05. 長野と満洲移民について考える

1930 年代から1940 年代にかけて「満洲移民」が送出された。1945 年8月までに日本全国からの満洲移民は約27 万人、長野県は約3万3千人で、全国一の移民送出県である。敗戦直前の8月9日、ソ連軍が満洲へ侵攻。集団自決や飢え、寒さなどで多くの人が命を落とし、27 万人の開拓団員のうち約8万人は生きて帰ってくることができなかった。講座では、長野出身の3人がそれぞれの立場で長野と満洲移民について報告する。

日程2024年10月8日(火)開講
全3回 隔月第二火曜18:45 〜 20:45
会場オンライン開催(zoom)
受講料通し 一般3,000 円 会員2,400 円 25 歳以下1,200 円
(単発 一般・会員1,000 円/ 回 25 歳以下500 円/ 回)
コーディネーター朴 仁哲(ぼく じんてつ) 多文化共生・国際交流研究事務所所長

2024年10月8日(火)第1回 
ドキュメンタリーが問う満蒙開拓

●手塚 孝典(てづか たかのり)
 信越放送ディレクター

 河野村が満州国への分村計画で村人を入植させてから80 年。去年、最後の語り部が亡くなり、記憶の継承と歴史の検証が難しくなる中、ドキュメンタリーが記録した証言や史料を手がかりに、侵略と棄民の実像に迫ります。

12月10日(火)第2回
満蒙開拓と泰阜村—分村移民の歴史から、これからの未来を考える

●島崎 友美(しまざき ともみ)
 満蒙開拓平和記念館職員/泰阜村満蒙開拓の歴史を伝える会

 長野県下伊那郡泰阜村は、在宅福祉の村として知られ、市町村合併をせず現在に至ります。その原点にあったものとは。この村の分村移民の経験と戦後の帰国者支援の取り組みから、現在そして未来を考えます。

2025年2月11日(火)第3回
いま満蒙開拓の歴史が問うこと—信毎の長期連載から

●前野 聡美(まえの さとみ)
 信濃毎日新聞記者

 信濃毎日新聞では今年、満蒙開がテーマの連載「鍬を握る」を掲載しました。この歴史を現在に照らしながら振り返ると、どんなことが見えてくるでしょうか。満蒙開拓の歴史がいま私たちに問うていることを考えます。

参加申込

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