問われるメディアの監視機能―暴走する岸田政権の軍国化をめぐって

講師:ジャーナリスト 浅野健一さん

 「マスゴミ」という、いやらしい言葉が社会に流布し、定着し始めたのはいつごろからだろう。メディア、とりわけジャーナリズムを信奉する人には唾棄したくなる俗語だが、本来、誇るべき権力監視の役割を失ったかのような新聞、テレビの報道を見る社会のいら立ちを示していないだろうか。講師は通信社の若い駆け出し時代から、警察発表を垂れ流す事件報道に疑問を呈し、その体たらくの最大要因は日本にしかない「キシャクラブ」制度(1942年設立)にあるのではないかと指摘してきた。安倍・菅・岸田政権と続くこの11年余、日本の防衛政策は「新しい戦前」ともいわれる軍国化が急進展している。既存のメディアは、この状況をどのように報道しているのか。4年前、咽頭がんで声を失った浅野さんだが、ジャーナリストとして渾身の問題提起をする。

浅野健一さんのプロフィール

1948年、香川県生まれ。72-94年共同通信記者、94-2014年同志社大学大学院メディア学専攻教授。20年4月下咽頭がんで咽頭・喉頭の全摘手術を受けた。身体障がい者(3級、失声)だが、AI音声読み上げ、パワーポイント、電気式人工喉頭を駆使、講演活動している。「犯罪報道の犯罪」「記者クラブ解体新書」「安倍政権・言論弾圧の犯罪」など著書多数。

日 時:7月1日(月) 午後6時30分~
会 場:愛生舘サロン=札幌市中央区南1西5愛生館ビル6階
   ※ZOOMによるオンライン併用
参加費:800円(学生・障がい者無料)
申 込:こちらの 申込フォーム よりお申込ください。
問合せ:090-9755-6292(山本)
主 催:さっぽろ自由学校「遊」、メディア・アンビシャス、JCJ北海道

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