16. 半導体産業リスクを地域社会の市民目線から検証する

 半導体産業の地域における立地操業に伴って、地域環境や市民の消費生活をはじめ農業、漁業や商業など各
種産業への影響など、様々なリスクが発生することが想定されます。今期講座では、過去の開発公害の歴史も踏
まえ、それぞれの立場から想定されるリスクについて検証していきます。

日程10 月21 日(火)開講 全5 回 18:45 ~ 20:45
会場さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) ※オンライン(Zoom)併用
参加費通し 一般5,000 円 会員4,000 円 25 歳以下2,000 円
単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円
コーディネーター井上真智子(さっぽろ自由学校「遊」会員)、中雅子(さっぽろ自由学校「遊」会員)、
田畑豊(さっぽろ自由学校「遊」会員)、田村リエ子(さっぽろ自由学校「遊」理事)
第1回
10/21(火)

半導体産業リスクを地域社会の市民目線から検証する
◼藤原寿和(半導体研究会代表)

 半導体産業の地域における立地操業に伴って、地域環境や市民の消費生活をはじめ農業、漁業や商業など各種産業への影響など、様々なリスクが発生することが想定されます。1回目は地域社会における様々なリスクについて、その全体像を概観します。
第2回
11/18(火)
実態見えぬ半導体工場のPFAS と石狩川流域の農漁業
◼森川純(日本農業新聞特別通信員 在来種採種園代表)

 千歳市のラピダスの半導体工場で規制3物質以外のPFASが使われる可能性があります。道の監視体制の問題点、農業、漁業関係者が抱く懸念などを説明します。さらに、工場排水が流される千歳川、下流の石狩川、石狩湾沿いで営まれる農漁業の実情を紹介します。
第3回
12/16(火)
国策・半導体工場ラピダスがもたらす負の影響とは?
◼干場芳子(江別市議会議員)

 半導体産業では、廃水汚染や環境への問題、有害化学物質による労働安全問題、膨大なエネルギー消費、事故発生等、多大な問題が山積しています。最優先されるべきは命と健康ですが法整備が遅れていることは問題です。市民の視点にたち行政が監視できる仕組み、情報の公開等についてみなさんと考えます。
第4回
1/20(火)
“国策事業” に抵抗した農漁業者ら―千歳川放水路計画などの歴史を踏まえて
◼滝川康治(ルポライター)

 石狩川の水銀汚染、苫小牧東部開発、伊達火力発電所の建設…と、国や大企業に翻弄された北海道の戦後史を振り返ります。そして、漁民や市民の抵抗で無謀な計画をはね返した千歳川放水路の経緯を紹介し、“国策事業・ラピダス”を乗り超える道を考えます。
第5回
2/17(火)
半導体産業リスクをめぐる総括討論
◼司会 藤原寿和(半導体研究会代表)
 パネリスト 相沢晶子(千歳市議会議員)、森川純(日本農業新聞特別通信員、在来種採種園代表)

 半導体産業の地域における立地操業に伴って想定される地域環境や市民の消費生活をはじめ農業、漁業や商業など各種産業への影響などのリスクをめぐって、それぞれの立場からの問題提起をめぐって総合討論を行ない、その全体像について検証します。

参加申込

・講座のお申込は以下の申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
・参加の流れはこちらのページをご確認ください。
・自動応答メールにて受講料のお支払い方法(郵便振込)をご案内しますので、受講前にご入金ください。
※対面参加の場合は会場で現金にてお支払いいただくこともできます。

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