24.「戦後」を問い続ける

 アジア太平洋戦争の加害国・日本ですが、戦争末期には米軍による戦争犯罪といっていい無差別空襲、突然のソ連参戦、植民地喪失による命懸けの逃避行など、多くの人々が深刻な被害にさらされました。しかし、大都市への空襲は8月が来るたびに語られても、地方での被害は忘れられかけています。その他の被害も、国の主張する戦争被害受忍論もあって、置き去りのような状態です。国家の大義名分に翻弄された人々の体験を掘り起こし、次代に引き継ごうと努めている5人のお話を通じ、加害と被害が絡まり合った戦争の実相に迫ります。

日程5/15(金)開講 全5回 18:45~20:45
会場さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
※オンライン(Zoom)併用
参加費通し 一般5,000円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円
単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円
コーディネーター雨宮恭子( さっぽろ自由学校「遊」共同代表)、飯島秀明(さっぽろ自由学校「遊」会員)、七尾寿子(さっぽろ自由学校「遊」会員)
第1回
5/15(金)

北海道空襲犠牲者名簿を作る
◼ 山本竜也(地方史研究者)
 1945年7月14日、15日に北海道は米海軍艦載機の空襲を受けました。15日は室蘭への艦砲射撃もありました。それから66年が経った2011年に『北海道空襲犠牲者名簿』を自費出版した講師が、北海道空襲の概要、名簿作成のきっかけ、方法、残された課題などを語ります。
第2回
6/19(金)
ソ連の南樺太侵攻と日本の社会意志
◼ 平山裕人(私塾「コロポックル学びの家」講師)
 1945年8月9日、ソ連軍がいきなり南樺太に侵攻しました。8月25日に、日本が降伏するまでの17日間に何があったのでしょうか。日本人はなぜそのような行動を取ったのでしょうか。
第3回
7/17(金)
『満蒙開拓』と祖父と私—加害責任の世代間伝播
◼ 胡桃沢伸( 劇作家、精神科医) ※オンライン登壇
 河野村という長野県の小さな村の村長だった祖父は、国策に従って植民地「満州」(現在の中国東北部)に村民を送り、敗戦直後に70名を超える村人が集団自殺した責任を負って、翌年に自殺しました。祖父が遺した日記を手掛かりに加害責任について考えます。
第4回
8/21(金)
日本兵のPTSD(戦争トラウマ)についてあなたは知っていますか?
◼ 黒井秋夫(PTSDの日本兵家族会、寄り添う市民の会代表) ※オンライン登壇
 海外の戦争トラウマについては耳にしてきましたが、日本軍帰還兵のPTSD(戦争トラウマ)については今まで表立って語られてきませんでした。赤紙一枚で徴兵され、日本兵として戦った人々。その心を蝕み、家族をも苦しめた戦争のもう一つの怖さを、今、私たちは知らなければならないのでは……。
第5回
9/18(金)
居場所を追われ続けた北千島アイヌ
◼ 小坂洋右(元北海道新聞記者)
 千島列島の先住民族・北千島アイヌは、日本とロシアによる植民地化、そして戦争に翻弄され、集団としては消滅させられました。ロシアの圧迫で千島列島を逃げ惑い、日本政府によって色丹島に移住させられ、ソ連軍侵攻で北海道への逃避を余儀なくされた、その歴史をたどります。
*この回のみ、連続講座「「和人問題」をあぶり出せ」との合同開催です。

参加申込

・講座のお申込は以下の申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
・参加の流れはこちらのページをご確認ください。
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※対面参加の場合は会場で現金にてお支払いいただくこともできます。

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