昨今、韓国の文化面を中心に、とくに若年層の韓国文化への関心の高まりが目覚ましいものとなっています。一方でその関心は表面的なものに留まっている傾向も否めません。2025年は日韓国交正常化から60周年に当たります。この機会に韓国への理解を深めませんか。本講座では、韓国の「文化」やそれらをめぐる日韓交流の過去と現在に焦点をあて、韓国・朝鮮の芸能・スポーツ・出版・言論について研究者・通訳者が大いに語ります。
日程 | 2025年5月30日(金)開講 全4回 月1回金曜 18:30~20:00 5/30、6/27、7/25、8/29 |
会場 | さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5 F 501A) |
受講料 | 通し 一般4,000円 会員3,200円 25歳以下1,600円 (単発 一般1,500 円/ 回 会員1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回) |
コーディネーター | 武藤 優(北海道大学学術研究員) |
第1回 5月30日(金)
〈朝鮮〉エンタメの世界 戦前・戦中編
◼李里花
中央大学総合政策学部教授
◼武藤優
北海道大学学術研究員
戦前・戦中の日本において、朝鮮(半島)の音楽や舞踊を題材とした公演がおこなわれていました。時には朝鮮人が、またある時は日本人が制作・出演した数々の〈朝鮮〉エンタメの世界について紹介するとともに、「元祖韓流ブーム」の裏側に迫ります。
第2回 6月27日(金)
韓国における生涯スポーツの現状
◼申恩真
北星学園大学経済学部専任講師
韓国のスポーツは、エリートスポーツを中心にして発展してきました。その背景をたどりつつ、一方で生涯スポーツへの参加者はどのように競技活動を行っているのか、フィールドワークの結果からお話します。
第3回 7月25日(金)
脱北女性の記憶と韓国までの道のり
◼芳賀恵
韓国語講師・翻訳・通訳
◼松田由紀
韓国語講師・翻訳・通訳
故郷の北朝鮮を離れて韓国などに定着する「脱北民」。命がけで中朝国境の川を渡ったり人身売買されたりと、その過程は過酷なものです。脱北民が出演する韓国のYouTube 番組の分析から、女性たちに焦点を当ててその歩みをたどります。
第4回 8月29日(金)
日韓テレビ交流史とジャーナリズムの比較
◼金廷恩
韓国語放送作家・博士〔新聞学〕
「NHKスペシャル」と「KBSスペシャル」、同じ話題を取り上げる日韓のドキュメンタリーはどう違うのか。日本のテレビを手本としつつ、日本とは異なる文化を作り上げた韓国のテレビ。日韓のテレビ文化を比較しながら良いテレビジャーナリズムの形を考えます。
参加申込
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※対面参加の場合は会場で現金にてお支払いいただくこともできます。