国策企業ラピダスの2027年度本格操業に向けて、2026年度は試作段階から実際の量産体制に向けて拍車がかかろうとしています。最新情報によれば、2027年度には2ナノを超える1.4ナノ工場建設構想が立てられています。この加速化する操業に伴って、すでにインフラ整備や物流、地価上昇など地域経済への影響が顕在化していますが、今後さらに地域環境や市民の生活・暮らしにも大きな影響が出ることが予測されます。今期講座では、地域社会への環境と暮らしへの影響を深掘りします。
| 日程 | 5 月19 日(火)開講 全5 回 18:45 ~ 20:45 |
| 会場 | さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) ※オンライン(Zoom)併用 |
| 参加費 | 通し 一般5,000 円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円 単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円 |
| コーディネーター | 井上真智子・中雅子・田畑豊(さっぽろ自由学校「遊」会員)、田村リエ子(さっぽろ自由学校「遊」理事) |
| 第1回 5/19(火) | 葛野次雄さんに聞く「アイヌ政策からみたラピダス半導体工場に対する懸念」 ◼ 葛野次雄(コタンの会副代表) 明治以降、北海道における様々な開発は、先住民族であるアイヌの方々の生活環境と暮らしに多大な影響をもたらしてきました。そもそもこうした開発は、日本人がアイヌの土地や権利を奪って進めてきたものです。葛野さんには、ご自身が経験されたことから、ラピダス半導体工場に思うことまで、司会者との質疑応答形式で語ってもらいます。 |
| 第2回 6/16(火) | 『森・川・海』保全運動からみたラピダス半導体工場の問題点 ◼ 藤原寿和(半導体研究会) 北海道では「森・川・海」に繋がる自然の地域循環を取り戻すため、100年計画で「森に木を植えよう!」という保全運動が推進されています。しかし、ラピダスの操業に伴い大気や水環境に排出される有害物質は、生物濃縮を起こし、海に到達すれば再びブーメラン現象で森林に及びます。こうした「負の循環」への懸念を深掘りします。 |
| 第3回 7/21(火) | 北海道における有機農業からみたラピダス工場の問題点 ◼ 森川純(日本農業新聞特別通信員、在来種採種園代表) 北海道農業は2023年と2025年の記録的猛暑により、稲、じゃがいも、玉ねぎなどに被害が出ました。また海水温上昇で水産業でもサケ不漁に。背景には温室効果ガス排出増加に伴う地球温暖化があります。半導体産業が原発再稼働や火発増設を促し、これを加速させている現状を話します。 |
| 第4回 8/18(火) | ジャーナリストからみたラピダス半導体政策をめぐる問題点 ◼ 片野裕之(毎日新聞社社会部北海道グループ記者) 半導体工場の立地・操業は、北海道のラピダスに限らず、熊本のTSMCなどに代表されるように、今や国策“ 目玉” 事業として展開されています。しかしながら、深刻な環境汚染への企業や地方自治体の対策は不明朗なままです。片野さんには、これまで企業や地方自治等を取材して見えてきたものをお話してもらいます。 |
| 第5回 9/15(火) | こどもたちにとっての半導体のお話 —「Newsがわかる特別編「半導体がわかる2025」」を読んで ◼ 藤原寿和(半導体研究会) 大人にもなかなか分かりにくい半導体の仕組みをこどもたちに分かりやすく伝えていくことは大事ですが、半導体がもたらす様々な負の影響についてもきちんと伝えて議論しなければなりません。果たしてジャーナリズムがその責任を果たしていると言えるでしょうか? 深掘りします。 |
参加申込
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