2019年度後期からアニマルウェルフェア(AW)全般について学んできましたが、ここで原点に戻り、酪農・畜
産や食のあり方を考える講座を始めます。研究者や動物保護団体メンバー、生産現場の実践者を招き、国内外の
FAW 事情やエシカル消費、放牧養豚、「動物愛護管理法」の現状について掘り下げていきます。
日程 | 2025年5月9日(金)開講 全4回 金曜18:30~20:30 5/9、6/13、7/11、9/12 |
会場 | さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5 F 501A) *オンライン(zoom)併用 |
参加費 | 通し 一般4,000円 会員3,200円 25歳以下1,600円 (単発 一般1,500 円/ 回 会員1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回) |
コーディネーター | 滝川 康治(ルポライター、元酪農家) |
第1回 5月9日(金)
家畜の健康と幸せを考える
EU の動物福祉と求められる日本の変革
◼植木 美希
日本獣医生命科学大学名誉教授〔農業経済学〕、AWFCJ〔アニマルウェルフェア・フード・コミュニ
ティ・ジャパン〕代表
AW の分野で先行する欧州の動きと、変革が求められる日本の状況について、歴史的な流れを踏まえてお話しします。また、鶏卵を中心にAW畜産食品の表示例などを紹介し、消費者の役割について一緒に学びます。
第2回 6月13日(金)
いのちを消費する者の責任
◼細川 幸一
日本女子大学名誉教授〔消費者法〕、日本エシカル推進協議会理事
多くのAWの問題は、安価な畜産物を要求する消費者の意向に対し、生産者側が応える中で引き起こされてきました。こうした現状を変えていこうとする「エシカル(倫理的)消費」について学び、「いのちを消費する者の責任」を考えます。
第3回 7月11日(金)
「どろぶた」の飼育にみる家畜福祉
十勝での放牧養豚の歩み
◼松葉 孝浩
株式会社エルパソ代表取締役
二十数年前、帯広市内のレストラン経営者が始めた「エルパソ牧場」。今では国内最大規模の放牧養豚場になりました。豚たちの行動の自由を保証し、ウェルフェアの達成度も高い同牧場の取り組みについてお話しします。
第4回 9月12日(金)
「動物愛護管理法」と家畜福祉の今
◼岡田 千尋
認定NPO 法人アニマルライツセンター代表理事
動物の虐待防止や適正な飼養などについて定めた「動物愛護管理法」の中で、家畜たちはどのように扱われてきたのか—。犬や猫といった伴侶動物が中心だった運用の問題点などについて解説し、改善に向けた方策を考えます。
参加申込
・講座のお申込は以下の申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
・参加の流れはこちらのページをご確認ください。
・自動応答メールにて受講料のお支払い方法(郵便振込)をご案内しますので、受講前にご入金ください。
※対面参加の場合は会場で現金にてお支払いいただくこともできます。