イスラエル人でありながらパレスチナに暮らすジャーナリストのアミラ・ハスさんが沖縄の佐喜眞美術館に来館。沖縄の人が昨日の事のように沖縄戦を語るのに「本土の人々の沖縄に対する無関心、沖縄の人々が米軍基地の存在に苦しんでいることへの無関心、沖縄戦の実態についての無知、さらには日本政府が国内の米軍基地にどれほどの財政支援をしているかに驚愕した」(上間かな恵「琉球2025年5月号」)と語っています。琉球・沖縄のあれこれ続いている問題がなぜ日本人には見えないのか、歴史を紐解き考えていきたいと思います。
| 日程 | 10 月20 日(月)開講 全6回 18:45 ~ 20:45 |
| 会場 | さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A) ※オンライン(Zoom)併用 |
| 参加費 | 通し 一般6,000 円 会員4,800 円 25 歳以下2,400 円 単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円 |
| コーディネーター | とぅなち隆子、飯島秀明(いずれもさっぽろ自由学校「遊」会員) |
| 第1回 10/20(月) | 琉球併合(同化教育) ◼知念ウシ(ちにんうしぃ)( 沖縄国際大学、キリスト教学院大学非常勤講師、むぬかちゃー) 琉球王国は薩摩の侵略を受け、その後、明治政府により「琉球併合(処分)」されました。それは日本人になる教育(同化)のはじまりとなります。 |
| 第2回 11/17(月) | 沖縄戦 ◼上間(うぃま)かな恵( 佐喜眞美術館学芸員) 沖縄の人は沖縄戦を昨日の事のように語る、と言われます。それは小さな島にある巨大な米軍基地があの戦さと今なお地続きであり、終わっていないからです。丸木位里・丸木俊の《沖縄戦の図》を常設し、普天間基地の一角に位置する佐喜眞美術館での日常を通して、「過去」にならない沖縄戦をお話します。 |
| 第3回 12/15(月) | 八重山諸島の沖縄戦と6.23 ◼大田静男(石垣市教育委員会元文化部長) 八重山諸島には東南アジアを占領した日本軍の石油やゴムなど資源を「本土」に送るための中継地として船浮臨時要塞が設置建設されます。住民は土地接収、住民労働、強制移住を強られ、空襲、食料難、マラリヤとの闘いが続きました。八重山諸島の戦時と6.23についてお話します。 |
| 第4回 1/19(月) | 4.28(サンフランシスコ条約) ◼知念ウシ(ちにんうしぃ)(沖縄国際大学、キリスト教学院大学非常勤講師、むぬかちゃー) サンフランシスコ条約は琉球・沖縄にとってどのような条約だったのでしょうか? 琉球・沖縄にとって屈辱的な条約とはどのようなことかを共に考えていきましょう。 |
| 第5回 2/16(月) | 琉球・沖縄人にとって日本「復帰」とはなにか ◼与那嶺義雄(命どぅ宝!琉球の自己決定権の会」共同代表) 苛烈な米軍支配を脱するために、琉球・沖縄人はかつての植民地宗主国ヤマト日本を「祖国」と見立て、平和憲法下での軍事植民地状況を打破できると日本「復帰」運動を展開しました。しかし、日本「復帰」から半世紀の現実は日米の軍事要塞化によって沖縄戦前夜の様相になっています。日本「復帰」運動の問題点を考えます。 |
| 第6回 3/16(月) | 沖縄戦後80 年と琉球・沖縄の軍事要塞化 ◼与那嶺義雄(命どぅ宝!琉球の自己決定権の会」共同代表) 沖縄戦後80年。日米の軍事要塞化によって再び戦禍に見舞われようとしている琉球・沖縄は、なぜこのような状況に追い込まれたのでしょうか。ヤマト日本との歴史的関係性やその根底にある植民地主義の問題や自己決定権について考えます。また、琉球・沖縄人とヤマト日本人、東アジアの人々とのより良い在り方・関係性を皆で考えます。 |
参加申込
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