定せず、子どもに関わりのある事柄について広く学んでいます。10月からは人権学習や外へ出て手作り作品に挑戦する等、『子どもの最善の利益とは?』を、いろんな角度から考えてみます。また「札幌市子どもの権利条例」が制定される事を願って、姉妹団体「こどけん・子どもの権利条例制定市民会議」とも関わっていきます。

[市民自治]調査ゼミ~戦後開拓編~

●6月7日(木)開講 全6回 木曜19:00~21:00
●会場:さっぽろ自由学校「遊」  
●最小催行5名
●受講料:一般9,000円 会員・学生7,200円
*受講希望の方は、講座開講の1週間前までにお申し込みください
●講師:宮内 泰介(みやうち たいすけ)
1961年生まれ/北海道大学教員(環境社会学)
ソロモン諸島、北海道、沖縄などで、環境、生活、移民について調査中。著書『自分で調べる技術―市民のための調査入門』(岩波アクティブ新書)など

北海道は「戦後開拓」による入植が最も多く行われた地です(1.3万世帯。札幌周辺にも多数)。しかし、その実態はそれほど調査されておらず、日本、北海道の歴史から忘れ去られようとしています。本講座では、この「戦後開拓」の調査を行ないつつ、調査の手法を学びます。

<戦後開拓とは>
明治以降、日本政府は実に多くの人々を動かしてきました。北海道への「開拓」、満州・樺太・朝鮮半島・台湾・ミクロネシアなど植民地への「移住」、中南米、ハワイなどへの「移民」など、日本政府が仕掛けた移民は膨大な数になります。そして、あまり知られていませんが、戦後もこういう動きは続きました。中でも、終戦後すぐの1945(昭和20)年から行なわれた、いわゆる「戦後開拓」(1945年11月の閣議決定「緊急開拓事業実施要項」から始まる)は、食糧難対策と失業者・戦災者・復員兵対策とを兼ねる形で行なわれ、全国で10万世帯が、「未開拓地」の「開拓」に従事することになりました。その多くは、土地条件が劣悪なところへの入植であり、辛酸をなめるものであったと言われています(戦後、開発問題が起こるところのいくつか―たとえば六ヶ所村や三里塚―も、戦後開拓の土地です)。
 なぜ日本政府はそんなに人を動かしてきたのでしょうか。なぜ人々はそんなに動いたのでしょうか。現代日本のあり方を考えるためにも、戦後の人々の生活について考えるためにも、北海道の未来を考えるためにも、この「戦後開拓」は、格好のケーススタディ(事例調査)になります。

2007年6月7日(木)イントロダクション
「戦後開拓」を調査する?

なぜ「戦後開拓」を調査するのでしょうか。市民が調査する意味、市民が調査するおもしろさ、はどこにあるのでしょうか。

2007年7月5日(木)
資料調査①

「戦後開拓」に関する資料・論文を読みます。北海道の「戦後開拓」について北海道庁がまとめたもの、全国各地の「戦後開拓」について研究者が調べた論文などを、分担して読み、報告しあい、議論します。

2007年8月2日(木)
資料調査②

「戦後開拓」に関する資料・論文を読みます。北海道の「戦後開拓」について北海道庁がまとめたもの、全国各地の「戦後開拓」について研究者が調べた論文などを、分担して読み、報告しあい、議論します。

10月予定
聞き取り調査①

北海道で「戦後開拓」が行われた場所へ行き、あるいは、その経験者のところへ行き、聞き取り調査と資料収集を行います。そしてその聞き取り内容を、聞き書きとしてまとめます。
*日程は、聞き取り先と受講者の都合を調整して決めます。

12月予定
聞き取り調査②

北海道で「戦後開拓」が行われた場所へ行き、あるいは、その経験者のところへ行き、聞き取り調査と資料収集を行います。そしてその聞き取り内容を、聞き書きとしてまとめます。
*日程は、聞き取り先と受講者の都合を調整して決めます。

08年2月予定
聞き取り調査③

北海道で「戦後開拓」が行われた場所へ行き、あるいは、その経験者のところへ行き、聞き取り調査と資料収集を行います。そしてその聞き取り内容を、聞き書きとしてまとめます。
*日程は、聞き取り先と受講者の都合を調整して決めます。

[市民自治]居酒屋談議風 もしも北海道が独立したら~私たちの提案~

●5月30日(水)開講 全5回 月1回水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

道州制や地方分権という言葉をよく耳にするようになってきました。しかし、国からの提案を下敷きにした現在の論議は、なかなか一般の市民の意識に響いてきません。一方、常に日本という国家の「周辺」に位置付けられている北海道では、人々の間に自分たちの思いが国政に反映されないという不満がうずまいています。そんな中、「いっそ、北海道は独立してしまえばいいのに…」というつぶやきを元に、この講座を企画しました。北海道自立に向けての思い切った提案を様々な人に出してもらい、それを肴に私たちが望む北海道の姿を浮き彫りにしていきたいと思います。

<進め方>
各回に1人、公約の提案者を設け、30分程度で提案とその根拠について話してもらいます。提案者は、自分の提案が実現可能で説得力のあるものであることを訴えます。受講者は、自分がその提案に賛成の立場か、反対の立場かを決め、なぜそう思うのか意見を述べあいます。受講者の意見をとり入れながら、最後に改めて「賛成/反対」を聞き、賛成者が多ければ実際の提案として活かす方法を考えます。

2007年5月30日(水)
私の北海道独立論

●講師:白井 暢明(しらい のぶあき) 名寄市立大学教養教育部教授
中央(東京)依存からの脱却、北海道の自立・独立を持論とし、様々なメディアで「北海道独立論」を展開している白井さんをお迎えし、独立の意義やその主張の内容を紹介していただきます。

2007年6月27日(水)提案Ⅰ.教育
いつでも、だれでも、どこでも、ただで

●提案者:泉 雅人(いずみ まひさと) 有朋高校元教諭・札幌遠友塾自主夜間中学スタッフ
教育においては、誰かに「する」「させる」という考え方をやめて、みずから「学ぶ」「考える」という、学ぶ人々(生徒として)の側に徹して、「学ぶということ」と「教えるということ」を考えてみたい。

2007年7月25日(水)提案Ⅱ.エネルギー
自然エネルギーで北海道は自立できるか?
●提案者:鈴木 亨(すずき とおる) NPO法人北海道グリーンファンド事務局長
北海道のエネルギーは中東の原油、豪州などの石炭やウランで賄われている。一方北海道は風、光、森など自然エネルギーの宝庫でもある。環境価値が取引されようとしているいま、北海道の未来を考える。

2007年8月29日(水)提案Ⅲ.民族
独立という芝居の後に考えた“独立”

●提案者:結城 幸司(ゆうき こうじ) アイヌアートプロジェクト代表
アイヌ民族の立場から提言をします。近未来に北海道が独立した…という設定で行なった芝居を通して考えた、独立というイメージのもとで考えられるアイヌ像とは?

2007年9月26日(水)提案Ⅳ.外交
東アジア地域共同体の発信地~結びめとして

●提案者:林 炳澤(いむ ぴょんてく) さっぽろ自由学校「遊」共同代表
「東アジア共同体」というものが議論され始めている。近代から現代にかけて対立と戦争が続いた東アジアを、平和的に安定させようという構想である。もし北海道が独立国家になったとしたら、その音頭取りになれるのではないか。

[市民自治]問題としての「夕張」

●7月13日(金)開講 全4回 金曜18:30~20:30(+フィールドワーク2回)
●会場:さっぽろ自由学校「遊」 *フィールドワークは夕張で実施します。
●受講料:一般4,000円 会員・学生3,200円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*フィールドワークの参加費は別途いただきます(時間など、詳細は後日ご案内します)。

全国1,800余の市区町村は何処も財政赤字で四苦八苦。その中で「夕張」は「鉛筆一本買うにも国にお伺いを立てなければならない」といわれる「財政再建団体」になり、住民は「353億円の借金を返すまでの18年間、負担は最高、サービスは最低」という街で生活することになる。まっとうに働いてきて、そこで生き続けようとする人たちの暮らしが、根こぎにされ使い捨てられるかのような目に、なぜあわなければならないのだろう。それを探り、そして「夕張」を糸口に地域の自治・自立について考えたいと思います。

2007年7月13日(金)
「夕張」・問題はいったい何なのか

●河合 博司(かわい ひろし) 酪農学園大学環境システム学部教授
昨年6月以来、連日のように「夕張ショック」などと称され取り沙汰されている赤字再建団体となった「夕張」。きっかけこそ「放漫財政」とはいえ、そこにいたる歴史的構造的背景はどのようなものだったのか。

2007年7月28日(土)フィールドワーク*時間未定
「夕張」を歩く

●青木 隆夫(あおき たかお) 「炭鉱の記憶推進事業団」副理事長、元夕張石炭博物館館長
夕張川とその支流に沿って点在する密閉された坑口と集落。そこにはかって11万6千余の人々が暮らしていた。それが今は1万2千人余り。「観光」では気付かない夕張の120年の歴史を探るフィールドワーク。

2007年8月10日(金)
消された石炭産業

●小田 清(こだ きよし) 北海学園大学経済学部教授
「黒いダイヤ」ともとはやされ「日本」を支えてきた国産エネルギー資源としての石炭。今も国内での需要に2億トン近くが輸入されている。石炭はあるのに、なくなってしまった石炭産業とは何だったのか。

2007年8月24日(金)
地方自治とお金・「財政破綻」とは?

●辻道 雅宣(つじみち まさのぶ) 北海道地方自治研究所研究員
「自治」に必要なお金はどのような仕組みで動くのか。「破綻」以後、大きな数字は飛び交うもののその実態は今一はっきりしない。「破綻」をキーワードに「自治とお金」について明らかにしたい。

2007年8月31日(金)
NPOは自治体を救えるか

●樽見 弘紀(たるみ ひろのり) 北海学園大学法学部教授
「それでも夕張で暮らし続けよう」と、人々は様々なやり方を模索している。その一つの形であるNPOのウエイトは大きい。縮小する行政にとってもNPOとの協働は欠かせない。この状況でのNPOの可能性を探る。 

2007年9月22日(土)フィールドワーク *時間未定
夕張の人々と現地夕張で、「再生」に取り組む夕張市民と講座参加者とで「自治や街づくりのあり方」などを話し合います。

[市民自治]市民メディア・ワークショップ(不成立)

●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●定員:10名(最少催行5名) 
●受講料(各ワークごと):一般12,000円/会員・学生9,600円
*定員になり次第締め切ります
*受講希望の方は、各ワークの開講1週間前までにお申し込みください。

身近になったIT環境により、これまで情報の受け手だった私たちは、情報の送り手として活動できるようになってきました。このワークショップでは、市民のメディア活動を向上させるための技能を、短期集中で学んでいきます。

2007年5月12日(土)
情報収集ワークショップ←中止

●講師:宮内 泰介(みやうち たいすけ)
北海道大学教員(環境社会学)。著書『自分で調べる技術―市民のための調査入門』 (岩波アクティブ新書)など。
インターネットを使った情報収集の方法を学びます。

5月12日(土)
10:00~12:00 講義「論文、新聞記事、書籍の探し方」
13:00~17:00 実習「論文、新聞記事、書籍を探す」
5月13日(日)
10:00~12:00 講義「統計の探し方、読み方」
13:00~17:00 実習「統計を探し、読む」

*ノートパソコン、LANケーブルをご持参ください。
*開講は後期(10月~08年2月)に変更となりました。日時は別途お知らせします。

2007年7月7日(土)
映像制作ワークショップ←中止

●講師:白石 草(しらいし はじめ)
ビデオジャーナリスト
オーマイニュース動画コンテンツ・プロデューサー(http://www.ohmynews.co.jp)
NPO法人アワープラネットTV・共同代表(http://www.ourplanet-tv.org/)
企画・構成、ビデオ撮影、ノンリニア編集の基礎知識を学びます。

7月7日(土)
 10:00~12:00 映像制作の基礎/撮影の基礎
 13:00~17:00 実習「撮影」
7月8日(日)
 10:00~12:00 ノンリニア編集の基礎
 13:00~17:00 実習「ノンリニア編集」
*3~4名のグループ作業を行います。

2007年9月8日(土)
聞き取りワークショップ←中止

●講師:宮内 泰介(みやうち たいすけ)
北海道大学教員(環境社会学)。著書『自分で調べる技術―市民のための調査入門』 (岩波アクティブ新書)など。
聞き取りの手法、聞き取った内容を文章化する手法を学びます。

9月8日(土)
 10:00~12:00 講義「聞き取りの手法」
 13:00~17:00 実習「聞き取り」
9月9日(日)
 10:00~12:00 講義「聞き取りのまとめ方」
 13:00~17:00 実習「原稿作成」
*ノートパソコン、LANケーブルをご持参ください。

[ワークショップ]<ESD江別>江別発!未来への情報発信~地域再発見ビデオをつくろう~

●11月10日(土)開講 全3回
 各回とも10:00~16:00
●会場:江別市民活動センター・あい 他
●参加費:一般1,000円 学生500円 (3回通し)
●定員:30名
 * ビデオ撮影・編集経験の有無は問いません
●申込先:江別市民活動センター・あい(江別市野幌町30番地1 TEL.011-374-1460)
●主催:NPO法人えべつ協働ねっとわーく、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
●ファシリテーター:菊田 融(きくた とおる)さっぽろ自由学校「遊」理事、元中学校理科教師
●講師:佐々木 邦俊(ささき くにとし)NPO法人えべつ協働ねっとわーく理事

環境・国際協力・協働のまちづくりなどさまざまなテーマを題材にして、未来へ発信する地域の宝物を見つけ出し、自分たちの手でビデオ制作をします。撮影から編集、そして発信するまで、自分たちの手でつくりあげてみませんか?

①11月10日(土) ビデオテーマの企画、絵コンテを考える。撮影法指導。
②11月23日(金・祝) 撮影したビデオを編集する
③12月15日(土) ビデオ編集仕上げ、試写会 会場:北海道情報大学

[ワークショップ]<ESD夕張>夕張フィールドワーク&都市再生シンポジウム~これからの地域と都市を語るなら、夕張を体験しよう~

●参加費(資料代):フィールドワーク、シンポジウム 各500円
 *宿泊・食費、交通費などは除きます。
●申込先:さっぽろ自由学校「遊」
 *宿泊予約などの都合上、参加ご希望の方はお早めにご連絡願います。
●主催:都市環境デザイン会議・縮小都市研究会、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
●後援:都市環境デザイン会議北海道ブロック、NPO法人炭鉱の記憶推進事業団

厳しい財政再建の課題を背負うことになった夕張市では、行政に頼らず住民自らがまちの今後を考え、協力してまちづくりをすすめていく必要に迫られています。フィールドワークでは、夕張市民と夕張の今後に関心を持つ者が一緒にまちを歩き、テーマに沿って聞き取りを行ないながらまちの課題や可能性を見出し、今後のまちづくりのヒントになるような提案を考えたいと思います。また、都市デザインの専門家などを迎えてのシンポジウムも同時に開催いたします。

2007年9月22日(土)
夕張フィールドワーク

 11:30~12:00 オリエンテーション
 12:00~16:00 フィールドワーク、グループに分かれ、まち歩き&インタビュー
 16:30~18:30 まとめ作業、課題整理・意見交換・提案づくり
会場:日本キリスト教会夕張教会(夕張市鹿ノ谷1丁目61 TEL.0123-52-4717)
 *19:00~ 交流会(別料金)

2007年9月23日(日)
夕張都市再生シンポジウム

 10:00~12:00 グループ発表と意見交換
 13:00~17:00 夕張都市再生シンポジウム
会場:ホテルマウントレースイ(夕張市末広2-4 TEL.0123-52-2211)

[ワークショップ]ニサッタ グス チャランケ nisatta kusu ca-ranke~明日のための話し合い~

持続可能な開発のための教育(ESD)地域ワークショップ
<ESD札幌>ESDグローカルワークショップin北海道

●10月6日(土)13:00~8日(月・祝)15:00 2泊3日
●会場:札幌留学生交流センター・会議室
 札幌市豊平区豊平6条6丁目5-35(宿泊:札幌国際ユースホステル)
●参加費:10,000円(2泊3日/宿泊・朝食代込)
 3,000円(通い参加)
 *原則として3日間通し参加とします。
●定員:30名
●申込先:さっぽろ自由学校「遊」
 *宿泊予約などの都合上、参加ご希望の方はお早めにご連絡願います。
●主催:アイヌアートプロジェクト、NPO法人開発教育協会、NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
●ファシリテーター:タン・ジョハン Tan Jo Hann
1962年生まれ。マレーシア在住。1991年に東南アジア地域の草の根運動のネットワークであるSEAPCPを、1993年にオルタナティブメディアを提供するNGOのKOMASを立ち上げる。現在、ビルマ、ネパール、カンボジアなど東南アジア各地の農村・漁村等で、開発ファシリテーターとして活動している。共著『Get Organized! – Stories & Reflections on Community Organizing』

先住民族の権利に関する国際的な注目の高まりとは裏腹に、北海道という地域においてアイヌ民族の権利回復という課題はいまだに本気で取り組まれているとは言いがたい現状があります。この合宿ワークショップでは、国際的に活躍しているタン・ジョハン氏をファシリテーターに迎え、アイヌ民族自身とその権利回復に関心をもつ人々が、アイデアや問題意識を共有しながら、ビジョンを描き、具体的に何をしていけばよいのかを構想するための話し合いをじっくりと行ないたいと思います。

[こども]こどもエコロジカルアクション ひつじクラブ(追加企画アリ)

●参加費 
こども1回500円(3、4歳の幼児~高校生) おとな1回1,000円
(おとな一人とこども一人のペア割引:1,000円)
*材料費別途
●時間:いずれも10:00~15:00
*<バスと徒歩の場合>円山バスターミナル集合9:00
*<自家用車の場合> 現地集合10:00
*現地解散15:00
●会場:札幌市西区小別沢

緑の自然の中で遊んだり、木の枝や実など自然のもので作品をつくった り、畑で育てた作物で料理をしたりします。自然の中で、ゆったりと体験的に学ぶこどもの講座です。
*ヤギ、ニワトリ、ウサギ、ネコなどの動物にも会えます。

2007年5月20日(日)

畑づくりをして、ジャガイモやきれいなお花の種を植えます。山菜採りやハイキングをします。

2007年6月17日(日)
初夏

森で見つけた材料で、動くお人形「マリオネット」を作ります。でき たお人形で遊びます。畑の観察や畑のお仕事をします。

2007年7月29日(日)

羊の毛のフェルトで、小さな作品を作ります。畑の観察や、畑のお仕事をします。

[世界・異文化理解]国際ニュースの背景を知る~9.11以後の世界~

<<後期からの受講者を追加募集しています>>

●9月25日(火)より 全5回 火曜14:00~16:00
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円 (単発参加不可)

●5月22日(火)開講 全8回 火曜14:00~16:00
●受講料:一般8,000円 会員・学生6,400円 (単発参加不可)
●会場:さっぽろ自由学校「遊」  ●最小催行5名
 *講師の都合により、日程変更の可能性があります。予めご了承ください。
 *受講希望の方は、講座開講の1週間前までにお申し込みください。
●講師:越田清和(こしだ きよかず)
日本平和学会理事/さっぽろ自由学校「遊」理事。著書『徹底検証ニッポンのODA』(コ
モンズ/2006年/共著)『国家・社会変革・NGO』(新評論/2006年/共著)など。

2001年9月11日「アメリカ同時多発テロ」から、世界は大きな変貌を遂げようとしています。本講座では、2001年以後に起こった事件、出来事を扱った新聞記事、ドキュメンタリーなどを取り上げて、それらの背景を読み解き、捉え直してみようと思います。受講者の皆さんと、活発な意見交換をしたいと思います。

2007年5月22日(火)2001年
9.11と「対テロ戦争」

9.11で世界はどう変わったのか。「帝国」とそれに対抗する人々の動きを紹介します。

2007年6月26日(火)2002年
日本と北朝鮮~小泉訪朝の意味~

2002年9月の小泉前首相の訪朝とは何だったのか。北東アジアの平和をめざす動きについて考えます。

2007年7月24日(火)2004年
アラファト議長死去

パレスチナ問題とは何かについて考えます。また、2006年に起こったイスラエルによるレバノン攻撃にもふれながら、和平に何が必要かを考えます。

2007年9月25日(火)2005年
G8サミット~世界の貧困について~

イギリスで開かれたG8サミットでは「アフリカ支援」が焦点になりました。この問題を中心に世界の貧困とそれに対する取り組みについて考えます。

2007年10月23日(火)2005年
東アジアサミット~東アジア共同体について~

東南アジア市場をめぐって、中国、日本、インド、米国が思惑をめぐらせています。いま広がっている自由貿易協定(FTA)の動きとあわせて考えます。

2007年11月27日(火)2006年
タイのクーデター

タイやフィリピンなど「民主主義の優等生」と思われていた国で、再びクーデターが起きました。東南アジアにおける民主主義の実現について考えます。

2007年12月18日(火)2006年
モラレス大統領就任

ベネズエラ、ニカラグア、ボリビアなど、中南米の政治レベルでおこっている、「もう一つの」動きについて紹介します。

2008年1月22日(火)
2007年のニュースを振り返る

2007年のニュースについて、受講者のみなさんとディスカッションします。

[世界・異文化理解]地球の上に生きる(追加企画アリ)

「言語をひとつ覚えるごとに、あなたの世界が倍になる」という言葉が、中央アジアにはあるそうです。この地球上のさまざまな地域には、多くの人たちが、それぞれの文化をはぐくみながら暮らしています。彼・彼女らの文化を知ることは、言葉を知ることと同じように、私たちの世界を広げ、豊かにしてくれることにつながります。このシリーズでは、ダンスや料理など、楽しい企画が盛りだくさん! 味わったり踊ったり楽しみながら、いろんな文化に触れてみませんか?

2007年5月26日(土)14:00~16:00 
フィリピン・フォークダンスの魅力を体験!!

●エドムンド・サンチェス 留学生・北海道大学大学院農学研究科
長くスペインの支配下に置かれていたフィリピンですが、各地域には独自のフォークダンスが根づいています。ヨーロッパの影響とフィリピン土着の文化によって育まれたダンスの魅力を、フィリピン大学時代にフォークダンスグループの一員だったエドムンドさんと一緒に味わいましょう。
●参加費:一般1,500円(会員・学生1,000円)
●会場:札幌市教育文化会館 リハーサル室B(札幌市中央区北1条西13丁目)

<エドムンドさんからのメッセージ>
I am Edmundo L. Sanchez Jr., a 2nd year graduate student (master course) in the Laboratory of Applied Microbiology in the Graduate School of Agricultural Chemistry in Hokkaido University. I graduated from the University of the Philippines at Los Banos (UPLB) wherein I was also a member of the UPLB Sandayaw (the university’s folk dance troupe). I love sharing our culture to the rest of the world and I’d be happy to teach some of our folk (traditional) dances.
Most Philippine dances were originally patterned after European dances during the Spanish regime, but aide from these western-influenced dances, ethnic-created dances such as the famous Tinikling (bamboo dance) made its way to worldwide recognition. Despite its apparent adaptation to western dances, still Filipinos pay tribute to their cultural roots. Every district in the islands has its own folk dance, interpreted attractively in festivals and local shows, which have added to the country’s reputed contribution to world’s illustration of traditional arts.

(日程未定)都合により延期します
モンゴル・僕の失われた少年時代の世界~草原の砂漠化と遊牧、定住~

●ブホーオーツル 酪農学園大学環境システム学部教授
内モンゴル出身のブホーさんに、モンゴルの自然と文化ついて、写真を観ながらお聞きします。モンゴルの料理を味わったり、民族服を着たり、音楽を聴いたりといった楽しみもありますよ。
●参加費:一般3,000円(会員・学生2,500円) *モンゴル料理&ワンドリンク付です。
●会場:モンゴル料理 ゴビージョル(予定)

2007年11月4日(日)
バリだけじゃない!インドネシアの魅力

11月4日(日)18:00~20:00
●須見 ウィディア(すみ うぃでぃあ)ワルンジャワ店主
●リスキー・マハラニ 北大留学生 農学部博士課程
●参加費:一般2,500円 会員・学生2,000円*食事つき
●会場:ワルンジャワ(札幌市北区北14西1)
インドネシアといえばバリが有名ですが、他にもたくさんの島、言語、多様な文化が存在します。今回は、あまり紹介されることのないインドネシアの名所や文化について、カリマンタン島、ジャワ島出身者がお話します。踊りあり、食事あり、笑いあり。ぜひ、新しいインドネシアの魅力に触れてください。

2007年12月9日(日)
エジプト文明その後の旅 ~僕の国エジプトについてお話しします~

12月9日(日)18:00~20:00
●アブドラポー・アフマド 北大留学生 法学部政治学科博士課程
●参加費:一般1,500円 会員・学生1,000円 *お茶つき
●会場:ワルンジャワ(札幌市北区北14西1)
エジプトといえばピラミッド! でもそれ以外は?知っているようで実はよく知らないエジプトの歴史や文化・言葉、そして現在について、意外なエピソードを交えながら、日本在住4年目のアフマドさんがお話しくださいます。観光ガイドやニュースではわからないエジプト、堪能してください。

[世界・異文化理解]インドから学ぼう~調理実習もあるよ~

●10月9日(火)開講 全6回 18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:通し 一般7,000円 会員・学生5,800円 *調理実習の材料費を含みます。
(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*②のみ単発一般2,500円、会員・学生2,000円(材料費込)、会場・時間帯が異なっています。

インドといえば、IT、株、数学、カレー、タージマハル、砂漠、象、映画、核、カースト、ガンディー…などなど。人口が10億人を越えるインドには、 さまざまな人々が暮らしています。この講座では、インドの人々のライフスタイルや、政治、宗教、非暴力思想などをとおして、私たちにとって役に立 つことを学んでいきたいと思います。

2007年10月9日(火)
目からウロコの、インド流エコライフ!

●はら みづほ 企画&文筆家
6年間6大陸60カ国を旅したライターが、インド庶民との触れ合いから体得した暮らしの知恵を紹介するスライド&トーク。ギョッとしてハッとするスパイシーなアイデアをアナタの暮らしにも、ぜひ一振り!

2007年10月20日(土)14:00~17:00【調理実習】北星学園女子中学高等学校 調理室
体にやさしいインドカレーを作ってみよう!

●ソランキ・マハヴィル カレー屋チャンダマのマスター
常識を覆す「油っこくないインドカレー」と、インドでよく食べられているチャパティ、あまり食べられていないナン…。インド式炊き込みごはんやチャイなども作ります。体にやさしい、おいしいインドカレー講座です。
●会場:北星学園女子中学高等学校 調理室 
(札幌市中央区南4条西17丁目2番2号)
地下鉄東西線西18丁目駅より徒歩7分/駐車場あり

2007年11月20日(火)
カーストの歴史とインドの現在

●中島 岳志(なかじま たけし) 北海道大学公共政策大学院准教授
差別の象徴として語られることが多いカースト制度。インドの人々の実際の生活の中でカーストはどのような役割を果たしてきたのでしょうか。そして、法的には廃止された現在、インド社会が抱える「新しいカースト問題」についてもお話していただきます。

2008年2月12日(火)
インド近代史と今日の日印関係

●中島 岳志(なかじま たけし) 北海道大学公共政策大学院准教授
ガンディー、ネルー、ボースなど、インドの独立運動を支えた人々や、東京裁判のパール判事の素顔に迫ります。また、現在急速に変わりつつある日印関係について、インド近代史の観点から考えます。

2008年2月22日(金)
ガンディーの平和思想とチャルカの実演~現代文明を超えて~

●大畑 豊(おおはた ゆたか) 非暴力平和隊・日本(NPJ)共同代表
ガンディーというと偉大すぎて、自分には非暴力なんて…と思うかもしれませんが、ガンディーももともとは普通の人。また独立運動の面ばかりが目立ちますが、本当は生活の隅ずみまで改革しようとした人です。その一つがチャルカによる糸紡ぎです。その意味とは…。

2008年3月14日(金)
平和運動 in インド

●石谷 政雄(いしたに まさお) 日本山妙法寺僧侶
札幌出身、インド在住。石谷さんは、宗教やカースト間の争いが絶えないインドで、長年、平和のために行動している宗教者です。ほとんど仏教徒のいない、 南インドでヒンドゥー、キリスト、イスラム教の人たちとともに取り組んでいる、非暴力・平和への活動についてお話してもらいます。

[世界・異文化理解]G8がやってくる~入門編~

●10月17日(水)開講 全6回 水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:通し 一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*④のみ時間帯が異なります。

来年の7月、洞爺湖で先進国首脳会議(通称G8)が開催されます。G8開催を『北海道を世界にアピールするチャンス』と歓迎する人たちがいる反面、貧困・環境・平和問題に取り組む多くの市民・NGOが、提言や行動を起こそうとしています。普段、地域で暮らしているわたしたちにとって、世界中から市民が集まるG8は、世界と直接向き合う良い機会。是非講座に参加して、世界が抱えている問題にふれてください。そして、世界の人たちと共に生きる未来を、いっしょに考えましょう。

2007年10月17日(水)
G8を考える ~グローバル権力と私たち~

●越田 清和(こしだ きよかず)さっぽろ自由学校「遊」理事、G8サミット市民フォーラム北海道
テーマは大きいのですが、私たちの暮らしとG8がどう関係しているのかについて、お話します。もちろんその前提としてG8についての基礎知識をお伝えします。

2007年10月31日(水)
環境問題とエネルギー~再生可能な自然エネルギー普及の取り組み~

●鈴木 亨(すずき とおる)北海道グリーンファンド
気候変動による地球温暖化への対策は今回のサミットでの主要な話題になると見られます。原発に頼らず、地球環境にも地域環境にも配慮した自然エネルギー社会をつくるための、市民による取り組みを伺います。

2007年11月14日(水)
先住民族の権利

●多原 香里(たはら かおり)アイヌ史研究家
G8サミットでは世界の目が北海道に向けられます。これは北海道の先住民族であるアイヌ民族の存在を世界にアピールするチャンスでもあります。先住民族の権利についての国際動向をふまえ、アイヌ民族として訴えたいことをお話していただきます。

2007年11月18日(日)
反グローバリズムの運動と文化

●成田 圭祐(なりた けいすけ)IRREGULAR RHYTHM ASYLUM運営
反G8行動は過激な面ばかりが報道されましたが、実際にドイツで見た現実はもっと多様で豊かなものでした。新自由主義的グローバリズムが拡大する中、それに対抗する運動や文化もグローバルに拡大していることを写真や映像を使って紹介します。

2007年11月28日(水)
開発と貧困 ~下からのグローバル化は可能か~

●高橋 一(たかはし はじめ)酪農学園大学・短期大学部教員・キリスト教NGO論
G8の「上からのグローバル化」の奔流に対抗して、「下からのグローバル化」、「公正と正義のグローバル化」をNGOはどのように進めることができるのか。「開発と貧困」の問題に焦点をあてて、その可能性と課題とをNGOの理念と歴史の両面から探ってみたい。

2007年12月12日(水)
グローバリゼーションと格差社会

●川村 雅則(かわむら まさのり)北海学園大学経済学部・労働経済論
日本・北海道で拡がる格差と、グローバリゼーション・新自由主義など世界の経済・政治のあり方とはどうつながっているのでしょうか。格差社会の背景と現状・課題を学び、私たちが地域でできることをみなで考えてみたいと思います。

[世界・異文化理解]G8がやってくる~軍事・平和編~(受講者募集中)1月9日開講

●2008年1月9日(水)開講 全5回 水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:通し 一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

これまでのG8では、テロ対策・核不拡散・紛争の解決といった「平和」への取り組みが議論されてきました。しかし、それらは世界各地の紛争を主導あるいは放置し、アフリカやアジアの諸国に武器を売りまくり、核による支配を維持しようという動きともつながっています。そういった実態を考えると同時に、日本・北海道はいまどんな状況に置かれているのか、私たちにできる平和づくりとはなにかを考えます。

2008年1月9日(水)
G8は平和に貢献するか

●越田 清和(こしだ きよかず)さっぽろ自由学校「遊」理事、G8サミット市民フォーラム北海道
G8サミットでは、必ず「平和」について話されます。これは「マッチポンプ」だと私は考えます。G8諸国の軍事化について考え、上からの「平和構築」とは違う「民衆の平和協力」とは何かについて考えます。

2008年1月23日(水)
アフリカの影と光と北の世界

●森川 純(もりかわ じゅん)酪農学園大学環境システム学部・国際関係論教授
サミットには南アやナイジェリア、アフリカ連合の代表者も招待されます。サミット開催の背景を踏まえつつ、アフリカの軍事化・紛争・飢餓・難民・生態系破壊が、北の世界の思惑や利害とどう関係してきたのかを、日本の動きに注目しながら学びます。民衆の安全保障や社会開発の実現に何が必要かを考えます。

2008年3月5日(水)
地域から発信する平和主義 ~無防備地域宣言をめざす運動~

●谷 百合子(たに ゆりこ)無防備地域宣言をめざす札幌市民の会
ジュネーブ条約第一追加議定書は「無防備を宣言した地域に対していかなる攻撃もしてはならない」と規定しています。戦争に協力しない、軍隊も武器も持たない無防備地域と宣言することは、私たちの手で、地域から平和を作り上げることにつながります。

2008年3月19日(水)
平和を創る ~小さな物語から大きな物語へ~

●萱野 智篤(かやの ともあつ)北星学園大学経済学部准教授、平和学・国際政治学
国家間の紛争やテロのない状態としてのみ考えられがちな平和を、私たちのライフスタイルや生き方から捉え直して、軍事問題だけではない幅広い視点から、人々による平和・人間の安全保障の実現の道を考えます。

2008年4月18日(金)■日程が確定しました■
イラク戦争・米軍・北海道 ~アメリカ軍の実態と抵抗する人々~

●影山 あさ子(かげやま あさこ)映画「Marines Go Home」、「アメリカ-戦争する国の人びと」インタビュアー、フリージャーナリスト「Marines Go Home」 http://hayaokidori.squares.net/marines_go_home/
辺野古・梅香里・矢臼別を取材し、自衛隊・米軍基地に反対する人たちの声を聞いた影山さんは、その後、アメリカの現役兵士や帰還兵、その家族たちへの取材を進めてきました。米軍の実態とアメリカの人々による反戦運動について聞き、米軍再編下での日本・北海道を考えます。

[世界・異文化理解]G8がやってくる~農業・貿易編~

●2008年1月16日(水)開講 全6回 水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」 *①のみかでる2・7で行います。
●受講料:通し 一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

自由貿易を軸としたグローバリゼーションがますます深まる中、私たちの命の源泉である食も、その波の中にさらされています。北海道の農業も、オーストラリアとの経済連携協定(Economic Partnership Agreement/EPA)でいちじるしく脅かされそうになっています。私たちは、どうやって食を守り、農業を支えていくべきでしょうか。私たちはどういう貿易の枠組みを作っていけばいいのでしょうか。近くの農業、遠くの農業の両方を見ながら、私たちの方向を考えたいと思います。

2008年1月16日(水)【公開講演会】 かでる2・7/1030号室
グローバル化の中で激動するアジア小農世界 ~その崩壊と再生~

●大野 和興(おおの かずおき)農業ジャーナリスト、脱WTO/FTA草の根キャンペーン
いま日本を含むアジア全域で、家族で耕し家族で生きる小さな農業が生存の危機に直面している。農民を襲う農産物価格低落、借金増大、土地喪失の負の連鎖の構造を明らかにすると同時に、そこからの再生に道を探る。

2008年1月30日(水)
インドネシアの森林と先住民を脅かすバイオ燃料 ~アブラヤシ栽培の問題から考える~

●浦野 真理子(うらの まりこ)北星学園大学教員
生物体由来のエネルギー「バイオ燃料」が、CO2排出量を減らすことから石油燃料の代替物として注目されています。原料となる植物の大量栽培は地域や環境にどのような影響をもたらしているのか、お聞きします。

2008年2月13日(水)
私たちはなぜEPAに反対なのか

●野呂 光夫(のろ みつお)北海道農民連
世界的な原油高の下で、バイオ燃料の開発が促進され、食糧輸入国日本の食料不安が高まっている。にもかかわらず、日本はアジア諸国に続いて、オーストラリアとのEPA協定をむすぼうとしている。これ以上、燃料を浪費して、食料を海外から輸入することは、農業だけでなく、世界的な食糧や環境保全にとっても看過できない事態である。

2008年2月27日(水)
北海道でするフェアトレード ~東ティモールコーヒーを切り口に~

●東 由佳子(ひがし ゆかこ)「HOKKAIDO PEACE TRADE」、これからや
多国籍企業による貿易とフェアトレードは何処が違うのか? フェアトレードに貧困を無くしてゆく可能性がどのようにあるのか? 東ティモールコーヒーのフェアトレードを始めた「HOKKAIDO PEACE TRADE」の活動を例に具体的に考えます。

2008年3月12日(水)
遺伝子組み換え食品と食の安全 ~私たちに出来ること~

●泉屋 めぐみ(いずみや めぐみ)生活クラブ生活協同組合理事
大豆・ナタネなどの遺伝子組み換え食品が私たちの食卓に入り込んでいるのもグローバル化の影響の一つです。BSEに汚染された食肉の問題も同様です。地域の農業・生産者を支えることと、食の安全を守ることはつながっています。消費者ができることを考えます。

2008年3月26日(水)
地域に支えられる農業・地域を支える農業~CSA(Community Supported Agriculture)の実践~

●エップ・レイモンド & 荒谷 明子(あらたに あきこ)メノビレッジ長沼
CSAでは、生産維持のために農家が必要とする費用を、地域の人々が農産物の前払い購入によって負担し、農業の恵みとリスクを分かち合います。そうやって地域の農業と地産地消を支えるのです。長沼での実践から、食・農業・環境・地域・グローバリゼーションを考えます。

[世界・異文化理解]~さっぽろ自由学校「遊」&ピープルズプラン研究所・共同会議&交流~アジアとのネットワークづくりに向けて

●12月2日(日)10:00~15:00
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●参加費:1,000円(非会員の参加は1,500円)
●定員:20名(要事前申込み)
*「遊」の運営に携わっている人、および会員の参加を優先します。

ピープルズ・プラン研究所(PP研)は、1998年に設立されました。現代世界の「持続不可能」な状況に対するオルタナティブの探求を趣旨としています。この研究所は、国際連帯、特にアジアとの連帯についての豊富な経験とネットワークを持っています。PP研と協力関係を進めながら、さっぽろ自由学校「遊」のアジアとのネットワークづくりの方向を探ります。

●午前・活動報告
【報告①】PP研:武藤 一羊(むとう いちよう)
東アジアの民衆運動とどう連携できるか~韓国・台湾・中国の社会運動の現在とこれから~
【報告②】PP研:笠原 光(かさはら ひかる)
平和のネットワークをどうつくるか~アジア太平洋反基地東京会議の成果と展望から~
【報告③】「遊」:林炳 澤(いむ ぴょんてく)
東アジア民衆ネットワークに寄せて~日本―「在日」の民衆の連帯から~
【報告④】「遊」:小泉 雅弘(こいずみ まさひろ)
アイヌ民族との協働による新たな実践に向けて~さっぽろ自由学校「遊」の最近の取り組みから~

●午後・活動報告と意見交換
【報告5】「遊」:都築 仁美(つづき ひとみ)
「東アジアのネットワーク」はなにを目指すのか~「遊」における個々の取り組みの意義と今後への問い~
【ディスカッション】
報告を受けて、「アジアとのネットワーク」の意義と今後を考えます。

↓この企画の一環として、共同会議に先立って、以下のような「公開講演会」を実施します。

2007年12月1日(土)公開講演会Ⅰ
売買春は性奴隷制か? ~働く人たちの必要と現実から考える~

●12月1日(土)14:00~16:00
●会場:札幌市教育文化会館402号室
●参加費:1,000円
●青山 薫(あおやま かおる)ピープルズ・プラン研究所共同代表、東北大学COE研究員
移住性労働者調査の話から、「売買春は性奴隷制」という論理がいかに抽象的かを批判。性産業で働く当事者の主体性の尊重が、その中での搾取と暴力被害も軽視せず、取締りよりも人権侵害予防になることを議論します。

2007年12月1日(土)公開講演会Ⅱ
グローバルガバナンスと民衆の連帯 ~対G8~人間のネットワークで対抗しよう

●12月1日(土)17:30~19:30
●会場:札幌市教育文化会館402号室
●参加費:1,000円
●小倉 利丸(おぐら としまる)ピープルズ・プラン研究所共同代表・富山大学教員
G8先進国サミットは、貧困、環境破壊、戦争の拡大を招いてきた新自由主義的なグローバリゼーションの有力な仕組みとして機能してきました。これまでもこのG8サミットに対して大きな異議申し立て運動が世界規模で展開されてきました。来年の洞爺湖G8サミットをひかえて、反G8を含む反グローバリズムの民衆運動の実践と思想についてお話しします。
(+武藤一羊さんのコメントも予定しています。)

[世界・異文化理解]NGO・NPOの企画ツアーへの誘い

●5月8日(火)開講 全5回 火曜14:00~16:00
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般4,000円 会員・学生3,200円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

よく聞くNGO・NPOってなに? どんなものがあるの? どんなことしてるの? 普段の自分とどんな関係にあるのかなあ。世の中のいろいろ、マスコミ情報だけじゃなく自分の五感で確かめてみたい。日常のことだけじゃなく、世間にも自分のためにもなるような何かしてみたい。旅が好きだけど、ありきたりの旅じゃ物足りない。それでは試しに、NGO・NPOが企画するツアーに乗ってみませんか。講座で紹介できる数は少ないけど、まずは一つの入り口として。

2007年5月8日(火)
シレトコ先住民族エコツーリズム研究会

●シレトコ先住民族エコツーリズム研究会(http://www.shinra.or.jp/sipetru/)
現代のアイヌの人々がつくりだす生き生きとしたアイヌ文化を、世界遺産シレトコを舞台に、世界の人々に知ってもらうために設立。2006年から始まった「先住民族エコツアー」の意義、魅力をご紹介いただきます。

2007年6月5日(火)
NPO法人「飛んでけ!車いす」の会

●NPO法人「飛んでけ!車いす」の会(http://business4.plala.or.jp/tondeke/)
使われなくなった車いすを修理をし、旅行者の手荷物として発展途上国に送り届ける活動を行なう。スタディツアーは、車いすの方や目の不自由な方も参加。年齢も障がいも様々な「ごちゃまぜツアー」は楽しい!

2007年7月3日(火)
どさんこ海外保健協力会

●どさんこ海外保健協力会(http://homepage3.nifty.com/hope-dosanko/)
カンボジアにワーカーを派遣し、農村部に協同組合をつくり、村人が自分たちで健康を守れるように支援している。一時帰国中のワーカーの方から現地の人と関わる楽しさ、スタディツアーの魅力をご紹介いただきます。

2007年8月7日(火)
ピースボート

●ピースボート(http://www.peaceboat.org/)
ピースボートの旅は、あらゆる年齢や性別、職業や国籍の人たちが、世界中でおこった事件や、進行している出来事を「知る」ことができます。そして、その地に暮らす人たちと「出会う」ことができる旅なのです。

2007年9月4日(火)
NPO法人さっぽろ自由学校「遊」

●NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
1994年のラオスを皮切りに、韓国、台湾、ソロモン諸島、カンボジア、フィリピンなどのスタディツアーを実施。アイヌ民族との共生を目的とした道内ツアーにも力を入れている。これまでのツアー、これからのツアーを紹介します。 

[世界・異文化理解]もっと! イスラームを知ろう

●8月1日(水)開講 全4回 水曜18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」ほか
●受講料:一般4,000円 会員・学生3,200円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*第2回目のみ土曜13:00~15:00、会場はムソーラ(礼拝所)北区北14条西1丁目になります。

日本でのイスラーム世界に関する情報は、紛争や事件と関連して伝えられることが多く、そのため私たちは、テロ、厳しい戒律、女性差別というイメージでイスラームを捉えがちです。それは、私たち日本に住んでいる者が、イスラームの情報を得る機会が少ないことに関係しています。そこで、この講座では、歴史的事実やイスラームの基本を学び、直接会う機会がほとんどないムスリムの方と交流して、イスラームへの理解を深めたいと思います。

2007年8月1日(水)
イスラムの起源を知る

●太田 敬子(おおた けいこ)北海道大学大学院文学研究科教授
イスラームはどのようにして生まれたか。そして、どのように世界中に広がっていったのか。前近代中東史が専門の太田教授にお越しいただき、イスラームの原点について直接お話をうかがいます。書籍やメディアでは見えてこない“イスラームの誕生と発展”を学びましょう。

2007年8月11日(土)13:00~15:00
イスラーム教入門 

札幌市にある礼拝所を訪問して、イスラームの基本的なお話を聞きます。ハラールフードのお店も見せていただきます。
*牛・鳥・羊などの肉は、イスラームの教えに沿った形で処理されたものを食べなさいと言う教えがあります。また豚肉、それらのエキス、そしてアルコール(いわゆるお酒)やアルコール成分の入った物はハラールになりません。こうした基準をクリアして専門機関から認定を受けた食品がハラールフードです。

2007年8月22日(水)
イスラーム社会に生きる女性たち

●石井 優子(いしい ゆうこ)元エジプト青年海外協力隊員・幼児教育
イスラーム社会において女性は、どのような日常を送っているのでしょうか。イスラームの国で過ごされた方に来ていただき、井戸端会議のような雰囲気でお話をしてみましょう。

2007年9月5日(水)
イスラーム座談会

様々な国・地域出身のムスリムの方々(日本在住者・留学生等)に来ていただき、お菓子を食べながらイスラームについてお話ししましょう。それぞれの国・地域の様子などを聞くのも楽しいと思います。気楽に歓談しましょう。

[世界・異文化理解]韓国:デモクラシーという韓流

●5月11日(金)開講 全5回 18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」ほか
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*6月16日(土)のみ別会場になります(会場は決まりしだいご案内します)。

韓国社会は大きく動いています。「韓流」はテレビや映画にとどまらず、歴史の見直し、外国人の地方参政権、新しいメディア、女性運動など、社会全体に広がっています。このエネルギーはどこから来ているのか、その担い手は誰なのか。この「もう一つの韓流」を学び、「韓流」ドラマの背景を探り、私たちの未来を考えます。

2007年5月11日(金)
6月民衆抗争~韓国民主化への道~

●林 炳澤(いむ・ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
1987年6月、韓国全土でチョン・ドファン軍事独裁政権の退陣と民主主義を求める声がわきあがりました。韓国社会の民主化の始まりとなった、このたたかいの意義について、歴史を振り返りながら考えます。

2007年5月25日(金)予定
韓国のデモクラシーとメディア

●玄 武岩(ひょん・むあん)北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院準教授
韓国の民主化を考える時、「インターネット新聞」など新しいメディアの役割を見逃すわけには行きません。韓国メディアのどこが新しいのか、日本との違いにふれながら考えます。

2007年6月8日(金)
映像から考える韓国社会のいま~人権・差別・女性~

●金 貞礼(きむ・じょんね)在日韓国民主女性会
韓国社会がいま、人権問題とどう向き合おうとしているか、映像資料を使いながら、みんなで考えます。韓国と日本をつなげて、「もしあなたなら、どうするか」について話しましょう。
*映像資料「もし、あなたなら-6つの視線」

2007年6月16日(土)【国際シンポジウム】*会場未定
韓国の民主化・日本の民主化・アジアの民主化

●李 貞玉(い・じゅんおく)韓国/ヒョソン・カトリック大学
●花崎 皋平(はなざき こうへい)哲学者
韓国の民主化が何をもたらしたのか、韓国の市民社会は未来に対してどんなビジョンをもっているか。韓国の民主化の意義を、グローバル化の進む世界の中に置きなおし、21世紀のアジアを展望します。

2007年6月22日(金)
韓国と日本をつなげて考える~パスポート事件を手がかりに~

●梶村 のぞみ(かじむら のぞみ)元「イムさんにパスポートを!」国境を超える会代表
●林 炳澤(いむ・ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表
1970年代から90年代はじめにかけ札幌で民主化運動を行っていたイムさんが、金大中政権下の2000年、祖国に行こうとしたところ、韓国政府はパスポートを出しませんでした。民主化によって生まれた金大中政権が、なぜこんなことをしたか。日本社会はこの問題と無関係なのか。東アジアの民主化について、みんなで話します。

[平和]ケンポウが変わってもいいですか?~パート1~

~講座&フリートーク~
●5月15日(火)開講 全5回 月1回火曜13:30~15:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*10月以降も継続して取り組む予定です。

「日本の憲法を変えよう!」という議論が、国会やメディアなどあちこちで交わされています。新しい憲法を決めるための国民投票法をつくろうという動きもあります。憲法はどんなふうに変わろうとしているんでしょう? 変わるとどうなるんでしょう? そもそも現在の憲法はどんな内容で、私たちの暮らしとどう関わっているんでしょう? 憲法を変えるのか、今のまままもるのか、私たち自身が選択するために、一緒に学び、語り合いませんか? 
*お話(1時間)+フリートーク(1時間)という構成です。

2007年5月15日(火)
憲法改正まであと何日?~国民投票法について~

●小坂 祥司(こさか しょうじ)1985年から札幌で弁護士を始めて現在に至る
今の憲法改正国民投票法案は、議論をさせず、早く結論を出すことに主眼があるかのようです。憲法改正が「改正」になるか「改悪」になるかは手続が重要です。法案の重大な欠陥について話します。

2007年6月19日(火)
表現の自由と民主主義~21条~

●江尻 司(えじり つかさ)北海道新聞論説主幹
民主主義の基盤である「表現の自由」に憲法は高い地位を与えています。それを揺るがす事態がなぜ起きるのでしょうか。報道の経験をもとに守るべきものは何かを考えます。

2007年7月17日(火)
市有地に神社? 政教分離・信教の自由を考える~20条~

●谷内 栄(たにうち さかえ)砂川政教分離訴訟原告
小泉首相の靖国参拝に、砂川市の市有地には神社。政教分離というけれど、その実態は? 砂川市の裁判の事例から、国と宗教の関係を考えます。

2007年8月28日(火)
今、憲法9条で大丈夫なのか?~日本国憲法の平和主義~

●奥野 恒久(おくの つねひさ)室蘭工業大学准教授・憲法学
「軍事によらない平和」、これが日本国憲法の平和主義です。はたしてこの立場は、「時代遅れ」なのか、「時代の先取り」なのか。改憲論を視野に入れて考え、語りましょう。

2007年9月18日(火)
そもそも憲法ってなに? なんで必要なの?

●結城 洋一郎(ゆうき よういちろう)小樽商科大学教授・憲法学
立憲主義っていったい何なのか? 国民と国家の関係はどうあるのがいいのか? 憲法が変わるとどうなるのか? といったことを考えたいと思います。

[平和]ケンポウが変わってもいいですか?~パート2~

~講座&フリートーク~
●10月16日(火)開講 全5回 月1回火曜13:30~15:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)

「日本の憲法を変えよう」という議論が、国会やメディアなどあちこちで交わされてきました。新しい憲法をつくるための国民投票法もできました。憲法はどんなふうに変わろうとしているんでしょう? 変わるとどうなるんでしょう? そもそも現在の憲法はどんな内容で、私たちの暮らしとどう関わっているんでしょう? 憲法を変えるのか、今のまままもるのか、私たち自身が選択するために、一緒に学び、語り合いませんか?
*お話(1時間)+フリートーク(1時間)という構成です。

2007年10月16日(火)
ケンポウを語ろう~国民的憲法合宿を参考に~

社会人やフリーター、主婦等が「ケンポウを変えたいか」「変えたくないか」討論して、意見をぶつけ合うDVDを観ます。終了後は私たちも「ケンポウをどうしたいのか」を話し合います。「変えたい人」「変えたくない人」それぞれの考えを話し合いませんか?

2007年11月13日(火)
ケンポウの歴史~押し付け憲法論を克服するために~

●佐々木 一(ささき はじめ)札幌市内公立高校社会科教諭
参議院選挙で一時的な風が吹いても「憲法」を争点にした共産&社民が議席数を減らし、「憲法改正」が政治日程に上がっている現実は変わりません。憲法学者の講義を聞いて得心するよりも、高校レベルの知識で隣の友人に語れるくらいの「ケンポウの歴史」を学びませんか。

2007年12月11日(火)
憲法25条と生活保護~母子加算削減に全国から146人の母子世帯が審査請求を~

●細川 久美子(ほそかわ くみこ)北海道生活と健康を守る会連合会
生活保護法第1条は「日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、(中略)その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする」としている。しかし、近年、保護が受けられず餓死する、受けていても辞退届けを書かされて餓死するなど人の命を奪うものとなっている。こうした中で受給者の闘いが始まりつつある。

2008年1月12日(土)13:30~15:30
なぜ君が代の演奏をとめたのか-19条-

●宮澤 邦彦(みやざわ くにひこ)倶知安町立中学校教員
2001年3月、倶知安中学校の卒業式で、教師との共通理解、生徒たちへの事前説明がないままに学校長が流した君が代演奏を止めに入った教師がいました。なぜ演奏を止めたのでしょうか? 卒業式や入学式における日の丸・君が代の問題を良心の自由という視点から考えてみたいと思います。

2008年2月12日(火)
映画『それでもボクはやってない』から見えてくる取調べ・刑事裁判の実態と改革方向-31条~40条ー

●大賀 浩一(おおが こういち)弁護士
痴漢犯人にされた青年の逮捕から判決までを通じ、取調べ・裁判のおそるべき現実を明らかにした周防正行監督の話題作を素材に、ケンポウの理想と現実、刑事司法の方向性を考える企画。受講者は事前に「それボク」を観てください。
※事前に映画を観るのが難しい方はご相談ください。

[平和]「愛国」ってナンダ!?

●5月8日(火)開講 全5回+番外編1回 18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般5,000円 会員・学生4,000円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
*番外編の参加費は別途いただきます(500円)

「国を愛する」って一体どういうことでしょうか? 「国家」やその元首・政府を信奉することでしょうか?自分たちの「伝統」や「歴史」を愛することでしょうか? 力を合わせて「外敵」から国を守ることでしょうか?  あるいは、自分たちの生きる社会を自分たちでつくろうという意思でしょうか? この講座では、さまざまな視点から愛国を考えます。その中で、国家と個人との関係や、私たちそれぞれが自分たちの生きる社会とどう関わるのかを考えます。

2007年5月8日(火)
「愛国」ってナンダ!?

●岡田 吉史(おかだ よしふみ)さっぽろ自由学校「遊」理事、小樽在住
今、言われている「愛国」って1930年代の焼き直しとしか言いようがありません。それも今回は「喜劇」としてのパターン。そんな現在の空気を読み解きたいと思います。喜劇だって、ほっとけば私たちを地獄へも導くのだから。キーワードは「総動員とプチナショナリズム」。

2007年5月22日(火)
インド:ヒンドゥー・ナショナリズムの行方

●中島 岳志(なかじま たけし)北海道大学公共政策大学院助教授
インドでは1990年代以降、RSS(民族奉仕団)を中心としたヒンドゥー・ナショナリズムが拡大しています。その背景は何か、どのような人たちが、どういった思いからそこに関わっているのかを、RSSの調査をした中島さんにお聞きします。

2007年6月5日(火)
体験! 愛国心教育

●徳武 篤子(とくたけ あつこ)さっぽろ自由学校「遊」共同代表、現役中学校教員
現段階で「愛国心」を育むために学校ではどんな授業が行われているのでしょうか。実践例を参考に、現役教員が愛国心の大切さを教えます。愛国心とは? 教育の役割とは? いっしょに考えます。

2007年6月19日(火)
韓国(朝鮮)に現れた「愛国」~植民地支配、分断国家の歩みから~

●林 炳澤(いむ・ぴょんてく)さっぽろ自由学校「遊」共同代表 在日韓国人2世
戦前日本の「愛国」がもたらした朝鮮への植民地支配、その結果としての戦後の分断国家・韓国の誕生。その植民地支配期、分断国家に現れた「愛国」のありようを見つめ、「愛国」の問題性を考える。

2007年7月3日(火)<ディスカッション>
私たちにとっての「愛国」

●札幌在住の外国人をゲストに迎えて
植民地支配からの独立を勝ち取った国の出身者、国家によって自由を奪われた経験を持つ人などと一緒に、それぞれの考えを出し合いながら、愛国、国家、クニ、共同体、社会について考えます。

2007年7月30日(月)【番外編】
ウタで知る愛国

●徳武 篤子(とくたけ あつこ)さっぽろ自由学校「遊」共同代表、現役中学校教員
植民地からの解放・民族自決のたたかいの中で、人々の中から生まれてきた歌がある。一方で国家の権力者を讃え、その下に民衆を統一させるために利用された歌もある。愛国と歌の関係を探りたい。

[平和]「ガイサンシーとその姉妹たち」上映会

●4月29日(日)
①10:00~、②12:30~、③14:15~
*11:30~12:15 元中国帰国者連絡会会員の方のお話
●会場:札幌市教育文化会館4F/講堂
●入場料:大人:前売1,000円・当日1,300円 高校生以下500円
班忠義(バン・チュンイ)監督
1958年中国・遼寧省撫順市出身。上智大学大学院、東京大学大学院研究生を経る。中国残留婦人問題に取り組み、92年「曽おばさんの海」(朝日新聞社)を出版、第7回ノンフィクション朝日ジャーナル大賞を受賞する。95年「中国人元 “慰安婦”を支援する会」を発足。98年「雲南の子供たちの教育を支援する会」発足。99年、ドキュメンタリー映画『チョンおばさんのクニ』(シグロ製作)を初監督。06年9月「ガイサンシー《蓋山西》とその姉妹たち」(梨の木舎)出版。

山西省一の美人を意味する「蓋山西(ガイサンシー)」と呼ばれた、侯冬娥(コウトウガ)。
その呼び名は、彼女の容姿のことだけでなく、同じ境遇に置かれた幼い“姉妹たち”を、自らの身を挺してまで守ろうとした、彼女の優しい心根に対してつけられたものであり、その後の彼女の人生の悲惨を想ってのものだった。「蓋山西(ガイサンシー)」という名は、やがて山西省の人びとの間で、人間の尊厳を表す言葉となる。
この映画は、班忠義監督が9年の歳月をかけ、中国の大地に侯冬娥(コウトウガ)と、運命を同じくした女性たちの姿を追い続けたドキュメンタリーである。幼くして人生の全てを奪われた女性たちの現在の記録であり、同時に、私たちの明日に向けて語られる物語である。

[表現]映像制作ゼミ

●6月28日(木)開講 全10回 月1回木曜19:00~21:00
●会場:さっぽろ自由学校「遊」  
●最小催行5名
●受講料:一般20,000円 会員・学生17,000円
*受講希望の方は、講座開講1週間前までにお申し込みください
●講師:菅原 孝雄(すがわら たかお)
1979年生まれ/映像制作会社勤務
「討ち入りだヨ!全員集合」(小川監督/RIP制作/短編映画祭クレルモンフェラン・フィルム・フェスティバル上映)など、様々な自主制作に参加し、撮影・編集を担う。

プロが使う手法をもとに、ただの「記録」ではなく、「作品」と呼べるような映像を制作する基本技術を学びます。できるだけお金がかからない機材を用いて、ワンランク上の作品づくりを目指します。
*11月29日の回からは、映像制作の機材をご用意ください(機材については初回に紹介します)。
*受講者の方々の作業の進み具合により、日程、内容が若干変更する可能性があります。予めご了承ください。

2007年6月28日(木)イントロダクション
映像制作の概要

映像制作の現場では、どのように作品づくりを行なっているのか。アマの映像制作では、どのような機材が最低限必要なのか。

2007年7月26日(木)グループワーク
撮影と撮影計画

10月25日まで、グループによる一分間CM制作を行ない、映像制作の基礎と流れを学びます。今回のレクチャーは、撮影手法について。

2007年8月30日(木)グループワーク
撮影実習

実際にロケに行きます。

2007年9月27日(木)グループワーク
ノンリニア編集①

TVで放映されているCMを観ながら、構成と編集技法を学びます。そして、実習で撮影した映像素材を見て、構成を考え、ノンリニア編集を行ないます。

2007年10月25日(木)グループワーク
ノンリニア編集②

TVで放映されているCMを観ながら、構成と編集技法を学びます。そして、実習で撮影した映像素材を見て、構成を考え、ノンリニア編集を行ないます。

2007年11月29日(木)個人ワーク
撮影計画

08年2月28日まで、個人作業による作品制作を行ない、映像制作の技術を身に付けていきます。今回は、撮影計画を立てます。

2007年12月27日(木)個人ワーク

撮影した映像を観ながら、作品の構成、編集を考えてみます。

2008年1月31日(木)個人ワーク
ノンリニア編集①

各自の映像、構成に適したノンリニア編集のテクニックをお伝えします。

2008年2月28日(木)個人ワーク
ノンリニア編集②

各自の映像、構成に適したノンリニア編集のテクニックをお伝えします。

2008年3月27日(木)
まとめ

作品を観賞し意見交換します。作品の公開方法をいくつかお伝えします。

[表現]オルタなデモンストレーション部

●5月27日(日)より 月1回日曜日13:00~16:00
・5/27 オリエンテーション 日本のデモを取り巻く状況世界のアクションを観よう
 7/22、9/23、10/21、11/18、12/16、1/20、2/17
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●会費:500円/回
*ブログ:http://odeb.exblog.jp/
 (3回目以降の内容、ゲスト、日程・会場の変更など、最新情報をブログに掲載します。)

社会問題に関心があっても、デモにはちょっと参加しづらい…と思ったことはありませんか? どこかよその地域のデモの映像、あんなのが身近にあったら輪に入りたいな、と思ったことは? 街に出てたくさんの人にメッセージを伝えようとするとき、どんな工夫をしたら声が届きやすくなるでしょうか。ゲストのお話を聞いたり、各地のアクションの映像を参考にしながら、自分たちの感性に合ったデモの表現を一緒に創りましょう。

[表現]コミュニケーション写真講座 撮影会・まちの魅力を撮る~街並み・ひと・自然~

●10月13日(土)~14日(日)
 いずれも13:00~16:00
 *雨天決行(ひどい悪天候の場合は延期)
●参加費:5,000円
●定員10名(最少催行5名)
●対象:写真の初心者から中級者まで
 カメラを持っている人(どんなカメラでもかまいません。デジタル一眼レフがベストです)
●講師:村岡 ひろし(むらおか ひろし)
1950年、北海道鷹栖町生まれ。出版編集のカメラマンを経てフリーの写真家に。人間の暮らし、子どもたち、日本の風土をテーマにした作品を発表。近年は、北限のブナ林と野の花など、自然を中心に撮影中。日本写真家協会会員。HP「村岡ひろし・森の写真館」(http://www.d5.dion.ne.jp/~m-hirosi/)

カメラを手に街を歩いてみると、見慣れたはずの景色の中に、これまで気がつかなかった新しい魅力を発見することが出来ます。ビルの片隅に咲く小さな花・自然の世界、歴史を刻んだお店や建物、くつを磨くおばさんたち…。街の面白さ、写真を撮る楽しさを感じながら、写真撮影の技術を一緒に学びませんか? とりあえず初歩の写真技術を覚えたい、忙しくて長い時間の教室には通えない、被写体を発見する視点を知りたい(何を撮って良いか分からない)といった人など歓迎します。

2007年10月13日(土)
1日目
・内容:撮影会&撮影をしながらの技術指導
・撮影場所:狸小路・南2条あたりの中通から大通公園など。
 *3ヶ所位を講師と一緒に歩く予定です。
・集合:さっぽろ自由学校「遊」(12:50)

2007年10月14日(日)
2日目
・内容:教室内で作品の鑑賞・講評・講師からのアドバイス
・場所:さっぽろ自由学校「遊」

[表現]ライターゼミ(不成立)

●5月17日(木)開講 全10回 月1回木曜19:00~21:00
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●最小催行5名
●受講料:一般20,000円 会員・学生17,000円
*受講希望の方は、講座開講の一週間前までにお申し込みください
●講師:ハシモトミノル
1974年生まれ/フリーライター
ライター業を中心に、雑誌や広告物、Webサイトなどのデザインワークも手がける。北海道文化放送「ロヲドク」に自作の散文を提供。

プロの現場の「考える・書く・伝える」ノウハウを学びます。コラム、取材文、コピーライトなど、雑誌やWEBを制作するときに必要な文章作成のワークショップを行ない、ワンランクアップの「文章表現スキル」を身につけます。

2007年5月17日(木)
イントロダクション

ライターとは? 文章を書くこと、その考え方、ノウハウは?  など現場のエピソードを交えてお話します。

2007年6月14日(木)
伝わる文章の基礎(前編)

文章を書く前のチェック。伝えたい内容を要点をまとめ、わかりやすく表現するための考え方を学びます。

2007年7月12日(木)
伝わる文章の基礎(後編)

文章を書いた後のチェック。いくつかのチェック事項を確認し、よりわかりやすい文章に完成させます。

2007年8月9日(木)
取材文の書き方①

取材の流れや誌面の仕組み、原稿の書き方について学びます。

2007年9月13日(木)
取材実習①

グループで取材に行きます。

2007年10月11日(木)
コラムを書く

少しだけ趣向を変えて、コラムの書き方をお伝えします。

2007年11月8日(木)
コピーを作る

イメージを凝縮した文章表現を学びます。講座で制作した文章のタイトルを考え、プレゼンテーションを通じて決定します。

2007年12月13日(木)
取材文の書き方②

取材方法、記事の書き方の応用、実践的な手法をお伝えします。

2008年1月17日(木)
取材実習②

受講者各自が実際に取材に行きます。

2008年2月14日(木)
まとめ

受講者の制作物をディスカッションを通じて振りかえります。

[表現]コミュニケーションって何?~行動スタイル診断から「自分流」を考える~

●6月16日(土)13:00~15:00
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:一般1,500円 会員・学生1,000円
●講師:岩佐 奈々子(いわさ ななこ)DiSC認定インストラクター・国際メンターシップ協会アソシエートメンター
*DiSCについて
環境に基づく人間の行動反応を「DiSC」という4つのパターンに分類し、その傾向性を自己分析するツールです。30年以上の信頼と世界中で4,000万人を超えるユーザーにより実証された最新分析システムを使用します。
「コミュニケーション」とは、いったい何でしょうか?

このワークショップでは、毎日の生活の中で知らないうちにしている様々な「コミュニケーション」について考え、最新の行動スタイル診断(DiSC)を通して無意識にしている「自分流」のコミュニケーションスタイルを考えてみます。「自分流」のスタイルをどのように使ったらより良いコミュニケーションができるのかを一緒に考えてみませんか。

<<後期からの受講者を追加募集しています>>

●10月19日(金)より 全5回 月1回金曜18:30~20:30
 10/19、11/16、12/14、1/11、2/8
●受講料:一般7,500円 会員・学生6,000円

●5月18日(金)開講 全10回 月1回金曜18:30~20:30
5/18 6/15 7/20 8/17 9/14 10/19 11/16 12/14 1/11 2/8
●受講料:一般15,000円 会員・学生12,000円
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●チューター:花崎 皋平(はなざき こうへい)
75歳。著述業(哲学、社会思想)。このゼミは毎年継続で、毎回話し合いが活発です。新しく読み始めるので、新規参加者を歓迎します。
だれもが知ってはいるものの、実のところあまりちゃんと読まれていないのが古典と呼ばれる本。この読書ゼミでは、ひとりでは読みにくい古典を皆でああだこうだと意見を述べ合いながら読んでいくことで、自分たちにひきつけていきたいと思っています。今年度は、プラトンの『国家』を最初から読みます。報告者を決めて、区切りごとに内容を報告して話し合うスタイルで進めます。

[歴史・思想]花崎皋平が語る 現代の社会運動~その歴史と思想~

●10月23日(火)開講 月1火曜 全6回 18:30~20:30
●会場:さっぽろ自由学校「遊」
●受講料:通し 一般6,000円 会員・学生4,800円(単発 一般1,500円 会員・学生1,000円)
●お話:花崎 皋平(はなざき こうへい)
1931年、東京生まれ。著述業(哲学、社会思想)。主著に『生きる場の哲学』(岩波新書)、『解放の哲学をめざして』(有斐閣)、『静かな大地』(岩波書店)、『アイデンティティと共生の哲学』(筑摩書房)など。

1960年代後半から現在に至るまでの日本、そして北海道の社会運動について、当事者として運動に関わりながらその思想を紡いできた花崎皋平さんに個人史を交えて語っていただきます。「遊」の活動に関わる様々な世代のメンバーが聞き手となります。花崎さんが歩んできた時代を辿りながら、私たちが現在立っている地点を歴史的に再確認し、私たちの今後に向けての手がかりを得ましょう。

2007年10月23日(火)
異議申し立て~全共闘運動とべ平連~

●聞き手:本多 さゆみ(ほんだ さゆみ)
60年代末、世界はひとつの大きなうねりの中にありました。ベトナム反戦運動や大学のあり方を根底から問うた全共闘運動について、花崎さんにその意義や現在との連続ないし断絶などを含めて語っていただきます。

2007年11月27日(火)
開発と地域~伊達、水俣、三里塚~

●聞き手:水上 さえ(みずかみ さえ)
70年代、「日本列島改造」のかけ声と共に、大規模総合開発政策が推し進められ、全国各地で公害や開発に反対する住民運動が繰り広げられました。伊達火力発電所反対運動の経験を軸に、水俣、三里塚などの反公害・反開発住民運動や「地域をひらく」シンポジウム運動などについて語っていただきます。

2007年12月18日(火)
国際連帯~東南アジア、韓国、フィリピン、ピープルズプラン21~

●聞き手:木村 嘉代子(きむら かよこ)
1979年、3ヶ月、アジアの草の根を歩きました。80年代、公害輸出や援助のあり方が問題になり、その現場を訪ねました。同時期、韓国やフィリピンとの民衆連帯運動が発展しました。ピープルズプラン21世紀・国際民衆行事がそれら一連の活動の集約となりました。そうした経験について語っていただきます。

2008年1月15日(火)
ジェンダー~リブ、フェミニズムとの対話~

●聞き手:都築 仁美(つづき ひとみ)
70年代初頭の「ウィメンズ・リブ」の問いかけは、男性にも深刻な反省をうながし、従来の男性中心主義の克服が課題となりました。80年代には、フェミニズム理論が影響を広げ、社会学に大きな変化をもたらしました。自由学校の場から生まれた「軍隊と女性」論争など、ジェンダーをめぐる対話と思索の経験について語っていただきます。

2008年2月19日(火)
エスニシティ~アイヌ民族との共生~

●聞き手:小泉 雅弘(こいずみ まさひろ)
北海道の地を暮らしの拠点としてきた花崎さんが一貫して追求してきたアイヌ民族の復権と共生という課題について、これまでの動きを振り返りながら、未来への展望を語っていただきます。

2008年3月11日(火)
ピープルとしての生き方~自由学校という場を手がかりに~

花崎さんの思想と実践の中心に位置するピープルという主体のあり方、ピープルを本位とする社会のあり方について、90年以降私たちと一緒に関わってきた自由学校という場のもつ課題と可能性を含めて語っていただきます。