1980年代、山谷は8,000人を超える日雇い労働者が生活する活気あふれた街でした。その街で労働者たちが、自らの尊厳を守り仲間の雇用を維持するため、行政や悪徳業者、やくざとの闘いに立ち上がりました。
彼らの闘いを映画にしようとした佐藤満男が、映画の撮影開始後間もない84年12月に労働者と敵対していた金町一家に刺殺されました。労働者たちは佐藤の遺志を引き継ぎ、山岡強一を中心に映画制作を続け85年末に完成しましたが、その直後の86年1月、山岡強一が金町一家に殺害されました。二人とともに映画制作に関わった上映委員会がその想いを引き継ぎ、現在に至るまで映画の上映活動を続けています。
40年前の日雇い労働者の課題は、解決されることなく社会全体に拡大し、多くの人たちが非正規雇用労働者として同じ課題を背負わされたまま、生きることを余儀なくされており、解決の糸口が見つかりません。この闘いの記録が今の社会の閉塞感を打ち破る契機となることを願い、映画とトークの会を行います。
日程 | 2024年5月19日(日) 13:30~第1回上映 15:30~トーク 18:00~第2回上映 |
会場 | かでる2.7 1030会議室(札幌市中央区南2条西7丁目) |
参加費 | 前売1,000円 当日1,200円 学生800 円 (上映1回+トークに参加できます) |
トークゲスト:なすび
1964年生まれ。1986年に「山谷-やられたらやりかえせ」を見たことをきっかけに、山谷の労働者支援活動に参加する。3・11以降、原発労働者や除染労働者などの労働相談、争議支援にかかわる。
山谷労働者福祉会館活動委員会委員(2023年まで)、「被曝労働を考えるネットワーク」、あらかぶさんを支える会、原発関連労働者ユニオン所属。
参加申込
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