05. しれとこで考えたこと―森づくりボランティア16年の中で

 講師の桐田雅則さんは元小学校教師で“ 森づくり” にはもともと縁がありませんでしたが、退職後、知床に16年間通い、森づくりボランティアを続けてきました。木を一本植えるごとに、技を一つ覚えるごとに新たな学びが広がり、自分の世界が豊かになったような気がすると言います。若い頃には、「世の中は「木を見て森を見ず」ばかりだ」と思っていた桐田さんが、知床通いを経て「一本の木を大切にしなければ、豊かな森は育たない」と思うようになったのはなぜでしょうか。知床から、人と自然の関係と望ましい未来を考えます。

日程11 月11 日(火)開講 全4 回 18:45 ~ 20:30
会場さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501A)
参加費通し  一般4,000 円 会員3,200 円 25 歳以下1,600 円
単発 一般1,500 円 会員1,000 円 25 歳以下500 円
講師桐田 雅則 
 札幌教育大法律研究室出身(専攻は憲法)。札幌市内の公立小学校で長年教員を経験し退職しました。その後、知床で森づくりボランティア活動に専念しました。現在、札幌退職者協議会東区支部会員、しれとこ100㎡運動推進北海道支部会員。
コーディネーター北村公一(さっぽろ自由学校「遊」理事、元小学校教員)
第1回
11/11(火)

私はなぜ知床に通うようになったのか、知床はどんなところか
 私は大学での学び(「憲法的に生きる」)から環境への意識が芽生えました。また、子育ての中から知床との関わりが始まり、今に至っています。第1回は、「しれとこ100㎡運動」という活動の歩みを中心に、知床の歴史・自然・くらしなどを見ていきます。
第2回
12/9(火)
森づくりの実践の中で
 どんな木をどのように植えるのか。ワークキャンプや自然教室の実際を紹介します。木を植えるだけが森づくりではありません。樹木調査、樹皮保護ネット巻、防鹿柵づくり、補修などさまざまな作業も紹介します。
第3回
1/13(火)
森づくりの実践の中で
 実際に森の中で、身体動かして活動することにより、動植物への愛着が生まれ、周囲の見え方が変わったりします。そういう体験やサケ・カラフトマス、シマフクロウ・オジロワシ・エゾシカなどの知床の生きものを紹介します。また、ヒグマの話を福島町の事例や羅臼岳登山道での事例も含めて話します。
第4回
2/10(火)
知床は今
 2025年は知床の世界自然遺産への登録から20年の節目の年です。しかし近年は「携帯基地設置問題」も浮上し、話題になっています。20年前と比べて、状況はどのように変わっているでしょうか? “コメ騒動” や“ 地方の在り方”などともあわせて考え、望ましい未来社会を参加者とともに構想します。

参加申込

・講座のお申込は以下の申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
・参加の流れはこちらのページをご確認ください。
・自動応答メールにて受講料のお支払い方法(郵便振込)をご案内しますので、受講前にご入金ください。
※対面参加の場合は会場で現金にてお支払いいただくこともできます。

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